説明

車体後部構造

【課題】走行風の車体後面への巻き込みによるバックガラスへの汚れや泥砂の付着を防止できて後方の視界を良好にすることができる構造でありながら、デザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインにも適用できる車体後部構造を提供する。
【解決手段】バックガラス10の側部10Sに隣接する車体側面に、車両前方側Frからの走行風を受ける複数の突出部21が設けられ、突出部21は、バックガラス10の側部10Sの側縁10S1と交差する方向に細長く形成され、複数の突出部21は車両前後方向に複数列設けられ、隣り合う列の突出部21が千鳥状に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車体後部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が走行中に車体に受ける走行風は車体上面や側面に沿って流れた後、車体後部で車体後面に巻き込まれる流れとなることが多く、その走行風の流れの影響で車体後面のバックガラスには、巻き込んだ風に混じった汚れや泥砂などが付着してその汚れが後方の視界の妨げになることが多い。
これを防ぐ手段として、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているように、車体の屋根の後端部に複数の突出部を設け、走行風の流れを分散させて後面への巻き込み低減させる手段があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−345562号公報
【特許文献2】実開平1−145716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この方法では前記複数の突出部は車体の屋根の後端部に設けられていたために、車体側面を流れる走行風が車体後面に巻き込まれることを防止できてはいなかった。
車両後部を四角く尖らせると車体側面から車体後面への走行風の巻き込みを少なくすることができるが、この構造はデザイン的な制約が多く、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインには適していない。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、走行風の車体後面への巻き込みによるバックガラスへの汚れや泥砂の付着を防止できて後方の視界を良好にすることができる構造でありながら、デザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインにも適用できる車体後部構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の特徴は、
バックガラスの側部に隣接する車体側面に、車両前方側からの走行風を受ける複数の突出部が設けられ、
前記突出部は、前記バックガラスの側部の側縁と交差する方向に細長く形成されている点にある。(請求項1)
【0006】
車両前方側から車体側面に沿って流れてくる走行風を前記複数の突出部で受けることで、走行風の大きな流れが複数の突出部で複数の細かい流れに分散されて弱められる。これにより、走行風が車体側面から剥離しやすくなり、バックガラスへの走行風の巻き込みを防止することができる。その結果、走行風が車体後面に回り込むことを防止することができ、走行風の車体後面への巻き込みによるバックガラスへの汚れや泥砂の付着を防止できて後方の視界を良好にすることができる。
そして、前記突出部は、前記バックガラスの側部の側縁と交差する方向に細長く形成されているから、走行風の大きな流れを複数の突出部でバックガラスの側部の側縁に沿う方向に複数に分散しやすくなり、走行風を車体側面からより剥離しやすくすることができる。
これにより、車両後部を四角く尖らせる必要がなくなってデザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインにも本発明の上記構成を適用することができる。(請求項1)
【0007】
本発明において、
前記複数の突出部は車両前後方向に複数列設けられ、
隣り合う列の突出部が千鳥状に配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
【0008】
前記複数の突出部は車両前後方向に複数列設けられ、隣り合う列の突出部が千鳥状に配置されているから、走行風をより細かい流れに分散させることができ、走行風を車体側面からより剥離しやすくすることができる。(請求項2)
【0009】
本発明において、
前記隣り合う列のうち車両前方側の列の突出部が車両後方側の列の突出部よりも小さく設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
【0010】
前記隣り合う列のうち車両前方側の列の突出部が車両後方側の列の突出部よりも小さく設定されているから、走行風が突出部にぶつかる衝撃を和らげ、突出部の抵抗を抑えながら次第に走行風を分散させることができる。また、狭いスペースであっても多くの突出部を設けることができる。(請求項3)
【0011】
本発明において、
