説明

遊技場料金精算システム

【課題】遊技場内においてゲーム機ごとに分散配置する両替機付きコイン投入装置を廃止し、遊技場内で発生したゲーム機の利用料金を、遊技場に設けた一箇所の自動精算機により精算することを可能にする遊技場料金精算システムを提供する。
【解決手段】データの追記及び消去可能な非接触型の複数のIDカード36、該IDカード36と非接触でデータを送受信するカードリーダ・ライタ37aを具備した複数のゲーム機37、37、顧客の遊技場来場時に顧客ごとに固有の番号を付した前記IDカード36を発行するカード発行手段としてのカード発行機38、顧客が遊技場を退場する時に遊技料金を精算するための前記IDカード36と非接触でデータを送受信するカードリーダ・ライタ39aを具備した自動精算手段としての自動精算機39、前記ゲーム機37と無線で交信しかつ前記カード発行機38と前記自動精算機39とを有線で接続したサーバー40を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ICカードリーダ・ライタを装備した複数のゲーム機が有線または無線で管理サーバーと交信し、遊技者が遊技場に入る際LANで管理サーバーに接続したICカード発行機から発行したICカードを所持した遊技者が、遊技場を出る際にLANで管理サーバーに接続した自動精算機のICカードリーダに所持したICカードを読み取らせて遊技料金を精算する遊技場料金精算システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術に於ける一例として特開平5−233928号に開示された両替機付きコイン投入装置がある。
これについて説明すれば、図11は従来技術に係る両替機付きコイン投入装置の外観正面図である。コイン装置1には、上部左右に硬貨投入口2、3が設けられており、中央には紙幣投入口4が設けられ、上部に表示部5が、紙幣投入口4の下方にはコイン排出口6が位置し、下側にはコイン回収口7が設けられている。コイン装置1の両側にはテレビゲーム機20、30が併設されており、テレビゲーム機20、30には上部正面にモニター21、31が設けられ、該モニター21、31の手前にはスタートボタン22、32があり、ジョイスティック23、33及びボタン24、34があり、上方正面にはスピーカー25、35が筐体に取り付けられている。顧客は2台のテレビゲーム機20、30の何れかのゲームを楽しむために、希望するテレビゲーム機側のコイン投入口に硬貨を投入し、そのテレビゲーム機のモニター上にクレジットを表示させる。例えばテレビゲーム機20のゲームを望むならば、コイン投入口2に硬貨を投入しモニター21にクレジット表示させる。またテレビゲーム機30のゲームを望むならば、コイン投入口3に硬貨を投入しモニター31にクレジット表示する。顧客が紙幣を両替したい場合には、紙幣投入口4から紙幣を入れて、コイン排出口6に紙幣に見合う硬貨を払い出すのである。
【特許文献1】特開平5―233928号公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記特開平5―233928号公開特許公報に係る従来の技術は、叙上したように、隣接配置した2台のテレビゲーム機20、30等ゲーム機と、該2台のテレビゲーム機20、30等ゲーム機の間に密接設置した両替機付きコイン投入装置1とを備え、該両替機付きコイン投入装置1は隣接した2台のテレビゲーム機20、30等ゲーム機を任意に利用するための2台のコイン投入口3を備えた両替機付きコイン投入装置1である。
【0004】
而して、当該従来の技術によれば、ゲーム機ごとに両替機付きコイン投入装置を設置しているので、ゲーム機ごとに売上金を回収しなければならないという問題点があった。またゲーム機ごとに両替機付きコイン投入装置に両替用のコインを準備する必要があり、ゲーム機の稼働率のばらつきを考慮しながら両替用のコインの補充をしなければならないという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の目的は、叙上の問題点を解消することにあり、遊技場内においてゲーム機ごとに分散配置する両替機付きコイン投入装置を廃止し、遊技場内で発生したゲーム機の利用料金を遊技場に設けた一箇所の自動精算機により精算することを可能にする遊技場料金精算システムを提供することにある。
【0006】
本発明は上述の目的を達成するために発明したものであり、次の構成、手段を備えている。
すなわち請求項1記載の発明によれば、固有の識別番号を書き込んだ複数のICカードと、該ICカードを発行するカード発行手段と、該ICカードを近接させることで該ICカードにデータの書き込み又は該ICカードに保持したデータの読み出しを行うICカードリーダ・ライタを具備した複数のゲーム機と、前記ICカードに保持したデータを読み出すICカードリーダ・ライタを具備した自動精算手段と、前記カード発行手段と前記自動精算手段の各々とを有線通信手段によって接続し、かつ前記複数のゲーム機から無線通信手段によって売上げデータを受信するサーバーとを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明によれば、固有の識別番号を書き込んだ複数のICカードと、該ICカードを発行するカード発行手段と、該ICカードを近接させることで該ICカードにデータの書き込み又は該ICカードに保持したデータの読み出しを行うICカードリーダ・ライタを具備した複数のゲーム機と、前記ICカードに保持したデータを読み出すICカードリーダ・ライタを具備した自動精算手段と、前記カード発行手段と前記自動精算手段の各々とを有線通信手段によって接続し、かつ前記複数のゲーム機から無線通信手段によって売上げデータを受信するサーバーと、該サーバーがサーバーに導入したオペレーションシステムを起動する起動手段と、サーバーに導入した遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを起動し、かつ設定ファイルの読み込みを行う設定ファイル読み込み手段と、有線LANを介して自動精算機と通信し該自動精算機を初期化し、かつ釣銭の判断を行う自動精算機初期化手段と、無線LANを介してゲーム機と通信し、かつ通信状態が良好であることを確認する通信状態確認手段と、前記カード発行手段からコマンドを受信しているか否かを判断するカード発行コマンド判断手段と、ゲーム機の無線中継端末からコマンドを受信しているか否かを判断するゲーム機売上コマンド判断手段と、自動精算機からコマンドを受信しているか否かを判断する自動精算機コマンド判断手段と、データ出力処理を指令されたか否かを判断するデータ表示コマンド判断手段と、設定変更を指令されたか否かを判断する設定変更コマンド判断手段と、開店/閉店を指令されたか否かを判断する開店/閉店コマンド判断手段と、遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを終了するか否かを判断する終了押下コマンド判断手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る遊技場料金精算システムは、叙上の構成を有するので次のような効果がある。
【0009】
すなわち請求項1及び2記載の発明によれば、遊技場内のゲーム機には両替機付きコイン投入装置を設置せず、遊技場の利用料金を一箇所の自動精算機で行い、遊技場の営業時間内にゲーム機の機種別時間ごとの稼動集計などの売上集計ができ、合理的な営業管理を実施できること及び顧客の両替作業や小額貨幣を不要とし、ゲーム機ごとに設置した両替機付きコイン投入装置から売上金を回収する作業を省略することができるので、遊技場の閉店後の現金回収作業や集計作業等が不要となるという効果がある。また集計作業等の人件費の削減が可能となり、ゲーム機の利用料金を低廉に設定することもでき、顧客満足度を向上させることができるという効果がある。
【0010】
