説明

通気性ガスケット

【課題】圧力増大の問題を解決するために、ガスケットを貫通する空気の通過を許容すると同時にガスケットを介する液体の通過を防止する、種々の環境で使用することができるガスケットを提供すること。
【解決手段】物品、具体的にはシーリングガスケット10は、マイクロポーラス延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の1以上の層12と1以上の空気透過層14を含む。シーリングガスケット10は、ガスケット10を介する空気の通過を提供すると同時にガスケット10を通る液体の通過を制限する。シーリングガスケット10は、部品間の通気を必要としつつ、部品間の液体の通過を制限する必要がある2つの部品間に使用し得る。1つの態様では、空気透過度は、ASTM D 737試験で決定して、1平方フィート当たり0.01立方フィート毎分(CFM)以上である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シール用物品に関し、さらに具体的には、空気透過性シーリングガスケットであって、このガスケットを介する液体の通過を制限するシーリングガスケットに関する。
【背景技術】
【0002】
ガスケットは、互いに接合する必要がある2つの部品間のシール(密封)を提供するために使用し得る。ガスケットはさらに、2つの部品間の液体の通過を制限又は防止するシールを提供するのに使用し得る。しかし、ある種の技術では、圧力増大の問題を解決するために部品間の通気が必要とされると同時に液体の通過を制限する必要がある。従って、ガスケットを貫通する空気の通過を許容すると同時にガスケットを介する液体の通過を防止する、種々の環境で使用することができるガスケットがあれば有用であろう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第4497914号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下の概要は、本明細書で述べる系及び/又は方法の幾つかの態様を基本的に理解するための簡略化された概略を示す。この概要は本明細書で述べる系及び/又は方法の広範な概観ではない。かかる系及び/又は方法の重要/決定的な要素を特定したり、又はその範囲を定めたりすることを意図したものではない。その唯一の目的は、後に挙げるより詳細な説明の前置きとして簡略化した形態で幾つかの概念を示すことである。
【0005】
1つの態様では、本発明は、1以上のマイクロポーラス延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の層と、この1以上のマイクロポーラスePTFE層と積層された1以上の空気透過層とを含んでおり、これら1以上のマイクロポーラスePTFE層と1以上の空気透過層が、液体の通過を実質的に制限する一方で、これら1以上のマイクロポーラスePTFE層と1以上の空気透過層を貫通する空気の通過を許容するように適合している、シールを提供するガスケットを提供する。
【0006】
別の態様では、本発明は、1以上のマイクロポーラス層、この1以上のマイクロポーラス層と積層された1以上の空気透過層を含んでおり、1以上のマイクロポーラス層に積層された1以上の空気透過層を通る空気透過度がASTM D 737試験により決定したときに0.5”水柱の圧力低下で少なくとも0.01立方フィート/分(CFM)/平方フィートである、シールを提供するガスケットを提供する。
【0007】
さらに別の態様では、本発明は、1以上のマイクロポーラス延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の層と、この1以上のマイクロポーラスePTFE層に貼付されるように適合した1以上の空気透過層とを含んでおり、これら1以上のマイクロポーラスePTFE層と1以上の空気透過層が、液体の通過を実質的に制限する一方で、これら1以上のマイクロポーラスePTFE層と1以上の空気透過層を貫通する空気の通過を許容するように適合している、物品を提供する。
【0008】
本発明の上記及びその他の態様は、添付の図面を参照した以下の説明を読めば、本発明の属する技術分野の当業者には明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、第1の部品と第2の部品との間に配置された、本発明の1つの態様による一例のシーリングガスケットの透視図である。
【図2】図2は、第1の部品と第2の部品との間に配置された前記例のシーリングガスケットの分解透視図である。
【図3】図3は、本発明の別の態様に従う第2の例のシーリングガスケットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の1以上の態様を具体化する代表的な実施形態について記載し、図面に例示する。これらの例示した例は本発明を限定するものではない。例えば、本発明の1以上の態様は他の実施形態に、また他のタイプのデバイスにも利用することができる。さらに、本明細書では便宜上ある種の術語を使用するが、本発明を限定するものではない。さらにまた、図面中、同じ要素を示すのには同じ参照番号を使用する。
【0011】
