説明

車両用電源装置

【課題】単発的に短期間のみ作動する車載負荷への電源供給電線を細径化することができる車両用電源装置の提供。
【解決手段】車載負荷1及び電源装置5間を接続する電線6と、電線6に介装された操作スイッチ4とを備え、電線6は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有する車両用電源装置。通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有し、操作スイッチ4に直列に接続され、操作スイッチ4に連動するスイッチ3を備え、スイッチ3の過熱遮断機能は、同一通流電流値では電線6の発煙特性の通電時間より短い時間で遮断する構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載負荷及び電源装置間を接続する電線と、電線に介装された操作スイッチとを備える車両用電源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両には、ホーン及びドアロックモータ等、単発的に短期間のみ作動する負荷が搭載されている。これらの負荷への電源供給回路では、他の連続的に作動する負荷への電源供給回路と同様に、ヒューズを使用して電線を保護しており、これらの電線サイズは、ヒューズの容量に応じて決定されている。
【0003】
特許文献1には、負荷への通電電流が所定時間毎に検出され、電線の上昇温度が、検出された通電電流を用いて、電線の放熱及び発熱に係る関係式によってマイクロコンピュータ等により算出される電線保護方法及び電線保護装置が開示されている。算出された上昇温度が基準温度に加算されて電線の温度が推定され、推定電線温度が所定の上限温度未満の場合は、上昇温度の算出が繰り返され、推定電線温度が所定の上限電線温度以上となった場合、電源から負荷への電力供給を停止し、電線が保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−130944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した単発的に短期間のみ作動する負荷への電源供給回路では、ヒューズ容量は、単発的に短期間のみ作動する際に流れる電流が、連続的に継続して流れても遮断しないように定められている。その為、実際の負荷の使用条件では、連続的に使用する必要が無いような場合、電線としては必要以上に太くされて過剰仕様となっているという問題がある。
【0006】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、単発的に短期間のみ作動する車載負荷への電源供給電線を細径化することができる車両用電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係る車両用電源装置は、車載負荷及び電源装置間を接続する電線と、該電線に介装された操作スイッチとを備え、前記電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有する車両用電源装置において、通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有し、前記操作スイッチに直列に接続され、該操作スイッチに連動するスイッチを備え、前記過熱遮断機能は、同一通流電流値では前記発煙特性の通電時間より短い時間で遮断することを特徴とする。
【0008】
この車両用電源装置では、電線が車載負荷及び電源装置間を接続し、操作スイッチが電線に介装されており、電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有している。通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有するスイッチが、操作スイッチに直列に接続され、操作スイッチに連動する。過熱遮断機能は、同一通流電流値では発煙特性の通電時間より短い時間で遮断する。
【0009】
第2発明に係る車両用電源装置は、車載負荷及び電源装置間を接続する電線と、該電線に介装された操作スイッチとを備え、前記電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有する車両用電源装置において、通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有し、前記操作スイッチに直列に接続され、該操作スイッチに連動するスイッチと、該スイッチが連続してオンである時間を計時する手段と、該手段が所定時間を計時したか否かを判定する手段と、該手段が所定時間を計時したと判定したときに、前記スイッチをオフにする手段とを備え、前記過熱遮断機能は、前記所定時間より短い通電時間の範囲で、同一通流電流値では前記発煙特性の通電時間より短い時間で遮断することを特徴とする。
【0010】
