酸素ガス吸入用アタッチメント
【課題】 口、鼻を覆うときに、隙間が開かないようにして位置決めが簡単にできるようして、酸素が漏れ難く酸素の無駄を少なくできるようにし、また鼻に近づけ過ぎても、鼻孔から酸素が入り易くできるようにした酸素ガス吸入用アタッチメントを提供する。
【解決手段】 開口部2を有し、鼻の一部に沿う接触部3を有した本体1に、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けると共に、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8を設けたものとしている。
【選択図面】 図1
【解決手段】 開口部2を有し、鼻の一部に沿う接触部3を有した本体1に、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けると共に、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8を設けたものとしている。
【選択図面】 図1
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、酸素缶に充填された酸素ガスを吸入するのに用いられる酸素ガス吸入用アタッチメントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の酸素ガス吸入用アタッチメントとしては、図13に示したように、本体22の基部に設けた穴に吸入用酸素缶21のノズル23を挿入し、本体22のラッパ状に開いた部分を口元に押し当てて吸入することができるようにしたものが存在する。そのため、この酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素ガスを無駄なく吸引することができるとしている(特許文献1)。
【0003】
さらに、この種の酸素ガス吸入用アタッチメントとしては、図14に示したように、酸素缶31の噴射弁作動栓32に突設した横向きのガス噴射口33に、着脱可能に嵌着固定した吸引マスク34としたものが存在する。そして、この吸引マスク34の内面には、香り付きラベル35が取り替え可能に貼着したものとしている。そのため、この酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素ガス吸引時に口、鼻を覆うから、吸引マスク34内に放散された香りを酸素ガスとともに吸引することになるとしている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平9−322939号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】特開2000−33120号公報(第2頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素吸引時に口、鼻を覆うものとしているが、その形状には特に工夫を凝らしていないので、口、鼻を覆うときに隙間が開かないように位置決めするのが難しく、酸素が漏れて無駄になるという問題点を有していた。
【0005】
また、上記従来の酸素ガス吸入用アタッチメントは、鼻に近づけ過ぎた場合には酸素の存在空間が狭められ、その結果、鼻孔から酸素が入り難くなるという問題点を有していた。
【0006】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、形状に独特の工夫を凝らすことにより、口、鼻を覆うときに、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるようして、酸素が漏れ難く酸素の無駄を少なくできるようにし、また鼻に近づけ過ぎても、鼻孔から酸素が入り易くできるようにした酸素ガス吸入用アタッチメントを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、開口部2を有し、鼻の一部に沿う接触部3を有した本体1に、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けると共に、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8を設けたものとしている。
【0008】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記本体1は、内側面に柔軟性部材10を取り付けたものとするのが好ましい。
【0009】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記本体1は、開口部2の周囲を嵌着部とし、その開口部2を酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものにするのが好ましい。また、この場合、本体1と酸素缶4の間にはバージンシールなどの不正開封防止手段を設けたものとしてもよい。
【0010】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記接触部3は、鼻背、鼻側部、鼻尖、鼻中隔などの鼻の一部に沿うようにしておればよく、その形状は任意である。
【0011】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記空間5は、本体1の内部の少なくとも一部とすればよく、その形状は任意である。
【0012】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記取付け部8は、酸素缶4の酸素ガス噴出部(噴射ノズル6、ステム11など)に直接的に、もしくはチューブなどを介し間接的に設けられるものとしており、酸素ガスの噴射を妨げない限り、形状、大きさなどは任意である。
【0013】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記酸素ガスは、酸素単独としても、酸素に不燃性ガス(窒素、二酸化炭素など)を人体に影響がない程度に混合してもよい。なお、酸素に不燃性ガスを混合する場合は、酸素効果が維持されるように不燃性ガスが混合されているのは言うまでもない。
【発明の効果】
【0014】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、以上に述べたように構成されているので、口、鼻を覆うときに、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるものとなり、酸素ガスが漏れ難く酸素ガスの無駄を少なくでき、また鼻に近づけ過ぎても、鼻孔から酸素ガスが入り易くできるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第1実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7の下部への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合溝や嵌合孔としており、押しボタン7の周囲に嵌合するようにしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、本体1の開口部2から本体1の内部に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。なお、酸素ガスの噴射操作は、前記押しボタン7の底部に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。
【0017】
図2は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第2実施形態を示しており、本体1の内側面にスポンジなどの柔軟性部材10を取り付けたものとしている以外は、第1実施形態と同様に構成している。なお、この第2実施形態では、押しボタン7の噴射ノズル6を上方に向けたものとしており、本体1の中空下部から本体1の中空上部に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすると、使用者の鼻背や鼻側部がこの柔軟性部材10に当接して、この柔軟性部材10が使用者の鼻背や鼻側部に沿うように変形するので、使用者の鼻により沿わせ易いものとなると共に、使用者の鼻に沿わせたときの感触を柔らかくすることができる。
