通信システム、サーバ装置、表示装置、情報処理方法およびプログラム
【課題】表示装置の高価格化、大型化を抑制し、かつ、表示装置に出力されるコンテンツを簡便に種々の処理をすることを可能にした通信システムを提供する。
【解決手段】複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、ネットワークを介して表示装置からコンテンツ識別子を受信すると、コンテンツ識別子のコンテンツに対応する処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、を有する。
【解決手段】複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、ネットワークを介して表示装置からコンテンツ識別子を受信すると、コンテンツ識別子のコンテンツに対応する処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、サーバ装置、表示装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルフォトフレームは、デジタルカメラで撮影した複数の写真を順に表示させる写真立てとして利用されてきた。デジタルフォトフレームに表示された画像を他の端末で活用したり、その画像に関する情報を得ようとすると、利用者は、デジタルフォトフレームから画像を媒体に一旦複写し、その媒体を他の情報端末に接続して画像を移送したり、デジタルフォトフレームから得た情報を、ネットワークに接続された情報端末に入力して調べたりする必要があった。
【0003】
そのような不便を解消するための装置として、デジタルフォトフレームにウェブブラウザ機能を搭載し、デジタルフォトフレームでネット上のウェブページを見ることを可能にしたものが開示されている(特許文献1参照)。また、デジタルフォトフレームに電子メール機能を搭載し、デジタルフォトフレームから他の端末にメールを送信できるようにしたものが開示されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−110557号公報
【特許文献2】特開2007−088846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デジタルフォトフレーム単体で情報検索などをできるようにしようとすると、特許文献1や特許文献2に開示されているように、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)のウェブブラウザ機能や電子メール機能がデジタルフォトフレームに搭載される。デジタルフォトフレームに、PCのように高性能なCPUなどの制御部やキーボードのような入力部を設けると、その分、本体価格の増加や装置の大型化を招いてしまうとう問題があった。
【0006】
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、デジタルフォトフレームのような表示装置の高価格化、大型化を抑制し、かつ、表示装置に出力されるコンテンツを簡便に種々の処理をすることを可能にした通信システム、サーバ装置、表示装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の通信システムは、
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、
を有する構成である。
【0008】
また、本発明の通信システムは、
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部とを含むサーバと、
を有する構成である。
【0009】
また、本発明のサーバ装置は、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部と、
を有する構成である。
【0010】
また、本発明の表示装置は、複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに関連するウェブページを生成するサーバとネットワークを介して接続される表示装置であって、
前記複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち出力中のコンテンツを選択するためのボタンと、
前記複数のコンテンツを順に出力し、前記ボタンが押されると、該ボタンが押されたときに出力中のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記サーバに送信する制御部と、
を有する構成である。
【0011】
また、本発明の情報処理方法は、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成するものである。
【0012】
さらに、本発明のプログラムは、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する処理を前記コンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、表示装置に出力されるコンテンツに関する処理を表示装置以外の他の装置で行うことができるので、表示装置の高価格化と大型化が抑制され、また、表示装置に出力されるコンテンツに簡便に種々の処理をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示したサーバの一構成例を示すブロック図である。
【図5】ユーザ登録情報の一例を示す表である。
【図6】カテゴリ種別コンテンツ情報を説明するための表である。
【図7】カテゴリ種別コンテンツ情報の一例を示す表である。
【図8】フォーマット種別アイテム情報を説明するための表である。
【図9】フォーマット種別アイテム情報の一例を示す表である。
【図10】装置の種類の情報の一例を示す表である。
【図11】コンテンツページを説明するための図である。
【図12】表示装置をサーバに登録するための手順を示すシーケンス図である。
【図13】情報処理装置のメールアドレスを登録するための手順を示すシーケンス図である。
【図14】表示装置にコンテンツを格納するための手順を示すシーケンス図である。
【図15】表示装置に出力されるコンテンツについてのアイテムを取得するための手順を示すシーケンス図である。
【図16】URL管理テーブルの一例を示す図である。
【図17】フォーマットアイテム情報テーブルの一例を示す図である。
【図18】カテゴリアイテム情報テーブルの一例を示す図である。
【図19】コンテンツページの一例を示す図である。
【図20】第3の実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施形態)
本実施形態の通信システムの構成を説明する。図1は本実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の通信システムは、表示装置10と、サーバ20とを有する。表示装置10およびサーバ20はインターネットなどのネットワーク50を介して接続される。表示装置10のユーザが操作する情報処理装置30がネットワークと接続される。なお、表示装置10は、サーバ20の管理者がユーザに貸し出すものであってもよく、ユーザ自身の所有物であってもよい。以下に、各構成について詳しく説明する。
【0017】
表示装置10の構成を説明する。図2は図1に示した表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【0018】
表示装置10は、デジタルフォトフレーム、テレビおよびゲーム機などの画像を表示する装置である。図2に示すように、表示装置10は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部11と、画像データが格納される記憶部13と、画像を表示する表示部15と、各部を制御する制御部12と、操作キー17と、コンテンツ選択ボタン19とを有する。表示装置10は、画像表示を主な目的とする装置であることから、ユーザの入力手段として、簡便な操作キー17が設けられている。本実施形態の表示装置10は、操作キー17とは別に、コンテンツ選択ボタン19が設けられていることが特徴の1つである。
【0019】
なお、音楽や音声などの音を出力対象とする場合、図に示していないが、表示装置10には、音を出力するためのスピーカが設けられている。
【0020】
記憶部13には、装置を特定するための、装置毎に異なる識別子である装置IDが登録されている。表示部15は、例えば、液晶ディスプレイである。操作キー17は、表示部15に表示されたカーソルの移動、およびカーソル停止位置の決定を指示するためのものである。コンテンツ選択ボタン19は、表示部15に表示される複数の画像からユーザが選択を指示するためのものである。
【0021】
制御部12は、登録手段121と、サーバ20から受け取るセッションIDを管理するセッションID管理手段122と、サーバ20から受信する画像などのコンテンツを表示部15に表示させるコンテンツ閲覧手段123とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0022】
制御部12には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、登録手段121、セッションID管理手段122およびコンテンツ閲覧手段123が表示装置10に仮想的に構成される。ただし、制御部12に設けられるCPUは、サーバ20や情報処理装置30に設けられるCPUほどの性能を有している必要はない。
【0023】
次に、情報処理装置30の構成を説明する。図3は図1に示した情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【0024】
情報処理装置30は、携帯端末やPCなどの情報処理端末である。図3に示すように、情報処理装置30は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部31と、サーバ20から受信する情報が格納される記憶部33と、記憶部33に格納された情報を表示する表示部35と、各部を制御する制御部32と、ユーザが指示を入力するための入力部37とを有する。入力部37は、情報処理装置30がPCであれば、マウスやキーボードであり、情報処理装置30が携帯端末であれば、文字入力キーおよび操作キーである。PCのキーボードおよび携帯端末の文字入力キーが文字入力手段に相当する。
【0025】
制御部32は、登録手段321と、サーバ20から受信するメールの内容を表示部35に表示させるメール手段322と、ウェブブラウザ手段323とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0026】
制御部32には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、登録手段321、メール手段322およびウェブブラウザ手段323が情報処理装置30に仮想的に構成される。
【0027】
次に、サーバ20の構成を説明する。図4は図1に示したサーバの一構成例を示すブロック図である。
【0028】
図4に示すように、サーバ20は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部21と、記憶部23と、各部を制御する制御部22とを有する。
【0029】
記憶部23には、表示装置10に配信する画像が登録される。配信対象としては、動画や写真等の画像に限らず、音楽や音声等の音であってもよく、テキスト等の文字情報であってもよい。以下では、画像、音および文字情報等の配信対象を「コンテンツ」と称する。記憶部23内でコンテンツが登録される領域を示すURLを、コンテンツ記憶URLと称する。本実施形態では、配信対象のコンテンツが主に画像の場合で説明する。
【0030】
記憶部23に登録されるコンテンツは、コンテンツのサービス区分であるカテゴリやコンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットなどで、記憶部23内で種類分けして管理される。カテゴリには、アルバム、ニュース、ブログおよび通信販売などがある。アルバムはユーザが登録した写真などの画像をコンテンツとするものである。ニュースおよび通信販売に関するコンテンツはそれぞれのサービス提供者によって登録される。
【0031】
コンテンツ管理のために、記憶部23には、ユーザ登録情報、カテゴリ毎のコンテンツを示すカテゴリ種別コンテンツ情報、カテゴリ毎の項目(アイテム)を示すフォーマット種別アイテム情報、および装置の種類の情報が格納される。これらの例として、図5にユーザ登録情報231を示し、図6にカテゴリ種別コンテンツ情報232を示し、図8にフォーマット種別アイテム情報233を示し、図10に装置の種類の情報234を示す。以下に、各情報について説明する。
【0032】
図5はユーザ登録情報の一例を示す表である。図5に示すように、ユーザ登録情報には、装置毎に異なる装置IDと、ユーザ毎に異なる利用者IDと、ユーザ認証のためのパスワードと、情報処理装置30のメールアドレスと、利用契約したカテゴリのカテゴリIDと、マイページURLとがユーザ毎に登録される。カテゴリIDとは、カテゴリの種類毎に異なる識別子である。マイページURLとは、ユーザのみアクセスすることが可能なプライベートウェブページ(マイページ)のURLである。ユーザ登録情報として、図5に示した以外の情報が登録されてもよい。図5に示していないが、携帯端末またはPCなど、情報処理装置30の装置の種類が登録されてもよい。また、後述する登録コードやセッションIDをユーザ登録情報に記録してもよいし、装置IDと登録コード、装置IDとセッションIDが関連付けられたテーブルを別途設けても構わない。
【0033】
なお、サービスを利用するユーザが利用者IDをどの段階で与えられるかは様々な場合が考えられるが、以下では、ユーザがサービス提供を受ける前に、サービス提供者から利用者IDがユーザに付与されるものとする。
【0034】
図6は、記憶部23に記憶されたコンテンツの管理体系であるカテゴリ種別コンテンツ情報を説明するための表である。図7は図6に示した表の一例を示す図である。図6に示す表には、カテゴリID、コンテンツ毎に異なる識別子であるコンテンツID、コンテンツ記憶URLおよびフォーマットが関連付けされている。フォーマットの数は、カテゴリの種類によって決まり、複数の場合もあれば、1つもない場合もある。コンテンツを記録部23にカテゴリ種別毎に記憶される際にコンテンツIDとコンテンツ記憶URLが決まり、フォーマット判別され、各々関連付けられて記憶される。また、コンテンツをもとに、この表(関連付け)を参照して、そのコンテンツのカテゴリとフォーマットが判別できる。
【0035】
カテゴリIDは、コンテンツIDのような、数字を含む文字列であるが、わかりやすくするために、図7では、カテゴリの種類を記載している。図7に示すように、カテゴリがアルバムの場合、コンテンツIDはA001およびA002などがあり、コンテンツIDのそれぞれに対応してコンテンツURLとフォーマットが記述されている。コンテンツIDがA001のときのフォーマットは静止画である。
【0036】
図8はフォーマット種別アイテム情報を説明するための表である。図9は図8に示した表の一例を示す図である。図8に示す表には、カテゴリID、フォーマットおよびアイテムが順に記述されている。この表を参照してカテゴリIDとフォーマットとを選択すると、アイテムが決まる。アイテムは、サーバ20のアクション手段228に実行させるための処理項目に相当する。
【0037】
図9に示すように、カテゴリがアルバムの場合、フォーマットとして静止画、動画および音楽などがあり、フォーマットのそれぞれに対応して複数のアイテムが記述されている。フォーマットが静止画の場合、アイテムは、「ダウンロード」、「壁紙に設定する」、「プリントする」等のASP型のプログラムとそれを実行するボタンの表示データなどである。
【0038】
