説明

車両用操作入力装置

【課題】タッチ操作入力の選択操作性を向上させた車両用操作入力装置を提供する。
【解決手段】機器側通信制御装置30は、スイッチ操作面を照明する操作状態、及びスイッチ操作面を照明しない操作待機状態に複数のスイッチ操作面を個別に照明する光源15を備えている。機器側通信制御装置30は、光源15の操作待機状態にあって、操作者がスイッチ操作面12を操作しようとするときの車両側装置の動きを検出した信号を車両側通信制御装置20から受信したとき、光源15を点灯又は点滅させる信号を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチ操作入力の選択操作性を向上させた車両用操作入力装置に関する。
【0002】
車両の運転席の中央部付近に配置されたセンタークラスタには、例えばカーナビゲーション、オーディオやエアコンディショナ等の各種の車載機器を操作するための操作入力装置が設けられている。この操作入力装置は、各種車載機器に対応したスイッチ操作面を有するタッチスイッチをセンタークラスタの意匠パネルとして備えており、乗員(操作者)がタッチスイッチをタッチ操作することで、各種車載機器の動作設定を行うようになっている。
【0003】
この操作入力装置には、乗員によりタッチ操作された際にタッチスイッチの背面側を照らしてスイッチ操作面の視認性を高める照明装置(バックライト)が設けられている。乗員がタッチスイッチを操作しないと、照明装置が消灯してスイッチ操作面が消えたブラックアウトのままの状態に維持されており、スイッチ操作面を見えにくくすることでセンタークラスタの意匠性を高めている。
【0004】
この種のタッチセンサ式操作入力装置にあっては、複数のスイッチ操作面のうち、選択しようとするスイッチ操作面を操作者により直接目視して確認することが必要である。しかしながら、操作者がスイッチ操作面をタッチ操作しなければ、タッチスイッチは、複数のスイッチ操作面が表示されないブラックアウトのままの状態に維持されるので、操作者のタッチ操作時にタッチスイッチのどの位置をタッチ操作したらよいのかを把握しにくい。
【0005】
また、操作者がタッチスイッチをタッチ操作しようとする際には、スイッチ操作面が表示されない状態で、座席から離れた位置にあるセンタークラスタまで操作者の手指を伸ばすことでスイッチ操作面の位置を探さなければならないので、タッチ操作が面倒であり、操作性が高いものではない。
【0006】
一方、スイッチ操作面に操作者の手指が近づくと、バックライトが第1のパターンで点灯され、タッチスイッチ(意匠パネル)の表面に光透過パターンを浮かび上がらせ、その浮かび上がった部分に操作者の手指が接触すると、第2のパターンで点灯され、光透過パターンの輝度、色等を変化させる静電容量式スイッチ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この従来の静電容量式スイッチ装置によると、スイッチ位置が明確に視認できるので、操作性を向上させて暗所での操作も可能にすることができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−128019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、仮に、車両の運転席の中央部付近に配置されたセンタークラスタに上記特許文献1記載の静電容量式スイッチ装置を使用した場合は、座席から離れた位置にあるセンタークラスタまで操作者の手指を伸ばしながら、選択しようとするスイッチ操作面内のタッチ反応位置を正確にタッチ操作する必要がある。しかしながら、スイッチ操作面が小さく形成されており、スイッチ操作面内のタッチ反応位置が決められた構成であると、そのタッチ反応位置を正確にタッチ操作できないことがあり、操作性が高いものであるとはいえないが、この対策は上記特許文献1記載の静電容量式スイッチ装置には講じられていない。このため、この種のタッチセンサ式操作入力装置の選択操作性を高いものにしたいという要望があった。
【0009】
従って、本発明の目的は、タッチ操作入力の選択操作性を向上させた車両用操作入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
[1]本発明は、上記目的を達成するため、車室内に設けられ、操作者の手指を接近又は接触させることで車載機器を操作する複数のスイッチ操作面と、前記スイッチ操作面を照明する操作状態、及び前記スイッチ操作面を照明しない操作待機状態に前記複数のスイッチ操作面を個別に照明する光源と、車両側通信制御装置による通信に基づいて前記光源を制御する機器側通信制御装置とを備え、前記車両側通信制御装置は、前記操作者が前記スイッチ操作面を操作しようとするときの車両側装置の動きを検出可能な車両側装置動作検出部を備え、前記機器側通信制御装置は、前記操作待機状態にあって前記車両側装置動作検出部からの信号を受信したとき、前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記光源へ出力することを特徴とする車両用操作入力装置を提供する。
【0011】
[2]上記[1]記載の車両側装置動作検出部は、前記操作待機状態にあって前記車両側装置の動きを検出したとき、前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記機器側通信制御装置へ通信することを特徴とする。