【0018】
図3は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第3実施形態を示しており、押しボタン7の噴射ノズル6が、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている以外は、第1実施形態と同様に構成している。なお、この第3実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0019】
図4aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第4実施形態を示しており、本体1を略半楕円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、略円筒体としており、押しボタン7の下半部を包囲すると共に、酸素缶4の上部に支持されたものとし、さらに噴射ノズル6の噴射口11を設けたものとしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、噴射口11から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、前記下半部が包囲された押しボタン7の上半部を押圧することにより行われる。また、前記本体1は、略三角形状の開口部2の三辺のそれぞれに円弧状に膨出させた嵌合部2aを設けたものとし、図4bに示したように、押しボタン7から外して、その嵌合部2aを酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第4実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0020】
図5aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第5実施形態を示しており、本体1を略斜円錐台を横にした形状の中空体とし、後面を開口して略円形の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。また、接触部3の対向面付近は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。さらに、前記対向面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、押しボタン7の周囲に嵌合するようにしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、前記押しボタン7の底部に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。また、前記本体1は、開口部2の周囲を嵌着部としたものとし、図5bに示したように、押しボタン7から外して、その開口部2を酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第5実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0021】
図6は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第6実施形態を示しており、本体1の上部を略半円錐形状とし、本体1の下部を、側面を下に向けた略半円柱を二列に並べた形状とした中空体とし、側面を開口して略ハート形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の内側下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。すなわち、この空間5は、前記二列に並べた略半円柱の中空部分となる。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6に連結された伸縮チューブ12の先端への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、伸縮チューブ12を嵌合する孔としている。伸縮チューブ12は、その先端から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、押しボタン7を押圧することにより行われる。なお、この第6実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0022】
図7は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第7実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の内側下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、噴射ノズル6に嵌合するものとしている。この噴射ノズル6は、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、押しボタン7を押圧することにより行われる。なお、この第7実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0023】
図8は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第8実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部であるステム13への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合溝や嵌合孔としており、ステム13の先端に嵌合するものとしている。酸素ガスの噴射操作は、前記ステム13に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。なお、この第8実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0024】
図9は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第9実施形態を示しており、チルト式バルブを採用することにより、ステム13に連結されたレバー9を無くしたものとしている以外は、第8実施形態と同様に構成している。この第9実施形態では、チルト式バルブを採用しているので、酸素ガスの噴射操作は、ステム13を横方向に傾けるだけで行うことができる。すなわち、使用者が本体1に鼻を押し付け、ステム13を横方向に傾けるだけで酸素吸入が可能になる。
【0025】
図10aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第10実施形態を示しており、本体1を略三角錐台を横にした形状の中空体とし、後面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部であるステム13への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、ステム13の先端に嵌合するものとしている。酸素ガスの噴射操作は、本体1の前面に形成された指挿入孔14から指を挿入し、本体1の底面の押圧部15を押圧操作することにより行われる。また、前記本体1は、略三角形状の開口部2の三辺のそれぞれに円弧状に膨出させた嵌合部2aを設けたものとし、図10bに示したように、ステム13から外して、その嵌合部2aを酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第10実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0026】
図11aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第11実施形態を示しており、チルト式バルブを採用することにより、本体1の前面の指挿入孔14や本体1の底面の押圧部15を無くしたものとしている以外は、第10実施形態と同様に構成している。この第11実施形態では、チルト式バルブを採用しているので、酸素ガスの噴射操作は、ステム13を横方向に傾けるだけで行うことができる。すなわち、使用者が本体1に鼻を押し付け、ステム13を横方向に傾けるだけで酸素吸入が可能になる。
【0027】
