説明

警備装置および警備方法

【課題】警備モード切替時における確認作業の手間を軽減するとともに、警備モードの切り替え忘れへの対応の迅速性を向上することができる警備装置および警備方法を提供する。
【解決手段】ユーザから第1警備状態、または第1警備解除状態の操作を、ユーザ以外の特定者から第2警備警備状態または第2警備解除状態の操作を受け付ける受付部155と、受け付けた操作に従って、警備モードを、警備状態と警備解除状態との間で切替える警備モード切替部151と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入退室を管理する警備装置および警備方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視領域を警備する警備装置が知られており、警備の状態は、監視領域を警備する警備状態と警備を解除する警備解除状態とを示す警備モードの切り替えにより設定されるのが一般的である。そして、監視領域への立ち入りが許可される者は、監視領域を利用する一般社員などのユーザ(以下、ユーザという。)の他、ビル管理人や常駐警備員(以下、ビル管理人と総称する。)、清掃員等の特定者も含まれる。このため、監視領域からの退出者が警備モードを切り替える場合、監視領域におけるユーザ、ビル管理人、清掃員等の有無を確認してから行う必要があり、誰に連絡して前記確認をすべきか把握する必要があるため、警備モード切替時の確認作業が面倒であった。
【0003】
また、従来の方法では、警備モードの切り替えに連動して防犯センサや電気錠・ロッカー等設備の施解錠や建物設備の電源を制御する場合、ユーザ、ビル管理人、清掃員等の在室者を区別できないため、ユーザが在室中の場合にのみ施錠解除や点灯・消灯とする設備を分類して制御することが困難であった。
【0004】
さらに、従来の方法では、監視センタは、警備モードを切り替えた操作者がユーザであるのかビル管理人であるのか、また、警備モードが警備解除状態である場合に在室者がユーザであるのかビル管理人であるのかを判断できない。この結果、長時間にわたり警備モードが警備解除状態であることが検知された場合、例えば警備モードの切り替え忘れが発生した場合に、監視センタは最終退室者を特定できず、確認先を迅速に特定することができず対応の遅延が発生していた。
【0005】
この点、管理者がユーザ以外の特定者である作業員の退室を把握することを目的として、作業順序に応じて管理者による各部屋への入室順序をあらかじめ定め、定められた順序による入室のみ許可し、定められた順序でない順序による入室を制限する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7−91122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の方法では、ユーザ以外の特定者の入室順序を定めただけであるので、在室者がユーザであるのかユーザ以外の特定者であるのかを判別することはできない。このため、特許文献1の方法によっても、警備モード切替時の確認作業の煩雑さや、切り替え忘れへの対応遅延を解消することはできない。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、警備モード切替時における確認作業の手間を軽減するとともに、警備モードの切り替え忘れへの対応の迅速性を向上することができる警備装置および警備方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる警備装置は、監視領域の警備を行う警備装置であって、前記監視領域において、異常を検知した場合における通報先への通報の可否または前記監視領域に対する報知の可否を含む前記警備装置の動作を決定する複数の状態からなる警備モードの利用者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第1警備状態と異常を検知しても通報を行わない第1警備解除状態とのいずれかの操作を利用者から受け付ける第1受付部と、前記警備モードの前記利用者以外の特定者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第2警備状態と、前記監視領域のうち所定の領域において異常を検知しても通報を行わない第2警備解除状態とのいずれかの操作を前記利用者以外の特定者から受け付ける第2受付部と、受け付けた前記操作に従って、前記警備モードを、前記第1警備状態と前記第1警備解除状態との間、または、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態との間で切替える警備モード切替部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる警備方法は、監視領域の警備を行う警備方法であって、前記監視領域において、異常を検知した場合における通報先への通報の可否または前記監視領域に対する報知の可否を含む前記警備装置の動作を決定する複数の状態からなる警備モードの利用者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第1警備状態と異常を検知しても通報を行わない第1警備解除状態とのいずれかの操作を利用者から受け付ける第1受付ステップと、前記警備モードの前記利用者以外の特定者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第