【0012】
[3]上記[1]記載の機器側通信制御装置は、前記操作者の手指の接近又は接触の有無を検出して検出信号を出力するタッチセンサを備え、前記タッチセンサは、前記複数のスイッチ操作面のそれぞれに設けられ、前記タッチセンサからの前記検出信号が検出されたとき、前記スイッチ操作面に対応した前記車載機器の動作を実行させることを特徴とする。
【0013】
[4]上記[3]記載の機器側通信制御装置は、前記タッチセンサからの前記検出信号が所定の時間内に検出されなかったとき前記操作待機状態に戻すことを特徴とする。
【0014】
[5]上記[1]記載の車両側装置は、シートベルト装置からなり、前記車両側装置動作検出部は、前記シートベルト装置のシートベルト引き出し量を検出する回転センサを有することを特徴とする。
【0015】
[6]上記[5]記載の車両側装置動作検出部は、シートベルト引き出し量を設定する設定手段を有することを特徴とする。
【0016】
[7]上記[1]記載の車両側装置は、ステアリングホイールからなり、前記車両側装置動作検出部は、前記ステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサを有することを特徴とする。
【0017】
[8]上記[1]記載の車両側装置は、ブレーキ装置からなり、前記ブレーキ装置は、ブレーキセンサ及びパーキングセンサを有することを特徴とする。
【0018】
[9]上記[8]記載のブレーキセンサ又はパーキングセンサのいずれか一方の出力をトリガとして動作させるように設定する設定操作部を有することを特徴とする。
【0019】
[10]上記[1]記載の車両側装置は、前記車両側装置は、座席装置からなり、前記座席装置は、着座している乗員の体重移動を検出する体重移動センサを有することを特徴とする。
【0020】
[11]上記[1]記載の車両側装置は、着座している乗員の体重移動を検出する体重移動センサを有する座席装置、及びシートベルト引き出し量を検出する回転センサを有するシートベルト装置からなり、前記体重移動センサから出力される検出信号、及び前記回転センサから出力される検出信号に基づいて、前記座席装置に着座した乗員の状態を判定し、その判定結果に基づいて前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記機器側通信制御装置へ通信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、複数のスイッチ操作面の選択操作を行う際に、スイッチ操作面のどの位置を操作すべきかを的確に把握することができるようになり、スイッチ操作面の選択操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の好適な第1の実施の形態に係る操作入力装置を備えた車両の運転席前方車内を示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態に係る操作入力装置の概略構成を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態に係る操作入力装置の通信制御システムの一構成を示す概略ブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係る操作入力装置の動作態様を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係る操作入力装置の概略構成を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態に係る操作入力装置の通信制御システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図7】第3の実施の形態に係る操作入力装置の構成を示す概略ブロック図である。
【図8】第4の実施の形態に係る操作入力装置の構成を示す概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0024】
[第1の実施の形態]
(車両の前部座席前方の全体構成)
図1において、車両1の前部座席の前方には、計器類や助手席用エアバッグなどが装着された合成樹脂製のインストルメントパネル2が車幅方向に配置されている。このインストルメントパネル2の中央部付近にはセンタークラスタ3が配置されている。このセンタークラスタ3の意匠面側には各種の選択画面を表示可能なディスプレイ4が設けられている。
【0025】
このセンタークラスタ3のディスプレイ4の周辺部には、図1に示すように、各種の車載機器を入力操作する操作入力装置10が設けられている。この操作入力装置10は、車載機器を作動させる際のタッチ操作装置として好適に使用される。操作入力装置10の操作対称となる車載機器は、車両1の室内に設置された操作機器である。この操作機器の一例としては、例えばカーナビゲーション、オーディオやエアコンディショナなどがある。
【0026】
(操作入力装置の構成)
