説明

貨幣計量器、貨幣計量方法およびプログラム

【課題】支払い金額をめぐってのトラブルを防止することができ、支払い金額の計算を迅速に行う。
【解決手段】投入金額計算部101が貨幣計量器100に投入された貨幣の金額を計算すると、当該貨幣は貨幣排出部102によって確認口112へ排出される。このとき、計算された金額が表示部107へ通知され、通知された金額が表示部に表示される。当該紙幣は所定タイマ時間後に貨幣計量器内に取り込まれるように構成されており、買い物客や店員は、この間に確認口に排出された当該貨幣を確認する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貨幣を計量する貨幣計量器、貨幣計量方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、買い物客の支払う貨幣(現金)については、店員が一時金置き場にて金額確認を行い、POS端末(レジ)に預かり金として登録している。また、この預かり金の自動認識は、自動釣銭機によって行われている。自動釣銭機へ預かり金を投入することによって金額計算を行い、預かり金は自動釣銭機に直接収納され、計算された釣銭が自動釣銭機から排出されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−295389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術においては、以下に示す2つの問題点がある。
【0005】
第1の問題点は、買い物客の支払い金額の申告と自動釣銭機の計算金額とが異なる場合、その差異についてトラブルとなりやすいことである。
【0006】
その理由は、買い物客の支払い金額の申請が間違っていたとしても、支払った貨幣(現金)はすでに自動釣銭機に収納されており、後から再度確認することが困難であるからである。
【0007】
第2の問題点は、店員と買い物客との間で金銭授受に時間がかかってしまうことである。
【0008】
その理由は、金額の差異の支払う現金について、店員が目視・暗算にとり金額確認を行っているためである。また、目視及び暗算であるため間違いも起こりやすい。
【0009】
本発明の目的は、上述した課題を解決する貨幣計量器、貨幣計量方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の貨幣計量器は、
貨幣を計量する貨幣計量器であって、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する投入金額計算部と、
前記投入金額計算部が前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を
当該貨幣計量器から排出する貨幣排出部とを有する。
【0011】
また、本発明の貨幣計量方法は、
貨幣を計量する貨幣計量器における貨幣計量方法であって、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する処理と、
前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する処理とを有する。
【0012】
また、本発明のプログラムは、
貨幣を計量する貨幣計量器に実行させるプログラムであって、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する手順と、
前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように本発明においては、投入金額計算部が貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算し、その後、貨幣排出部が投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する構成としたため、支払い金額をめぐってのトラブルを防止することができ、支払い金額の計算を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の貨幣計量器の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】図1に示した貨幣計量器の外観の一例を示す図である。
【図3】図1に示した貨幣計量器における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の貨幣計量器の第2の実施の形態を示す図である。
【図5】図4に示した貨幣計量器の外観の一例を示す図である。
【図6】図4に示した貨幣計量器における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の貨幣計量器の第3の実施の形態を示す図である。
【図8】図7に示した貨幣計量器の外観の一例を示す図である。
【図9】図7に示した貨幣計量器における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の貨幣計量器の第1の実施の形態を示す図である。
【0016】
