説明

通信ネットワークにおいてネットワーク要素のソフトウエアを更新する方法

第1タイプの複数のネットワーク要素の動作が第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する通信ネットワークのネットワーク要素におけるソフトウエアの更新方法。この方法は、第2タイプのネットワーク要素と第1タイプのネットワーク要素の少なくとも一部により更新パッケージを受信する(102)。第1タイプのネットワーク要素の少なくとも一部が待機状態(110)に入り、第2タイプのネットワーク要素の更新を検出すると前記少なくとも一部が更新を開始する(106)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は一般の通信ネットワークに関し、特に通信ネットワークのネットワーク要素においてソフトウエアを更新することに関する。
【背景技術】
【0002】
現在のところ、通信オペレータは無線ネットワークサブシステム(RNS)、すなわち、無線ネットワークコントローラ(RNC)や無線基地局(RBS)を別の時間に更新する。そしてそれは普通は異なった保守の期間、多くは夜間に行われる。RNCが更新しているときはどのような呼も扱えない。同様に、RBSが更新しているときはどのような呼も扱えない。
【0003】
ネットワークでの運用上このようなソフトウエアの更新の影響を最小限にするために、RBSはバッチ処理で更新される。更新のためのRBSのバッチを選択する方法は多くある。普通に使われるのは、同じような更新の時期であるRBSのタイプに基づく方法である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の目的は、上記の短所の少なくともいくつかを取り除き通信ネットワークのネットワーク要素におけるソフトウエアの更新を改善する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の側面は、第1タイプの複数のネットワーク要素の動作が第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する通信ネットワークのネットワーク要素のソフトウエアを更新する方法である。この方法は、第2タイプのネットワーク要素と少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素とにより更新パッケージを受信するステップを含む。少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素が待機状態に入り、前記第2タイプのネットワーク要素の更新が検出されると(106)、更新が開始される。
【0006】
本発明の第2の側面は、更新パッケージが受信された後に待機状態に入るように構成された通信ネットワークに用いられる第1タイプのネットワーク要素を備える。第1タイプのネットワーク要素は、第2タイプのネットワーク要素の更新が開始されたことを検出した後に更新を開始するように構成され,第1タイプのネットワーク要素の動作は第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する。
【0007】
本発明の第3の側面は、第1タイプの複数のネットワーク要素と少なくとも一つの第2タイプのネットワーク要素を含む通信ネットワークを備え、前記第1タイプのネットワーク要素の動作が前記第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する。両タイプのネットワーク要素は更新パッケージを受信するよう構成される。少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素は前記更新パッケージを受信した後に待機状態に入るよう構成されている。第1タイプのネットワーク要素は、第2タイプのネットワーク要素の更新が検出されると、更新を開始するように構成されている。
【0008】
さらに本発明の特徴が独立項としてクレームされている。
【発明の効果】
【0009】
この発明は、WCDMA RNSが更新する間の通信の混乱を減らし、RBSが更新するための保守の機会の数を制限する利点を提供する。これは、RNCがRBSよりも多くのモジュールを更新するためにRNCの更新はRBSを更新するよりもかなり多くの時間がかかるから、多くのRBSが同時に更新可能にできることによる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明は、図とともに以下の詳細な説明によって十分に理解されるだろう。
【図1】本発明の一実施例におけるネットワーク要素のソフトウエアの更新方法。
【図2】本発明の他の実施例におけるネットワーク要素のソフトウエアの更新方法。
【図3】本発明の他の実施例におけるネットワーク要素のソフトウエアの更新方法。
【図4】本発明の一実施例における通信ネットワーク。
【図5】本発明の一実施例における第1タイプのネットワーク要素。
【発明を実施するための形態】
【0011】
この発明の実施例は以下に示される地域無線ネットワーク(WRAN)に関するが、他のタイプの無線通信ネットワークにも適用することができる。
【0012】
