遊技用システム
【課題】遊技用装置と管理装置が通信不可能状態となったときに、受付貨幣額の範囲内で貸与処理を行うようにした場合であっても、遊技用装置に釣銭払出機等を設ける必要がなく、遊技用装置のコスト上昇を回避する遊技用システムの提供。
【解決手段】管理装置は、挿入通知に含まれるオフライン端数額を加算予定額として一旦記憶し(Sa211)、加算予定額記憶通知を返信する(Sa212)。これを受信した玉貸ユニットは、記録媒体のオフライン端数額を消去し(Sa213)、記録通番を更新し(Sa214)、オフライン端数額消去通知を管理装置に送信する(Sa215)。これを受信した管理装置は、加算予定額を管理残額に加算して(Sa216)、該加算予定額を消去すると共に、管理通番を更新し(Sa217)、残額通知を返信する(Sa220)。
【解決手段】管理装置は、挿入通知に含まれるオフライン端数額を加算予定額として一旦記憶し(Sa211)、加算予定額記憶通知を返信する(Sa212)。これを受信した玉貸ユニットは、記録媒体のオフライン端数額を消去し(Sa213)、記録通番を更新し(Sa214)、オフライン端数額消去通知を管理装置に送信する(Sa215)。これを受信した管理装置は、加算予定額を管理残額に加算して(Sa216)、該加算予定額を消去すると共に、管理通番を更新し(Sa217)、残額通知を返信する(Sa220)。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも通番が記録される記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて通番及び遊技媒体の貸与に使用される残額を管理する管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段を有し、
該通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに、前記記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で遊技媒体を貸与するための記録媒体貸与処理を行い、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための貨幣貸与処理を行い、該貨幣貸与処理により残額が有るときは、該残額を入金残額として記録媒体に記録して排出する遊技用装置と、
を備える遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受け付けたことに基づいて、該記録媒体に記録されている入金残額及び通番を含む入金残額情報を前記管理装置に対して送信する入金残額情報送信手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金残額情報の受信に応じて、該入金残額情報に含まれる通番が、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて管理している通番と一致するか否かを判定する通番判定手段と、
該通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記入金残額情報に含まれる入金残額が零であるかあるいは入金残額が含まれないことを条件として、前記記録媒体の管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信する残額通知送信手段と、
前記通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記入金残額情報に含まれる入金残額が零でないことを条件として、該入金残額情報に含まれる入金残額を、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて管理されている管理残額に対する加算対象額として記憶し、前記入金残額情報を受信した旨を示す入金残額受信通知を前記遊技用装置に対して送信する入金残額処理を行う入金残額処理手段と、を有し、
前記遊技用装置は、該入金残額受信通知の受信に応じて、前記記録媒体に記録されている入金残額を零に更新するかあるいは消去する入金残額不存在処理を行うと共に、前記記録媒体の通番を更新し、該入金残額不存在処理を行った旨を示す入金残額不存在処理情報を前記管理装置に対して送信する入金残額不存在処理手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金残額不存在処理情報を受信したことを条件として、前記記録媒体の管理残額に対して、前記記憶している加算対象額を加算する加算対象額加算処理を行うと共に、該加算対象額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理と、該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する通番更新処理とを行う加算対象額処理手段を有し、
前記通番判定手段により一致しないと判定され、かつ前記加算対象額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、通番不一致時処理として、前記加算対象額加算処理と前記加算済更新処理と前記通番更新処理とを前記加算対象額処理手段により行い、
前記通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記加算対象額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、通番一致時処理として、前記加算対象額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を前記加算対象額処理手段により行い、
前記加算対象額処理手段による処理後の管理残額を含む残額通知を前記残額通知送信手段により前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、該残額通知を受信したことを条件として、前記記録媒体貸与処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【請求項1】
少なくとも通番が記録される記録媒体を個々に識別可能な記録媒体識別情報に対応付けて通番及び遊技媒体の貸与に使用される残額を管理する管理装置と、
遊技機に対応して設けられ、
前記管理装置と通信できる通信可能状態であるか通信できない通信不可能状態であるかを検知する通信可否検知手段を有し、
該通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに、前記記録媒体識別情報に対応付けて前記管理装置で管理されている残額である管理残額の範囲内で遊技媒体を貸与するための記録媒体貸与処理を行い、
前記通信可否検知手段により通信不可能状態を検知しているときに貨幣を受け付け、該受け付けた貨幣の金額である受付貨幣額の範囲内で遊技媒体を貸与するための貨幣貸与処理を行い、該貨幣貸与処理により残額が有るときは、該残額を入金残額として記録媒体に記録して排出する遊技用装置と、
を備える遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記通信可否検知手段により通信可能状態を検知しているときに前記記録媒体を受け付けたことに基づいて、該記録媒体に記録されている入金残額及び通番を含む入金残額情報を前記管理装置に対して送信する入金残額情報送信手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金残額情報の受信に応じて、該入金残額情報に含まれる通番が、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて管理している通番と一致するか否かを判定する通番判定手段と、
該通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記入金残額情報に含まれる入金残額が零であるかあるいは入金残額が含まれないことを条件として、前記記録媒体の管理残額を含む残額通知を前記遊技用装置に対して送信する残額通知送信手段と、
前記通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記入金残額情報に含まれる入金残額が零でないことを条件として、該入金残額情報に含まれる入金残額を、前記記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けて管理されている管理残額に対する加算対象額として記憶し、前記入金残額情報を受信した旨を示す入金残額受信通知を前記遊技用装置に対して送信する入金残額処理を行う入金残額処理手段と、を有し、
前記遊技用装置は、該入金残額受信通知の受信に応じて、前記記録媒体に記録されている入金残額を零に更新するかあるいは消去する入金残額不存在処理を行うと共に、前記記録媒体の通番を更新し、該入金残額不存在処理を行った旨を示す入金残額不存在処理情報を前記管理装置に対して送信する入金残額不存在処理手段を有し、
前記管理装置は、
前記入金残額不存在処理情報を受信したことを条件として、前記記録媒体の管理残額に対して、前記記憶している加算対象額を加算する加算対象額加算処理を行うと共に、該加算対象額が加算済であることを特定可能な状態に更新する加算済更新処理と、該記録媒体の記録媒体識別情報に対応付けられた通番を更新する通番更新処理とを行う加算対象額処理手段を有し、
前記通番判定手段により一致しないと判定され、かつ前記加算対象額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、通番不一致時処理として、前記加算対象額加算処理と前記加算済更新処理と前記通番更新処理とを前記加算対象額処理手段により行い、
前記通番判定手段により一致すると判定され、かつ前記加算対象額が未加算の状態で記憶されていることを条件として、通番一致時処理として、前記加算対象額加算処理を行うことなく、前記加算済更新処理を前記加算対象額処理手段により行い、
前記加算対象額処理手段による処理後の管理残額を含む残額通知を前記残額通知送信手段により前記遊技用装置に対して送信し、
前記遊技用装置は、該残額通知を受信したことを条件として、前記記録媒体貸与処理を行うことを特徴とする遊技用システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【公開番号】特開2010−63912(P2010−63912A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289177(P2009−289177)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【分割の表示】特願2005−228927(P2005−228927)の分割
【原出願日】平成17年8月5日(2005.8.5)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【分割の表示】特願2005−228927(P2005−228927)の分割
【原出願日】平成17年8月5日(2005.8.5)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】
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