この操作入力装置10には、図1及び図2に示すように、タッチスイッチとして機能する意匠パネル11が設けられている。この意匠パネル11の裏面には、各種の操作機器に対応するスイッチ操作面12を表示する操作表示部13が設けられている。この操作表示部13には、例えば透明樹脂材からなるプラスチック板、プラスチックフィルムあるいはプラスチックシートなどが好適に用いられる。その透明樹脂材の材質としては、例えばアクリル系樹脂あるいはポリカーボネート系樹脂などが挙げられる。
【0027】
この操作表示部13には、例えば表示形状に対応した部分を除いてシルク印刷を施した遮光性の印刷層が形成されている。この印刷層には、印刷が施されていないスイッチ操作面12となる光透過牲の抜き表示部が形成されている。その抜き表示部は、文字、数字、図形、記号あるいは絵柄などからなる。なお、意匠パネル11の裏面に印刷層を直接印刷したものであってもよい。
【0028】
意匠パネル11の裏面側を照明する光源消灯時は、スイッチ操作面12を表示しない。光源点灯時には、可視光は、意匠パネル11の印刷が施されている領域で遮光され、意匠パネル11の印刷が施されていない領域であるスイッチ操作面12で透過される。このスイッチ操作面12は、抜き表示部である表示領域に対応するタッチ反応領域とされている。
【0029】
この操作表示部13の裏面には、図2に示すように、静電容量式のタッチセンサ14が配設されている。このタッチセンサ14は、乗員の手指の接近又は接触を検出するスイッチ素子である静電容量検出用の透明電極を備えている。その透明電極は、例えば可視光に対して透明なITO(インジウム錫酸化物)などの金属酸化物の薄膜によりパターン状に形成されている。なお、意匠パネル11の内部にタッチセンサ14を設置してもよい。
【0030】
このタッチセンサ14の裏面には、図2に示すように、複数の発光ダイオード15(以下、「LED15」という。)を実装したLED基板16が配設されている。このLED15は、意匠パネル11を背面照射する光源とされており、複数のスイッチ操作面12のそれぞれに対応して、LED基板16上に個別に実装されている。
【0031】
LED15が点灯又は点滅することで意匠パネル11のスイッチ操作面12を照明したとき、操作入力装置10は車載機器を操作する操作状態となる。乗員は、意匠パネル11に表示される複数のスイッチ操作面12をタッチセンサ14で選択指定することにより、そのスイッチ操作面12に対応する機能項目をディスプレイ4の画面に表示させたり、スイッチ操作面12に対応する車載機器に所望の動作を実行させたりすることができる。
【0032】
ところで、乗員がタッチセンサ14をタッチ操作しない場合は、意匠パネル11の複数のスイッチ操作面12が消えたブラックアウトのままの状態が続く操作待機状態(LED消灯時)となる。この操作待機状態においては、乗員は、意匠パネル11のどの位置をタッチ操作したらよいのかを把握しにくい。
【0033】
この第1の実施の形態では、LED消灯時においては、乗員の操作に基づく車両側装置の操作の動きを検出することで意匠パネル11に表示される複数のスイッチ操作面12を表示する機能をもつ操作入力装置10に主要な構成を有している。従って、上記操作入力装置10の構成については図示例に限定されるものではない。
【0034】
図示例による操作入力装置10は、図2及び図3に示すように、車両側装置であるシートベルト装置6に設けられたシートベルト側通信制御装置(車両側通信制御装置)20と、センタークラスタ3に設けられたクラスタ側通信制御装置(機器側通信制御装置)30とを備えている。このクラスタ側通信制御装置30は、シートベルト側通信制御装置20による通信に基づいてLED15の照明を制御する。
【0035】
(シートベルト側通信制御装置の構成)
このシートベルト側通信制御装置20は、図3に示すように、CPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであるマイクロコンピュータ(マイコン)21を備えている。そのマイコン21には、クラスタ側通信制御装置30側へ要求信号を送信する通信回路23と、回転検出回路24を介して接続された回転センサ25と、座席に着座する乗員の体格に応じてシートベルト引き出し量を設定する設定手段26とが電気的に接続されている。シートベルト側通信制御装置20は、意匠パネル11に表示される複数のスイッチ操作面12が消えた操作待機状態にあるとき、意匠パネル11のLED15を点灯又は消灯させる信号を出力させる機能を有している。
【0036】
シートベルト装置6では、図2に示すように、シートベルトリトラクタのベルトスプール6aの回転量を検出する回転検出手段である回転センサ25を備えている。この回転センサ25は、ベルトスプール6aの回転軸にギア6bを介して回転自在に噛合された回転磁気円板6cと、回転磁気円板6cに対向する部位に配された磁気センサであるダブルフルブリッジ型のMR(磁気抵抗効果)センサ6dとにより構成されている。
【0037】
この回転センサ25により、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取った状態においてシートベルト6eを引き出したときのシートベルト引き出し量が検出される。この回転センサ25は、シートベルト6eが引き出されたときにのみオン状態となり、このときのオン信号が回転検出回路24を介してマイコン21に入力するようになっている。
【0038】