カテゴリがニュースの場合、フォーマットが動画とテキストなら、アイテムは「動画を閲覧する」、「コメントを書く」、「友達に送る」等である。カテゴリが通信販売の場合、フォーマットはなく、アイテムは「商品詳細を見る」、「購入する」、「クチコミを見る」等である。このように、アイテムは、カテゴリに合わせて構成される。同じカテゴリでもフォーマットが違うと、選択肢となるアイテムが異なる。
【0039】
なお、アイテムがカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットとによって、アイテムが選択可能となるように説明したが、アイテムがカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方に関連付けられており、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方によって、アイテムが選択されるようにしてもよい。
【0040】
図10は装置の種類の情報の一例を示す表である。図10に示すように、装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子、装置の種類、および表示形式に関する情報が記述されている。また、表示形式の情報に限らず、削除するアイテムや追加するアイテムの情報が登録されていてもよい。装置種識別子は、装置IDのような文字列である必要はなく、装置がPCか、携帯端末か、どのような装置であるかを示す情報でもよい。例えば、ウェブブラウザの種類やバージョンが書かれたユーザーエージェント情報からも表示形式を識別可能であるから、このような情報でもよく、装置メーカで決められた情報であってもよい。図10は、1つの装置の種類に対して、複数の装置種識別子があることを示している。装置の種類によって画面のサイズが異なることから、表示形式に関する情報には、画面サイズおよび表示可能なアイテム数などが記述されている。例えば、PCと携帯端末とを比較すると、画面のサイズが大きく異なる。
【0041】
図11はコンテンツページを説明するための図である。図11に示すページは一例である。コンテンツページは、ブラウザで表示されるウェブページである。コンテンツページには、図11に示すように、コンテンツ選択ボタン19が押された日時、カテゴリおよびフォーマットが表示される。また、コンテンツ選択ボタン19で選択された際のコンテンツがサムネイル画像として表示される。さらに、コンテンツに対応するアイテムを選択するためのボタンが表示される。コンテンツページのデータには、コンテンツページを表示するためのページデータの他に、コンテンツIDと、アイテム毎に異なる識別子であるアイテムIDとの情報が含まれている。
【0042】
制御部22は、コンテンツ格納手段221と、登録受付手段222と、ユーザのプライベートページを生成するマイページ生成手段223と、表示装置10と送受信するためのセッションIDを生成するセッションID生成手段224と、コンテンツ送信手段225と、コンテンツページを生成するページ生成手段226と、コンテンツページのURLの情報をメールで通知するメール送信手段227と、選択されたアイテムに対応する処理を実行するアクション手段228とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0043】
制御部22には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、コンテンツ格納手段221、登録受付手段222、マイページ生成手段223、セッションID生成手段224、コンテンツ送信手段225、ページ生成手段226、メール送信手段227およびアクション手段228がサーバ20に仮想的に構成される。
【0044】
上述した構成において、表示装置10に表示させる画像をサーバ20に登録する方法について説明する。
【0045】
ユーザが情報処理装置30を操作して、デジタルカメラで撮影した写真や動画等の画像を情報処理装置30の記憶部33に格納し、入力部37を介して画像の送信を指示すると、情報処理装置30は記憶部33に格納された画像をサーバ20に送信する。ここでは、ユーザがサーバ20に画像を登録するための装置として、情報処理装置30を使用する場合で説明したが、画像登録のための装置は、通信機能を備えたデジタルカメラなど、情報処理装置30以外の装置であってもよい。
【0046】
サーバ20のコンテンツ格納手段221は、情報処理装置30から通信部21を介して画像を受信すると、受信した画像にコンテンツIDを付与し、画像とコンテンツIDとを関連付けする。そして、例えば、ファイルのjpg、mpg、wav等の拡張子を参照してフォーマットを識別するか、ファイルのデータ内容からフォーマットを識別するなどしてフォーマットを判別し、記憶部23のコンテンツ記憶URLが示す領域に画像と一緒にコンテンツIDを格納する。その際、この画像およびコンテンツIDが格納された領域を示すコンテンツ記憶URLが決まる。ここでは、ユーザは、予め付与されている利用者IDを用いて画像登録を行い、登録されるコンテンツは利用者IDで関連付けされている。
【0047】
次に、表示装置10をサーバ20に登録するための手順を説明する。図12は表示装置をサーバに登録するための手順を示すシーケンス図である。
【0048】
ユーザが表示装置10を起動し、表示装置10に通信設定をさせると(ステップ101)、表示装置10の登録手段121は、記憶部13から装置IDを読み出し、装置IDの情報を含む、登録を要求する旨の信号である装置登録要求信号をhttps等の通信方法を用いて暗号化し、暗号化した装置登録要求信号を通信部11およびネットワーク50を介してサーバ20に送信する(ステップ102)。
【0049】
サーバ20の登録受付手段222は、表示装置10から通信部21を介して装置登録要求信号を受信すると、装置登録要求信号に含まれる装置IDを読み出し、その装置IDと関連付けた登録コードを生成する(ステップ103)。そして、登録画面にアクセスするためのURLである登録画面URLおよび登録コードの情報を含む登録アクセス情報を表示装置10に送信する(ステップ104)。
【0050】
表示装置10の登録手段121は、サーバ20から通信部11を介して登録アクセス情報を受信すると、登録コードおよび登録画面URLの情報を含む登録画面を表示部15に表示させる(ステップ105)。
【0051】
ここで、登録コードについて説明する。登録コードとは、表示装置10をサーバ20に登録する際にサーバ20が発行する、1回きりのランダムな文字列である。表示装置10に表示された登録コードを情報処理装置30がサーバ20にアクセスする際に用いることで、表示装置10を用いて登録コードを取得した者と情報処理装置30をサーバ20に接続させる者が同一人物であるとの認証をすることが可能となる。装置IDと登録コードは関連付けされて、図5に示したユーザ登録情報に格納される。
【0052】
次に、情報処理装置30のメールアドレスをサーバ20に登録するための手順を説明する。図13は情報処理装置のメールアドレスを登録するための手順を示すシーケンス図である。
【0053】
ユーザが表示装置10に表示された登録画面URLを読み、情報処理装置30の入力部37を操作して登録画面URLを入力すると、情報処理装置30の登録手段321は、通信部31を介してサーバ20に対して登録画面URLへのアクセスを要求する(ステップ201)。
【0054】
サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30からアクセス要求を受けると、登録コードの入力を求める旨のページデータを含む登録コード要求情報を情報処理装置30に送信する(ステップ202)。情報処理装置30の登録手段321は、サーバ20から登録コード要求情報を受け取ると、登録コードの入力欄が設けられたウェブページを表示部35に表示する。
【0055】
ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、表示装置10に表示された登録コードを情報処理装置30に入力すると、情報処理装置30の登録手段321は、通信部31を介してサーバ20に登録コードを送信する(ステップ203)。サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30から通信部21を介して登録コードを受信すると、受信した登録コードに一致するものがユーザ登録情報に登録されているか否かを調べ、一致する登録コードが登録されていることを認識すると、登録コードの情報を含む登録画面データを情報処理装置30に送信する(ステップ204)。
【0056】
情報処理装置30の登録手段321は、サーバ20から通信部31を介して登録画面データを受信すると、表示部35に登録画面を表示する。ユーザは、利用者IDと、パスワードと、情報処理装置30のメールアドレスを登録画面に入力する。その際、利用契約するカテゴリを事前に登録していない場合には、少なくとも1つのカテゴリを登録してもよい。ここでは、登録画面に表示された複数のカテゴリから、利用したいカテゴリがユーザにより選択されたものとする。
【0057】
情報処理装置30の登録手段321は、選択されたカテゴリに対応するカテゴリID、利用者ID、パスワード、メールアドレスおよび登録コードの情報を含む登録要求情報を通信部31を介してサーバ20に送信する(ステップ205)。サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30から通信部21を介して登録要求情報を受信すると、登録要求情報に含まれる情報を読み出し、読み出した登録コードとともに登録されている装置IDをユーザ登録情報で特定する。そして、特定した装置IDと共に利用者ID、パスワード、メールアドレスおよびカテゴリIDを、図5に示したユーザ登録情報として記憶部23に格納する(ステップ206)。
【0058】
また、サーバ20のマイページ生成手段223は、新たに登録されたユーザ登録情報について、登録されたカテゴリIDに対応するカテゴリや各種設定項目を情報処理装置30で表示や設定変更指示するための、ユーザ固有の管理用のホームページであるマイページを生成し(ステップ207)、そのデータを記憶部23に格納する。さらに、そのマイページを保存した場所を示すマイページURLをユーザ登録情報に書き込む。
【0059】
次に、表示装置10にサーバ20からコンテンツを取得して表示装置10に格納するための手順を説明する。図14は表示装置にコンテンツを格納するための手順を示すシーケンス図である。
【0060】
ユーザが表示装置10の電源をオンさせると、表示装置10のセッションID管理手段122は、記憶部13にセッションIDが格納されているかどうか判別する。そして、記憶部13にセッションIDが格納されていない場合、もしくはセッションIDが有効期限切れの場合、通信部11を介してサーバ20との通信接続し、装置IDの情報を含む、セッションIDを要求する旨の信号であるセッションID要求信号を暗号化した通信で送信する(ステップ301)。
【0061】
サーバ20のセッションID生成手段224は、表示装置10から通信部21を介してセッションID要求信号を受信すると、セッションID要求信号に含まれる装置IDと関連付けられたセッションIDを生成し、セッションID要求信号の送信元である表示装置10に通信部21を介してセッションIDを送信する(ステップ302)。表示装置10のセッションID管理手段122は、サーバ20から通信部11を介してセッションIDを受信すると、記憶部13にセッションIDを格納する。
【0062】
セッションIDは、時限的(例えば、15分間有効など)や回数限定的(例えば、3回など)な非暗号化のIDである。表示装置10の識別子にセッションIDを用いて、説明するが、セッションIDを使わずに装置IDを使っても構わない。端末IDはセキュリティ上、通信を暗号化する必要がある。いろいろな機能のコマンド発行時に端末の識別子が必要となるが、それらを全て暗号化するとリソースやレスポンスに影響を及ぼすおそれがある。そのため、時限的な通信でよい場合には、セッションIDを使用することが有効である。サーバ20でセッションIDの有効期限を管理し、セッションIDが有効期限切れの場合、表示装置10にセッションIDの有効期限が切れた旨を通知し、表示装置10は再度暗号化通信で端末IDをサーバ20に送付し、セッションIDを付与してもらえばよい。
【0063】
ステップ302の後、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、通信部11を介してサーバ20との通信接続後に、セッションIDを含むコンテンツ要求信号をサーバ20に送信する(ステップ303)。サーバ20のコンテンツ送信手段225は、表示装置10から通信部21を介してコンテンツ要求信号を受信すると、画像の閲覧、楽曲の視聴、記事の閲覧、通販商品の紹介等のコンテンツのカテゴリを選択させるためのページであるコンテンツメニューの情報を通信部21を介して表示装置10に送信する(ステップ304)。
【0064】
なお、サーバ20のコンテンツ送信手段225は、コンテンツメニューを生成する際、予め決められた標準的なメニュー画面をコンテンツメニューとしてもよいが、記憶部23のユーザ登録情報を参照し、セッションIDから特定した装置IDに関連付けられた「利用契約したカテゴリID」に基づいて、メニュー画面の内容を変更してもよい。
【0065】
また、表示装置10は、サーバ20に情報を送信する際、サーバ20が情報の送信元となる表示装置10を識別できるように、送信する情報にセッションIDを含めて送信する。以下では、表示装置10からサーバ20に送信される信号や情報にセッションIDが含まれているものとし、その説明を省略する。反対に、サーバ20が表示装置10に情報を送信する際、送信する情報にセッションIDを付加しなくてもよい。
【0066】
ステップ304の後、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、サーバ20から通信部11を介してコンテンツメニューの情報を受信すると、コンテンツメニューを表示部15に表示させる。ユーザが表示装置10の表示部15に表示されたコンテンツメニューを見て、操作キー17を操作してカテゴリを選択すると、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、選択されたカテゴリに対応するカテゴリIDを通信部11を介してサーバ20に送信する(ステップ305)。
【0067】
サーバ20のコンテンツ送信手段225は、表示装置10から通信部21を介してカテゴリIDを受信すると、記憶部23に登録されたカテゴリ種別コンテンツ情報232を参照して、カテゴリIDに関連付けられたコンテンツIDおよびコンテンツ記憶URLを読み出す。続いて、コンテンツ記憶URLからコンテンツを読み出し(ステップ306)、コンテンツおよびコンテンツIDを含むコンテンツ情報を通信部21を介して表示装置10に送信する(ステップ307)。コンテンツ情報はコンテンツ記憶URLおよびコンテンツIDを含むものとし、コンテンツの送信を後で行ってもよい。表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、サーバ20から通信部11を介してコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報を記憶部13に格納する(ステップ308)。
【0068】
なお、ステップ306で、サーバ20が表示装置10にコンテンツ情報を送信する際、コンテンツが複数あってデータ容量が大きければ、一度に送信せず、少数単位に分割して表示装置10に送信してもよい。
【0069】
また、カテゴリがアルバムで、ユーザ自身が撮影し、他者と共用しない画像等のコンテンツの場合、サーバ20のコンテンツ送信手段225は、ユーザ登録情報を参照し、セッションIDに対応する装置ID、利用者ID、またはカテゴリIDを特定し、特定したIDでそのコンテンツを記憶部23内で識別し、記憶部23からコンテンツを読み出すことが可能である。
【0070】