2警備状態と、前記監視領域のうち所定の領域において異常を検知しても通報を行わない第2警備解除状態とのいずれかの操作を前記利用者以外の特定者から受け付ける第2受付ステップと、受け付けた前記操作に従って、前記警備モードを、前記第1警備状態と前記第1警備解除状態との間、または、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態との間で切替える警備モード切替ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、警備モード切替時における確認作業の手間を軽減するとともに、警備モードの切り替え忘れへの対応の迅速性を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本実施の形態にかかる警備装置を含む警備システムを示す図である。
【図2】図2は、電源制御部によるセンサの設定の分類を示す図である。
【図3】図3は、操作者による警備モードの設定とセンサの警戒/解除モードを対応付けた図表である。
【図4】図4は、電源制御部による設備の設定の分類を示す図である。
【図5】図5は、操作者による警備モードの設定と設備の電源ON/OFFを対応付けた図表である。
【図6】図6は、本実施の形態にかかる警備装置における警備状態切替処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、電源制御部によるセンサ制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図8は、電源制御部による設備電源制御処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる警備装置および警備方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本実施の形態にかかる警備装置を含む警備システムを示す図である。図1に示すように、警備装置100は、複数に分割された監視領域を警備する装置である。警備装置100は、事務所に設置されたセンサ101a、資料室に設置された101b、金庫に設置された101c(以下、特に明示する場合を除きセンサ101と総称する。)および事務所に設置されたコントローラ110と接続され、ネットワーク200を介して監視センタ300と接続されている。また、監視領域である事務所、資料室、金庫にはそれぞれ設備A、設備B、設備C(以下、特に明示する場合を除き設備と総称する。)が備えられている。
【0015】
ネットワーク200は、電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどであり、警備装置100と監視センタ300とを接続するものである。
【0016】
監視センタ300は、監視領域の異常を検知した警備装置100からの通報を受け、待機中の警備員に対して異常が検知された監視領域へ向かう旨の指示を出すとともに、必要に応じて警察や消防など関係機関への通報を行うセンタである。また、監視センタ300は、監視領域の異常を検知した旨の通報を受けた場合、監視領域から外出している利用者の所持する携帯電話等の携帯端末にその旨の連絡を送信する構成としてもよい。
【0017】
また、監視センタ300は、警備装置100からコントローラ110により受け付けた操作により切り替えた警備モードをネットワーク200を介して受信する。
【0018】
ここで、「警備モード」とは、監視領域において異常検知した際の通報先への通報の可否、または監視領域に対する報知の可否などを定めたモードであり、異常を検知したときの警備装置100の動作を決定するモードである。警備モードは、通報の可否および通報先、監視領域への報知の有無などによって複数のモードが存在し、代表的な警備モードとしては、警備状態、警備解除状態がある。
【0019】
まず、「警備状態」とは、主に利用者が不在中、警備を必要とする場合に設定する警備モードであり、センサによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置が受信した場合に、監視センタに異常を知らせる警報を通報する状態である。なお、警備装置の設置されている監視領域において異常を検知したことを報知する場合もある。これは、侵入者を威嚇する目的や誤報である場合に警報解除操作を促す目的で報知するものである。
【0020】
また、「警備解除状態」とは、主に利用者が在室中、警備を必要としない場合に設定する警備モードであり、センサによって異常を検知したときに発せられる検知信号を警備装置が受信した場合でも、監視センタへの警報の通報を行わず、監視領域における異常があるとは判断しない状態である。これは、センサにより異常を検知(人の存在の検知、扉の開閉の検知)しても、在室中の利用者を検知したものと判断するためである。
【0021】
センサ101は、監視領域である事務所、資料室、金庫に設置され、当該監視領域に入ってきた者等を検知する人感センサである。センサ101としては、例えば、赤外線の受光量の変化をもとに人の存在を検出する赤外線センサ、赤外線などの受信が遮断されることで人の存在を検出する遮断センサ、電磁波の乱れで人の存在を検知する気配センサ、およびマグネットにより扉の開閉を検出するマグネットセンサなどの監視領域の異常を検出する各種センサ等が該当する。
【0022】
