説明

遊技機釘角度測定ゲージ

【課題】簡単な構造のゲージを使用することで熟練を要することなく短時間でパチンコ盤面に打ち込んである釘角度を測定し、角度の微調整を可能とした遊技機釘角度測定ゲージを提供する。
【解決手段】馬蹄形型のゲージであって、その支持脚自体が角度測定面を構成するものであり、且つその支持脚の下方部の側面に照明部を設けてゲージ使用時の支持脚先端の明るさを維持するパチンコ釘角度測定ゲージ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機のような遊技機の盤面上に打ち込まれた多数本の釘角度を測定し、盤面上の釘位置によって釘を上向き、下向き等所定の角度に調整し、設定するための遊技機釘角度測定ゲージに関するものである。
【背景技術】
【0002】
大衆の遊戯娯楽機としては種々のものが提供されているが、最も大衆に親しまれ、長年楽しまれている遊技機としてパチンコ機があり、駅の周辺や商店街等において多数のパチンコ店が営業している。パチンコ機は、遊戯玉を打ち、入賞すると決められた遊戯玉が遊戯者(客)に還元され、遊戯玉の数によって商品が提供され、遊戯者に利益がもたらされるものである。
【0003】
従来使用されているパチンコ機は、パチンコ機本体の垂直盤面には多数本の釘が打ち込まれており、また、複数の役物cが配置してある。ハンドル操作により発射された遊戯玉は、案内レールを通り、盤面の遊戯空間に打ち出される。
通常、釘はパチンコ機メーカーで盤面の所定の位置に打たれた状態で出荷されるが、この時点では各釘の向きは一定ではなくバラバラの状態である。
このため、各パチンコ店ではパチンコ機の購入後に店の方針に基づいて全ての釘bの角度調整を行っている。更に、店の閉店後あるいは開店前に必要な箇所の釘bの角度調整を行い、特に、入賞口に面する釘や入賞口に案内する釘の角度を調整することで各パチンコ機のその日の出球率を制御し、店の利益および客の利益や娯楽性の向上を図っている。
【0004】
パチンコ機盤面の釘の角度測定や調整は、ハンマーやペンチ等を使用し経験に基ずく目測で行っているが、この作業は非常に難しく熟練を要するために通常は釘師と呼ばれる専門家によってなされている。
しかし、近年、釘師の数が少なく、パチンコ店ではその確保に苦慮しているが、熟練を要することなく釘角度を測定し、調整するための角度測定具が提供されている。
【0005】
例えば、本願出願人の調査によれば、特許文献1「パチンコ台釘角度測定器」、特許文献2「パチンコ機の釘角度測定装置」および特許文献3「パチンコ機の釘角度測定冶具」等がある。
また、本出願人による特許文献4、特許文献5、特許文献6には、本発明の基礎となる技術が示されている。
即ち、特許文献4「パチンコ釘修正ゲージ」には、馬蹄形型ゲージの支持脚の脚部の一辺に釘を沿わせて角度測定・調整を行うことが、特許文献5「パチンコ釘角度測定ゲージ」には、馬蹄形型ゲージの支持脚の脚部に角度測定冶具を着脱自在に設けて釘をその冶具に沿わせ角度測定・調整を行うことが、特許文献6「パチンコ釘角度測定自在ゲージ」には、馬蹄形型を基本とし、種々の形状のゲージが示され、その支持脚に角度測定冶具を一体に設けて釘をその冶具に沿わせ角度測定・調整を行うことが示されている。
【0006】
【特許文献1】特開平10−300404公報
【特許文献2】特開平9−182832公報
【特許文献3】特開平9−94326公報
【特許文献4】登録実用新案第3042663号公報
【特許文献5】特開2002−224320号公報
【特許文献6】特開2002−272930号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の公知技術は、1°を単位として釘の角度測定が可能であり、各釘は30°の範囲内で主として上下に傾斜させることができる。しかし、限定された広さのパチンコ機盤面に多数の釘が打たれているので、釘の間隔は狭く、また、役物が配置してあり、特許文献1の公知技術における「直線辺4やこれと対抗する位置にある対偶辺6」の長さ間隔が大きく、測定すべき釘以外の釘や役物等が邪魔になって効率よく測定ができないものである。
特許文献2の技術では「台座7」の巾間隔が大きいとともに長さが長く、特許文献3の技術では「脚部6や当接面7」の巾間隔が大きいとともに長さが長く、特定の釘角度測定には不向きなものであり、所定の角度を確保できないものであった。しかも、総じて構造が複雑であり、限られた空間内での取り扱いが不便なものであった。
よって、1台のゲージのできる限り多数の角度が容易できることが必要となり、沢山のゲージに持ち替える必要はない。また、新台を入れ替えるような場合、何十台、何百台という数の台を一般的にはその為に店の休みを取るようなことはなく、一夜の内に行うのでその労力は大変なものであった。
【0008】
本発明は、上記する従来の公知技術の問題点に鑑み、また、本出願人にかかる従来法を発展させるべく、簡単な構造のゲージ本体を使用することで熟練を要することなく短時間で釘角度を測定し、角度の微調整を可能とした遊技機釘角度測定ゲージを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明のゲージでは、馬蹄形型を基本とし、種々の形状のゲージにおいて、その構造上(角度測定上の基板の取扱い、角度測定冶具の種類、支持脚の数等)に種々の工夫を凝らした結果、本発明のゲージを完成するに至った。
即ち、本発明は以下の通りである。
(1)基板と該基板の両端に少なくとも2個の支持脚を設け、しかも該支持脚の上・下方側面及び/又は表裏面及び/又は先端に該支持脚と一体に及び/又は着脱自在に設けられた以下の角度測定冶具とからなるゲージであって、
該角度測定冶具の外形が、(イ)4角錐型(図19−(ト))、(ロ)円錐型(図22−(ハ))、逆円錐型(図22−(ニ))、八角錐型(図25−(ニ))のいずれかの型、(ハ)長二股型(図20−(ヘ))又は2枚組の4隅角取り直方板型(図24−(ホ))、(ニ)ベース板型(図21−(ト)〜(リ)、図22−(イ)、(ロ))のいずれかの型である、パチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(2)支持脚4の下方部の表裏・面又は該冶具10に照明部3を設け、スイッチ部6、電源部12を基板2及び/又は基板を嵌挿可能な中空部を有する4角柱からなるスライド体30及び/又は支持脚4のいずれかに貼着・付設して、ゲージ使用時の支持脚先端の明るさを維持する(1)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図1−(イ)、4、12)。また、
(3)基板と該基板の両端に少なくとも2個の支持脚を設け、しかも該支持脚の上・下方側面及び/又は表裏面及び/又は先端に該支持脚と一体に及び/又は着脱自在に設けられた以下の角度測定冶具とからなるゲージであって、