多くのRBSオペレーションと保守の通信が、通常Mubといわれるインターフェイスを介してRNCと行われる。もしネットワークオペレータがRNCとRBSを同時に更新したいとしても、RBSに影響をしながら部分的なRNCを扱う通信の更新を同期して行う方法はないだろう。もしMubがRNCを通過しようとすれば、Mubの通信はRNCのリスタート(あるいはRBSを制御するRNCのモジュールのリスタート)により割り込まれるから、同期して行うことはこの分野で知られている方法においては不可能である。さらにMurリンクは、RBSの更新がOSSによって調整されないそのタイミングではRNCの更新の間は中断される。
【0013】
図1を参照すると、通信ネットワークの通信装置においてソフトウエアを更新する方法の一実施例が示されている。この発明は少なくとも2つのタイプのネットワークノード(2つのタイプとは、ネットワークで2つの異なる役割を有することをいう。)を有し、複数の第1タイプのネットワーク要素が第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する無線通信ネットワークへ適用できる。一実施例において、第1タイプのノードは図4の402−408に示す無線基地局であり、第2タイプのノードは410に示す無線ネットワークコントローラである。
【0014】
ネットワーク400のRNC410とRBS402−406は、RNSのタイプの更新のため、OSS420によって選択される。RBS402−406とRNC410は適切な更新パッケージ102を受信する。その際にこの技術分野で必要とされかつ知られている更新前検査が実行される。一実施例では、更新パッケージを受信して、必要とされるRBSの検査を実行した後で、更新パッケージを受信したRBSは待機状態104になる。
【0015】
OSS420がRBSをRNSのタイプの更新をしようとするとき、図2に示すように、RBSはRNCからのトリガ待ちのために、待機状態でフラグ202をセットすることが好ましい。
【0016】
第2タイプのネットワーク要素の更新開始が検出されると、RBSの更新110が開始する。RNC410が更新されると通信の処理に影響する。この状態で、RNC410はRBS402−408へメッセージを送信することにより、RNC410はどんな通信の処理もできないこととRBS402−408は余計な通信の混乱なしに更新できることを知らせる信号を送る。無線基地局(RBS)は、RNC410からのトリガのメッセージを待ち受ける206−108。RNC410からの信号はRBS402−408の更新をトリガし、更新は、OSS420から更新確認手順が送信されるまで続く。更新確認手順は、ノードがOSSへ準備完了を知らせる更新の終了のときに送られるメッセージを参照する。OSS(オペレータ)は新しい更新パッケージが有ることをRBSへ確認する信号を送信することによって、更新を確認する(全てがうまくいったとき)。もしRBSがこの信号を受信しなかったときは、RBSは前のソフトウエアに戻る。
【0017】
実際の通信ネットワークではいろいろなタイプの無線基地局が配置されている。これらは同じ業者の異なるバージョンや型であったり、異なる業者からのものであったりする。特定のRNC410により制御されないRBSも、更新が一つのタイプのRBSだけに適用されるように、更新されなければならないだろう。この場合には、ソフトウエアの更新を選択されていない、すなわち、更新パッケージを受信できないし、結果的にフラグをセットできない無線基地局は、RNCのトリガになるメッセージが分からずRNCの信号を何のためにも使用しない。
【0018】
この発明の好ましい実施例では、RNC410が通信を処理することができずかつRBS402−408がなんらかの余計な通信の混乱なしに更新できるように、NBAP(Node B Application Part)のセル再構成要求(CELL RECONFIGURATION REQUEST)メッセージがRNC410によってRBS402−408へ信号を送信するのに使用される。NBAPは、RNCによりノードB(無線基地局)の制御に対する応答を可能にするUMTS陸上無線アクセスネットワーク信号方式プロトコルである。
【0019】
セル再構成要求メッセージは3GPP25.433標準規格と関連し、以下の表に記載される。
【0020】
【表1】

【0021】
M=必須
O=オプション
新しい「更新トリガ」情報要素(9.2.1.xx)は以下の表に記載される。更新トリガはRNCがノードBを更新するようトリガするかどうかを示すパラメータであり、別の言い方によれば、RBSの更新を開始するための前記メッセージにおいて受信される指示である。
【0022】
【表2】

【0023】
別の実施例において、更新をトリガする信号はRNC410からRBSによって受信されたウイルティング命令(wilting order)である。ウイルティング命令とは、RNCから1以上のRBSへの送信電力を減らす命令である。RBSのセル内での送信電力の減少はユーザ端末に対して他のセルか同じエリアのGSMネットワークのような他のネットワークへのハンドオーバを強いる。
【0024】
両者の更新は同じ時期に実行されるから時間が節約され、通信は1回しか妨害されない。
【0025】
他の実施例において、このRNC更新はテストベッド状態でのRBSの緊急更新(EU)試験の方法として使用される。最初に、EUはRBS402−408に実装され、RNCモジュールがリスタートされる。リスタートしたRNC410は、前記モジュールが定義されるIubにてRBSの更新を開始する。こうして他のモジュールに対して特定なモジュールの静的検査が可能である。
【0026】
