説明

送風機

【課題】CO濃度センサーからの出力を入力可能にするとともに、CO濃度センサーの異なる出力値に対応してCO濃度を判別し、そのCO濃度に応じた換気風量制御を行うことのできる送風機を得ること。
【解決手段】送風機1は、本体に設けられたファンを回転させる電動機13を備えた送風機1であって、CO濃度センサー5が接続可能とされるとともに、接続されたCO濃度センサー5からのセンサー信号が入力可能とされた入力端子部6と、入力端子部6に入力されたセンサー信号の出力値とCO濃度との対応関係を設定するレンジ設定部7と、レンジ設定部7の設定に基づいてセンサー信号からCO濃度を換算し、換算されたCO濃度に基づいて電動機の制御を行う制御部10と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CO濃度に応じた換気風量制御が実現可能な送風機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術によれば、CO濃度による換気風量の制御を行なう際には、送風機の本体にあらかじめ組み込まれたCO濃度センサーで検出したCO濃度の情報を用いて送風機を制御していた(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
または、送風機本体外に設けられたCO濃度センサーで検出したCO濃度の情報を、送風機本体外に設置された制御装置に送信し、その制御装置によってCO濃度に合わせて送風機を制御していた(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−159208号公報
【特許文献2】特開平6−147574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、CO濃度センサーにはCOガスの検出方法に複数の方式があり、センサー価格や検出精度、センサー寿命、使用可能環境が異なる。また、使用中に実施するメンテナンスの方法やメンテナンスを実施しなければならない頻度も異なる。
【0006】
そのため、あらかじめ送風機本体内部にCO濃度センサーが組込まれた製品においては、その製品に組込まれているセンサーの仕様とユーザーが求めているセンサーの仕様が一致しないことがあった。
【0007】
例えば、製品に組込まれているセンサーは高精度であるがメンテナンスを高頻度で行なう必要があるのに対し、ユーザーが求めるセンサーの仕様は、精度についてはそれほど高くなくてもよいが、メンテナンスの頻度は極力少なくしたいなどの場合である。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、CO濃度センサーからの出力を入力可能にするとともに、CO濃度センサーの異なる出力値に対応してCO濃度を判別し、そのCO濃度に応じた換気風量制御を行うことのできる送風機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、本体に設けられたファンを回転させる電動機を備えた送風機であって、CO濃度センサーが接続可能とされるとともに、接続されたCO濃度センサーからのセンサー信号が入力可能とされた入力端子部と、入力端子部に入力されたセンサー信号の出力値とCO濃度との対応関係を設定するレンジ設定部と、レンジ設定部の設定に基づいてセンサー信号からCO濃度を換算し、換算されたCO濃度に基づいて電動機の制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザーがニーズに合わせたCO濃度センサーを使用して、CO濃度に応じた換気風量制御を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1にかかる送風機の制御システムの概要を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示す送風機の外観を示す6面図である。
【図3】図3は、図1に示す送風機の断面図である。
【図4】図4は、複数のCO濃度センサーの出力とその指示濃度との関係を示す図である。
【図5】図5は、図1に示す送風機の設置例を示す図である。
【図6】図6は、図1に示す送風機の他の設置例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態にかかる送風機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0013】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる送風機の制御システムの概要を示すブロック図である。図2は、図1に示す送風機の外観を示す6面図である。図3は、図1に示す送風機の断面図である。送風機1はシロッコ羽根車20を電動機13で回転させることにより送風を行なうものであり、電動機13を動作させるための制御装置2が送風機1に備えられている。
【0014】
制御装置2には、電源端子3、電源回路4、CO濃度センサー入力端子(入力端子部)6、CO濃度センサーレンジ設定器(レンジ設定部)7、最低換気風量設定器8、室内CO濃度設定器9、電動機制御回路11、スイッチング半導体12、マイクロコンピュータ(制御部)10が1つの回路プリント基板(図示せず)に実装されて備えられる。スイッチング半導体12の出力は回路プリント基板からリード線で接続された電動機13に入力される。