次に、表示装置10に出力されるコンテンツについてのアイテムを情報処理装置30で取得するための手順を説明する。図15は、表示装置に出力されるコンテンツについてのアイテムを取得するための手順を示すシーケンス図である。
【0071】
表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、図14で説明したステップ308でサーバ20から受信した複数のコンテンツのコンテンツ情報を記憶部13に格納すると、複数のコンテンツを順に表示部15に表示させる。複数のコンテンツのうち、ユーザが選択したいコンテンツが表示部15に表示されているとき、ユーザがコンテンツ選択ボタン19を押すと、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、表示部15に表示させているコンテンツに対応するコンテンツIDを読み出し、コンテンツIDおよびセッションIDを通信部11を介してサーバ20に送信する(ステップ401)。
【0072】
サーバ20のページ生成手段226は、表示装置10から通信部21を介してコンテンツIDおよびセッションIDを受信すると、記憶部23のカテゴリ種別コンテンツ情報232を参照し、コンテンツIDが属するカテゴリIDとコンテンツのフォーマットとを検索する。そして、フォーマット種別アイテム情報233を参照し、検索条件に一致するカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツページを生成するためのアイテムを選択する(ステップ402)。
【0073】
なお、アイテムがカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットとによって、アイテムが選択されるように説明したが、アイテムがカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方に関連付けられており、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方によって、アイテムが選択されるようにしてもよい。
【0074】
続いて、サーバ20のページ生成手段226は、装置の種類の情報234を参照し、PCや携帯端末等の装置の種類毎に、レイアウト、画面サイズ、スクリプト(Javaスクリプト(登録商標)など)、flashや動画のフォーマットやアイテム(追加や削除により決定した)を適合したコンテンツページのデータを生成して記憶部23に格納する(ステップ403)。サーバ20のページ生成手段226は、コンテンツページの記憶部23内における格納場所を示すコンテンツページURLを生成し、記憶部23のURL管理テーブル238(図16参照)に登録する(ステップ404)。
【0075】
ここで、URL管理テーブル238について説明する。図16はURL管理テーブルの一例を示す図である。図16に示すように、URL管理テーブル238は、コンテンツページ毎に、コンテンツページURLと、時間制限と、閲覧日時と、閲覧回数と、選択されたアイテムと、コンテンツIDと、セッションIDと、カテゴリIDと、フォーマットなどが登録される。なお、時間制限の代わりに回数制限でもよく、セッションIDの代わりに装置IDであってもよい。
【0076】
ステップ404で生成されるコンテンツページURLは、装置の種類毎に生成された複数のコンテンツページに共通する部分のみである。コンテンツページのデータとして、情報処置装置30の種類毎に、例えば、PC用のPC.htmや携帯端末用のkeitai.htmを作っておき、ここでは、そのURLはどちらを指してもいいように、「 www. xxx. jp / 」のように共通部分のみのURLにしておく。その後、通信先の情報処理装置30の装置の種類を判別し、その装置がPCならコンテンツページのデータを「 www. xxx. jp/ PC. htm 」とすればよい。
【0077】
また、コンテンツページおよびコンテンツページURLに時間制限や回数制限を設けてもよい。それらの制限を越えると、コンテンツページとそのURLが削除される。または、コンテンツページURLとコンテンツページの関連付けを削除してもよい。削除しないままの状態でサーバ20に保存しておくと、そのコンテンツページを独占して使用するユーザ以外の人によってアクセスされるおそれがあるが、制御部22がコンテンツページおよびコンテンツページURLの有効時間または有効アクセス回数を設定することで、それを防止できる。有効時間および有効アクセス回数の情報は、記憶部23に予め登録されている。
【0078】
また、サーバ20のページ生成手段226は、コンテンツページ生成の際、カテゴリ種別コンテンツ情報232でコンテンツIDをキーにして検索を行い、カテゴリIDとフォーマットを抽出した後、図17に示すフォーマットアイテム情報テーブル235と、図18に示すカテゴリアイテム情報テーブル236を用いてもよい。これらのテーブルは記憶部23に予め格納されている。
【0079】
図17はフォーマットアイテム情報テーブルの一例を示す図である。図17に示すように、フォーマットアイテム情報テーブル235には、フォーマット種別に対応して複数のアイテムが登録されている。図18はカテゴリアイテム情報テーブルの一例を示す図である。図18に示すように、カテゴリアイテム情報テーブル236には、カテゴリIDに対応して複数のアイテムが登録されている。
【0080】
サーバ20のページ生成手段226は、フォーマットアイテム情報テーブル235を参照して、フォーマットからアイテムの候補を抽出する。この抽出処理を第1の抽出ステップと称する。また、カテゴリアイテム情報テーブル236を参照して、カテゴリIDからアイテムの候補を抽出する。この抽出処理を第2の抽出ステップと称する。そして、第1の抽出ステップで抽出したアイテムの候補と第2の抽出ステップで抽出したアイテムの候補とに対してANDの処理を行って両方に共通するアイテムを、表示すべきアイテムに決定する。この方法は、図8のフォーマット種別アイテム情報233ではなく、フォーマットとアイテムとが関連付けられたテーブルと、カテゴリとアイテムとが関連付けられたテーブルを用いるものである。
【0081】
ステップ404の後、サーバ20のメール送信手段227が、表示装置10より受信したセッションIDに対応する装置IDを記憶部23に記憶されたユーザ登録情報231から導き出し、装置IDに関連付けられたメールアドレスをユーザ登録情報から読み出す(ステップ405)。そして、コンテンツページURLをメールデータに記載して、そのメールアドレス宛に通信部21を介してメール送信する(ステップ406)。また、メール送信手段227は、ユーザ登録情報を参照して、その装置IDに関連付けられたマイページURLを読み出し、記憶部23に格納されたマイページのHTMLデータにも、URL管理テーブル238を読み込み、コンテンツページURLのリンク情報とリンク情報の閲覧日時、有効閲覧期限(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を付加する(ステップ407)。
【0082】
なお、マイページは、マイページ生成手段223により、URL管理テーブル238に記載されているコンテンツページURLのリンク情報の履歴やコンテンツページURLの閲覧日時、有効閲覧期限(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を読み込み、動的に変更される。
【0083】
情報処理装置30のメール手段322は、サーバ20から通信部31を介してメールデータを受信すると、メールの内容を表示部35に表示させる(ステップ408)。ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、コンテンツページURLにアクセスする旨の指示を入力すると、情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、コンテンツページURLが指定されたことを検出し、コンテンツページURLへの接続を要求する旨の接続要求信号を通信部31を介してサーバ20に送信する(ステップ409)。その際、ウェブブラウザ手段323は、接続要求信号に自装置の装置種識別子を含める。
【0084】
サーバ20のページ生成手段226は、情報処理装置30から通信部31を介してコンテンツページURLの接続要求信号を受信すると、接続要求信号に含まれる装置種識別子に基づいて、記憶部23に登録された、装置の種類の情報も参照し、情報処理装置30の装置の種類を判別する。そして、判別した装置の種類に適合したコンテンツページのデータを記憶部23から選択し(ステップ410)、選択したコンテンツページのデータを読み出して情報処理装置30に通信部21を介して送信する(ステップ411)。このコンテンツページのURLは、共通のコンテンツページにアクセスするためのコンテンツページURLに、装置の種類に対応するコンテンツページの識別子(例えば、ファイル名)を付与したものになる。そして、ページ生成手段226は、URL管理テーブル238のコンテンツページURLの閲覧日時(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を更新する。
【0085】
図19はコンテンツページの一例を示す図である。図19に示す例では、カテゴリがアルバムの場合で、フォーマットが静止画、装置の種類がPCであることが表示されている。そして、アイテムとして、「ダウンロード」、「壁紙に設定」および「プリント」のボタンが表示されている。
【0086】
情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、サーバ20から通信部31を介して受信したコンテンツページを表示部35に表示させる(ステップ412)。そして、ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、コンテンツページに表示された複数のアイテムから1つを選択すると、情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、選択されたアイテムのアイテムIDとコンテンツIDとを含むアイテム選択情報をサーバ20に通信部31を介して送信する(ステップ413)。
【0087】
サーバ20のアクション手段228は、情報処理装置30から通信部21を介してアイテム選択情報を受信すると、アイテム選択情報に含まれるコンテンツIDとアイテムIDを読み出し、コンテンツIDに対応するコンテンツに対して、アイテムIDに対応する処理のプログラムを実行する(ステップ414)。
【0088】
上述の処理手順では、アイテム選択情報をサーバ20に送信するように説明したが、アイテム選択情報を情報処理装置30の制御部32に伝送し、情報処理装置30内でコンテンツIDに対応するコンテンツに対して、アイテムIDに対応する処理のプログラムを実行してもよい。
【0089】
上述の処理手順のうち、ステップ403で、装置の種類毎に、コンテンツページのデータを生成したが、ステップ410で、ステップ402で選択されたアイテムを用いて、判別した装置の種類に適合したコンテンツページのデータを生成してもよい。
【0090】
なお、本実施形態では、サーバ20が1つの場合で説明したが、複数設けられていてもよく、サーバ20のデータベースがネットワーク対応ストレージで構成されていてもよい。
【0091】
また、本実施形態では、コンテンツが画像の場合で説明したが、音を伴った画像でもよく、コンテンツが音だけであってもよい。例えば、音楽配信サービスの場合は、コンテンツは楽曲となる。さらに、情報処理装置30で実行する処理をサーバ20で行ってもよい。
【0092】
本実施形態によれば、表示装置のコンテンツ選択ボタンが押されたことに連動して、表示装置で出力中のコンテンツに応じて、処理項目が表示されたコンテンツページが動的に生成される。コンテンツページを用いて、表示装置で出力されるコンテンツに対する処理を他の装置で簡単に活用できる。表示装置に出力されるコンテンツに関する処理を表示装置以外の他の装置で行うことができるので、表示装置の高価格化と大型化が抑制され、また、表示装置に出力されるコンテンツに簡便に種々の処理をすることが可能になる。
【0093】
また、コンテンツに関する情報を表示装置からサーバを介して他の情報処理装置に送信すれば、情報処理装置を操作してコンテンツに対する処理を実行できるので、表示装置は少なくともコンテンツを出力する手段と、コンテンツを選択するための手段が設けられていればよい。また、表示装置で選択されたコンテンツについて動的にコンテンツページが作成されるので、閲覧されるかわからないコンテンツページを予め作成しておく必要がなく、サーバの記憶手段の容量の無駄使いを防ぐことができる。
【0094】
(第2の実施形態)
本実施形態は、文字入力欄を含む画面を情報処理装置に送るものである。本実施形態では、第1の実施形態と異なる構成を中心に説明する。
【0095】
本実施形態では、図8に示すカテゴリ種別コンテンツ情報232のアイテムが文字入力項目となる。文字入力項目とは、例えば、ブログの記入欄や掲示板の記入欄などである。
【0096】
本実施形態の場合の動作を簡単に説明する。表示装置10には、ユーザの入力手段として、操作に最低限必要な操作キー17と、コンテンツ選択ボタン19しか設けられていない。そのため、文字入力をするには不便である。コンテンツ選択ボタン19を押すことで、情報処理装置30にコンテンツページのURLが通知され、本実施形態では、情報処理装置30に文字入力欄を含むコンテンツページが表示される。情報処理装置30には、文字入力手段となるキーボードや文字入力キーが入力部37に設けられているので、ユーザは入力部37を操作して文字をコンテンツページの文字入力欄に入力することが可能である。本実施形態では、コンテンツページに文字入力欄が含まれていても文字入力を容易に行うことができる。
【0097】
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態の通信システムに検索サーバがさらに設けられた構成である。なお、第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0098】
図20は本実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。図20に示すように、本実施形態の通信システムでは、第1の実施形態で説明した通信システムに検索サーバ60がさらに設けられている。
【0099】
本実施形態の動作を説明する。図15に示すステップ401で、サーバ20の制御部22は、表示装置10からコンテンツIDを受信すると、予め記憶部23に記憶しておいた、コンテンツIDのコンテンツに関連する用語を読み出し、検索サーバ60に送信する。検索サーバ60の制御部(不図示)は、コンテンツに関連する用語をサーバ20から受信すると、その用語に関連する情報をネットワーク50上で公開されている情報から取得し、取得した情報をサーバ20に送信する。検索サーバ60から受信する情報には、その情報にアクセスするためのURLが含まれていてもよい。サーバ20の制御部22は、ステップ403で、コンテンツページを生成する際、検索サーバ60から受信した情報に基づくアイテムを生成してコンテンツページに追加する。
【0100】
本実施形態では、検索結果により生成されたアイテムをコンテンツページで選択すれば、ユーザは、表示装置10で選択したコンテンツについてネットワーク上で公開されている情報を容易に取得することができる。
【0101】
(第4の実施形態)
本実施形態は、サーバによる情報処理装置の認識をコンテンツページ作成よりも前の段階で行うものである。
【0102】
図13のステップ203または205で、情報処理装置30の制御部32は、装置種識別子をサーバ20に送信する。サーバ20の制御部22は、情報処理装置30から受信した装置種識別子に基づいて、情報処理装置30の表示部35の表示形式を判別し、装置IDに関連付けて装置の種類の情報をユーザ登録情報に格納する。
【0103】