次に、警備装置100の詳細について説明する。警備装置100は、監視領域の警備モードが警備状態であるときに、監視領域に入館した不正な入館者(侵入者)などの異常を検知した場合、監視センタ300に異常通報したり、監視領域内に警報を出力したりする。
【0023】
図1に示すように、警備装置100は、コントローラ110と、入出力制御部120と、制御部150と、通信制御部130と、スケジュール記憶部180とを主に備える。ここで、スケジュール記憶部180と、入出力制御部120と、通信制御部130と、制御部150とは、警備装置100本体に備えられている。
【0024】
コントローラ110は、監視領域の出入口などに備えられており、操作表示部111を有し、操作表示部111から監視領域へ入退館する際にコントローラ110を操作する操作者(以下、操作者という。)による操作入力を受け付ける。
【0025】
具体的には、コントローラ110は、監視領域への入館者による警備モードを警備状態から警備解除状態に切替える操作(切替操作)を受け付けたり、監視領域からの退館者による警備モードを警備解除状態から警備状態に切替える操作(切替操作)などを受け付けたりする。
【0026】
また、コントローラ110は、受け付けた切替操作による警備モード(警備状態または警備解除状態)を示す切替信号を、警備装置100本体の入出力制御部120に送出する。
【0027】
なお、図1では、コントローラ110は監視領域内に1つ配置されているが、入口の外側に配置されても、または両方に配置されてもよい。
【0028】
操作表示部111は、例えばタッチ入力式の液晶画面であり、後述する表示制御部154からの指示によりユーザによる操作入力またはユーザ以外の特定者による操作入力を受け付ける各種画面を表示する。ここで、ユーザとは、警備対象となる事務所等を利用する社員等のことであり、ユーザ以外の特定者とは、ユーザ以外の者であって警備対象となる事務所等への出入りが許可された特定の者のことであり、例えば、ビル管理人や、清掃員がこれに該当する。
【0029】
入出力制御部120は、コントローラ110の入出力制御、センサ101、監視領域の音声を取得するマイク(図示せず)の入力制御、送信された音声を出力するスピーカ(図示せず)の出力制御により種々のデータの入出力を制御する。
【0030】
通信制御部130は、警備装置100とネットワーク200との間における通信を制御する。具体的にはネットワークボードなどが該当する。
【0031】
制御部150は、警備モード切替部151と、警備モード記憶部152と、異常通報部153と、受付部155と、電源制御部156と、表示制御部154と、認証部157とを主に備える。
【0032】
受付部155は、ユーザにより警備モードを警備状態または警備解除状態との間で切り替える操作を受け付ける第1受付部、ユーザ以外の特定者としてビル管理人から警備モードを警備状態または警備解除状態との間で切り替える操作を受け付ける第2受付部、また、ユーザ以外の特定者として清掃員から警備モードを警備状態または警備解除状態との間で切り替える操作を受け付ける第3受付部としての機能を有する。
【0033】
また、受付部155は、操作表示部111から警備モードの切り替えの他、各種操作を受け付ける。ここで、受付部155は、操作表示部111から操作の受付を開始する際に、ユーザ、ビル管理人、清掃員である操作者からそれぞれの操作者を識別する操作者IDの入力を受け付けることとしてもよい。例えば、受付部155は、操作者IDカードを読み取り、読み取った操作者IDカードから操作者IDを取得する。
【0034】
認証部157は、受付部155が受け付けた操作者IDを認証する。例えば、認証部157は、通信制御部130を介して受け付けた操作者IDが、登録されたユーザ、ビル管理人、または清掃員であるか否かを認証システム(不図示)に問い合わせる。
【0035】
表示制御部154は、操作表示部111に表示した操作画面から、監視領域における警備モードの設定として操作者別に「警備状態」または「警備解除状態」の操作を受け付ける。まず、表示制御部154は、操作者から操作者の状態を示す操作者状態を選択させる操作ボタンを操作表示部111に表示し、次に、警備モードを切り替えるための警備モード切替画面を操作表示部111に表示する。ここで、受付部155により操作者IDが受け付けられた場合は、表示制御部154は、認証部157により当該操作者IDが認証された場合にだけ警備モードの切替画面を表示する。
【0036】
例えば、表示制御部154は、操作者を選択するための操作ボタンとして、操作者がユーザであることを示すユーザボタン、操作者がビル管理人であることを示すビル管理人ボタン、操作者が清掃員であることを示す清掃員ボタンを表示する。表示制御部154は、操作表示部111からユーザボタンの選択が受け付けられた場合、ユーザによる警備モード切替の操作を受け付けるユーザ状態画面を操作表示部111に表示する。
【0037】
また、表示制御部154は、操作表示部111からビル管理人ボタンの選択が受け付けられた場合、ビル管理人による操作を受け付けるビル管理人状態画面を操作表示部111に表示する。ここで、表示制御部154は、ビル管理人状態画面に、ビル管理人により入館操作または退館操作を選択可能な入館/退館選択ボタンを表示する。
【0038】
さらに、表示制御部154は、操作表示部111から清掃員ボタンの選択が受け付けられた場合、清掃員による操作を受け付ける清掃員状態画面を操作表示部111に表示する。ここで、表示制御部154は、清掃員状態画面に、清掃員により入館操作または退館操作を選択可能な入館/退館選択ボタンを表示する。