さらにゲーム機とサーバー間で無線交信やデータ交信を行うので、ゲーム機の配置の変更が自由になり、かつゲーム機の台数の増減が自由になること、及びゲーム機の機種別や時間帯別、あるいは曜日別などでゲーム機の利用料金設定を容易に改変できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明に係る遊技場料金精算システムに於ける実施の形態について、図1に基づいてその構成を説明する。該遊技場料金精算システムは、データの追記及び消去可能な非接触型の複数のIDカード36、該IDカード36と非接触でデータを送受信するカードリーダ・ライタ37aを具備した複数のゲーム機37、37、遊技者(以下顧客という)の遊技場に来場時に顧客ごとに固有の番号を付した前記IDカード36を発行するカード発行手段としてのカード発行機38、顧客が遊技場を退場する時に遊技料金を精算するための前記IDカード36と非接触でデータを送受信するカードリーダ・ライタ39aを具備した自動精算手段としての自動精算機39、前記ゲーム機37と無線で交信しかつ前記カード発行機38と前記自動精算機39とを有線で接続したサーバー40、顧客が場内に入ることを許し、出ることを禁止する入口41、顧客が場内に入ることを禁止し、出ることを許可する出口42とで構成する。
【0012】
本発明に用いるIDカード36は非接触型ICカードで、顧客が遊技場に来場したときに遊技場から貸与され、退場するときに遊技場に返却する。IDカード36は巻回パターン化した薄状コイルアンテナと記憶媒体であるICチップを内蔵し、前記ゲーム機37、前記カード発行機38及び前記自動精算機39に具備した前記カードリーダ・ライタ37a、38a及び39aとの間で近距離無線によるデータの送受信を行う。具体的には、IDカード36を前記カードリーダ・ライタ37a、39aに近接させると該カードリーダ・ライタ37a、38a及び39aのアンテナからの電磁波を受けてIDカード36内に電力が発生する。この電力で起動したIDカード36とカードリーダ・ライタ37a、38a及び39aの間で近距離無線通信を行い、カードの検出動作、カードの認証動作及びデータの読取と書き込みの一連の動作を瞬時に、例えば0.1秒程度で行うことができる。IDカード36をカードリーダ・ライタ37a、38a及び39aに近接させるときのIDカード36とカードリーダ・ライタ37a、38aの距離は、数ミリメートルから数センチメートルであり、密着させて読取りと書き込みをすることも可能である。
【0013】
IDカード36には、サーバー40に登録した唯一のランダムな固有ID番号があらかじめ書き込まれている。顧客は遊技場に入場するときに入口41においてIDカード36の発行手続きを行う。この発行手続きとはIDカード36を前記カード発行機38に具備したカードリーダ・ライタ38aを介して、IDカード36に内蔵したICチップ内の履歴エリア初期化を行うと共に、入場順に付したシリアル番号、当日のID,遊技場内でサービスを購入可能な上限金額、及び入場時刻の各データを書き込み遊技場内で利用可能なIDカード36を顧客が入手する作業である。顧客は遊技場内に設置された任意のゲーム機37のカードリーダ・ライタ37aに貸与されたIDカード36を近接させることでゲーム機37を始動しゲームを開始する。ゲーム機37の利用データは無線通信によりサーバー40に送信されるとともに、無線通信障害に備えて、IDカード36にも前記利用データを蓄積しておく。
【0014】
ゲーム機37は業務用テレビゲーム機等であり、従来技術に於いてゲームを開始するために設けられたコイン投入装置をカードリーダ・ライタ37aに置き換え、かつサーバー40との無線通信を行うための通信装置を付加したものである。顧客はゲーム機37のカードリーダ・ライタ37aに貸与されたIDカード36を近接させることでゲーム機37を始動しゲームを開始することができる。業務用テレビゲーム機に限らず、例えばスロットマシンのような専用コインをゲーム機37のコイン投入口に投入して遊技する形態のゲーム機37であれば、専用コインの販売機にカードリーダ・ライタを設置することで、また、オンラインゲーム機などはオンラインゲーム機に使用する専用のカードの販売機にカードリーダ・ライタを設置することで業務用テレビゲーム機と同様の管理が可能となる。
【0015】
ゲーム機37のカードリーダ・ライタ37aは例えば基板に素子を埋設してなる無線中継端末(図示せず)を構成し、この無線中継端末によりサーバー40に無線通信する。また、該ゲーム機37の複数群または多数群が共用するカードリーダ・ライタ37aを一つのゲーム機37に備え、このカードリーダ・ライタ37aから有線により別置した無線中継端末を接続し、この無線中継端末からサーバー40に無線通信により交信する。そしてゲーム機37とサーバー40とは無線通信により交信し、ゲーム機37のカードリーダ・ライタ37aが読み取った前記の唯一のランダムな固有ID番号はじめ、入場順に付したシリアル番号、当日のID,遊技場内でサービスを購入可能な上限金額などのデータをサーバー40が取得し、顧客が所持しているIDカード36の認証を行う。唯一のランダムな固有ID番号データはじめ、入場順に付したシリアル番号データ、当日のIDデータに関して、ゲーム機37から送信されサーバー40が受信したデータとサーバー40が蓄積していたデータを照合し、一致するとIDカード36の認証が完了し、不一致のデータが検出されると該IDカード36は受付禁止となり、ゲーム機37の表示装置に受付禁表示を行う。
【0016】
IDカード36の認証が完了すると、ゲーム機37からゲーム料金発生のデータがサーバー40に送信され、サーバー40内の認証が完了している唯一のランダムな固有ID番号に該当するIDカード36のメモリ領域にゲームの料金金額が加算・保持され、顧客はゲーム機37でゲームを開始することができる。ゲームが終了したら、顧客は再度ゲーム機37のカードリーダ・ライタ37aに貸与されたIDカード36を近接させてゲームを行ってもよいし、別の場所に設置したゲーム機37に移動して、ゲームを開始してもよい。顧客はゲーム機37の利用金額合計がIDカード36に記録された上限金額に達するまでゲームをすることができる。
【0017】
ゲーム機37とサーバー40とを無線通信で交信することで、ゲーム機37とサーバー40の間を通信線で接続する必要がなくなる。これにより遊技場内に於いてゲーム機37の配置を任意に変更することが容易となるので、新規ゲーム機の増設が容易となるばかりか、売上げ金額の向上を目的として顧客の動線を考慮した遊技場内の配置の変更が容易となる。
【0018】
カード発行機38はサーバー40に登録した唯一のランダムな固有ID番号を付したIDカード36を顧客ごとに発行するカード発行機である。遊技場の入口41近傍に設置するもので、有線LAN等のケーブル手段によりサーバー40と接続する。カード発行機38はカードリーダ・ライタ38aを具備しており、顧客または遊技場の係員がカード発行機38に指令することで、あらかじめ固有IDを登録したIDカード36に、更に内蔵したカードリーダ・ライタ38aによって入場順に付したシリアル番号、当日のID,遊技場内でサービスを購入可能な上限金額、及び入場時刻等の各データを書き込み、遊技場内の任意のゲーム機37で利用可能なIDカードとなる。
【0019】
自動精算機39は遊技場の出口42近傍に設置するもので、有線LAN等のケーブル手段によりサーバー40と接続する。遊技場内のゲーム機等の利用を終えた顧客が、顧客に貸与されたIDカード36を自動精算機39に具備したカードリーダ・ライタ39aに近接させてIDカード36に登録した固有IDまたは/及び入場順に付したシリアル番号または/及び当日のIDを読み取らせ、これらのデータを元に自動精算機39はサーバー40から遊技場内で発生した利用料金金額を受信し、表示部に利用料金金額を表示し、顧客が表示された金額に従って自動精算機39装備したコイン投入口または紙幣挿入口に貨幣または紙幣を差し入れ、利用料金の精算を行うものである。精算処理の済んだIDカード36は出口42近傍に待機した遊技場の係員が回収してもよいし、自動精算機39にIDカード36回収装置を備えて、顧客が精算処理の済んだIDカード36を回収装置に投入すると店出口42の扉が開錠して、顧客が遊技場から退出できる構造にしてもよい。
