説明

進路矯正型走行車

【課題】片側の前車輪が傾斜面を登ろうとすると、後車輪側が舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されると共に、本体部も速やかに動作して鉛直方向を維持でき、前車輪の動作が規制されることなく、前車輪側が円滑に舵を取ることができ、進路に沿って速やかに矯正しながら走行することができる進路矯正型走行車を提供する。
【解決手段】本発明の進路矯正型走行車1は、本体部2と、本体部2にそれぞれ取り付けられた一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bとを有し、前車輪3a,3bは進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部2に取り付けられた第一回動軸5を中心として舵取り可能に回動し、他方、後車輪4a,4bは進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部2に取り付けられた第二回動軸6を中心として舵取り不能に回動するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば側方に傾斜面を有する通路であっても、進路に沿って方向を矯正しながら走行することができる進路矯正型走行車に関する。特に、散水や薬剤散布等に際して畝間通路を走行させるのに好適な進路矯正型走行車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の進路矯正型走行車としては、出願人本人が提案した特許第2931721号がある。
【0003】
この進路矯正型走行車は、図4に示すように、一対の前車輪3a,3bのうち片側車輪3aが傾斜面を登ろうとすると、図5に示すように、一対の前車輪が傾斜面を降りる方向に傾いて舵を取り、傾斜面を降りたところで、前車輪が初期位置(前方を向いた位置)に戻ることで、進路を矯正しながら走行するように構成されたものである。この時、一対の後車輪4a,4bは、前方を向いたままの状態で保持されることにより、片側の前車輪が傾斜面を登る時でも極端な蛇行走行とはならず、前車輪で速やかに進路を矯正しながら走行することができる。
【0004】
ところで、この進路矯正型走行車の前車輪は、図2および図5に示すように、車軸10aに直交する方向で、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部に取り付けられたピン5を中心として回動可能となっており、このピン5を中心として前車輪が三次元的に回ることで舵を取る構造となっている。
すなわち、前車輪が舵を取るためには、本体部と前車輪の相対的位置関係が三次元的に変化しなければならず、片側の前車輪が傾斜面を登ろうとする時、本体部2は前輪車3a,3bの動作に追随してしまうことなく、図4に示すように、速やかに動作して鉛直方向を維持できることが重要となる。この動作が円滑にできると、前車輪による地面の不規則な凹凸に応じた速やかな舵取りが可能となる。
【0005】
しかし、特許第2931721号公報の進路矯正型走行車は、前車輪および後車輪が、水平方向斜めに延在するピンとの関係で本体部と回動自在となり舵取り可能に構成されており、後車輪側は、舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されるように、ストッパーにより本体部に係止される構造となっている。そして、この後車輪側が本体部に係止される構造が、後車輪のみならず前車輪側の動作を規制し円滑な舵取りを阻害する結果を招いていた。
【特許文献1】特許第2931721号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明の課題は、片側の前車輪が傾斜面を登ろうとすると、後車輪側が舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されると共に、本体部も速やかに動作して鉛直方向を維持でき、前車輪の動作が規制されることなく、前車輪側が円滑に舵を取ることができ、進路に沿って速やかに矯正しながら走行することができる進路矯正型走行車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するものは、本体部と、該本体部にそれぞれ取り付けられた一対の前車輪および一対の後車輪とを有し、該前車輪は進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部に取り付けられた第一回動軸を中心として舵取り可能に回動し、他方、前記後車輪は進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部に取り付けられた第二回動軸を中心として舵取り不能に回動することを特徴とする進路矯正型走行車である。
【0008】
前記進路矯正型走行車は、進行方向が前後切り替わると、前記第一回動軸を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在させ、他方、前記第二回動軸を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在させるように切り替え可能とする前後切替機構を有していることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、片側の前車輪が傾斜面を登ろうとすると、後車輪側が舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されて、かつ、後車輪側が本体部に係止されてしまうこともなく、本体部も速やかに動作して鉛直方向を維持でき、前車輪の動作が規制されることなく、前車輪側が円滑に舵を取ることができ、進路に沿って速やかに矯正しながら走行することができるという利点がある。
