説明

部分成形コルゲートチューブ

【課題】コルゲートチューブを屈曲の必要な位置で、白化(脆弱化)を生じることなく、大きな角度(小さな半径)でスムーズに屈曲させる。
【解決手段】直管部2と蛇腹管部3とを一体に備え、蛇腹管部3に、蛇腹管部よりも大径な蛇腹管部4が一体に続けて形成され、大径な蛇腹管部から屈曲する部分成形コルゲートチューブ1を基本とする。大径な蛇腹管部4の一端に蛇腹管部3が一体に続き、大径な蛇腹管部の他端に直管部2が一体に続いている。大径な蛇腹管部4が蛇腹管部3よりもチューブ長手方向に短く形成されている。大径な蛇腹管部4の山部5が先端5aに向かうにつれて漸次厚みTを減少させた形状となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車用のワイヤハーネス等の線状体を挿通保護する直管部と蛇腹管部で成る部分成形コルゲートチューブに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図3は、従来のコルゲートチューブの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
【0003】
このコルゲートチューブ31は、自動車の燃料タンク接続用のものであり、合成樹脂材を用いて、長い蛇腹管部32の長手方向(前後)の両端側に短い直管部33を一体に形成して成るものである。各管部32,33は断面円形で、直管部33は蛇腹管部32よりも小径で且つ厚肉に形成されている。一方の直管部33が不図示の燃料タンクに、他方の直管部33が不図示の給油口にそれぞれ接続され、中間の蛇腹管部32は屈曲して燃料タンクと給油口の位置ずれを吸収する。
【0004】
上記特許文献1には、上記コルゲートチューブの製造方法として、一対の対向する無端ベルトに複数の分割式の成形金型を固定し、各成形金型は、蛇腹状の環状凹部を有する蛇腹部成形金型と、平坦な成形面を有する直管部成形金型とで成り、各成形金型は吸引孔を有しており、押出成形機から熱可塑性樹脂材を成形金型内に環状に押し出しつつ、無端ベルトの回転で成形金型を前進させて、部分成形コルゲートチューブを連続的に長形に形成し、その長形の部分成形コルゲートチューブを冷却後に切断して、図3の部分成形コルゲートチューブ31を得ることが記載されている。
【0005】
また、特許文献2(図示せず)には、複数本の電線(ワイヤハーネス)を挿通保護するための合成樹脂製のコルゲートチューブであって、長手方向前後の断面円形の蛇腹管部と、前後の蛇腹管部に一体に続く中間の幅広扁平な蛇腹管部とで成るものが記載されている。扁平な蛇腹管部の厚みは前後の蛇腹管部の外径と同じである。このコルゲートチューブは、複数本の電線を挿通した状態で自動車のフロアやトランクルームに配索され、例えばトランクルームの開閉に伴って扁平な蛇腹管部が厚み方向に屈曲する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−260241号公報
【特許文献2】特開平10−257634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
例えば上記図3のコルゲートチューブ31のように、直管部33に較べて長い蛇腹管部32を有するものにおいては、例えば電線を挿通させたコルゲートチューブを車両ボディ等の屈曲面に沿って配索させる際に、蛇腹管部32全体が曲がるために、屈曲させたい(屈曲が必要な)位置のみを必要なだけ屈曲させることが困難であるという問題があった。
【0008】
そこで、図4に示すコルゲートチューブ21の如く、直管部22の長手方向の前後両側に短めの(直管部22と同程度の長さないしそれよりも短い)蛇腹管部23を一体に設けて、少なくとも一方の蛇腹管部23を屈曲が必要な位置に配置して大きな角度で(小さな半径で)屈曲させた場合には、一方の蛇腹管部23の屈曲部にかかる負荷が大きくなって、屈曲角度(屈曲半径)が規制されてしまう(スムーズな屈曲が行われない)と共に、屈曲部が白化(脆弱化)し兼ねないという懸念があった。
