説明

遠赤外線照射具

【課題】遠赤外線による温熱効果とマイナスイオンによる精神安定化を同時に得ることができるパット状又はシート状の遠赤外線線照射具を提供する。
【解決手段】磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層を形成した発泡ウレタン製母材300の裏にアルミ箔表面200を配置し、この遠赤外線照射層を形成した発泡ウレタン製母材300の表面とアルミ箔の裏面を保持体100a,1oobで挟み、場合によっては保持体の適所にマジックテープなどの人体装着具を設けてなるシート状やパット状などにした遠赤外線照射具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自然回復による自己治療として、遠赤外線による温熱効果とマイナスイオンによる精神安定化を同時に得ることができるパット状又はシート状の遠赤外線線照射具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人間が本来持つ自己免疫力を高める手段として、遠赤外線サウナ浴が効果がある。本発明者等が発明した特願2005−239738、特願2005−267979、特願2005−302810のように比較的簡単に自然回復力をつけることが可能であるが人間が装置の中に入る為装置が大型である。人体に張り付けて日常の生活が出来ないかと言う事で開発しものである。
【0003】
遠赤外線を出す木炭粉とトルマリン等の電気石粉を張り合わせた物はすでにあるが効果は今一つである。
特に電光石粉よりのマイナスイオン効果を謳っているがマイナスイオン測定器でも500〜700程度であり山林散歩の1000〜2000、滝近辺の2000〜4000と比較すると出ていると言う事だけである。90%以上は人体反射による赤外線効果のみである。人体装着方式でありながら遠赤外線とマイナスイオン2000以上の両方を成立させ、て自然回復力が得られるものが要求されるようになった。
人間本来が持つ自己治療回復力を高める為高温サウナ低温サウナによる従来技術は遠赤外線の波長4〜14μmを発する遠赤外線発熱器を設置し人間が高温サウナの場合で90℃〜92℃室内で入浴する。低温サウナでも38℃〜45℃を保持する熱源が必要である。
上記低温サウナ方式の各特許出願発明も低温であるが熱エネルギーは必要とする。
【特許文献1】特願2005−239738
【特許文献2】特願2005−267979
【特許文献3】特願2005−302810
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は最高温度が装着する本人の体温程度の為100%無害である従来電光石により発するマイナスイオンは非常に低く温度差の大きいほど効果があった。高温から低温に降下する時にマイナスイオンが発生される為である。シリコンゴム混練の際判明した事であるが電光石を粉砕してシリコン遠赤外線照射具に5~20%の電光石を入れても1/10程度のマイナスイオン率であった。装着パットのように小さい面積で多量のマイナスイオンを出す為には電光石を一種の磁石とすべきである。
【0005】
電光石の化学成分は、SiO2:66.2%、Al2O3:13.00%、Fe2O3:2.95%、MgO:4.99%、TiO2:0.44%、CaO:2.45%、Na2O:4.06%、K2O:4.81%、強熱分析減量:1% 合計100%であり、Al2O3とFe2O3とTiO2のバランスが非常に良く帯電する。空気中の酸素がこれ等の一種の磁石にてマイナスイオンとして帯電しながら発生する事がマイナスイオン器にて測定されたが100%とは言わない。人体が発する湿度H2O↑もカウントしてしる為である。100%乾燥した時は800〜1200程度の物が一日8時間装着 後は湿度測定後は3000〜3800と3〜4倍とマイナスイオン発しているが30分すると半分と成る。湿度計測定後は80〜85%と湿度が高く30分すると65±3%前後と成る。この事より湿度起微粒子水分をカウントしていることが判明した。