この車両用電源装置では、電線が車載負荷及び電源装置間を接続し、操作スイッチが電線に介装され、電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有している。通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有するスイッチが、操作スイッチに直列に接続され、操作スイッチに連動する。計時する手段が、スイッチが連続してオンである時間を計時し、判定する手段が、計時する手段が所定時間を計時したか否かを判定する。判定する手段が所定時間を計時したと判定したときに、スイッチをオフにする。過熱遮断機能では、所定時間より短い通電時間の範囲で、同一通流電流値では発煙特性の通電時間より短い時間で遮断する。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る車両用電源装置によれば、単発的に短期間のみ作動する車載負荷への電源供給電線を細径化することができ、その車載負荷の使用条件上必要とされない動作が行われた場合は、電源供給を遮断することができ、省電力化することができる。また、先行技術のように、マイクロコンピュータ等を用いた複雑な計算を必要とせず、低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】電線、半導体スイッチ及び単発動作負荷がそれぞれ有する通流(通電)電流値と通電時間との関係の例を示す特性図である。
【図3】本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図4】電線、半導体スイッチ及び単発動作負荷がそれぞれ有する通流(通電)電流値と通電時間との関係の例を示す特性図である。
【図5】本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態1の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、車載バッテリ、車載発電機等の電源装置5と、例えばホーン、ドアロック等の単発的に短期間のみ作動する単発動作負荷1とが、電線6により接続されている。電線6の中途には半導体スイッチ3及び負荷操作スイッチ4が直列に介装されている。
負荷操作スイッチ4への操作を示す信号が、半導体スイッチ3の駆動回路2に与えられ、駆動回路2は、負荷操作スイッチ4に連動して、半導体スイッチ3をオン又はオフに切替える。
【0014】
図2は、電線6、半導体スイッチ3及び単発動作負荷1がそれぞれ有する通流(通電)電流値と通電時間との関係の例を示す特性図である。
電線6は、通流(通電)電流値が大きくなるに応じて、発煙する迄の通電時間が短くなる発煙特性を有している。
半導体スイッチ3は、市販されているIPD(Intelligent Power Device)であり、通流(通電)電流値が大きくなるに応じて、過熱により遮断する迄の通電時間が短くなる過熱遮断機能(特性)を有している。この過熱遮断機能では、同一の通流電流では、電線6の発煙特性の通電時間より短い時間で遮断する。
【0015】
半導体スイッチ3が有する過熱遮断機能(特性)は、半導体スイッチ3が内蔵する温度センサにより定められる。
単発動作負荷1は、必要とされる負荷動作(使用条件上必要とされる車載負荷の動作)では、動作が必要とされる最長限度の通電時間以下で、電線6の発煙する通流電流値、及び半導体スイッチ3の遮断時の通流電流値より小さい電流値で作動する。
【0016】
このような構成の車両用電源装置では、単発動作負荷1は、図2に示す通流(通電)電流値及び通電時間の必要負荷動作の範囲では、半導体スイッチ3は、負荷操作スイッチ4に連動して、オン又はオフに切替えられる。
負荷操作スイッチ4が、単発動作負荷1の必要とされる負荷動作以上に継続してオンに操作され、又は単発動作負荷1が短絡して、通電時間が、同一の通流電流値での半導体スイッチ3の過熱遮断特性の通電時間に達したとき、半導体スイッチ3は、負荷操作スイッチ4への操作に関係なくオフにされる。
【0017】
これにより、半導体スイッチ3は、ヒューズと同様に作動し、単発動作負荷1への電流が遮断される。
単発動作負荷1への電流が遮断された状態で、半導体スイッチ3の温度が所定温度迄低下したとき、又は定められた時間が経過したとき、半導体スイッチ3は、オンに復帰し、負荷操作スイッチ4との連動機能も復帰する。
尚、通電時間が過熱遮断特性の通電時間に達して、半導体スイッチ3がオフになるときに、負荷操作スイッチ4も連動してオフになるようにすることも可能である。これにより、半導体スイッチ3が、自動的にオンに復帰した際に、単発動作負荷1が、ユーザの意志に反して作動するような事態を避けることができる。
【0018】
(実施の形態2)
図3は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態2の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、電線9の中途には半導体スイッチ7及び負荷操作スイッチ4が直列に介装されている。
負荷操作スイッチ4への操作を示す信号が、制御部8に与えられ、制御部8は、与えられた信号に基づく信号を、半導体スイッチ7の駆動回路2に与えて、負荷操作スイッチ4に連動して、半導体スイッチ7をオン又はオフに切替える。