【0015】
電源回路4は、商用交流電源単相100Vまたは200V、3相200Vを受けて、電動機13の駆動用直流電源140Vまたは280Vと、マイクロコンピュータ10を動作させるために必要な直流12Vと5Vとに変換する。
【0016】
CO濃度センサー5は、換気を行なう室内のCO濃度を検出する目的で設置され、室内または室内の排気口から送風機1につながるダクト内に設置される(詳細は、図5を用いて後述する)。
【0017】
CO濃度センサー5の出力は、ほとんどのメーカーのものも電圧値の0〜5Vまたは、0〜10V、もしくは電流値4〜20mAの範囲内で出力され、その出力値によってCO濃度を表すが、メーカーによって出力値(電流値または電圧値)とCO濃度の関係が異なっている。図4は、複数のCO濃度センサーの出力とその指示濃度との関係を示す図である。例えば、図4に示すように、A社のセンサーは1V出力時においては0ppmを表すが、B社のセンサーは200ppmを表す。
【0018】
CO濃度センサーレンジ設定器7は、CO濃度センサーのメーカー間で異なるセンサー信号の出力値(電圧値または電流値)とCO濃度の関係に対応する目的で設置される。CO濃度センサーレンジ設定器7は、例えば複数のON/OFFスイッチを持つディップスイッチ(図示せず)であり、そのON/OFFの組合せにより使用するCO濃度センサーに応じて適宜スイッチ(図示せず)を切り替えて検出したCO濃度値を正しくマイクロコンピュータ10に伝えている。
【0019】
例えば、制御装置2に備えられた記憶部25に、図4に示すテーブル情報を記憶させておき、ディップスイッチのON/OFFの組合せによって設定番号を選択するように構成してもよい。マイクロコンピュータ10は、CO濃度センサーレンジ設定器7で設定された設定番号に基づいて、記憶部25に記憶されたテーブル情報を参照して、CO濃度を算出することができる。
【0020】
このように、CO濃度センサーレンジ設定器7のスイッチ(図示せず)を切替えることで、CO濃度センサー5による出力と検出濃度との関係のメーカーごとの違いを考慮して換算を行なうことができるようになり、マイクロコンピュータ10に正しいCO濃度値を入力することができる。
【0021】
最低換気風量設定器8は、室内のCO濃度に関わらず常時換気する最低限の風量を設定するためのものである。最低換気風量設定器8は、例えばディップスイッチ(図示せず)もしくはボリュームスイッチ(図示せず)によって最低限の風量の設定を行なう。これは、常時一定量の換気風量は確保しておきたいというユーザーのニーズに対応するものである。
【0022】
例えば、室内のエアバランスの確保が必要な場合や、換気を完全に止めてしまうと臭気の問題があるなどの場合に有効である。例えば、現在の室内のCO濃度が600ppmで、室内の維持すべきCO濃度の上限が1000ppmであった場合、CO濃度を基準として判断した場合には換気を行なう必要はない状態である。しかしながら、最低限の風量で換気が行われることで、常時一定量の換気風量を確保することができ、エアバランスの確保や臭気の解消を図ることができる。最低換気風量設定器8で設定する換気風量の設定は、送風機1の運転の停止(常時換気は行なわない)から任意の風量までリニアまたは多段ノッチで設定可能である。
【0023】
室内CO濃度設定器9は、CO濃度による換気風量制御を行なう際の、換気を行なう室内の維持すべきCO濃度の上限を設定するものである。室内CO濃度設定器9は、例えばディップスイッチ(図示せず)もしくはボリュームスイッチ(図示せず)により設定を行なう。例えば、ディップスイッチによって1000ppm、900ppm、800ppmから選択する等である。
【0024】
マイクロコンピュータ10は、CO濃度センサー5から出力されたCO濃度値と、CO濃度センサーレンジ設定器7、最低換気風量設定器8、および室内CO濃度設定器9の設定状態から必要な換気風量を演算し、電動機13の回転数を決め、電動機制御回路11に対して電動機13を動作させる指示を与える。電動機制御回路11は、マイクロコンピュータ10より出された指示に基づき、直流電源から電動機13の駆動に必要な正弦波交流を作り出すスイッチング半導体12を動作させる。
【0025】
マイクロコンピュータ10は、CO濃度センサー5のCO濃度情報に基づいて、送風機1の換気風量を制御して変化させる。換気風量の制御は、換気を行なう室内のCO濃度が室内CO濃度設定器9で設定された値になるように、送風機1の換気風量を制御することを基本とする。
【0026】
マイクロコンピュータ10は、換気を行なう室内のCO濃度が、[上限値(例えば1000ppm)−第2の閾値(例えば50ppm)]を超えている場合に、送風機1の最大換気風量になるように電動機13を制御する。もちろん、最大換気風量で制御されるこの範囲には、上限値を超えるCO濃度も含まれる。なお、第2の閾値を用いずに、CO濃度が上限値を越えている場合に最大換気風量となるように電動機13を制御するように構成してもよい。
【0027】
