説明

運用管理システム及びその監視設定方法

【課題】大量の監視設定情報を、容易に、かつ構成情報の内容に応じて柔軟に生成することが可能な運用管理システム及びその監視設定方法を提供する。
【解決手段】記憶装置に、予め入力された、被監視装置毎の構成情報、監視種別に対応する設定情報の集まりである属性設定情報、監視種別に対応する監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレート、構成情報に対応する監視種別の監視設定テンプレートを選択するための構成情報変換定義を蓄積しておく。管理装置は、構成情報変換定義に基づいて、構成情報から被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む監視設定情報を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークシステムを構成する各種のハードウェアやソフトウェアの状態を監視する運用管理システム及びその監視設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信サービスの社会インフラ化に伴い、ネットワークシステムは、安定して動作させることが極めて重要な課題となってきている。そのため、ルータ、スイッチ等の各種のネットワーク機器やサーバ装置(ハードウェア)、あるいはサーバ装置等で動作する各種のプログラム(ソフトウェア)の稼働状況やシステムパフォーマンス等を監視する運用管理システムが実用化されている。
【0003】
運用管理システムでは、監視項目や監視周期等の監視内容を示す監視設定情報にしたがって、監視対象であるハードウェアやソフトウェアの状態を示す監視データを監視装置で取得し、各監視装置から送信される監視データを管理装置で一括して管理する。近年のネットワークシステムは、その規模が益々大きくなっているため、監視対象となるハードウェア数やソフトウェア数も増大し、大量の監視対象に対する監視設定情報の作成に要する手間が問題となってきている。そのため、監視設定情報を容易に作成するための技術が求められている。
【0004】
なお、監視設定情報を作成するためのものではないが、ネットワーク機器やサーバ装置等のハードウェア構成情報を自動的に作成するための技術が、例えば特許文献1に記載されている。また、ネットワーク情報を自動的に設定するための技術が、例えば特許文献2に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5−28088号公報
【特許文献2】特開2009−124571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載された技術を利用してハードウェア情報を生成し、該ハードウェア情報に基づいて監視設定情報を作成すれば、ハードウェア構成情報を把握する手間を省くことが可能であり、監視設定情報を比較的容易に生成できる。しかしながら、監視対象の特徴を示す情報(構成情報)には、例えば建造物の名称のように上記ハードウェア構成情報からは取得できない情報もある。そのため、特許文献1に記載された技術では、構成情報の内容に応じて柔軟に監視設定情報を作成することができず、人手による監視設定の手間が残るという問題がある。
【0007】
一方、特許文献2に記載された技術では、人手に頼らずにネットワーク情報を自動的に設定することが可能であるが、ネットワークを監視するための監視設定情報を自動で生成することはできない。そのため、ネットワークシステムを監視するためには、別途、人手による設定作業が必要となる。
【0008】
本発明は上述したような背景技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、大量の監視設定情報を、容易に、かつ構成情報の内容に応じて柔軟に生成することが可能な運用管理システム及び該監視設定情報を生成するための監視設定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため本発明の運用管理システムは、監視対象である複数の被監視装置と、
前記被監視装置の状態を示す監視データを取得する監視装置と、
前記監視装置で取得された前記被監視装置毎の監視データを収集し、前記被監視装置の状態を管理する管理装置と、
を有する運用管理システムであって、
前記被監視装置の特徴を示す構成情報が蓄積される構成情報管理部と、
監視種別に対応する設定情報の集まりである属性設定情報が蓄積される属性設定情報蓄積部と、
前記監視種別に対応する、前記被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレートが蓄積される監視設定テンプレート蓄積部と、
前記構成情報管理部に蓄積された構成情報を選択条件に用いて、前記監視設定テンプレート蓄積部から該構成情報に対応する監視種別の監視設定テンプレートを選択するための構成情報変換定義が格納された構成情報変換定義格納部と、
前記構成情報変換定義に基づいて前記構成情報管理部に蓄積された構成情報から前記被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む前記監視設定情報を生成する監視設定生成部と、
を有する。
【0010】
一方、本発明の運用管理システムの監視設定方法は、監視対象である複数の被監視装置と、
前記被監視装置の状態を示す監視データを取得する監視装置と、
前記監視装置で取得された前記被監視装置毎の監視データを収集し、前記被監視装置の状態を管理する管理装置と、
を有する運用管理システムで用いる、被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するための監視設定方法であって、