【0009】
本発明は、上記した点に鑑み、コルゲートチューブを屈曲が必要な位置で、白化(脆弱化)を生じることなく、大きな角度(小さな半径)でスムーズに屈曲させることができる部分成形コルゲートチューブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る部分成形コルゲートチューブは、直管部と蛇腹管部とを一体に備え、該蛇腹管部に、該蛇腹管部よりも大径な蛇腹管部が一体に続けて形成され、該大径な蛇腹管部から屈曲することを特徴とする。
【0011】
上記構成により、例えば車両ボディ等において大径な蛇腹管部が、コルゲートチューブの屈曲が必要な位置に配置されて径方向に大きな角度(小さな半径)で屈曲され、大径な蛇腹管部に続く小径な蛇腹管部は小さな角度(大きな半径)で滑らかに屈曲する。これにより、小径な蛇腹管部における白化(脆弱化)が防止される。大径な蛇腹管部は小径な蛇腹管部よりも屈曲性が良好であるので、白化(脆弱化)を生じる心配がない。なお、一般的に小径な蛇腹管部は直管部よりも山部が突出した分、大径である。例えば、大径な蛇腹管部の一端に小径な蛇腹管部が続き、大径な蛇腹管部の他端に直管部又は他の小径な蛇腹管部が続く(他の小径な蛇腹管部には直管部が続く)。
【0012】
請求項2に係る部分成形コルゲートチューブは、請求項1記載の部分成形コルゲートチューブにおいて、前記大径な蛇腹管部の一端に前記蛇腹管部が一体に続き、該大径な蛇腹管部の他端に前記直管部が一体に続いたことを特徴とする。
【0013】
上記構成により、大径な蛇腹管部を屈曲支点として小径な蛇腹管部が小さな角度(大きな半径)で滑らかに屈曲し、直管部は、屈曲した大径な蛇腹管部の接線方向に真直に延びる。大径な蛇腹管部が小径な蛇腹管部と直管部との間に配置されたことで、既存のコルゲートチューブにおける小径な蛇腹管部と直管部との境部分の過大な曲げ負荷が解消される。
【0014】
請求項3に係る部分成形コルゲートチューブは、請求項1又は2記載の部分成形コルゲートチューブにおいて、前記大径な蛇腹管部が前記蛇腹管部よりもチューブ長手方向に短く形成されたことを特徴とする。
【0015】
上記構成により、例えば車両ボディ等において大径な短い蛇腹管部が屈曲の必要な位置に配置されて、長手方向の位置ずれなく屈曲の必要な位置で正確に屈曲される。
【0016】
請求項4に係る部分成形コルゲートチューブは、請求項1〜3の何れかに記載の部分成形コルゲートチューブにおいて、前記大径な蛇腹管部の山部が先端に向かうにつれて漸次厚みを減少させた形状となっていることを特徴とする。
【0017】
上記構成により、大径な蛇腹管部が大きな角度(小さな半径)で屈曲した際に、大径な蛇腹管部の屈曲内側部分の各山部の先端が相互に接触しにくく、同時に大径な蛇腹管部の屈曲外側部分の各谷部が開きやすいので、大径な蛇腹管部が潰れ等の変形なく大きな角度(小さな半径)でスムーズに屈曲する。
【発明の効果】
【0018】
請求項1記載の発明によれば、蛇腹管部よりも大径な蛇腹管部によって、コルゲートチューブを屈曲が必要な位置で、白化(脆弱化)を生じることなく、大きな角度(小さな半径)でスムーズに屈曲させることができる。これにより、例えば車両ボディ等に沿ってコルゲートチューブとその内側に挿通したワイヤハーネスとを大きな角度(小さな半径)でスムーズに屈曲させて作業性良く配索することができると共に、蛇腹管部の白化に起因する破れ等の心配を未然に解消することができる。
【0019】