図1に、本発明の1つの態様による通気性ガスケットを例示する。代表的な実施形態の通気性ガスケットは、2つの部品を共に密封しつつガスケット10を通る液体の通過を最小限にするのに使用することができる。図1に示されているように、ガスケット10は第1の合わせ部品6と第2の合わせ部品8との間に配置されてシールを提供する。第1の合わせ部品6は開口7を含んでいることができ、これにより空気が第1の合わせ部品6を貫通し、開口7に入り、ガスケット10を通り、第2の合わせ部品8中に入ることができる。ガスケット10は、電気用途、圧力及び空気圧用途、電池用途などの多くの異なる環境で使用することができる。例えば、ガスケット10は、圧力の上昇を回避するために空気の圧力の解放を必要とするミクロ空気圧バルブ用途に使用することができる。
【0012】
図1と2は、ガスケット10の代表的な実施形態を示している。ガスケット10は、用途に応じて多くの様々な形状をとり得る。例えば、ガスケット10は合わせ部品に適合するような大きさと形状をとり得る。かかる例では、ガスケット10は円形、卵形、正方形などでよい。同様に、ガスケット10は中央に孔がないディスクの形状であってもよい。同様に、ガスケット10の大きさは用途に応じて変化し、1つの例ではは5〜13mmの直径を有し得る。しかし、ガスケットの直径はこれより小さくても大きくてもよい。
【0013】
ガスケット10は両面が疎水性であり得、そのためガスケット10は水を始めとする液体のガスケットを介する通過を防止するか又はこれに抵抗する。ガスケット10はガス透過性であり、そのためガスケットは空気、二酸化炭素、水蒸気などを始めとするガスのこれを介する通過を許容する。以下に記載するように、ガスケットに疎油化処理を施して疎油性、すなわち油、化学薬品などに対する抵抗性を改良することができる。疎油化処理の追加により、ガスケット10のいずれかの面からの油又は油性物質による汚れに対するガスケット10の抵抗性が増大する。
【0014】
ここで図2を参照すると、例示のガスケット10は、ガスケット中への及び/又はこれを介する空気又は水蒸気のようなガスの流れを可能にするポリマーマイクロポーラス層(以後、マイクロポーラスePTFE層という)12を含んでいる。マイクロポーラスePTFE層12は延伸ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)層からなり得る。
【0015】
マイクロポーラスePTFE層12は対向する表面間でこの層を完全に貫通して延びる複数の細孔を含んでおり、従ってこのマイクロポーラスePTFE層12は空気透過性であることができる。マイクロポーラスePTFE層12内の細孔の平均の大きさは用途に応じて変化し得るが、マイクロポーラスと見られるには充分である。例えば、細孔の大きさは0.005μm〜10.0μmの範囲でよい。電池用途のようなガスケット10を通る気流が非常に低い必要がある用途の場合、マイクロポーラスePTFE層12の平均の細孔の大きさは上記範囲の下限に近く、例えば0.005〜0.02μmでよい。ミクロ空気圧バルブ用途のようなガスケット10を通る気流がより大きい必要がある用途の場合、マイクロポーラスePTFE層12の平均の細孔の大きさは上記範囲の上限に近く、例えば10.0μm以下でよい。
【0016】
ガスケット10は1以上のマイクロポーラスePTFE層12を含んでいてもよい。例えば、図2に示した実施形態の場合、ガスケット10は支持構造体14を包囲する2つのマイクロポーラスePTFE層12を含んでいる。しかし、用途に応じて、2より多いか又は2より少ないマイクロポーラスePTFE層12を使用してもよい。例えば、図3に示した実施形態の場合、ガスケット10は複数のマイクロポーラスePTFE層を含んでいる。ガスケット10を通る気流が非常に低い必要がある用途では多数のマイクロポーラスePTFE層を含み得る。ガスケット10を通る気流がより大きい必要がある用途では、より少ないマイクロポーラスePTFE層、例えば2つの層、さらには単一のマイクロポーラスePTFE層を含み得る。同様に、マイクロポーラスePTFE層12の配置もまた用途に依存する。マイクロポーラスePTFE層12は互いに隣接して並んで配置されてもよいし、又は支持構造体14で分離されていてもよい。
【0017】
ろ過又は通気用途に適した多くの延伸PTFE膜は比較的薄くて繊細である。基体裏材のような支持構造体14をガスケットに含ませてマイクロポーラスePTFE層12に対する支えを提供することができる。また、この支持構造体14は、用途によりガスケット10に必要とされる所望の厚さと圧縮性を提供することができる。支持構造体14はさらに、マイクロポーラスePTFE層12と同じ及び/又は異なる粒子及び流体の流れを制限又は防止し、及び/又はマイクロポーラスePTFE層12又は他の層を損傷から保護することができる。
【0018】
支持構造体14は織物、ポリマー材料のフェルトスクリム、又は多孔性織布若しくは不織布、フェルト、スクリーン、ネットなどを始めとする多くの材料から作成し得る。支持構造体14として適切なポリマー材料としては、特に限定されないが、ポリエステル、ポリエチレン、ポリエステル−ポリエチレンブレンド、ポリプロピレンなどがある。例えば、低温用途の場合、ポリエステル、ポリエチレン又はブレンドを使用し得る。耐薬品性を必要とする中程度の温度の用途の場合、ポリプロピレンを使用し得る。高温又は中程度の高温用途の場合、Teflonフェルト又は高温フェルト若しくはスクリーンを使用し得る。しかし、支持構造体14は上記材料に限定されることはなく、用途に応じて多くの異なる材料からなり得るものと了解されたい。
【0019】