請求項2に記載の発明によれば、進行方向が前後切り替わっても、上記請求項1の発明が奏する円滑な舵取りを行うことができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の進路矯正型走行車1は、本体部2と、本体部2にそれぞれ取り付けられた一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bとを有し、前車輪3a,3bは進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部2に取り付けられた第一回動軸5を中心として舵取り可能に回動し、他方、後車輪4a,4bは進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部2に取り付けられた第二回動軸6を中心として舵取り不能に回動するものである。以下、図1ないし図8に示した本発明の一実施例の進路矯正型走行車1の各構成を順次詳述する。
【実施例1】
【0011】
図1は本発明の進路矯正型走行車の一実施例の基本構造の平面図であり、図2は図1に示した進路矯正型走行車の右側面図であり、図3は図1に示した進路矯正型走行車の一部斜視図であり、図4は図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための正面図であり、図5は図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための平面図であり、図6は図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための右側面図であり、図7は図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための正面図であり、図8は図1に示した進路矯正型走行車の作用を説明するための平面図である。
【0012】
本体部2は、一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bを吊り下げた状態で取り付けると共に、前車輪3a,3bまたは後車輪4a,4bを回転駆動させるためのモーターなどを配するためのものである。この実施例では、図1に示すように、平面視矩形に形成された上部枠体2a,2b,2c,2dと、図2に示すように、これらのうちの側部フレーム2b,2dに上端部が固定され下方に垂下するようにそれぞれ4本づづ離間して取り付けられた垂下フレーム7と、中央部付近の4本の垂下フレーム7の下端に固定された平面視矩形のバッテリー載置部8と、垂下フレーム7の中央付近に水平方向に延在するように固定され、各4本の垂下フレーム7をそれぞれ補強するための水平フレーム9とから構成されている。
【0013】
一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bは、図1に示すように、車軸10a,10bを介して本体部2に吊り下げられた状態で取り付けられている。より具体的には、この車軸10a,10bには、図3に示すように、門型の車軸保持部材11がそれぞれ上方に向かって突設固定されており、さらに、この車軸保持部材11の上部付近には、第一回動軸5,第二回動軸6がそれぞれ固定されている。
【0014】
なお、第一回動軸5,第二回動軸6は、図3に示すように、進行方向に平行に延在する側部フレーム2b,2d間において、側部フレーム2b,2dに直交する方向に架設されると共に、本体部2に対して(本体部2の側部フレーム2b,2dに直交する方向に取り付けられた回動用軸部12を中心として)回動可能に取り付けられた回動部材13a,13bの中央付近に固定されている。
【0015】
また、第一回動軸5,第二回動軸6は、この回動部材13a,13bに対して直交する方向(進路方向)に延在して固定されており、回動部材13a,13bの回動に伴って、水平方向に対して、斜め方向に延在するか、平行に延在するように構成されている。換言すれば、第一回動軸5,第二回動軸6のいずれかが、水平方向に対して斜め方向に延在する時は、他方は水平方向に対して平行に延在するように構成されている。
【0016】
そして、第一回動軸5,第二回動軸6が、水平方向に対して斜め方向に延在している状態では、車軸10a,10bと一対の前車輪3a,3bまたは一対の後車輪4a,4bは、それぞれ第一回動軸5または第二回動軸6を中心軸として回動可能のため、図3中の矢印nのように三次元的に回動し舵取り可能となる。
【0017】
具体的には、図2に示すように、第一回動軸5が、水平方向に対して斜め方向(斜め下方向)に延在している状態では、図4に示すように、前車輪3aが斜面に乗り上げると、本体部2が第一回動軸5を中心として回動し鉛直状態を保持すると共に、図5に示すように、車軸10aが第一回動軸5を中心として回動し、前車輪3aが前車輪3bより前方に出る形で舵を取る。そして、前車輪3aが斜面を降りながら平坦部に戻ると、本体部2および前車輪3a,3bおよび車軸10aは逆方向に回転して所期位置(図1の状態)に戻って走行を続ける。
【0018】
他方、第一回動軸5,第二回動軸6が、水平方向に対して平行に延在している状態では、車軸10a,10bと一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bは、第一回動軸5,第二回動軸6を中心軸として回動可能のため、舵取りは不可能であるが、前車輪の一側側が斜面に乗り上げても、本体部2は鉛直状態を保持するように回動可能となる。
【0019】
より具体的には、図2に示すように、第二回動軸6が、水平方向に対して平行に延在している状態では、図5に示すように、車軸10bが第二回動軸6を中心として回動(鉛直平面上にて二次元的に回動)し、後車輪4a,4bは、前車輪3a,3bのように舵を取ることなく、本体部2が第二回動軸6を中心として回動し鉛直状態を保持することのみを行う。これにより、片側の前車輪が傾斜面を登る時でも極端な蛇行走行とはならず、前車輪で速やかに進路を矯正しながら走行することができる。
【0020】