【0020】
サーバー40は遊技場の事務所に設置するもので、オペレーティングシステムはUNIX(登録商標)、Windows(登録商標)、Linuxのいずれかを用いる。ハードウェアは扱うデータの容量を満足するハードウェアであれば、データ処理能力はパソコンレベルでよい。サーバー40は無線LAN等の無線通信手段でゲーム機37と交信し、有線LAN等の有線通信手段でカード発行機38及び自動精算機39と接続する。サーバー40の用途及び機能を説明すると、サーバー40は遊技場内で使用する全てのIDカード36に対して固有IDを管理し、該固有IDに対して当日のIDの付与と、入場順に付したシリアル番号の付与と、上限金額の設定及び付与を行い、入場日時刻の管理を行い、履歴エリアのデータ管理を行う。
【0021】
また、サーバー40はゲーム機37と無線通信、例えば無線LANを介してIDカード36の認証作業を行い、ゲーム機37の利用データを取得し固有ID単位で履歴データとしてデータ管理を行い、IDカード36の異常検出を行い、ゲーム機37の異常検出を行う。さらに、サーバー40はカード発行機38との間でカード発行機38に具備したカードリーダ・ライタ38aが読み取ったIDカード36の固有IDがサーバー40に登録されていて利用可能かの判断を行い、利用可能なIDカード36ならばIDカード36発行の登録を行い、かつ判断結果をカード発行機38の表示部に表示させる機能を持つ。
さらにまたサーバー40は自動精算機39との間で、自動精算機39に具備したカードリーダ・ライタ39aが読み取ったIDカード36の固有IDを元に、サーバー40に蓄積した履歴データを抽出して精算データとして自動精算機39に有線LANを介して送信し、自動精算機39に表示した金額通りに顧客が精算を完了すると、自動精算機39が発信する精算通知を受信し、固有IDついての履歴データが精算完了したと解釈してデータを処理する。
【0022】
サーバー40は遊技場の開店前に、遊技場内に設置した全てのゲーム機37と交信を行い、予めサーバー40が計算し作成した当日だけに通用するID番号と単価を、全てのゲーム機37の一台ごとに設定する機能を有する。前記単価とは、顧客がゲーム機37でゲームを開始してゲームプログラムが終了表示を表示するまでのゲーム料金をいう。また、サーバー40は遊技場の閉店時に、各ゲーム機37からゲーム機37ごとの売上データを受信し、各ゲーム機37別売上履歴エリアにデータを収納する機能を有する。
叙上のとおり、サーバー40には遊技場に関わる全てのデータが蓄積されているので、これらのデータをもとにサーバー40は売上データの表示機能、時間帯別稼動状況の表示・分析機能、カードの履歴表示機能、異常記録表示機能等を有する。またサーバー40はゲーム機37ごとの単価設定機能やIDカード36の初期登録機能、IDカード36の登録抹消機能をも有する。入口41及び出口42は通常の建築に用いる自動ドアである。
【0023】
次に、叙上した遊技場料金精算システムを設置した遊技場で例えば顧客Aが遊技場を利用した場合について本システムの動作等を概説する。
まず入口41から顧客Aが遊技場に入場すると、遊技場の係員がカード発行機38を操作してIDカード36を一枚発行し顧客Aに渡す。これに先立ちカード発行機38はサーバー40と交信し、IDカード36の固有IDが登録済みで利用可能であるか確認を行い、利用可能であることを確認すると固有IDに対する履歴データエリア等の初期化を行い、当日のID、固有IDに対して入場順をあらわすシリアル番号、上限金額、入場日時刻、履歴エリアの初期化などの書き込み処理をIDカード36に対して行う。
IDカード36を受けとった顧客Aは遊技場に設置されたゲーム機37の任意の1台を選び、ゲーム機37に具備したカードリーダ・ライタ37aにIDカード36を近接させ交信する。IDカード36と交信したゲーム機37の無線中継端末はサーバー40と交信し、サーバー40に固有IDと最終利用データ送信し、サーバー40は前記IDカード36が利用可能なIDカードであるか認証作業を行う。固有IDを基にIDカード36が認証されるとサーバー40はゲーム機37の無線中継端末に認証通知の応答送信を行う。するとゲーム機37にゲームスタート画面(図示せず)が表示され、顧客Aはゲームを開始することができる。
一回のゲームが終了したら、さらに前記カードリーダ・ライタ37aにIDカード36を近接させると、サーバー40が前記と同様のIDカード36の認証作業を完了した後にゲームを再開できる。また顧客Aは別のゲーム機37に移動して、IDカード36を前記カードリーダ・ライタ37aに近接させて、サーバー40が前記と同様IDカード36の認証作業を完了した後にゲームを行うことができる。
【0024】
顧客AはIDカード36に記録された上限金額に到達するまでゲームを行うことが可能である。利用料金が該上限金額に達するとゲーム機37の表示部にその旨表示されるので、顧客Aは自動精算機39で精算を行う。利用金額が上限金額に達していなくても精算を行なえることは当然である。顧客Aが自動精算機39に具備したカードリーダ・ライタ39aにIDカード36を近接させると自動精算機39はIDカード36に記録された全てのデータを読み込む。次に自動精算機39はIDカード36に記録された固有IDを基にサーバー40に対して該固有IDの利用履歴データの要求を行う。サーバー40から利用履歴データを受信した自動精算機39は、該利用履歴データとIDカード36に記録した利用履歴データと比較を行う。IDカード36に記録した利用履歴データとサーバー40から受信した利用履歴データが一致すれば、自動精算機39はIDカード36に記録した利用履歴データを真として扱い、一致しない場合は利用データの大きい方を真として扱う。自動精算機39は真と認証したデータを元に利用金額を算出し自動精算機39の表示部(図示せず)に利用金額を表示する。
顧客Aは利用金額相当額の紙幣または貨幣を自動精算機39の紙幣または貨幣投入口(図示せず)に投入して精算を行う。自動精算機39はサーバー40に精算が完了したことを通知し、精算処理が完了する。顧客Aは遊技場の係員にIDカード36を返却して、出口42から退出する。
【0025】
次に本発明に係る遊技場料金精算システムに於ける具体的な動作について図2から図10に基づいて説明する。図2はサーバー40に導入したアプリケーションプログラムのメインルーチンのフローチャートであり、図3から図10は該アプリケーションプログラムのサブルーチンのフローチャートである。尚、ステップ1からの動作に先立ち遊技場内の全てのゲーム機37カード端末、カード発行機38、及び自動精算機39の電源を予め投入し、サーバー40と通信を可能な状態にしてあるものとする。
【0026】
図2に於いて、ステップ1は、サーバー40の電源を投入し、サーバーに導入したオペレーションシステムを起動する。これが起動手段である。ステップ2は、本発明に係る遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを起動し、設定ファイルの読み込みを行う。このステップでは遊技場に設置したすべてのゲーム機37とそれらを機種名ごとにグループ分けしたグループとの関係ファイル、機種ごとの遊技料金単価の設定ファイル、データベースの当日初期設定ファイルを読み込む。このステップ2が設定ファイル読み込み手段である。ステップ3は有線LANを介して自動精算機39と通信し、自動精算機39を初期化し、釣銭の判断を行う。これが自動精算機初期化手段である。ステップ4は無線LANを介してゲーム機37の無線中継端末と通信し、通信状態が良好であることの確認と、設定値の転送を行う。これが通信状態確認手段である。
【0027】
