説明

車両乗り込み時の不快感緩和装置

【課題】バッテリの状態にかかわらず、駐車中にソーラーセルで得られた電力を効果的に利用して、車両乗り込み時の不快感を緩和する。
【解決手段】車両Vの少なくともフロントウインド12を覆って車室内への太陽光の入射を遮断するカバー11Aにソーラーセル16が取付けられ、車室内の空気を外部に排出可能として車両Vに取付けられるファン18に、ソーラーセル16の発電によって得られた電力が供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両乗り込み時の不快感をソーラーセルの発電電力を利用して緩和するようにした不快感緩和装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両全体を覆う車体カバーのほぼ全面に取付けられたソーラセルで得られた電力で、車両に搭載されたバッテリを充電するようにしたものが、特許文献1で知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3094366号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、暑い時期に屋外に駐車した車両に乗り込むと車室内が高温となっていて不快感を感じることがあり、また寒い時期に屋外に駐車した車両に乗り込むと車室内が低温となっていて不快感を感じることがある。そのような不快感を緩和するために、たとえば車両に搭載されたエアコンを作動せしめることが考えられるが、その場合、エアコンをバッテリからの電力で駆動するようにすると、バッテリの電圧低下が大きくなってしまう。そこで、特許文献1で開示されたように駐車中にソーラーセルで得られた電力をバッテリに充電するようにすると、バッテリが満充電状態にあるときには充電ができず、エアコンの作動によってバッテリの電圧が低下してしまう。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バッテリの充電状態にかかわらず、駐車中にソーラーセルで得られた電力を効果的に利用して、車両乗り込み時の不快感を緩和し得るようにした車両乗り込み時の不快感緩和装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、車両の少なくともフロントウインドを覆って車室内への太陽光の入射を遮断するカバーと、該カバーに取付けられるソーラーセルと、車室内の空気を外部に排出可能として車両に取付けられるファンとを備え、前記ソーラーセルの発電によって得られた電力を前記ファンに供給することを第1の特徴とする。
【0007】
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、車室内の温度を検出する温度センサならびに前記ソーラーセルの発電量を検出する発電量検出手段の少なくとも一方と、前記温度センサによる検出値が所定温度よりも低い状態ならびに前記発電量検出手段の検出値が所定発電量よりも小さい状態の少なくとも一方の状態では前記ソーラーセルで発電した電力をバッテリに充電するようにして前記温度センサおよび前記発電量検出手段の少なくとも一方の検出値に応じて前記ソーラーセルの発電電力の供給先を制御する供給先切換制御手段とを含むことを第2の特徴とする。
【0008】
また上記目的を達成するために、本発明は、車両の少なくともフロントウインドを覆って該フロントウインドへの霜付きを防止するカバーと、該カバーに取付けられるソーラーセルと、車室内の操向ハンドルおよび乗車用シートの少なくとも一方に設けられるヒータとを備え、前記ソーラーセルの発電によって得られた電力を前記ヒータに供給することを第3の特徴とする。
【0009】
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、車室内の温度を検出する温度センサと、該温度センサによる検出値が所定温度よりも高い状態のときに前記ソーラーセルで発電した電力をバッテリに充電するようにして前記温度センサの検出値に応じて前記ソーラーセルの発電電力の供給先を制御する供給先切換制御手段とを含むことを第4の特徴とする。
【0010】
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ソーラーセルが、前記カバーのうち少なくとも車両の屋根に配置される部分に取付けられることを第5の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の第1の特徴によれば、カバーで少なくともフロントウインドを覆うので、暑い時期に屋外に駐車した状態での車室内への太陽光の入射を抑制することが可能であり、しかもカバーに取付けられたソーラーセルの発電によって得られた電力を供給することでファンを作動せしめ、車室内の空気を外部に排出するので、車室内が高温となることを回避して、車両乗り込み時に車室内が高温となっていることで不快感を感じることがないようにすることができる。しかもファンの作動によってバッテリの充電状態が悪化することはない。
【0012】