図15のステップ403で、サーバ20の制御部22は、コンテンツページのデータを装置の種類毎に複数生成することなく、ユーザ登録情報に記録した装置の種類に適合するコンテンツページのデータを生成する。ただし、この場合、電子メールアドレスの登録時に用いた情報処理装置と、電子メールを閲覧する際の情報処理装置とが同じであることが必要となる。
【0104】
本実施形態では、サーバ20は、装置の種類毎にコンテンツページを生成する必要がないだけでなく、図15のステップ410の処理も省略でき、サーバ20の処理負荷が軽減する。また、ステップ407〜409を省略し、ステップ411において、最適なコンテンツページをHTMLメールで送信することができ、情報処理装置の操作者による操作も、簡略化することができる。
【0105】
(第5の実施形態)
第1の実施形態では複数のアイテムを選択可能にしたコンテンツページを情報処理装置に送る場合を説明したが、本実施形態は、コンテンツに対する処理が1つしかない場合である。コンテンツに対する処理項目が1つの場合、コンテンツページのURLを送る必要がない。
【0106】
ユーザは、情報処理装置30を操作することで、情報処理装置30の登録手段321にサーバ20に格納されたマイページに接続させると、カテゴリとフォーマットとで選択されるアイテムを予め選択する。この設定登録により、サーバ20の制御部22は、情報処理装置30にコンテンツページURLを通知する代わりに、選択されたアイテムのプログラムの実行先URLを直接送付する。
【0107】
本実施形態では、表示装置10のコンテンツ選択ボタン19を押すと、情報処理装置30には、選択されたアイテムのプログラムの実行先URLのボタンが表示され、これを押すと、コンテンツをサーバ20は情報処理装置30にダウンロードしたりする。これにより、情報処理装置30およびサーバ20の両方の処理の負荷が軽減する。
【0108】
なお、第3から第5の実施形態に第2の実施形態を適用してもよい。
【0109】
本発明を、店舗に設置された表示装置に相当するデジタルサイネージに適用してもよい。店頭を訪れた人は、店頭のディスプレイに気に入った商品が表示されているときに、ディスプレイに表示された二次元バーコード等のコードを携帯端末に読み込ませ、二次元バーコード等のコードをコンテンツIDの代わりに、携帯端末の装置ID(セッションID)とともに事業者のサーバに送信し、その商品の情報をメールで情報処理装置に受信させる。この場合は、店頭のディスプレイと携帯端末とを組み合わせて表示装置10を適用している。また、非接触ICを備えたプリペイド式カードに識別番号が付与されていれば、その識別番号に対応してメールアドレスを事前に登録しておく。店頭を訪れた人は、気に入った商品がディスプレイに表示されているときに、プリペイド式カードを店の非接触通信部にかざせば、その商品のコンテンツIDとセッションIDの代わりに読み取った識別番号とが店頭のディスプレイから、サーバに送られ、メールアドレスにその商品の情報が送られてくる。この場合は、店頭のディスプレイに表示装置10を適用している。
【0110】
また、上記のいずれかの実施形態において、表示装置10内に、情報処理装置30のメールアドレスを登録しておき、ステップ401において、コンテンツID、セッションIDとともに、情報処理装置30のメールアドレスをサーバ20に通知してもよい。つまり、図13のステップ205〜206で、情報処理装置30からメールアドレスを送信して、サーバ20の記憶部23のユーザ登録情報231にメールアドレスを登録しておくのではなく、表示装置10内にメールアドレスを登録しておいてもよい。
【符号の説明】
【0111】
10 表示装置
20 サーバ
30 情報処理装置
50 ネットワーク
60 検索サーバ
12、22、32 制御部
13、23、33 記憶部
15、35 表示部
19 コンテンツ選択ボタン
37 入力部
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、サーバ装置、表示装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルフォトフレームは、デジタルカメラで撮影した複数の写真を順に表示させる写真立てとして利用されてきた。デジタルフォトフレームに表示された画像を他の端末で活用したり、その画像に関する情報を得ようとすると、利用者は、デジタルフォトフレームから画像を媒体に一旦複写し、その媒体を他の情報端末に接続して画像を移送したり、デジタルフォトフレームから得た情報を、ネットワークに接続された情報端末に入力して調べたりする必要があった。
【0003】
そのような不便を解消するための装置として、デジタルフォトフレームにウェブブラウザ機能を搭載し、デジタルフォトフレームでネット上のウェブページを見ることを可能にしたものが開示されている(特許文献1参照)。また、デジタルフォトフレームに電子メール機能を搭載し、デジタルフォトフレームから他の端末にメールを送信できるようにしたものが開示されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−110557号公報
【特許文献2】特開2007−088846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
デジタルフォトフレーム単体で情報検索などをできるようにしようとすると、特許文献1や特許文献2に開示されているように、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)のウェブブラウザ機能や電子メール機能がデジタルフォトフレームに搭載される。デジタルフォトフレームに、PCのように高性能なCPUなどの制御部やキーボードのような入力部を設けると、その分、本体価格の増加や装置の大型化を招いてしまうとう問題があった。
【0006】
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、デジタルフォトフレームのような表示装置の高価格化、大型化を抑制し、かつ、表示装置に出力されるコンテンツを簡便に種々の処理をすることを可能にした通信システム、サーバ装置、表示装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明の通信システムは、
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、
を有する構成である。
【0008】
また、本発明の通信システムは、
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部とを含むサーバと、
を有する構成である。
【0009】
また、本発明のサーバ装置は、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部と、
を有する構成である。
【0010】
また、本発明の表示装置は、複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに関連するウェブページを生成するサーバとネットワークを介して接続される表示装置であって、
前記複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち出力中のコンテンツを選択するためのボタンと、
前記複数のコンテンツを順に出力し、前記ボタンが押されると、該ボタンが押されたときに出力中のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記サーバに送信する制御部と、
を有する構成である。
【0011】
また、本発明の情報処理方法は、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成するものである。
【0012】
さらに、本発明のプログラムは、複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する処理を前記コンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、表示装置に出力されるコンテンツに関する処理を表示装置以外の他の装置で行うことができるので、表示装置の高価格化と大型化が抑制され、また、表示装置に出力されるコンテンツに簡便に種々の処理をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【図2】図1に示した表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図1に示したサーバの一構成例を示すブロック図である。
【図5】ユーザ登録情報の一例を示す表である。
【図6】カテゴリ種別コンテンツ情報を説明するための表である。
【図7】カテゴリ種別コンテンツ情報の一例を示す表である。
【図8】フォーマット種別アイテム情報を説明するための表である。
【図9】フォーマット種別アイテム情報の一例を示す表である。
【図10】装置の種類の情報の一例を示す表である。
【図11】コンテンツページを説明するための図である。
【図12】表示装置をサーバに登録するための手順を示すシーケンス図である。
【図13】情報処理装置のメールアドレスを登録するための手順を示すシーケンス図である。
【図14】表示装置にコンテンツを格納するための手順を示すシーケンス図である。
【図15】表示装置に出力されるコンテンツについてのアイテムを取得するための手順を示すシーケンス図である。
【図16】URL管理テーブルの一例を示す図である。
【図17】フォーマットアイテム情報テーブルの一例を示す図である。
【図18】カテゴリアイテム情報テーブルの一例を示す図である。
【図19】コンテンツページの一例を示す図である。
【図20】第3の実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施形態)
本実施形態の通信システムの構成を説明する。図1は本実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の通信システムは、表示装置10と、サーバ20とを有する。表示装置10およびサーバ20はインターネットなどのネットワーク50を介して接続される。表示装置10のユーザが操作する情報処理装置30がネットワークと接続される。なお、表示装置10は、サーバ20の管理者がユーザに貸し出すものであってもよく、ユーザ自身の所有物であってもよい。以下に、各構成について詳しく説明する。
【0017】
表示装置10の構成を説明する。図2は図1に示した表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【0018】
表示装置10は、デジタルフォトフレーム、テレビおよびゲーム機などの画像を表示する装置である。図2に示すように、表示装置10は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部11と、画像データが格納される記憶部13と、画像を表示する表示部15と、各部を制御する制御部12と、操作キー17と、コンテンツ選択ボタン19とを有する。表示装置10は、画像表示を主な目的とする装置であることから、ユーザの入力手段として、簡便な操作キー17が設けられている。本実施形態の表示装置10は、操作キー17とは別に、コンテンツ選択ボタン19が設けられていることが特徴の1つである。
【0019】
なお、音楽や音声などの音を出力対象とする場合、図に示していないが、表示装置10には、音を出力するためのスピーカが設けられている。
【0020】
記憶部13には、装置を特定するための、装置毎に異なる識別子である装置IDが登録されている。表示部15は、例えば、液晶ディスプレイである。操作キー17は、表示部15に表示されたカーソルの移動、およびカーソル停止位置の決定を指示するためのものである。コンテンツ選択ボタン19は、表示部15に表示される複数の画像からユーザが選択を指示するためのものである。
【0021】
制御部12は、登録手段121と、サーバ20から受け取るセッションIDを管理するセッションID管理手段122と、サーバ20から受信する画像などのコンテンツを表示部15に表示させるコンテンツ閲覧手段123とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0022】
制御部12には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、登録手段121、セッションID管理手段122およびコンテンツ閲覧手段123が表示装置10に仮想的に構成される。ただし、制御部12に設けられるCPUは、サーバ20や情報処理装置30に設けられるCPUほどの性能を有している必要はない。
【0023】
次に、情報処理装置30の構成を説明する。図3は図1に示した情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
【0024】
情報処理装置30は、携帯端末やPCなどの情報処理端末である。図3に示すように、情報処理装置30は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部31と、サーバ20から受信する情報が格納される記憶部33と、記憶部33に格納された情報を表示する表示部35と、各部を制御する制御部32と、ユーザが指示を入力するための入力部37とを有する。入力部37は、情報処理装置30がPCであれば、マウスやキーボードであり、情報処理装置30が携帯端末であれば、文字入力キーおよび操作キーである。PCのキーボードおよび携帯端末の文字入力キーが文字入力手段に相当する。
【0025】
制御部32は、登録手段321と、サーバ20から受信するメールの内容を表示部35に表示させるメール手段322と、ウェブブラウザ手段323とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0026】
制御部32には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、登録手段321、メール手段322およびウェブブラウザ手段323が情報処理装置30に仮想的に構成される。
【0027】
次に、サーバ20の構成を説明する。図4は図1に示したサーバの一構成例を示すブロック図である。
【0028】
図4に示すように、サーバ20は、ネットワーク50を介して他の装置と接続するための通信部21と、記憶部23と、各部を制御する制御部22とを有する。
【0029】
記憶部23には、表示装置10に配信する画像が登録される。配信対象としては、動画や写真等の画像に限らず、音楽や音声等の音であってもよく、テキスト等の文字情報であってもよい。以下では、画像、音および文字情報等の配信対象を「コンテンツ」と称する。記憶部23内でコンテンツが登録される領域を示すURLを、コンテンツ記憶URLと称する。本実施形態では、配信対象のコンテンツが主に画像の場合で説明する。
【0030】
記憶部23に登録されるコンテンツは、コンテンツのサービス区分であるカテゴリやコンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットなどで、記憶部23内で種類分けして管理される。カテゴリには、アルバム、ニュース、ブログおよび通信販売などがある。アルバムはユーザが登録した写真などの画像をコンテンツとするものである。ニュースおよび通信販売に関するコンテンツはそれぞれのサービス提供者によって登録される。
【0031】
コンテンツ管理のために、記憶部23には、ユーザ登録情報、カテゴリ毎のコンテンツを示すカテゴリ種別コンテンツ情報、カテゴリ毎の項目(アイテム)を示すフォーマット種別アイテム情報、および装置の種類の情報が格納される。これらの例として、図5にユーザ登録情報231を示し、図6にカテゴリ種別コンテンツ情報232を示し、図8にフォーマット種別アイテム情報233を示し、図10に装置の種類の情報234を示す。以下に、各情報について説明する。
【0032】