よって本当の酸素のマイナスイオンは2000±10%前後と思われる。以上より従来の粉砕電光石と比較しても3倍は残り常に山林中のマイナスイオン濃度がキープ出来ている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の課題に応える優れた効果を呈する遠赤外線照射具であり、その特徴とする技術条件は次の(1)〜(3)の通りである。
(1)、磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の表裏面に保持体を配設してなる遠赤外線照射具。
(2)、磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の裏面にアルミ箔表面を配置し、この遠赤外線照射層の表面とアルミ箔の裏面に保持体を配設してなる遠赤外線照射具。
(3)、磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の裏面にアルミ箔表面を配置し、この遠赤外線照射層の表面とアルミ箔の裏面に保持体を配設し、保持体の適所に人体装着具を設けてなるシートやパット状等にした遠赤外線照射具。
【0007】
即ち、本発明の遠赤外線照射具は、遠赤外線照射層に使用する磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体が、強磁場体内で且つ磁場の逃げを完全に防止した粉砕方法により確実に静電気帯電率を保持して得られることに基いて完成したのである。
【0008】
図5にその磁粉化装置例を示す。図5〜図7において、破砕装置1は、オーステナイト系ステンレスSOS316L製で直径150Aパイプ×長さ500cmのロッドミル601に1000ガウスの磁石602を600個接着して、そのロッドミル601内の3本三角形配置(参考文献:本発明者の特許第1690599号発明)したSUS316L製150A・Sch20のロッドミル棒603中央部で280ガウスを保持させ、且つこの各ロッドミル棒603内に800ガウス磁石604を150個入れ、該ロッドミル601とロッドミル棒603を自転公転させて磁力線深度を高めた中で遠赤外線発生電光石を粉砕するものである。この破砕により遠赤外線発生電光石は磁気を帯びた280000マイナスイオンがでる1000〜2000メッシュの粉砕粒に生成されることが判明したのである。
そしてこのようにして得た電光石粉砕粒を重量比95〜99%に重量比5〜1%のバーキュライトを配合して遠赤外線照射層とし、バーキュライトで電光石粒の湿分を吸収させて、電光石の湿度管理を可能とし、同時にバーキュライトの湿度の蒸発潜熱にて電光石を−1℃〜2℃下がる事が判明し、この両方の作用により本発明の遠赤外線照射具は自然治癒力が得られる遠赤外線とマイナスイオン効果が極めて強く得られるのである。
【発明の効果】
【0009】
従来のサウナと比較すると非常に安価である1/50〜1/100にて健康体と成れる事又身近に装着可能の為人知れる腹巻として使う事で腹、腰周りの贅肉が分子共鳴により余分についた皮下脂肪が自分勝手に燃焼する為美しい腰周りを回復出来る。
従来起音波振動による強制燃焼方式のように一歩間違えると事故につながるがすべて自分の熱だけの為100%事故は発生しない。
昔より手当てと言うように悪い所は手を当てる事で分子共鳴を作っていたように体を温めると自然と病気は治療できる新生児は「赤ちゃん」と言われるように体温が高いが年を取ると「白ちゃん」と言われる老化現象にように体温低下によって引き起こる数々の病気は体が冷めるからである。病気知らずの健康体保持の為人装着赤外線パット腹巻一つで腸管免疫力アップと血液サラサラを保持出来る。
【0010】
本発明の遠赤外線照射具は、人体が発する個人差があるにしても体温35℃〜37℃にて電光石を暖め±1℃の温度差にてマイナスイオンが発せられる。自然体で温度差をつける為に5〜1%重量比のバーキュライトを入れる事で人体が発する湿気を吸着する事で湿気の低い時は排気として、湿度多い時は飽和状態に成る迄吸収を続ける事で35℃〜36℃の間で電光石の熱置換をする為36℃→35℃になった場所はマイナスイオンを発し人体に反射ふく射熱も加わって発熱を保持出来る為自然治療による連続気功に似た事を受ける為腹巻のような方式で使うと腸管免疫スピン効果により自己免疫力が活性化する為健康体と成る。