また本発明の第2の特徴によれば、車室内の温度が高くないとき、ならびにソーラーセルの発電量が小さいときの少なくとも一方の状態、すなわち日射量が少ない状態では、ソーラーセルで発電した電力でバッテリを充電するようにしたので、車両に搭載された原動機で駆動される発電機によるバッテリの充電負荷を軽減し、原動機の消費エネルギーを低減することができる。
【0013】
本発明の第3の特徴によれば、カバーで少なくともフロントウインドを覆って該フロントウインドへの霜付きを防止するとともに、該カバーに取付けられるソーラーセルの発電によって得られた電力を供給することで、ヒータによって操向ハンドルおよび乗車用シートの少なくとも一方を加熱するので、車両乗り込み時に車室内が低温となっていても操向ハンドルもしくは乗車用シートが温かくなっていることにより、不快感を緩和することができる。
【0014】
本発明の第4の特徴によれば、車室内の温度が低くないときには、ソーラーセルで発電した電力をバッテリに充電するようにしたので、車両に搭載された原動機で駆動される発電機によるバッテリの充電負荷を軽減し、原動機の消費エネルギーを低減することができる。
【0015】
さらに本発明の第5の特徴によれば、カバーのうち少なくとも車両の屋根に配置される部分にソーラーセルが取付けられるので、駐車時の車両の向きによらずに、少なくとも車両の屋根に配置されるソーラーセルで発電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施例1を示すものであってカバーで一部が覆われた状態での車両の斜視図である。
【図2】バッテリおよびソーラーセルに関連する電気系を示すブロック図である。
【図3】バッテリの充電状態の時間経過による変化を示す図である。
【図4】実施例2でのバッテリおよびソーラーセルに関連する電気系を示すブロック図である。
【図5】実施例3を示す図である。
【図6】実施例4の図1に対応した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0018】
先ず図1〜図3を参照しながら本発明の実施例1について説明すると、先ず図1において、この車両Vの外面の少なくとも一部は、暑い時期の駐車時に、可撓性を有して少なくともフロントウインド12を覆うカバー11Aによって覆われる。前記カバー11Aは、この実施例1では、車両Vのフロントウインド12に加えて、車両Vの左右前部サイドウインド13…を覆うとともに車両Vの屋根14の前部を覆うように形成されており、カバー11Aの周縁部に間隔をあけて取付けられる複数の取付けフック15,15…を車両V側に係脱可能に係合することでカバー11Aが車両Vに取付けられる。
【0019】
しかも前記カバー11Aのうち少なくとも車両Vの屋根に配置される部分にソーラーセル16が取付けられるものであり、この実施例1では、前記カバー11Aのうち車両Vの屋根14に配置される部分だけに前記ソーラーセル16が取付けられる。また前記車両Vの後部外面には、車室内の空気を排出するための排風口17が外部から車室側への水等の浸入を防止し得るようにして設けられており、その排風口17の内側で車両Vには、車室内の空気を外部に排出可能なファン18が配設される。
【0020】
図2において、前記車両Vには、発電機19が付設されたエンジン20が、駆動輪たとえば左右の前輪に動力を伝達するようにして搭載されるとともに、前記発電機19で充電可能なバッテリ21が搭載される。
【0021】
発電機19は、該発電機19で発電された電力のバッテリ21への充電を制御する充電制御回路22を介してバッテリ21に接続され、バッテリ21には、車両Vに設けられる各種の電気負荷23が接続される。一方、カバー11Aに取付けられたソーラーセル16は、車室内に配置される供給先切換制御手段24に、たとえばドアおよび車体間の隙間から挿入される電線を介して接続される。
【0022】
前記供給先切換制御手段24は、前記ソーラーセル16が発電した電力を前記ファン18に供給する状態と、前記充電制御回路22を介して前記バッテリ21に充電する状態とを切換える回路切換部25と、該回路切換部25をいずれの状態とするかを判断する切換判断部26とで構成される。前記切換判断部26には、車室内の温度を検出する温度センサ27の検出値ならびに前記ソーラーセル16の発電量を検出する発電量検出手段28の検出値の少なくとも一方が入力される。而してこの実施例1では、温度センサ27の検出値および発電量検出手段28の検出値の両方が前記切換判断部26に入力されており、切換判断部26は、前記温度センサ27による検出値が、発電量検出手段28の検出値が大きくなるほど低くなるように設定された所定温度よりも低い状態にあるときには、前記回路切換部25をソーラーセル16で発電した電力でバッテリ21を充電する状態とする。また前記温度センサ27による検出値が前記所定温度よりも高い状態にあるときには、前記切換判断部26は、前記ファン18を駆動して車室内の空気を排出する状態とする。
【0023】
前記バッテリ21には、該バッテリ21の充電状態(state of charge 、以下SOCと言う)を検出する充電状態検出センサであるSOCセンサ29が付設されており、前記発電機19の作動を、前記SOCセンサ29の検出値に基づいて発電機作動制御手段30が制御することで、前記発電機19によるバッテリ21への充電が制御される。