【0039】
警備モード記憶部152は、各種警備モード、および監視領域における現在の警備モードを記憶するメモリなどの記憶媒体である。すなわち、警備モード記憶部152には、現在の警備モードが記憶されていることになる。
【0040】
警備モード切替部151は、コントローラ110から入出力制御部120を介して切替信号を受け取り、受取った切替信号(すなわち、受付部155により受け付けた警備モード)に従って、警備モード記憶部152に、切り替え後の警備モードを記憶させることにより、現在の監視領域における警備モードを設定する。
【0041】
本実施の形態では、具体的には、警備モード切替部151は、ユーザにより操作表示部111から警備状態の操作を受け付けた場合、操作に従って警備モードを警備解除状態(第1警備解除状態)から警備状態(第1警備状態)に、または警備状態から警備解除状態に切り替える。さらに、警備モード切替部151は、ユーザにより操作表示部111から警備状態の操作を受け付けた場合、操作に従ってセンサ101の状態を解除モードから警戒モードに、または警戒モードから解除モードに切り替える。
【0042】
また、警備モード切替部151は、ユーザ以外の特定者としてビル管理人または清掃員である入館者により操作表示部111から入館操作を受け付けた場合、警備モードを警備状態(第2警備状態、第3警備状態)から警備解除状態(第2警備状態、第3警備状態)に切り替え、退館操作を受け付けた場合、警備モードを警備解除状態から警備状態に切り替える。さらに、警備モード切替部151は、ユーザ以外の特定者としてビル管理人または清掃員である入館者により操作表示部111から入館操作を受け付けた場合、監視領域に設置された複数のセンサ101のうち、警備解除状態(第2警備状態、第3警備状態)に紐付けられたセンサ101の状態を警戒モードから解除モードに切り替える。
【0043】
スケジュール記憶部180は、操作者と警備状態が設定される時間帯を対応付けたスケジュールを記憶する。警備状態が設定される時間帯とは、警備モードが警備状態に設定される時間帯のことであり、コントローラ110の操作者が退室する時間帯として設定されたものである。例えば、スケジュールは、ユーザのスケジュールとして「警備状態:24時〜7時」、ビル管理人のスケジュールとして「警備状態:24時〜6時」、清掃員のスケジュールとして「警備状態:19時〜15時」等、操作者と警備状態に設定される時間帯とを対応付けており、これらのスケジュールがスケジュール記憶部180に記憶されている。
【0044】
異常通報部153は、監視領域の警備モードが警備状態に切替えられた状態(警備状態に設定された状態)において、センサ101によって監視領域への入館者が検知された場合、当該入館者が不正侵入者であると判断し、監視センタ300へ異常を検知した旨の通報を行なう。
【0045】
また、異常通報部153は、監視領域の警備モードが警備解除状態に設定されている場合に、現在時刻をスケジュール記憶部180に記憶されたスケジュールが示す時間帯に該当するか否かを判断する。異常通報部153は、現在時刻がスケジュールが示す時間帯であると判断した場合、本来警備状態に切り替えられているはずの警備モードが警備解除状態のままになっており切り替え忘れが発生したと判断し、監視センタ300に異常を通報する。異常通報部153は、ここで通報する異常を警備モード切替忘れを示す信号を含めることとしてもよい。なお、異常通報部153は、監視領域に異常が発生した場合だけでなく、通常の場合でも逐次監視領域の警備状態を監視センタ300に通報する構成としてもよい。
【0046】
電源制御部156は、監視領域に設置された錠(不図示)、センサ101および設備102の電源を制御する。例えば、図1に示すように、事務所にはセンサA101aおよび設備A102aが設置されており、資料室にはセンサB101bおよび設備B102bが設置されており、金庫にはセンサC101cおよび設備C102cが設置されている。電源制御部156は、監視領域のうち各領域に設置されたこれらセンサ101や設備102の電源を、入出力制御部120を介して制御する。
【0047】
電源制御部156は、所定の分類により設備102を、警備状態ONを示す警戒モードと、警備状態OFFを示す解除モードとの間で電源の設定を切り替える。例えば、電源制御部156は、受付部155により第1警備解除状態を受け付けた場合、設備102の電源(第1電源)を利用可能にONにする。また、電源制御部156は、受付部155により第2警備解除状態を受け付けた場合、監視領域のうちの所定の設備102の電源(第2電源)を利用可能にONにする。
【0048】
まず、電源制御部156によるセンサ101に対する具体的な電源制御の方法を説明する。図2は、電源制御部156によるセンサ101の設定の分類を示す図である。
【0049】
図2では、センサ101を、センサ101の監視対象と、設定に対応付けている。例えば、センサAは事務所を監視し、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態の場合のみ、警戒モードに設定される。また、センサBは、清掃員には入室が禁止される区域である資料室を監視し、ユーザ、ビル管理人の各警備モードが警備状態の場合に警戒モードに設定される。さらに、センサCは金庫を監視し、ユーザの警備モードが警備状態の場合に警戒モードに設定される。
【0050】