前記複数の突出部は前記車体側面に取り付けられたガーニッシュの表面に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
【0012】
前記突出部を形成しやすくすることができて、製作コストを低廉化することができる。(請求項4)
【0013】
本発明において、
前記バックガラスの上方のルーフの後端部に車両後方側に突出するリヤスポイラーが取り付けられ、
前記ガーニッシュの上端縁は、前記リヤスポイラーの後端縁に連続して前記後端縁の延長線上に配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
【0014】
前記ガーニッシュの上端縁は、前記リヤスポイラーの後端縁に連続して前記後端縁の延長線上に配置されているから、ガーニッシュの上端縁に沿って流れてきた走行風がリヤスポイラーに伝わって剥離し、バックガラスへの走行風の巻き込みを防ぐことができる。(請求項5)
【0015】
本発明において、
前記ガーニッシュの下端縁は前記バックガラスの下端縁に連続して前記下端縁の延長線上に配置されていると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
【0016】
前記ガーニッシュの下端縁は、前記バックガラスの下端縁に連続しているから、ガーニッシュの下端縁に沿って流れてきた走行風が車体後面の下部に流れ、バックガラス側に巻き込まれるのを防ぐことができる。(請求項6)
【0017】
本発明において、
前記複数の突出部が設けられている車体側面部分は、車両後方側ほど上下幅が狭くなるサイドガラスの後端部に隣接していると、次の作用を奏することができる。(請求項7)
【0018】
前記サイドガラスが車両後方側に向かって尖った形状、すなわち、車両後方側ほど上下幅が狭くなる形状にデザインされた場合、サイドガラスの上端縁に沿って流れる走行風とサイドガラスの下端縁に沿って流れる走行風とが車両後方側に行くほど集まっていき強い流れが生じやすい。
本発明の上記の構成によれば、前記複数の突出部が設けられている車体側面部分は、車両後方側ほど上下幅が狭くなるサイドガラスの後端部に隣接しているから、前記強い流れを効率的に突出部で分散させて弱めることができ、より一層バックガラスへの走行風の巻き込みを防ぐことができる。
図4は上記構成の場合の実際の流れを可視化して示したものである。この図4により、サイドガラス41の上端縁41Jに沿って流れてきた大きな走行風F1とサイドガラス41の下端縁41Kに沿って流れてきた大きな走行風F2とが突出部21(図2,図3参照)により分散されて小さな流れF3に変わっている様子を確認することができる。(請求項7)
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、
走行風の車体後面への巻き込みによるバックガラスへの汚れや泥砂の付着を防止できて後方の視界を良好にすることができる構造でありながら、デザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインにも適用できる車体後部構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】左斜め後方から見た自動車の車体後部構造の斜視図
【図2】突出部とその周りの構造の側面図
【図3】走行風の流れを示す図
【図4】突出部周りの走行風の流れを示す図
【図5】(a)は別実施形態を示す側面図、(b)は図5(a)のA−A断面図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
本発明の車体後部構造は左右対称であり、本実施形態及び別実施形態では、左側の車体後部構造を例に挙げて説明し、右側の車体後部構造については説明を省略する。
【0022】
図1に示すように、ホイールハウスを形成するリヤフェンダ8が自動車のリヤドア2とリヤバンパ3の間に配置され、左右一対のリヤコンビネーションランプ4がリヤフェンダ8に設けられている。リヤフェンダ8の下部は後輪5の上部を側方(車幅方向外側)から覆っている。
【0023】
前記自動車の車体側面には、フロントドア6からリヤドア2にかけて車両前後方向に略直線状のウエストラインL1が形成され、リヤフェンダ8の領域において、ウエストラインL1に連続する後ろ側ラインL2がホイールハウスの開口に沿って大きく円弧を描いて下方に延びている。そして、リヤバンパ3の側面と後面との境の角部の縦ラインL3の上端に後ろ側ラインL2が接続している。
【0024】
リヤドア2のサイドガラス41は、車両後方側Rrに向かって尖った形状、すなわち、車両後方側Rrほど上下幅が狭くなる形状に設定されて、車両後方側Rrに流れるようなデザインにされている。
【0025】
また、サイドガラス41の後端部に、車両後方側Rrに向かって尖った三角形状の樹脂製の第1ガーニッシュ40が取り付けられている。図2に示すように、第1ガーニッシュ40の後ろ下がりの上端縁40Jは、サイドガラス41の後ろ下がりの上端縁41J上に配置され、第1ガーニッシュ40の後ろ上がりの下端縁40Kは、サイドガラス41の後ろ上がりの下端縁41K上に配置されている。これにより、サイドガラス41の後端部がシャープな形状になっている。
【0026】