該角度測定冶具の外形が、(イ)楔型(図18−(ロ)〜(ト)、図25−(イ))、3角柱型(図22−(ヘ)〜(ト))、4角柱型、5角柱型(図23−(イ)〜(ハ))、6角柱型(図23−(ニ)〜(ヘ))のいずれかの型、(ロ)円筒型(図22−(ホ))、長方板型(図19−(ニ)〜(ヘ)、(チ)〜(ヌ)、図20(チ))、板形型(矩形状を含む)(図21−(イ)、(ロ))、台形型(図21−(ハ))、半円状凹溝付き2面柱型(図23−(ト))、半円状凹溝付き3面柱型(図23−(チ))、半円状凹溝付き4面柱型(図23−(リ)、図24−(イ))、半円状凹溝付き5面柱型(図24−(ロ))、半円状凹溝付き5面柱型(図24−(ロ))、半円状凹溝付き6面柱型(図24−(ハ))、半円状凹溝付き7面柱型(図24−(ニ))、半円状凹溝付き7面柱型(図24−(ニ))、半円状凹溝付き8面柱型(図24−(ホ))、十字状角柱型(図24−(ト))、格子状角柱型(図24−(チ))のいずれかの型であり、
支持脚の下方部の表裏面又は該冶具に照明部を設け、スイッチ部、電源部を基板及び/又は基板を嵌挿可能な中空部を有する4角柱からなるスライド体及び/又は支持脚のいずれかに貼着・付設して、ゲージ使用時の支持脚先端の明るさを維持する、パチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
【0010】
(4)スイッチ部6、電源部12を磁性ベース板20に貼着・付設し、照明部を豆電球3としてその間を配線32で結線することにより、該磁性ベース板20をゲージを構成する吸磁性金属製基板2と取外し自在とした(2)又は(3)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図10−(ロ))。また、
(5)着脱自在な角度測定冶具が磁性ゴム等の磁性材料から構成され、ゲージが鉄材等の磁性材料を吸着可能な吸磁性材料から構成される(1)〜(4)のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(6)支持脚が、更に基板及び/又は支持脚の途中にも設けられる(1)〜(5)のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図8)。また、
(7)組立可能に又は1体にしたスライド体30に支持脚4を一体に及び/又は分解可能に設けた(1)〜(6)のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図12)。また、
(8)該ゲージの基板、支持脚、スライド体のいずれかに角度測定表示部を設ける(1)〜(8)のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図2)。また、
(9)支持脚4を基板2に回動可能に設けた(1)〜(8)のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する(図10)。また、
【0011】
(10)基板と支持脚及び/又はスライド体との接触面にラッチを設けて仮固定する(1)〜(9)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(11)支持脚の下方に釘傘を係止するフック、段差(図10)、短丸棒(図19−(ハ)、図20−(ト))、短長方板(図25−(ハ))、短四角柱(図19−(イ)、(ロ))、凹溝(図20−(ハ)、(ニ)、図21−(ニ)〜(ヘ))、釘軸合線(図20−(ロ)、図25−(イ))のいずれかを設ける(1)〜(10)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(12)盤面に当接する支持脚の先端面が平面状当接面(図1)、又は丸型当接面(図10、18)である(1)〜(11)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(13)基板の外形が矩形又は楕円形である(図1、16)(1)〜(12)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。また、
(15)基板に滑り止め用丸孔及び/又は三角穴及び/又は四角穴を設ける(図3、5、7、14、15、16−(ロ)、17)(1)〜(13)記載のパチンコ釘角度測定ゲージを提供する。
【0012】
本発明の実施の態様を以下に示す。
(1)ゲージがH型〔図7、図8(H型の変形)、図16(H型の変形で支持脚が基板に鈍角又は鋭角)〕又は樹木型(図9)である。
(2)基板と支持脚とが一体に及び/又は組立式で支持脚が回動自在(図10〜11、13)であるゲージである。
(3)スライド体にスイッチ部と電源部等とを載せ、支持脚に設けた照明部との間の回路構成を電車のパンタグラフのようにするゲージである(図12)。
(4)基板と支持脚が着脱自在、支持脚と脚部が着脱自在(図14、15)である。
【発明の効果】
【0013】
(1)本発明のゲージによれば、パチンコ機盤面に打ち込んだ釘の上下方向或いは左右方向の釘角度の測定および調整を短時間にできる。
(2)種々の角度の角度測定冶具の複数を用意することで、パチンコ盤面の多様な釘角度に簡単に対応できる。
(3)H型ゲージによると、1本のゲージで上向き、下向き夫々4面の釘角度測定が可能であり、また決められた度数単位毎の角度測定面を予め形成しておくと、少ない本数のゲージで多様な角度測定が可能である。
(4)馬蹄形ゲージの基板の反対側に更に複数本の支持脚を設け、その間隔を、左右で異なる無規則列としておくことで、釘の集合体や役物の存在のために一方の支持脚の当接面をパチンコ盤面に接地できない場合でも、基板の反対側の支持脚を使用することで釘の集合体や役物等を回避でき、容易に角度測定が可能である。
(5)本発明のゲージの支持脚の脚部に設ける着脱自在な角度測定冶具を使用することにより、多数のゲージを用意することなく多様な角度測定に対応でき、取り扱いが容易で経済的である。
【0014】
(6)支持脚の脚部の先端に各種の角度測定冶具を一体に形成することで多様な角度測定が可能であり、また、支持脚の脚部に角度測定冶具を着脱自在としておけば、必要に応じて角度測定部のみを交換して使用することができ、1つのゲージで複数角度の測定ができ、上下左右だけではなく斜め方向の角度測定をも可能とする。
(7)本発明のゲージは、片手で持ちやすく、測定操作がし易いので、角度測定を効率よく短時間で行うことが可能である。
(8)本発明のゲージは、熟練を要することなく釘角度の調整を行うことができ、入賞率や出玉率を制御することができ、釘角度の測定や微調整に限らず、複数台のパチンコ機の特定の釘が同じ傾斜角度を有しているかどうかの確認作業にも使用できるものである。
(9)支持脚の角度測定面の当接面をパチンコ盤面に接地することでゲージは安定し、角度測定面と釘との平行性を高めることができ、角度測定は確実なものとなる。また、当接面は細長く形成してあるので、狭い空間にも入りやすく、使い勝手が良いものである。
(10)ゲージの支持脚の下方部の表・裏面又は該冶具に照明部を設けると、薄暗い時などでも手元暗くならず、特に釘9と冶具10との又は釘9と支持脚4との隙間状態を確認し易く使い易い。
(11)基板2に滑り止め穴14を設けてあるので、汗等での滑り防止効果が得られる。
