説明

車室管理端末装置および車室管理システム

【課題】 設置コストを低減させることができ、適正に車両の有無を判断することのできる車室管理端末装置を提供する。
【解決手段】 駐車場の車室8に車両2が存在するか否かを検出する光センサ7からなる車両検知部6と、車室8の車両2の有無を表示する在車表示部3と、車両検知部6の検出結果に基づいて在車表示部3を動作させる制御部10と、を一体に形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車室管理端末装置および車室管理システムに係り、特に、駐車場の車室における車両の有無を適正に検出することを可能とした車室管理端末装置および車室管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、複数の車室を備えた駐車場において、各車室に対して車両の有無を管理するシステムが多く用いられている。
【0003】
例えば、従来から、画像処理コンピュータにより、駐車場撮影カメラにより撮影された車両のない場合の背景画像と適宜撮影される画像との差分をとり、車両の位置を把握する。これと駐車スペースを比較し、空きスペースの位置を表示するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、その他、駐車場の複数の区画にそれぞれ設けられ区画内の駐車状況を表示する表示灯と、各区画内の在車状態を検出する検知手段と、を備え、各区画内の在車状態情報に基づいて各表示灯を表示させるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−235498号公報
【特許文献2】特開平9−274698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術においては、車両の有無を画像処理することにより判断するものであるため、車両の有無を判断する処理が複雑となり、設備コストも高くなってしまうという問題を有している。また、前記特許文献2に記載の技術においては、検知手段と表示灯とが別体に設置されていることから、設置コストが高くなってしまうという問題を有している。しかも、検知手段により車両の有無を判断するものであるが、車室に対する車両の入庫状態あるいは出庫状態を判断することができないという問題をも有している。
【0006】
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、設置コストを低減させることができ、適正に車両の有無を判断することのできる車室管理端末装置および車室管理システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る車室管理端末装置は、駐車場の車室に車両が存在するか否かを検出する車両検知部と、前記車室の前記車両の有無を表示する在車表示部と、前記車両検知部の検出結果に基づいて前記在車表示部を動作させる制御部と、を一体に形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記車両検知部には、前記車両の有無を検出する光センサが設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1において、前記車両検知部には、前記車室に対して異なる角度で光を照射して前記車両の有無を検出する2つの光センサが設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3において、前記制御部は、前記光センサにより前記車両が存在していない前記車室に基づいて検出される基準電圧値に対して+側しきい値および−側しきい値をそれぞれ設定しておき、前記光センサによる検出電圧値が前記+側しきい値を超えた場合および前記−側しきい値より低くなった場合に、前記車室に前記車両が存在していると判断するように構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4において、前記制御部は、前記2つの光センサによる車両の有無の検出結果に基づいて、前記車室に前記車両が存在するか否かを判断するとともに、前記車両の前記車室への入庫状態および出庫状態を判断するように構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明に係る車室管理システムは、前記請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の複数の車室管理端末装置を通信インタフェースを介して中央装置に接続し、前記中央装置は、前記各車室管理端末装置の車両の検出結果に基づいて前記車両の駐車状態を一括して管理するように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、車両検知部と、在車表示部と、制御部とを一体に形成するようにしているので、車室管理端末装置を設置するだけで在車表示および車両検出を行うことができ、設置が容易であり、設置コストも低減させることができる。
【0014】
請求項2に係る発明によれば、車両検知部に車両の有無を検出する光センサを設けるようにしているので、光センサにより確実に車両の有無を検出することができる。
【0015】
請求項3に係る発明によれば、車両検知部に車室に対して異なる角度で光を照射して車両の有無を検出する2つの光センサを設けるようにしているので、2つの光センサにより、車室に車両が存在するか否かを判断するとともに、車両が車室への入庫状態および出庫状態を判断することができる。
【0016】
請求項4に係る発明によれば、制御部により、光センサにより車両が存在していない車室に基づいて検出される基準電圧値に対して+側しきい値および−側しきい値をそれぞれ設定しておき、光センサによる検出電圧値が+側しきい値を超えた場合および−側しきい値より低くなった場合に、車室に車両が存在していると判断するようにしているので、光センサの検出電圧値を+側しきい値または−側しきい値と比較するだけで、適正に車両の有無を検出することができる。
【0017】
請求項5に係る発明によれば、制御部により、2つの光センサによる車両の有無の検出結果に基づいて、車室に前記車両が存在するか否かを判断するとともに、車両の車室への入庫状態および出庫状態を判断するようにしているので、2つの光センサによる車両の検出結果により、確実に車両の入庫状態または出庫状態を判断することができる。