コンピュータが、
予め入力された、前記被監視装置の特徴を示す構成情報、監視種別に対応する設定情報の集まりである属性設定情報、前記監視種別に対応する、前記被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレート、前記構成情報管理部に蓄積された構成情報を選択条件に用いて前記監視設定テンプレート蓄積部から該構成情報に対応する監視種別の監視設定テンプレートを選択するための構成情報変換定義を、記憶装置に蓄積しておき、
前記構成情報変換定義に基づいて、前記構成情報から前記被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、
該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む前記監視設定情報を生成する方法である。
【0011】
上記のような構成及び方法では、被監視装置毎の構成情報、監視種別に対応する属性設定情報、監視種別に対応する監視設定テンプレート及び構成情報変換定義を予め蓄積しておき、構成情報変換定義に基づいて構成情報から被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む監視設定情報を生成することで、人手によらずに大量の監視設定情報を生成することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、大量の監視設定情報を、容易に、かつ構成情報の内容に応じて柔軟に生成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の運用管理システムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した構成情報管理部に蓄積される構成情報の一例を示すテーブル図である。
【図3】図1に示した属性設定情報蓄積部に蓄積される属性設定情報の一例を示す模式図である。
【図4】図1に示した監視設定テンプレート蓄積部に蓄積される監視設定テンプレートの一例を示す模式図である。
【図5】図1に示した構成情報変換定義格納部に蓄積される構成情報変換定義の一例を示す模式図である。
【図6】図1に示した監視設定生成部で生成される監視設定情報の一例を示す模式図である。
【図7】図1に示した監視設定生成部の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に本発明について図面を用いて説明する。
【0015】
図1は、本発明の運用管理システムの一構成例を示すブロック図である。
【0016】
図1に示すように、本発明の運用管理システムは、監視対象である複数の被監視装置1と、被監視装置1の状態を示す監視データを取得する監視装置4と、監視装置4で取得された被監視装置1毎の監視データを収集し、各被監視装置1の状態を管理する管理装置2とを有し、監視装置4と管理装置2とがネットワーク3を介して接続された構成である。監視装置4が監視対象とする被監視装置1は1台でもよく、複数台でもよい。また、監視装置4の機能は被監視装置1内に備えていてもよい。
【0017】
管理装置2は、プログラムにしたがって処理を実行するCPU(Central Processing Unit)や記憶装置等を備えた処理装置、該処理装置に対して指示や情報等を入力するための入力装置、ネットワーク3を介して監視装置4や被監視装置1と情報を送受信するための通信手段、処理装置に入力された指示や情報あるいは処理装置による処理結果を表示する表示装置等を備えた周知の情報処理装置(コンピュータ)で実現できる。その場合、CPUは、記憶装置に格納された所定の制御用プログラムにしたがって処理を実行することで管理装置2としての機能を実現する。監視装置4は、制御用プログラムが異なることを除けば、管理装置2と同様構成の周知の情報処理装置(コンピュータ)で実現できる。
【0018】
被監視装置1は、監視対象となる、ルータ、スイッチ等の各種のネットワーク機器や周知のサーバ装置である。なお、監視装置4による監視対象にはサーバ装置等で動作する各種のプログラム(ソフトウェア)も含むものとする。
【0019】
管理装置2は、構成情報管理部21、属性設定情報蓄積部22、監視設定テンプレート蓄積部23、構成情報変換定義格納部24及び監視設定生成部25を備えている。
【0020】
構成情報管理部21は、例えば、OS(Operating System)の種類、用途、ラック番号、ビル名、IPアドレス等の複数の情報(カラム情報)から成る、監視対象(被監視装置1)の特徴を示す構成情報を蓄積する。構成情報は、例えば図2に示すように、監視対象(被監視装置1)の名称(構成情報名)毎にテーブル形式で格納される。図2に示すテーブルの1行が1つの被監視装置1の構成情報を示している。監視対象毎の構成情報は、例えばシステム運用者によって予め管理装置2に入力され、構成情報管理部21に格納される。
【0021】
属性設定情報蓄積部22は、監視種別(例えば、LinuxのOS監視、Windows(登録商標)のOS監視、FTP監視、ログ監視、http監視、NWトラフィック監視等)に対応する設定情報(設定タグ)の集まりである属性設定情報を蓄積する。設定タグは、監視種別における設定項目を示す付加情報であり、例えば図3(a)に示すように、LinuxのOS監視の場合は、CPUやメモリの使用率のしきい値(上限値)等がある。また、図3(b)に示すように、FTP(File Transfer Protocol)監視の場合は、タイムアウト時間やリトライ回数等がある。監視種別毎の属性設定情報は、例えばシステム運用者によって予め管理装置2に入力され、属性設定情報蓄積部22に格納される。