図示例では、MRセンサ6dにより回転磁気円板6cの回転が検出される。MRセンサ6dからの出力信号は、回転検出回路24に入力される。マイコン21において、図3に示すように、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったときのシートベルト引き出し量が算出され、その算出結果に基づいてシートベルト引き出し量が所定値以上であるか否かを判定する。シートベルト引き出し量が所定値以上である場合は、LED15を制御する信号が通信回路23を介してクラスタ側通信制御装置30へ送信される。
【0039】
(シートベルト引き出し量設定手段の構成)
シートベルト側通信制御装置20の設定手段26は、図3に示すように、座席に着座する乗員の体格に応じてシートベルト引き出し量を設定することができる構成とされている。このシートベルト引き出し量はマイコン21に初期データとして記憶させておき、この記憶を更新させることもできる。乗員毎にシートベルト引き出し量を設定できるようにしてもよい。シートベルト引き出し量を記憶させておけば、乗員毎の体格に応じて最適に操作入力装置10を作動させることができるようになる。
【0040】
このシートベルト引き出し量を設定する一構成例としては、例えば車両のセンターピラーにおける車両高さ方向に上下動自在に配置されたショルダーアンカ部の設定位置を検出することにより、例えば助手席に着座している乗員の体格や運転席に着座している乗員の体格を判断することができる。これにより、乗員の体格に応じたシートベルト繰り出し量を設定することができる。
【0041】
(クラスタ側通信制御装置の構成)
相手方のクラスタ側通信制御装置30は、図3に示すように、CPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであるマイクロコンピュータ(マイコン)31を備えている。そのマイコン31には、シートベルト側通信制御装置20を介して送信される要求信号を受信する通信回路33と、LED駆動回路34を介して接続されたLED15と、タッチセンサ検出回路35を介して接続されたタッチセンサ14とが電気的に接続されている。
【0042】
このクラスタ側通信制御装置30は、意匠パネル11に表示される複数のスイッチ操作面12が消えた操作待機状態にあるとき、シートベルト側通信制御装置20からの信号を受信すると、LED15を点灯又は点滅させる信号を出力する機能を有するとともに、乗員の手指がタッチセンサ14に接近又は接触されることで意匠パネル11のスイッチ操作面12を照明する機能、及び車載機器を動作させる機能を有している。
【0043】
図示例によれば、クラスタ側通信制御装置30の通信回路33は、図3に示すように、シートベルト側通信制御装置20からの要求信号を受信して、その信号をマイコン31に入力する。そのマイコン31は、通信回路33からの信号が入力されたときにLED駆動回路34を介してLED15へ信号を出力する。この信号は、LED15を点灯又は点滅させるトリガとなっており、マイコン31では、例えば10秒間の所定時間においてLED15を点灯又は点滅させ、所定の時間を過ぎると、LED15を元の消灯状態に戻すように構成されている。
【0044】
このクラスタ側通信制御装置30のタッチセンサ14は、図3に示すように、乗員の手指が接近又は接触したときにのみオン状態となり、このときのオン信号がタッチセンサ検出回路34を介してマイコン31に入力する。マイコン31は、タッチセンサ検出回路34からの信号により、LED駆動回路34を介してLED15を点灯又は点滅させる。なお、意匠パネル11のスイッチ操作面12を操作する流れの中でクラスタ側通信制御装置30とシートベルト側通信制御装置20との相互通信が可能となるように構成することができることは勿論である。また、クラスタ側通信制御装置30とシートベルト側通信制御装置20との間で無線通信が行われ、クラスタ側通信制御装置30の始動が制御される構成であってもよい。
【0045】
(操作入力装置の動作態様)
次に、図4のフローチャートを参照しながら、第1の実施の形態における操作入力装置10によって行われる動作態様の一例を説明する。以下の動作態様の説明においては、特に記載のない限り、マイコン21,31が行うものとする。
【0046】
いま、意匠パネル11の複数のスイッチ操作面12が消えたブラックアウトのままの状態が続く操作待機状態にある(ステップS1)。シートベルト側通信制御装置20では、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったか否か、即ちシートベルト6eを引き出したか否かを監視している(ステップS2)。もし、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取っていないと判断した場合は、ステップS2へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0047】
ステップS2の処理において、もし、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったと判断したならば、シートベルト側通信制御装置20では、意匠パネル11のLED15を点灯又は点滅させる要求信号を、通信回路23を介してクラスタ側通信制御装置30側へ送信する。
【0048】