図3に示す本発明の他の実施例によれば、無線ネットワークコントローラ410は更新パッケージを受信する無線基地局402−408の更新をトリガするためのどのような特定のメッセージ206も送信しなくてもよい。この実施例では、RBS402−408は前記RNCから少なくとも一部のRBSへの通信306を検査し、所定の期間にもしも通信が検出されなかったらRNC410は更新を開始したためにサイレント状態であると想定され、前記選択されたRBSにおいてもソフトウエアの更新が開始される。
【0027】
好ましい実施例では、待機状態104、202になった後でタイマ508をスタートし302、タイマ508が終了304する迄、RNC410からのトリガのメッセージ206を待つ。もしもタイマ508が終了する前にトリガメッセージが到着すると、無線基地局402−408は更新を開始110する。しかし、もしRNCがタイマが終了する前になにもトリガメッセージを送信しなかったときは、RBS402はRNC410から前記RBS402への通信があるかどうか検査する。図5に示すようにRBSは、無線ネットワークコントローラと通信をするためのインターフェイスとして動作する受信ユニット502と送信ユニット504を含む。WCDMAネットワークの場合、Iubインターフェイスが参照される。もしも通信がなかったら、RNCが動作していないことを示し、RBS110が更新を開始する。同じ動作が更新をするよう選択された全てのRBSによって個々に実行される。この動作はRBS個々により、中心となるトリガメッセージなしに行われ、選択されたRBSが更新を開始する状態になっているかどうか検査して、回答がイエスであれば、更新110が開始する。
【0028】
もし何か通信が検出306されたら、それはRNCがアクティブであり手続きが停止していること308を意味する。手続きが停止していることに代わる他の実施例は、タイマ508が再度開始して手続きがリスタートされることである。図5に示される実施例では、タイマ508、受信機502、送信機504(Iubインターフェイス)が制御ユニット506(例えばプロセッサ)によって制御される。
【0029】
ネットワーク400で動作する無線通信コントローラ410は多数のモジュールを含み、それぞれのモジュールは無線基地局402−404のグループを制御する。それゆえに好ましい実施例では少なくとも一部の無線基地局402−404の更新110は、前記無線基地局402と404を制御するRNC410のモジュールが更新を開始したことを検出したときにスタートされる。この実施例ではRNC410のモジュールの一部が更新される。このことは、RBSの一部の保守運用が更新されないモジュールにより制御されることを求める。こうしてRNC410は一部が動作し、その結果、ネットワークでの更新による影響は減少される。
【0030】
他の実施例では、無線ネットワークコントローラ以外のノードによって無線基地局が制御されてもよい。例えば、3Gネットワークで知られているRBS−RNCとは異なるアークテクチャの下では、無線基地局の異なった機能は異なったノードにより制御されてもよい。しかし、このことは本発明の課題を変更するものではない。コントロールノード(あるいはそのモジュール)の更新処理が被コントロールノード(例えばRBS)で検出されると、コントロールノードはRBSからのどのような通信も処理できない、そしてこのことがRBSの更新をトリガする。
【0031】
図4は本発明に関連する通信ネットワーク400の実施例を示す。ネットワーク400はユーザ端末412,414にアクセスを提供する複数の基地局402−408を含む。簡単のために2台のユーザ端末が図示されている。ネットワーク400はさらにネットワークコントローラ410を含んでいる。このような配置のネットワークにおいて、無線基地局402−408の動作は前記無線ネットワークコントローラ410の動作に依存する。少なくとも一部の無線基地局で無線ネットワークサブシステムの更新が計画されると、無線ネットワークコントローラ410は更新パッケージを受信する。RBS402−408の一部のみが更新パッケージを受信する理由は、RBSは異なった製造者から供給されることがあり、更新はそのいくつかのためのみであってよく、しかし、全てのタイプのRBSがネットワーク400に配置されていないからである。しかし、全てのRBSが同じタイプかあるいは更新が全てのRBSへ適用できるかもしれない。これら更新パッケージを受信するRBS402−408は、更新パッケージを受信した後で待機状態に入る。少なくとも一部のRBS402−408の更新はRNC410の更新の開始が検出されたときに開始する。
【0032】
一つの実施例では、無線ネットワークコントローラ410の更新の開始は、無線基地局によりRNC410からの更新開始を無線基地局へ指示するメッセージを受信することにより検出される。このメッセージは前記RNC410の更新の開始に関連してRNC410により送信される。この実施例のメッセージは、無線ネットワークコントローラ410がどんな通信も処理できず、RBS402−408はこのメッセージを自身の更新のトリガに使うことを示す。
【0033】
また他の実施例では、RBSは受信機502を含み、受信機経由でRNC410から通信を受信し、所定時間内に受信機で通信が検出できないときはRBSが更新を開始する。好ましくは、RBSはタイマ508を含み、このタイマは待機状態になった後で動作を開始する。RNC410からRBS420への通信は監視され、タイマが動作終了する前にメッセージが受信されなかったときは、RBS402の更新がスタートする。同じことは、更新のために選択された、言い換えれば、更新パッケージが受信された他のRBS、404−408に対しても適用できる。