【0018】
請求項6に係る発明によれば、複数の車室管理端末装置を通信インタフェースを介して中央装置に接続するようにしているので、中央装置により各車室管理端末装置の車両の検出結果に基づいて車両の駐車状態を一括して管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態を示す制御構成図である。
【図4】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態による車両が入庫前の状態を示す説明図である。
【図5】図4の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図6】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態による明るい色の車両が入庫した状態を示す説明図である。
【図7】図6の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図8】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態による暗い色の車両が入庫した状態を示す説明図である。
【図9】図8の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図10】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態における初期化動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態における車両検出動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態を示す制御構成図である。
【図13】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態による車両が入庫前の状態を示す説明図である。
【図14】図13の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図15】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態による車両が入庫開始した状態を示す説明図である。
【図16】図15の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図17】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態による車両が入庫中の状態を示す説明図である。
【図18】図17の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図19】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態による車両が入庫完了の状態を示す説明図である。
【図20】図19の状態における光センサの検出状態を示す説明図である。
【図21】本発明に係る車室管理端末装置の第2実施形態における車両検出動作を示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る車室管理端システムの第3実施形態を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1および図2は本発明に係る車室管理端末装置の第1実施形態を示す平面図および側面図である。
【0022】
図1および図2に示すように、本実施形態の車室管理端末装置1は、先端部が曲面状とされた形状を有している。この曲面状部分には、車両2の有無を表示するための在車表示部3が設けられており、在車表示部3には、緑色灯4および赤色灯5(図3参照)がそれぞれ内蔵されている。そして、緑色灯4の点灯により車両2が存在していないことを表示し、赤色灯5の点灯により車両2が存在していることを表示するようになっている。また、本体の在車表示部3の反対側には、車両検知部6が設けられており、この車両検知部6には、斜め下方に向けて光を出射して車両2の有無を検出する光センサ7(図3参照)が内蔵されている。
【0023】
車室管理端末装置1は、駐車場に設けられた複数の車室8ごとに通路側の天井などに設置されるものであり、通路側に在車表示部3が位置するとともに、車両検知部6が車室8に指向されるように設置されるようになっている(図4参照)。
【0024】
図3は車室管理端末装置1の制御構成を示したものであり、車室管理端末装置1は、制御部10を備えている。また、車室管理端末装置1には、プログラムが記録されたROM11、光センサ7による検出データを一時的に記憶するRAM12およびEEROM11などの不揮発性メモリ13がそれぞれ設けられている。制御部10は、ROM11に記録されたプログラムを読み出してRAM12および不揮発性メモリ13に情報を書き込みあるいは読み出しながら所定の処理を行うものである。また、車室管理端末装置1には、光センサ7からのアナログ検出信号をデジタル検出信号に変換して制御部10に送るA/D変換器14および電源15が設けられている。
【0025】
そして、制御部10は、光センサ7の検出値に基づいて車室8における車両2の有無を判定するように構成されている。すなわち、まず、制御部10は、図4および図5に示すように、光センサ7により車両2が存在していない車室8の地面で反射する光に基づいて検出される電圧値を基準電圧値として不揮発性メモリ13に記憶させて、初期化する。また、あらかじめ基準電圧値に対して、高い電圧値となる+側しきい値および低い電圧値となる−側しきい値をそれぞれ設定しておき、制御部10は、光センサ7による検出電圧値が+側しきい値を超えた場合および−側しきい値より低くなった場合に、車室8に車両2が存在していると判断するように構成されている。
【0026】