請求項2記載の発明によれば、既存のコルゲートチューブにおける直管部と蛇腹管部との境部分に生じる過大な曲げ負荷を大径な蛇腹管部で吸収して、屈曲部の白化(脆弱化)を防止することができる。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、大径な且つ短い蛇腹管部でコルゲートチューブの屈曲位置を正確に規定することができ、車両ボディ等におけるコルゲートチューブの屈曲の必要に大径な短い蛇腹管部を位置ずれなく配置して屈曲させることで、例えばコルゲートチューブの前後端の位置ずれを防いで、コルゲートチューブから導出されるワイヤハーネスの弛みや引張を確実に防止することができる。
【0021】
請求項4記載の発明によれば、大径な蛇腹管部の屈曲内側において各山部の先端が接触せず、且つ屈曲外側において各山部がチューブ長手方向に大きく開くことで、大径な蛇腹管部の屈曲性を高めて、請求項1〜3記載の発明の効果を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明に係る部分成形コルゲートチューブの一実施形態を示す正面図である。
【図2】同じく部分成形コルゲートチューブを屈曲させた状態を示す正面図である。
【図3】従来のコルゲートチューブの一形態を示す正面図である。
【図4】コルゲートチューブの一参考例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1,図2は、本発明に係る部分成形コルゲートチューブの一実施形態を示すものである。
【0024】
図1の如く、この部分成形コルゲートチューブ1は、合成樹脂を材料として、硬質な(剛性の)小径の直管部2と、直管部2よりも少し大径な屈曲性の中径の蛇腹管部3と、直管部2と蛇腹管部3との間において直管部2と蛇腹管部3との各端部に一体に続いて形成された屈曲性の良好な短い大径の蛇腹管部4とを備えるものである。直管部2はストレート部、蛇腹管部3,4はコルゲート部とも呼称される。
【0025】
図2の如く、部分成形コルゲートチューブ1は、車両ボディ等といった組付側の壁面に沿って、大径の蛇腹管部4が大きな角度(小さな半径)R1で屈曲し、大径の蛇腹管部4に続く長い中径の蛇腹管部3が小さな角度(大きな半径)R2で滑らかに屈曲する。大径の蛇腹管部4に続く直管部2は屈曲せずに真直に位置する。
【0026】
短い大径の蛇腹管部4が大きな角度で屈曲することで、大径の蛇腹管部4の一端に続く中径の蛇腹管部3に過大な曲げ負荷がかからず、中径の蛇腹管部3の端部3aが白化(脆弱化)等から安全に保護される。大径の蛇腹管部4の他端は長い直管部2に直接続いているから、大径の蛇腹管部4を大きな角度(小さな半径R1)で屈曲させて長い直管部2を所望の方向に真直に配索することができる。
【0027】
本実施形態の部分成形コルゲートチューブ1は、例えば図4の例のコルゲートチューブ21における小径の直管部22と中径の蛇腹管部23との間に大径の蛇腹管部4を一体に配設して、大径の蛇腹管部4の一端を中径の蛇腹管部23に連続させ、大径の蛇腹管部4の他端を直管部22に連続させた形態とほぼ同じである。
【0028】
図4の例の中径の蛇腹管部23や小径の直管部22は、図1の中径の蛇腹管部3や小径の直管部2よりも短く図示しているが、図4の例において大径の蛇腹管部4を中径の蛇腹管部23と同程度の長さで配設した場合であっても、図2の部分成形コルゲートチューブ1におけると同様の効果が奏される。
【0029】
図1の部分成形コルゲートチューブ1は、あくまで一例として、6つの山部(凸条)5を有する大径の蛇腹管部4と、14個の山部(凸条)7を有する中径の蛇腹管部3と、平坦な外周面2aを有して中径の蛇腹管部3とほぼ同じ長さの小径の直管部2とを有し、直管部2の一端に大径の蛇腹管部4が一体に続き、直管部2の他端には短い第二の中径の蛇腹管部9が一体に続いている。
【0030】