【0022】
監視設定テンプレート蓄積部23は、監視種別に対応した監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレートを蓄積する。監視設定テンプレートは、図4に示すように、監視種別に対応する属性設定情報を指定するための情報から成り、例えば該属性設定情報の名前や監視設定情報に埋め込む構成情報のカラム名等の付加情報の集まりである。図4では、カラム名がIPアドレスの構成情報が埋め込まれる例を示している。なお、図4に示す「Port」及び「/Port」で挟まれた数値「21」は、ポート番号を示し、該ポート番号には構成情報で指定されたポート番号を埋め込むことが可能であり、該数値をデフォルト値として使用することも可能である。監視種別毎の監視設定テンプレートは、例えばシステム運用者によって予め管理装置2に入力され、監視設定テンプレート蓄積部23に格納される。
【0023】
構成情報変換定義格納部24は、構成情報管理部21に蓄積された構成情報に基づいて、被監視装置1に対応した監視種別を決定するための構成情報変換定義を蓄積する。構成情報変換定義は、図5に示すように、構成情報の各カラムの値(項目)の組み合わせと該組み合わせを選択条件とする監視種別とが木構造で記述された情報である。監視設定生成部25は、構成情報変換定義に基づいて、被監視装置1の構成情報に対応する監視種別を決定し、該監視種別に対応する1つあるいは複数の監視設定テンプレートを選択する。
【0024】
構成情報変換定義は、一つあるいは複数の構成情報のカラムの値の組み合わせと、それに対応する一つあるいは複数の監視種別に対応する監視設定テンプレートを指定する情報とから成る、一つの集合として記述される。この集合を本明細書では「部分集合」と呼ぶ。図5に示す例では、構成情報のカラムの値の組み合わせとして、利用目的とOS種別とがあり、利用目的がFTPサーバであり、OS種別がLinuxのとき、監視種別としてLinuxのOS監視とFTP監視とが選択される例を示している。構成情報変換定義は、例えばシステム運用者によって予め管理装置2に入力され、構成情報変換定義格納部24に格納される。
【0025】
監視設定生成部25は、構成情報変換定義に基づいて、構成情報管理部21に蓄積された構成情報から被監視装置1毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む監視設定情報を生成する。図6に示すように、LinuxのOS監視の場合、監視設定情報にはCPUやメモリの使用率のしきい値を含み、FTP監視の場合、監視設定情報にはタイムアウト時間やリトライ回数等が含まれる。また、図6では、FTP監視の設定内容に、構成情報から埋め込んだIPアドレスを含む例を示している。
【0026】
監視設定生成部25で生成された監視設定情報は、不図示の送信手段を介して管理装置2から監視装置4へ送信される。監視装置4は、不図示の受信手段を用いて管理装置2から送信された監視設定情報を受信し、該監視設定情報を不図示の蓄積手段で保存する。そして、該監視設定情報にしたがって所要の周期で被監視装置1から監視データを取得し、該監視データを管理装置2へ送信する。
【0027】
なお、図1は、管理装置2に、構成情報管理部21、属性設定情報蓄積部22、監視設定テンプレート蓄積部23、構成情報変換定義格納部24及び監視設定生成部25を備える構成例を示しているが、属性設定情報蓄積部22、監視設定テンプレート蓄積部23、構成情報変換定義格納部24及び監視設定生成部25の全ての機能または一部の機能は監視装置4に備えていてもよい。
【0028】
例えば属性設定情報蓄積部22、監視設定テンプレート蓄積部23、構成情報変換定義格納部24及び監視設定生成部25の機能を監視装置4に備えている場合、管理装置2は、構成情報管理部21のみ備え、該構成情報管理部21に蓄積された構成情報を不図示の送信手段を介して監視装置4へ送信すればよい。監視装置4は、不図示の受信手段を用いて管理装置2から送信される、監視対象である被監視装置1の構成情報を受信し、属性設定情報蓄積部22、監視設定テンプレート蓄積部23、構成情報変換定義格納部24及び監視設定生成部25を用いて監視設定情報を生成すればよい。このような構成では、例えば被監視装置1が増設されても、該増設された被監視装置1の監視設定情報は監視装置4で生成されて保存される。そのため、管理装置2の処理負荷が軽減される。
【0029】
図7は、図1に示した監視設定生成部の処理手順を示すフローチャートである。
【0030】
監視設定生成部25は、例えばシステム運用者等による監視設定情報の生成指示の入力を契機に下記の処理を開始する。
【0031】
図7に示すように、監視設定生成部25は、システム運用者等により監視設定情報の生成が指示されると、構成情報管理部21に蓄積された全ての構成情報を取得し(ステップS1)、構成情報変換定義格納部24に蓄積された構成情報変換定義に基づき、各構成情報に対応する監視種別を決定し、監視設定テンプレート蓄積部23に蓄積されている監視設定テンプレートから、該監視種別に対応する1つあるいは複数の監視設定テンプレートを選択する(ステップS2)。このとき、監視設定生成部25は、構成情報から部分集合の条件を満たす監視種別を決定し、該監視種別に対応する監視設定テンプレートを選択する。構成情報が複数の部分集合の条件を満たす場合、該構成情報は最も優先度が高い部分集合に所属するものとする。
【0032】