具体的には、図6および図7に示すように、車室8に車両2が存在している場合に、光センサ7から照射され車両2により反射された光を受光することにより得られた検出電圧値を、+側しきい値または−側しきい値と比較するものである。この場合に、車両2の色が白色など明るい色の場合には、光センサ7からの光の反射が多くなるので、検出電圧値が+側しきい値より高くなるものである。一方、図8および図9に示すように、車両2の色が黒色など暗い色の場合には、光センサ7からの光が車両2により吸収されることとなり、その反射量が低下することから、の検出電圧値は−がしきい値より低くなる。したがって、制御部10は、光センサ7により検出された電圧値が+側しきい値を超えるか、−側しきい値より低くなった場合に、車室8に車両2が存在することを判断することができるように構成されている。
【0027】
次に、本実施形態の作用について図10および図11に示すフローチャートを参照して説明する。
【0028】
本実施形態においては、まず、図10に示すように、制御部10は、光センサ7により車両2が存在していない車室8の地面で反射する光に基づいて検出される電圧値を取得し(ST1)、この電圧値を基準電圧値として不揮発性メモリ13に記憶させて、初期化する(ST2)。
【0029】
次に、図11に示すように、車室8に車両2が存在するか否かを判定する場合は、光センサ7の基準電圧値を不揮発性メモリ13から読み出し(ST3)、光センサ7の出力値を+側しきい値と比較する(ST4)。そして、光センサ7による検出電圧が+側しきい値より光センサ7による検出電圧が大きい場合は、車両ありと判断して在車表示部3を赤色に点灯する(ST5)。
【0030】
また、基準電圧値が+側しきい値より低い場合は、基準電圧値と−側しきい値とを比較して(ST6)、−側しきい値より光センサ7による検出電圧値が低い場合は、車両ありと判断して在車表示部3を赤色に点灯する(ST5)。−側しきい値より検出電圧値が高い場合は、車両なしと判断して在車表示部3を緑色に点灯する(ST7)。
【0031】
以上述べたように、本実施形態においては、在車表示部3および車両検知部6を一体に形成して車室管理端末装置1を構成するようにしているので、車室管理端末装置1を設置するだけで在車表示および車両2の検出を行うことができ、設置が容易であり、設置コストも低減させることができる。また、光センサ7の検出電圧値を+側しきい値または−側しきい値と比較するだけで、適正に車両2の有無を検出することができる。
【0032】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0033】
本実施形態の車室管理端末装置1は、図12に示すように、車両検知部6に第1光センサ16および第2光センサ17の2つの光センサを備えるように構成されており、第1光センサ16と第2光センサ17とは、それぞれ天井面に対して異なる角度に指向されるように設置されている。
【0034】
本実施形態においては、制御部10により、第1光センサ16および第2光センサ17により車両2を検出することにより、車室8に車両2が存在するか否かを判断するとともに、車両2が車室8に入庫する状態を判断することができるようにしたものである。すなわち、図13および図14に示すように、車室8に車両2が進入していない状態では、第1光センサ16および第2光センサ17のいずれによっても車両2を検出することができない。ここで、第1光センサ16および第2光センサ17による車両2の検出については、前記第1実施形態と同様であり、第1光センサ16および第2光センサ17により車室8に車両2が存在していない状態における電圧値を基準電圧値として初期化しておき、各第1光センサ16および第2光センサ17の検出電圧値を+側しきい値または−側しきい値と比較することにより、車両2の有無を検出するものである。
【0035】
そして、図15および図16に示すように、第1の光センサおよび第2光センサ17のいずれによっても車両なしと判断された後、第1光センサ16により車両ありと判断され、第2光センサ17により車両なしと判断された場合は、車両2が進入開始したと判断されるものである。また、図17および図18に示すように、第1の光センサおよび第2光センサ17のいずれによっても車両ありと判断された場合にも、車両2が進入していると判断されるものであり、その後、図19および図20に示すように、第1の光センサにより車両なしと判断され、第2光センサ17により車両ありと判断された場合は、車両2の入庫が完了したと判断されるものである。
【0036】
車室管理端末装置1のその他の構成については、図3に示す前記第1実施形態のものと同様であるため、その説明を省略する。
【0037】
次に、本実施形態の作用について図21に示すフローチャートを参照して説明する。
【0038】
まず、第1光センサ16および第2光センサ17のいずれによっても車両なしと検出されている場合は、車室8に車両2が存在していない状態である(ST10)。続いて、第1光センサ16により車両ありと判断され、第2光センサ17により車両なしと判断され(ST11)、続いて、第1光センサ16および第2光センサ17により車両ありと判断された場合は(ST12)、車室8に車両2が入庫中であると判断し、在車表示部3を赤色に点灯する(ST13)。また、第1光センサ16により車両ありと判断され、第2光センサ17により車両なしと判断された後(ST11)、第1光センサ16および第2光センサ17により車両なしと判断された場合は、車両2が車室8への入庫をやめて出庫していったものと判断する(ST14)。
【0039】
また、その後、第1光センサ16により車両なしと判断され、第2光センサ17により車両ありと判断された場合は(ST15)、車両2の入庫が完了したものと判断し、在車表示部3を赤色に点灯する(ST16)。
【0040】
車両2が入庫している状態から、第1光センサ16により車両ありと判断され、第2光センサ17により車両ありと判断された場合は(ST17)、出庫中であると判断し、在車表示部3を赤色の点滅表示に制御する(ST18)。その後、第1光センサ16により車両ありと判断され、第2光センサ17により車両なしと判断された場合は(ST19)、引き続き出庫中であると判断する(ST20)。
【0041】