図3は、操作者による警備モードの設定とセンサ101の警戒/解除モードを対応付けた図表である。まず、図3のセンサAに着目すると、電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員全ての警備モードが警備状態の場合にだけ警戒モードに設定する。これは、センサAが全ての操作者が入室可能な監視対象「事務所」に設置されているからである。
【0051】
また、電源制御部156は、ユーザとビル管理人の各警備モードが警備状態の場合にセンサBを警戒モードに設定する。ここで、清掃員の警備モードに着目すると、清掃員の警備モードが警備解除状態であってもセンサBは解除モードに設定されない。これは、センサBの監視対象「資料室」は、清掃員に入室が禁止された区域だからである。
【0052】
さらに、電源制御部156は、ユーザの警備モードが警備解除状態に設定されている場合のみセンサCを解除モードに設定する。つまり、電源制御部156は、センサCに対しては、ビル管理人および清掃員の警備モードが警備解除状態に設定された場合であっても、センサCを警戒モードに設定する。これは、センサCの監視対象「金庫」はユーザのみ利用が許可されたものだからである。
【0053】
次に、電源制御部156による設備102に対する具体的な電源制御の方法を説明する。図4は、電源制御部156による設備102の設定の分類を示す図である。
【0054】
図4では、設備102を、監視対象と、設定に対応付けている。例えば、設備Aにおける電源制御の対象は事務所の錠と照明であり、電源制御部156はユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備解除状態の場合のみ、設備Aを利用可能に自動ONに設定する。また、設備Bにおける電源制御の対象は資料室の錠と照明であり、電源制御部156はユーザ、ビル管理人の各警備モードが警備解除状態の場合に設備Bを利用可能に自動ONに設定する。
【0055】
さらに、設備Cにおける電源制御の対象は金庫室の錠と照明であり、電源制御部156はユーザの警備モードが警備解除状態の場合にのみ設備Cを利用可能に自動ONに設定する。
【0056】
図5は、操作者による警備モードの設定と設備の電源ON/OFFを対応付けた図表である。まず、図5の設備Aに着目すると、電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員全ての警備モードが警備状態の場合にだけ設備Aを利用不可能に電源OFFに設定する。これは、センサAが全ての操作者が入室可能な監視対象「事務所」に設置されているからである。
【0057】
また、設備Bに着目すると、電源制御部156は、ユーザおよびビル管理人の警備モードが警備状態の場合に設備Bを利用不可能に電源OFFに設定する。なお、清掃員の警備モードが警備状態の場合であっても設備Bは電源OFFであるのは、設備Bは清掃員が入室禁止区域として設定されているからである。
【0058】
さらに、設備Cに着目すると、電源制御部156は、ユーザの警備モードが警備解除状態の場合にだけ設備Cを利用可能に電源ONに設定する。これは、金庫室がユーザにのみ利用が許可される区域として設定されているからである。
【0059】
次に、以上のように構成された警備装置100における警備モードを警備状態へ切り替える警備状態切替処理について説明する。図6は、本実施の形態にかかる警備装置100における警備状態切替処理の手順を示すフローチャートである。
【0060】
表示制御部154は、受付部155により操作ボタンの選択が受け付けられたか否かを判断する(ステップS1)。表示制御部154は、受付部155により操作ボタンの選択が受け付けられたと判断した場合(ステップS1:Yes)、選択が受け付けられたのはユーザボタンであるか否かを判断する(ステップS2)。
【0061】
表示制御部154は、受付部155により選択が受け付けられたのがユーザボタンであると判断した場合(ステップS2:Yes)、操作表示部111の操作画面をユーザ状態画面に切り替える(ステップS4)。
【0062】
受付部155は、表示制御部154により表示されたユーザ状態画面から警備状態/解除選択ボタン操作を受け付ける(ステップS5)。ここで、受付部155は、警備セットとして、警備解除状態にセットされている警備モードの警備状態への切り替えを受け付け、警備解除として、警備状態にセットされている警備モードを警備解除状態への切り替えを受け付ける。また、この際、受付部155は、カードリーダ(不図示)からユーザIDを読み取ることとしてもよい。
【0063】
認証部157は、カードリーダにより読み取られたユーザIDを認証する(ステップS6)。警備モード切替部151は、認証部157によりユーザIDが認証されたか否かを判断する(ステップS7)。
【0064】
警備モード切替部151は、認証部157によりユーザIDが認証されたと判断した場合(ステップS7:Yes)、警備モードを受付部155が受け付けた警備モードに切り替える(ステップS8)。警備モード切替部151は、通信制御部130を介して切り替え後の警備モードをユーザによる操作として監視センタ300に送信する(ステップS9)。
【0065】
ステップS2において、表示制御部154は、受付部155により選択が受け付けられたのはユーザボタンでないと判断した場合(ステップS2:No)、選択が受け付けられたのはビル管理人ボタンであるか否かを判断する(ステップS3)。
【0066】
表示制御部154は、受付部155により選択が受け付けられたのがビル管理人ボタンであると判断した場合(ステップS3:Yes)、操作表示部111の操作画面をビル管理人状態画面に切り替える(ステップS10)。
