説明

通信システム

【課題】センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置がメータなどを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、子無線機長期リトライ中に、子無線機からの無線受信ができる状態か確認し、通信信頼性の向上を図る通信システムを提供する。
【解決手段】子無線機1は、親端末網制御装置から無線受信すると、次回検針時刻データ、リトライ周期データなどのデータを送信する。親端末網制御装置は、子無線機から受信したデータのうち必要なデータ(検針値)を、センタ装置へ送信する。センタ装置は、正常にデータ受信できれば通信終了の電文を送信する。子無線機1からの発呼が無い場合、親端末網制御装置から、T1時間が規定時間(例えば、短いリトライ時間の倍)以下のときにはT2時間(例えば、短いリトライ時間に30分足した時間)に無線送信し、子無線機1の長いリトライ待機中にもデータ取得を試みる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいては、親端末網制御装置と子無線機との通信において、互いの距離が長く、建物や移動物(車やトラック)による無線の送出、反射やノイズの影響などにより、正確な通信ができない場合、リトライで対応している。この場合、子無線機のリトライが長時間となり、センタ装置にかなり遅くなってデータが送信されてくることがある。
【0003】
センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置と、接点機器やメータに接続された子無線機とから成る通信システムにおいて、親機無線通信装置から遠い子機無線通信装置に通信をする際に、通信が困難になるときには子機無線通信装置を中継機とする通信経路を自動的に確保することが行なわれている。この場合、中継する子機無線通信装置が多くなると誤り率の検出時間が長くなるので、付近に設置されている別の子機無線通信装置の入力信号レベルを取得してそれを親機無線通信装置に返送し、親機無線通信装置は中継用の別のIDを付加したデータを入力信号レベルが最良な他の子機無線通信装置を選択して中継することで、効率よく良好な通信経路を選択可能としている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−236292号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、かかる通信システムにおいて、子無線機が定期的に親端末網制御装置へデータ送信し、正常終了しないときは、リトライを行うなかで親端末網制御装置が早期に子無線機との通信の可能性を確認可能とする点で解決すべき課題がある。
【0005】
本発明の目的は、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、子無線機が定期的に親端末網制御装置へデータ送信し、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含むリトライを行うなかで、親端末網制御装置が、子無線機の長期リトライ中に、子無線機からの無線受信ができる状態か確認し、子無線機へ無線送信することで、センタ装置への可及的に早期なデータ送信を可能にするとともに、通信信頼性の向上をすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を解決するために、本発明による通信システムは、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記親端末網制御装置が当該次回発呼時刻から一定時間、前記子無線機の発呼を確認できなかったとき、前記子無線機の長期リトライ期間において、2つの前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、前記次回発呼時刻が遅い方の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、2つの前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、前記次回発呼時刻が早い方の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ送信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行う。
【0007】
また、本発明による通信システムは、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記次回発呼時刻から一定時間、前記親端末網制御装置が処理中のとき、当該処理の終了後、前記子無線機の長期リトライ期間において、当該処理終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、次の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、当該処理終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、当該処理終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ送信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行う。
【0008】