従来の低温サウナの場合15分〜20分入り10分間休み15分〜20分と二回入る事で血液サラサラとしていたが人体に装着している間は分子共鳴が起きている為常に血液がサラサラと成る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の前記構成の所以は、電光石(トルマリン等)を粉砕しウレタンゴム等に5〜20%練り込んで遠赤外線照射具を作った時マイナスイオンが2000程度の物が200〜300と1/10に減る事から電光石をいくら粉砕して表面積を広くしても2000→3000程度が限界であると判明し、ゴム攪拌機等で混練する事で1/10に急降下する事が判明した知見に端を発したのである。
その為図9に示すように粉砕材装置を前記の如く非磁性体のSUS316Lとし外周に1000ガウスの磁石を600個全体に張り付けてSOS316L150Aパイプの内径中心で均一にてガウス計測定にて280ガウスを保持出来た。
又粉砕する3本のロッドミル棒内にも1000ガウスの磁石1本につき36個装入する事でロッドミル両端磁力線1200ガウスを保持した。この装置で24時間粉砕する事で1000〜2000メッシュの電光石でマイナスイオンが最高280000を得る事が出来た。発明者の特開昭64-77743号の軽油帯電装置で磁力線密度は3角配置する事で自転公転させる事で磁力線深度を高める事が可能と言う特許を使った事である(特許No1690599号)。
【0012】
更に粉砕材の中に重量比電光石95〜99%に対して5〜1%バーキュライト(MgFe2+Al)3(AlSi)4 O10(OH)2・4H2Oを入れて同時粉砕した。バーキュライトは比重が0.1と軽くその為非常に多孔質体であり肥料成分の中に1〜5%混合する事で長期間保水能力がある為長期に一回溶解した液肥を保持し排水する性質を利用した。
人体より出る湿気(水蒸気)を保持する為一回暖まった(36℃〜37℃)の電光石粉を人体に装着していると言っても常に動く為空間が出来る事で36℃±1℃温度差が出来る。この時、電光石はマイナスイオンを排出する。常にこの事を人体に密着している間くりかえす。
電光石が受け取るエネルギー(36℃〜37℃の人体熱)を反射するため 保持体又は遠赤外線照射層の裏側にアルミ箔を張り合わせる事で動く体温熱を反射させた。この事で遠赤外線効果が増したのである。
【0013】
以下に本発明の遠赤外線照射具の技術条件とそれによる作用効果を詳述する。
1.遠赤外線照射具の保持体表面に配設する上記遠赤外線照射層は、遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99%とバーキュライト粉体を5〜1%の混合体とする事で人体の湿気を冷却に使い気化熱による冷却の為マイナスイオン電位を常にアップさせている。
<イオン化電位率について>
(-)←K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni(Hg)Pb Cu Sn Ag Pt Au→(+)
(説明例)Alを基準とすると
カリウム(K)は−4であり 鉄(Fe)は+2である。
この事よりバーキュライトは(−)素に近い為一段とマイナスイオンが強化される。(−)と(−)の反発力の為である。
しかしバーキュライト粉体を5%を超え1%未満にするとこの前記熱置換バランスが崩れ好ましくない。
【0014】
2.ここでバーキュライトの説明をする。
マグネシア(MgO)の多い輝岩が地圧を受ける途中で熱水により高温高圧の為アルカリ分逸(K、Na、Ca等)をなくした所に水分が加わって出来た雲母である。
その為シリカ(SiO2)アルミナ(Al2O3)マグネシア(MgO)が残りこれ等を800℃〜1000℃で焼結した物で中性に近いPH約7.0で嵩比重0.1と軽く非常に多孔質体である。
