説明

転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場

【課題】脚立の天足場部に椅子部を設けて腰を降ろして作業をする事ができ脚立の転倒防止を取付けた転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場を提供する。
【解決手段】天足場の中央部に高さを調整できる椅子を備え、腰を降ろして足の位置を変えると椅子が体と共に回転するために360度の広範囲の作業ができる。梨畑や、ぶどう畑では、鉄線イ、ウの棚を十字に張りめぐらせているので、転倒防止腕29の先端の曲げた部分を其の鉄線イ、ウに引っ掛け、そして足場の上部に面ファスナーバンド30で巻張することで安心して作業ができる転倒防止腕及29び椅子付き脚立天足場である。

【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、果樹の手入れに特に梨棚や葡萄棚に作業能力向上と安全作業に貢献する転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場に関するものである。
【背景の技術】
【0002】
従来、果樹の高い所の作業には脚立や梯子又は踏台などが有ったが梨棚や葡萄棚のように鉄線で190センチ前後の高さに十字に棚状に張り巡る所では脚立を中々思うように使いこなせなく、そのために上を向いた状態での姿勢の作業は大変な重労働で有った。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、簡単に鉄線の十字に交わる棚の間から上半身を出して椅子に腰を降ろし、その作業台に転倒防止を設けて安心に作業能率を要られるように問題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
脚立の天足場の上部に椅子を備えた足場を設け脚立上に取付け左右に転倒防止の治具を設け張り巡る鉄線に掛け脚立を支え転倒を防止する事を、特徴する転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場である。
【0005】
三脚足場の上部に新たに足場を半円状に製作し中央部に椅子部を設け高さを変える事もでき椅子が回転させる事も出来る為に360度の広範囲の作業ができる、そのために脚立の転倒や揺れを防止する腕を設け鉄線を利用し脚立と連結する事が出来るものである。
【発明の効果】
【0006】
棚状の張り巡る鉄線に転倒防止腕を度の角度からでも掛けることがでる為に脚立の上部に設置した椅子付き脚立足場の上で安心して作業ができるので能率が向上し体の負担も軽減すし、既に使用している脚立にも使用できるので便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1の天輪外足場6に天面足場7を着接し天内椅子支持4と天中足場8と天外椅子支持9を介在し椅子支持板2を重着し椅子管取付け孔1を二ヶ所に設け天足場保持孔3と天足場予備孔14を穿設し天下見足場10と天外足場11を介在し転倒防止支持部5を左右に設けたもの。
【0008】
図2天輪外足場6に7,4,8,9,10,11,を介在し椅子支持板4,8,9の上に重接し転倒防止支持部5を設けたもの。
【0009】
図3の椅子支持板2の椅子管取付け孔1に椅子上下調整管18を嵌挿し支持具16を椅子支持板2の上下に嵌装し支持具ネジ17で軸止し、回転座金13を設け椅子高さ保持管12に椅子高さ保持ハンドル15で二重に椅子の高さを変えることができる、椅子高さ調整棒25を遊貫し椅子保持板19に椅子を固着し椅子支持板2の上部から頭ナット21を上にボルト22を天足場保持孔3に嵌通し椅子支持下受板26の孔に嵌着しスプリングワッシャー24とナット23で取付ける。
【0010】
図4の椅子の上部を、かまぼこ型にすることより椅子が後前に傾いても腰を降ろした時に尻に違和感を感じない様にしたもの。
【0011】
図5の椅子支持下受板26に椅子の位置を取付ける時に微調整するために椅子支持ボルト孔27である。
【0012】
図6は、通常の脚立の天足場部に椅子付き脚立天足場を取付けもの。
【0013】
図7の面ファスナーバンド30を転倒防止輪28に通し転倒防止腕29の先端にフックを設けたもの。
【0014】
図8の転倒防止腕29のフックを本鉄線イに掛けた時。
【0015】
図9の転倒防止腕29のフックを本鉄線イと横鉄線ウのクロスした所にけたところ。
【0016】
図10の転倒防止腕29の転倒防止輪28に面ファスナーバンド30を着し転倒防止支持5に巻張し脚立の天足場部に転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場を取付けた状態のもので、椅子管取付け孔1の何方かに体に合う位置を使用するもの。
【0017】
図11の転倒防止腕29を本鉄線イに掛けて面ファスナーバンド30を高さに合わせ転倒防止輪28と転倒防止支持部5の部分で券張する事により安心して椅子20に腰を降ろし足を天輪外足場6付近に置いて作業者アが作業をしている様子。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】 本発明の平面図
【図2】 本発明のA−A`断面図
【図3】 本発明の正面図
【図4】 本発明の側面図
【図5】 本発明の平面図
【図6】 本発明の側面図
【図7】 本発明の正面図
【図8】 本発明の使用参考図
【図9】 本発明の使用参考図
【図10】 本発明の参考平面図
【図11】 本発明の使用参考図
【符号の説明】
【0019】
1 椅子管取付け孔 16 支持具
2 椅子支持板 17 支持具ネジ
3 天足場保持孔 18 椅子上下調整管
4 天内椅子支持 19 椅子保持板
5 転倒防止支持部 20 椅子
6 天輪外足場 21 頭ナット
7 天面足場 22 ボルト
8 天中足場 23 ナット
9 天外椅子支持 24 スプリングワッシャー
10 天下見足場 25 椅子高さ調整棒
11 天外足場 26 椅子支持下受板
12 椅子高さ保持管 27 椅子支持ボルト穴
13 回転座金 28 転倒防止輪
14 天足場予備孔 29 転倒防止腕
15 椅子高さ保持ハンドル 30 面ファスナーバンド
A 脚立支柱 ア 作業者
B 踏台支柱 イ 本鉄線
C 踏台 ウ 横鉄線
D 脚立天足場 エ 果樹

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天輪外足場(6)に天面足場(7)を着接し天内椅子支持(4)と天中足場(8)と天外椅子支持(9)を介在し椅子支持板(2)を重着し椅子管取付け孔(1)を並列し天足場保持孔(3)と天足場予備孔(14)を穿設し天下見足場(10)と天外足場(11)を介在させ転倒防止支持部(5)を左右に設け転倒防止腕(29)の下部に転倒防止輪(28)を設け面ファスナーバンドで巻張する事を特徴とする転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場。
【請求項2】
椅子支持板(2)の椅子管取付け孔(1)椅子上下調整管(18)を嵌挿し支持具(16)を椅子支持板(2)の上と下に設け支持具ネジ(17)で制御し回転座金(13)と椅子高さ保持管(12)に椅子高さ保持ハンドル(15)を設け椅子高さ調整棒(25)を遊貫し椅子保持板(19)に椅子(20)を固着し天足場保持孔(3)の上部からボルト(22)を嵌通し椅子支持下受板(26)を嵌着しスプリングワッシャー(24)とナット(23)及び頭ナット(21)の間の脚立天足場を掴持する事を特徴とする請求項1の転倒防止腕及び椅子付き脚立天足場。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−236342(P2010−236342A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103406(P2009−103406)
【出願日】平成21年3月30日(2009.3.30)
【出願人】(593192601)
【Fターム(参考)】