図5はユーザ登録情報の一例を示す表である。図5に示すように、ユーザ登録情報には、装置毎に異なる装置IDと、ユーザ毎に異なる利用者IDと、ユーザ認証のためのパスワードと、情報処理装置30のメールアドレスと、利用契約したカテゴリのカテゴリIDと、マイページURLとがユーザ毎に登録される。カテゴリIDとは、カテゴリの種類毎に異なる識別子である。マイページURLとは、ユーザのみアクセスすることが可能なプライベートウェブページ(マイページ)のURLである。ユーザ登録情報として、図5に示した以外の情報が登録されてもよい。図5に示していないが、携帯端末またはPCなど、情報処理装置30の装置の種類が登録されてもよい。また、後述する登録コードやセッションIDをユーザ登録情報に記録してもよいし、装置IDと登録コード、装置IDとセッションIDが関連付けられたテーブルを別途設けても構わない。
【0033】
なお、サービスを利用するユーザが利用者IDをどの段階で与えられるかは様々な場合が考えられるが、以下では、ユーザがサービス提供を受ける前に、サービス提供者から利用者IDがユーザに付与されるものとする。
【0034】
図6は、記憶部23に記憶されたコンテンツの管理体系であるカテゴリ種別コンテンツ情報を説明するための表である。図7は図6に示した表の一例を示す図である。図6に示す表には、カテゴリID、コンテンツ毎に異なる識別子であるコンテンツID、コンテンツ記憶URLおよびフォーマットが関連付けされている。フォーマットの数は、カテゴリの種類によって決まり、複数の場合もあれば、1つもない場合もある。コンテンツを記録部23にカテゴリ種別毎に記憶される際にコンテンツIDとコンテンツ記憶URLが決まり、フォーマット判別され、各々関連付けられて記憶される。また、コンテンツをもとに、この表(関連付け)を参照して、そのコンテンツのカテゴリとフォーマットが判別できる。
【0035】
カテゴリIDは、コンテンツIDのような、数字を含む文字列であるが、わかりやすくするために、図7では、カテゴリの種類を記載している。図7に示すように、カテゴリがアルバムの場合、コンテンツIDはA001およびA002などがあり、コンテンツIDのそれぞれに対応してコンテンツURLとフォーマットが記述されている。コンテンツIDがA001のときのフォーマットは静止画である。
【0036】
図8はフォーマット種別アイテム情報を説明するための表である。図9は図8に示した表の一例を示す図である。図8に示す表には、カテゴリID、フォーマットおよびアイテムが順に記述されている。この表を参照してカテゴリIDとフォーマットとを選択すると、アイテムが決まる。アイテムは、サーバ20のアクション手段228に実行させるための処理項目に相当する。
【0037】
図9に示すように、カテゴリがアルバムの場合、フォーマットとして静止画、動画および音楽などがあり、フォーマットのそれぞれに対応して複数のアイテムが記述されている。フォーマットが静止画の場合、アイテムは、「ダウンロード」、「壁紙に設定する」、「プリントする」等のASP型のプログラムとそれを実行するボタンの表示データなどである。
【0038】
カテゴリがニュースの場合、フォーマットが動画とテキストなら、アイテムは「動画を閲覧する」、「コメントを書く」、「友達に送る」等である。カテゴリが通信販売の場合、フォーマットはなく、アイテムは「商品詳細を見る」、「購入する」、「クチコミを見る」等である。このように、アイテムは、カテゴリに合わせて構成される。同じカテゴリでもフォーマットが違うと、選択肢となるアイテムが異なる。
【0039】
なお、アイテムがカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットとによって、アイテムが選択可能となるように説明したが、アイテムがカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方に関連付けられており、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方によって、アイテムが選択されるようにしてもよい。
【0040】
図10は装置の種類の情報の一例を示す表である。図10に示すように、装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子、装置の種類、および表示形式に関する情報が記述されている。また、表示形式の情報に限らず、削除するアイテムや追加するアイテムの情報が登録されていてもよい。装置種識別子は、装置IDのような文字列である必要はなく、装置がPCか、携帯端末か、どのような装置であるかを示す情報でもよい。例えば、ウェブブラウザの種類やバージョンが書かれたユーザーエージェント情報からも表示形式を識別可能であるから、このような情報でもよく、装置メーカで決められた情報であってもよい。図10は、1つの装置の種類に対して、複数の装置種識別子があることを示している。装置の種類によって画面のサイズが異なることから、表示形式に関する情報には、画面サイズおよび表示可能なアイテム数などが記述されている。例えば、PCと携帯端末とを比較すると、画面のサイズが大きく異なる。
【0041】
図11はコンテンツページを説明するための図である。図11に示すページは一例である。コンテンツページは、ブラウザで表示されるウェブページである。コンテンツページには、図11に示すように、コンテンツ選択ボタン19が押された日時、カテゴリおよびフォーマットが表示される。また、コンテンツ選択ボタン19で選択された際のコンテンツがサムネイル画像として表示される。さらに、コンテンツに対応するアイテムを選択するためのボタンが表示される。コンテンツページのデータには、コンテンツページを表示するためのページデータの他に、コンテンツIDと、アイテム毎に異なる識別子であるアイテムIDとの情報が含まれている。
【0042】
制御部22は、コンテンツ格納手段221と、登録受付手段222と、ユーザのプライベートページを生成するマイページ生成手段223と、表示装置10と送受信するためのセッションIDを生成するセッションID生成手段224と、コンテンツ送信手段225と、コンテンツページを生成するページ生成手段226と、コンテンツページのURLの情報をメールで通知するメール送信手段227と、選択されたアイテムに対応する処理を実行するアクション手段228とを有する。各手段の詳細な動作は、後述の手順で説明する。
【0043】
制御部22には、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(不図示)と、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)とが設けられている。CPUがプログラムを実行することで、コンテンツ格納手段221、登録受付手段222、マイページ生成手段223、セッションID生成手段224、コンテンツ送信手段225、ページ生成手段226、メール送信手段227およびアクション手段228がサーバ20に仮想的に構成される。
【0044】
上述した構成において、表示装置10に表示させる画像をサーバ20に登録する方法について説明する。
【0045】
ユーザが情報処理装置30を操作して、デジタルカメラで撮影した写真や動画等の画像を情報処理装置30の記憶部33に格納し、入力部37を介して画像の送信を指示すると、情報処理装置30は記憶部33に格納された画像をサーバ20に送信する。ここでは、ユーザがサーバ20に画像を登録するための装置として、情報処理装置30を使用する場合で説明したが、画像登録のための装置は、通信機能を備えたデジタルカメラなど、情報処理装置30以外の装置であってもよい。
【0046】
サーバ20のコンテンツ格納手段221は、情報処理装置30から通信部21を介して画像を受信すると、受信した画像にコンテンツIDを付与し、画像とコンテンツIDとを関連付けする。そして、例えば、ファイルのjpg、mpg、wav等の拡張子を参照してフォーマットを識別するか、ファイルのデータ内容からフォーマットを識別するなどしてフォーマットを判別し、記憶部23のコンテンツ記憶URLが示す領域に画像と一緒にコンテンツIDを格納する。その際、この画像およびコンテンツIDが格納された領域を示すコンテンツ記憶URLが決まる。ここでは、ユーザは、予め付与されている利用者IDを用いて画像登録を行い、登録されるコンテンツは利用者IDで関連付けされている。
【0047】
次に、表示装置10をサーバ20に登録するための手順を説明する。図12は表示装置をサーバに登録するための手順を示すシーケンス図である。
【0048】
ユーザが表示装置10を起動し、表示装置10に通信設定をさせると(ステップ101)、表示装置10の登録手段121は、記憶部13から装置IDを読み出し、装置IDの情報を含む、登録を要求する旨の信号である装置登録要求信号をhttps等の通信方法を用いて暗号化し、暗号化した装置登録要求信号を通信部11およびネットワーク50を介してサーバ20に送信する(ステップ102)。
【0049】
サーバ20の登録受付手段222は、表示装置10から通信部21を介して装置登録要求信号を受信すると、装置登録要求信号に含まれる装置IDを読み出し、その装置IDと関連付けた登録コードを生成する(ステップ103)。そして、登録画面にアクセスするためのURLである登録画面URLおよび登録コードの情報を含む登録アクセス情報を表示装置10に送信する(ステップ104)。
【0050】
表示装置10の登録手段121は、サーバ20から通信部11を介して登録アクセス情報を受信すると、登録コードおよび登録画面URLの情報を含む登録画面を表示部15に表示させる(ステップ105)。
【0051】
ここで、登録コードについて説明する。登録コードとは、表示装置10をサーバ20に登録する際にサーバ20が発行する、1回きりのランダムな文字列である。表示装置10に表示された登録コードを情報処理装置30がサーバ20にアクセスする際に用いることで、表示装置10を用いて登録コードを取得した者と情報処理装置30をサーバ20に接続させる者が同一人物であるとの認証をすることが可能となる。装置IDと登録コードは関連付けされて、図5に示したユーザ登録情報に格納される。
【0052】
次に、情報処理装置30のメールアドレスをサーバ20に登録するための手順を説明する。図13は情報処理装置のメールアドレスを登録するための手順を示すシーケンス図である。
【0053】
ユーザが表示装置10に表示された登録画面URLを読み、情報処理装置30の入力部37を操作して登録画面URLを入力すると、情報処理装置30の登録手段321は、通信部31を介してサーバ20に対して登録画面URLへのアクセスを要求する(ステップ201)。
【0054】
サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30からアクセス要求を受けると、登録コードの入力を求める旨のページデータを含む登録コード要求情報を情報処理装置30に送信する(ステップ202)。情報処理装置30の登録手段321は、サーバ20から登録コード要求情報を受け取ると、登録コードの入力欄が設けられたウェブページを表示部35に表示する。
【0055】
ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、表示装置10に表示された登録コードを情報処理装置30に入力すると、情報処理装置30の登録手段321は、通信部31を介してサーバ20に登録コードを送信する(ステップ203)。サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30から通信部21を介して登録コードを受信すると、受信した登録コードに一致するものがユーザ登録情報に登録されているか否かを調べ、一致する登録コードが登録されていることを認識すると、登録コードの情報を含む登録画面データを情報処理装置30に送信する(ステップ204)。
【0056】
情報処理装置30の登録手段321は、サーバ20から通信部31を介して登録画面データを受信すると、表示部35に登録画面を表示する。ユーザは、利用者IDと、パスワードと、情報処理装置30のメールアドレスを登録画面に入力する。その際、利用契約するカテゴリを事前に登録していない場合には、少なくとも1つのカテゴリを登録してもよい。ここでは、登録画面に表示された複数のカテゴリから、利用したいカテゴリがユーザにより選択されたものとする。
【0057】
情報処理装置30の登録手段321は、選択されたカテゴリに対応するカテゴリID、利用者ID、パスワード、メールアドレスおよび登録コードの情報を含む登録要求情報を通信部31を介してサーバ20に送信する(ステップ205)。サーバ20の登録受付手段222は、情報処理装置30から通信部21を介して登録要求情報を受信すると、登録要求情報に含まれる情報を読み出し、読み出した登録コードとともに登録されている装置IDをユーザ登録情報で特定する。そして、特定した装置IDと共に利用者ID、パスワード、メールアドレスおよびカテゴリIDを、図5に示したユーザ登録情報として記憶部23に格納する(ステップ206)。
【0058】
また、サーバ20のマイページ生成手段223は、新たに登録されたユーザ登録情報について、登録されたカテゴリIDに対応するカテゴリや各種設定項目を情報処理装置30で表示や設定変更指示するための、ユーザ固有の管理用のホームページであるマイページを生成し(ステップ207)、そのデータを記憶部23に格納する。さらに、そのマイページを保存した場所を示すマイページURLをユーザ登録情報に書き込む。
【0059】
次に、表示装置10にサーバ20からコンテンツを取得して表示装置10に格納するための手順を説明する。図14は表示装置にコンテンツを格納するための手順を示すシーケンス図である。
【0060】
ユーザが表示装置10の電源をオンさせると、表示装置10のセッションID管理手段122は、記憶部13にセッションIDが格納されているかどうか判別する。そして、記憶部13にセッションIDが格納されていない場合、もしくはセッションIDが有効期限切れの場合、通信部11を介してサーバ20との通信接続し、装置IDの情報を含む、セッションIDを要求する旨の信号であるセッションID要求信号を暗号化した通信で送信する(ステップ301)。
【0061】
サーバ20のセッションID生成手段224は、表示装置10から通信部21を介してセッションID要求信号を受信すると、セッションID要求信号に含まれる装置IDと関連付けられたセッションIDを生成し、セッションID要求信号の送信元である表示装置10に通信部21を介してセッションIDを送信する(ステップ302)。表示装置10のセッションID管理手段122は、サーバ20から通信部11を介してセッションIDを受信すると、記憶部13にセッションIDを格納する。
【0062】
セッションIDは、時限的(例えば、15分間有効など)や回数限定的(例えば、3回など)な非暗号化のIDである。表示装置10の識別子にセッションIDを用いて、説明するが、セッションIDを使わずに装置IDを使っても構わない。端末IDはセキュリティ上、通信を暗号化する必要がある。いろいろな機能のコマンド発行時に端末の識別子が必要となるが、それらを全て暗号化するとリソースやレスポンスに影響を及ぼすおそれがある。そのため、時限的な通信でよい場合には、セッションIDを使用することが有効である。サーバ20でセッションIDの有効期限を管理し、セッションIDが有効期限切れの場合、表示装置10にセッションIDの有効期限が切れた旨を通知し、表示装置10は再度暗号化通信で端末IDをサーバ20に送付し、セッションIDを付与してもらえばよい。
【0063】
ステップ302の後、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、通信部11を介してサーバ20との通信接続後に、セッションIDを含むコンテンツ要求信号をサーバ20に送信する(ステップ303)。サーバ20のコンテンツ送信手段225は、表示装置10から通信部21を介してコンテンツ要求信号を受信すると、画像の閲覧、楽曲の視聴、記事の閲覧、通販商品の紹介等のコンテンツのカテゴリを選択させるためのページであるコンテンツメニューの情報を通信部21を介して表示装置10に送信する(ステップ304)。
【0064】