【0067】
受付部155は、表示制御部154により表示されたビル管理人状態画面から入館/退館選択ボタンの操作を受け付ける(ステップS11)。ここで、受付部155は、入館の選択を受け付けた場合、入館の選択により、警備状態(第2警備状態)にセットされている警備モードの警備解除状態(第2警備解除状態)への切り替えを受け付ける。また、受付部155は、退館の選択を受け付けた場合、退館の選択により、警備状態にセットされている警備モードの警備解除状態への切り替えを受け付ける。また、この際、受付部155は、カードリーダ(不図示)からビル管理人IDを読み取ることとしてもよい。
【0068】
認証部157は、カードリーダにより読み取られたビル管理人IDを認証する(ステップS12)。警備モード切替部151は、認証部157によりビル管理人IDが認証されたか否かを判断する(ステップS13)。
【0069】
警備モード切替部151は、認証部157によりビル管理人IDが認証されたと判断した場合(ステップS13:Yes)、警備モードを受付部155が受け付けた警備モードに切り替える(ステップS14)。警備モード切替部151は、通信制御部130を介して切り替え後の警備モードをビル管理人による操作として監視センタ300に送信する(ステップS15)。
【0070】
ステップS3において、表示制御部154は、受付部155により選択が受け付けられたのがビル管理人ボタンでないと判断した場合(ステップS3:No)、表示制御部154は、清掃員ボタンであると判断し、操作表示部111の操作画面を清掃員状態画面に切り替える(ステップS16)。
【0071】
受付部155は、表示制御部154により表示された清掃員状態画面から入館/退館選択ボタンの操作を受け付ける(ステップS17)。ここで、受付部155は、入館の選択を受け付けた場合、入館の選択により、警備状態(第3警備状態)にセットされている警備モードの警備解除状態(第3警備解除状態)への切り替えを受け付ける。また、受付部155は、退館の選択を受け付けた場合、退館の選択により、警備状態にセットされている警備モードの警備解除状態への切り替えを受け付ける。また、この際、受付部155は、カードリーダ(不図示)から清掃員IDを読み取ることとしてもよい。
【0072】
認証部157は、カードリーダにより読み取られた清掃員IDを認証する(ステップS18)。警備モード切替部151は、認証部157により清掃員IDが認証されたか否かを判断する(ステップS19)。警備モード切替部151は、認証部157により清掃員IDが認証されたと判断された場合(ステップS19:Yes)、ステップS20の処理に進む。
【0073】
ステップS20の処理については、ステップS14の処理と同様である。また、ステップS21において、警備モード切替部151は、通信制御部130を介して切り替え後の警備モードを清掃員による操作として監視センタ300に送信する(ステップS21)。
【0074】
次に、電源制御部156によるセンサ101の電源を制御するセンサ制御処理について説明する。図7は、電源制御部156によるセンサ制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、電源制御部156によるセンサ制御処理は、警備モード切替部151によるいずれかの警備モードの切り替えを契機として開始される。
【0075】
電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態に設定されているか否かを判断する(ステップS31)。電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS31:Yes)、センサAを警戒モードに設定する(ステップS32)。
【0076】
一方、ステップS31において、電源制御部156は、各警備モードが全て警備状態に設定されていないと判断した場合(ステップS31:No)、ユーザとビル管理人の各警備モードだけが全て警備状態に設定されているか否かを判断する(ステップS33)。電源制御部156は、ユーザとビル管理人の警備モードがそれぞれ警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS33:Yes)、センサBを警戒モードに設定する(ステップS34)。
【0077】
ステップS33において、電源制御部156は、ユーザとビル管理人の警備モードがそれぞれ警備状態に設定されていないと判断した場合(ステップS33:No)、ユーザの警備モードが警備状態に設定されているか否かを判断する(ステップS35)。電源制御部156は、ユーザの警備モードが警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS35:Yes)、センサCを警戒モードに設定する(ステップS36)。
【0078】
一方、電源制御部156は、ユーザの警備モードが警備状態に設定されていないと判断した場合(ステップS35:No)、センサA〜Cを警戒モードに設定することなく処理を終了する。つまり、電源制御部156は、センサA〜Cを警戒解除モードに設定する。
【0079】
次に、電源制御部156による設備の電源を制御する設備電源制御処理について説明する。図8は、電源制御部156による設備電源制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、電源制御部156による設備電源制御処理は、警備モード切替部151による警備モードの切り替えを契機として開始される。