(12)本ゲージにより釘角度を読み取り、他の釘を同一角度に調整することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に従って本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の釘角度測定ゲージの基本型を示す模式図である。
図1において、ゲージ1は、長形板体の基板2の両端に同一方向、同一突出長の支持脚4、4’を直角状に連設してコ字形状とした馬蹄型であり、ステンレス鋼(ステンレス−ハガネ)等の金属材あるいはアクリル樹脂等の合成樹脂材から構成されている。
【0016】
(A)滑り止め穴
本発明ののゲージでは(図3、7、14、15、17)、基板2の略中央に丸状の滑り止め孔14を設ける。この場合、滑り止め孔14の位置で両側から基板2を指先で持てば、指先が滑り止め孔14内に入り、基板2を安定して持つことができ、滑り落とすことがない。
滑り止め孔14は一つに限らず基板2の長さ方向にそって複数個形成しても良い(図5
、6)。或いは滑り止め孔14に代え、基板2の表面に凹凸面を形成して滑り止めとしても良い。
また、丸状の滑り止め孔14に代え、図16に示すように、△状、四角状の角形等の多様な形状をも場合に応じて使用できる。
滑り止め穴は、基板のみならず、支持脚に設けても良い。
その滑り止め孔14の代わりに、三角状、四角状の穴23、23’を設けても良く、また、滑り難い材料であるゴム、シリコン等を施工するか又は指の当たる所にギザギザを施しても良い。
また、この滑り止め技術は、本発明の全てのゲージに応用可能である。
【0017】
(B)照明部
、図1のゲージでは、ゲージにより釘角度の測定・調整時に、手元を明るく照らす照明部A、B3、3’を支持脚4、4’の下方部の表・裏面又は冶具の側面に付設(図1、12)及び/又は外付け(図1−(イ)、4、図10−(ロ)、12参照)できる。
この場合、電源部12、スイッチ部6を基板2及び/又はスライド体30(図12)に設け、それらと照明部A、B3、3’とを回路A、B11、11’により配線で結線することにより構成させることができる。
回路を2回路とすると、電池、スイッチを2セット設けることや、切替えスイッチを設けることができて使い勝手が良い。
照明部としては、豆電球、LED、蛍光灯、液晶等任意の照明備品と照明用IC等を含む発光機構を指す。
また、本発明の全てのゲージに応用可能である。
【0018】
(a)スイッチ部
スイッチ部6とは、照明を作動・停止するためのオン・オフ又は回路の分岐機能を持つ押しボタンスイッチ、タッチスイッチ等のスイッチ部を指し、軽量、小粒なものが好ましい。
(b)電源部
電源部12とは、照明部を作動するための電気的エネルギーを貯えた電池等や収納室等又は外部からの供給部等を指す。
(c)回路部
回路部11、11’とは、電源部、スイッチ部、照明部等を有効に作動させるためのコード、プリント配線(PC,FPC)、スライド体30(図12参照)のように基板2に対して上下にスライドする場合には、例えば電車のパンタグラフのような摺電部の電気供給装置を指す。また、コードをカール(コイル)状にしても良い。
該スライド体30は、基板に嵌挿可能な中空部を有する4角柱からなるスライド体を指す。
図12又は図更に、支持脚と基板、脚部とが一体化しない場合の回路構成は、即ち、支持脚が回転可能(図10)、支持脚が基板に解離・結合及び/移動可能(図11、13)、支持脚と基板が嵌合(図14)、支持脚と脚部4dが嵌合(図15)する場合の回路構成は、例えば支持脚と基板との接点が互いに結合時に導通するコネクト機構を、支持脚が回動(図10−(ロ))時にも断絶しない可撓性のあるFPCを用いた接続機構をも指す。
また、図4のゲージによると、基板2の両端に夫々2個づつの支持脚4、4’;4a、4bを連設し、4個の照明部を結ぶ回路は4個としても良い。
(d)磁性ベース板
図10−(ロ)に示されるように、電源部12、スイッチ部6とを磁性ベース板20に貼着・付設して、該磁性ベース板をゲージを構成する基板2と着脱(取外し)自在としても良い。その場合に、照明部を豆電球としてその間を配線で結線しても良い。
【0019】
(C)角度表示全般について
(イ)本明細書に開示の角度測定面の角度を下記のように基板隅に表示する他に、基板等に印刷、レッテル、塗装、シール、刻印、研磨、レーザー加工、薬品等による角度表示も角度が認識可能であれば、その方法に制限はない。
(ロ)角度表示は、基板のみならず、支持脚、角度測定冶具に設けても良い。 また、この角度表示技術は本発明の全てのゲージに応用可能である。
(ハ)角度測定面
図1において、この支持脚4、4’の脚部の先細り形状の板体である角度測定面5、5’は、図示しない遊技機の垂直面とした盤面に打ち込んである多数の釘のうち特定の釘角度を測定し、所定の角度に調整する。
この上下に向き合う角度測定面5、5’の先端は、パチンコ盤面8への当接面7、7’となっている。
例えば、外側に位置する角度測定面5は、垂直盤面に対する釘の直角度(90°)の他に釘の上向き角度(91°以上)を測定可能とし、内側に位置する角度測定面5’は釘の下向き角度(89°以下)を測定可能とするものである。そして、上向き角度および下向き角度は、単位を1°毎に異にする角度表示部を角度測定面5、5’に有するゲージ1を多数製作し、用意しておく。
【0020】
図1−(ロ)、2、3、5−(ロ)は、本発明のゲージを使用してパチンコ盤面8に植設された多数の釘角度の測定・調整の状況を説明するための模式図である。
例えば、図5−(ロ)において、基板2の両端に連設された支持脚4、4’の両肩部の内外部分に角度表示し、特定の釘角度に対応させて所定の角度に調整する際の助けとする。
図2により上記角度表示の仕方を具体的に説明する。
図2−(イ)において、上方に位置する支持脚4の角度測定面5をパチンコ機盤面8に対して90°(0°)とした場合、下方の支持脚4’の角度測定面5bは盤面に対して91°とする(1°)。
この場合の91°(1°)は、図2−(ロ)において、支持脚4、4’の上下位置を変え、支持脚4’を上方に位置させた時のパチンコ盤面8に接する当接面7の先端から基板2に向けての上向きの傾斜角度に相当する。
尚、基板2を垂直状態に配設して支持脚4、4’の当接面7をパチンコ盤面8にあてがった時、基板2はパチンコ盤面8と平行となるので、基板2と支持脚4の上辺を直角とすることで角度測定面5を90°(0°)と設定することもできる。
【0021】
図2−(イ)において、上方に位置する支持脚4の角度測定面5’は、当接面7先端から基板2に向けて下向き傾斜の89°(−1°)とし。逆に、図2−(ロ)において、支持脚4、4’の上下位置を反転させ、上方に位置させた時の支持脚4’の角度測定面5aは当接面7先端から基板2に向けて下向き傾斜の88°(−2°)とする。
このようにして全体形状は同じでありながら基板2に連設する支持脚4、4’の上向き傾斜角度と下向き傾斜角度を1°毎に異にするゲージ1を多数用意しておき、釘角度の測定や設定に対応するようにしておく。
本発明のゲージにおいては、パチンコ盤面8に対する水平直角90°(0°)を中心にして上下に50°を想定して、支持脚4、4’の両肩部の内外部分に角度表示する。
従って、図1−(ロ)、図2に示すゲージ1では、測定範囲は上向き傾斜角度は140°まで、また、下向き傾斜角度は40°までが可能である。