【0019】
図4は、電線9、半導体スイッチ7及び単発動作負荷1がそれぞれ有する通流(通電)電流値と通電時間との関係の例を示す特性図である。
電線9は、通流(通電)電流値が大きくなるに応じて、発煙する迄の通電時間が短くなる発煙特性を有している。
半導体スイッチ7は、市販されているIPDであり、通流(通電)電流値が大きくなるに応じて、過熱により遮断する迄の通電時間が短くなる過熱遮断機能(特性)を有している。この過熱遮断機能では、同一の通流電流では、電線9の発煙特性の通電時間より短い時間で遮断するが、通電時間TA(所定時間)より長い通電時間の範囲では、電線9の発煙特性とは逆転して、この発煙特性の通電時間より長い通電時間で遮断するようになっている。
【0020】
半導体スイッチ7が有する過熱遮断機能(特性)は、半導体スイッチ7が内蔵する温度センサにより定められる。
単発動作負荷1は、必要とされる負荷動作(使用条件上必要とされる車載負荷の動作)では、動作が必要とされる最長限度の通電時間以下で、電線9の発煙する通流電流値、及び半導体スイッチ7の遮断時の通流電流値より小さい電流値で作動する。単発動作負荷1の動作が必要とされる最長限度の通電時間は、通電時間TAより短く設定してある。この車両用電源装置のその他の構成は、上述した実施の形態1の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0021】
このような構成の車両用電源装置では、単発動作負荷1の図4に示す通流(通電)電流値及び通電時間の必要負荷動作の範囲で、半導体スイッチ7は、負荷操作スイッチ4に連動して、オン又はオフに切替えられる。
単発動作負荷1が短絡して通電電流が急増し、通電時間が、同一の通流電流値での半導体スイッチ7の過熱遮断特性の通電時間に達したとき、半導体スイッチ7は、負荷操作スイッチ4への操作に関係なくオフにされる。
【0022】
これにより、半導体スイッチ7は、ヒューズと同様に作動し、単発動作負荷1への電流が遮断される。
単発動作負荷1への電流が遮断された状態で、半導体スイッチ7の温度が所定温度迄低下したとき、又は定められた時間が経過したとき、半導体スイッチ7は、オンに復帰し、負荷操作スイッチ4との連動機能も復帰するが、短絡している場合は、半導体スイッチ7は繰返しオフにされる。
【0023】
図5は、上述した動作と並行して実行される制御部8の動作を示すフローチャートである。
以下に、制御部8の動作を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部8は、負荷操作スイッチ4がオンに操作され、単発動作負荷1をオンにするように操作されると(S1)、半導体スイッチ7をオンにして(S3)、通電時間TAの計時を開始する(S5)。
【0024】
次に、制御部8は、計時した通電時間Tが通電時間TAに達したか否かを判定し(S7)、通電時間Tが通電時間TAに達していなければ、負荷操作スイッチ4がオフに操作され、単発動作負荷1をオフにするように操作されていないかを判定する(S11)。
制御部8は、単発動作負荷1をオフにするように操作されていなければ(S11)、通電時間TAの計時を継続し、計時した通電時間Tが通電時間TAに達したか否かを判定する(S7)。制御部8は、単発動作負荷1をオフにするように操作されていれば(S11)、駆動回路2を通じて半導体スイッチ7をオフにし(S9)、単発動作負荷1をオンにするように負荷操作スイッチ4が操作される迄待機する(S1)。
【0025】
制御部8は、計時した通電時間Tが通電時間TAに達していれば(S7)、駆動回路2を通じて半導体スイッチ7をオフにし(S9)、単発動作負荷1をオンにするように負荷操作スイッチ4が操作される迄待機する(S1)。
以上より、負荷操作スイッチ4が、単発動作負荷1の必要とされる負荷動作以上に継続してオンに操作され、通電時間が所定時間TAに達したときは、半導体スイッチ7が、負荷操作スイッチ4への操作に関係なくオフにされる。
これにより、半導体スイッチ7は、ヒューズと同様に作動し、単発動作負荷1への電流が遮断される。
【0026】
尚、通電時間が所定時間TAに達して、半導体スイッチ7がオフになるときに、負荷操作スイッチ4も連動してオフになるようにすることも可能である。これにより、半導体スイッチ7が、自動的にオンに復帰した際に、単発動作負荷1が、ユーザの意志に反して作動するような事態を避けることができる。
【0027】
(実施の形態3)
図6は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態3の概略構成を示すブロック図である。
この車両用電源装置は、車載バッテリ、車載発電機等の電源装置5と、単発的に短期間のみ作動する単発動作負荷である4台のドアロックモータ15〜18とが、電線19及び分岐線20〜23により接続されている。電線19の中途には半導体スイッチ10が介装され、半導体スイッチ10の負荷側の端子は、ドアロック用リレー11及びドアアンロック用リレー12の各一方の端子に接続されている。
【0028】