【0080】
電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態であるか否かを判断する(ステップS41)。電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS41:Yes)、設備AをOFFに設定し電源を制御する。即ち、電源制御部156は、全ての警備モードが警備状態に設定されている場合に、設備Aを利用不可能に電源OFFに制御する(ステップS42)。
【0081】
電源制御部156は、ユーザ、ビル管理人、清掃員の各警備モードが全て警備状態に設定されていないと判断した場合(ステップS41:No)、ユーザとビル管理人の警備モードがそれぞれ警備状態に設定されているか否かを判断する(ステップS43)。
【0082】
電源制御部156は、ユーザとビル管理人の警備モードがそれぞれ警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS43:Yes)、設備Bを利用不可能に電源OFFに制御する(ステップS44)。
【0083】
ステップS43において、電源制御部156は、ユーザとビル管理人の警備モードがそれぞれ警備状態に設定されていないと判断した場合(ステップS43:No)、ユーザの警備モードが警備状態に設定されているか否かを判断する(ステップS45)。電源制御部156は、ユーザの警備モードが警備状態に設定されていると判断した場合(ステップS45:Yes)、設備Cを利用不可能に電源OFFに制御する(ステップS46)。
【0084】
このように、本実施の形態によれば、警備装置はユーザによる操作とユーザ以外の特定者による操作を分けて個別管理するので、操作者は警備モード切替時の確認作業の手間が簡便になる。
【0085】
また、このように、本実施の形態によれば、監視センタは、切り替えられた警備モードを切り替えた操作者別に警備装置から受信するので、警備モードの警備状態への切り替え忘れに対して迅速に対応することができる。
【0086】
また、このように、本実施の形態によれば、警備装置は警備状態をスケジュールにより管理するので、警備解除状態のまま放置される時間を低減することができる。
【0087】
また、このように、本実施の形態によれば、警備装置はユーザによる操作とユーザ以外の特定者による操作を分けて管理するので、監視センタは異常の通報受信時に、最終退室者を把握することができる。この結果、最終退室者に警備モードの切り替え忘れの確認や、最終退室時の状況を確認することができる。
【0088】
また、このように、本実施の形態によれば、入室者の種類によって解錠する設備の範囲を制限することができるので、入室者の種類に応じて可変に警備範囲を変更することができる。
【符号の説明】
【0089】
100 警備装置
101 センサ
102 設備
120 入出力制御部
130 通信制御部
150 制御部
151 警備モード切替部
152 警備モード記憶部
153 異常通報部
154 表示制御部
155 受付部
156 電源制御部
157 認証部
180 スケジュール記憶部
200 ネットワーク
300 監視センタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視領域の警備を行う警備装置であって、
前記監視領域において、異常を検知した場合における通報先への通報の可否または前記監視領域に対する報知の可否を含む前記警備装置の動作を決定する複数の状態からなる警備モードの利用者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第1警備状態と異常を検知しても通報を行わない第1警備解除状態とのいずれかの操作を利用者から受け付ける第1受付部と、
前記警備モードの前記利用者以外の特定者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第2警備状態と、前記監視領域のうち所定の領域において異常を検知しても通報を行わない第2警備解除状態とのいずれかの操作を前記利用者以外の特定者から受け付ける第2受付部と、
受け付けた前記操作に従って、前記警備モードを、前記第1警備状態と前記第1警備解除状態との間、または、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態との間で切替える警備モード切替部と、
を備えたことを特徴とする警備装置。
【請求項2】
前記監視領域には、第1電源と第2電源とが設けられており、
前記警備モードが前記第1警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第1電源を制御し、前記警備モードが前記第2警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第2電源を制御する電源制御部、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の警備装置。
【請求項3】
前記第1電源は、前記監視領域に設置された全ての設備の電源であり、前記第2電源は、前記監視領域のうちの所定の領域に設置された設備の電源であり、
前記電源制御部は、前記警備モードが前記第1警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第1電源をオンにし、前記警備モードが前記第2警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第2電源をオンにし、