第1の実施の形態における貨幣計量器100には図1に示すように、投入金額計算部101と、貨幣排出部102と、表示部107と、投入口111と、確認口112とが設けられている。なお、図1には、第1の実施の形態における貨幣計量器100の構成要素のうち、本発明の関わる構成要素のみを示した。
【0017】
投入金額計算部101は、投入口111に投入された貨幣の金額を計算する。貨幣の金額の計算方法は、一般的なものであれば良い。また、投入金額計算部101は、計算した金額を表示部107へ通知する。
【0018】
貨幣排出部102は、投入金額計算部101が投入口111に投入された貨幣の金額を計算した後、当該貨幣を確認口112へ排出する。
【0019】
表示部107は、投入金額計算部101から通知されてきた投入金額を表示する。
【0020】
投入口111は、買い物客や店員が外部から貨幣を投入する口である。
【0021】
確認口112は、買い物客や店員が投入口に投入された貨幣を確認するために貨幣排出部102が排出した貨幣を受ける口である。
【0022】
図2は、図1に示した貨幣計量器100の外観の一例を示す図である。
【0023】
図1に示した貨幣計量器100は図2に示すように、表示部107と、投入口111と、確認口112とが外部から視認可能になっている。
【0024】
表示部107および投入口111の配置は特に規定しない。
【0025】
確認口112は、買い物客や店員等の利用者が確認口112に排出された貨幣を外部から確認(視認)できる位置に配置されている。また、確認口112の形状は、排出された貨幣を外部から確認(視認)できる形状となっている。
【0026】
以下に、図1に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法について説明する。
【0027】
図3は、図1に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【0028】
まず、買い物客または店員によって投入口111に貨幣が投入されると(ステップS1)、投入された貨幣の金額が投入金額計算部101によって計算される(ステップS2)。
【0029】
投入金額計算部101によって貨幣の金額が計算されると、当該貨幣が貨幣排出部102によって確認口112へ排出される(ステップS3)。このとき、投入金額計算部101によって計算された金額が表示部107へ通知され、通知された金額が表示部107に表示される。
【0030】
これにより、確認口112に排出されている貨幣を買い物客や店員が確認することができる。
【0031】
その後、精算を行うレジに店員によって金額が入力され、精算が行われ、確認口112に排出されている貨幣がレジのキャッシュドロワに収納される。
【0032】
なお、精算を行うレジが、貨幣計量器100と一体化しているものであっても良い。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の貨幣計量器の第2の実施の形態を示す図である。
【0033】
第2の実施の形態における貨幣計量器100は図4に示すように、レジ200と接続されている。また、第2の実施の形態における貨幣計量器100には図4に示すように、投入金額計算部101と、貨幣排出部102と、表示部107と、投入口111と、確認口112と、通信部109とが設けられている。なお、図4には、第2の実施の形態における貨幣計量器100の構成要素のうち、本発明の関わる構成要素のみを示した。
【0034】
投入金額計算部101は、投入口111に投入された貨幣の金額を計算する。貨幣の金額の計算方法は、一般的なものであれば良い。また、投入金額計算部101は、計算した金額を表示部107および通信部109へ通知する。
【0035】
貨幣排出部102は、投入金額計算部101が投入口111に投入された貨幣の金額を計算した後、当該貨幣を確認口112へ排出する。
【0036】
表示部107は、投入金額計算部101から通知されてきた投入金額を表示する。
【0037】
投入口111は、買い物客や店員が外部から貨幣を投入する口である。
【0038】
確認口112は、買い物客や店員が投入口に投入された貨幣を確認するために貨幣排出部102が排出した貨幣を受ける口である。
【0039】
通信部109は、投入金額計算部101から通知された金額をレジ200へ送信する。
【0040】
レジ200は、通信部109から送信されてきた金額に基づいて、一般的な精算処理を行う。レジ200は、例えば、POS端末であっても良い。
【0041】
図5は、図4に示した貨幣計量器100の外観の一例を示す図である。
【0042】
図4に示した貨幣計量器100は図5に示すように、表示部107と、投入口111と、確認口112とが外部から視認可能になっている。また、レジ200と接続されている。
【0043】
表示部107および投入口111の配置は特に規定しない。
【0044】
確認口112は、買い物客や店員等の利用者が確認口112に排出された貨幣を外部から確認(視認)できる位置に配置されている。また、確認口112の形状は、排出された貨幣を外部から確認(視認)できる形状となっている。
【0045】
以下に、図4に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法について説明する。
【0046】