図12a〜12dは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第12〜15実施形態を示しており、それぞれ本体1の形状のみ示しており、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8の構造を省略したものとしている。図12aは、本体1を略三角錐形状の中空体とし、底面を開口して三角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12bは、本体1を略四角錐形状の中空体とし、底面を開口して四角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12cは、本体1を略五角錐形状の中空体とし、底面を開口して五角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12dは、本体1を略六角錐形状の中空体とし、底面を開口して六角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。また、図12a〜12dに示したそれぞれの本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。酸素ガス噴射部への取付け部8は、何れの実施形態においても、前記第1〜11実施形態と同様の構造として実施することができる。なお、これら第12〜15実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0028】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、以上のように構成されており、使用者の口、鼻を覆えば、接触部3が使用者の鼻の一部に沿うので、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるものとなり、酸素ガスが漏れ難く酸素ガスの無駄を少なくでき、また酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けたものとしているので、鼻に近づけ過ぎても鼻孔から酸素ガスが入り易くできるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第1実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図2】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第2実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図3】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第3実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図4a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第4実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図4b】図4aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図5a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第5実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図5b】図5aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図6】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第6実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図7】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第7実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図8】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第8実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図9】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第9実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図10a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第10実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図10b】図10aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図11a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第11実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図11b】図11aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図12a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第12実施形態を示す説明図である。
【図12b】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第13実施形態を示す説明図である。
【図12c】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第14実施形態を示す説明図である。
【図12d】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第15実施形態を示す説明図である。
【図13】従来の酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶に取り付けた状態を示す側面図である。
【図14】従来の酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶に取り付けた状態を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 本体
2 開口部
3 接触部
4 酸素缶
5 空間
8 取付け部
10 柔軟性部材
【技術分野】
【0001】
この発明は、酸素缶に充填された酸素ガスを吸入するのに用いられる酸素ガス吸入用アタッチメントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の酸素ガス吸入用アタッチメントとしては、図13に示したように、本体22の基部に設けた穴に吸入用酸素缶21のノズル23を挿入し、本体22のラッパ状に開いた部分を口元に押し当てて吸入することができるようにしたものが存在する。そのため、この酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素ガスを無駄なく吸引することができるとしている(特許文献1)。
【0003】
さらに、この種の酸素ガス吸入用アタッチメントとしては、図14に示したように、酸素缶31の噴射弁作動栓32に突設した横向きのガス噴射口33に、着脱可能に嵌着固定した吸引マスク34としたものが存在する。そして、この吸引マスク34の内面には、香り付きラベル35が取り替え可能に貼着したものとしている。そのため、この酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素ガス吸引時に口、鼻を覆うから、吸引マスク34内に放散された香りを酸素ガスとともに吸引することになるとしている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平9−322939号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】特開2000−33120号公報(第2頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の酸素ガス吸入用アタッチメントは、酸素吸引時に口、鼻を覆うものとしているが、その形状には特に工夫を凝らしていないので、口、鼻を覆うときに隙間が開かないように位置決めするのが難しく、酸素が漏れて無駄になるという問題点を有していた。