しかし、上下の測定のための角度範囲は50°の範囲に限定するものではなく、上下に30°や40°の範囲としても良く、或いは上下50°を超える範囲としてもよく、角度の測定範囲は任意に選ぶことができる。
【0022】
(D)角度表示
図1−(ロ)、2、3、5−(ロ)には、基板に、釘角度選択がし易いように、各ゲージの支持脚の両肩部の内外部分に角度表示部を設け、角度測定面の傾斜度数を表示する。
この場合、二桁(90°や93°等)や三桁(102°や110°等)の数字を表示することが望ましいが、二桁、三桁の数字を表示する余白がない或いは困難な場合には、図2に示すように、釘の上向き角度90°は0°、91°は1°、102°は12°のように下一桁又は下二桁の数字を使用する。
順次に角度数字を1°単位で大きく表示し、最大140°(即ち、50°)までの傾斜度数を表示する。
例えば、釘の下向き角度の場合には89°は−1°、88°は−2°、87°は−3°のように直角90°から1°単位で引いた−(マイナス)の数字を表示する。最大40°(即ち、下向き傾斜角度が−50°)までの傾斜度数を表示できる。
【0023】
次に、釘角度の測定の仕方について説明する。
図1−(ロ)、図2は、パチンコ盤面8に打ち込んだ釘9の上向き傾斜角度を測定する状態を説明する模式図である。
例えば、図1−(ロ)に示すように、釘9がパチンコ盤面8に対して90°(0°)の角度で打ち込まれている時、この釘9を上方へ93°(3°)の傾斜角度にする場合には、予めハンマーやペンチ等を使用して釘9の角度を目測で上方に傾斜させておく。
その後、その支持脚4の角度測定面5が基板2上肩に角度表示で3°(93°)の傾斜度を有するゲージ1を多数のゲージの中から選択して、ゲージ1の基板2を持ってゲージを垂直状態に配置して上下の支持脚4、4’の当接面7をパチンコ盤面8にあてがい、パチンコ盤面8に対して基板2を平行にした状態で釘9の下面を角度測定面5に沿わせるようにあてがう。
【0024】
この時点で、釘9と角度測定面5とが平行であれば釘9パチンコ盤面8に対して3°の上向き傾斜角度を有していることが判明する。
もし、釘9と角度測定面5が平行でない場合、例えば、角度測定面5に対して釘9の傾斜度が大きい場合には、釘9の角度を下向きに調整して釘9の傾斜度を角度測定面5と一致させる。
逆に、釘9の傾斜度が3°よりも低い場合には、釘9の角度を3°になるまで上向きに調整すればよい。
この説明は、釘9の上向き角度を測定し、釘9の角度を微調整する場合である。 しかし、釘9は上下方向だけではなく左右方向に傾斜させることもある。
この場合には、図3に示すように、例えば、盤面8に対して釘9を右方向へ3°(93°)傾斜させたい場合には、ゲージ1を盤面8に対して水平状態に配置し、3°の傾斜度を有する支持脚4の角度測定面5を釘9の左側にあてがえばよい。
釘9が角度測定面5と平行でない場合には、平行になるまで左右に微調整する。釘9を左側へ3°に傾斜させる場合には、釘9の右側に角度測定面5をあてがえばよい。
【0025】
図4は、図1の馬蹄型ゲージを背中合わせに一体化したH型ゲージに相当し、このゲージの4個の支持脚4、4’;4a、4bに夫々照明部3、3’;3a、3bを一体に、基板2にスイッチ部6、電源部12を設け、互いに回路11、11’;11a、11bで結線している。
【0026】
次に、垂直方向における釘9の下向き傾斜角度を測定する場合について説明する。
図5−(ロ)は、釘9を盤面8に対して下向きに−3°(87°)の傾斜角度とする場合には、ハンマーやペンチ等を使用して釘9をある程度下向きの傾斜状態とする。その後、ゲージ1を盤面8に対して垂直状態に配置し、支持脚4の−3°の角度測定冶具10に釘9の上面に沿わせるようにあてがい、角度測定冶具10と釘9との平行状態(傾斜度)を見る。
支持脚4と釘9の傾斜度が一致すれば、即ち、両者の傾斜角度が平行であれば釘9は−3°の決められた傾斜角度を有することになる。
仮に、両者の傾斜度が一致しない場合には、釘9を上下いずれかに微調整し、最終的に−3°の傾斜度とすればよい。
尚、内側の角度測定冶具10、10’を使用して釘9の左右角度を測定することも可能である。
【0027】
上記の説明ではゲージ1は、或る特定の釘9を必要角度にするために釘9の角度を測定し、釘9を決められた角度まで微調整する場合である。
しかし、ゲージ1の使用目的は、釘9の角度の測定・微調整に限るものではない。
既に或る角度に調整してある釘9が本来の傾斜度を有しているかどうか、最終確認をするためにゲージ1を使用することも可能である。特に、複数台のパチンコ機の特定の釘9が決められた傾斜角度を有しているかどうかを確認するためにしようすることもできる。
尚、上記において、角度測定面5は釘9の上向き角度測定に使用する場合、角度測定面5’は釘9の下向き角度測定に使用する場合について説明したが、これに限定するものではない。
+角度と−角度とを逆算することで角度測定面5は下向き角度測定、角度測定面5’は上向き角度測定にと逆に使用することができる。
【0028】
図5−(イ)は、図1のゲージに対して、その支持脚4、4’の夫々上方・下方側部に楔状の角度測定冶具10、10’を一体に設けると共に、滑り止め孔14、14’を基板2の上下に設けたゲージを示す模式図である。
即ち、基板2の両端に支持脚4、4’を連設し、両支持脚4、4’の上方・下方側部に角度測定冶具10、10’を一体に形成し、角度測定冶具10、10’の頂部は段差13となっている。
この場合、角度測定冶具10、10’の角度傾斜面の傾斜角度を異にするゲージ1を多数製作し、用意しておき、必要な角度のゲージを選択・使用することは図1のゲージの場合と同じである。
なお、支持脚4、4’の内側辺は、釘9の下向き角度測定に使用しても良い。 図5−(ロ)は、図5−(イ)のゲージを用いて釘角度を測定・調整する場合を説明する模式図である。
【0029】
図6のゲージでは、図5のゲージとは異なり、支持脚4、4’の夫々両側に角度測定冶具10、10’を一体に設け矢尻形状にした場合を説明する模式図である。
支持脚4、4’の外側に位置する角度測定冶具10は釘9の上向き角度を測定し、内側に位置する角度測定冶具10’は釘9の下向き角度を測定するために使用する。
【0030】
図7は、図1の馬蹄形ゲージを背中を合わたH形状のゲージであり、図1のゲージに対して、その基板2に連設した角度測定面をも構成する支持脚4、4’とは反対側にも複数の同様の支持脚を設けた場合を説明する模式図である。
即ち、図7のゲージは、右方側の支持脚4、4’、その脚部に相当する角度測定面5、5’;左方側の支持脚4a、4a’、その脚部に相当する角度測定面5a、5a’で構成されるH形状のゲージであって、図1のゲージに対して、基板2の反対側にも支持脚4a、4a’を互いに平行に連設する。
また、基板2の中央に滑り止め孔14を設けている。
【0031】
図1、図5−(イ)、6のゲージでは、角度測定面又は角度測定冶具は支持脚に固定のものである。
また、この楔形角度測定冶具を着脱自在型とすることも可能であり、この場合に角度測定冶具の材質を磁性材料で構成させ、ゲージの材質を鉄材等の磁性材料を吸着可能な鉄、