一番多く使われているのが「紙オムツ、」含有アルミの量と軽い事から「使い捨てカイロ」、保水性より「肥料の中に数%入る事で保肥材」、建築材「耐火防音、保温ボード」、多孔質より「脱臭剤」と非常に用途の多い材料でオーストラリア、南アフリカ、中国等よりの100%輸入である。一般の雲母(別名白雲母):KAl2(Si13Al)O10(OHF)2であり、バーキュライト:(MgFe2Al)3(AlSi)4O10(OH)2,4H2Oである。
一般の雲母がアルカリのKを残しているのにバーキュライトはアルカリ度零である。その為中性である。「赤ちゃんの紙オムツ」もこの為使われている。
人体装着方式遠赤外線パット及遠赤外線照射具は保湿、保水(湿度保持)の意味より加えてある。
湿度の気化熱上昇の際、バーキュライト中のポーラスの穴より出る湿度が電光石の粒子を冷やす事でマイナスイオンが放出出される。
市販の遠赤外線パットは主力が電光石(トルマリン)+木炭粉であるカタログ通りのマイナスイオン放出は非常に少ない。
バーキュライトの人体の出す湿度を吸収し放散する際の冷却効果にてマイナスイオンを出す事を特長とする。
これ等を加えて人体装着パット等にしたのが本発明の遠赤外線照射具である。(バーキュライト石自体もマイナスイオンを出す)
【0015】
3.遠赤外線照射層は上記主材の他に母材として適宜な人工樹脂や天然樹脂などの補強材又はバインダーを混合してもよく或いは何も使用しなくてもよい。
保持体は適宜な人工樹脂や天然樹脂または繊維布や皮等でよい。
【0016】
4.人体の発する体温の40%は筋肉から発生するが運動不足に成ると体温が充分に作れなく成る。その為貴重な体熱を逃がさない為上記遠赤外線照射層または保持体の裏面にアルミ箔を張る事でふく射熱を反射させた。
【0017】
5.電光石粉石に磁気を帯びさせる事で自然石の時の500〜700マイナスのものを280000迄にパワーアップさせることができる。電光石に磁気を帯びさせる手段としては前記の如く粉砕装置のロッドミル外周及びロッドミル棒の中に磁石を多数配置しこれらを自転公転させて電光石を粉砕する事で可能とした。
【0018】
6.遠赤外線照射具の保持体の両端はマジックテープを設けるため人間一人一人の体型に合わせて個人専用にすることができる。
例として50肩のように複雑な止め方に対しては2本〜6本止めとする事で肩を100%覆う事も可能である。
【0019】
7.人生は1/3は寝る事である。敷布団又はベット等に敷く事で寝ている間に人体を暖め強制的に特に腰回りは人間が歩く事で犠牲としている椎間板を暖めるため中年以後の人々は軟骨圧迫を背負った人が多く痛みを感じさせない効果がある。遠赤外線照射具をシート等の敷物にして広く使用が可能である。(遠赤外線照射具は時々日光に当てる事でバーキュライト中の湿気を取る)
【0020】
8.遠赤外線照射具をウレタンゴム低反発枕の中間層に入れたり日本本来のそば枕下等に敷く事で主としてマイナスイオン効果を主体をする安眠効果で頭寒足熱方式を守れる為短時間睡眠にても疲れが取れる。
【0021】
9.人間の生活は立って歩く以外は座るか寝るかである。遠赤外線照射具を、車の運転席、会社のイス、自宅のイスのように座る所に専用の長尺マットとして形成して置く事で遠赤外線効果とマイナスイオン効果の両方が得られる。
遠赤外線照射具を布状にすれば、人体に合った服として作る事も可能である。その為体に添って無限の形で作る事が可能である。(赤外線方式服が作れる)その為手首、足首、等の関節保護、一種のサポートとして使う事も可能である。
本発明の遠赤外線照射具は人体の出す湿度にて電光石のマイナスイオンを引き出しバーキュライトで自個冷却と保温も兼用してマイナスイオン電位を更にアップした極めて安全で効果の高いものである。
また使用に際しては、静電気を常に除去することが好ましい。つまり人間活動生活として着付している服一つ取っても木綿、毛、皮、絹と様々な為人体には自然と摩擦による(+)の静電気が溜り数万〜10数万ボルトの高静電気を持っている。こういう状態に成ると健康に良くない為体内に溜っている(+)の静電気を除去する必要がある為地中にアースしている水道管、ガス管、車庫の柱、電柱のアース線、至る所に身近にある為一回接地除去する習慣をつける。体内に溜った(+)静電気を常にアース除去する事で(−)イオン吸収率が大きく変わるのである。