なお、サーバ20のコンテンツ送信手段225は、コンテンツメニューを生成する際、予め決められた標準的なメニュー画面をコンテンツメニューとしてもよいが、記憶部23のユーザ登録情報を参照し、セッションIDから特定した装置IDに関連付けられた「利用契約したカテゴリID」に基づいて、メニュー画面の内容を変更してもよい。
【0065】
また、表示装置10は、サーバ20に情報を送信する際、サーバ20が情報の送信元となる表示装置10を識別できるように、送信する情報にセッションIDを含めて送信する。以下では、表示装置10からサーバ20に送信される信号や情報にセッションIDが含まれているものとし、その説明を省略する。反対に、サーバ20が表示装置10に情報を送信する際、送信する情報にセッションIDを付加しなくてもよい。
【0066】
ステップ304の後、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、サーバ20から通信部11を介してコンテンツメニューの情報を受信すると、コンテンツメニューを表示部15に表示させる。ユーザが表示装置10の表示部15に表示されたコンテンツメニューを見て、操作キー17を操作してカテゴリを選択すると、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、選択されたカテゴリに対応するカテゴリIDを通信部11を介してサーバ20に送信する(ステップ305)。
【0067】
サーバ20のコンテンツ送信手段225は、表示装置10から通信部21を介してカテゴリIDを受信すると、記憶部23に登録されたカテゴリ種別コンテンツ情報232を参照して、カテゴリIDに関連付けられたコンテンツIDおよびコンテンツ記憶URLを読み出す。続いて、コンテンツ記憶URLからコンテンツを読み出し(ステップ306)、コンテンツおよびコンテンツIDを含むコンテンツ情報を通信部21を介して表示装置10に送信する(ステップ307)。コンテンツ情報はコンテンツ記憶URLおよびコンテンツIDを含むものとし、コンテンツの送信を後で行ってもよい。表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、サーバ20から通信部11を介してコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報を記憶部13に格納する(ステップ308)。
【0068】
なお、ステップ306で、サーバ20が表示装置10にコンテンツ情報を送信する際、コンテンツが複数あってデータ容量が大きければ、一度に送信せず、少数単位に分割して表示装置10に送信してもよい。
【0069】
また、カテゴリがアルバムで、ユーザ自身が撮影し、他者と共用しない画像等のコンテンツの場合、サーバ20のコンテンツ送信手段225は、ユーザ登録情報を参照し、セッションIDに対応する装置ID、利用者ID、またはカテゴリIDを特定し、特定したIDでそのコンテンツを記憶部23内で識別し、記憶部23からコンテンツを読み出すことが可能である。
【0070】
次に、表示装置10に出力されるコンテンツについてのアイテムを情報処理装置30で取得するための手順を説明する。図15は、表示装置に出力されるコンテンツについてのアイテムを取得するための手順を示すシーケンス図である。
【0071】
表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、図14で説明したステップ308でサーバ20から受信した複数のコンテンツのコンテンツ情報を記憶部13に格納すると、複数のコンテンツを順に表示部15に表示させる。複数のコンテンツのうち、ユーザが選択したいコンテンツが表示部15に表示されているとき、ユーザがコンテンツ選択ボタン19を押すと、表示装置10のコンテンツ閲覧手段123は、表示部15に表示させているコンテンツに対応するコンテンツIDを読み出し、コンテンツIDおよびセッションIDを通信部11を介してサーバ20に送信する(ステップ401)。
【0072】
サーバ20のページ生成手段226は、表示装置10から通信部21を介してコンテンツIDおよびセッションIDを受信すると、記憶部23のカテゴリ種別コンテンツ情報232を参照し、コンテンツIDが属するカテゴリIDとコンテンツのフォーマットとを検索する。そして、フォーマット種別アイテム情報233を参照し、検索条件に一致するカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツページを生成するためのアイテムを選択する(ステップ402)。
【0073】
なお、アイテムがカテゴリIDとフォーマットとに関連付けられ、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットとによって、アイテムが選択されるように説明したが、アイテムがカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方に関連付けられており、コンテンツIDに関連付けられたカテゴリIDとフォーマットのいずれか一方によって、アイテムが選択されるようにしてもよい。
【0074】
続いて、サーバ20のページ生成手段226は、装置の種類の情報234を参照し、PCや携帯端末等の装置の種類毎に、レイアウト、画面サイズ、スクリプト(Javaスクリプト(登録商標)など)、flashや動画のフォーマットやアイテム(追加や削除により決定した)を適合したコンテンツページのデータを生成して記憶部23に格納する(ステップ403)。サーバ20のページ生成手段226は、コンテンツページの記憶部23内における格納場所を示すコンテンツページURLを生成し、記憶部23のURL管理テーブル238(図16参照)に登録する(ステップ404)。
【0075】
ここで、URL管理テーブル238について説明する。図16はURL管理テーブルの一例を示す図である。図16に示すように、URL管理テーブル238は、コンテンツページ毎に、コンテンツページURLと、時間制限と、閲覧日時と、閲覧回数と、選択されたアイテムと、コンテンツIDと、セッションIDと、カテゴリIDと、フォーマットなどが登録される。なお、時間制限の代わりに回数制限でもよく、セッションIDの代わりに装置IDであってもよい。
【0076】
ステップ404で生成されるコンテンツページURLは、装置の種類毎に生成された複数のコンテンツページに共通する部分のみである。コンテンツページのデータとして、情報処置装置30の種類毎に、例えば、PC用のPC.htmや携帯端末用のkeitai.htmを作っておき、ここでは、そのURLはどちらを指してもいいように、「 www. xxx. jp / 」のように共通部分のみのURLにしておく。その後、通信先の情報処理装置30の装置の種類を判別し、その装置がPCならコンテンツページのデータを「 www. xxx. jp/ PC. htm 」とすればよい。
【0077】
また、コンテンツページおよびコンテンツページURLに時間制限や回数制限を設けてもよい。それらの制限を越えると、コンテンツページとそのURLが削除される。または、コンテンツページURLとコンテンツページの関連付けを削除してもよい。削除しないままの状態でサーバ20に保存しておくと、そのコンテンツページを独占して使用するユーザ以外の人によってアクセスされるおそれがあるが、制御部22がコンテンツページおよびコンテンツページURLの有効時間または有効アクセス回数を設定することで、それを防止できる。有効時間および有効アクセス回数の情報は、記憶部23に予め登録されている。
【0078】
また、サーバ20のページ生成手段226は、コンテンツページ生成の際、カテゴリ種別コンテンツ情報232でコンテンツIDをキーにして検索を行い、カテゴリIDとフォーマットを抽出した後、図17に示すフォーマットアイテム情報テーブル235と、図18に示すカテゴリアイテム情報テーブル236を用いてもよい。これらのテーブルは記憶部23に予め格納されている。
【0079】
図17はフォーマットアイテム情報テーブルの一例を示す図である。図17に示すように、フォーマットアイテム情報テーブル235には、フォーマット種別に対応して複数のアイテムが登録されている。図18はカテゴリアイテム情報テーブルの一例を示す図である。図18に示すように、カテゴリアイテム情報テーブル236には、カテゴリIDに対応して複数のアイテムが登録されている。
【0080】
サーバ20のページ生成手段226は、フォーマットアイテム情報テーブル235を参照して、フォーマットからアイテムの候補を抽出する。この抽出処理を第1の抽出ステップと称する。また、カテゴリアイテム情報テーブル236を参照して、カテゴリIDからアイテムの候補を抽出する。この抽出処理を第2の抽出ステップと称する。そして、第1の抽出ステップで抽出したアイテムの候補と第2の抽出ステップで抽出したアイテムの候補とに対してANDの処理を行って両方に共通するアイテムを、表示すべきアイテムに決定する。この方法は、図8のフォーマット種別アイテム情報233ではなく、フォーマットとアイテムとが関連付けられたテーブルと、カテゴリとアイテムとが関連付けられたテーブルを用いるものである。
【0081】
ステップ404の後、サーバ20のメール送信手段227が、表示装置10より受信したセッションIDに対応する装置IDを記憶部23に記憶されたユーザ登録情報231から導き出し、装置IDに関連付けられたメールアドレスをユーザ登録情報から読み出す(ステップ405)。そして、コンテンツページURLをメールデータに記載して、そのメールアドレス宛に通信部21を介してメール送信する(ステップ406)。また、メール送信手段227は、ユーザ登録情報を参照して、その装置IDに関連付けられたマイページURLを読み出し、記憶部23に格納されたマイページのHTMLデータにも、URL管理テーブル238を読み込み、コンテンツページURLのリンク情報とリンク情報の閲覧日時、有効閲覧期限(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を付加する(ステップ407)。
【0082】
なお、マイページは、マイページ生成手段223により、URL管理テーブル238に記載されているコンテンツページURLのリンク情報の履歴やコンテンツページURLの閲覧日時、有効閲覧期限(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を読み込み、動的に変更される。
【0083】
情報処理装置30のメール手段322は、サーバ20から通信部31を介してメールデータを受信すると、メールの内容を表示部35に表示させる(ステップ408)。ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、コンテンツページURLにアクセスする旨の指示を入力すると、情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、コンテンツページURLが指定されたことを検出し、コンテンツページURLへの接続を要求する旨の接続要求信号を通信部31を介してサーバ20に送信する(ステップ409)。その際、ウェブブラウザ手段323は、接続要求信号に自装置の装置種識別子を含める。
【0084】
サーバ20のページ生成手段226は、情報処理装置30から通信部31を介してコンテンツページURLの接続要求信号を受信すると、接続要求信号に含まれる装置種識別子に基づいて、記憶部23に登録された、装置の種類の情報も参照し、情報処理装置30の装置の種類を判別する。そして、判別した装置の種類に適合したコンテンツページのデータを記憶部23から選択し(ステップ410)、選択したコンテンツページのデータを読み出して情報処理装置30に通信部21を介して送信する(ステップ411)。このコンテンツページのURLは、共通のコンテンツページにアクセスするためのコンテンツページURLに、装置の種類に対応するコンテンツページの識別子(例えば、ファイル名)を付与したものになる。そして、ページ生成手段226は、URL管理テーブル238のコンテンツページURLの閲覧日時(もしくは閲覧回数、有効閲覧回数)を更新する。
【0085】
図19はコンテンツページの一例を示す図である。図19に示す例では、カテゴリがアルバムの場合で、フォーマットが静止画、装置の種類がPCであることが表示されている。そして、アイテムとして、「ダウンロード」、「壁紙に設定」および「プリント」のボタンが表示されている。
【0086】
情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、サーバ20から通信部31を介して受信したコンテンツページを表示部35に表示させる(ステップ412)。そして、ユーザが情報処理装置30の入力部37を操作して、コンテンツページに表示された複数のアイテムから1つを選択すると、情報処理装置30のウェブブラウザ手段323は、選択されたアイテムのアイテムIDとコンテンツIDとを含むアイテム選択情報をサーバ20に通信部31を介して送信する(ステップ413)。
【0087】
サーバ20のアクション手段228は、情報処理装置30から通信部21を介してアイテム選択情報を受信すると、アイテム選択情報に含まれるコンテンツIDとアイテムIDを読み出し、コンテンツIDに対応するコンテンツに対して、アイテムIDに対応する処理のプログラムを実行する(ステップ414)。
【0088】
上述の処理手順では、アイテム選択情報をサーバ20に送信するように説明したが、アイテム選択情報を情報処理装置30の制御部32に伝送し、情報処理装置30内でコンテンツIDに対応するコンテンツに対して、アイテムIDに対応する処理のプログラムを実行してもよい。
【0089】
上述の処理手順のうち、ステップ403で、装置の種類毎に、コンテンツページのデータを生成したが、ステップ410で、ステップ402で選択されたアイテムを用いて、判別した装置の種類に適合したコンテンツページのデータを生成してもよい。
【0090】
なお、本実施形態では、サーバ20が1つの場合で説明したが、複数設けられていてもよく、サーバ20のデータベースがネットワーク対応ストレージで構成されていてもよい。
【0091】
また、本実施形態では、コンテンツが画像の場合で説明したが、音を伴った画像でもよく、コンテンツが音だけであってもよい。例えば、音楽配信サービスの場合は、コンテンツは楽曲となる。さらに、情報処理装置30で実行する処理をサーバ20で行ってもよい。
【0092】
本実施形態によれば、表示装置のコンテンツ選択ボタンが押されたことに連動して、表示装置で出力中のコンテンツに応じて、処理項目が表示されたコンテンツページが動的に生成される。コンテンツページを用いて、表示装置で出力されるコンテンツに対する処理を他の装置で簡単に活用できる。表示装置に出力されるコンテンツに関する処理を表示装置以外の他の装置で行うことができるので、表示装置の高価格化と大型化が抑制され、また、表示装置に出力されるコンテンツに簡便に種々の処理をすることが可能になる。
【0093】
また、コンテンツに関する情報を表示装置からサーバを介して他の情報処理装置に送信すれば、情報処理装置を操作してコンテンツに対する処理を実行できるので、表示装置は少なくともコンテンツを出力する手段と、コンテンツを選択するための手段が設けられていればよい。また、表示装置で選択されたコンテンツについて動的にコンテンツページが作成されるので、閲覧されるかわからないコンテンツページを予め作成しておく必要がなく、サーバの記憶手段の容量の無駄使いを防ぐことができる。
【0094】
(第2の実施形態)
本実施形態は、文字入力欄を含む画面を情報処理装置に送るものである。本実施形態では、第1の実施形態と異なる構成を中心に説明する。
【0095】
本実施形態では、図8に示すカテゴリ種別コンテンツ情報232のアイテムが文字入力項目となる。文字入力項目とは、例えば、ブログの記入欄や掲示板の記入欄などである。
【0096】
本実施形態の場合の動作を簡単に説明する。表示装置10には、ユーザの入力手段として、操作に最低限必要な操作キー17と、コンテンツ選択ボタン19しか設けられていない。そのため、文字入力をするには不便である。コンテンツ選択ボタン19を押すことで、情報処理装置30にコンテンツページのURLが通知され、本実施形態では、情報処理装置30に文字入力欄を含むコンテンツページが表示される。情報処理装置30には、文字入力手段となるキーボードや文字入力キーが入力部37に設けられているので、ユーザは入力部37を操作して文字をコンテンツページの文字入力欄に入力することが可能である。本実施形態では、コンテンツページに文字入力欄が含まれていても文字入力を容易に行うことができる。