ステンレス鋼等の吸磁性材料で構成させることが必要である。 図1、図5−(イ)、6のゲージでは、パチンコ盤面8上に釘9の集合体や役物等の邪魔物が設置してある場合には、ゲージの当接面7が釘9の集合体、役物等に突当たって当接面7を接地できず、角度測定ができない事態を生ずる。
このような場合に、図8、9のゲージを使用することにより、上記の問題点を解決できる。
【0032】
図8に示すゲージは、図1のゲージに対して、基板2の反対側に支持脚4a、4a’を連設し、支持脚4、4’の間隔よりも支持脚4a、4a’の間隔を狭くした場合を説明する模式図である。
基本形である図1のゲージは馬蹄形であり、図7のゲージはH形であり、図8のゲージは図7のH形ゲージの変型である。
これらに対して、図9はそれらの応用に当たる樹木型である。
図9のゲージでは、基板2に連設される支持脚は間隔は同じでない。
従って、障害回避をできる種々のケース、即ち上記釘9の集合体、役物等に突当たって当接面7を接地できず、角度測定ができない事態を回避するべく、図示されるように支持脚の数、長さ、位置、その間隔等は夫々異なっており、これらの要素を考慮した樹木型である。
勿論、樹木型のゲージは図9に制限されずに種々の態様を採用できる。
【0033】
図10−(イ)は、支持脚を挿入するための複数個の丸孔16を有する基板2の両端に、支持脚4、4’を蝶ネジ15によって回動可能に設け、支持脚4、4’の上下側部に角度測定冶具10、10’を一体に設けたゲージを説明する模式図である。
この場合、基板2に取り付けた支持脚を蝶ネジ15の緩めにより上下に回動可能となる。
また、支持脚を他の丸孔16に移動可能であって、釘角度の計測時に役物等から容易に回避できる。
【0034】
図10−(ロ)は、図10−(イ)のゲージに、豆球ランプ等からなる照明部A3を設け、スイッチ部6と電源部12とを纏めて磁性ベース板20を吸磁性の基板上に載せたゲージを説明する模式図である。
勿論、ゲージ全体を吸磁性材料で構成させても良い。
この磁性ベース板20の活用により照明部を簡単に持ち運びでき、また照明部の不使用時にはゲージとは別に簡単に保管できる。
この磁性ベース板20を基板2、スライド体30等に吸着させるためには、その材質は吸磁性材料を用いる必要がある。
【0035】
図11は、図10の分解図であり、複数個の丸孔16を持つ基板2に支持脚4、4’を蝶ネジ15、15’により回動可能に締めたゲージを説明する模式図である。
基板2上の丸孔16は複数個あるので、簡単に他の丸孔に移動可能であり、またこの支持脚の移動によって支持脚間の間隔が簡単に変えることができる。
また、図13の分解図に示されるように、挟持板18、連結板19、挟持板18’のように3枚重ね等しても良い。
【0036】
図12は、基板2の両端部に支持脚4、4’、4a、4bを連設して設け、他端にスライド体30を基板2に嵌挿して上下にスライド可能にし且つ支持脚4’、4bをスライド体30とは別個に両者が組立可能に設けたゲージを示す模式図である。
このスライド体30は組立式の代わりに支持脚4’が一体化したスライド体としても良い(特開2002−−224320号公報の図4参照)。
更に、照明部3、3’;3a、3bを支持脚下方に、スイッチ部6、電源部12とをス
ライド体30に設け、照明部3、3’;3a、3b間を回路構成(回路A〜D11、11’;11a、11b)により結線させている。
図示するように、配線構成を電車のパンタグラフのように照明部に電力を供給しても良い。この配線には例えば銅線プリント回路を用いても良い。
基板2とスライド体30間をガイド部を介してラッチ状にして仮固定可能としても良い(特開2002−−224320号公報参照).
【0037】
図13−(イ)は、基板2の両端に2個づつの支持脚4、4’;4a、4bを蝶ネジ15、15’、15a、15bにより回転可能に締めたゲージを説明する模式図である。そして、支持脚4、4’;4a、4bの夫々上方・下方側部に角度測定冶具10、10’;10a、10bを組立可能に設けたゲージを説明する模式図である。
図13−(ロ)は、図13−(イ)の分解図であり、基板2は、連結部A、Bと挟持板A、B18、18’により支持脚4、4’;4a、4bを回動可能に締め得る状態を示す模式図である。
また、図11にも示されるように、基板2に支持脚4、4’;4a、4bを蝶ネジで固定する方法を採用しても良い。
【0038】
図14は、図1の馬蹄型ゲージにおいて、その支持脚4、4’と基板2とが互いに嵌合する凸部21、21’と凹部22、22’により着脱自在とされたゲージを説明する模式図である。
図15は、図1の馬蹄型ゲージにおいて、支持脚4とその脚部4dとが互いに嵌合する凸部21、21’と凹部22、22’により着脱自在とされたゲージを説明する模式図である。
図14、15のゲージによると、支持脚に設けられた希望の角度測定面及び又は角度測定冶具を簡単に交換できる。
【0039】
図1−(ロ)、2、3;図5−(イ)、6、10に示すように、1°単位で角度測定面5、5’や角度測定冶具10、10’を異にする支持脚を交換するのみで多様な角度測定が可能である。
このようにすることによって、支持脚の角度測定面の変更及び/又は角度測定冶具と着脱可能とすることで、多様な角度測定に対応することができ、全ての角度測定のためのゲージ1を多数用意することがなく、取り扱いが容易で、製品管理がし易く、経済的である。
【0040】
図10、11、13に示されたゲージを用いた最も良い用途について思考する。
即ち、(イ)例えばAと言う機種のパチンコ台が100台有ったとする。
(ロ)この100台の内、とても客向けの良いデータの台があったと仮定する。(ハ)この台を仮に1番台とする。
(ニ)このパチンコ台の約200本からなる釘の内、aと言う釘が重要であって、全ての残りの台も、このaの釘角度にしたいと思った時の次の行動を考える。(ホ)(a)まず、ゲージの蝶ネジを緩めると支持脚が上下に揺れる。
(b)このa釘に角度測定冶具を合わせる。
(c)蝶ネジを締め固定する。
(d)他の残りの99台のパチンコ台のa釘を、この角度測定冶具に合わせて調整する。
(ヘ)100台の台総てが客向けの良い台に仕上(調整)がったことになる。
(ト)結局、2つの釘角度に対応可能であることが分かる。
【0041】
図10に示されたゲージは、基板に取り付けた支持脚が蝶ネジの緩めにより上下に回動可能となる(支持脚が上下に回動することによって、基板に対して図16のように鋭角に
なる場合もある)としているのに対して、図16のゲージでは、基板に対して支持脚が上下に回転移動した結果、相対する支持脚が鋭角で固定されたケースに相当する。
【0042】
図16のゲージによると、鋭い釘角度に対応でき、基板と支持脚とが必ずしも直角にしなくても良い。
また、図16−(イ)、(イ’)の場合に上下逆向きも使用可能であり、(イ’)では角度測定冶具10が20°であって下り釘用に、(ロ’)では角度測定冶具10’が60°であって上り釘用に用いられる。
図16において、基板2には、種々の形状の滑り止め穴(滑り止め孔14、三角穴23、四角穴23’)を必要に応じて1個又は複数個用いることができ、基板も矩形状2に限らず、楕円状2a等でも良い。
【0043】