ステップ5は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムがカード発行機38からのコマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ12のカード発行処理サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ6へ進む。ステップ5がカード発行コマンド判断手段である。
【0028】
ステップ6は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムがゲーム機37の無線中継端末からのコマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ13の無線端末処理サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ7へ進む。ステップ6がゲーム機コマンド判断手段である。
【0029】
ステップ7は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムが自動精算機39からのコマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ14の精算機受信処理サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ8へ進む。ステップ7が自動精算機コマンド判断手段である。
【0030】
ステップ8は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムがデータ出力処理コマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ15のデータ出力処理サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ9へ進む。ステップ8がデータ表示コマンド判断手段である。尚、このデータ表示コマンドはサーバー40を操作する遊技場の係員が、サーバー40に接続したキーボード40aまたはサーバー40に接続した表示装置40b上においてマウス(図示せず)のカーソル(図示せず)を操作して発するコマンドである。
【0031】
ステップ9は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムが設定変更コマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ16の各種設定登録処理サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ10へ進む。ステップ9が設定変更コマンド判断手段である。尚、この設定変更コマンドはサーバー40を操作する遊技場の係員が、サーバー40に接続したキーボード40aまたはサーバー40に接続した表示装置40b上においてマウス(図示せず)のカーソル(図示せず)を操作して発するコマンドである。
【0032】
ステップ10は、サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムが開店/閉店コマンドを受信しているか否かの判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ17の開店サブルーチン又はステップ18の閉店サブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ11へ進む。ステップ10が開店/閉店コマンド判断手段である。尚、この開店/閉店コマンドはサーバー40を操作する遊技場の係員が、サーバー40に接続したキーボード40aまたはサーバー40に接続した表示装置40b上においてマウス(図示せず)のカーソル(図示せず)を操作して発するコマンドである。
【0033】
ステップ11はサーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを終了するか否かの判断ステップである。サーバー40で動作中の遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムが終了押下コマンドを受付けるとステップ18を実行し、遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを終了する。終了押下コマンドを受付けていなければ、図2に示すとおりステップ4の後に戻り、前述のステップ5からステップ11を繰り返す。ステップ11が終了押下コマンド判断手段である。尚、この終了押下コマンドはサーバー40を操作する遊技場の係員が、サーバー40に接続したキーボード40aまたはサーバー40に接続した表示装置40b上においてマウス(図示せず)のカーソル(図示せず)を操作して発するコマンドである。
ステップ19は終了押下コマンドにより、本発明に係る遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを終了するステップである。これがプログラム終了手段である。
【0034】
次に図3に於いて、サブルーチンであるステップ13の無線端末受信処理サブルーチンについて説明する。無線端末すなわちゲーム機37とサーバー40は無線交信を行うので、その信号は暗号化することによって、傍受され内容を解読されることを防止している。従って、サーバー40がゲーム機37の暗号信号を受信するとまずステップ20で暗号データの復元を行う。これが暗号データ復元手段である。
ステップ21はゲーム機37が読み取ったIDカード36のカードデータの認証についての判断ステップであり、サーバー40に蓄積したカードデータとIDカード36に蓄積したデータとを照合して一致すればステップ25に進み、一致しなければステップ22に進む。ステップ21がカードデータ認証判断手段である。
尚、サーバー40に蓄積したカードデータとIDカード36に蓄積したデータとを照合して一致しない場合の一例は、ゲーム機37とサーバー40の無線交信に不具合が生じたために、ゲーム機の利用データがサーバー40に送信されず、IDカード36にのみに最新利用データが記録されている場合である。
【0035】
ステップ25はIDカード36の固有IDを基にサーバー40に最終利用データを蓄積しIDカード36を認証するステップである。これがIDカード認証手段である。
ステップ28はIDカード36の認証が完了したことをゲーム機37に通知するため応答データをサーバーの記録領域から抽出しデータをまとめるステップである。これが認証通知データセット手段である。
ステップ32はゲーム機へIDカード36に関するデータを暗号化して送信する処理ステップである。これが応答送信処理手段である。これによりゲーム機37にIDカード36が認証されたことが表示され、ゲームが開始される。
【0036】
ステップ22はゲーム機37が読み取ったIDカード36のカードデータをサーバー40のデータで更新することに矛盾が生ずるか否かの判断ステップである。矛盾がなければステップ26へ進み、矛盾があればステップ23へ進む。ステップ22がカード更新通知判断手段である。
ステップ26はIDカード36の固有IDを基に認証し、サーバー40の記録領域から最終利用データを抽出し、データを更新したことを記録する。これが更新データ記録手段である。
【0037】
ステップ29は、IDカード36に記録保持されたデータをサーバー40のデータで更新してカードを認証することをゲーム機37に送信するサブルーチンである。これがIDカード更新認証手段である。
ステップ23はゲーム機37が読み取ったIDカード36のカードデータをサーバー40のカードデータと比較して、IDカード36が異常であると通知すべきか否かの判断ステップである。IDカード36が異常であると通知する場合はステップ27へ進み、IDカード36が異常でなければステップ24へ進む。ステップ23がカード異常通知判断手段である。
ステップ27はIDカード36の固有IDを基にカード異常の記録をサーバー40の記録領域に保持する。これがカード異常の記録手段である。
【0038】
ステップ30はゲーム機37に使用されたIDカード36が異常であることをゲーム機37に送信するためのサブルーチンである。これがカード異常受信手段である。