図6は、図4に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【0047】
まず、買い物客または店員によって投入口111に貨幣が投入されると(ステップS11)、投入された貨幣の金額が投入金額計算部101によって計算される(ステップS12)。
【0048】
投入金額計算部101によって貨幣の金額が計算されると、当該貨幣が貨幣排出部102によって確認口112へ排出される(ステップS13)。このとき、投入金額計算部101によって計算された金額が表示部107へ通知され、通知された金額が表示部107に表示される。
【0049】
また、投入金額計算部101によって計算された金額が通信部109へ通知され、通信部109からレジ200へ送信される(ステップS14)。
【0050】
これにより、確認口112に排出されている貨幣を買い物客や店員が確認することができる。
【0051】
その後、レジ200へ送信された金額がレジ200にて利用されて精算が行われる。このとき、店員によって確認口112に排出されている貨幣がレジ200のキャッシュドロワに収納される。
【0052】
なお、精算を行うレジ200が、貨幣計量器100と一体化しているものであっても良い。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の貨幣計量器の第3の実施の形態を示す図である。
【0053】
第3の実施の形態における貨幣計量器100には図7に示すように、投入金額計算部101と、貨幣排出部102と、貨幣取り込み部103と、貨幣収納部104と、釣銭金額計算部105と、釣銭排出部106と、表示部107と、タイマ108と、入力部110と、投入口111と、確認口112と、返却口113とが設けられている。なお、図7には、第3の実施の形態における貨幣計量器100の構成要素のうち、本発明の関わる構成要素のみを示した。
【0054】
投入金額計算部101は、投入口111に投入された貨幣の金額を計算する。貨幣の金額の計算方法は、一般的なものであれば良い。また、投入金額計算部101は、計算した金額を表示部107へ通知する。
【0055】
貨幣排出部102は、投入金額計算部101が投入口111に投入された貨幣の金額を計算した後、当該貨幣を確認口112へ排出する。このとき、貨幣排出部102は、タイマ108を起動する。
【0056】
貨幣取り込み部103は、タイマ108が計測している時間とあらかじめ設定された時間とが一致した際、確認口112に排出されている貨幣を貨幣計量器100内に取り込む。ここで、あらかじめ設定された時間とは、買い物客等の支払いを行っている者や店員が確認口112に排出された貨幣を確認するのに十分な時間である。また、貨幣取り込み部103は、取り込んだ貨幣を貨幣収納部104に収納する。
【0057】
貨幣収納部104は、貨幣(現金)を収納する。
【0058】
釣銭金額計算部105は、投入金額計算部101が計算した金額から入力部110に入力された金額を差し引いた釣銭金額を計算する。また、釣銭金額計算部105は、計算した釣銭金額を表示部107および釣銭排出部106へ通知する。
【0059】
釣銭排出部106は、釣銭金額計算部105が通知してきた釣銭金額の貨幣を貨幣収納部104から取り出す。また、釣銭排出部106は、貨幣収納部104から取り出した貨幣を返却口113へ排出する。
【0060】
表示部107は、投入金額計算部101から通知されてきた投入金額を表示する。また、表示部107は、釣銭金額計算部105が通知してきた釣銭金額を表示する。
【0061】
タイマ108は、貨幣排出部102によって起動する時計である。
【0062】
入力部110は、外部から情報を入力する。例えば、キーボタンやスキャナ、バーコードリーダ等である。
【0063】
投入口111は、買い物客や店員が外部から貨幣を投入する口である。
【0064】
確認口112は、買い物客や店員が投入口に投入された貨幣を確認するために貨幣排出部102が排出した貨幣を受ける口である。
【0065】
返却口113は、釣銭排出部106が排出した貨幣を受ける口である。
【0066】
図8は、図7に示した貨幣計量器100の外観の一例を示す図である。
【0067】
図7に示した貨幣計量器100は図8に示すように、表示部107と、入力部110と、投入口111と、確認口112と、返却口113とが外部から視認可能になっている。
【0068】
表示部107、入力部110、投入口111および返却口113の配置は特に規定しない。
【0069】
確認口112は、買い物客や店員等の利用者が確認口112に排出された貨幣を外部から確認(視認)できる位置に配置されている。また、確認口112の形状は、排出された貨幣を外部から確認(視認)できる形状となっている。
【0070】
以下に、図7に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法について説明する。
【0071】
図9は、図7に示した貨幣計量器100における貨幣計量方法を説明するためのフローチャートである。
【0072】
まず、店員によって金額が入力され(入力部110を用いた手入力や、商品のバーコード読み取りによる入力等)、買い物客または店員によって投入口111に貨幣が投入されると(ステップS21)、投入された貨幣の金額が投入金額計算部101によって計算される(ステップS22)。
