説明

超音波送受波器

【課題】水分に影響されることがなく、正常な計測を行うことが可能な超音波送受波器を提供する。
【解決手段】隙間39は、仮に結露が発生しても、水分がこの自重によって抜け出るような間隔に、また、測定管を流れる被測定流体から受ける負圧によって抜け出るような間隔に形成されている。隙間39は、超音波を送受波する送受波空間41に連通するようになっている。他端部45の外面には、隙間39の状態を保つために、複数の凸部が等ピッチで配置形成されている。内部側ハウジング35には、内面及び外面を貫通するようにハウジング貫通穴42が複数箇所形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波送受波器に関し、詳しくは、気体用超音波流量計に用いられる超音波送受波器に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には次のような技術が開示されている。図8(a)において、超音波流量計1は、被測定流体が流速Fで流れる測定管2を備えている。測定管2には、この管軸O−Oに対し角度βの角度を持って対向する支持管3及び4が設けられている。支持管3には超音波送受波器5が、また、支持管4には超音波送受波器6が、同軸に対向する状態に固着されている。
【0003】
超音波流量計1は、矢印Uaで示す如く超音波送受波器6から超音波を所定時間、流れに対して順方向に発射し、これを超音波送受波器5にて受波するようになっている。超音波送受波器5は、超音波を受波した後に矢印Ubで示す如く流れと逆方向に、すなわち超音波送受波器6に向けて超音波を発射するようになっている。超音波送受波器5及び6は、同じ構造のものが用いられている。超音波送受波器5及び6は、交互に超音波の送受を繰り返すものとなっている。
【0004】
超音波送受波器5及び6の区間において、超音波の矢印Ua方向の伝播時間と、矢印Ub方向の伝播時間との時間差は、被測定流体の矢印F方向の流速に比例した時間差であることが知られている。従って、超音波流量計1は、上記時間差に被測定流体のフローパターンに関するレイノルズ数補正を施した流速を求め、そして、この流速に測定管2の管路断面積を乗算することによって流量を求めることができるようになっている。
【0005】
図8(b)において、超音波送受波器5は、弾性体7と、この弾性体7埋設される超音波送受波素子(図示省略)と、弾性体7の一部が固着する略円筒状の内部側ハウジング8とを備えて構成されている(超音波送受波器6も同じものであることから、ここでの説明を省略する)。超音波送受波器5は、測定管2に形成される支持管3に内部側ハウジング8を隙間なく差し込んで固定されている。弾性体7は、略円柱状の一端部9と、略円柱状の他端部10と、これらの間に位置する小径のくびれ部11とを有している。一端部9は、内部側ハウジング8に固着されている。他端部10には、超音波送受波素子が埋設されている。
【0006】
他端部10の外面と内部側ハウジング8の内面との間には、隙間12が設けられている。また、くびれ部11と内部側ハウジング8の内面との間には、ダンピング作用空間13が設けられている。他端部10の外面と内部側ハウジング8の内面との間の隙間12は、極僅かな空間が生じるような状態に形成されている。他端部10の端面14と内部側ハウジング8の端面15との間には、上記隙間12が超音波を送受波する測定管2内の送受波空間16に連通しないようにするための封止部材17が設けられている。封止部材17は、上記隙間12に被測定流体からの水分(液体)が入り込まないようにするために設けられている。隙間12は極僅かな空間であるものの、水分が入り込むには十分な空間となっている。
【0007】
封止部材17を設ける理由としては、被測定流体からの水分によって弾性体7が包まれてしまうと、弾性体7は内部側ハウジング8に対し恰も架橋された状態になってしまうことから、これにより超音波は気体中に伝搬せずに、より伝わり易い内部側ハウジング8に伝搬してしまい、結果、超音波の送受波に支障を来して計測不良を引き起こしてしまう恐れを有するからである。
【特許文献1】特許第3639570号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記従来技術にあっては、弾性体7における他端部10の端面14と内部側ハウジング8の端面15との間に封止部材17を設けていることから、次のような問題点を有している。すなわち、内部側ハウジング8の内側で例えば結露等が生じた場合には、封止部材17の存在によって水分を抜くことができず、結果、超音波の送受波に支障を来してしまうという問題点を有している。
【0009】
仮に、上記内側で結露等が発生した場合には、超音波送受波器5を支持管3から取り外して水分を除去する、というような面倒な作業をしなければならないことになる。また、この面倒な作業をするまでは、良好な計測結果が得られないということにもなる。本願発明者は、受信波形が乱れて正常な計測を行うことができないことを突き止めている。