【0005】
また、上記従来の酸素ガス吸入用アタッチメントは、鼻に近づけ過ぎた場合には酸素の存在空間が狭められ、その結果、鼻孔から酸素が入り難くなるという問題点を有していた。
【0006】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、形状に独特の工夫を凝らすことにより、口、鼻を覆うときに、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるようして、酸素が漏れ難く酸素の無駄を少なくできるようにし、また鼻に近づけ過ぎても、鼻孔から酸素が入り易くできるようにした酸素ガス吸入用アタッチメントを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そのため、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、開口部2を有し、鼻の一部に沿う接触部3を有した本体1に、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けると共に、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8を設けたものとしている。
【0008】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記本体1は、内側面に柔軟性部材10を取り付けたものとするのが好ましい。
【0009】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記本体1は、開口部2の周囲を嵌着部とし、その開口部2を酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものにするのが好ましい。また、この場合、本体1と酸素缶4の間にはバージンシールなどの不正開封防止手段を設けたものとしてもよい。
【0010】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記接触部3は、鼻背、鼻側部、鼻尖、鼻中隔などの鼻の一部に沿うようにしておればよく、その形状は任意である。
【0011】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記空間5は、本体1の内部の少なくとも一部とすればよく、その形状は任意である。
【0012】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記取付け部8は、酸素缶4の酸素ガス噴出部(噴射ノズル6、ステム11など)に直接的に、もしくはチューブなどを介し間接的に設けられるものとしており、酸素ガスの噴射を妨げない限り、形状、大きさなどは任意である。
【0013】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントにおいて、前記酸素ガスは、酸素単独としても、酸素に不燃性ガス(窒素、二酸化炭素など)を人体に影響がない程度に混合してもよい。なお、酸素に不燃性ガスを混合する場合は、酸素効果が維持されるように不燃性ガスが混合されているのは言うまでもない。
【発明の効果】
【0014】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、以上に述べたように構成されているので、口、鼻を覆うときに、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるものとなり、酸素ガスが漏れ難く酸素ガスの無駄を少なくでき、また鼻に近づけ過ぎても、鼻孔から酸素ガスが入り易くできるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントを実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第1実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7の下部への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合溝や嵌合孔としており、押しボタン7の周囲に嵌合するようにしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、本体1の開口部2から本体1の内部に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。なお、酸素ガスの噴射操作は、前記押しボタン7の底部に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。
【0017】
図2は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第2実施形態を示しており、本体1の内側面にスポンジなどの柔軟性部材10を取り付けたものとしている以外は、第1実施形態と同様に構成している。なお、この第2実施形態では、押しボタン7の噴射ノズル6を上方に向けたものとしており、本体1の中空下部から本体1の中空上部に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすると、使用者の鼻背や鼻側部がこの柔軟性部材10に当接して、この柔軟性部材10が使用者の鼻背や鼻側部に沿うように変形するので、使用者の鼻により沿わせ易いものとなると共に、使用者の鼻に沿わせたときの感触を柔らかくすることができる。
【0018】
図3は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第3実施形態を示しており、押しボタン7の噴射ノズル6が、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている以外は、第1実施形態と同様に構成している。なお、この第3実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0019】
図4aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第4実施形態を示しており、本体1を略半楕円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、略円筒体としており、押しボタン7の下半部を包囲すると共に、酸素缶4の上部に支持されたものとし、さらに噴射ノズル6の噴射口11を設けたものとしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、噴射口11から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、前記下半部が包囲された押しボタン7の上半部を押圧することにより行われる。また、前記本体1は、略三角形状の開口部2の三辺のそれぞれに円弧状に膨出させた嵌合部2aを設けたものとし、図4bに示したように、押しボタン7から外して、その嵌合部2aを酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第4実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0020】