クラスタ側通信制御装置30では、通信回路33を介してシートベルト側通信制御装置20からの要求信号を受信し、その要求信号をマイコン31に入力する。そのマイコン31は、LED駆動回路34を介してLED15を点灯又は点滅させる(ステップS3)。
【0049】
この処理中において、クラスタ側通信制御装置30では、乗員の手指がタッチセンサ14に接近又は接触したか否かを監視している(ステップS4)。もし、乗員の手指がタッチセンサ14に接近又は接触したと判断されれば、次のステップS5へ移行する。このステップ5の処理において、乗員の手指が接近又は接触したタッチセンサ14に対応する車載機器の設定状態などをディスプレイ4に表示したり、車載機器を動作させるべく所定の操作を行ったりする。所定の操作が行われたならば、ステップS4へ戻る。
【0050】
ステップS5の処理において、乗員の手指がタッチセンサ14に接近又は接触していないと判断した場合は、例えば10秒程度の所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS6)。もし、所定の時間が経過していないと判断したならば、ステップS4へ戻り、同様の処理を繰り返す。もし、所定の時間が経過したと判断した場合は、ステップS1へ戻る。そして、意匠パネル11に表示される複数のスイッチ操作面12が消えた操作待機状態を維持する。
【0051】
以上の処理により、スイッチ操作面12が消えた操作待機状態にあって、乗員のタッチ操作に基づくシートベルト装置6の動きを検出したとき、LED15を点灯又は点滅させることでスイッチ操作面12の選択性を向上させることができるようになっている。
【0052】
(第1の実施の形態の効果)
上記第1の実施の形態の操作入力装置10によれば、意匠パネル11の複数のスイッチ操作面12が消えたブラックアウトのままの状態が続く操作待機状態にあって複数のスイッチ操作面12の選択操作を行う際に、意匠パネル11のどの位置を操作すればよいのかを簡単に確認することができるようになり、意匠パネル11のスイッチ操作面12を操作する流れの中でスイッチ操作面12の選択操作を容易に、円滑に且つ確実に行うことが可能になる。
【0053】
[第2の実施の形態]
図5及び図6を参照すると、これらの図には第2の実施の形態に係る操作入力装置10が模式的に示されている。上記第1の実施の形態にあっては、車両側通信制御装置の構成例としてシートベルト側通信制御装置20を例示したが、この第2の実施の形態では、車両側通信制御装置の構成例としてステアリングホイール側通信制御装置40を例示している点で上記第1の実施の形態とは異なっている。なお、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、上記第1の実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
【0054】
図5において、符号41は、ステアリングホイール5のグリップ5a内に固定された導電性を有するタッチセンサを模式的に示している。このタッチセンサ41は、運転者がステアリングホイール5を把持した状態で、例えば右手の手指を伸ばすことでタッチすることができる部位に配置されている。
【0055】
このステアリングホイール5には、図5及び図6に示すように、運転者によりステアリングホイール5が回転操作されたときのステアリングシャフトの回転角(ステアリングホイールの操舵角)を検出する舵角センサ5bが設けられている。この舵角センサ5bは、ステアリングホイール5を、規定された回転範囲内で操作したときの操舵角を検出する。この舵角センサ5bからの舵角検出信号は、ステアリングホイール側通信制御装置40のマイコン21へ出力される。
【0056】
この第2の実施の形態では、舵角センサ5aは、例えばステアリングホイール5が車両直進時の操舵角である舵角中点を基準として左右いずれかの方向へ45度程度に回転操作されたか否かを検出し、舵角中点を基準とする操舵角情報を舵角検出信号としてマイコン21へ出力するようになっている。マイコン21では、ステアリングホイール5が左右いずれかの方向へ45度を越えて操作された場合、あるいは45度を越えて停止している場合は、クラスタ側通信制御装置30への送信を禁止する構成とされている。
【0057】
このステアリングホイール側通信制御装置40は、図6に示すように、舵角センサ5bにより検出された操舵角の回転範囲内において、操作者がスイッチ操作面12を操作しようとするときのタッチセンサ41のタッチ操作を認識するようになっている。図示例では、乗員の手指がタッチセンサ41に接近又は接触すると、タッチセンサ検出回路42を介して検出信号をマイコン21へ出力する。マイコン21は、タッチ操作を認識するとともに、操舵角センサ5bから入力される信号に基づいてステアリングホイール5の操舵角(ハンドル回転角)を認識する。LED15を制御する信号がマイコン21から通信回路23を介してクラスタ側通信制御装置30へ通信される。
【0058】
(第2の実施の形態の効果)
この第2の実施の形態に係る操作入力装置10にあっても、上記第1の実施の形態と同様の動作を行なうことができる構成とされており、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0059】
[第3の実施の形態]