そして、図1,図2に示すように、バックドア7に設けられたバックガラス10の側部10Sに隣接する車体側面部分であって、バックガラス10と第1ガーニッシュ40との間の車体側面部分に車両前方側Frに窄まる三角形状(車両前方側Frに向かって尖った三角形状)の樹脂製の第2ガーニッシュ20が取り付けられて第1ガーニッシュ40に隣接している(サイドガラス41の後端部に前記第1ガーニッシュ40を設けることなく、第2ガーニッシュ20をサイドガラス41の後端部に直接隣接させた構造であってもよい。また、前記車体側面部分に複数の突出部21が直接設けられていてもよい。)。
【0027】
第2ガーニッシュ20の後ろ下がりの下端縁20Kは、第1ガーニッシュ40の後ろ下がりの上端縁40Jに連続してこの上端縁40Jの延長線上に配置され、第2ガーニッシュ20の後ろ上がりの上端縁20Jは、第1ガーニッシュ40の後ろ上がりの下端縁40Kに連続してこの下端縁40Kの延長線上に配置されている。
【0028】
つまり、第2ガーニッシュ20の下端縁20K・第1ガーニッシュ40の上端縁40J・サイドガラス41の上端縁41Jから成る端縁と、第2ガーニッシュ20の上端縁20J・第1ガーニッシュ40の下端縁40K・サイドガラス41の下端縁41Kから成る端縁とはX字状に交差している。また、第2ガーニッシュ20の下端縁20Kは第1ガーニッシュ40の下端縁40Kとも連続し、第2ガーニッシュ20の上端縁20Jは第1ガーニッシュ40の上端縁40Jとも連続している。さらに、第2ガーニッシュ20の下端縁20Kはバックガラス10の下端縁10Kに連続して、この下端縁10Kの延長線上に配置されている。
【0029】
バックガラス10の側部10Sはバックガラス10の車幅方向中間部に対して車幅方向外側ほど車両前方側Frに位置するように傾斜するとともに、車幅方向外側ほど上下方向の長さが短く設定され、バックガラス10の側部10Sの側縁10S1は下端側ほど車両後方側Rrに位置するように直線状に傾斜している。
【0030】
バックガラス10の側部10Sの側縁10S1と第2ガーニッシュ20の後端縁20Uとは略同一長さに設定されて互いに突き合わされている。
【0031】
前記バックガラス10の上方のルーフ15の後端部に車両後方側Rrに突出するリヤスポイラー11がルーフ15の略全幅にわたって取り付けられ、第2ガーニッシュ20の上端縁20Jはリヤスポイラー11の後端縁11Uの車幅方向の端部に連続して前記後端縁11Uの延長線上に配置されている。リヤスポイラー11の後端縁11Uの車幅方向の端部は、車幅方向外側ほど前斜め下方に位置するように傾斜している。
【0032】
そして、前記第2ガーニッシュ20の表面に、車両前方側Frからの走行風を受ける複数の突出部21が設けられている。この突出部21は、バックガラス10の側部10Sの側縁10S1と略直交する方向(交差する方向に相当)に細長く形成され、突出方向と直交する方向の断面において長円形状に形成されている。
【0033】
また、複数の突出部21は車両前後方向に複数列(本実施形態では2列)設けられ、隣り合う列の突出部21が千鳥状に配置されている。そして、隣り合う列のうち車両前方側Frの列の突出部21が車両後方側Rrの列の突出部21よりも小さく設定されている。
【0034】
前記車両前方側Frの列の突出部21は車両後方側Rrの列の突出部21よりも、幅・長さ・突出量の全てにおいて小さく設定されている。この構造に換えて、前記幅・長さ・突出量のうちのいずれか一つあるいは二つが同一で、残りの二つ又は一つが小さく設定されていてもよい。
【0035】
上記の構成によれば、
(1) 車両前方側Frから車体側面に沿って流れてくる走行風を前記複数の突出部21で受けることで、走行風の大きな流れが複数の突出部21で複数の細かい流れに分散されて弱められる。これにより、走行風が車体側面から剥離しやすくなり、バックガラス10への走行風の巻き込みを防止することができる。その結果、走行風が車体後面に回り込むことを防止することができ(図3参照、Fは突出部21での走行風の方向を示し、多数のfはその他の走行風である)、走行風の車体後面への巻き込みによるバックガラス10への汚れや泥砂の付着を防止できて後方の視界を良好にすることができる。
そして、前記突出部21は、前記バックガラス10の側部10Sの側縁10S1と略直交する方向に細長く形成されているから、走行風の大きな流れを複数の突出部21でバックガラス10の側部10Sの側縁10S1に沿う方向に複数に分散しやすくなり、走行風を車体側面からより剥離しやすくすることができる。
これにより、車両後部を四角く尖らせる必要がなくなってデザインの自由度を上げることができ、車体側面から車体後面に向かって滑らかに連続する丸い形状のデザインにも本発明の上記構成を適用することができる。
【0036】
(2) 前記複数の突出部21は車両前後方向に複数列設けられ、隣り合う列の突出部21が千鳥状に配置されているから、走行風をより細かい流れに分散させることができ、走行風を車体側面からより剥離しやすくすることができる。
また、第2ガーニッシュ20は車両前方側Frに向かって上下の幅が狭くなっているが、隣り合う列の突出部21は千鳥状に配置されているから、第2ガーニッシュ20が、車両前方側Frに向かって上下の幅が狭くなるデザインであっても、より多くの突出部21を設けることができる。
【0037】