また、マイクロコンピュータ10は、現在のCO濃度が第1の閾値(例えば600ppm)未満である場合には、最低換気風量になるように電動機13を制御する。また、マイクロコンピュータ10は、室内のCO濃度が、[上限値−第2の閾値]から第1の閾値(例えば600ppm)の間となる場合には、最大風量と最低換気風量の間となる中間風量となるように電動機13を制御する。
【0028】
中間風量での制御では、室内のCO濃度が、[上限値−第2の閾値]の値に近いほど換気風量が多くなるように電動機13を制御し、第1の閾値の値に近いほど換気風量が少なくなるように電動機13を制御してもよい。なお、電動機13の制御は、リニアまたは多段ノッチで電動機13を制御するものとする。
【0029】
なお、第2の閾値を設けずにCO濃度が単純に上限値から第1の閾値の間となる場合に中間風量となるように電動機13を制御してもよい。この場合、上限値の値に近いほど換気風量が多くなるように電動機13を制御する。また、第1の閾値および第2の閾値は、予め設定された数値であり、例えば記憶部25に予め記憶されている。また、第1の閾値および第2の閾値ともに、設定された数値をユーザーが変更可能に構成してもよい。
【0030】
このとき電動機13のON・OFFや風量変更が頻繁に行なわれると、運転騒音が頻繁に変化し耳障りに感じることや、送風機本体に負荷を与える場合がある。そのため、風量変更は、所定の間隔を行うように設定されてもよい。例えば、5分に一度の割合で風量変更が行なわれるように設定される。
【0031】
次に、図2に示す送風機1の6面図について説明する。送風機1は、箱状のケーシング(本体)17に制御装置2を取付け、制御装置2を覆うように制御装置カバー14が取付けられる。ケーシング17の左右には送風ダクトを接続するためのダクト接続フランジ15a、15bが取付けられている。取付足16は、ケーシング17にねじで固定されて4箇所設けられており、建物に設置された天吊りボルトにより製品の固定を行なう。
【0032】
次に、図3に示す送風機1の断面図について説明する。送風機1は、ケーシング17の内部風路側面に側面消音材19、風路中央部に中央部消音材18が設置されており、中央部には電動機13に接続されたシロッコ羽根車20が設置され、シロッコ羽根車20の回転により送風が行なわれる。
【0033】
図5は、図1に示す送風機1の設置例を示す図である。図5に示す設置例では、CO濃度センサー5が換気を行なう室内21に設置されている。例えば、CO濃度センサー5は、換気を行なう室内21の壁面に露出もしくは壁埋め込みにより設置される。CO濃度センサー5は、信号線によって送風機1のCO濃度センサー入力端子6に接続され、CO濃度情報を送風機1のマイクロコンピュータ10に入力する。
【0034】
換気を行なう室内21では、天井面に設けられた排気口23と送風機1の間がダクト22によって接続され、送風機1と室外とがダクト24によって接続される。排気口23から吸込まれた室内21の空気が、ダクト22、送風機1、ダクト24を介して室外に排気される。給気については、壁面のガラリ(図示せず)または給気用の送風機(図示せず)を用いて行なわれる。
【0035】
図6は、図1に示す送風機1の他の設置例を示す図である。図6に示す設置例では、ダクト22の中にCO濃度センサー5が取付けられている。CO濃度センサー5は、換気を行なう室内21に設けられた排気口23から送風機1に繋がるダクト22の中間に設置される。CO濃度センサー5は信号線によって送風機1のCO濃度センサー入力端子6に接続され、CO濃度情報を送風機1のマイクロコンピュータ10に入力する。
【0036】
換気を行なう室内21では、天井面に設けられた排気口23と送風機1の間がダクト22によって接続され、送風機1と室外とがダクト24によって接続される。排気口23から吸込まれた室内21の空気が、ダクト22、送風機1、ダクト24を介して室外に排気される。給気については、壁面のガラリ(図示せず)または給気用の送風機(図示せず)を用いて行なわれる。
【0037】
以上説明したように、本実施の形態1にかかる送風機1によれば、ユーザーのニーズに合わせた市販のCO濃度センサー5を使用した場合であっても、そのCO濃度センサー5に合ったレンジをCO濃度センサーレンジ設定器7で設定すれば、CO濃度による換気風量制御を行うことができる。
【0038】
また、ユーザーがニーズにあわせた市販のCO濃度センサー5を選択できることで、センサーを使用する環境や、導入時の要求コスト(例えば高価であるが寿命の長いものと、低価格であるが寿命の短いもの)などに合わせてCO濃度センサー5の使い分けが可能となる。
【0039】
また、最低換気風量の設定を行なう最低換気風量設定器8と、CO濃度の上限値の設定を行なう室内CO濃度設定器9を備え、マイクロコンピュータ10は最低換気風量設定器8で設定された最低換気風量以上で電動機13を制御することで、CO濃度による換気風量制御を実施する際に、送風機1の最低換気風量を任意に設定でき、室内のエアバランスの確保のために常時ある程度の換気風量が必要な場合や、換気を完全に止めてしまうと臭気の問題がある場合などに対応が可能となる。
【0040】
また、CO濃度センサー5によって測定されたCO濃度が、室内CO濃度設定器9で設定されたCO濃度を超えている場合、すなわち、室内のCO濃度が管理すべき上限値を超えている場合は、最大風量で電動機13を制御する。これにより、早急な室内のCO濃度の低下を図り、室内環境の改善を図ることができる。