ステップ24はゲーム機37が読み取ったIDカード36のカードデータをサーバー40のカードデータと比較して、ゲーム機37が異常であると通知すべきか否かの判断ステップである。ゲーム機37が異常であると通知する場合はステップ31へ進み、ゲーム機37が異常でなければ図2に示すステップ5の直前へ戻る。ステップ24がゲーム機異常通知判断手段である。
ステップ31はゲーム機37が異常であることをゲーム機37に通知するサブルーチンである。これが端末異常受信手段である。
【0039】
次に図4に於いて、サブルーチンであるステップ14の精算機受信処理サブルーチンについて説明する。精算機受信処理サブルーチンが動作すると、IDカード36の利用履歴要求があるか否かの判断ステップであるステップ33へ進む。利用履歴要求があればステップ35に進み、なければステップ34に進む。ステップ33が利用履歴要求判断手段である。ステップ35はIDカード36の固有IDを基にサーバー40に蓄積された最終利用データをサーバー40の記録領域から取り出すステップである。これがカード利用履歴データ取得手段である。
ステップ37はIDカード36の利用履歴データ認証を自動精算機39に通知するため応答データをまとめるステップである。これがカード履歴データ応答データセット手段である。ステップ37に続いてサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。
ステップ34は精算通知をするか否かの判断ステップである。精算通知をする場合はステップ36に進み、しない場合サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。ステップ34が精算通知判断手段である。
【0040】
ステップ36はIDカード36の固有IDを基に認証し、サーバー40の記録領域から精算データを抽出し、データを更新したことを記録する。これが精算データ記録手段である。
ステップ38はIDカード36の精算データをサーバー40に記録したことを自動精算機39に通知するため応答データをまとめるステップである。これが精算記録完了応答データセット手段である。ステップ38に続いてサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。
【0041】
次に図5に於いて、サブルーチンであるステップ12のカード発行受信処理について説明する。カード発行受信受信処理のサブルーチンが動作すると、ステップ39に進み、受信したIDカード36の固有IDが登録済みで、利用可能であるか確認を行い、固有IDに対する履歴データエリア等の初期化を行い、当日のIDのセットとランダムな固有IDに対して入場順をあらわすシリアル番号の付与等を行う。ステップ39がカードID認証手段である。
ステップ40は前記IDカード36への初期化書き込みステップである。前記当日のID、前記シリアル番号、上限金額、入場日時刻、履歴エリアの初期化などの書き込みを行う。これがIDカードの初期化書き込み手段である。このステップが終了するとサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。
【0042】
次に図6に於いて、サブルーチンであるステップ15のデータ出力処理サブルーチンについて説明する。
ステップ41は発行中のカードのデータ出力コマンドか否かを判断する判断ステップである。発行中のカードのデータ出力コマンドであればステップ46へ進み、発行中のカードのデータ出力コマンドでなければ、ステップ42へ進む。ステップ41がカードデータ出力判断手段である。
ステップ46は入場中の各カードについてカードID、シリアル番号、入場時刻、滞在時間、現金利用またはコインの利用金額のリアルタイム表示したのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。ステップ46が入場中カードの状態表示手段である。
【0043】
ステップ42は売上データの表示コマンドか否かを判断する判断ステップである。売上データの表示コマンドであればステップ47に進み、売上データの表示コマンドでなければ、ステップ43に進む。ステップ42が売上データ出力判断手段である。
ステップ47は精算済み売上あるいは入場中売上予定についてジャンル別に売上累計を表示したのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。ステップ47が売上データ表示手段である。
【0044】
ステップ43は時間帯稼動表示データの表示コマンドか否かを判断する判断ステップである。時間帯稼動表示データの表示コマンドであればステップ48に進み、時間帯稼動表示データの表示コマンドでなければステップ44に進む。ステップ43が時間帯稼動表示データ表示コマンド判断手段である。
ステップ48は時間帯別入場者数、時間帯別売上、時間帯別滞在時間と利用金額の関係のデータを表示したのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが時間帯稼動表示手段である。
【0045】
ステップ44はIDカード履歴表示データの表示コマンドか否かを判断する判断ステップである。IDカード履歴表示データの表示コマンドであればステップ49に進み、IDカード履歴表示データの表示コマンドでなければステップ45に進む。ステップ44が指定されたシリアル番号カードのIDカード履歴表示データ表示コマンド判断手段である。
ステップ49は異常時に備えカードIDに対する当日サーバー履歴の表示したのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが指定IDカード履歴表示手段である。
【0046】
ステップ45は異常記録表示データの表示コマンドか否かを判断する判断ステップである。
異常記録表示データの表示コマンドであれば、ステップ50に進み、異常記録表示データの表示コマンドでなければサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。ステップ45が異常記録表示データ表示コマンド判断手段である。
ステップ50は通信異常、自動精算機39にデータ不一致、認証異常発生などの異常履歴表示をしたのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが異常記録表示手段である。
【0047】
次に図7に於いて、サブルーチンであるステップ16の各種設定・登録処理について説明する。
ステップ51はIDカード初期登録を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。
IDカード初期登録を行うコマンドであれば、ステップ57へ進み、IDカード初期登録を行うコマンドでなければステップ52に進む。ステップ51がIDカード初期登録コマンド判断手段である。
ステップ57はIDカードへ店舗コード、書き込み回数などの初期データの書き込みとサーバー40へのID登録を行ったのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これがIDカード初期登録手段である。
【0048】
ステップ52は機種名登録を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。
機種名登録を行うコマンドであれば、ステップ58へ進み、機種名登録を行うコマンドでなければステップ53に進む。ステップ52が機種名登録コマンド判断手段である。
ステップ58はゲーム機37のジャンル名とその番号の登録、機種名とその番号の登録、景品名とその番号の登録を行ったのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが機種名登録手段である。
【0049】