【実施例1】
【0022】
次に本発明の実施例を詳細に説明する。
本例の遠赤外線照射具の造り方とその結果を図1の断面説明図に基いて説明する。
図1において本例の遠赤外線照射具1は繊維布100a、100b間に、アルミ箔200と、遠赤外線照射材を含む発泡ウレタン製母材300とを順に積層して形成したものである。
この製作方法は、先ず、図2〜図4に示すように、所定の使用形態にした表面仕上♯200〜♯400厚み0.02mmのアルミ箔200の上に、所定の使用形態にした厚み1.5mm〜2mm開孔率50〜60%の発泡ウレタン製母材300を重ね、次に1000〜2000メッシュに粉砕した電光石を95〜99重量%とバーキュライト5〜1重量%を混合して遠赤外線照射材を作りこれに水性接着剤としてヤヨイ化学工業(株)のルーアマイルドプラス0.1重量%の(特許公開2001-152116を使用した)界面活性剤を混ぜた後、これを素早く上記ウレタン製母材300の中に吸い込ませ接着させる。粉末バーキュライトは水性接着剤の水分を100パーセント吸収する為乾きが早い、その為ウレタン製母材300の裏面にはアルミ箔200が付いている為重ねても接着しない。これをそのままか50〜60枚重ねて上下板にてサンドイッチ方式に圧着して一週間自然乾燥する。自然乾燥はその表裏に保持材の繊維布100a、100bを配設して所定の使用形態の縁に沿ってミシン目を入れて完成である。
表地の繊維布100aは湿気の通しやすい布にし、裏地の繊維布100bは湿気を通さない布に色別し、これへのミシン目は、使用目的や大きさに応じた面積の区分のキルティング状400に入れる事で、最悪電光石が落ちたとしても区分内に止める方法とする。動きやすさと運動部の量で体の中に当たる所も違う為動きの大きい所は粗区分のキルティング状に、比較的小さい所は細区分とすることが好ましい。
【0023】
この人工張り合わせの遠赤外線照射具は、体に接地させても100%の密着は困難であるのでマジックテープを保持体の繊維布に装着する。このマジックテープの止め方は専門的になるなど使用目的に応じて公知の範囲で考慮すればよい。人体との装着は、その隙間と上下左右のブレ、振動が36℃±1℃の温度差と成って遠赤外線効果とマイナスイオン効果を同時に達成している為、無理せず隙間の出る程度の密着で良い。
【0024】
図2には用途としてチョッキP1の正面図(1)と背面図(2)を示す。各ポケットP0は使い捨てカイロを入れる為である。
がん細胞は最高42℃の高温に弱い。その為温シップ状態にすることで体全体を熱っぽくする事も考えている。
冬場の外での作業者は体温保温の為に使う事も可能です。
図3には用途として(1)に示す患部パットP2(五十肩用)を患者の肩に当てた状態(2)を示す説明図。
図4には用途として(1)の人体の手首に巻く健康サポーターP3、膝を包む健康サポーターP4、頭に被った帽子P5、足首パットP6、肩パットP2、首パットP7、椎間板ヘルニア用腰パットP8を当該局所に装着した状態と(2)に前記腰パットP8を拡大して示す。
図2(1)の肩パットP2と図4(2)の腰パットP8に示すM1は人体装着具例のマジックテープのリング側テープで同M2はフック側テープである。
年を取ると自己発熱量が弱く成る為電気毛布等の力を借りる人が多い自己体温の調整が出来なく成る恐れがありこれ等が認知病等につながる。安眠シート状の遠赤外線照射具1を用いて100%自分の熱だけで眠れる習慣保持が得られ老後を保持出来る。病院等は火事の心配もなく入院患者自身の自己責任の為100%安全な治療が可能である。(認知予防効果大)
【0025】
気功師の指先より発せられる一種の電磁波を患者が受け取ると患者体内には細胞内で二次起電力が発生し自己発電よりは強い電流が生まれる。つまりトランスの二次電流と同じ事が発生する為一種の電気エネルギーショックを受けた事に成る。これが気功である。