図10、13のような角度測定冶具付きゲージにおいて、基板と支持脚及び/又はスライド体の接触面等にラッチを設けて強い力では回動するが、少しの力では回動しない仮固定状態としても良い。
図17は、H状ゲージの各支持脚4、4’;4a、4bの上方側部に四角形状角度測定冶具10、10’;10a、10bを着脱自在に設けたゲージを示す模式図である。
【0044】
図18〜25に示した角度測定冶具の外形の種類には、角度測定冶具と共に、角度測定のために必要な補助仕組み(例えば、種類1の(チ)短4角柱、種類2の(ハ)短丸棒、種類3の(ロ)釘軸合線、種類3の(ハ)、(ニ)凹溝、種類8の(ハ)短長方板も含む。
図18は、角度測定冶具の外形の種類1の(形状)と(使用例)を示し、(イ)は角度測定矩形面付き先端丸型冶具、(ロ)は上側一体型の楔形冶具、(ハ)は上側着脱型の楔形冶具、(ニ)は下側一体型の楔形冶具、(ホ)は下向着脱型の楔形冶具、(ヘ)は両側一体型楔形冶具、(ト)は両側着脱型楔形冶具、
(チ)は上向短四角柱一体型、(リ)は上向短四角柱着脱型、(ヌ)は下向短四角柱一体型、(ル)は下向短四角柱着脱型を示す。
【0045】
図19は、角度測定冶具の外形の種類2の(形状)と(使用例)を示し、(イ)は両側短四角柱一体型冶具、(ロ)は両側短四角柱脱型冶具、又は短四角柱は四角形に限らず、また冶具の両左右等に設けても良い。また、1つ、3つ等幾つでも良い。
(ハ)は短丸棒冶具型、また、丸棒に限らず、左右等に設けても良い。また、3つ、4つ等幾つでも良い。
(ニ)は右付け長方板型冶具、(ホ)は左付け長方板型冶具、(ヘ)は両側付け長方板型冶具、(ト)は四角錐型冶具又は四面体型でも先広形(逆四角錐)でも良い。
(チ)は上(下)面付け先細長方板型冶具、(リ)は上(下)面付け逆細長方板型冶具、(ヌ)は上(下)面付け先薄長方板型冶具又は先広形でも良い。
【0046】
図20は、角度測定冶具の外形の種類3の(形状)と(使用例)を示し、(イ)は支持脚自体を角度測定面としての利用、(ロ)は支持脚の中心に釘軸合線24付きまたは左側に設けても良いし、(ハ)は(イ)の矩形板状冶具の途中の一側面に凹溝13を設けて釘傘の回避、また、凹溝は冶具の下側に設けても良い。
(ニ)は(イ)の矩形状冶具の途中の両側面に凹溝13、13’を設けて釘傘の回避、
(ホ)は(イ)の矩形状冶具の当接面を丸型の丸み29とし、冶具6の角度変化の時に、パチンコ盤面とスムースに接触可能であり、図20に記載の冶具全てに応用可能であり、
(ヘ)は長二股型冶具34であって、a−b、c−dの平行で合わせる、(ト)は矩形板状支持脚の側面に互いに離れた短丸棒26を設け短丸棒26と釘軸9とを合わせるか、また、短丸棒に限らず、左に、左右に設けても良く、また、3つ、4つ等設けても良く、
(チ)は矩形状支持脚に長方板27を設け、また、左側に、または左右に設けても良い。
【0047】
図21は、角度測定冶具の外形の種類4の(形状)と(使用例)を示し、(イ)上下面矩形板型(着脱自在式又は一体式も可能)では上下2面で計測が可能であり、また冶具を水平にしての使用も可能である。(ロ)板状型で当接面が丸型であって丸み29を有すると当接面が直線(ロ’)の場合のように支持脚がパチンコ盤面8から浮くことがなく、盤面上に冶具が安定して接地できる(ロ”)。
(ハ)台形型、
(ニ)支持脚に凹溝13付き、また、凹溝は冶具の下側、上下に設けても良い。
(ホ)凹溝13付きの支持脚では、そこに設ける冶具は一体型、着脱型に適用可能であり、また、凹溝は冶具の下側に設けても良く、また、先端が丸型であって丸み29を有し、この技術は本発明の全ての冶具に応用可能であり、(ヘ)両側凹溝付き13、13’であり、
(ト)、(チ)低壁部着脱ベース板型、(リ)高壁部着脱ベース板型では、低壁部42、高壁部42’の数は、ベース板43上に2個に限らず幾つでも可能であり、また、このベース板型は壁部の高さによって、上下に角度変化が可能であり、支持脚とベース板43との位置によって左右に角度変化が可能であり、釘角度360°計測が可能である。
【0048】
図22は、度測定冶具の外形の種類5の(形状)と(使用例)を示し、(イ)低壁部一体(着脱式)ベース板型での使用例は(イ’)横視図であり、(ロ)高壁部一体ベース板型では、(ロ’)の見下し図の使用例で分かるように左右の角度変化が可能である。
(ハ)〜(ホ)は丸形であって、その中(ハ)円錐型では、丸形なので釘角度360°の計測可能であり、円錐面に釘軸合線24を入れるとそれに合わせて計測を行い得て使い易く、(ハ’)の横視図による使用例で分かるように、大きく、小さく、楕円状にしたりして、多様なパターンが可能であり、(ニ)逆円錐型、(ホ)円筒型である。また、丸形の他に楕円等でも良い。
(ヘ)〜(ト)は三角柱型、三面体型でも良く、断面が三角形でも希望角度で形状変化するものであって、その中(ヘ)逆先細型の斜面を利用して釘角度360°の計測可能であり、また斜面に釘軸合線24を入れるとそれに合わせて計測を行い得て使い易く、(ト)三角柱型である。
【0049】
図23は、角度測定冶具の外形の種類6の(形状)と(使用例)を示し、(イ)〜(ハ)は5角柱型又は5面体型であり、釘角度360°の方向で計測可能であって、その中(イ)先細型であって、5面での計測可能であり、5つのパターンの釘角度が可能であり、(ロ)逆先細型、(ハ)5角柱型である。
(ニ)〜(ヘ)は6角柱型または6面体型であって、その中(ニ)先細型であって6面にて計測可能で6つのパターンが取れ、この応用として8面体も可能であり、(ホ)逆先細型、(ヘ)正六角柱型である。
これらの冶具を活用することにより360°の計測が可能である。
(ト)〜(リ)は変則角柱型であって、その中(ト)2面半円状凹溝2面計測型であって、2つのパターンが取れ、また、計測部は上部のみ、下部のみ、左右等に設けても良い。(チ)3面半円状凹溝3面計測型であって、3つのパターンが取れ、(リ)4面半円状凹溝4面計測型であって、4つのパターンが取れる。
これらの冶具を活用することにより360°の計測が可能である。
【0050】
図24は、角度測定冶具の外形の種類7の(形状)と(使用例)を示し、(イ)〜(チ)は全て釘角度360°方向の計測可能であって、その中(イ)4面半円状凹溝4面計測型であって、4つのパターンが取れ、(ロ)5面半円状凹溝5面計測型であって、5つのパターンが取れ、(ハ)6面半円状凹溝6面計測型であって、6つのパターンが取れ、(ニ)7面半円状凹溝7面計測型であって、7つのパターンが取れ、(ホ)8面半円状凹溝
8面計測型であって、8つのパターンが取れ、また、それ以上半円状凹溝を設けても良い。
(ヘ)2枚組の4隅角取り直方板型であって、4面計測可能で4つのパターンが取れ、1隅、2隅等幾つも設けても良く、2枚以上設けても良い。
(ト)十字状角柱4面計測型であって、4つのパターンが取れ、1隅、2隅等幾つも設けても良い。(チ)格子状角柱8面計測型であって、8つのパターンが取れ、1隅、2隅等幾つも設けても良い。
【0051】
図25は、角度測定冶具の外形の種類1〜7の一部改良であって、その(形状)と(使用例)を示す。
(イ)は、図18の(ヘ)楔状両面一体型の応用であって両側一体型であり、(ロ)は図20の(ヘ)の長二股型の応用であって長二股型であり、長二股部が図20の(ヘ)の場合に比して薄型であり、