図5aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第5実施形態を示しており、本体1を略斜円錐台を横にした形状の中空体とし、後面を開口して略円形の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。また、接触部3の対向面付近は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。さらに、前記対向面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6が設けられた押しボタン7への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、押しボタン7の周囲に嵌合するようにしている。押しボタン7の噴射ノズル6は、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、前記押しボタン7の底部に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。また、前記本体1は、開口部2の周囲を嵌着部としたものとし、図5bに示したように、押しボタン7から外して、その開口部2を酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第5実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0021】
図6は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第6実施形態を示しており、本体1の上部を略半円錐形状とし、本体1の下部を、側面を下に向けた略半円柱を二列に並べた形状とした中空体とし、側面を開口して略ハート形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の内側下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。すなわち、この空間5は、前記二列に並べた略半円柱の中空部分となる。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6に連結された伸縮チューブ12の先端への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、伸縮チューブ12を嵌合する孔としている。伸縮チューブ12は、その先端から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、押しボタン7を押圧することにより行われる。なお、この第6実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0022】
図7は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第7実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の内側下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の一斜辺の下部には、酸素缶4の酸素ガス噴射部である噴射ノズル6への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、噴射ノズル6に嵌合するものとしている。この噴射ノズル6は、本体1の内部から本体1の開口部2に向けて酸素ガスを噴射するようにしている。酸素ガスの噴射操作は、押しボタン7を押圧することにより行われる。なお、この第7実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0023】
図8は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第8実施形態を示しており、本体1を略半円錐形状の中空体とし、側面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部であるステム13への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合溝や嵌合孔としており、ステム13の先端に嵌合するものとしている。酸素ガスの噴射操作は、前記ステム13に基端が連結されたレバー9の先端を押圧操作することにより行われる。なお、この第8実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0024】
図9は、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第9実施形態を示しており、チルト式バルブを採用することにより、ステム13に連結されたレバー9を無くしたものとしている以外は、第8実施形態と同様に構成している。この第9実施形態では、チルト式バルブを採用しているので、酸素ガスの噴射操作は、ステム13を横方向に傾けるだけで行うことができる。すなわち、使用者が本体1に鼻を押し付け、ステム13を横方向に傾けるだけで酸素吸入が可能になる。
【0025】
図10aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第10実施形態を示しており、本体1を略三角錐台を横にした形状の中空体とし、後面を開口して略三角形状の開口部2とし、斜面を鼻の一部に沿う接触部3としている。この接触部3は、使用者の鼻背、または鼻背と鼻側部に沿うようにしている。本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。本体1の底面には、酸素缶4の酸素ガス噴射部であるステム13への取付け部8が設けられている。この取付け部8は、嵌合孔としており、ステム13の先端に嵌合するものとしている。酸素ガスの噴射操作は、本体1の前面に形成された指挿入孔14から指を挿入し、本体1の底面の押圧部15を押圧操作することにより行われる。また、前記本体1は、略三角形状の開口部2の三辺のそれぞれに円弧状に膨出させた嵌合部2aを設けたものとし、図10bに示したように、ステム13から外して、その嵌合部2aを酸素缶4の上部に嵌着しておけるようにして、酸素缶4のキャップとして兼用できるものとしている。なお、この第10実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0026】
図11aは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第11実施形態を示しており、チルト式バルブを採用することにより、本体1の前面の指挿入孔14や本体1の底面の押圧部15を無くしたものとしている以外は、第10実施形態と同様に構成している。この第11実施形態では、チルト式バルブを採用しているので、酸素ガスの噴射操作は、ステム13を横方向に傾けるだけで行うことができる。すなわち、使用者が本体1に鼻を押し付け、ステム13を横方向に傾けるだけで酸素吸入が可能になる。
【0027】
図12a〜12dは、この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第12〜15実施形態を示しており、それぞれ本体1の形状のみ示しており、酸素缶4の酸素ガス噴射部への取付け部8の構造を省略したものとしている。図12aは、本体1を略三角錐形状の中空体とし、底面を開口して三角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12bは、本体1を略四角錐形状の中空体とし、底面を開口して四角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12cは、本体1を略五角錐形状の中空体とし、底面を開口して五角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。図12dは、本体1を略六角錐形状の中空体とし、底面を開口して六角形状の開口部2とし、隣り合う少なくとも二つの内側面に一条または複数条のリブ16を形成し、これらリブ16を使用者の鼻背や鼻側部など鼻の一部に沿う接触部3としている。また、図12a〜12dに示したそれぞれの本体1の中空下部は、酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5としている。酸素ガス噴射部への取付け部8は、何れの実施形態においても、前記第1〜11実施形態と同様の構造として実施することができる。なお、これら第12〜15実施形態においても、本体1の内側面に柔軟部材10を取り付けたものとすることができる。
【0028】