図2及び3に示されているように、支持構造体14とマイクロポーラスePTFE層12は互いに貼付されるように適合している。貼付により、支持構造体及びマイクロポーラスePTFEの層間の、不必要なポケット、ブリスター、ギャップなどを層間に生成し得るシフト及び動きが制限される。ポケット、ブリスター、ギャップなどの存在はガスケット10を介する透過性の一貫性を低下させ得る。支持構造体14をマイクロポーラスePTFE層12に貼付する1つの方法としては積層を挙げることができる。熱積層、接着積層、エッジ積層などを始めとする多くの積層法が利用できる。
【0020】
マイクロポーラスePTFE膜は、優れた疎水特性を有しているが、親油性であることが知られている。すなわち、マイクロポーラスePTFE層12を形成する材料は油を吸収することによって汚染され易い。一旦これが起こると、ePTFE膜の汚染された領域は「汚れた」と考えられる。一旦ePTFE膜が汚れると、細孔は水を始めとするある種の液体により容易に湿潤され得、そのePTFE膜はもはや疎水性とは考えられない。
【0021】
ガスケット10は、マイクロポーラスePTFE層と支持構造体14の両方が汚れるのを低減すると共にそれらの疎油特性を増進するように処理することができる。ガスケット10の処理により、化学薬品及び液体に対するさらなる抵抗性が得られる。幾つかの異なる疎油化処理及び方法を使用できる。例えば、1つ又は全ての層を処理してもよい。同様に、ePTFE膜、支持構造体、又は両方を処理してもよい。また、処理は積層前又は積層後に行ってもよい。
【0022】
疎油化処理には、マイクロポーラスePTFE層12及び支持構造体14の表面上に処理材を付着させることが含まれる。この処理の結果、ガスケット10の実質的に全ての表面に薄く均一なコーティングが付けられる。所定の量の処理材が表面上に付着した後、流れ領域内の細孔の大きさは未処理の積層品のものと比べて劇的には低下しない。従って、処理された表面上で改良された疎油特性が得られる。
【0023】
疎油化処理材は、フッ素化ポリマー処理又はペルフルオロアルキル部分を始めとする幾つかの適切な材料からなり得る。1つのかかるフッ素化ポリマー処理材は、Fabati 100と呼ばれるペルフルオロアルキルアクリルコポリマーでよい。Fabati 100は、TAN[1,1,2,2−テトラヒドロペルフルオロオクチルアクリレート]、ブチルアクリレート、架橋剤TMI(イソプロペニル−a,a−ジメチルベンジルイソシアネート)、Vazo 52開始剤[2,3−ジメチル−2,2’−アゾビスペンタンニトリル]を利用してMIBK(メチルイソブチルケトン)中で合成されたものである。このFabati 100処理材は熱による後処理硬化で架橋され得る。さらに別の適切なペルフルオロアルキルアクリルコポリマーはFabati 200である。Fabati 200はFabati 100と似ているが架橋剤(TMI)を有しておらず、ブチルアクリレートの代わりにHBA[4−ヒドロキシブチルアクリレート]を使用する。従って、このFabati 200処理材は後処理加熱を必要としない。
【0024】
様々な無機溶媒を、疎油性フッ素化ポリマー処理材を含有する溶液中に使用することができる。用語「無機溶媒」とは、非水性溶媒及び非水性溶媒の組合せを指し、特に無機化合物を含む溶媒をいう。適切な無機溶媒としては、二酸化炭素(CO2)、アンモニア(NH3)、尿素[(NH22CO]、無機酸、例えば塩酸、硫酸、四塩化炭素及び四フッ化炭素並びに炭素の酸化物、例えば二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、炭酸カリウム、及び重炭酸ナトリウムを挙げることができる。溶媒又は複数の溶媒の選択は、溶媒に対する処理材の溶解性、溶媒の分子量及び溶媒の極性を始めとする様々な要因の影響を受け得る。幾つかの例では、処理材は無機溶媒に完全に溶解し得る。しかし、他の例では、処理材は無機溶媒に十分には溶解しない。
【0025】
既に述べたように、支持構造体14とマイクロポーラスePTFE層12は、支持構造体14とマイクロポーラスePTFE層12の積層の前、又はその後に一緒に処理することができる。処理中、フッ素化ポリマー溶液は支持構造体14とマイクロポーラスePTFE層12を濡らし飽和させる。無機溶媒を使用することにより、支持構造体14及びマイクロポーラスePTFE層12の全体へのフッ素化ポリマー処理材の分布が容易になり得る。その後、無機溶媒を除去する。フッ素化ポリマー処理材は延伸PTFE膜及び支持構造体に付き、ガスケットの両面の疎油性を高める。
【0026】
既に述べたように、ガスケット10の空気透過性は用途に応じて変化し得る。透過性可変性に関与する幾つかの要因としては、特に限定されないが、マイクロポーラスePTFE層12及び支持構造体14の平均の細孔の大きさ、支持構造体14又はマイクロポーラスePTFEの層の数、ガスケット10の圧縮などがある。幾つかの用途で、ガスケット10を通る空気透過度は、125Pascalの圧力低下におけるASTM D 737試験で決定して0.5”水柱の圧力低下で1平方フィート当たり0.01立方フィート毎分(CFM)でよい。しかし、空気透過度は、電池用途のような空気流れが殆どなく中程度の拡散が必要とされる用途では、それより低く、例えば0.005CFMでよい。また、空気透過度は、0.5”水柱の圧力低下で0.01CFMよりずっと高く、例えば14〜16CFMまででもよい。
【0027】