(ハ)は図19の(ニ)の長方板型の応用であって短長方板型であり、この短長方板は2枚に限らず何枚でも良く、また冶具の左右等に設けても良い。
(ニ)は図23−(ニ)の6角形型の応用であって八角錐先細型である。
図26は、角度の呼称例を示し、(イ)釘9をパチンコ盤面8に垂直方向に、(ロ)は釘9を水平方向にセットした場合を示す。
【0052】
図27は、基本型の馬蹄形である図1のゲージの変型であって、支持脚4とパチンコ盤面8とが必ずしも平行でなくてもゲージとして成立する事例〔(ロ)、(ニ)、(ヘ)等〕、或いは支持脚4が基板2に直角でなくてもゲージとして成立する事例〔(イ)〜(ヘ)等〕を説明する模式図である。
図27では、(イ)において、A>B→1=2、
(ロ)において、C=D→1<2、
(ハ)において、F>H→1=2、
E>G→1’=2’、
(ニ)において、J=L→1<2、
(ホ)において、N>P→1=2、
M>O→1’=2’、
(ヘ)において、Q=R→1<2である。
【0053】
[本発明のゲージの特徴]
(1)支持脚は必ずしも同じ長さでなくても良い。要するに、基板2とパチンコ盤面8とが平行を保てれば十分である(図9参照)。
(2)基板2とパチンコ盤面8とは必ずしも平行でなくても良い(図27参照)。
(3)基板2と支持脚4とは必ずしも直角でなくても良い(図10、12、13、16、27参照)。
(4)支持脚4は、基板2と一体でも、又は支持脚4と基板2とが別個に構成されて組立式であって支持脚4が回動自在であっても良い(図10、11、13参照)。
(5)スライド体30は支持脚4’と一体(特開2002−224320号公報の図4参照)にされても組立式(図12参照)であっても良い。
(6)基板2と支持脚4及び/又はスライド体30との接触面等にラッチ等を設けて両者を仮固定しても良い。
(7)支持脚(角度測定面も含む)は、上向き、下向き、左右方向、更に斜め方向等の計測が可能である。
(8)角度測定冶具10、10’は支持脚4、4’に一体に或いは着脱自在に設けられても良い。
(9)0°〜360°の方向の釘角度に対応可能である。
(10)支持脚、各角度測定冶具の角度ピッチは1°のみならず、0.1°単位等も使
用可能である。
(11)照明部3は支持脚4の下方部の表裏面又は冶具に一体に(図1、12)且つスイッチ部6、電源部12を基板2又はスライド体30に設けるか(図1−(イ)、4、12参照)或いは、ゲージ1とは別個にスイッチ部6、電源部12等を磁性ベース板20に載せ照明部3を豆球等として(図10−(ロ)参照)、着脱自在とできる。
(12)角度測定面5、5’を兼ねる支持脚の下方側面に釘9を係止するためのフックを設けても良い(特開2002−224320号公報参照)。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明のゲージを使用することで熟練を要することなく釘の上下および左右の角度測定および角度調整を行うことができ、パチンコ業界において店の利益向上とともに客の満足感を共に達成することができ、パチンコの遊戯性を高め、パチンコ業界の発展に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の釘角度測定ゲージの馬蹄形の基本型を示す模式図である。 図1−(イ)はゲージの支持脚の下方に照明部を一体に設ける場合を示し、図1−(ロ)はゲージの肩部に角度表示をした場合を示す。
【図2】図1の角度表示の仕方を説明する模式図である。
【図3】図1のゲージをパチンコ盤面8に水平に置いて角度測定をする場合の状態を説明する模式図である。
【図4】図1の馬蹄型ゲージを背中合わせに一体化したH型ゲージに相当し、支持脚には照明部を一体に設けてたゲージを示す模式図である。
【図5】図1のゲージの支持脚の上方・下方側部に夫々角度測定冶具を一体に設け、基板に滑り止め孔2個設けたゲージを説明する模式図である。 図5−(ロ)は、図5−(イ)のゲージを使用して釘角度を測定・調整する場合を説明する模式図である。
【図6】支持脚の両側に角度測定冶具を一体に設け矢尻形状にした場合を説明する模式図である。基板の両端に滑り止め孔を設けたゲージを示す模式図である。
【図7】図1の馬蹄形ゲージを背中を合わたH形状のゲージであり、その基板2に連設した支持脚4、4’とは反対側にも複数の角度測定面をも構成する支持脚を設け、基板に滑り止め孔を設けた場合を説明する模式図である。
【図8】図1のゲージに対して、基板の反対側にも支持脚を連設し、この支持脚の間隔を他の支持脚の間隔より狭くした場合を説明する模式図である。このゲージは図7のH型ゲージの変型に相当する。
【図9】樹木型のゲージであって、基板に連設される支持脚は突出長は同じでなく、支持脚の数、長さ、位置、その間隔等は夫々異なっているゲージを説明する模式図である。
【図10】図10−(イ)は、支持脚を基板に回動自在に取り付け、基板中に複数個の丸孔を設け、支持脚を容易に移動できるゲージを示す模式図である。 図10−(ロ)は、豆球ランプ等の照明部をゲージとは別個に設け、スイッチ部、電源部等を磁性ベース板上に載せて取外し自在とした簡易型照明部を示す模式図である。
【図11】図10の分解図であり、複数個の丸孔を持つ基板に支持脚を蝶ネジにより回動可能に締めたゲージを説明する模式図である。
【図12】基板の端部に支持脚を連設して設け、他端にスライド体を基板に嵌挿して上下にスライド可能とし、支持脚をスライド体とは別個に組立可能に設けたゲージを説明する模式図である。 支持脚に照明部を設け、スライド体上にスイッチ部、電源部を設け回路で結んだゲージである。
【図13】図11のゲージでは回動可能な支持脚が基板の両端に2個であるのに対して、図13−(イ)では基板の両端に2個ずつであり、図13−(ロ)図は、その分解図である。
【図14】図1の馬蹄型ゲージにおいて、その支持脚と基板とが互いに嵌合する凸部、凹部により着脱自在とされたゲージを説明する模式図である。
【図15】図1の馬蹄型ゲージにおいて、支持脚とその脚部とが互いに嵌合する凸部、凹部により着脱自在とされたゲージを説明する模式図である。
【図16】支持脚が鋭い釘角度に対応できるゲージを説明する模式図である。 基板等に種々の形状の滑り止め穴を設け、基板の形状も矩形に限らず、楕円形も可能であるゲージを説明する模式図である。
【図17】H状ゲージの各支持脚にその下方側部に四角形状角度測定冶具を着脱自在に設けたゲージを示す模式図である。基板の中央に滑り止め孔6を設けている。
【図18】角度測定冶具の種類1の(形状)と(使用例)を示し、(イ)〜(ト)は楔型冶具であり、(イ)角度測定面付き先端丸型冶具、(ロ)は上側一体型、、(ハ)は上側着脱型、(ニ)は下側一体型、(ホ)は下側着脱型、(ヘ)は両側一体型、(ト)は両側着脱型を示し、(チ)は上向短四角柱冶具一体型、(リ)は上向短四角柱冶具着脱型、(ヌ)は下向短四角柱冶具一体型、(ル)は下向短四角柱冶具着脱型を示す。