図7を参照すると、同図には第3の実施の形態に係る操作入力装置10が模式的に示されている。この第3の実施の形態では、車両側通信制御装置の構成例として、車両側装置であるブレーキ装置に設けられたブレーキ側通信制御装置50(以下、「ECU50」という。)を例示している点で上記第1及び第2の実施の形態とは異なっている。なお、上記各実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、上記各実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
【0060】
図7において、ECU50には、運転者がブレーキペダルを足踏み操作したときにオン作動するブレーキセンサ51と、パーキングブレーキ作動状態によってオン作動するパーキングセンサ52とが電気的に接続されている。ブレーキセンサ51又はパーキングセンサ52からのオン信号がECU50に入力すると、ECU50は、通信バス54を介してLED制御信号をクラスタ側通信制御装置30へ送信する。
【0061】
ECU50には更に、図7に示すように、使用者の好みに応じてLED15の制御条件を設定する設定操作部53が電気的に接続されている。この設定操作部53は、ブレーキセンサ51又はパーキングセンサ52のいずれか一方の出力をトリガとして動作させるように構成されている。設定操作部53の操作により、例えば車両が停止した時にLED15を点灯又は点滅させるトリガとして、パーキングレバー又はシフトレバーP時にLED15を点灯又は点滅させるトリガとして、あるいはブレーキペダル足踏み操作した時にLED15を点灯又は点滅させるトリガとして、要求信号がクラスタ側通信制御装置30へ送信される。なお、設定操作部53としては、例えば点灯トリガ調整モードにおいて画面操作やボタン操作などで設定する構成が使用できる。
【0062】
(第3の実施の形態の効果)
この第3の実施の形態に係る操作入力装置10は、上記第1及び第2の実施の形態の効果に加えて、使用者の好みに応じてLED15を点灯又は点滅させるトリガを変更することができるため、パネル操作開始時の煩わしさを軽減することができるという効果が得られる。
【0063】
[第4の実施の形態]
図8を参照すると、同図には第4の実施の形態に係る操作入力装置10が模式的に示されている。この第4の実施の形態では、車両側通信制御装置の構成例として、車両側装置である座席装置(以下、単に「座席」という。)に設けられた座席側通信制御装置60(以下、「ECU60」という。)を例示している点で上記第1〜第3の実施の形態とは異なっている。なお、上記各実施の形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、上記各実施の形態と実質的に同じ部材に関する詳細な説明は省略する。
【0064】
図8において、ECU60には、座席に着座している乗員の体重移動の有無を検出する体重移動センサ61と、シートベルト装置6のシートベルト引き出し量を検出する回転センサ25とが電気的に接続されている。この体重移動センサ61としては、例えば助手席や運転席の着座部の前後左右側の内部、又は背もたれ部の上下左右側の内部の少なくとも一方に配置されており、座席の着座部、又は背もたれ部における乗員の体重移動量を検出する複数の圧力センサが用いられる。
【0065】
この体重移動センサ61は、座席に着座している乗員の体重分布、例えば車両前後方向の前後側に傾倒する前傾・後傾姿勢、車両左右方向の左右側に傾倒する右傾・左傾姿勢などの乗員の姿勢を検出する。座席に着座している乗員が前傾して、スイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったとき、座席に着座している乗員の姿勢が変わり、座席の着座部において乗員の体重移動が発生する。このとき、座席の着座部前方に設けられた体重移動検知センサ61には大きな圧力が加わり、体重移動センサ61からの信号がECU60に入力する。
【0066】
ECU60では、座席の着座面の加圧力が算出され、その算出結果に基づいて着座部前方の体重移動センサ61の圧力が所定値よりも大きいか否かが判定される。着座部前方の体重移動センサ61の圧力が所定値よりも大きい場合は、LED15を制御する信号が通信バス54を介してクラスタ側通信制御装置30へ送信される。
【0067】
ECU60の処理の他の一例としては、設定された座席の着座面の圧力分布と、検出された複数の体重移動センサ61に加わった圧力分布とを比較照合し、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする前傾姿勢であるか否かを判定することができる。その判定結果に基づいて、ECU60は、通信バス54を介してLED制御信号をクラスタ側通信制御装置30へ送信する。
【0068】
ECU60の処理の更に他の一例としては、座席に着座している乗員が前傾して、スイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ると、座席の着座部前方に設けられた体重移動検知センサ61の出力が増大し、座席の着座部後方に設けられた体重移動検知センサ61の出力が減少するので、ECU60では、着座部前方の体重移動センサ61の出力と、着座部後方の体重移動センサ61の出力との差分を算出し、その差分が設定された所定値よりも大きい場合は、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする前傾姿勢であると判定することができる。その判定結果に基づいて、ECU60は、通信バス54を介してLED制御信号をクラスタ側通信制御装置30へ送信する。
