説明

車両用オイルフィルタのドレン装置

【課題】車両用オイルフィルタのカートリッジ式フィルタエレメントの交換時に、交換前のフィルタエレメント内のオイルを作業者及び車両部品にかかることを抑制しつつドレンする。
【解決手段】フロントアクスル102に着脱自由に固定されるブラケット1と、ブラケット1に一端部が上下方向揺動自由に支持されるレバー部材4と、レバー部材4上に、複数個のフィルタエレメント101Bの各底面に尖端を向けて配設されたニードル5と、レバー部材4の下方に位置して配設され、一端部がブラケット1に支持され、他端部に向けて下向きに傾斜して配設された樋部材8と、を備え、レバー部材4の他端部を上方に揺動させて、各ニードル5でフィルタエレメント101Bの各底面を突き刺して破断することにより、各フィルタエレメント101Bの底面破断部分から流出するオイルを樋部材8で受けて下方に流し、容器103内に排出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラック等の車体に装着されたオイルフィルタの交換時に、オイルフィルタ内のオイルをドレンする装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両のオイルフィルタとしてフィルタエレメントのみを交換するカートリッジ式のフィルタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−182223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなカートリッジ式のフィルタエレメントには、ドレンプラグが無いため、フィルタエレメントを交換する際に、本体への締結ネジを緩めた瞬間に中のオイルが溢れ出し、作業者の手にかかり、熱いときには火傷するおそれがある。
【0005】
作業者によっては、フィルタエレメントの底部にポンチ等で孔を開けてドレンすることもあるが、上向き作業のため作業者の顔や体にオイルがかかってしまうことがある。トラック等の大型車両ではオイルフィルタは複数設けられており、フィルタエレメントを個別にドレンする作業も面倒である。
【0006】
また、上記いずれの場合も、オイルフィルタの下方にある車両部品にオイルがかかって汚れてしまうことがある。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、簡易な作業でオイルフィルタの交換時に、フィルタ内のオイルを容易かつ効率的にドレンできる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このため本発明は、車両に複数個並べて配設され、下部にフィルタエレメントを着脱自由なオイルフィルタのオイルをドレンする装置であって、
車体フレーム又は車軸に着脱自由に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに一端部が上下方向揺動自由に支持されるレバー部材と、
前記レバー部材上に、前記複数個のフィルタエレメントの各底面に尖端を向けて配設されたニードルと、
前記レバー部材の下方に位置して配設され、一端部が前記ブラケットに支持され、他端部に向けて下向きに傾斜して配設された樋部材と、
を含み、
前記レバー部材の他端部を上方に揺動させて、前記各ニードルで前記フィルタエレメントの各底面を突き刺して破断することにより、各フィルタエレメントの底面破断部分から流出するオイルを前記樋部材で受けて下方に流して排出させる構成とした。
【発明の効果】
【0009】
オイルフィルタの交換の際、上記のレバー部材の操作により各ニードルに突き刺されて破断したオイルは、樋部材で受けられ下方に流れて排出され、容器等に溜めることができる。
【0010】
これにより、作業者にオイルがかかることを防止でき、オイルフィルタ下方の車両部品がオイルで汚れることも防止できる。
【0011】
また、複数個のオイルフィルタの底面を、それぞれ対応したニードルで同時に破断してドレンさせることができるため、作業効率も高められる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態に係る車両用オイルフィルタのドレン装置の概要構成を示す図。
【図2】第2の実施形態に係る車両用オイルフィルタのドレン装置の概要構成を示す図。
【図3】第3の実施形態に係る車両用オイルフィルタのドレン装置の概要構成を示す図。
【図4】第4の実施形態に係る車両用オイルフィルタのドレン装置の概要構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0014】
図1は、第1の実施形態を示す。
【0015】
3個のオイルフィルタ101が、車両のフロントアクスル102と直交する車両前後方向に並べて配設されている。各オイルフィルタ101は、上端部のエレメント取付口101Aにネジ込み式等で着脱自由なフィルタエレメント101Bを装着するカートリッジ式である。
【0016】
前記カートリッジ式のオイルフィルタでは、劣化時にフィルタエレメントのみを交換すればよいので経済的かつ交換作業が容易であるが、コスト低減のためフィルタエレメントにドレン弁は装着されておらず、したがって、交換時に上述したオイルによる汚れ等の問題を生じていた。