【0097】
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態の通信システムに検索サーバがさらに設けられた構成である。なお、第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0098】
図20は本実施形態の通信システムを説明するためのブロック図である。図20に示すように、本実施形態の通信システムでは、第1の実施形態で説明した通信システムに検索サーバ60がさらに設けられている。
【0099】
本実施形態の動作を説明する。図15に示すステップ401で、サーバ20の制御部22は、表示装置10からコンテンツIDを受信すると、予め記憶部23に記憶しておいた、コンテンツIDのコンテンツに関連する用語を読み出し、検索サーバ60に送信する。検索サーバ60の制御部(不図示)は、コンテンツに関連する用語をサーバ20から受信すると、その用語に関連する情報をネットワーク50上で公開されている情報から取得し、取得した情報をサーバ20に送信する。検索サーバ60から受信する情報には、その情報にアクセスするためのURLが含まれていてもよい。サーバ20の制御部22は、ステップ403で、コンテンツページを生成する際、検索サーバ60から受信した情報に基づくアイテムを生成してコンテンツページに追加する。
【0100】
本実施形態では、検索結果により生成されたアイテムをコンテンツページで選択すれば、ユーザは、表示装置10で選択したコンテンツについてネットワーク上で公開されている情報を容易に取得することができる。
【0101】
(第4の実施形態)
本実施形態は、サーバによる情報処理装置の認識をコンテンツページ作成よりも前の段階で行うものである。
【0102】
図13のステップ203または205で、情報処理装置30の制御部32は、装置種識別子をサーバ20に送信する。サーバ20の制御部22は、情報処理装置30から受信した装置種識別子に基づいて、情報処理装置30の表示部35の表示形式を判別し、装置IDに関連付けて装置の種類の情報をユーザ登録情報に格納する。
【0103】
図15のステップ403で、サーバ20の制御部22は、コンテンツページのデータを装置の種類毎に複数生成することなく、ユーザ登録情報に記録した装置の種類に適合するコンテンツページのデータを生成する。ただし、この場合、電子メールアドレスの登録時に用いた情報処理装置と、電子メールを閲覧する際の情報処理装置とが同じであることが必要となる。
【0104】
本実施形態では、サーバ20は、装置の種類毎にコンテンツページを生成する必要がないだけでなく、図15のステップ410の処理も省略でき、サーバ20の処理負荷が軽減する。また、ステップ407〜409を省略し、ステップ411において、最適なコンテンツページをHTMLメールで送信することができ、情報処理装置の操作者による操作も、簡略化することができる。
【0105】
(第5の実施形態)
第1の実施形態では複数のアイテムを選択可能にしたコンテンツページを情報処理装置に送る場合を説明したが、本実施形態は、コンテンツに対する処理が1つしかない場合である。コンテンツに対する処理項目が1つの場合、コンテンツページのURLを送る必要がない。
【0106】
ユーザは、情報処理装置30を操作することで、情報処理装置30の登録手段321にサーバ20に格納されたマイページに接続させると、カテゴリとフォーマットとで選択されるアイテムを予め選択する。この設定登録により、サーバ20の制御部22は、情報処理装置30にコンテンツページURLを通知する代わりに、選択されたアイテムのプログラムの実行先URLを直接送付する。
【0107】
本実施形態では、表示装置10のコンテンツ選択ボタン19を押すと、情報処理装置30には、選択されたアイテムのプログラムの実行先URLのボタンが表示され、これを押すと、コンテンツをサーバ20は情報処理装置30にダウンロードしたりする。これにより、情報処理装置30およびサーバ20の両方の処理の負荷が軽減する。
【0108】
なお、第3から第5の実施形態に第2の実施形態を適用してもよい。
【0109】
本発明を、店舗に設置された表示装置に相当するデジタルサイネージに適用してもよい。店頭を訪れた人は、店頭のディスプレイに気に入った商品が表示されているときに、ディスプレイに表示された二次元バーコード等のコードを携帯端末に読み込ませ、二次元バーコード等のコードをコンテンツIDの代わりに、携帯端末の装置ID(セッションID)とともに事業者のサーバに送信し、その商品の情報をメールで情報処理装置に受信させる。この場合は、店頭のディスプレイと携帯端末とを組み合わせて表示装置10を適用している。また、非接触ICを備えたプリペイド式カードに識別番号が付与されていれば、その識別番号に対応してメールアドレスを事前に登録しておく。店頭を訪れた人は、気に入った商品がディスプレイに表示されているときに、プリペイド式カードを店の非接触通信部にかざせば、その商品のコンテンツIDとセッションIDの代わりに読み取った識別番号とが店頭のディスプレイから、サーバに送られ、メールアドレスにその商品の情報が送られてくる。この場合は、店頭のディスプレイに表示装置10を適用している。
【0110】
また、上記のいずれかの実施形態において、表示装置10内に、情報処理装置30のメールアドレスを登録しておき、ステップ401において、コンテンツID、セッションIDとともに、情報処理装置30のメールアドレスをサーバ20に通知してもよい。つまり、図13のステップ205〜206で、情報処理装置30からメールアドレスを送信して、サーバ20の記憶部23のユーザ登録情報231にメールアドレスを登録しておくのではなく、表示装置10内にメールアドレスを登録しておいてもよい。
【符号の説明】
【0111】
10 表示装置
20 サーバ
30 情報処理装置
50 ネットワーク
60 検索サーバ
12、22、32 制御部
13、23、33 記憶部
15、35 表示部
19 コンテンツ選択ボタン
37 入力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、
を有する通信システム。
【請求項2】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項1記載の通信システム。
【請求項3】
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部とを含むサーバと、
を有する通信システム。
【請求項4】
前記サーバの記憶部に前記情報処理装置の電子メールアドレスが予め登録され、
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、該コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項2または3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記情報処理装置の制御部が前記電子メールアドレスを前記サーバに登録する際、自装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバの制御部は、
前記情報処理装置から受信する前記装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに前記記憶部に登録し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項4記載の通信システム。
【請求項6】
前記情報処理装置の制御部は、
前記電子メールを前記サーバから受信した後、該サーバに対して前記コンテンツページのURLへの接続を要求する際、自装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を該サーバに送信し、
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して自装置の前記記憶部に格納し、前記情報処理装置から前記装置種識別子を受信すると、該記憶部に格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項4記載の通信システム。
【請求項7】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項4から6のいずれか1項記載の通信システム。
【請求項8】
前記処理項目は、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類され、前記サーバの記憶部に格納されている、請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項9】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、自装置の記憶部に格納された情報を参照し、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項8記載の通信システム。
【請求項10】
前記コンテンツに関連する用語を前記サーバから受信すると、該用語に関連する情報を前記ネットワーク上で公開されている情報から取得し、取得した情報を前記サーバに送信する検索サーバをさらに有し、
前記サーバの制御部は、前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに関連する用語を前記検索サーバに送信し、該検索サーバから受信する情報に基づく前記処理項目を生成して前記コンテンツページに追加する、請求項1から9のいずれか1項記載の通信システム。
【請求項11】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部と、
を有するサーバ装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項11記載のサーバ装置。
【請求項13】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部と、
を有するサーバ装置。
【請求項14】
前記記憶部に前記情報処理装置の電子メールアドレスが予め登録され、
前記制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、該コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項12または13に記載のサーバ装置。
【請求項15】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子が前記電子メールアドレスとともに前記記憶部に予め登録され、
前記制御部は、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項14記載のサーバ装置。
【請求項16】
前記制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して前記記憶部に格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、前記記憶部に格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項14記載のサーバ装置。
【請求項17】
前記制御部は、
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項14から16のいずれか1項記載のサーバ装置。
【請求項18】
前記処理項目は、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類され、前記記憶部に格納されている、請求項11または12に記載のサーバ装置。
【請求項19】
前記制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、前記記憶部に格納された情報を参照し、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項18記載のサーバ装置。
【請求項20】
複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに関連するウェブページを生成するサーバとネットワークを介して接続される表示装置であって、
前記複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち出力中のコンテンツを選択するためのボタンと、
前記複数のコンテンツを順に出力し、前記ボタンが押されると、該ボタンが押されたときに出力中のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記サーバに送信する制御部と、
を有する表示装置。
【請求項21】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する、情報処理方法。
【請求項22】
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項21記載の情報処理方法。
【請求項23】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、
前記コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、情報処理方法。
【請求項24】
前記情報処理装置の電子メールアドレスを予め格納し、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、
前記コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項22または23に記載の情報処理方法。
【請求項25】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに予め格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項24記載の情報処理方法。
【請求項26】
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項24記載の情報処理方法。
【請求項27】
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項24から26のいずれか1項記載の情報処理方法。
【請求項28】
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納する際、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類して格納する、請求項21または22に記載の情報処理方法。
【請求項29】
前記コンテンツページを生成する際、格納された情報を参照して、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、
抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項28記載の情報処理方法。
【請求項30】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項31】
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する処理をさらに有する、請求項30記載のプログラム。
【請求項32】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、
前記コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項33】