第二の中径の蛇腹管部9は第一の中径の蛇腹管部3と同様の長さに延長されていてもよく、第二の中径の蛇腹管部9に不図示の他の直管部が続けて形成されていてもよい(その場合、第二の中径の蛇腹管部9と他の直管部との間に不図示の第二の大径の蛇腹管部(4)が一体に設けられることが、他の直管部を第二の中径の蛇腹管部9に対して大きな角度で振って配索させる上で好ましい)。
【0031】
中径の各蛇腹管部3,9は断面矩形波状に形成され、断面略コの字状に突出した山部(凸条)7と、断面略コの字状に凹んだ谷部(凹溝)8とを有している。山部7と谷部8は断面円形の中径の蛇腹管部3,9の全周に渡って形成されて、チューブ長手方向に等ピッチで交互に配置されている。
【0032】
大径の蛇腹管部4は断面矩形波状ではなく、山部(凸条)5が先端5aに向かうにつれて漸次その厚みTを減少させた形状となっており、断面矩形波状の蛇腹管部(3,9)よりも高い屈曲性(柔軟性)を有している。山部5のチューブ長手方向前後の側面5bは、山部5の突出先端5aに向けて湾曲状に膨らみつつ漸次厚みTを減少させた形状となっており、山部5の先端(頂部)5aは尖らずに小径に湾曲している。
【0033】
山部5の間の谷部6は底面(管本体の外周面)6aに向かうにつれて縮幅され、前後の山部5の間の空間(符号6で代用)は、山部5の先端5aに向かうにつれて漸次拡幅されて、図2の如く蛇腹管部5の大きな角度(小さな半径R1)での屈曲を可能としている。
【0034】
すなわち、図2の屈曲状態で、蛇腹管部4の屈曲内側4aにおいて各山部5の先端5aが相互に当接しないから、大きな角度での屈曲が可能となっている。また、蛇腹管部4の屈曲外側4bにおいて各山部5の先端5aがチューブ径方向に大きく(高く)突出しているから、大きな角度で屈曲させた際に、各山部5の前後の側面5bが屈曲内側4aの先端5aを支点に略ハの字状(略逆台形状)に柔軟に大きく開くことで、各山部5のチューブ長手方向の引張力が緩和されて、大きな角度でのスムーズな屈曲が可能となっている。
【0035】
図1における大径の蛇腹管部4の山部5を除く管本体10の外径は、中径の蛇腹管部3の山部7を除く管本体11の外径と同じであり、これら外径は直管部2の外径と同じである。中径及び大径の各蛇腹管部3,4,9は屈曲部として作用し、直管部2は形状固定部として作用するので、直管部2の内径を中径及び大径の蛇腹管部3,4,9の管本体10,11の内径よりも小さくして直管部2の板厚(肉厚)を増すことも可能である。中径及び大径の蛇腹管部2,3,9の肉厚は同じである。各蛇腹管部2,3,9の内周面は外周面と同様に断面波形に形成されている。
【0036】
図2の如く、長い中径の蛇腹管部3は短い大径の蛇腹管部4の小径な円弧状の屈曲中心線m1に続く大径な円弧状ないし略円弧状の屈曲中心線m2で滑らかに湾曲している。本例において直管部2に対する大径の蛇腹管部4の屈曲角度は90°よりも少し大きく、大径の蛇腹管部4と中径の蛇腹管部3とを合わせた屈曲角度が略90°程度である。大径の蛇腹管部4の屈曲角度を90°ないしそれ以上とすることも可能である。
【0037】
上記実施形態においては、直管部2の一端(一方)に短い大径の蛇腹管部4を連続させたが、例えば、短い大径の蛇腹管部4の前後両側(一端及び他端)に短い又は長い中径の蛇腹管部(3,9)を一体に連続させることも可能である。
【0038】
この場合、大径の蛇腹管部4の前後両側の中径の蛇腹管部(3,9)のうちの一方及び/又は他方に直管部(2)が一体に連続する。中径の蛇腹管部(3,9)よりも大径の蛇腹管部4の方が屈曲性が良いので、大径の蛇腹管部4の前後両側に中径の蛇腹管部(3,9)があっても、大径の蛇腹管部4が大きな角度(小さな半径)で屈曲し、前後両側の中径の蛇腹管部(3,9)が小さな角度(大きな半径)で屈曲して大径の蛇腹管部4に滑らかに続く。
【0039】