その後、第1光センサ16および第2光センサ17により車両ありと判断されず(ST21)、第1光センサ16および第2光センサ17により車両なしと判断された場合は(ST22)、車両2が出庫したと判断して在車表示部3を緑色に点灯する(ST23)。また、第1光センサ16により車両あり、第2光センサ17により車両なしと判断された後、第1光センサ16および第2光センサ17により車両なしと判断された場合は(ST24)、車両2が出庫したと判断して在車表示部3を緑色に点灯する(ST23)。さらにまた、第1光センサ16および第2光センサ17により車両ありと判断されず(ST17:NO)、第1光センサ16および第2光センサ17により車両なしと判断された場合は(ST25)、車両2が出庫したと判断して在車表示部3を緑色に点灯する(ST23)。
【0042】
以上述べたように、本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、在車表示部3および車両検知部6を一体に形成して車室管理端末装置1を構成するようにしているので、車室管理端末装置1を設置するだけで在車表示および車両2の検出を行うことができ、設置が容易であり、設置コストも低減させることができる。また、光センサの検出電圧値を+側しきい値または−側しきい値と比較するだけで、適正に車両2の有無を検出することができる。また、第1光センサ16および第2光センサ17により車両2を検出することにより、車両2の入庫状態または出庫状態を判断することができる。
【0043】
なお、在車表示部3による入庫中、入庫、出庫中、出庫における点灯、点滅方法は、本実施形態に示す方法に限定されるものではない。
【0044】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
【0045】
本実施形態においては、車室管理端末装置1を車室管理システムに適用した例を示したものであり、本実施形態においては、図22に示すように、車室管理端末装置1に通信インタフェース18を設けるとともに、駐車場を管理する中央装置19に通信インタフェース20を設け、これら各通信インタフェース18,20を介して中央装置19と車室管理端末装置1とを通信可能に構成したものである。また、中央装置19の電源21から各車室管理端末装置1の電源15に一括して電源を供給するようになっている。なお、本実施形態においては、通信手段として通信インタフェース18,20を用いた場合について説明しているが、例えば、無線通信、電力線通信等の他の手段を用いるようにしてもよい。
【0046】
車室管理端末装置1の構成については、図3に示す前記第1実施形態のものと同様であるため、その説明を省略する。
【0047】
そして、本実施形態においては、前記第1実施形態および第2実施形態で述べたように、各車室管理端末装置1により車室8の車両2の有無を判断した結果を通信インタフェース18,20を介して中央装置19に送信するようになっており、これにより、中央装置19は、各車室8における駐車状態を一括して管理することができるものである。
【0048】
以上述べたように、本実施形態においては、各車室管理端末装置1による車室8の車両2の有無を判断した結果を通信インタフェース18,20を介して中央装置19に送信し、中央装置19により、各車室8における駐車状態を一括して管理することができるようにしているので、駐車場全体としての駐車管理を一括して行うことができる。
【0049】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0050】
1 車室管理端末装置
2 車両
3 在車表示部
4 緑色灯
5 赤色灯
6 車両検知部
7 光センサ
8 車室
10 制御部
11 ROM
12 RAM
13 不揮発性メモリ
15 電源
16 第1光センサ
17 第2光センサ
18,20 通信インタフェース
19 中央装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の車室に車両が存在するか否かを検出する車両検知部と、
前記車室の前記車両の有無を表示する在車表示部と、
前記車両検知部の検出結果に基づいて前記在車表示部を動作させる制御部と、
を一体に形成したことを特徴とする車室管理端末装置。
【請求項2】
前記車両検知部には、前記車両の有無を検出する光センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車室管理端末装置。
【請求項3】
前記車両検知部には、前記車室に対して異なる角度で光を照射して前記車両の有無を検出する2つの光センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車室管理端末装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記光センサにより前記車両が存在していない前記車室に基づいて検出される基準電圧値に対して+側しきい値および−側しきい値をそれぞれ設定しておき、前記光センサによる検出電圧値が前記+側しきい値を超えた場合および前記−側しきい値より低くなった場合に、前記車室に前記車両が存在していると判断するように構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車室管理端末装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記2つの光センサによる車両の有無の検出結果に基づいて、前記車室に前記車両が存在するか否かを判断するとともに、前記車両の前記車室への入庫状態および出庫状態を判断するように構成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車室管理端末装置。
【請求項6】
前記請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の複数の車室管理端末装置を通信インタフェースを介して中央装置に接続し、前記中央装置は、前記各車室管理端末装置の車両の検出結果に基づいて前記車両の駐車状態を一括して管理するように構成されていることを特徴とする車室管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2011−100422(P2011−100422A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−256561(P2009−256561)
【出願日】平成21年11月9日(2009.11.9)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)
【Fターム(参考)】