【0069】
このECU60の処理の更に他の一例としては、運転席側と助手席側の両方の体重移動センサ61からの検出信号を入力した場合は、例えば車両の旋回時であると判定してLED制御信号の出力をキャンセルし、運転席側又は助手席側の一方の体重移動センサ61からの検出信号を入力した場合は、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする前傾姿勢であると判定することで、LED15を点灯又は点滅させるトリガとして、要求信号をクラスタ側通信制御装置30へ送信することができる。
【0070】
この第4の実施の形態では、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったときの座席の着座面に加わる荷重の移動があったか否かを判定できればよく、乗員の標準的な体重移動による乗員の姿勢をパターン化したデータベースと、検出された複数の体重移動センサ61の出力パターンとを比較照合し、このデータベースに含まれるパターンに対応して乗員の姿勢を判定してもよい。
【0071】
このECU60には更に、図8に示すように、LED15の制御条件を設定する設定操作部53が電気的に接続されている。この設定操作部53は、体重移動センサ61及び回転センサ25の両方の出力をトリガとして動作させるように構成されている。この設定操作部53としては、例えば座席に着座する乗員の体格に応じて所定値を変更する構成が使用できる。
【0072】
設定操作部53の操作により、例えば体重移動センサ61からの検出信号により乗員の姿勢が検出されたとき、回転センサ25からの検出信号を検出し、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を取ったときのシートベルト引き出し量が所定値よりも大きい場合は、乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする前傾姿勢であると判定することで、LED15を点灯又は点滅させるトリガとして、要求信号をクラスタ側通信制御装置30へ送信し、あるいはシートベルト引き出し量が所定値よりも小さい場合は、LED制御信号の出力をキャンセルするように設定することができる。
【0073】
(第4の実施の形態の効果)
この第4の実施の形態に係る操作入力装置10は、上記第1〜3の実施の形態の効果に加えて、座席に着席する乗員に対応してスイッチ操作面12の選択操作を着実に行うことが可能になる。
【0074】
なお、車両用操作入力装置10の各構成要素は、CPU、メモリ、各構成要素を実現する制御プログラム、制御プログラムを格納する記憶ユニット、外部接続用インターフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現されるものである。その方法や装置としては、従来周知の各種の方法や装置を使用することができることは当業者には理解されるところであり、上記各実施の形態、及び図示例に特定されるものではない。
【0075】
以上の説明からも明らかなように、本発明の車両用操作入力装置を上記各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記各実施の形態、変形例及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。本発明にあっては、例えば次に示すような他の変形例も可能である。
【0076】
(1)図示例では、タッチセンサ14としては、静電容量式のものを例示したが、例えば感圧、光学、電波などによる接触検知方式や非接触検知方式のセンサであってもよい。
(2)図示例では、運転者がスイッチ操作面12を操作しようとするときにステアリングホイール5の内部に固定されたタッチセンサ41を把持した状態で操作入力装置10を作動させる一例を例示したが、運転者の手指がタッチセンサ41から離れることで操作入力装置10を作動させるようになっていてもよい。
(3)助手席や運転席の着座部の前後側に配置された体重移動センサ61により、操作入力装置10を作動させる構成例を例示したが、助手席や運転席の着座部の左右側に配置された体重移動センサ61、助手席や運転席の背もたれ部の上下左右側に配置された体重移動センサ61、あるいはそれらの組み合わせにより乗員が前傾してスイッチ操作面12にタッチ操作しようとする姿勢を判定して、操作入力装置10を作動させるようになっていてもよい。
(4)図示例では、センタークラスタ3のディスプレイ4の周辺部に操作入力装置10を設けていたが、例えば乗員が前傾姿勢を取らなければ操作困難なセンタークラスタ3以外のインストルメントパネル2の意匠面やディスプレイ4の画面などに設けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0077】