【0041】
また、CO濃度センサー5によって測定されたCO濃度が、第1の閾値未満の場合には最低換気風量設定器8で設定された最低換気風量で電動機13を制御する。第1の閾値を室内CO濃度設定器9で設定されたCO濃度に対し、十分低い値に設定することで、室内のCO濃度が第1の閾値未満となった場合には、CO濃度が十分に低いと判断され、換気風量を必要最低限に抑えることが可能となる。これにより、CO濃度が十分に低いときに省エネルギー化を図ることができる。
【0042】
また、室内のCO濃度が[上限値−第2の閾値]を超えている場合には最大風量で電動機13を制御する。ここで、室内のCO濃度が上昇過程にある場合には、室内CO濃度設定器9で設定されたCO濃度(上限値)を超えた時点で換気風量を最大としても、換気が間に合わず上限値を超えてしまうおそれがある。一方、本実施の形態1では、換気風量を最大とするタイミングを第2の閾値分だけ早めているので、室内のCO濃度が上限値を超えた状態になってしまうことを抑制することができる。
【0043】
また、室内のCO濃度が第1の閾値以上でかつ[上限値−第2の閾値]である場合に、室内のCO濃度が、[上限値−第2の閾値]の値に近いほど換気風量が多くなるように電動機13を制御し、第1の閾値の値に近いほど換気風量が少なくなるように電動機13を制御すれば、CO濃度が高いほど換気風量を増加させて、効率的に換気を行なうことが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
以上のように、本発明にかかる送風機は、CO濃度に基づく風量制御を行う送風機に有用である。
【符号の説明】
【0045】
1 送風機
2 制御装置
3 電源端子
4 電源回路
5 CO濃度センサー
6 CO濃度センサー入力端子(入力端子部)
7 CO濃度センサーレンジ設定器(レンジ設定部)
8 最低換気風量設定器
9 室内CO濃度設定器
10 マイクロコンピュータ(制御部)
11 電動機制御回路
12 スイッチング半導体
13 電動機
14 制御装置カバー
15a,15b ダクト接続フランジ
16 取付足
17 ケーシング
18 中央部消音材
19 側面消音材
20 シロッコ羽根車
21 室内
22 ダクト
23 排気口
24 ダクト
25 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体に設けられたファンを回転させる電動機を備えた送風機であって、
CO濃度センサーが接続可能とされるとともに、接続された前記CO濃度センサーからのセンサー信号が入力可能とされた入力端子部と、
前記入力端子部に入力されたセンサー信号の出力値とCO濃度との対応関係を設定するレンジ設定部と、
前記レンジ設定部の設定に基づいて前記センサー信号からCO濃度を換算し、換算されたCO濃度に基づいて前記電動機の制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする送風機。
【請求項2】
最低換気風量の設定を行なう最低換気風量設定器と、
CO濃度の上限値の設定を行なうCO濃度設定器と、をさらに備え、
前記制御部は、前記換算されたCO濃度が、前記上限値を超えている場合には最大風量で前記電動機を制御し、前記上限値以下である場合には前記最大風量と前記最低換気風量の間の中間風量で前記電動機を制御することを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項3】
最低換気風量の設定を行なう最低換気風量設定器と、
CO濃度の上限値の設定を行なうCO濃度設定器と、をさらに備え、
前記制御部は、前記換算されたCO濃度が、予め定められた第1の閾値未満の場合には前記最低換気風量で前記電動機を制御し、前記上限値を超えている場合には最大風量で前記電動機を制御し、前記第1の閾値以上でかつ前記上限値未満の場合には、前記最低換気風量と前記最大風量の間の中間風量で前記電動機を制御することを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項4】
最低換気風量の設定を行なう最低換気風量設定器と、
CO濃度の上限値の設定を行なうCO濃度設定器と、をさらに備え、
前記制御部は、前記換算されたCO濃度が、予め設定された第1の閾値未満の場合には前記最低換気風量で前記電動機を制御し、[前記上限値−予め設定された第2の閾値]を超えている場合には最大風量で前記電動機を制御し、前記第1の閾値以上でかつ[前記上限値−前記第2の閾値]未満の場合には前記最低換気風量と前記最大風量の間の中間風量で前記電動機を制御することを特徴とする請求項1に記載の送風機。
【請求項5】
前記制御部は、前記中間風量での制御において、前記換算されたCO濃度が大きいほど換気風量が大きくなるように前記電動機を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の送風機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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