ここで、ガスケット10の作動について説明する。記載されているように、ガスケット10は多くの異なる環境で使用され得、そのうちの幾つかでは2つの部品間の通気が必要とされる。図1で、第1の合わせ部品6は開口7を含んでおり、周囲の空気が第1の合わせ部品6を貫通することが可能である。空気は開口7を貫通しガスケット10を貫通し得る。ガスケット10の細孔の大きさ、層の数などの要因によって、ガスケット10の空気透過性、従って貫通する空気の量が決定される。流体、液体 固体などがガスケット10を貫通するのが防止される。ガスケット10を貫通した後、空気は第2の合わせ部品8に入る。同様に、空気は第2の合わせ部品8から、ガスケット10を通り、開口7から出て行くことができる。従って、ガスケット10はこれら2つの部品間に空気透過性シールを提供する。
【0028】
上記代表的な実施形態を参照して本発明を説明して来た。本明細書を読み理解すると修正及び変更が思い当たるであろう。本発明の1以上の態様を有する代表的な実施形態は、特許請求の範囲に入る限り、かかる修正と変更を全て包含するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロポーラス延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の1以上の層(12)と、
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)と積層された1以上の空気透過層14と
を含み、1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)及び1以上の空気透過層(14)が、液体の通過を実質的に制限しつつ、1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)及び1以上の空気透過層(14)を介する空気の通過を可能にするように適合されている、シールを提供するための空気透過性ガスケット(10)。
【請求項2】
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)が2つのマイクロポーラスePTFE層を含む、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項3】
1以上の空気透過層(14)が、2つのマイクロポーラスePTFE層(12)の間に位置するように適合されている、請求項2記載のガスケット(10)。
【請求項4】
1以上の空気透過層(14)が織物からなる、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項5】
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)が0.02〜5μmの細孔径を有する、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項6】
1以上の空気透過層(14)が不織フェルト材料からなる、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項7】
1以上の空気透過層(14)が不織材料からなる、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項8】
1以上の空気透過層(14)が織布材料からなる、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項9】
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)及び1以上の空気透過層(14)を介する空気透過度が、ASTM D 737試験で決定して、1平方フィート当たり0.02立方フィート毎分(CFM)以上である、請求項1記載のガスケット(10)。
【請求項10】
1以上のマイクロポーラス層(12)と、
1以上のマイクロポーラス層(12)と積層された1以上の空気透過層(14)と
を含み、1以上のマイクロポーラス層(12)積層された1以上の空気透過層(14)を介する空気透過度が、ASTM D 737試験で決定して、1平方フィート当たり0.02立方フィート毎分(CFM)以上である、シールを提供するためのガスケット(10)。
【請求項11】
1以上のマイクロポーラス層(12)がマイクロポーラス延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)(12)からなる、請求項10記載のガスケット(10)。
【請求項12】
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)が2つのマイクロポーラスePTFE層(12)を含む、請求項11記載のガスケット。
【請求項13】
1以上の空気透過層(14)が、2つのマイクロポーラスePTFE層(12)の間に位置するように適合されている、請求項12記載のガスケット。
【請求項14】
1以上の空気透過層(14)が織物(14)からなる、請求項10記載のガスケット(10)。
【請求項15】
1以上のマイクロポーラスePTFE層(12)が0.02〜5μmの細孔径を有する、請求項11記載のガスケット(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−57795(P2012−57795A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−193425(P2011−193425)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(507168926)ビーエイチエイ・グループ・インコーポレーテッド (19)
【氏名又は名称原語表記】BHA GROUP, INC.
【Fターム(参考)】