【0010】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、水分に影響されることがなく、正常な計測を行うことが可能な超音波送受波器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の超音波送受波器は、略円柱状又は略円板状の一端部、略円柱状の他端部、及びこれらの間に位置する小径のくびれ部、を有する弾性体と、該弾性体に埋設される超音波送受波素子と、前記一端部を介して前記弾性体が固着する略円筒状の内部ハウジングと、を備える超音波送受波器であって、前記内部ハウジング及び前記弾性体は、前記内部ハウジングの内面と前記くびれ部との間にダンピング作用空間を有するとともに、前記内部ハウジングの内面と前記他端部との間に隙間を有する、超音波送受波器において、前記他端部の外面に複数の凸部を設けるとともに前記他端部の径を調整して前記隙間を積極的に大きく形成し、且つ、超音波を送受波する測定管内の送受波空間と前記隙間とを連通させるように前記内部ハウジングと前記弾性体とを配置形成し、且つ、前記内部ハウジングには、該内部ハウジングを貫通するハウジング貫通穴を複数箇所形成することを特徴としている。
【0012】
このような特徴を有する本発明によれば、内部側ハウジングと弾性体との間に例えば結露が生じたり、或いは被測定流体からの水分が入り込んだりしても、水分は自然と抜け出るようになる。
【0013】
請求項2記載の本発明の超音波送受波器は、請求項1に記載の超音波送受波器において、前記ハウジング貫通穴の形成位置を前記内部側ハウジングの周方向に等ピッチとなる四箇所に設定することを特徴としている。
【0014】
このような特徴を有する本発明によれば、ハウジング貫通穴は超音波送受波器の取り付け方向に左右され難い位置に配置形成されるようになる。ハウジング貫通穴は、被測定流体が流れる測定管の支持管に対して内部側ハウジングを支持固定する際の、例えばネジ穴の位置に配慮して配置形成することが好ましいものとする(例えばネジ穴が四つであるとすると、隣り合うネジ穴の間に位置するように配置形成する)。
【0015】
請求項3記載の本発明の超音波送受波器は、請求項1又は請求項2に記載の超音波送受波器において、用途を気体計測とすることを特徴としている。
【0016】
このような特徴を有する本発明によれば、気体中に水分が仮に含まれていたとしても、この水分は自然と抜け出るようになることから、気体計測に好適な超音波送受波器になる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、水分に影響されることのない超音波送受波器を提供することができるという効果を奏する。また、本発明の超音波送受波器は正常な計測を行うことができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら説明する。図1は超音波流量計の測定原理を模式的に示す図である。また、図2は本発明の超音波送受波器の一実施の形態を示す正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は超音波送受波器の斜視図である。
【0019】
図1において、超音波流量計21は、気体計測用のものであって、被測定流体(例えばガス)が流速Vで流れる測定管22を備えている。測定管22には、支持管23、23を介して超音波送受波器A、Bが設けられている。超音波流量計21は、超音波送受波器A、B間で交互に送受波される超音波の伝搬時間の差から流量が得られるように構成されている。超音波流量計21は、超音波の送受波に、旋回流の影響を受け難く、高い計測分解能が得られる「反射(シングルリフレクション)方式」と、演算法に、音速が関係しない「伝搬時間逆数差法」を採用することによって、高精度で安定した気体流量の測定を可能としたものとなっている。以下、測定原理を簡単に説明する。
【0020】
「Tab」を超音波送受波器AからBまでの伝搬時間(s)とし、「Tba」を超音波送受波器BからAまでの伝搬時間(s)とし、「L」を超音波の伝搬距離(m)とし、「C」を計測気体中の音速(m/s)とし、「V」を計測気体の流速(m/s)とし、「φ」を超音波の進路と測定管22の管路中心軸との角度とすると、気体が流れている時は、次のような式で表される。
【0021】
【数1】

【0022】
【数2】

式(1)、(2)より、
【0023】
【数3】

【0024】
ここで測定管22の管路断面積をA(m)とすれば、流量Q(m/h)は、次の(4)式で表される。
【0025】
【数4】

【0026】
すなわち、超音波伝搬時間の逆数の差から流速が求まり(上記式(3)参照)、結果として流量が得られるようになる(上記式(4)参照)。
【0027】
次に、図2ないし図4を参照しながら上記超音波送受波器A、Bに対応する、本発明の超音波送受波器31について説明する。
【0028】
図2ないし図4において、本発明の超音波送受波器31は、支持管23にネジ止めによって支持固定されるハウジング32を備えている。また、超音波送受波器31は、ハウジング32に収容される弾性体33と、この弾性体33に埋設される超音波送受波素子34とを備えている。
【0029】
ハウジング32は、例えばステンレスからなる材料を切削加工することにより製造されている。ハウジング32は、支持管23内に差し込まれる内部側ハウジング35と、支持管23にネジ止めされるフランジ36と、支持管23の外部に露出して配線37を導出する外部ハウジング38とを有している。
【0030】
本発明の超音波送受波器31は、内部側ハウジング35と、この内部側ハウジング35内に収容される弾性体33と、これらの間に形成される隙間39とに特徴を有している(この他は基本的に従来と同じ構成及び構造であり、詳細な説明は省略するものとする)。