【0017】
そこで、本発明では、フィルタエレメント101Bを交換する際に、上記問題を解消しつつ交換前のフィルタエレメント101B内のオイルをドレンする装置を提供するものであり、該装置が以下のように構成されている。
【0018】
本装置を車体に固定支持するためのブラケット1は、車軸であるフロントアクスル102の上端部を跨って係合するように屈曲形成され、一方の側壁の下端部に形成されたネジ孔1aにロックナット3を介して捩じ込まれたロックボルト2の先端をフロントアクスル102の底部側面に押し付け、ロックナット3を締結することにより、フロントアクスル102に所定の位置で強固に固定される。尚、ブラケット1を、車体フレームに固定させるようにしてもよい。
【0019】
ブラケット1の上壁には、上方に突出する支持部1bが設けられ、該支持部1bには、前記3個のオイルフィルタ101の下方に向かって延びるレバー部材4の一端部が上下方向揺動自由に軸支される。
【0020】
前記レバー部材4の上面には、各オイルフィルタ101(フィルタエレメント101B)の底面に尖端を向けてニードル5が固定され、前記軸支側と反対側の他端部には、後述するようにレバー部材4を伝って流下するオイルを受けて下方に落下させるための鍔部材6が装着され、さらに他端には、レバー部材4を手動で揺動操作するためのL字状のハンドル部材7が固定されている。
【0021】
また、前記支持部1bには、樋部材8の一端部も支持され、該樋部材8は該レバー部材4の下方に位置し、他端部に向けて下向きに傾斜して配設される。樋部材8の下端は、受けたオイルを落下排出できるように開放されており、該下端部が前記レバー部材4の鍔部材6の下方付近に位置するように設定されている。尚、樋部材8も支持部1bに揺動自由に軸支し、底面をブラケット1の上面に当接させて支持するようにしてもよく、支持部1bでの支持負荷を軽減できる。
【0022】
次に、上記構成を有したドレン装置によるフィルタエレメント101B交換時のオイルドレン操作を説明する。
【0023】
上記のように、レバー部材4が各オイルフィルタ101の下方に位置する所定位置で、ブラケット1をフロントアクスル102に固定する。
【0024】
鍔部材6及び樋部材8の下端から落下するオイルを受けて溜める容器103を設置した後、車両下方空間に潜り込んだ作業者により、ハンドル部材7を把持して持ち上げ、レバー部材4を上方に揺動させると、各ニードル5によって各フィルタエレメント101Bの底面が突き破られる。尚、図示のように、各ニードル5のレバー部材4上面からの突出量を異ならせ、支持部1bから離れたニードル5ほど突出量を大きくして、各ニードル5尖端が対応する各フィルタエレメント101B底面へ同時に当たって突き破るようにすることもできる。但し、各ニードル5尖端が対応する各フィルタエレメント101B底面を突き破るタイミングを異ならせて、順次破断させるようにすることもできる。
【0025】
次に、作業者がハンドル部材7を下げてニードル5をフィルタエレメント101Bの破断部から抜くと、各破断部から劣化したオイルが下方に流出し、一部はレバー部材4上に落下するが、残るオイルは樋部材8上に落下する。
【0026】
樋部材8で受けたオイルは、傾斜により下方に流動し、下端から落下して前記容器103内に排出される。
【0027】
レバー部材4上に落下したオイルも、前記下げ操作によるレバー部材4の下降傾斜によって下方に流動し、鍔部材6で受け止められた後落下し、樋部材8への落下を介して、または、直接容器103内に排出される。
【0028】
このようにして、各フィルタエレメント101B内のオイルを排出し尽した後、各フィルタエレメント101Bを順次、上部の取付口101Aからネジ締結解除等によって取り外し、新しいフィルタエレメントを装着して交換を完了する。
【0029】
かかる操作によれば、フィルタエレメント101Bの交換時、新しいフィルタエレメントと交換する前に、交換前のフィルタエレメント101B内のオイルを、作業者やフロントアクスルその他の車両部品に付着させることなくスムーズに排出でき、作業者や車両部品の汚れ、オイルが高温である場合の作業者の火傷なども防止できる。
【0030】
また、複数のフィルタエレメント101Bを1回のハンドル操作で同時に破断させてドレンすることができ、作業効率も改善する。
【0031】
図2は、第2の実施形態を示し、アクチュエータを用いてドレン操作を行うものである。
【0032】
第1の実施形態と相違する部分を説明すると、ブラケット1の一方の側面のロックボルト2装着部上方からレバー部材4及び樋部材8方向へ水平に延びる支持部材9の一端部を補強部材10を介して固定し、該支持部材9の他端部とレバー部材4の他端部とに、レバー部材4駆動用アクチュエータであるエアシリンダ11の両端をそれぞれ軸支して連結する。
【0033】
前記エアシリンダ11には、開閉弁12を介装したエアホース13の一端部が接続され、該エアホース13の他端部は、エアポンプ又はエアポンプからの空気圧を蓄圧したリザーバ等の空気圧供給源14に接続されている。
【0034】
前記エアシリンダ11に隣接して支持部材9の他端部とレバー部材4の他端部との間に両端を支持させて、レバー部材4を下方向に付勢するリターンスプリング15を配設する。