また、本発明による通信システムは、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記次回発呼時刻から一定時間、後方電話機が使用中のとき、前記電話機による通話終了後、子無線機の長期リトライ期間において、当該通話終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、次の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、当該通話終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、当該通話終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ通信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行う。
【0009】
また、上記の通信システムにおいて、前記子無線機から繰り返して無応答の場合、前記親端末網制御装置からの各送信タイミングの時間データをメモリに記憶し、前記センタ装置へデータ送信をすることができる。
【0010】
また、上記の通信システムにおいて、前記子無線機から繰り返して無応答の場合、前記親端末網制御装置にて他から無線送出されていないか各無線チャンネルの強度を測定し、データとしてメモリに記憶しておき、前記センタ装置へデータ送信をすることができる。
【0011】
また、上記の通信システムでは、前記親端末網制御装置が処理中の場合、当該処理の中断ができるときは、当該中断の履歴を残し、前記子無線機へアクセスすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、子無線機から検針値や接点機器のON/OFF状態データが送られてくると、親端末網制御装置は、マイコンからの制御で回線通信制御部を動作させ、センタ側装置へデータ送信をする。無応答を知らせる発呼も、親端末網制御装置が、マイコンからの制御で回線通信制御部を動作させ、センタ側装置へ無応答を示すデータ送信をする。子無線機が定期的に親端末網制御装置へデータ送信し、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含むリトライを行うなかで、子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、親端末網制御装置が、子無線機長期リトライ中に、子無線機からの無線受信ができる状態か確認し、子無線機へ無線送信することで、センタ装置への可及的に早期なデータ送信が可能になり、通信信頼性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明による通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示す通信システムにおいて、センタ装置11は、電話回線12を介して親端末網制御装置13に接続されており、親端末網制御装置13は子無線機14に無線を介して通信可能である。子無線機14はメータ15及び接点機器16と接続されている。なお、親端末網制御装置13には後方電話機として電話機17が接続されている。
【0014】
図2は、図1の通信システムにおける親端末網制御装置13の構成を示すブロック図であり、電話回線12に接続されている回線通信制御部18と、回線通信制御部18に接続されているマイクロコンピュータ19と、マイクロコンピュータ19に内蔵されているメモリ20と、マイクロコンピュータ19に接続されており且つ子無線機との通信のために設けられている無線通信制御部21と、電話機17とマイクロコンピュータ19とに接続されており電話機17が通話中かどうか判別するためのオフフック検出部22と、電源部23と、メータI/F部24とで構成されている。メータI/F部24には、メータ15やデータ設定するための設定器が接続される。
【0015】
図3は、図1に示す通信システムにおける子無線機14の構成を示すブロック図であり、親端末網制御装置13との通信のための無線通信制御部25と、無線通信制御部25に接続されているマイクロコンピュータ26と、マイクロコンピュータ26に内蔵されているメモリ27と、メータI/F部28と、電源部29とを備えて構成されている。メータI/F部28には、メータ15や接点機器16、データ設定するための設定器が接続される。
【0016】
図4は、本発明による通信システムにおいて、子無線機が発呼する場合の動作フローチャートである。
子無線機は常に検針する時刻に到達したかどうか確認している(ステップ11;「S11」と略す。以下、同様)。検針する時刻に到達すると次回検針時刻を更新する(S12)。更新方法は、毎月、何日周期、何時間周期などを基に行われる。次に、メータ検針を行い、検針値を取得する(S13)。接点機器が接続されている場合は、接点機器がONかOFFのどちらの状態であるかのデータを取得する。子無線機は、当該検針値又はON/OFF状態データを取得すると、その検針内容データと、次回検針時期データ(次回検針の時刻又はその時刻に検針周期を足した時刻等のデータ)、リトライ周期データ(短いリトライ周期24分間隔、長いリトライ周期間隔12時間)などの時間データ(即ち、子無線機がそれぞれの周期でリトライを開始する時間や終了する時間を知るためのデータ)とを親端末網制御装置へ送信する(S14)。親端末網制御装置は、子無線機から受信したデータのうち必要なデータ(例えば、検針内容データのうち検針値のみ)を、センタ装置へ送信する(S15)。センタ装置は、正常にデータ受信できれば、親端末網制御装置に通信終了の電文を送信する(S16)。当該通信終了電文を受信した親端末網制御装置は、子無線機へ通信終了の電文を送信し、受信した子無線機は、メータ15や接点機器16へのリトライを行わない。