ステップ53はゲーム機37の割付設定を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。ゲーム機37の割付設定を行うコマンドであれば、ステップ59へ進み、ゲーム機37の割付設定を行うコマンドでなければステップ54に進む。ステップ53がゲーム機割付設定コマンド判断手段である。
ステップ59は設置する中継端末番号とゲーム機37の登録を行い、各ゲーム機37に対してジャンル名とその番号の登録、機種名とその番号の登録、景品名とその番号の登録を行ったのち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが割付設定手段である。
【0050】
ステップ54はIDカード36の抹消を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。IDカード36の抹消を行うコマンドであれば、ステップ60へ進み、IDカード36の抹消を行うコマンドでなければステップ55に進む。ステップ54がIDカード抹消コマンド判断手段である。
ステップ60はサーバーのデータベースのIDカード情報に抹消フラグを設定し、これ以降使用禁止とする処理を行い、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。
これがIDカード抹消手段である。
【0051】
ステップ55は単価設定を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。
単価設定を行うコマンドであれば、ステップ61へ進み、単価設定を行うコマンドでなければステップ56に進む。ステップ55が単価設定コマンド判断手段である。
ステップ61は、ゲーム機37ごとに単価の設定を行う。これにより需要に応じた柔軟な料金設定が可能となる。単価の設定の処理ののち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが単価設定手段である。
【0052】
ステップ56は設定カード作成を行うコマンドか否かを判断する判断ステップである。
設定カード作成を行うコマンドであれば、ステップ62へ進み、設定カード作成を行うコマンドでなければサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。ステップ56が設定カード作成コマンド判断手段である。
ステップ62は、サーバーからの無線手段が不能の場合に手動でゲーム機37ごとに単価の設定を行うことが可能な設定カードを作成するサブルーチンである。設定カードの作成処理ののち、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。これが設定カード作成手段である。
【0053】
次に図8に於いて、サブルーチンであるステップ17の遊技場の開店処理について説明する。
ステップ63は、所定の計算式により当日のみに通用する当日ID番号を作成するステップである。これが当日ID番号作成手段である。
開店処理に於いて遊技場内のすべてのゲーム機と順次通信を行うが、ステップ64は、ゲーム機番号1番のゲーム機と通信を行う準備のステップである。これがゲーム機n番との通信準備手段である。
ステップ65はゲーム機1番と通信を行い、通信状態に不具合が生じた場合、何回繰り返して通信を行うか繰返し回数の設定を行うステップである。通常は該繰返し回数を3回に設定する。これがリトライカウンタ設定手段である。
ステップ66はサーバーの記憶領域から当日の単価と当日ID番号を呼び出すステップである。これが送信データ設定手段である。
【0054】
ステップ67はゲーム機が属する無線中継端末への回線接続処理ステップである。
これが中継端末回線接続処理手段である。
ステップ68は、ステップ64で指定した番号のゲーム機に当日の単価と当日ID番号を送信するステップである。これが当日データ送信手段である。
ステップ69はゲーム機との通信が正常に行われたか否かを判断する判断ステップである。
接続エラーが発生したか否か、タイムアウトが発生したか否かを判断する。正常に行われた場合はステップ72に進み、正常に行われなかった場合はステップ70へ進む。これが通信状態判断手段である。
【0055】
ステップ70はリトライ回数がステップ65で設定した繰返し回数に達したか否かを判断する判断ステップである。リトライ回数が繰返し回数に達していなければステップ68に戻り、達していればステップ71へ進む。ステップ70がリトライ回数判断手段である。
ステップ71はサーバー40に異常履歴を記録する。これが通信異常処理手段である。
ステップ72は通信を行ったゲーム機が属する無線中継端末への回線を切断するステップである。これが中継端末回線切断処理手段である。
【0056】
ステップ73はステップ64で処理したゲーム機の番号に1を加えたゲーム機の番号のゲーム機と通信する準備ステップである。これがゲーム機n+1番との通信準備手段である。
ステップ74は遊技場内の全てのゲーム機と通信を行ったか否かの判断を行う判断ステップである。全てのゲーム機と通信を完了した場合は、サーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。全てのゲーム機と通信を完了していない場合は、ステップ64の前に戻る。ステップ74が全端末通信完了判断手段である。
【0057】
次に図9に於いて、サブルーチンであるステップ18の遊技場の閉店処理について説明する。
閉店処理に於いて遊技場内のすべてのゲーム機と順次通信を行うが、ステップ75は、ゲーム機番号1番のゲーム機と通信を行う準備のステップである。これがゲーム機n番との通信準備手段であり、ステップ64と同様の手段である。
ステップ76はゲーム機1番と通信を行い、通信状態に不具合が生じた場合、何回繰り返して通信を行うか繰返し回数の設定を行うステップである。通常は該繰返し回数を3回に設定する。これがリトライカウンタ設定手段でありステップ65と同様の手段である。
ステップ77はゲーム機が属する無線中継端末への回線接続処理ステップである。これが中継端末回線接続処理手段でありステップ67と同様の手段である。
ステップ78はゲーム機に対して当日のIDと単価及び売上データを要求するステップである。これが売上データ要求手段である。
【0058】
ステップ79は、ゲーム機との通信が正常に行われたか否かを判断する判断ステップである。接続エラーが発生したか否か、タイムアウトが発生したか否かを判断する。正常に行われた場合はステップ82に進み、正常に行われなかった場合はステップ80へ進む。これが通信状態判断手段でありステップ69と同様の手段である。
ステップ80はリトライ回数がステップ76で設定した繰返し回数に達したか否かを判断する判断ステップである。リトライ回数が繰返し回数に達していなければステップ78に戻り、達していればステップ81へ進む。これがリトライ回数判断手段でありステップ70と同様の手段である。
【0059】
ステップ81はサーバー40に異常履歴を記録する。これが通信異常処理手段でありステップ71と同様の手段である。
ステップ82は通信を行ったゲーム機が属する無線中継端末への回線を切断するステップである。これが中継端末回線切断処理手段でありステップ72と同様の手段である。
ステップ83は当日のID及び単価をサーバーのデータと照合し、一致していればゲーム機別売上履歴へデータを保管する。これがデータの解析・セーブ手段である。
【0060】
ステップ84はステップ75で処理したゲーム機の番号に1を加えたゲーム機の番号のゲーム機と通信する準備ステップである。これがゲーム機n+1番との通信準備手段でありステップ73と同様の手段である。
ステップ85は遊技場内の全てのゲーム機と通信を行ったか否かの判断を行う判断ステップである。全てのゲーム機と通信を完了した場合はステップ86へ進み、全てのゲーム機と通信を完了していない場合は、ステップ75の前に戻る。ステップ85が全端末通信完了判断手段でありステップ74と同様の手段である。
ステップ86は各ゲーム機の異常表示と売上データ画面を表示するステップである。これが閉店処理状況表示手段である。
【0061】
