説明

遊具マグネットが動くマグネット絵本

【課題】市販のマグネット絵本は、キャラクターデザインなど様々な形や絵の遊具マグネットを貼ったりはがしたりで遊べる、といった種類を数多く見受けるが、もはや目新しいものとはいえないようであり、このようなマグネット絵本では、遊具マグネットが触らなくても動く、ということはないので、遊具マグネットが動くマグネット絵本を提供する。
【解決手段】遊具マグネットとは別にそれを動かす操作用マグネットを備えさせ、絵本の洋紙の適当なところに遊具マグネットを置いて、そのちょうど裏側となるところ(裏面)に操作用マグネットをあてて、操作用マグネットを動かすとそれに合わせるよう表側の遊具マグネットも直接触ることなく動いて遊べることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、様々な形や絵の遊具マグネットを直接触らなくても操作用のマグネットで動かすことができるマグネット絵本に関するものである。
【背景技術】
【0002】
市販のマグネット絵本には、キャラクターデザインなど様々な形や絵のマグネットを貼ったりはがしたりで遊べるものはあるが、そのようなマグネットを直接触らなくても別のマグネットで操作するよう動かして遊べるようなものはなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
市販のマグネット絵本は、キャラクターデザインなど様々な形や絵の遊具マグネットを貼ったりはがしたりで遊べる、というものが主流のようであり、こういった種類のマグネット絵本を数多く見受けるが、もはや目新しいものとはいえないようである。
このようなマグネット絵本では、たとえ遊具マグネットを動かせるといっても貼って、はがして、貼ってというような貼り直しの移動でしかなくて、遊具マグネットが触らなくても動く、ということはない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するための、本発明は、遊具マグネットとそれを動かす操作用マグネットを備え、絵本の洋紙の適当なところに遊具マグネットを置いて、そのちょうど裏側となるところ(裏面)に操作用マグネットをあてて、操作用マグネットを動かすとそれに合わせるよう表側の遊具マグネットも直接触ることなく動くことを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
遊具マグネットが直接触らなくても動くので、マグネット絵本としては従来にないマグネット遊びを楽しむことができる。
マグネットが持つ性質、磁界や磁力などについて興味が沸く。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明の実施の例を示す図で、(ア)は正面図、(イ)は上から見た図。
【図2】本発明の操作用マグネットの例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態について、実施の例として図面を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0008】
まず、キャラクターデザインなど様々な形や絵の遊具マグネット2であるが、これは既製にあるような薄い板状(シールタイプ)のものでもよいのだが、合成樹脂、プラスチック製などで絵の裏側に小さな円形などのマグネットを嵌め込んであるようなタイプのものでもよくて、いずれにしろ、どのようなタイプのものであっても絵本1の洋紙の厚さとの兼ね合いもあるのだが、マグネット自体には適当な磁力が必要で、できれば強力であることが望ましい。
またこれは、絵本1の内容などにもよるので個数の限定はされないが、二個以上でなるべく多くの種類を備えることが望ましい。
【0009】
操作用マグネット4についてだが、これは例えば図2に示すようにマグネット部5と、合成樹脂やプラスチック素材が好適と考える取っ手部6からなるものであるのだが、その形状は特に限定はされない。取っ手部6は細い棒状のようにしてもよい。
このマグネットの磁力は強力であることが望ましく、個数は一個か多くて二個備えればよいと考える。
【0010】
絵本1の洋紙(ページ、厚さ)についてであるが、本発明による遊び方をできるようにする洋紙(本発明を実施できるようにする洋紙)は所定の洋紙(ページ)としてもよいし或いは全てとしてもよく、その厚さはマグネットの磁力との兼ね合いにもよるが、絵本1が飛び出す絵本などであれば飛び出したり開いたりなどした部分の洋紙も同じくで、適当な厚さ(薄さ)にすることが必要である。
また、洋紙には、遊具マグネット2の通り道、順路となるような細い穴を設けておくなどしてもよい。
【0011】
遊び方は、図1に示すように、絵や文章に合わせるようにするか、自由に好きなところにでもよくて、洋紙(絵本1が飛び出す絵本などであれば飛び出したり開いたりなどした部分の洋紙も含めて)の適当なところに適当な遊具マグネット2を置いて、そのちょうど裏側となるところ(裏面)に操作用マグネット4のマグネット部5をあてて、洋紙から離さないよう這わせるように動かす。
そうすると、それに合わせて引き寄せられるよう、表側の遊具マグネット2が直接触らなくても動くことになり、幼児でもさほど難しくはないと思われる。
【0012】
遊具マグネット2と操作用マグネット4を入れておく(収納する)ケースだが、これは絵本1と一体化するよう絵本1に装着してもよく、或いは絵本1とは分けて別添付するようにしてもよいのだが、絵本1のページ数や遊具マグネット2の個数などをどうするか考慮して、どのようにするか決めればよい。
【0013】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、実施の例であって、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更や改良や応用などが可能であり、それらはいずれも本発明の範囲に含まれる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。
【符号の説明】
【0014】
1 絵本
2 遊具マグネット
3 人の手
4 操作用マグネット
5 マグネット部
6 取っ手部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊具マグネットとそれを動かす操作用マグネットを備え、絵本の洋紙の適当なところに遊具マグネットを置いて、そのちょうど裏側となるところ(裏面)に操作用マグネットをあてて、操作用マグネットを動かすとそれに合わせるよう表側の遊具マグネットも直接触ることなく動くことを特徴とする遊具マグネットが動くマグネット絵本。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−229891(P2011−229891A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−116746(P2010−116746)
【出願日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(510110770)
【Fターム(参考)】