前記警備モード切替部は、前記警備モードが前記第1警備解除状態に切り替えられた場合に、前記監視領域に設置された全てのセンサの警戒状態を解除し、前記警備モードが前記第2警備解除状態に切り替えられた場合に、前記所定の領域に設置されたセンサの警備状態を解除すること、
を特徴とする請求項2に記載の警備装置。
【請求項4】
前記第1受付部は、前記利用者を識別する第1識別情報をさらに受け付け、
前記第2受付部は、前記利用者以外の特定者を識別する第2識別情報をさらに受け付け、
前記第1受付部により前記操作が受け付けられた場合に、前記第1識別情報を認証し、前記第2受付部により前記操作が受け付けられた場合に、前記第2識別情報を認証する認証部、をさらに備え、
前記警備モード切替部は、前記第1識別情報または前記第2識別情報が認証された場合に、受け付けた前記操作に従って前記警備モードを切り替えること、
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の警備装置。
【請求項5】
前記利用者以外の特定者による設定は、建物管理者による設定と、清掃員による設定とを含み、
前記第2受付部は、前記建物管理者による設定として、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態とのいずれかの操作を前記建物管理者から受け付け、
前記清掃員による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第3警備状態と前記監視領域のうち所定の領域において異常を検知しても通報を行わない第3警備解除状態とのいずれかの操作を前記清掃員から受け付ける第3受付部、をさらに備え、
前記警備モード切替部は、受け付けられた前記操作に従って、前記警備モードを、前記第1警備状態と前記第1警備解除状態との間、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態との間、または、前記第3警備状態と前記第3警備解除状態との間で切替えること、
を特徴とする請求項4に記載の警備装置。
【請求項6】
前記監視領域には、第3電源がさらに設けられており、
前記電源制御部は、さらに、前記警備モードが前記第3警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第3電源を制御すること、
を特徴とする請求項5に記載の警備装置。
【請求項7】
前記第3電源は、前記監視領域のうちの第2の所定の領域に設置された設備の電源であり、
前記電源制御部は、さらに、前記警備モードが前記第3の警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第3の電源をオンにし、
前記警備モード切替部は、さらに、前記警備モードが前記第3警備解除状態に切り替えられた場合に、前記第2の所定の領域に設置されたセンサの警備状態を解除すること、
を特徴とする請求項6に記載の警備装置。
【請求項8】
操作表示部と、
前記第1受付部により受け付けられた前記第1警備状態または前記第1警備解除状態、前記第2受付部により受け付けられた前記第2警備状態または前記第2警備解除状態、もしくは、前記第3受付部により受け付けられた前記第3警備状態または前記第3警備解除状態をそれぞれ区別して前記操作表示部に表示する表示制御部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の警備装置。
【請求項9】
切り替えられた前記警備モードを前記通報先に送信する送信部、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の警備装置。
【請求項10】
監視領域の警備を行う警備方法であって、
前記監視領域において、異常を検知した場合における通報先への通報の可否または前記監視領域に対する報知の可否を含む前記警備装置の動作を決定する複数の状態からなる警備モードの利用者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第1警備状態と異常を検知しても通報を行わない第1警備解除状態とのいずれかの操作を利用者から受け付ける第1受付ステップと、
前記警備モードの前記利用者以外の特定者による設定として、異常が検知された場合に通報を行う第2警備状態と、前記監視領域のうち所定の領域において異常を検知しても通報を行わない第2警備解除状態とのいずれかの操作を前記利用者以外の特定者から受け付ける第2受付ステップと、
受け付けた前記操作に従って、前記警備モードを、前記第1警備状態と前記第1警備解除状態との間、または、前記第2警備状態と前記第2警備解除状態との間で切替える警備モード切替ステップと、
を含むことを特徴とする警備方法。






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−173977(P2012−173977A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35194(P2011−35194)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000202361)綜合警備保障株式会社 (266)
【Fターム(参考)】