【0073】
投入金額計算部101によって貨幣の金額が計算されると、当該貨幣が貨幣排出部102によって確認口112へ排出される(ステップS23)。このとき、投入金額計算部101によって計算された金額が表示部107へ通知され、通知された金額が表示部107に表示される。
【0074】
また、貨幣排出部102によって貨幣が確認口112へ排出される際、貨幣排出部102によってタイマ108が起動する(ステップS24)。
【0075】
その後、貨幣取り込み部103によって、タイマ108が計測している時間とあらかじめ設定された時間とが一致したかどうかが判断される(ステップS25)。
【0076】
貨幣取り込み部103によって、タイマ108が計測している時間とあらかじめ設定された時間とが一致したと判断された場合、確認口112に排出されている貨幣が貨幣取り込み部103によって貨幣計量器100内に取り込まれる(ステップS26)。
【0077】
このステップS23からステップS26の処理の間に、確認口112に排出されている貨幣を買い物客や店員が確認することができる。
【0078】
確認口112に排出されている貨幣が貨幣取り込み部103によって貨幣計量器100内に取り込まれると、取り込まれた貨幣が貨幣取り込み部103によって貨幣収納部104に収納される(ステップS27)。
【0079】
また、ステップS22にて投入金額計算部101によって計算された金額から、ステップS21にて入力部110に入力された金額を差し引いた釣銭金額が、釣銭金額計算部105によって計算される(ステップS28)。このとき、釣銭金額計算部105によって計算された釣銭金額が表示部107へ通知され、通知された釣銭金額が表示部107に表示される。
【0080】
釣銭金額計算部105によって釣銭金額が計算されると、計算された釣銭金額が釣銭金額計算部105から釣銭排出部106へ通知される。
【0081】
すると、釣銭排出部106にて、釣銭金額計算部105から通知された釣銭金額の貨幣が貨幣収納部104から取り出され(ステップS29)、取り出された貨幣が返却口113へ排出される(ステップS30)。
【0082】
本発明は上述したような構成をとることにより、支払い金額について、支払った買い物客と受け取った店員との間の、支払い金額の差異についてのトラブルを防止することができる。
【0083】
その理由は、貨幣計量器100にて支払い金を計算した後、一旦排出するため、買い物客が自分の支払い金額を再度確認できるためである。
【0084】
また、支払い金額の計算を自動で行っているため、金額の間違いを避けることができ、支払い金額の計算を迅速に行うことができる。
【0085】
なお、精算を行うレジが、貨幣計量器100と一体化しているものであっても良い。
【0086】
上述した貨幣計量器100の処理は、目的に応じて作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したプログラムを貨幣計量器100にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを貨幣計量器100に読み込ませ、実行するものであっても良い。貨幣計量器100にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク(登録商標)、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、貨幣計量器100に内蔵されたROM、RAM等のメモリやHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは貨幣計量器100内のCPU(不図示)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0087】
100 貨幣計量器
101 投入金額計算部
102 貨幣排出部
103 貨幣取り込み部
104 貨幣収納部
105 釣銭金額計算部
106 釣銭排出部
107 表示部
108 タイマ
109 通信部
110 入力部
111 投入口
112 確認口
113 返却口
200 レジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貨幣を計量する貨幣計量器であって、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する投入金額計算部と、
前記投入金額計算部が前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を
当該貨幣計量器から排出する貨幣排出部とを有する貨幣計量器。
【請求項2】
請求項1に記載の貨幣計量器において、
前記貨幣排出部は、前記貨幣を外部から確認できる位置に、該貨幣を排出することを特徴とする貨幣計量器。
【請求項3】
請求項1に記載の貨幣計量器において、
前記投入金額計算部が計算した前記投入された貨幣の金額を表示する表示部を有することを特徴とする貨幣計量器。
【請求項4】
請求項1に記載の貨幣計量器において、