【0031】
上記内部側ハウジング35は、略円筒状の形状であって、この先端部40が測定管22の管路、すなわち超音波を送受波する送受波空間41(図1参照)に露出するように形成されている。内部側ハウジング35は、所定の長さを有しており、この基端には環状のフランジ36が連成されている。内部側ハウジング35の内面及び外面は、断面で見た場合、ハウジング32の図示しない中心軸に対して同心円となるように形成されている。このような内部側ハウジング35には、内面及び外面を貫通するようにハウジング貫通穴42が複数箇所形成されている。
【0032】
ハウジング貫通穴42は、内部側ハウジング35の周方向に等ピッチ(90度ピッチ)となる四箇所に配置形成されている(数は一例であるものとする。数は一又は複数のいずれであっても良いものとする)。ハウジング貫通穴42は、フランジ36のネジ穴43に対して45度ずれる位置に配置形成されている。ハウジング貫通穴42は、上記中心軸に沿ってのびるように形成されている。本形態においては、長円形状に形成されている(一例であるものとする。例えば、略長方形状や楕円形状に形成しても良いものとする。また、複数の円形の穴を一列に並べるような形状にしても良いものとする)。
【0033】
内部側ハウジング35は、複数のハウジング貫通穴42を設けた形状であるものの、剛性は十分に確保されている。
【0034】
上記弾性体33は、略円板状の一端部44と、略円柱状の他端部45と、これらの間に位置する小径のくびれ部46とを有して、図示のような形状に形成されている。弾性体33は、一端部44を介して内部側ハウジング35に固着されている(図中の固着位置は一例であるものとする)。他端部45は、従来例の他端部11(図8(b)参照)よりも若干小径に形成されている。すなわち、他端部45の外面と内部側ハウジング35の内面との間隔が従来例よりも広くなるように、他端部45は形成されている。これにより隙間39は、従来例よりも積極的に大きく形成されている。
【0035】
隙間39は、仮に結露が発生しても、水分がこの自重によって抜け出るような空間に、また、測定管22を流れる被測定流体から受ける負圧によって抜け出るような空間に形成されている。隙間39は、超音波を送受波する送受波空間41に連通するようになっている。尚、他端部45の端面47と内部側ハウジング35の端面48との間において、本発明では、従来例のような封止部材が存在しないものとする。
【0036】
他端部45の外面には、隙間39の状態を保つために、複数の凸部49が等ピッチで配置形成されている。凸部49は、本形態において、突条となる形状で四箇所形成されている(形状は一例であるものとする)。凸部49は、この先端が内部側ハウジング35の内面に接触するように形成されている。他端部45は、くびれ部46に連続する部分がテーパ状となる形状に形成されている。このテーパ状となる部分は、水分が留まり難くなっている。くびれ部46と内部側ハウジング35の内面との間には、ダンピング作用空間50が形成されている。
【0037】
上記超音波送受波素子34は、円板状で所定の圧電定数を有する圧電素子51と、インピーダンス整合層52と、図示しないリード線とを備えて構成されている。超音波送受波素子34は、従来例の図示しない超音波送受波素子と同じものが用いられている。超音波送受波素子34は、インピーダンス整合層52が他端部45の端面47の中央位置に露出するように配置されている。
【0038】
上記構成及び構造において、圧電素子51が駆動パルスの立ち下げで駆動された時、弾性体33のバネ力と他端部45の質量とからなる振動系により、上記図示しない中心軸の方向に圧縮・伸長する圧電交番歪を生じ、インピーダンス整合層52を介して超音波を送受波する外部媒体との音響インピーダンスが整合され、効率良く超音波が発射される。これと同時に、弾性体33の他端部45も振動し、この振動は中央のくびれ部46に伝播する。この振動は、くびれ部46の断面積が小さく内部摩擦が大きいことと、ダンピング作用空間50によるダンピング作用のため制動され、圧電交番歪は急速に減衰する。
【0039】
仮に隙間39に水分が入り込んだ場合、或いは結露によって水分が発生した場合は、隙間39が従来例よりも大きく、また、ハウジング貫通穴42を複数有することから、水分が自然と抜け出るようになる。従って、本発明によれば、水分に影響されることのない超音波送受波器31になる。本発明の超音波送受波器31は、水分に影響されることのないものであることから、正常な計測を行うことができるという効果を奏する。この効果について、以下に説明する。
【0040】
図5は実流での水分影響を見るための水分封入影響試験装置の構成図、図6は水分封入影響試験の結果を示すグラフ、図7は超音波送受波器の受信波に係る図である。
【0041】
図5において、水分封入影響試験装置61は、超音波流量計62の上流から蛇腹管63及び配管64を介して15m/sの空気を流すとともに、圧送タンク65を0.1MPaで加圧して水を0.7〜1.0L/min流し、これによって実流での水分影響を見ようとした装置構成になっている。引用符号66は容積流量計を示している。超音波流量計62には、本発明の超音波送受波器31又は従来例の超音波送受波器5、6(図8参照)の、いずれかが設けられるようになっている。水分封入影響試験装置61は、配管64の下部を水が流れるような、実際の使用状況よりも格段に厳しい条件での試験となるように構成されている。尚、超音波流量計62は、口径50mmで流量を計測するように構成されている(口径や以上の数値は一例であるものとする)。