この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントは、以上のように構成されており、使用者の口、鼻を覆えば、接触部3が使用者の鼻の一部に沿うので、隙間が開かないように位置決めが簡単にできるものとなり、酸素ガスが漏れ難く酸素ガスの無駄を少なくでき、また酸素缶4から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間5を設けたものとしているので、鼻に近づけ過ぎても鼻孔から酸素ガスが入り易くできるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第1実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図2】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第2実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図3】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第3実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図4a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第4実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図4b】図4aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図5a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第5実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図5b】図5aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図6】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第6実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図7】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第7実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図8】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第8実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図9】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第9実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図10a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第10実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図10b】図10aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図11a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第11実施形態を酸素缶に取り付けた状態を示す説明図である。
【図11b】図11aの酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶のキャップとして用いた状態を示す説明図である。
【図12a】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第12実施形態を示す説明図である。
【図12b】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第13実施形態を示す説明図である。
【図12c】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第14実施形態を示す説明図である。
【図12d】この発明の酸素ガス吸入用アタッチメントの第15実施形態を示す説明図である。
【図13】従来の酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶に取り付けた状態を示す側面図である。
【図14】従来の酸素ガス吸入用アタッチメントを酸素缶に取り付けた状態を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
【0030】
1 本体
2 開口部
3 接触部
4 酸素缶
5 空間
8 取付け部
10 柔軟性部材
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部(2)を有し、鼻の一部に沿う接触部(3)を有した本体(1)に、酸素缶(4)から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間(5)を設けると共に、酸素缶(4)の酸素ガス噴射部への取付け部(8)を設けたことを特徴とする酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項2】
前記本体(1)は、内側面に柔軟性部材(10)を取り付けたものとしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項3】
前記本体(1)は、開口部(2)の周囲を嵌着部とし、その開口部(2)を酸素缶(4)の上部に嵌着しておけるようにしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項4】
前記取付け部(8)は、酸素缶(4)の酸素ガス噴出部に直接的に、もしくは間接的に設けられるものとしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項1】
開口部(2)を有し、鼻の一部に沿う接触部(3)を有した本体(1)に、酸素缶(4)から噴射された酸素ガスの吸入を妨げないようにした空間(5)を設けると共に、酸素缶(4)の酸素ガス噴射部への取付け部(8)を設けたことを特徴とする酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項2】
前記本体(1)は、内側面に柔軟性部材(10)を取り付けたものとしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項3】
前記本体(1)は、開口部(2)の周囲を嵌着部とし、その開口部(2)を酸素缶(4)の上部に嵌着しておけるようにしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【請求項4】
前記取付け部(8)は、酸素缶(4)の酸素ガス噴出部に直接的に、もしくは間接的に設けられるものとしたことを特徴とする請求項1記載の酸素ガス吸入用アタッチメント。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図12c】
【図12d】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5a】
【図5b】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12a】
【図12b】
【図12c】
【図12d】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2006−14894(P2006−14894A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−194928(P2004−194928)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000100539)アース製薬株式会社 (191)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000100539)アース製薬株式会社 (191)
【Fターム(参考)】
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