【0024】
而して発電機作動制御手段30は、前記SOCセンサ29で検出されたSOCが第1の所定値S1以下となるのに応じて前記発電機19による充電を開始するとともに第1の所定値S1(たとえばSOC64%)よりも大きくかつ満充電状態よりも小さな値として設定される第2の所定値S1(たとえばSOC90%)に前記SOCが達するのに応じて前記発電機19による充電を終了するリフレッシュ充電を行うようにして前記発電機19によるバッテリ21の充電を制御する。
【0025】
すなわちバッテリ21の充電状態は、図3で示すように、車両の走行時には放電・回生によって多少上下に変動し、車両の停止時には暗電流放電によって低下するものであり、車両の停止によってバッテリ21のSOCが第1の所定値S1以下となった時刻t1で発電機19によるバッテリ21への充電を開始し、SOCが第2の所定値S2に達した時刻t2で発電機19によるバッテリ21への充電を終了することになり、バッテリ21のSOCは第1の所定値S1および第2の所定値S2間で変化することになる。
【0026】
次にこの実施例1の作用につて説明すると、カバー11Aで少なくともフロントウインド12を覆うので、暑い時期に屋外に駐車した状態での車室内への太陽光の入射を抑制することが可能であり、またカバー11Aに取付けられたソーラーセル16の発電によって得られた電力を供給することでファン18を作動せしめ、車室内の空気を外部に排出するので、車室内が高温となることを回避して、車両乗り込み時に車室内が高温となっていることで不快感を感じることがないようにすることができる。しかもファン18の作動によってバッテリ21の充電状態が悪化することはない。
【0027】
また車室内の温度が、発電量が大きくなるほど低くなるように設定された所定温度よりも低い状態にあるとき、すなわち日射量が少ない状態では、ソーラーセルで発電した電力でバッテリを充電するようにしたので、車両Vに搭載されたエンジン20で駆動される発電機19によるバッテリ21の充電負荷を軽減し、エンジン20の消費エネルギーを低減することができる。
【0028】
またカバー11Aのうち少なくとも車両Vの屋根14に配置される部分にソーラーセル16が取付けられるので、駐車時の車両Vの向きによらずに、少なくとも車両Vの屋根14に配置されるソーラーセル16で発電することができる。
【0029】
さらにSOCセンサ29で検出されたバッテリ21のSOCが第1の所定値S1以下となるのに応じて発電機19による充電を開始するとともに第1の所定値S1よりも大きくかつ満充電状態よりも小さな値として設定される第2の所定値S2に前記SOCが達するのに応じて前記発電機19による充電を終了するようにしてリフレッシュ充電が行われるので、前記ソーラーセル16によるバッテリ21の充電を行う際に、該バッテリ21が満充電状態となっていることはなく、ソーラーセル16によるバッテリ21への充電を効果的に行うことができる。
【0030】
なおソーラーセル16の発電量が小さいときに、ソーラーセル16で発電した電力でバッテリ21を充電するようにしてもよく、さらに車室内の温度が低い状態にあるとき、ならびにソーラーセル16の発電量が小さいときのいずれかで、ソーラーセル16で発電した電力のバッテリ21への充電を判断するようにしてもよい。
【実施例2】
【0031】
図4を参照しながら本発明の実施例2について説明するが、実施例1に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
【0032】
車室内の操向ハンドルおよび乗車用シートの少なくとも一方にはヒータ31が設けられており、少なくともフロントウインド12を覆って該フロントウインド12への霜付きを防止するカバー11A(実施例1参照)に取付けられるソーラーセル16は供給先切換制御手段24に接続される。
【0033】
前記供給先切換制御手段24は、前記ソーラーセル16が発電した電力を前記ヒータ31に供給する状態と、充電制御回路22を介してバッテリ21に充電する状態とを切換える回路切換部25と、該回路切換部25をいずれの状態とするかを判断する切換判断部26とで構成され、切換判断部26には、車室内の温度を検出する温度センサ27の検出値が入力される。
【0034】
而して前記切換判断部26は、温度センサ27による検出値が所定温度よりも高い状態のときにはソーラーセル16で発電した電力をバッテリ21に充電し、前記温度センサ27による検出値が所定温度以下であるときにはソーラーセル16で発電した電力を前記ヒータ31に供給するようにして、回路切換部25を制御する。
【0035】
この実施例2によれば、カバー11Aでフロントウインド12への霜付きを防止するとともに、該カバー11Aに取付けられるソーラーセル16の発電によって得られた電力を供給することで、ヒータ31によって操向ハンドルおよび乗車用シートの少なくとも一方を加熱するので、車両乗り込み時に車室内が低温となっていても操向ハンドルもしくは乗車用シートが温かくなっていることにより、不快感を緩和することができる。
【0036】