1…車両、2…インストルメントパネル、3…センタークラスタ、4…ディスプレイ、5…ステアリングホイール、5a…グリップ、5b…舵角センサ、6…シートベルト装置、6a…ベルトスプール、6b…ギア、6c…回転磁気円板、6d…MRセンサ、6e…シートベルト、10…操作入力装置、11…意匠パネル、12…スイッチ操作面、13…操作表示部、14,41…タッチセンサ、15…LED、16…LED基板、20…シートベルト側通信制御装置(車両側通信制御装置)、21,31…マイコン、22,32…アンテナ、23,33…通信回路、24…回転検出回路、25…回転センサ、26…設定手段、30…クラスタ側通信制御装置(機器側通信制御装置)、34…LED駆動回路、35,42…タッチセンサ検出回路、40…ステアリングホイール側通信制御装置(車両側通信制御装置)、50,60…ECU(車両側通信制御装置)、51…ブレーキセンサ、52…パーキングセンサ、53…設定操作部、54…通信バス、61…体重移動センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内に設けられ、操作者の手指を接近又は接触させることで車載機器を操作する複数のスイッチ操作面と、
前記スイッチ操作面を照明する操作状態、及び前記スイッチ操作面を照明しない操作待機状態に前記複数のスイッチ操作面を個別に照明する光源と、
車両側通信制御装置による通信に基づいて前記光源を制御する機器側通信制御装置とを備え、
前記車両側通信制御装置は、前記操作者が前記スイッチ操作面を操作しようとするときの車両側装置の動きを検出可能な車両側装置動作検出部を備え、
前記機器側通信制御装置は、前記操作待機状態にあって前記車両側装置動作検出部からの信号を受信したとき、前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記光源へ出力することを特徴とする車両用操作入力装置。
【請求項2】
前記車両側装置動作検出部は、前記操作待機状態にあって前記車両側装置の動きを検出したとき、前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記機器側通信制御装置へ通信することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項3】
前記機器側通信制御装置は、前記操作者の手指の接近又は接触の有無を検出して検出信号を出力するタッチセンサを備え、
前記タッチセンサは、前記複数のスイッチ操作面のそれぞれに設けられ、前記タッチセンサからの前記検出信号が検出されたとき、前記スイッチ操作面に対応した前記車載機器の動作を実行させることを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項4】
前記機器側通信制御装置は、前記タッチセンサからの前記検出信号が所定の時間内に検出されなかったとき前記操作待機状態に戻すことを特徴とする請求項3記載の車両用操作入力装置。
【請求項5】
前記車両側装置は、シートベルト装置からなり、
前記車両側装置動作検出部は、前記シートベルト装置のシートベルト引き出し量を検出する回転センサを有することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項6】
前記車両側装置動作検出部は、シートベルト引き出し量を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項5記載の車両用操作入力装置。
【請求項7】
前記車両側装置は、ステアリングホイールからなり、
前記車両側装置動作検出部は、前記ステアリングホイールの操舵角を検出する舵角センサを有することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項8】
前記車両側装置は、ブレーキ装置からなり、
前記ブレーキ装置は、ブレーキセンサ及びパーキングセンサを有することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項9】
前記ブレーキセンサ又は前記パーキングセンサのいずれか一方の出力をトリガとして動作させるように設定する設定操作部を有することを特徴とする請求項8記載の車両用操作入力装置。
【請求項10】
前記車両側装置は、座席装置からなり、
前記座席装置は、着座している乗員の体重移動を検出する体重移動センサを有することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。
【請求項11】
前記車両側装置は、着座している乗員の体重移動を検出する体重移動センサを有する座席装置、及びシートベルト引き出し量を検出する回転センサを有するシートベルト装置からなり、
前記体重移動センサから出力される検出信号、及び前記回転センサから出力される検出信号に基づいて、前記座席装置に着座した乗員の状態を判定し、その判定結果に基づいて前記光源を点灯又は点滅させる信号を前記機器側通信制御装置へ通信することを特徴とする請求項1記載の車両用操作入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−255877(P2011−255877A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−246252(P2010−246252)
【出願日】平成22年11月2日(2010.11.2)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】