この後車輪4a,4bが舵を取ることなく、本体部2が第二回動軸6を中心として回動し鉛直状態を保持することのみを行う点が、特許第2931721号公報の進路矯正型走行車(後車輪側は、舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されるように、ストッパーにより本体部に係止される構造となっており、この構造が、後車輪のみならず前車輪側の動作を規制し円滑な舵取りを阻害する進路矯正型走行車)との根本的な相違点である。
【0021】
そして、前車輪3aが斜面を降りながら平坦部に戻ると、本体部2は、後車輪4a,4bおよび車軸10bに対して逆回転して所期位置(図1の状態)に戻って走行を続ける。
【0022】
また、図7または図8は、前輪車3bが斜面に乗り上げた場合の作用を示すものであり、図2に示すように、第一回動軸5が、水平方向に対して斜め方向(斜め下方向)に延在している状態では、図7に示すように、前車輪3bが斜面に乗り上げると、本体部2が第一回動軸5を中心として回動し鉛直状態を保持すると共に、図8に示すように、車軸10aが第一回動軸5を中心として回動し、前車輪3bが前車輪3aより前方に出る形で舵を取る。そして、前車輪3bが斜面を降りながら平坦部に戻ると、本体部2および前車輪3a,3bおよび車軸10aは逆方向に回転して所期位置(図1の状態)に戻って走行を続ける。
【0023】
他方、第一回動軸5が、水平方向に対して斜め方向(斜め下方向)に延在している時は、第二回動軸6は、水平方向に対して平行に延在しているため、車軸10a,10bと一対の前車輪3a,3bおよび一対の後車輪4a,4bは、第一回動軸5,第二回動軸6を中心軸として回動可能のため、舵取りは不可能であるが、前車輪の一側側が斜面に乗り上げても、本体部2は鉛直状態を保持するように回動可能となる。これにより、片側の前車輪が傾斜面を登る時でも極端な蛇行走行とはならず、前車輪で速やかに進路を矯正しながら走行することができる。そして、前車輪3aが斜面を降りながら平坦部に戻ると、本体部2は、後車輪4a,4bおよび車軸10bに対して逆回転して所期位置(図1の状態)に戻って走行を続ける。
【0024】
このように、本発明の進路矯正型走行車1は、前車輪3a,3bが進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部2に取り付けられた第一回動軸5を中心として舵取り可能に回動する時は、後車輪4a,4bは進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部2に取り付けられた第二回動軸6を中心として舵取り不能で、かつ本体部2は第二回動軸6を中心として鉛直状態を保持するようにのみ回動するように構成されている。この構成により、片側の前車輪が傾斜面を登ろうとすると、後車輪側は舵を取らず前方を向いたままの状態で保持されると共に、本体部も速やかに動作して鉛直方向を維持でき、前車輪の動作が規制されることなく、前車輪側が円滑に舵を取ることができ、進路に沿って速やかに矯正しながら走行することができる。
【0025】
また、本発明の進路矯正型走行車1は、進行方向が前後切り替わると、第一回動軸5を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在させ、他方、第二回動軸6を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在させるように切り替え可能とする前後切替機構を有している。
【0026】
具体的には、この前後切替機構は、図2に示すように、回動部材13a,13bと、これら回動部材13aおよび回動部材13bの延出部13cの一側端にそれぞれ一端が取り付けられた第一連接部材14a,第二連接部材14bと、第一連接部材14aと第二連接部材14bとの他端側連結部に一端が取り付けられ、本体部2の側部フレーム2dに設けられた軸部15を中心として回動可能に設けられた切替レバー16とから構成されている。
【0027】
そして、この前後切替機構は、進路矯正型走行車1が前進する時は、図2に示すように、切替レバー16が図中h方向に傾倒されており、上記前後切替機構のリンク機構により、進路矯正型走行車1は、前車輪3a,3bが、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部2に取り付けられた第一回動軸5を中心として舵取り可能に回動し、他方、後車輪4a,4bは、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部2に取り付けられた第二回動軸6を中心として舵取り不能に回動して、前車輪3a,3bで速やかに進路を矯正しながら走行する。
【0028】
一方、この前後切替機構は、進路矯正型走行車1が後退する時は、図6に示すように、切替レバー16が図中J方向に傾倒されており、上記前後切替機構のリンク機構により、進路矯正型走行車1は、後車輪4a,4bが、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部2に取り付けられた第二回動軸6を中心として舵取り可能に回動し、他方、前車輪3a,3bは、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部2に取り付けられた第一回動軸5を中心として舵取り不能に回動して、後車輪4a,4bで速やかに進路を矯正しながら走行する。
【0029】
また、この実施例の進路矯正型走行車1は、後述する進路矯正型走行車20と同様に、車軸10aまたは車軸10bに取り付けられたスプロケット(図示しない)と、本体部2に取り付けられた可逆回転可能なモーターなどの回転駆動手段(図示しない)と、回転駆動手段の回転軸とスプロケットに掛装されたチェーン(図示しない)とを備えており、回転駆動手段の駆動により前進または後退するように構成されている。
【0030】
つぎに、図9および図10に示した、本発明の進路矯正型走行車の他の実施例について説明する。