前記投入金額計算部が計算した前記投入された貨幣の金額を、当該貨幣計量器と接続されたレジへ送信する通信部を有することを特徴とする貨幣計量器。
【請求項5】
請求項3に記載の貨幣計量器において、
前記貨幣排出部が前記貨幣を排出してから所定の時間が経過した際、該貨幣を当該貨幣計量器内に取り込む貨幣取り込み部と、
前記貨幣取り込み部が取り込んだ貨幣を収納する貨幣収納部と、
前記投入金額計算部が計算した前記投入された貨幣の金額から、当該貨幣計量器に入力された金額を差し引いた釣銭金額を計算する釣銭金額計算部と、
前記釣銭金額計算部が計算した釣銭金額の貨幣を、前記貨幣収納部から取り出して当該貨幣計量器から排出する釣銭排出部とを有することを特徴とする貨幣計量器。
【請求項6】
請求項5に記載の貨幣計量器において、
前記表示部は、前記釣銭金額計算部が計算した釣銭金額を表示することを特徴とする貨幣計量器。
【請求項7】
請求項5に記載の貨幣計量器において、
前記貨幣排出部が前記貨幣を排出してから時間を計測するタイマを有し、
前記貨幣取り込み部は、前記タイマが計測した時間と前記所定の時間とが一致した場合、該貨幣を当該貨幣計量器内に取り込むことを特徴とする貨幣計量器。
【請求項8】
貨幣を計量する貨幣計量器における貨幣計量方法であって、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する処理と、
前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する処理とを有する貨幣計量方法。
【請求項9】
請求項8に記載の貨幣計量方法において、
前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する際、前記貨幣を外部から確認できる位置に、該貨幣を排出する処理を有することを特徴とする貨幣計量方法。
【請求項10】
請求項8に記載の貨幣計量方法において、
前記計算した前記投入された貨幣の金額を表示する処理を有することを特徴とする貨幣計量方法。
【請求項11】
請求項8に記載の貨幣計量方法において、
前記計算した前記投入された貨幣の金額を、当該貨幣計量器と接続されたレジへ送信する処理を有することを特徴とする貨幣計量方法。
【請求項12】
請求項8に記載の貨幣計量方法において、
前記貨幣を排出してから時間を計測する処理と、
前記貨幣を排出してから所定の時間が経過した際、該貨幣を当該貨幣計量器内に取り込む処理と、
前記貨幣を収納するために当該貨幣計量器に設けられた貨幣収納部に、前記取り込んだ貨幣を収納する処理と、
前記計算した前記投入された貨幣の金額から、当該貨幣計量器に入力された金額を差し引いた釣銭金額を計算する処理と、
前記釣銭金額の貨幣を、前記貨幣収納部から取り出す処理と、
前記貨幣収納部から取り出した貨幣を当該貨幣計量器から排出する処理とを有することを特徴とする貨幣計量方法。
【請求項13】
請求項12に記載の貨幣計量方法において、
前記釣銭金額を表示する処理を有することを特徴とする貨幣計量方法。
【請求項14】
貨幣を計量する貨幣計量器に、
当該貨幣計量器に投入された貨幣の金額を計算する手順と、
前記投入された貨幣の金額を計算した後、前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムにおいて、
前記投入された貨幣を当該貨幣計量器から排出する際、前記貨幣を外部から確認できる位置に、該貨幣を排出する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項14に記載のプログラムにおいて、
前記計算した前記投入された貨幣の金額を表示する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項17】
請求項14に記載のプログラムにおいて、
前記計算した前記投入された貨幣の金額を、当該貨幣計量器と接続されたレジへ送信する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項18】
請求項14に記載のプログラムにおいて、
前記貨幣を排出してから時間を計測する手順と、
前記貨幣を排出してから所定の時間が経過した際、該貨幣を当該貨幣計量器内に取り込む手順と、
前記貨幣を収納するために当該貨幣計量器に設けられた貨幣収納部に、前記取り込んだ貨幣を収納する手順と、
前記計算した前記投入された貨幣の金額から、当該貨幣計量器に入力された金額を差し引いた釣銭金額を計算する手順と、
前記釣銭金額の貨幣を、前記貨幣収納部から取り出す手順と、
前記貨幣収納部から前記取り出した貨幣を当該貨幣計量器から排出する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項19】
請求項18に記載のプログラムにおいて、
前記釣銭金額を表示する手順を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−198452(P2010−198452A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−44047(P2009−44047)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】