ドアロック用リレー11及びドアアンロック用リレー12の各他方の端子は、分岐線20〜23により互いに接続され、分岐線20〜23の各中途には、ドアロックモータ15〜18がそれぞれ介装されている。ドアロックモータ15は前方右側(FR)ドア用、ドアロックモータ16は前方左側(FL)ドア用、ドアロックモータ17は後方右側(RR)ドア用、ドアロックモータ18は後方左側(RL)ドア用である。
【0029】
ドアロック用リレー11及びドアアンロック用リレー12は、それぞれ接地端子を有しており、運転席側ドアに設けられたドアロックスイッチ14の操作信号を受けて、制御部13が、リレー11及びリレー12の各他方の端子を、それぞれの一方の端子又は接地端子に切替え接続する。
制御部13が、リレー11及びリレー12の各他方の端子を、それぞれの接地端子に接続した場合、ドアロックモータ15〜18は電源装置5から遮断される。
【0030】
制御部13が、リレー11の他方の端子を一方の端子に接続し、リレー12の他方の端子を接地端子に接続した場合、半導体スイッチ10、リレー11、ドアロックモータ15〜18群及びリレー12が、この順序で直列に接続され、ドアロックモータ15〜18は、それぞれドアをロックするように作動する。
制御部13が、リレー11の他方の端子を接地端子に接続し、リレー12の他方の端子を一方の端子に接続した場合、半導体スイッチ10、リレー12、ドアロックモータ15〜18群及びリレー11が、この順序で直列に接続され、ドアロックモータ15〜18は、それぞれドアをアンロックするように作動する。
【0031】
電線19は、電線6の図2に示すと同様の発煙特性を有している。
半導体スイッチ10は、市販されているIPDであり、半導体スイッチ3の図2に示すと同様の過熱遮断機能(特性)を有している。半導体スイッチ10の過熱遮断機能は、同一の通流電流では、電線19の発煙特性の通電時間より短い時間で遮断する。
半導体スイッチ10が有する過熱遮断機能(特性)は、半導体スイッチ10が内蔵する温度センサにより定められる。
【0032】
ドアロックモータ15〜18は、それぞれの分岐線20〜23により電力を供給されるが、同時的に作動するので、1つの負荷と見做すことができる。従って、電線19と各分岐線20〜23とを同一の定格及び発煙特性としておくことにより、ドアロックモータ15〜18群を単発動作負荷1と見做して、実施の形態1と同様の動作を得ることが可能である。また、同様の理由により、実施の形態2と同様の動作を得ることも可能である。
ここで、電線19と各分岐線20〜23とを同一の定格及び発煙特性としておくのは、例えば、ドアロックモータ15〜18の何れかが短絡した場合、分岐線20〜23の何れかよりも先に、電線19が発煙状態に近付き、半導体スイッチ10をオフにする必要があるからである。
【符号の説明】
【0033】
1 単発動作負荷(車載負荷)
2 駆動回路
3,7,10 半導体スイッチ(スイッチ)
4 負荷操作スイッチ(操作スイッチ)
5 電源装置
6,9,19 電線
8 制御部
11 (ドアロック用)リレー(操作スイッチ)
12 (ドアアンロック用)リレー(操作スイッチ)
13 制御部
14 ドアロックスイッチ
15〜18 ドアロックモータ(車載負荷)
20〜23 分岐線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載負荷及び電源装置間を接続する電線と、該電線に介装された操作スイッチとを備え、前記電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有する車両用電源装置において、
通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有し、前記操作スイッチに直列に接続され、該操作スイッチに連動するスイッチを備え、前記過熱遮断機能は、同一通流電流値では前記発煙特性の通電時間より短い時間で遮断することを特徴とする車両用電源装置。
【請求項2】
車載負荷及び電源装置間を接続する電線と、該電線に介装された操作スイッチとを備え、前記電線は、通流電流値に応じた通電時間で発煙する発煙特性を有する車両用電源装置において、
通流電流値に応じた通電時間で遮断する過熱遮断機能を有し、前記操作スイッチに直列に接続され、該操作スイッチに連動するスイッチと、該スイッチが連続してオンである時間を計時する手段と、該手段が所定時間を計時したか否かを判定する手段と、該手段が所定時間を計時したと判定したときに、前記スイッチをオフにする手段とを備え、前記過熱遮断機能は、前記所定時間より短い通電時間の範囲で、同一通流電流値では前記発煙特性の通電時間より短い時間で遮断することを特徴とする車両用電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−245937(P2012−245937A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120770(P2011−120770)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】