【0034】
本発明は、WRAN通信ネットワークだけではなく、一組のネットワークノードタイプが他のネットワークノードに依存する(機能が異なっている)ネットワークで使用できる。依存的な信号伝送は、依存するノードが停止中や保守中に、更新をトリガするのに使われる。この方法により全ネットワークの停止期間は減少する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1タイプの複数のネットワーク要素の動作が第2タイプのネットワーク要素の動作に依存する通信ネットワークのネットワーク要素のソフトウエアを更新する方法であって、
第2タイプのネットワーク要素と少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素とにより更新パッケージを受信するステップと(102)、
前記少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素の前記少なくとも一部が待機状態に入るステップと(104)、
前記第2タイプのネットワーク要素の更新が検出されると(106)、前記少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素の更新を開始するステップと(110)、
を含む方法。
【請求項2】
前記待機状態(104)において前記少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素において前記第2タイプのネットワーク要素からの信号を待ち受けるフラグがセットされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素が、前記第2タイプのネットワーク要素から、前記更新を開始(110)することを命じるメッセージ(206)を受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1タイプのネットワーク要素は前記第2タイプのネットワーク要素から、前記第2タイプのネットワーク要素が通信処理をすることができないことを知らせるメッセージ(206)を受信し、前記少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素は前記メッセージを前記更新開始(110)のトリガとして使うことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1タイプのネットワーク要素は前記第2タイプのネットワーク要素から前記第1タイプのネットワーク要素の前記少なくとも一部への通信を検査し(306)、所定時間内に通信が検出されなかったときに更新を開始(110)することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記待機状態(104、202)に入った後でタイマを開始(302)するステップと、
前記タイマが終了するまで(304)第2タイプのネットワーク要素からのメッセージを待ち受けるステップ(206)と、
前記タイマが終了する前にメッセージが受信されていないか、前記第2タイプのネットワーク要素から前記少なくとも一部の前記第1タイプのネットワーク要素への通信を検査するステップ(306)と、
所定時間の間に通信がないことを検出すると前記更新を開始する(110)ことを含むことを特徴とする、
請求項3又は4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1タイプのネットワーク要素は無線基地局を含み、前記第2タイプのネットワーク要素は無線ネットワークコントローラを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1タイプのネットワーク要素の前記少なくとも一部を制御する前記第2タイプのネットワーク要素の少なくとも一部のモジュールの更新が検出されたとき(106)、前記第1タイプのネットワーク要素の前記少なくとも一部が更新を開始(110)することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
通信ネットワーク400において使用され、更新パッケージを受信した後に待機状態に入り、第2タイプのネットワーク要素(410)が更新を開始したことを検出した後で更新を開始するようにされた第1タイプのネットワーク要素であって、前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)の動作が前記第2タイプのネットワーク要素(410)の動作に依存することを特徴とする第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項10】
前記待機状態を知らせるフラグをセットするように構成された請求項9に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項11】
前記第2タイプのネットワーク要素(410)からメッセージを受信し、前記メッセージ中に受信された指示に従って更新を開始することを特徴とする請求項9又は10に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項12】
前記第2タイプのネットワーク要素(410)から、前記第2タイプのネットワーク要素(410)が通信処理をすることができないことを知らせるメッセージを受信し、さらに前記更新開始のトリガとして前記メッセージを使うように構成されたことを特徴とする請求項9又は10に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項13】