本例の遠赤外線照射具を図4に示す患部パットにして患者の患部に当てると患者の出す赤外線が電光石に当り電光石を36℃患者の体温と同じ近くなる。密着しているが常に患者は活動している為パットの間に隙間が生れると温度差も出来る。この時遠赤外線とマイナスイオンを放出するが人体は常に36℃の体温を発生している為体内では細胞間にて微電流が発電されている。電気が流れるとフレミングの法則で磁力が発生し力が反対方向に生れる。
これを粉末電光石とバーキュライト含入のウレタン製母材300の裏面に張ったアルミ箔200が反射する為山彦のように帰ってくる。この人体の発するプラスの静電気と電光石の発するマイナスの置換静電気が途中で打ち消し合って零と成る。これが電磁衝撃波と成る。
これで人体のミクロン単位の細胞には大きな振動が与えられる。これを分子共鳴と言っている。通常あまりにも周囲の電磁波、超音波、静電気帯電が多く又専門の測定室もないことから測定出来ず、一般に遠赤外線照射具を患者が身につけるだけで治療効果の出るのは電光石の発する遠赤外線とマイナスイオン効果と言っているが、実は人体の発する(+)静電気と電光石の返す(−)静電気の衝突による電磁ショックによる振動により、すべて電磁波は零と成り人体に装着しても無害なのである。
痛み、骨折部、椎間板ヘルニア(軟骨圧迫病)等温めるだけで効果は出るがマイナスイオン効果による腹部や腰周りの脂肪燃焼等は美容効果とも言える。この事が女性のうつ状態、脳内伝達に良い効果を与える為ホルモンのバランスが正常と成り、女性は美しく本来の体を取り戻すと言う自己暗示効果にて益々美しく成る。
【0026】
本例の遠赤外線照射具で図4に示す帽子P5を作った。頭皮は人体の中でも体温の高い所の為ここで人体の安静時に熱はどこで作られているかを次に示す。
a:骨格と筋肉が約22%、b:肝臓が約20%、c:脳が約18%、d:心臓が約11%、e:腎臓が約7%、f:皮膚が約5%、g:その他が約17%、合計100%。
体全体の5%面積が18%の熱エネルギーを発生させている。いかに脳が大切に守られているかである。
その為髪毛を守る根元の栄養供給が悪いと脱毛につながる。毛根は自分の油等で毛を守る役目もしているがホルモンのバランス、清掃等にもよるが油にてつまるこの事が抜け毛と成る原因でもある。
帽子内の電光石粉末による保湿効果とバーキュライト粉末の保水効果の為、又マイナスイオンによる清掃効果の為1週間一回の洗髪でも頭のかゆみがない。又抜け毛防止効果が高く血流の量がサラサラの成る事で薄毛の方々には強い見方と成る。
【0027】
女性専用として作ったのではないが腰周りの贅肉と腹の脂肪が100%取れるかと言う事で本例の遠赤外線照射具を腰周りと腹回り粉末の電光石とバーキュライトとの混合物の相対重量比を2対1としてコルセット状成型して、実験例として2週間女性に装着してもらった所見は、まず胴回りで3cmの減と成った。この方は寝ている時以外は装着した為一日16時間の装着で体重が2kg減っていた。
皮下脂肪の燃焼は非常に困難である我々も信じられなかったため別の女性の実験をしたが、やはり脂肪が減る事を確信した。
このことは専門美容室と組み、体型に合わせて局部間における前記粉末の電光石とバーキュライトとの混合物の相対重量比を変えるだけにて美しい女性の体型が作れる事が判明した。このことで遠赤外線+マイナスイオン+保水の相乗作用が絶賛の効果を生ましめたことと確信した。
【0028】
落語に「葛根湯医者」と言う中で多種数々の患者が来る「風邪を引きました」ハイ葛根湯。「下痢をしました」ハイ葛根湯。「湿疹が出来ました」ハイ葛根湯。
江戸時代の本当の医者の話しである。
葛根湯の成分は葛の根、麻黄、生姜、芍薬、桂枝、天草等を含み、主として体を温める成分である為服用約20分もすると体が温まる。この体の温める事がポイントである。
人間の体は36℃±2℃迄は比較的OKであり冷える事の方が病気の元と成る。冬の風邪、肺炎、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、ガン、腎臓病、糖尿病、等は体温の低い人に多い。
人間は食物を取り発熱する熱機関車とも言える。体温が下がることよりは0.5℃でも高目の方が病気は発生しにくい。単純な腹巻一つで汗が出る。腹巻を通して小腸大腸の腸内運動も良くまず便秘が不思議と治る。
