説明

車両用電子広告バイザー

【課題】自動車等の車両のサンバイザーに容易に着脱ができ、不使用時には折りたたんで収納できるとともに、第三者への広告宣伝効果及び夜間での広告宣伝効果が期待できうる車両用電子広告バイザーを提供する。
【解決手段】角度調節軸を保持したスクリーン板3と純正サンバイザー1を挟むクリップ4と純正サンバイザー1に固定するための固定ベルト7、ベルト孔A5、バルト孔B6、脱着テープ8とから構成されるバイザースクリーン2と該バイザースクリーン2のスクリーン板3に固定された矩形平板状の電子広告板11からなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両において、乗員を光線から保護するために備えられている遮光用のサンバイザーに容易に着脱でき、不使用時には折りたたんで収納できるとともに、第三者への広告宣伝効果及び夜間での広告宣伝効果が期待できうる車両用電子広告バイザーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車等の車両のサンバイザーは、運行中フロントガラスを透して差し込む直射日光を防ぐために使用され、通常は運転席上部及び助手席上部のヘッドライニングに跳ね上げた状態で保持されており、第三者への広告宣伝効果及び夜間での広告宣伝効果を期待できないものであった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、自動車等の車両のサンバイザーに容易に着脱ができ、不使用時には折りたたんで収納できるとともに、第三者への広告宣伝効果及び夜間での広告宣伝効果が期待できうる車両用電子広告バイザーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の車両用電子広告バイザーは、角度調節軸を保持したスクリーン板と純正サンバイザーを挟むクリップと純正サンバイザーに固定するための固定ベルト、ベルト孔A、ベルト孔B、脱着テープとから構成されるバイザースクリーンと該バイザースクリーンのスクリーン板に固定された矩形平板状の電子広告板からなる。
前記電子広告板は前記バイザースクリーンのスクリーン板と透明アクリル板との間に挟まれた広告印刷板及び照明基板から構成され、上から透明アクリル板、広告印刷板、照明基板の順序で積層される。
【発明の効果】
【0005】
本発明の車両用電子広告バイザーは、角度調節軸を保持したスクリーン板と純正サンバイザーを挟むクリップと純正サンバイザーに固定するための固定ベルト、ベルト孔A、ベルト孔B、脱着テープとから構成されるバイザースクリーンと該バイザースクリーンのスクリーン板に固定された矩形平板状の電子広告板からなるものであるため、純正サンバイザーへの着脱が容易に行なうことができるとともに装着時にはしっかりと固定することができる。また、不使用時には内側に折りたたんで収納することができる。
【0006】
前記電子広告板は前記バイザースクリーンのスクリーン板と透明アクリル板との間に挟まれた広告印刷板及び照明基板から構成され、上から透明アクリル板、広告印刷板、照明基板の順序で積層されるものであるため、第三者への広告宣伝効果及び夜間での広告宣伝効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の車両用電子広告バイザーの実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のB矢印方向から見た一部切除して示す正面図である
【図3】図1におけるA−A線断面図及び収納時の状態を示す断面図である。
【図4】電子広告板を分解して示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の車両用電子広告バイザーの一実施例を添付図面に基づいて、以下に説明する。
図1に示すように、本発明の車両用電子広告バイザーは、角度調節軸9を保持したスクリーン板3と純正サンバイザー1を挟むクリップ4と純正サンバイザー1に固定するための固定ベルト7、ベルト孔A5、ベルト孔B6、脱着テープ8とから構成されるバイザースクリーン2と該バイザースクリーン2のスクリーン板3に固定された矩形平板状の電子広告板11からなる。
図中の16は電子広告板の制御盤、15は電子広告板電源コードである。
【0009】
図2に示すように、前記電子広告板11は前記バイザースクリーン2のスクリーン板3と透明アクリル板12との間に挟まれた広告印刷板13及び照明基板14から構成され、上から透明アクリル板12、広告印刷板13、照明基板14の順序で積層される。
前記バイザースクリーン2のスクリーン板3には、四隅に支持孔10が挿通されている。
【0010】
図4に示すように、前記スクリーン板3と同様に透明アクリル板12にも支持孔が挿通されており、前記バイザースクリーン2のスクリーン板3と前記透明アクリル板12との間に挟まれる広告印刷板13は白色薄紙に広告等の印刷が施され、前記照明基板14は有機EL又は無機ELからなる薄板である。
前記照明基板14は制御盤16にテレビ受像機を形成し、地上デジタル放送を受信するように設けることもできる。
【0011】
次に、本発明の車両用電子広告バイザーの操作動作を添付図面に基づいて、以下に説明する。
純正サンバイザー1にクリップ4をはめ込み、固定ベルト7をベルト孔Aの通し、前記純正サンバイザー1の下部に巻きつけ、ベルト孔B6に前記固定ベルト7を通し脱着テープ8で固定する。
電子広告板電源コード11を自動車等の車両のシガーライターソケットに差し込み、照明基板14を作動させ広告印刷板13にバックライトを当てて前記広告印刷板13に印刷された印刷面を照明する。
さらに、本発明の車両用電子広告バイザーを使用しない場合は、図3に示すように折りたたんで純正サンバイザー1の下に収納することができる。
【符号の説明】
【0012】
1 純正サンバイザー
2 バイザースクリーン
3 スクリーン板
4 クリップ
5 ベルト孔A
6 ベルト孔B
7 固定ベルト
8 脱着テープ
9 角度調節軸
10 支持孔
11 電子広告板
12 透明アクリル板
13 広告印刷板
14 照明基板
15 電子広告板電源コード
16 制御盤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
純正サンバイザーに挟むクリップと固定するための固定ベルト、ベルト孔A、ベルト孔B、脱着テープと角度調節軸を保持したスクリーン板から構成されるバイザースクリーンと該バイザースクリーンのスクリーン板に固定された矩形平板状の電子広告板からなることを特徴とする車両用電子広告バイザー。
【請求項2】
前記電子広告板は前記バイザースクリーンのスクリーン板と透明アクリル板との間に挟まれた広告印刷板及び照明基板から構成され、上から透明アクリル板、広告印刷板、照明基板の順序で積層されることを特徴とする請求項1記載の車両用電子広告バイザー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−158842(P2011−158842A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−22460(P2010−22460)
【出願日】平成22年2月3日(2010.2.3)
【出願人】(710000103)
【Fターム(参考)】