前記第2タイプのネットワーク要素(410)から通信を受信し所定時間受信機(502)で通信が検出できなかったときに更新を開始するよう構成された受信機(502)を含むことを特徴とする請求項9に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項14】
前記待機状態に入った後でタイマ(508)がスタートされ、前記第2タイプのネットワーク要素(410)から受信される通信を検査し、前記タイマが終了する前にメッセージが受信されなかったときに更新を開始するように構成されたタイマ(508)を含むことを特徴とする請求項13に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項15】
無線基地局(402−408)を含むことを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1項に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項16】
前記第1タイプのネットワーク要素を制御する前記第2タイプのネットワーク要素のモジュールの更新が検出(106)されると、前記第1タイプのネットワーク要素の更新が開始されるように構成された請求項9乃至15のいずれか1項に記載の第1タイプのネットワーク要素(402−408)。
【請求項17】
複数の第1タイプのネットワーク要素(402−408)と少なくとも一つの第2タイプのネットワーク要素(410)を含み、
前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)の動作が前記第2タイプのネットワーク要素(410)の動作に依存し、両タイプのネットワーク要素は更新パッケージを受信するように構成され、前記少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素(402−408)は前記更新パッケージを受信した後に待機状態に入り、前記第2タイプのネットワーク要素(410)の更新が検出されると前記少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素(402−408)の更新が開始される通信ネットワーク(400)。
【請求項18】
前記少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素(402−408)が前記第2タイプのネットワーク要素(410)から更新を開始するためのメッセージを受信することを特徴とする請求項17に記載の通信ネットワーク(400)。
【請求項19】
前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)が前記第2タイプのネットワーク要素(410)から、前記第2タイプのネットワーク要素(410)が通信処理をすることができないことを知らせるメッセージを受信し、前記メッセージを前記第1タイプのネットワーク要素の前記更新開始のトリガとして使うよう構成されたことを特徴とする請求項17に記載の通信ネットワーク(400)
【請求項20】
前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)は、前記第2タイプのネットワーク要素(410)からの通信を受信する受信機(502)を含み、所定時間通信が前記受信機で検出されないときに前記更新を開始するように構成されたことを特徴とする請求項17に記載の通信ネットワーク(400)。
【請求項21】
前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)がタイマ(508)を含み、前記待機状態になった後で前記タイマ(508)を開始し、前記第2タイプのネットワーク要素(410)から前記少なくとも一部の第1タイプのネットワーク要素(402−408)への通信を検査し、タイマが終了する前にメッセージが受信されなかったときには更新が開始されるよう構成されていることを特徴とする請求項20に記載の通信ネットワーク(400)。
【請求項22】
前記第1タイプのネットワーク要素(402−408)が無線基地局(402−408)を含み、前記第2タイプのネットワーク要素が無線ネットワークコントローラ(410)を含むことを特徴とする請求項17乃至21のいずれか1項に記載の通信ネットワーク(400)。
【請求項23】
前記第1タイプのネットワーク要素を制御する前記第2タイプのネットワーク要素のモジュールの更新が検出(106)されると、前記第1タイプのネットワーク要素が更新を開始するよう構成されたことを特徴とする請求項17乃至22のいずれか1項に記載の通信ネットワーク(400)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−513133(P2012−513133A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−541114(P2011−541114)
【出願日】平成20年12月22日(2008.12.22)
【国際出願番号】PCT/EP2008/068195
【国際公開番号】WO2010/072253
【国際公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】