【0035】
さらに、鍔部材6及び樋部材8の下端から落下するオイルを受けて溜めるオイル溜め容器16を、支持部材9上に配設する。第1の実施形態におけるハンドル部材7は省略される。
【0036】
該第2の実施形態によるドレン操作を説明する。
【0037】
ブラケット1を所定位置でフロントアクスル102に固定した後、前記開閉弁12の開操作により、空気圧供給源14から高圧又は真空圧がエアシリンダ11に供給されると、エアシリンダ11の出力ロッドは、リターンスプリング15の付勢力に抗して上方に伸張ストロークし、これにより、各ニードル5が対応する各フィルタエレメント101Bの底面を突き破る。
【0038】
次いで、開閉弁12を閉操作すると、エアシリンダ11への空気圧供給が断たれると同時にシリンダ内部の空気圧が開放され、リターンスプリング15の付勢力によってレバー部材4が下方に引っ張られて初期位置に戻され、各ニードル5が各フィルタエレメント101Bの破断部から抜かれて、各破断部から劣化したオイルが下方に流出する。
【0039】
これにより、第1の実施形態と同様にオイルは、樋部材8及びレバー部材4に落下して流動し、鍔部材6及び樋部材8の先端から落下してオイル溜め容器16内に排出される。
【0040】
かかる構成とすれば、ドレン操作を開閉弁12の開閉操作でエアシリンダ11の駆動力を用いて行うことができ、作業者が車両下方空間に潜り込む必要もなく、オイル付着防止効果がより高められ、作業効率もより改善される。
【0041】
また、オイル溜め容器16が装置と一体に設けられるため、別途用意してセットする必要もない。
【0042】
図3は、ニードルの高さ位置を調整できるようにした第3の実施形態を示し、レバー部材とブラケットとを分解して示してある。
【0043】
レバー部材4には、各ニードル5の取付位置において固定ナット5bが溶接等で固定され、該固定ナット5bに対し、下部にネジを形成したニードル本体5aが捩じ込まれ、該捩じ込み量を調整することによりニードル5の高さ(レバー部材4からの突出量)を調整できる。このようにして調整後、ニードル本体5aのネジ部にロックナット5cを捩じ込み、固定ナット5b上面に圧接して締結することにより、該調整位置で固定する。
【0044】
また、レバー部材4のフロントアクスル102に対する高さも調整できる。
【0045】
ブラケット1は、上壁に上下方向に貫通する孔1cが形成されている。一方、下端に押えプレート21を固定したネジ棒22に第1調整ナット23を捩じ込み、ネジ棒22の第1調整ナット23より上方に突出する部分を孔1cに下方から挿入し、ネジ棒22のブラケット1上壁より上方に突出する部分に第2調整ナット24を捩じ込んで構成される高さ調整機構を設ける。
【0046】
上記高さ調整機構による調整作業は、以下のように行われる。
【0047】
まず、押えプレート21をフロントアクスル102の上面に当接させた状態で、ブラケット1を上下に移動しつつ高さ位置を決定する。尚、ブラケット1の高さが低い場合は、第1調整ナット23をネジ棒22の下端側に捩じり、ブラケット1の高さが高い場合は、第2調整ナット24をネジ棒22の上端側に捩ることでブラケット1の移動を許容できる。
【0048】
次いで、上記のようにブラケット1の決定した高さ位置を維持しつつ、第1調整ナット23と第2調整ナット24とを、相互に接近する方向に捩じ込んでいってブラケット1を挟持締結することにより、該調整位置で固定する。なお、ブラケット1の高さ調整代を持たせるため、ロックボルト2取付側とは反対側の側壁も下方に長く伸ばして形成する。
【0049】
これにより、ブラケット1のフロントアクセル101に対する高さ、したがって、レバー部材4の軸支位置の高さを調整できる。
【0050】
かかる構成とすれば、車種によってオイルフィルタ(フィルタエレメント)取付位置の高さが相違しても、各ニードル5のレバー部材4からの突出量を個別に調整し、さらに、レバー部材4の軸支位置の高さを調整することにより、各ニードル5をフィルタエレメント101Bの底面に適正量突き刺して破断することができ、良好なドレン作業を維持できる。
【0051】
なお、上記各ニードル5のレバー部材4からの突出量を個別の調整と、レバー部材4の軸支位置の高さ調整のいずれか一方のみを備える構成とした実施形態でもよい。
【0052】
また、図示のようにハンドル部材7の補強部材7a,7bを設けてもよい。
【0053】
図4は、各ニードル5のレバー部材4軸方向(長手方向)位置を調整できるようにした第4の実施形態を示す。
【0054】
レバー部材は、上端開放C字状の断面を有したスライドレール41によって構成される。
【0055】
一方、ニードル5は以下のように構成される。方形状のベース部5d上から下部にネジを形成したニードル部5eを突出させた形状のニードル本体を3個設け、各ニードル本体をそれぞれ、ベース部5dをスライドレール41の内部空間に挿入し、ニードル部5eをスライドレール41の上端開放部から突出させた状態でスライド自由に装着する。また、各ニードル本体のスライドレール41上方に突出するニードル部5eのネジ部分にロックナット5fを緩く捩じ込んでおく。これらベース部5d及びニードル部5eからなるニードル本体とロックナット5fとでニードル5が構成される。
