説明

車両用ランプ構造

【課題】最小の光源を適用して一定の面発光を具現できる車両用ランプ構造を提供する。
【解決手段】 本発明は、ハウジング100の内側に備えられ、内部で全反射するように空間部111が形成されたリフレクタ110と、一端は前記リフレクタ110と連結され、他端は前記ハウジング100の外側に突出して形成されるレンズ120と、前記レンズ120の内側面に取り付けられる光源130とから構成されることを特徴とし、光源130の数とリフレクタ110を最小にして原価を節減させると共に、最小の光源130だけでも高級な面発光を可能にして商品価値を向上させるのに効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用ランプ構造に係り、より詳しくは、最小の光源を車両用ランプ構造に適用して一定の面発光が具現できる車両用ランプ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車体の後方にはリアランプが着脱可能に取り付けられているが、これは自動車の方向旋回時又は停車時のような自動車の走行状況を、先行車両及び後続車両の運転者に認識させることにより、追突事故のような現象を未然に防止することになる。
特に、車体の後方で左右側に取り付けられるリアランプは、後進ランプと、制動ランプと、方向指示ランプが一つの組立体からなる。
【0003】
一方、車両のリアランプには光源として、長い寿命を有しながら高級イメージを出すことができ、視認性に優れた発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)の使用が増加している。
しかし、従来、デザインに従って多数のLEDが適用されるため、原価を上昇させる問題点があり、さらに図1に示す通り、ランプハウジング内で多数のLEDを介して発光された光を多様な角度に反射させるためリフレクタが追加され、原価上昇だけでなく、部品数が増加し作業性を低下させる問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−045210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記問題点を解消するためになされたものであって、最小の光源を適用して一定の面発光を具現できる車両用ランプ構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ハウジングの内側に備えられ、内部で全反射するように空間部が形成されたリフレクタと、一端は前記リフレクタと連結され、他端は前記ハウジングの外側に突出して形成されるレンズと、前記レンズの内側面に取り付けられる光源とを含むことを特徴とする。
【0007】
前記ハウジングの外側に突出したレンズの外側部は、上段部と下段部からなり
前記光源は、発光ダイオード(LED)が適用されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光源の数とリフレクタを最小にして原価を節減させると共に、最小の光源だけでも高級な面発光を可能にして、商品価値を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】従来の車両用ランプ構造を示す図である。
【図2】本発明の車両用ランプ構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態を、図を参照して詳しく説明する。
本発明の車両用ランプ構造は、図2に示す通り、ハウジング100の内側に備えられるリフレクタ110と、リフレクタ110と連結されるレンズ120と、レンズ120の内側面に取り付けられる光源130とからなり、光源130とリフレクタ110を最小にすると共に、ランプの面発光性能を向上させることをその技術上の基本特徴とする。
【0011】
以下、本発明の車両用ランプ構造に対する各構成要素を、図を参照して説明する。
本発明は、図2に示す通り、ハウジング100の内側に備えられるリフレクタ110と、リフレクタ110と連結されハウジング100の外側に突出したレンズ120と、レンズ120の内側に取り付けられる光源130とからなることを基本にする。
ハウジング100は、車両用ランプの外形を形成するものであって、本発明の図ではハウジング100の一部のみ示す。
ハウジング100の内部には光を発光させる光源130と、光源130から発光された光を反射させるリフレクタ110とが備えられ、ハウジング100の外側面には、リフレクタ110を介し反射された光を外部へ照射することができるようにするレンズ120が備えられる。
【0012】
リフレクタ110は、ハウジング100の内側に備えられ、リフレクタ110の内部で全反射が起こるよう空間部111が形成される。
レンズ120は、ハウジング100の内部の光を外部へ照射させるものであって、レンズ120の一端はリフレクタ110と連結され、他端はハウジング100の外側に突出して形成される。
一方、ハウジング100の外側に突出したレンズ120の外側部は、上段部121と下段部122に分割され、ハウジング100の内側から発光される光がレンズ120の上段部121と下段部122に分割され、外部へ照射されるようにするのが好ましい。
【0013】
光源130は、レンズ120の内側面に取り付けられ、ハウジング100の内部で発光後リフレクタ110を介し光を反射させ、レンズ120の外部へ照射されるようにする。
光源130には発光ダイオード(LED、Light Emitting Diode)が適用されるのが好ましい。
本発明は、ハウジング100の外側に突出したレンズ120を上段部121と下段部122に分割し、2つの発光面に拡張してレンズ120の内側面の1つの光源130だけでも、多数の光源130以上の面発光の効果が出せるようにして、ランプの発光デザインを向上させる。
【0014】
前記のような構成を有する本発明の車両用ランプ構造は、ハウジングの内側に備えられ、内部で全反射するよう空間部が形成されたリフレクタと、一端は前記リフレクタと連結され、他端は前記ハウジングの外側に突出して形成されるレンズと、前記レンズの内側面に取り付けられる光源で構成され、光源の数とリフレクタを最小にして原価を節減させると共に、最小の光源だけでも高級な面発光を可能にし、商品価値を大幅向上させる発明である。
【0015】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。

【符号の説明】
【0016】
100 ハウジング
110 リフレクタ
111 空間部
120 レンズ
121 上段部
122 下段部
130 光源


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングの内側に備えられ、内部で全反射するように空間部が形成されたリフレクタと、
一端は前記リフレクタと連結され、他端は前記ハウジングの外側に突出して形成されるレンズと、
前記レンズの内側面に取り付けられる光源と、
を含むことを特徴とする車両用ランプ構造。
【請求項2】
前記ハウジングの外側に突出したレンズの外側部は、上段部と下段部からなることを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプ構造。
【請求項3】
前記光源は、発光ダイオード(LED)であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプ構造。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2013−101934(P2013−101934A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−246740(P2012−246740)
【出願日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【出願人】(591251636)現代自動車株式会社 (1,064)
【出願人】(500518050)起亞自動車株式会社 (449)
【Fターム(参考)】