【0042】
図6のグラフは、縦軸に流速(m/s)、横軸に時間(s)をとって表したものであり、縦軸の流速は12m/sよりも下を省略している。グラフ中の実線は本発明の超音波送受波器31を用いた場合の結果であり、15m/sの空気を流した状態において矢印P1のポイントで水分を1.0L/min封入し、矢印P2のポイントで水分封入を止めている。グラフから、本発明の超音波送受波器31を用いた場合では、水分の影響を受けていないことが分かる。つまり、正常な計測を行うことができている。
【0043】
これに対して、グラフ中の破線は従来例の超音波送受波器5、6を用いた場合の結果であり、15m/sの空気を流した状態において矢印P3のポイントで水分を1.0L/min封入すると、この後すぐに流速が0m/sまで一気に降下して計測不能になってしまうことが分かる。尚、水分封入を止めてみたが復帰することはなかった。
【0044】
図7において、水分の含まれない状態での定常的な受信波は図7(a)に示す如くの波形である。一方、水分を封入した状態において、本発明の超音波送受波器31を用いた場合では、受信波は図7(b)に示す如くの波形になる。ところが、水分を封入した状態において、従来例の超音波送受波器5、6を用いた場合では、受信波が図7(c)に示す如くの波形になってしまう。従って、図6のグラフのような結果が出てしまうのは当然であるといえる。
【0045】
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、水分に影響されることのない超音波送受波器31を提供することができるという効果を奏する。また、本発明の超音波送受波器31は正常な計測を行うことができるという効果を奏する。
【0046】
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】超音波流量計の測定原理を模式的に示す図である。
【図2】本発明の超音波送受波器の一実施の形態を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】超音波送受波器の斜視図である。
【図5】実流での水分影響を見るための水分封入影響試験装置の構成図である。
【図6】水分封入影響試験の結果を示すグラフである。
【図7】超音波送受波器の受信波に係る図である。
【図8】(a)は従来例の超音波流量計を示す図、(b)は従来例の超音波送受波器を示す図である。
【符号の説明】
【0048】
21 超音波流量計
22 測定管
23 支持管
31 超音波送受波器
32 ハウジング
33 弾性体
34 超音波送受波素子
35 内部側ハウジング
36 フランジ
37 配線
38 外部ハウジング
39 隙間
40 先端部
41 送受波空間
42 ハウジング貫通穴
43 ネジ穴
44 一端部
45 他端部
46 くびれ部
47、48 端面
49 凸部
50 ダンピング作用空間
51 圧電素子
52 インピーダンス整合層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略円柱状又は略円板状の一端部、略円柱状の他端部、及びこれらの間に位置する小径のくびれ部、を有する弾性体と、該弾性体に埋設される超音波送受波素子と、前記一端部を介して前記弾性体が固着する略円筒状の内部ハウジングと、を備える超音波送受波器であって、
前記内部ハウジング及び前記弾性体は、前記内部ハウジングの内面と前記くびれ部との間にダンピング作用空間を有するとともに、前記内部ハウジングの内面と前記他端部との間に隙間を有する、超音波送受波器において、
前記他端部の外面に複数の凸部を設けるとともに前記他端部の径を調整して前記隙間を積極的に大きく形成し、且つ、超音波を送受波する測定管内の送受波空間と前記隙間とを連通させるように前記内部ハウジングと前記弾性体とを配置形成し、且つ、前記内部ハウジングには、該内部ハウジングを貫通するハウジング貫通穴を複数箇所形成する
ことを特徴とする超音波送受波器。
【請求項2】
請求項1に記載の超音波送受波器において、
前記ハウジング貫通穴の形成位置を前記内部ハウジングの周方向に等ピッチとなる四箇所に設定する
ことを特徴とする超音波送受波器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の超音波送受波器において、
用途を気体計測とする
ことを特徴とする超音波送受波器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−56825(P2010−56825A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−219053(P2008−219053)
【出願日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【特許番号】特許第4341782号(P4341782)
【特許公報発行日】平成21年10月7日(2009.10.7)
【出願人】(000103574)株式会社オーバル (82)
【Fターム(参考)】