前記情報処理装置の電子メールアドレスを予め格納し、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、
前記コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する処理をさらに有する、請求項31または32に記載のプログラム。
【請求項34】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに予め格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する処理をさらに有する、請求項33記載のプログラム。
【請求項35】
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する処理をさらに有する、請求項33記載のプログラム。
【請求項36】
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する処理をさらに有する、請求項33から35のいずれか1項記載のプログラム。
【請求項37】
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納する際、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類して格納する、請求項30または31に記載のプログラム。
【請求項38】
前記コンテンツページを生成する際、格納された情報を参照して、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、
抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項37記載のプログラム。
【請求項1】
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部とを含むサーバと、
を有する通信システム。
【請求項2】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項1記載の通信システム。
【請求項3】
複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、前記複数のコンテンツを順に出力し、いずれか1つのコンテンツが選択されると、選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子をネットワークに送出する制御部とを含む表示装置と、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、前記ネットワークを介して前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部とを含むサーバと、
を有する通信システム。
【請求項4】
前記サーバの記憶部に前記情報処理装置の電子メールアドレスが予め登録され、
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、該コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項2または3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記情報処理装置の制御部が前記電子メールアドレスを前記サーバに登録する際、自装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバの制御部は、
前記情報処理装置から受信する前記装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに前記記憶部に登録し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項4記載の通信システム。
【請求項6】
前記情報処理装置の制御部は、
前記電子メールを前記サーバから受信した後、該サーバに対して前記コンテンツページのURLへの接続を要求する際、自装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を該サーバに送信し、
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して自装置の前記記憶部に格納し、前記情報処理装置から前記装置種識別子を受信すると、該記憶部に格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項4記載の通信システム。
【請求項7】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項4から6のいずれか1項記載の通信システム。
【請求項8】
前記処理項目は、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類され、前記サーバの記憶部に格納されている、請求項1または2に記載の通信システム。
【請求項9】
前記サーバの制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、自装置の記憶部に格納された情報を参照し、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項8記載の通信システム。
【請求項10】
前記コンテンツに関連する用語を前記サーバから受信すると、該用語に関連する情報を前記ネットワーク上で公開されている情報から取得し、取得した情報を前記サーバに送信する検索サーバをさらに有し、
前記サーバの制御部は、前記表示装置から前記コンテンツ識別子を受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに関連する用語を前記検索サーバに送信し、該検索サーバから受信する情報に基づく前記処理項目を生成して前記コンテンツページに追加する、請求項1から9のいずれか1項記載の通信システム。
【請求項11】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する制御部と、
を有するサーバ装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項11記載のサーバ装置。
【請求項13】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目が格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、該コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する制御部と、
を有するサーバ装置。
【請求項14】
前記記憶部に前記情報処理装置の電子メールアドレスが予め登録され、
前記制御部は、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、該コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項12または13に記載のサーバ装置。
【請求項15】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子が前記電子メールアドレスとともに前記記憶部に予め登録され、
前記制御部は、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項14記載のサーバ装置。
【請求項16】
前記制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して前記記憶部に格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、前記記憶部に格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項14記載のサーバ装置。
【請求項17】
前記制御部は、
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項14から16のいずれか1項記載のサーバ装置。
【請求項18】
前記処理項目は、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類され、前記記憶部に格納されている、請求項11または12に記載のサーバ装置。
【請求項19】
前記制御部は、
前記コンテンツページを生成する際、前記記憶部に格納された情報を参照し、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項18記載のサーバ装置。
【請求項20】
複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに関連するウェブページを生成するサーバとネットワークを介して接続される表示装置であって、
前記複数のコンテンツとコンテンツ毎に異なるコンテンツ識別子とが格納された記憶部と、
前記複数のコンテンツのうち出力中のコンテンツを選択するためのボタンと、
前記複数のコンテンツを順に出力し、前記ボタンが押されると、該ボタンが押されたときに出力中のコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記サーバに送信する制御部と、
を有する表示装置。
【請求項21】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する、情報処理方法。
【請求項22】
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、請求項21記載の情報処理方法。
【請求項23】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置による情報処理方法であって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、
前記コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する、情報処理方法。
【請求項24】
前記情報処理装置の電子メールアドレスを予め格納し、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、
前記コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する、請求項22または23に記載の情報処理方法。
【請求項25】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに予め格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する、請求項24記載の情報処理方法。
【請求項26】
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する、請求項24記載の情報処理方法。
【請求項27】
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する、請求項24から26のいずれか1項記載の情報処理方法。
【請求項28】
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納する際、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類して格納する、請求項21または22に記載の情報処理方法。
【請求項29】
前記コンテンツページを生成する際、格納された情報を参照して、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、
抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項28記載の情報処理方法。
【請求項30】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記処理項目を含むコンテンツページを生成する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項31】
前記コンテンツページを取得するための情報を情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する処理をさらに有する、請求項30記載のプログラム。
【請求項32】
複数のコンテンツを順に出力する表示装置とネットワークを介して接続されるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数のコンテンツのそれぞれについて文字入力項目を格納し、
前記複数のコンテンツのうち選択されたコンテンツに対応するコンテンツ識別子を前記表示装置から受信すると、該コンテンツ識別子のコンテンツに対応する前記文字入力項目の入力欄を含むコンテンツページを生成し、
前記コンテンツページを取得するための情報を、文字入力手段を備えた情報処理装置に前記ネットワークを介して送信する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項33】
前記情報処理装置の電子メールアドレスを予め格納し、
前記コンテンツページを取得するための情報として該コンテンツページのURLを生成し、
前記コンテンツページのURLを含む電子メールを前記電子メールアドレス宛に送信する処理をさらに有する、請求項31または32に記載のプログラム。
【請求項34】
前記情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を前記電子メールアドレスとともに予め格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受けると、該情報処理装置の前記装置種識別子に対応する表示形式の前記コンテンツページを生成する処理をさらに有する、請求項33記載のプログラム。
【請求項35】
前記コンテンツページを生成する際、複数種の表示形式毎のコンテンツページを生成して格納し、
前記電子メールを前記情報処理装置に送信した後、該情報処理装置から前記コンテンツページのURLへの接続要求を受ける際、該情報処理装置の表示部の画面の表示形式に対応する装置種識別子を受信すると、格納した複数のコンテンツページから該装置種識別子に対応するコンテンツページを選択する処理をさらに有する、請求項33記載のプログラム。
【請求項36】
前記コンテンツページおよび該コンテンツページのURLの有効時間または有効アクセス回数を設定する処理をさらに有する、請求項33から35のいずれか1項記載のプログラム。
【請求項37】
前記複数のコンテンツのそれぞれについて処理項目を格納する際、前記コンテンツのサービス区分を示すカテゴリと、前記コンテンツのデータ記録形式を示すフォーマットの両方もしくは一方に基づいて分類して格納する、請求項30または31に記載のプログラム。
【請求項38】
前記コンテンツページを生成する際、格納された情報を参照して、前記コンテンツ識別子に対応する、前記カテゴリと前記フォーマットを抽出し、
抽出したカテゴリおよびフォーマットに対応するコンテンツページを生成する、請求項37記載のプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2010−176273(P2010−176273A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−16601(P2009−16601)
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(306029774)NECビッグローブ株式会社 (115)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(306029774)NECビッグローブ株式会社 (115)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]