【0056】
そして、各ニードル5のスライドレール41長手方向位置をそれぞれ調整した後、ロックナット5fを捩じ込んで、スライドレール41の上壁をベース部5dとロックナット5fとで挟んで締結することにより、各調整位置で固定する。
【0057】
ブラケット1については、図3に示した第3の実施形態と同一の高さ調整機構が設けられ、レバー部材(スライドレール41)の軸支位置の高さを調整できる。
【0058】
かかる構成とすれば、車種によってオイルフィルタ(フィルタエレメント)前後方向取付位置が相違しても、該前後方向取付位置に合わせて各ニードル5で各フィルタエレメント101B底面の対応した部分(例えば底面の中央部)を突き破ることができるように、ニードル5のスライドレール41への取付位置を調整することにより、良好なドレン作業を維持できる。また、上記高さ調整機構を併用することにより、第3の実施形態で説明したように、フィルタエレメントの取付高さの相違に対しても、レバー部材4の軸支位置の高さを調整することによって対応でき、良好なドレン作業を維持できる。
【0059】
また、レバー部材を上端開放C字状の断面のスライドレール41とした場合は、スライドレール41の外壁面の他、上端開放部から内部空間にもオイルが落下するので、スライドレール41上面に固定した鍔部材6に加えて、スライドレール41の下端部に底壁を貫通してオイル落下用のガイドパイプ42を装着する。これにより、スライドレール41の内部空間に落下したオイルも、ガイドパイプ42を介してスムーズに排出させることができる。
【符号の説明】
【0060】
1…ブラケット
1a…ネジ孔
1b…支持部
2…ロックボルト
3…ロックナット
4…レバー部材
5…ニードル
5a…ニードル本体
5b…固定ナット
5c…ロックナット
5d…ベース部
5e…ニードル部
5f…ロックナット
6…鍔部材
8…樋部材
11…エアシリンダ
12…開閉弁
13…エアホース
14…空気圧供給源
15…リターンスプリング
16…オイル溜め容器
21…押さえプレート
22…ネジ棒
23…第1調整ナット
24…第2調整ナット
101…オイルフィルタ
101A…取付口
101B…フィルタエレメント
102…フロントアクスル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に複数個並べて配設され、下部にフィルタエレメントを着脱自由なオイルフィルタのオイルをドレンする装置であって、
車体フレーム又は車軸に着脱自由に固定されるブラケットと、
前記ブラケットに一端部が上下方向揺動自由に支持されるレバー部材と、
前記レバー部材上に、前記複数個のフィルタエレメントの各底面に尖端を向けて配設されたニードルと、
前記レバー部材の下方に位置して配設され、一端部が前記ブラケットに支持され、他端部に向けて下向きに傾斜して配設された樋部材と、
を含み、
前記レバー部材の他端部を上方に揺動させて、前記各ニードルで前記フィルタエレメントの各底面を突き刺して破断することにより、各フィルタエレメントの底面破断部分から流出するオイルを前記樋部材で受けて下方に流して排出させる構成とした車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項2】
前記レバー部材の他端部に各フィルタエレメントの底面破断部分から流出してレバー部材に落下したオイルを受け止めて外側に排出させる鍔部材が配設される請求項1に記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのニードルは、高さ位置を調整自由に配設される請求項1又は請求項2に記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項4】
前記レバー部材は、軸支位置の高さを調整自由に配設される請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つのニードルは、前記レバー部材の軸方向位置を調整自由に配設される請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項6】
前記レバー部材の他端部を上方に駆動して前記ニードルでフィルタエレメント底面を破断させるアクチュエータを一体に含んで構成される請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。
【請求項7】
前記樋部材の下端部から排出されるオイルを受けるオイル溜め容器を一体に含んで構成される請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の車両用オイルフィルタのドレン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−127466(P2011−127466A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−285179(P2009−285179)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【出願人】(000003908)UDトラックス株式会社 (1,028)
【Fターム(参考)】