【0017】
図5は、本発明による通信システムの動作の一例を示すフローチャートである。
親端末網制御装置は子無線機の検針時刻から規定時間(短いリトライが終了する時間)の経過を確認する(S21)。この確認が得られれば、親端末網制御装置は、検針時刻からその間、子無線機から発呼があったかどうか確認する(S22)。子無線機から発呼があれば、その時に次回検針時刻を更新して親端末網制御装置のメモリに記憶しておく(S23)。
【0018】
子無線機1からの発呼が無い場合は、図6と図7のT1時間が規定時間(例えば、短いリトライ時間の倍)以下かどうか判別する(S24)。規定時間以下の場合、子無線機2が子機発呼を開始するまでに時間的余裕がないので、図6のT2時間(例えば、短いリトライ時間に30分足した時間、即ち、この期間中に子無線機2からの発呼が行なわれ、しかもその発呼が終了していると考えられる)に発呼無しの子無線機1へ、親端末網制御装置からの発呼による無線送信をし、子無線機1の長いリトライ待機中にもデータ取得を試みる(S25)。
【0019】
T1時間が規定時間以上の場合は、子無線機2が子機発呼を開始するまでに時間的に十分な余裕があるので、図7のT2時間に発呼無しの子無線機1へ、親端末網制御装置からの発呼による無線送信をし、子無線機1の長いリトライ待機中にもデータ取得を試みる(S26)。子無線機1は、親端末網制御装置から無線受信すると、次回検針時刻データ、リトライ周期データなどのデータを送信する(S27)。親端末網制御装置は、子無線機1から受信したデータのうち必要なデータ(検針値)を、センタ装置へ送信する(S28)。親端末網制御装置からの発呼による無線送信に対して子無線機1が無応答の場合は、無応答を示すデータをセンタ装置へ送信する。センタ装置は、正常にデータ受信できれば通信終了の電文を送信する(S29)。親端末網制御装置は子無線機へ通信終了の電文を送信し、受信した子無線機はリトライを行わないようにメモリに記憶する(S30)。
【0020】
S22の判定において、親端末網制御装置が処理中である場合、図8において、親端末網制御装置の処理終了時間と次の子無線機2の次回検針時間の差をT1時間(2回目)とし、親端末網制御装置はT1時間が規定時間以下かどうか判定する。T1時間が規定時間以上であれば、充分な時間があるので、親端末網制御装置の処理終了時間から子無線機1へ再び発呼する。T1時間が規定時間以下であれば、時間が充分無いので、次の規定時間以上となるT1時間が得られる次のT2時間後のタイミングで親端末網制御装置から子無線機1に発呼する。
【0021】
S22の判定において、親端末網制御装置に接続されている後方電話機が通話中である場合(オフフック検出部22が電話機の受話器の上げ下げを検出して、通話中であるか否かの判定をする)、図8において、電話機の通話終了時間と次の子無線機2の次回検針時間の差をT1時間(2回目)とし、親端末網制御装置はT1時間が規定時間以下かどうか判定する。T1時間が規定時間以上であれば、親端末網制御装置の通話終了時間から子無線機1へ発呼する。T1時間が規定時間以下であれば、次の規定時間以上となるT1時間があるタイミングで親端末網制御装置からT2時間後に発呼する。
【0022】
S25、S26の親端末網制御装置から無線送信するタイミングで、建物や移動物による無線の送出、反射やノイズの影響で正常に送受信できず、子無線機から繰り返して無応答になる場合、各タイミングの時間データをメモリに記憶しておき、センタ装置へ時間データを送信する。センタ装置側では、その時間データをもとに分析し、検針時刻や検針周期を変更することができる。
【0023】
S25、S26の親端末網制御装置から無線送信するタイミングで、建物や移動物による無線の送出、反射やノイズの影響で正常に送受信できず、子無線機から繰り返して無応答になる場合、親端末網制御装置にて他から無線送出されていないか各無線チャンネルの強度を測定し、データとしてメモリに記憶しておき、センタ装置へデータを送信する。センタ装置側では、そのデータをもとに分析し、使用する無線チャンネルを変更することができる。
【0024】
S22の判定において、親端末網制御装置が処理中である場合、処理中断ができるときは、中断の履歴をメモリに記憶し、親端末網制御装置から子無線機へ無線送信する。処理を「中断できる/できない」の判定は、他の子無線機から緊急の発呼(接点機器のONとOFFの状態が変化)を処理しているときは中断できず、センタ側装置からアクセスされた処理に対しては処理を中断できるというものがある。
【0025】
以上、通信システムの実施例を説明したが、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を超えない範囲で、種々の改変を施すことができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明による通信システムの構成図。
【図2】図1に示す通信システムの親端末網制御装置のブロック図。
【図3】図1に示す通信システムの子無線機のブロック図。
【図4】従来の通信システムの動作フローチャート。
【図5】本発明による通信システムの動作の一例を示すフローチャート。
【図6】二つの子無線機の検針時刻の差が規定時間以下である場合の親端末網制御装置の発呼タイミング図。
【図7】二つの子無線機の検針時刻の差が規定時間以上である場合の親端末網制御装置の発呼タイミング図。