この実施例の進路矯正型走行車20と、前述した進路矯正型走行車1との基本的な相違は、前後切替機構が自動化されている点であり他は同じである。同一構成部分については同一符号を付し説明を省略する。
【0031】
具体的には、この実施例の前後切替機構は、図9に示すように、回動部材13a,13bと、これら回動部材13aおよび回動部材13bの延出部13cの一側端に両端部がそれぞれ取り付けられ、回動部材13aおよび回動部材13bを連接する連接部材21と、回動部材13bの延出部13cの一側端に端部が取り付けられた第1連接部材22と、第1連接部材22に一端が連接され他端が回転駆動手段23の外筒24に固定された第2連接部材25と、本体部2に取り付けられた可逆回転可能なモーター(回転駆動手段)23と、車軸10aに取り付けられたスプロケット26と、回転駆動手段23の回転軸とスプロケット27に掛装されたチェーン27とから構成されている。
【0032】
回転駆動手段23の外筒24は、本体部2に回動可能に取り付けられており、回転駆動手段23の回転軸が逆回転すると、その反動によって、第一回動軸5,第二回動軸6の水平方向に対する延在方向が切り替わる。すなわち、図9に示すように、回転駆動手段23の回転軸がm方向の回転からk方向の回転に切り替わると、外筒24はその反動でm方向に回転し、図10に示すように、上記リンク機構が作用して、第一回動軸5が、水平方向に対して斜め方向に延在し、前車輪3a,3bが舵取り可能となり、第二回動軸6が水平方向に対して平行に延在して後車輪4a,4bが舵取り不能状態となる。そして、図10中右側が前方となって右側へ進行する。
【0033】
逆に、図10に示すように、回転駆動手段23の回転軸がk方向の回転からm方向の回転に切り替わると、外筒24はその反動でk方向に回転し、図9に示すように、上記リンク機構が作用して第二回動軸6が、水平方向に対して斜め方向に延在し、後車輪4a,4bが舵取り可能となり、第一回動軸5が水平方向に対して平行に延在して、前車輪3a,3bが舵取り不能状態となる。そして、図9中左側が前方となって左側へ進行する。すなわち、このような前後切替機構により、回転駆動手段23の正逆回転が切り替わる際に、第一回動軸5,第二回動軸6の水平方向に対する延在方向が自動的に切り替わるよう構成することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の進路矯正型走行車は、側方に傾斜面を有する畝間通路を進路矯正走行するのに好適なものであるが、凹凸面の走行が必要な四輪車に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の進路矯正型走行車の一実施例の基本構造の平面図である。
【図2】図1に示した進路矯正型走行車の右側面図である。
【図3】図1に示した進路矯正型走行車の一部斜視図である。
【図4】図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための正面図である。
【図5】図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための平面図である。
【図6】図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための右側面図である。
【図7】図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための正面図である。
【図8】図1に示した進路矯正型走行の作用を説明するための平面図である。
【図9】本発明の進路矯正型走行車の他の実施例の右側面図である。
【図10】図9に示した進路矯正型走行車の作用を説明するための右側面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 進路矯正型走行車
2 本体部
3a 前車輪
3b 前車輪
4a 後車輪
4b 後車輪
5 第一回動軸
6 第二回動軸
7 垂下フレーム
8 バッテリー載置部
9 水平フレーム
10a 車軸
10b 車軸
11 車軸保持部材
12 回動用軸部
13a 回動部材
13b 回動部材
14a 第一連接部材
14b 第二連接部材
15 軸部
16 切替レバー
20 進路矯正型走行車
21 連接部材
22 第1連接部材
23 回転駆動手段
24 外筒
25 第2連接部材
26 スプロケット
27 チェーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、該本体部にそれぞれ取り付けられた一対の前車輪および一対の後車輪とを有し、該前車輪は進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在するよう本体部に取り付けられた第一回動軸を中心として舵取り可能に回動し、他方、前記後車輪は進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在するよう本体部に取り付けられた第二回動軸を中心として舵取り不能に回動することを特徴とする進路矯正型走行車。
【請求項2】
前記進路矯正型走行車は、進行方向が前後切り替わると、前記第一回動軸を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して平行に延在させ、他方、前記第二回動軸を、進路方向に沿って、かつ水平方向に対して斜め方向に延在させるように切り替え可能とする前後切替機構を有している請求項1に記載の進路矯正型走行車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−131211(P2007−131211A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−327260(P2005−327260)
【出願日】平成17年11月11日(2005.11.11)
【出願人】(591106451)
【Fターム(参考)】