しかも車室内の温度が低くないときには、ソーラーセル16で発電した電力をバッテリ21に充電するようにしたので、車両に搭載されたエンジン20で駆動される発電機19によるバッテリ21の充電負荷を軽減し、エンジン20の消費エネルギーを低減することができる。
【0037】
なお実施例1および実施例2を組み合わせて、暑い時期にはファン18を作動せしめ、寒い時期にはヒータ31で加熱するようにすることも可能である。
【実施例3】
【0038】
本発明の実施例3について図5を参照しながら説明すると、乗車用シート32に設けられたヒータ31は、ソーラセル16が接続されるキャパシタ等の電源装置33にリレー34を介して接続されており、このリレー34の導通・遮断は制御ユニット35で制御される。
【0039】
制御ユニット35は、車両運転者が携帯する携帯器36との間での無線通信が可能であり、正規の携帯器36であることを確認した状態での携帯機36側でのボタン操作に応じて、制御ユニット35は、電源装置33をヒータ31に接続するように前記リレー34を導通せしめる。
【0040】
この実施例3によれば、電力消費量が比較的大きくなるヒータ31に充分な電力を供給するために、ソーラーセル16で発電した電力を電源装置33に溜めておき、充分な電力をヒータ31に供給して、乗車用シート32を温めることで車両乗り込み時の不快感を緩和することができる。
【実施例4】
【0041】
本発明の実施例4について図6を参照しながら説明すると、車両Vの外面の一部はフロントウインド12を覆うカバー11Bによって覆われるものであり、該カバー11Bは、車両Vの屋根14に取付けられた収納ボックス38からの引き出し、ならびに前記収納ボックス38への収納が可能であり、カバー11Bの前縁部に取付けられる複数の取付けフック15…が車両V側に係脱可能に係合される。
【0042】
しかも前記カバー11Bのうち少なくとも車両Vの屋根に配置される部分にソーラーセル16が取付けられるものであり、この実施例4では、前記カバー11Bのうち車両Vの屋根14に配置される部分だけに前記ソーラーセル16が取付けられる。
【0043】
この実施例4によれば、カバー11Bの取付けおよび収納が容易となる。
【0044】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0045】
11A,11B・・・カバー
12・・・フロントウインド
14・・・屋根
16・・・ソーラーセル
18・・・ファン
21・・・バッテリ
24・・・供給先切換制御手段
27・・・温度センサ
28・・・発電量検出手段
31・・・ヒータ
V・・・車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(V)の少なくともフロントウインド(12)を覆って車室内への太陽光の入射を遮断するカバー(11A,11B)と、該カバー(11A,11B)に取付けられるソーラーセル(16)と、車室内の空気を外部に排出可能として車両(V)に取付けられるファン(18)とを備え、前記ソーラーセル(16)の発電によって得られた電力を前記ファン(18)に供給することを特徴とする車両乗り込み時の不快感緩和装置。
【請求項2】
車室内の温度を検出する温度センサ(27)ならびに前記ソーラーセル(16)の発電量を検出する発電量検出手段(28)の少なくとも一方と、前記温度センサ(27)による検出値が所定温度よりも低い状態ならびに前記発電量検出手段(28)の検出値が所定発電量よりも小さい状態の少なくとも一方の状態では前記ソーラーセル(16)で発電した電力をバッテリ(21)に充電するようにして前記温度センサ(27)および前記発電量検出手段(28)の少なくとも一方の検出値に応じて前記ソーラーセル(16)の発電電力の供給先を制御する供給先切換制御手段(24)とを含むことを特徴とする請求項1記載の車両乗り込み時の不快感緩和装置。
【請求項3】
車両(V)の少なくともフロントウインド(12)を覆って該フロントウインド(12)への霜付きを防止するカバー(11A,11B)と、該カバー(11A,11B)に取付けられるソーラーセル(16)と、車室内の操向ハンドルおよび乗車用シートの少なくとも一方に設けられるヒータ(31)とを備え、前記ソーラーセル(16)の発電によって得られた電力を前記ヒータ(31)に供給することを特徴とする車両乗り込み時の不快感緩和装置。
【請求項4】
車室内の温度を検出する温度センサ(27)と、該温度センサ(27)による検出値が所定温度よりも高い状態のときに前記ソーラーセル(16)で発電した電力をバッテリ(21)に充電するようにして前記温度センサ(27)の検出値に応じて前記ソーラーセル(16)の発電電力の供給先を制御する供給先切換制御手段(24)とを含むことを特徴とする請求項3記載の車両乗り込み時の不快感緩和装置。
【請求項5】
前記ソーラーセル(16)が、前記カバー(11A,11B)のうち車両Vの屋根(14)に配置される部分に取付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両乗り込み時の不快感緩和装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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