次に、監視設定生成部25は、選択した監視設定テンプレートに記述されている属性設定情報の名前に基づき、属性設定情報蓄積部22から対応する属性設定情報を取得する(ステップS3)。また、監視設定生成部25は、選択した監視設定テンプレートで指定された、監視設定情報に埋め込む構成情報のカラム名が指定されている場合、該カラム名の位置に構成情報の対応するカラムの値を代入する(ステップS4)。
【0033】
最後に、監視設定生成部25は、選択した監視設定テンプレートで指定された全ての属性設定情報や構成情報を結合して監視設定情報を生成する(ステップS5)。
【0034】
本発明によれば、被監視装置1毎の構成情報、監視種別に対応する属性設定情報、監視種別に対応する監視設定テンプレート及び構成情報変換定義を予め蓄積しておき、構成情報変換定義に基づいて構成情報から被監視装置1毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む監視設定情報を生成することで、人手によらずに大量の監視設定情報を生成することができる。したがって、大量の監視設定情報を、容易に、かつ構成情報の内容に応じて柔軟に生成することが可能になる。
【0035】
また、監視設定テンプレートに基づき構成情報のカラムの値(項目)を監視設定情報に埋め込むことで、監視種別が同一の監視対象(被監視装置1)であっても該監視対象(被監視装置)毎に異なる監視設定情報を作成することが可能になる。そのため、例えば監視対象毎に異なるポート番号やIPアドレス等を設定することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 被監視装置
2 管理装置
3 ネットワーク
4 監視装置
21 構成情報管理部
22 属性設定情報蓄積部
23 監視設定テンプレート蓄積部
24 構成情報変換定義格納部
25 監視設定生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視対象である複数の被監視装置と、
前記被監視装置の状態を示す監視データを取得する監視装置と、
前記監視装置で取得された前記被監視装置毎の監視データを収集し、前記被監視装置の状態を管理する管理装置と、
を有する運用管理システムであって、
前記被監視装置の特徴を示す構成情報が蓄積される構成情報管理部と、
監視種別に対応する設定情報の集まりである属性設定情報が蓄積される属性設定情報蓄積部と、
前記監視種別に対応する、前記被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレートが蓄積される監視設定テンプレート蓄積部と、
前記構成情報管理部に蓄積された構成情報を選択条件に用いて、前記監視設定テンプレート蓄積部から該構成情報に対応する監視種別の監視設定テンプレートを選択するための構成情報変換定義が格納された構成情報変換定義格納部と、
前記構成情報変換定義に基づいて前記構成情報管理部に蓄積された構成情報から前記被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む前記監視設定情報を生成する監視設定生成部と、
を有する運用管理システム。
【請求項2】
前記管理装置は、
前記構成情報管理部、前記属性設定情報蓄積部、前記監視設定テンプレート蓄積部、前記構成情報変換定義格納部、前記監視設定生成部及び前記監視設定生成部で生成された前記監視設定情報を前記監視装置へ送信する送信手段を備え、
前記監視装置は、
前記管理装置から送信された監視設定情報を受信する受信手段及び該受信した監視設定情報を保存する蓄積手段を備える請求項1記載の運用管理システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記構成情報管理部を備え、
前記監視装置は、
前記属性設定情報蓄積部、前記監視設定テンプレート蓄積部、前記構成情報変換定義格納部及び前記監視設定生成部を備える請求項1記載の運用管理システム。
【請求項4】
監視対象である複数の被監視装置と、
前記被監視装置の状態を示す監視データを取得する監視装置と、
前記監視装置で取得された前記被監視装置毎の監視データを収集し、前記被監視装置の状態を管理する管理装置と、
を有する運用管理システムで用いる、被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するための監視設定方法であって、
コンピュータが、
予め入力された、前記被監視装置の特徴を示す構成情報、監視種別に対応する設定情報の集まりである属性設定情報、前記監視種別に対応する、前記被監視装置の監視内容を示す監視設定情報を生成するためのテンプレートである監視設定テンプレート、前記構成情報管理部に蓄積された構成情報を選択条件に用いて前記監視設定テンプレート蓄積部から該構成情報に対応する監視種別の監視設定テンプレートを選択するための構成情報変換定義を、記憶装置に蓄積しておき、
前記構成情報変換定義に基づいて、前記構成情報から前記被監視装置毎の監視設定テンプレートを選択し、
該選択した監視設定テンプレートで指定された属性設定情報及び構成情報を含む前記監視設定情報を生成する運用管理システムの監視設定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−77212(P2013−77212A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−217392(P2011−217392)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Linux
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】