また、大径の蛇腹管部4と中径の蛇腹管部3とは連続して配置されることが好ましく、例えば大径の蛇腹管部4と中径の蛇腹管部3との間に短い直管部(2)が配置された場合には、大径の蛇腹管部4と中径の蛇腹管部3とが別々に屈曲して、所望の(必要な)位置でのコルゲートチューブ(1)の屈曲が困難になると共に、コルゲートチューブ(1)の屈曲がスムーズさを欠いたものとなってしまう。
【0040】
図2の例のように、大径の蛇腹管部4に直管部2を連続させることで、直管部2は屈曲しないので、大径の蛇腹管部4を主体的に屈曲させて(中径の蛇腹管部3は副体的に屈曲させて)、直管部2と大径の蛇腹管部4との接続部分(境界部分)の白化(脆弱化)を防ぎつつ、屈曲位置(大径の蛇腹管部4の位置が屈曲位置となる)を明確に規定することができる。
【0041】
直管部2は形状固定部として作用し、車両ボディ等にコルゲートチューブ1を配索した(組み付けた)際に、コルゲートチューブ1に挿通済みの複数本の電線(ワイヤハーネス)の導出方向を容易に且つ正確に規定することができる。
【0042】
なお、上記実施形態においては、中径の蛇腹管部3,9の山部7の外径を直管部2の外径よりも大径に形成したが、例えば中径の蛇腹管部3,9の山部7の外径を直管部2の外径と同じにすることも可能である(この場合、中径な蛇腹管部3,9は小径な蛇腹管部と呼称される)。この場合でも大径な蛇腹管部4は小径な蛇腹管部(3,9)よりも大径に形成されることは勿論である。
【0043】
また、部分成形コルゲートチューブ1内には、線状体として、電線以外に、電線よりも少し大径な給水パイプや小径な光ファイバ等を挿通可能である。コルゲートチューブ1内への線状体の挿入性を高めるために、コルゲートチューブ1に長手方向の不図示のスリットを設けることは周知である。また、部分成形コルゲートチューブ1をハーネス保護チューブやハーネス外装部材等と呼称することもある。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明に係る部分成形コルゲートチューブは、屈曲が必要な位置で白化(脆弱化)を生じることなく大きな角度(小さな半径)で屈曲させて、例えばワイヤハーネスを車両ボディ等に沿ってスムーズに屈曲配索するために利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
1 部分成形コルゲートチューブ
2 直管部
3 蛇腹管部
4 大径の(大径な)蛇腹管部
5 山部
5a 先端
T 厚み

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直管部と蛇腹管部とを一体に備え、該蛇腹管部に、該蛇腹管部よりも大径な蛇腹管部が一体に続けて形成され、該大径な蛇腹管部から屈曲することを特徴とする部分成形コルゲートチューブ。
【請求項2】
前記大径な蛇腹管部の一端に前記蛇腹管部が一体に続き、該大径な蛇腹管部の他端に前記直管部が一体に続いたことを特徴とする請求項1記載の部分成形コルゲートチューブ。
【請求項3】
前記大径な蛇腹管部が前記蛇腹管部よりもチューブ長手方向に短く形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の部分成形コルゲートチューブ。
【請求項4】
前記大径な蛇腹管部の山部が先端に向かうにつれて漸次厚みを減少させた形状となっていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の部分成形コルゲートチューブ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−17318(P2013−17318A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148852(P2011−148852)
【出願日】平成23年7月5日(2011.7.5)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】