【図8】親端末網制御装置が処理(通話)中のときの、二つの子無線機の検針時刻の差の長さに応じた親端末網制御装置の発呼タイミング図。
【符号の説明】
【0027】
11 センタ装置
12 電話回線
13 親端末網制御装置
14 子無線機
15 メータ
16 接点機器
17 電話機
18 回線通信制御部
19 親端末網制御装置のマイクロコンピュータ
20 親端末網制御装置のメモリ
21 親端末網制御装置の無線通信制御部
22 オフフック検出部
23 親端末網制御装置の電源部
24 親端末網制御装置のメータI/F部
25 子無線機の無線通信制御部
26 子無線機のマイクロコンピュータ
27 子無線機のメモリ
28 子無線機のメータI/F部
29 子無線機の電源部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、
前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記親端末網制御装置が当該次回発呼時刻から一定時間、前記子無線機の発呼を確認できなかったとき、前記子無線機の長期リトライ期間において、
2つの前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、前記次回発呼時刻が遅い方の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、
2つの前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、前記次回発呼時刻が早い方の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、
前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ送信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行うことを特徴とする通信システム。
【請求項2】
センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、
前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記次回発呼時刻から一定時間、前記親端末網制御装置が処理中のとき、当該処理の終了後、前記子無線機の長期リトライ期間において、
当該処理終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、次の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、 当該処理終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、当該処理終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、
前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ送信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行うことを特徴とする通信システム。
【請求項3】
センタ装置と電話回線を介して通信を行う親端末網制御装置が、接点機器やメータを接続した子無線機と通信する通信システムにおいて、
前記子無線機が定期的に前記親端末網制御装置へデータ送信をし、当該データ送信が正常終了しないときに短期間と長期間を含む前記データ送信のリトライを行うなかで、前記子無線機から次回発呼時刻を含むデータがある場合に、前記次回発呼時刻から一定時間、後方電話機が使用中のとき、前記電話機による通話終了後、前記子無線機の長期リトライ期間において、
当該通話終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より短いときは、次の前記子無線機の短期間リトライ終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、 当該通話終了時間と次の前記子無線機の前記次回発呼時刻の差が規定時間より長いときは、当該通話終了後に前記親端末網制御装置からアクセスし、
前記親端末網制御装置が前記子無線機からの前記データ通信又は無応答を前記センタ装置へ知らせる発呼を行うことを特徴とする通信システム。
【請求項4】
前記子無線機から繰り返して無応答の場合、前記親端末網制御装置からの各送信タイミングの時間データをメモリに記憶し、前記センタ装置へデータ送信をすることを特徴とする請求項1、2又は3記載の通信システム。
【請求項5】
前記子無線機から繰り返して無応答の場合、前記親端末網制御装置にて他から無線送出されていないか各無線チャンネルの強度を測定し、データとしてメモリに記憶しておき、前記センタ装置へデータ送信をすることを特徴とする請求項1、2又は3記載の通信システム。
【請求項6】
前記親端末網制御装置が処理中の場合、当該処理の中断ができるときは、当該中断の履歴を残し、前記子無線機へアクセスすることを特徴とする請求項2記載の通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−17496(P2009−17496A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−180101(P2007−180101)
【出願日】平成19年7月9日(2007.7.9)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】