ステップ87は自動精算機39から当日の精算履歴データを取得し、バックアップデータとして保存するステップである。これが精算履歴要求手段である。
ステップ88は自動精算機39に対するコマンドで、自動精算機39を開店処理まで精算を不可能とし、カード利用額表示は可能とする処理である。これが精算機閉店処理通知手段である。この処理が終了したらサーバー40は図2に示すとおりステップ4の後に戻る。
【0062】
次に図10に於いて、自動精算機39の具体的な動作ついて説明する。
ステップ89は自動精算機39の電源を投入し、自動精算機39に導入したオペレーションシステムを起動する。これが精算機起動手段である。
ステップ90は本発明に係る遊技場料金精算システムの自動精算機39に係わるアプリケーションプログラムを起動し、設定ファイルの読み込みを行う。これが精算機設定ファイル読み込み手段である。
ステップ91は有線LANを介してサーバー40と通信し、通信状態の確認と自動精算機39の初期化受信処理と釣銭の確認を行う。これが初期化受信処理手段である。
ステップ92は自動精算機39に具備したカードリーダ・ライタ39aとの通信確認ステップである。これがカードリーダ・ライタとの通信確認手段である。
【0063】
ステップ93は自動精算機39で動作中の遊技場料金精算システムの自動精算機39に係わるアプリケーションプログラムがサーバー40から開店コマンドを受信しているか否かを判断する判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ100のサブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ94へ進む。ステップ93が開店受信コマンド判断手段である。
【0064】
ステップ100は当日のIDを受信し、精算履歴のクリアを行うステップである。これが自動精算機開店処理手段である。
ステップ94はサーバー40から累積要求コマンドを受信しているか否かを判断する判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ101のサブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ95へ進む。ステップ94が累積要求コマンド判断手段である。
ステップ101は当日の精算履歴データのサーバー40への送信応答を行うステップで、これが精算履歴送信応答手段である。
【0065】
ステップ95はサーバー40から異常履歴要求コマンドを受信しているか否かを判断する判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ102のサブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ96へ進む。ステップ95が異常履歴要求コマンド判断手段である。
【0066】
ステップ102は当日の異常履歴データのサーバー40への送信応答を行うステップで、これが異常履歴送信応答手段である。
ステップ96はサーバー40から閉店コマンドを受信しているか否かを判断する判断ステップであり、コマンドを受信していればステップ103のサブルーチンを実行し、コマンドを受信していなければステップ97へ進む。ステップ96が閉店コマンド判断手段である。
ステップ103は開店フラグのクリアを行うステップで、これが閉店処理手段である。
ステップ97は精算処理をすべきIDカードの有無を判断する判断ステップで、精算処理をすべきIDカードが有ればステップ104のカードの精算処理へ進み、精算処理すべきIDカードが無ければステップ98へ進む。ステップ97が精算カード有無判断手段である。
【0067】
ステップ98は終了スイッチが押下されたか否かの判断ステップで、押下された場合は
本発明に係る遊技場料金精算システムの自動精算機39に係わるアプリケーションプログラムが終了する。終了スイッチが押下されない場合は、ステップ93の前に戻る。ステップ98が終了スイッチ押下判断手段である。
ステップ104はIDカードの精算処理を行うサブルーチンである。これがカード精算処理手段である。
【0068】
ステップ105はIDカード36に記録された全データを自動精算機39に読込むステップである。これがカードデータ読込み手段である。

ステップ106はIDカード36の固有IDを基にサーバー40に該当IDカードの利用履歴データを要求するステップである。これが利用履歴要求手段である。
ステップ107はIDカード36に記録された利用履歴データとサーバー40に記録された利用履歴データを照合し、双方の利用履歴データが一致するか否を判断する判断ステップである。これが利用履歴データ照合手段である。データが一致する場合はステップ109へ進み、一致しない場合はステップ108へ進む。
【0069】
ステップ109はIDカードに記録された利用履歴データが正しいと判断するステップである。これがカードデータ承認手段である。
ステップ108はIDカード36に記録された利用履歴データがサーバー40に記録された利用履歴データより大きいか否かを判断する判断ステップである。これが利用履歴データ比較手段である。IDカード36に記録された利用履歴データがサーバー40に記録された利用履歴データより大きいときはステップ109へ進む。IDカード36に記録された利用履歴データがサーバー40に記録された利用履歴データより小さときはステップ110に進む。
【0070】
ステップ110はサーバー40に記録された利用履歴データが正しいと判断し、サーバー40の記憶領域に保管するとともに、精算処理のデータとして採用する。これがサーバーデータ承認手段である。
ステップ111は自動精算機39の表示部に収納すべき利用金額を表示し、顧客が表示金額にしたがって、紙幣または貨幣をコイン投入口または紙幣挿入口に投入し、利用料金の精算を行うステップである。これがビルバリ精算手段である。ビルバリとは紙幣識別装置の略称である。
ステップ111はサーバー40に精算が完了したことを通知するステップである。これが精算完了通知手段である。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明に係る遊技場料金精算システムに於ける基本構成を示す構成図である。
【図2】本発明に係る遊技場料金精算システムの実施の形態を示すものであり、サーバーがサーバーの起動からプログラム終了までを示すメインルーチンのフローチャートである。
【図3】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーが無線端末受信の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーが精算機受信の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーがカード発行受信の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーがデータ出力の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーが各種設定登録の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーが開店の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る遊技場料金精算システムにおいて、サーバーが閉店の処理を行うときの構成を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る遊技場料金精算システムの自動精算機において、自動精算機が自動精算機の起動からプログラム終了までを示すフローチャートである。
【図11】従来技術における両替機付きコイン投入装置の外観正面図である。
【符号の説明】
【0072】
36 IDカード
37 ゲーム機
37a ゲーム機に具備したカードリーダ・ライタ
38 カード発行機
38a カード発行機に具備したカードリーダ・ライタ