(3) 前記隣り合う列のうち車両前方側Frの列の突出部21が車両後方側Rrの列の突出部21よりも小さく設定されているから、走行風が突出部21にぶつかる衝撃を和らげ、突出部21の抵抗を抑えながら次第に走行風を分散させることができる。また、狭いスペースであっても多くの突出部21を設けることができる。
【0038】
(4) 前記第2ガーニッシュ20の上端縁20Jは、前記リヤスポイラー11の後端縁11Uに連続して前記後端縁11Uの延長線上に配置されているから、第2ガーニッシュ20の上端縁20Jに沿って流れてきた走行風がリヤスポイラー11に伝わって剥離し、バックガラス10への走行風の巻き込みを防ぐことができる。
【0039】
(5) 前記第2ガーニッシュ20の下端縁20Kは、前記バックガラス10の下端縁10Kに連続して前記下端縁10Kの延長線上に配置されているから、第2ガーニッシュ20の下端縁20Kに沿って流れてきた走行風が車体後面の下部に流れ、バックガラス10側に巻き込まれるのを防ぐことができる。
【0040】
(6) 本実施形態のように、前記サイドガラス41が車両後方側Rrに向かって尖った形状(車両後方側Rrほど上下幅が狭くなる形状)にデザインされた場合、サイドガラス41の上端縁41Jに沿って流れる走行風とサイドガラス41の下端縁41Kに沿って流れる走行風とが車両後方側Rrに行くほど集まっていき、強い流れが生じやすい。また、サイドガラス41の後端部をシャープな形状にする手段として、樹脂製の第1ガーニッシュ40をサイドガラス41の後端部に取り付けてあるため、この第1ガーニッシュ40を設けたことで生ずる段差により、前記強い流れがバックガラス10側に巻き込まれる虞がある。
しかし、本発明の上記構成によれば、前記第2ガーニッシュ20に前記複数の突出部21が設けられているから、前記強い流れを複数の突出部21で効率的に分散させて弱めることができ、より一層バックガラス10への走行風の巻き込みを防ぐことができる。
図4は上記構成の場合の実際の流れを可視化して示したものである。この図4により、サイドガラス41の上端縁41Jに沿って流れてきた大きな走行風F1とサイドガラスの下端縁に沿って流れてきた大きな走行風F2とが突出部21(図2,図3参照)により分散されて小さな流れF3に変わっている様子を確認することができる。
【0041】
[別実施形態]
(1) 前記第2ガーニッシュ20の材質は特に限定されず、例えば、ゴム製、ガラス製であってもよい。
(2) 前記第2ガーニッシュ20を設けることなく、前記突出部21を前記車体側面に直接設けてあってもよい。
(3) 図5(a),図5(b)に示すように、前記突出部21を前記第2ガーニッシュ20に設けることなく、前記第2ガーニッシュ20を次のように構成してもよい。すなわち、前記第2ガーニッシュ20の後端部に、前記後端部の後端縁20Uに沿う断面三角形状の凸部30を前記後端部の上下方向の略全長にわたって設ける。
この場合はサイドガラス4の後端部に集まって強くなった流れを前記凸部30で分散させて弱めるのではなく、前記凸部30により車体側面から剥離させてバックガラス10側に巻き込むのを防いでいる。
【符号の説明】
【0042】
10 バックガラス
10K バックガラスの下端縁
10S バックガラスの側部
10S1 バックガラスの側部の側縁
11 リヤスポイラー
11U リヤスポイラーの後端縁
15 ルーフ
20 ガーニッシュ(第2ガーニッシュ)
20J ガーニッシュの上端縁
20K ガーニッシュの下端縁
21 突出部
41 サイドガラス
41U サイドガラスの後端縁
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バックガラスの側部に隣接する車体側面に、車両前方側からの走行風を受ける複数の突出部が設けられ、
前記突出部は、前記バックガラスの側部の側縁と交差する方向に細長く形成されている車体後部構造。
【請求項2】
前記複数の突出部は車両前後方向に複数列設けられ、
隣り合う列の突出部が千鳥状に配置されている請求項1記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記隣り合う列のうち車両前方側の列の突出部が車両後方側の列の突出部よりも小さく設定されている請求項2記載の車体後部構造。
【請求項4】
前記複数の突出部は前記車体側面に取り付けられたガーニッシュの表面に設けられている請求項1〜3のいずれか一つに記載の車体後部構造。
【請求項5】
前記バックガラスの上方のルーフの後端部に車両後方側に突出するリヤスポイラーが取り付けられ、
前記ガーニッシュの上端縁は、前記リヤスポイラーの後端縁に連続して前記後端縁の延長線上に配置されている請求項4記載の車体後部構造。
【請求項6】
前記ガーニッシュの下端縁は前記バックガラスの下端縁に連続して前記下端縁の延長線上に配置されている請求項4又は5記載の車体後部構造。
【請求項7】
前記複数の突出部が設けられている車体側面部分は、車両後方側ほど上下幅が狭くなるサイドガラスの後端部に隣接している請求項1〜6のいずれか一つに記載の車体後部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図4】
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