腸内が元気と言う事は気功で言う腸管免疫スピン効果と成り免疫力が高まる為難病と言われている膠原病、アレルギー症状、花粉症等自己免疫力の改善を必要とする方々に効果が出る。
人類はアフリカで発生した為動物のように体毛がない為暑さには耐えるが寒さに対する特別の機能は持っていない為「寒さに弱い」その為体が冷えると病気になりやすい。その為腹巻一つでも健康保持と成るならば人体装着方式の本例の遠赤外線照射具の腹巻は常に健康保持が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は電光石(トルマリン)+バーキュライトの二種類にて構成されていて電光石は磁界粉砕ロッドミルにて粉砕され、1000~2000メッシュの粒度にて最高280000マイナスイオンを放出する粉体を使った物である。
人体が発する熱(赤外線)は粉体の裏面に張り合わせてある。Al薄膜よりふく射熱として再度回収されて反射する為従来空間に放出される熱を回収している。ボイラーに例えると空気予熱器付保湿パットと言える。
その為装着して1~2分で温まる。100%自分で発熱している為自分の体温と同じである。
体温が出て帰る熱の往復にて起低振動が発生する。これが腰、腹回りに付いている脂肪の燃焼に役立っている為、短期間で装着しているだけで脂肪を燃焼する。
起低振動効果を言う学問なき為返答出来ぬが脂肪の燃焼には非常に向いている。自己発熱効果による自己保湿効果と減量が同時に出来る体に無害な部分サウナパットである。
本発明により健康産業、医療、美容産業と多大なる効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】
【図2】用途としてチョッキP1の表面図(1)と背面図(2)を示す説明図である。
【図3】用途として(1)に示す患部パットP2(五十肩用)を患者の肩に当てた状態(2)を示す説明図である。
【図4】用途として(1)の人体の患部局所に相応のパットを装着した状態と(2)に前記腰パットP7を拡大して示す説明図である。
【図5】磁粉化用の破砕装置例を示す縦断面の概略説明図である。
【図6】破砕装置のロッドミル棒の横断面を示す概略説明図である。
【図7】破砕装置の横断面を示す概略説明図である。
【符号の説明】
【0031】
1 遠赤外線照射具
100a100b 繊維布
200 アルミ箔
300 ウレタン製母材
400 キルティング状ミシン目
P0 ポケット
P1 チョッキ
P2 肩パット
P3 手首用の健康サポーター
P4 膝用の健康サポーター
P5 帽子
P6 足首パット
P7 首パット
P8 椎間板ヘルニア用腰パット
M1 マジックテープのリング側テープ
M2 マジックテープのフック側テープ









【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の表裏面に保持体を配設してなることを特徴とする遠赤外線照射具。
【請求項2】
磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の裏面にアルミ箔を配設し、この遠赤外線照射層の表面とアルミ箔の裏面に保持体を配設してなることを特徴とする遠赤外線照射具。
【請求項3】
磁気を帯びさせた遠赤外線発生電光石の粉体を95〜99重量%とバーキュライト粉体を5〜1重量%混合した遠赤外線照射層の裏面にアルミ箔表面を配設し、この遠赤外線照射層の表面とアルミ箔の裏面に保持体を配設して、保持体の適所に人体装着具を設けてなることを特徴とする遠赤外線照射具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−268065(P2007−268065A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−99221(P2006−99221)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(504132962)
【出願人】(506111192)有限会社廣瀬興業製作所 (2)
【Fターム(参考)】