39 自動精算機
39a 自動精算機に具備したカードリーダ・ライタ
40 サーバー
40a キーボード
40b 表示装置
41 入口
42 出口
ステップ1 起動手段
ステップ2 設定ファイル読み込み手段
ステップ3 自動精算機初期化手段
ステップ4 通信状態確認手段
ステップ5 カード発行コマンド判断手段
ステップ6 ゲーム機コマンド判断手段
ステップ7 自動精算機コマンド判断手段
ステップ8 データ表示コマンド判断手段
ステップ9 設定変更コマンド判断手段
ステップ10 開店/閉店コマンド判断手段
ステップ11 終了押下コマンド判断手段
ステップ12 カード発行処理サブルーチン
ステップ13 無線端末処理サブルーチン
ステップ14 精算機受信処理サブルーチン
ステップ15 データ出力処理サブルーチン
ステップ16 各種設定登録処理サブルーチン
ステップ17 開店サブルーチン
ステップ18 閉店サブルーチン
ステップ19 プログラム終了手段
ステップ20 暗号データ復元手段
ステップ21 カードデータ認証判断手段
ステップ22 カード更新通知判断手段
ステップ23 カード異常通知判断手段
ステップ24 ゲーム機異常通知判断手段
ステップ25 IDカード認証手段
ステップ26 更新データ記録手段
ステップ27 カード異常の記録手段
ステップ28 認証通知データセット手段
ステップ29 IDカード更新認証手段
ステップ30 カード異常受信手段
ステップ31 端末異常受信手段
ステップ32 応答送信処理手段
ステップ33 利用履歴要求判断手段
ステップ34 精算通知判断手段
ステップ35 カード利用履歴データ取得手段
ステップ36 精算データ記録手段
ステップ37 カード履歴データ応答データセット手段
ステップ38 精算記録完了応答データセット手段
ステップ39 カードID認証手段
ステップ40 IDカードの初期化書き込み手段
ステップ41 カードデータ出力判断手段
ステップ42 売上データ出力判断手段
ステップ43 時間帯稼動表示データ表示コマンド判断手段
ステップ44 IDカード履歴表示データ表示コマンド判断手段
ステップ45 異常記録表示データ表示コマンド判断手段
ステップ46 入場中カードの状態表示手段
ステップ47 売上データ表示手段
ステップ48 時間帯稼動表示手段
ステップ49 指定IDカード履歴表示手段
ステップ50 異常記録表示手段
ステップ51 IDカード初期登録コマンド判断手段
ステップ52 機種名登録コマンド判断手段
ステップ53 ゲーム機割付設定コマンド判断手段
ステップ54 IDカード抹消コマンド判断手段
ステップ55 単価設定コマンド判断手段
ステップ56 設定カード作成コマンド判断手段
ステップ57 IDカード初期登録手段
ステップ58 機種名登録手段
ステップ59 割付設定手段
ステップ60 IDカード抹消手段
ステップ61 単価設定手段
ステップ62 設定カード作成手段
ステップ63 当日ID番号作成手段
ステップ64 ゲーム機n番との通信準備手段
ステップ65 リトライカウンタ設定手段
ステップ66 送信データ設定手段
ステップ67 中継端末回線接続処理手段
ステップ68 当日データ送信手段
ステップ69 通信状態判断手段
ステップ70 リトライ回数判断手段
ステップ71 通信異常処理手段
ステップ72 中継端末回線切断処理手段
ステップ73 ゲーム機n+1番との通信準備手段
ステップ74 全端末通信完了判断手段
ステップ75 ゲーム機n番との通信準備手段
ステップ76 リトライカウンタ設定手段
ステップ77 中継端末回線接続処理手段
ステップ78 売上データ要求手段
ステップ79 通信状態判断手段
ステップ80 リトライ回数判断手段
ステップ81 通信異常処理手段
ステップ82 中継端末回線切断処理手段
ステップ83 データの解析・セーブ手段
ステップ84 ゲーム機n+1番との通信準備手段
ステップ85 全端末通信完了判断手段
ステップ86 閉店処理状況表示手段
ステップ87 精算履歴要求手段
ステップ88 精算機閉店処理通知手段
ステップ89 精算機起動手段
ステップ90 精算機設定ファイル読み込み手段
ステップ91 初期化受信処理手段
ステップ92 カードリーダ・ライタとの通信確認手段
ステップ93 開店受信コマンド判断手段
ステップ94 累積要求コマンド判断手段
ステップ95 異常履歴要求コマンド判断手段
ステップ96 閉店コマンド判断手段
ステップ97 精算カード有無判断手段
ステップ98 終了スイッチ押下判断手段
ステップ101 精算履歴送信応答手段
ステップ102 異常履歴送信応答手段
ステップ103 閉店処理手段
ステップ104 精算処理手段
ステップ105 カードデータ読込み手段
ステップ106 利用履歴要求手段
ステップ107 利用履歴データ照合手段
ステップ108 利用履歴データ比較手段
ステップ109 カードデータ承認手段
ステップ110 サーバーデータ承認手段
ステップ111 ビルバリ精算手段
ステップ112 精算完了通知手段


【特許請求の範囲】
【請求項1】
固有の識別番号を書き込んだ複数のICカードと、該ICカードを発行するカード発行手段と、該ICカードを近接させることで該ICカードにデータの書き込み又は該ICカードに保持したデータの読み出しを行うICカードリーダ・ライタを具備した複数のゲーム機と、前記ICカードに保持したデータを読み出すICカードリーダ・ライタを具備した自動精算手段と、前記カード発行手段と前記自動精算手段の各々とを有線通信手段によって接続し、かつ前記複数のゲーム機から無線通信手段によって売上げデータを受信するサーバーとを備えたことを特徴とする遊技場料金精算システム。
【請求項2】
固有の識別番号を書き込んだ複数のICカードと、該ICカードを発行するカード発行手段と、該ICカードを近接させることで該ICカードにデータの書き込み又は該ICカードに保持したデータの読み出しを行うICカードリーダ・ライタを具備した複数のゲーム機と、前記ICカードに保持したデータを読み出すICカードリーダ・ライタを具備した自動精算手段と、前記カード発行手段と前記自動精算手段の各々とを有線通信手段によって接続し、かつ前記複数のゲーム機から無線通信手段によって売上げデータを受信するサーバーと、該サーバーがサーバーに導入したオペレーションシステムを起動する起動手段と、サーバーに導入した遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを起動し、かつ設定ファイルの読み込みを行う設定ファイル読み込み手段と、有線LANを介して自動精算機と通信し該自動精算機を初期化し、かつ釣銭の判断を行う自動精算機初期化手段と、無線LANを介してゲーム機と通信し、かつ通信状態が良好であることを確認する通信状態確認手段と、前記カード発行手段からコマンドを受信しているか否かを判断するカード発行コマンド判断手段と、ゲーム機の無線中継端末からコマンドを受信しているか否かを判断するゲーム機売上コマンド判断手段と、自動精算機からコマンドを受信しているか否かを判断する自動精算機コマンド判断手段と、データ出力処理を指令されたか否かを判断するデータ表示コマンド判断手段と、設定変更を指令されたか否かを判断する設定変更コマンド判断手段と、開店/閉店を指令されたか否かを判断する開店/閉店コマンド判断手段と、遊技場料金精算システムのアプリケーションプログラムを終了するか否かを判断する終了押下コマンド判断手段を備えたことを特徴とする遊技場料金精算システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−264289(P2008−264289A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−112706(P2007−112706)
【出願日】平成19年4月23日(2007.4.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(503040402)株式会社シーズ西東京 (3)
【Fターム(参考)】