【図19】角度測定冶具の種類2の(形状)と(使用例)を示し、(イ)両側短四角柱一体型、(ロ)両側短四4角柱着脱型、(ハ)短丸棒型、(ニ)右付け長方板型、(ホ)左付け長方板型、(ヘ)は両側付け長方板型、(ト)は四角錐型、(チ)上面付先細長方板型、(リ)上面付逆細長方板型、(ヌ)上面付先薄長方板型である。もちろん、(チ)〜(ヌ)の冶具は上面付に限らず下面付でも良い。
【図20】角度測定冶具の種類3の(形状)と(使用例)を示し、(イ)板状角度測定面型、(ロ)釘軸合線付き、(ハ)片側凹溝付き、(ニ)両側凹溝付き、(ホ)先端丸型であって丸み付け、(ヘ)長二股型、(ト)短丸棒型、(チ)右付け長方板型である。
【図21】度測定冶具の種類4の(形状)と(使用例)を示し、(イ)上下面矩形板型(着脱自在式又は一体式も)、(ロ)矩形板型(先端丸型)、(ハ)台形型、(ニ)片側凹溝付き、(ホ)凹溝付き、(ヘ)両側凹溝付き、(ト)低壁部着脱ベース板型、(リ)高壁部着脱ベース板型である。
【図22】度測定冶具の種類5の(形状)と(使用例)を示し、(イ)低壁部一体式ベース板型、(ロ)高壁部一体式ベース板型、(ハ)円錐型、(ニ)逆円錐型、(ホ)円筒型、(ヘ)逆先細三角柱型、(ト)正三角柱型である。
【図23】角度測定冶具の種類6の(形状)と(使用例)を示し、(イ)先細五角形型、(ロ)逆先細五角形型、(ハ)正5角柱型、(ニ)先細六角形型、(ホ)逆先細六角形型、(ヘ)正六角柱型、(ト)2面半円状凹溝2面計測型、(チ)3面半円状凹溝3面計測型、(リ)4面半円状凹溝4面計測型である。
【図24】角度測定冶具の種類7の(形状)と(使用例)を示し、(イ)4面半円状凹溝4面計測型、(ロ)5面半円状凹溝5面計測型、(ハ)6面半円状凹溝6面計測型、(ニ)7面半円状凹溝7面計測型、(ホ)8面半円状凹溝8面計測型、(ヘ)2枚組の4隅角取り直方板型、(ト)十字状角柱4面計測型、(チ)格子状角柱8面計測型である。
【図25】角度測定冶具の種類1〜7の一部改良であって、その(形状)と(使用例)を示し、(イ)両側一体楔型、(ロ)長二股型、(ハ)短長方板型、(ニ)八角錐型である。
【図26】角度の呼称例を示し、(イ)釘9をパチンコ盤面8に垂直方向に、(ロ)は釘9を水平方向にセットした場合を示す。
【図27】基本型の馬蹄形である図1のゲージの変型であって、支持脚とパチンコ盤面とが必ずしも平行でなくてもゲージとして成立する事例、或いは支持脚が基板に直角でなくてもゲージとして成立する事例を説明する模式図である。
【符号の説明】
【0056】
1 ゲージ
2 基板
3、3’;3a、3b 照明部A、B、C、D
4、4’;4a、4a’;4b、4b’;4c、4c’支持脚
4d 脚部
5、5’;5a、5a’、5b 角度測定面
6 スイッチ部
7、7’ 当接面
8 パチンコ盤面
9 釘
10、10’、10a、10b 角度測定冶具
11、11’回路A、回路B
11a、11b 回路C、回路D
12 電源部
13、13’ 凹溝
14、14’ 滑り止め孔
15、15a、15b 蝶ネジ
16 丸孔
17 ナット
18、18’ 挟持板A、挟持板B
19、19’連結部A、連結部B
20 磁性ベース板
21、21’ 凸部
22、22’ 凹部
23、23’段差
24 釘軸合線
25、25’ 4角柱
26、26’ 短円柱
27、27’ 長方板
29 丸み
30 スライド体
31 ガイド部
32 配線
33、33’ 止めネジ
34 長二股部
35 短直方板
41 半円状凹溝
42、42’ 低壁部、高壁部
43 ベース板
45 角取り


【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と該基板の両端に少なくとも2個の支持脚を設け、支持脚の脚部自体が角度測定面を構成するように、矩形状に構成されてその上・下面及び/又は表・裏面で角度測定が可能となり、
支持脚の下方部の表・裏面に照明部を設け、スイッチ部、電源部を基板及び/又は基板を嵌挿可能な中空部を有する4角柱からなるスライド体及び/又は支持脚のいずれかに貼着・付設して、ゲージ使用時の支持脚先端の明るさを維持することを特徴とする、パチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項2】
スイッチ部、電源部を磁性ベース板に貼着・付設し、照明部を豆電球としてその間を配線で結線することにより、該磁性ベース板をゲージを構成する吸磁性金属製基板と取外し自在としたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項3】
着脱自在な角度測定冶具が磁性ゴム等の磁性材料から構成され、ゲージが鉄材等の磁性材料を吸着可能な吸磁性材料から構成されることを特徴とする請求項1又2記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項4】
支持脚が、更に基板及び/又は支持脚の途中にも設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項5】
組立可能に又は1体にしたスライド体に支持脚を一体に及び/又は分解可能に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項6】
該ゲージの基板、支持脚、スライド体のいずれかに角度測定表示を設けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項7】
支持脚を基板に回動可能に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項8】
基板と支持脚及び/又はスライド体との接触面にラッチを設けて仮固定することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項9】
支持脚の下方に釘傘を係止するフック、段差、短丸棒、短長方板、短四角柱、凹溝、釘軸合線のいずれかを設けることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項10】
盤面に当接する支持脚の先端面に平面状当接面又は丸型当接面を設けることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項11】
基板の外形が矩形又は楕円形あることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。
【請求項12】
基板に滑り止め用丸孔及び/又は三角穴及び/又は四角穴を設けることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のパチンコ釘角度測定ゲージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2006−346474(P2006−346474A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−213638(P2006−213638)
【出願日】平成18年8月4日(2006.8.4)
【分割の表示】特願2005−367766(P2005−367766)の分割
【原出願日】平成17年12月21日(2005.12.21)
【出願人】(597072062)
【出願人】(500199310)
【Fターム(参考)】