説明

金型装置の製造方法

【課題】第一型と第二型の閉じ合せ部分を効率良く研磨することにある。
【解決手段】第一型10と第二型20を形成する第一工程と、第一型10と第二型20の少なくとも一方から、一方の型(10)の型閉じ面(13)及び空間部一部(11b)を構成する第三型30を分割する第二工程と、一方とは異なる他方の型(20)と第三型30を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分Xをキャビティ40側から共磨きする第三工程とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金型装置(例えば車両構成品を成形可能な金型装置)の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の金型装置として、第一型と、第二型と、キャビティを有する金型装置が公知である(特許文献1を参照)。
第一型は、上面側の第一空間部と、第一空間部周りの型閉じ面を有する。また第二型は、下面側の第二空間部と、第二空間部周りの型閉じ面を有する。そして第一型と第二型を型閉じすることにより、第一空間部と第二空間部からなるキャビティ(成形空間)を形成できる。
ここで公知の金型装置は、例えばランプボディ(車両構成品の一例)のカバー部材を成形することができる。カバー部材は、湾曲状の平板部材であり、ランプボディ内の光源を被覆しつつ、ランプボディの外部に露出する。
【0003】
ところで上述の金型装置では、第一型と第二型の閉じ合せ部分が不揃いである(段差等がある)と、パーティングライン(PL)やバリが成形品に生じやすい。
このため金型装置の製造過程において、第一型と第二型の閉じ合せ部分を研磨して平滑化する作業が行われる。特にカバー部材(外部に露出する部材)を成形する場合、その露出部位にバリ等が生じないように両型の閉じ合せ部分を入念に研磨する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−96105号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで上記研磨作業では、第一型と第二型を閉じ合せたのち、両型のキャビティ側の閉じ合せ部分を共に研磨して平滑にする(共磨きする)ことが望ましい。
しかし公知技術では、第一型と第二型を閉じ合せるとキャビティが密閉状態となり、キャビティ側から型閉じ部分を研磨することができない構成である。このため各型の閉じ合せ部分を個別に研磨したのち、実際に成形品を成形してバリ等が生じないかを確認する。
そしてこの種の構成では、閉じ合せ部分を平滑化するために研磨作業と成形作業を何度も繰返す必要があり、金型装置の製造に時間がかかることがあった(効率の悪い構成であった)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、第一型と第二型の閉じ合せ部分を効率良く研磨することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、第1発明の金型装置の製造方法は、第一型と、第一型に閉じ合せ可能な第二型を有する金型装置の製造方法である。そして第一型と第二型は、各々、空間部と、空間部周りの型閉じ面を有する。そして第一型と第二型を閉じ合せることで、第一型の空間部と第二型の空間部とからなるキャビティを形成する構成である。
本発明では、下記の第一工程、第二工程、第三工程により金型装置を製造する。第一工程では、第一型と第二型を形成する。そして後述の工程で、第一型と第二型の閉じ合せ部分を研磨するのであるが、この種の製造方法では、同部分を効率良く研磨できることが望ましい。
【0007】
そこで本発明では、下記の工程により、第一型と第二型の閉じ合せ部分を、効率良く研磨することとした。
第二工程:第一型と第二型の少なくとも一方から、一方の型の型閉じ面(一部又は全部)及び空間部一部を構成する第三型を分割する。
第三工程:一方とは異なる他方の型と第三型を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分をキャビティ側から共磨きする。
本発明では、第三工程において、一方の型に空間部他部を残存させつつ、第三型(一方の型閉じ面及び空間部一部)と他方の型を閉じ合わせる。このとき第三型には、空間部他部(空間部一部を除く部分)だけ隙間が生じることから、他方の型と第三型の閉じ合せ部分を、隙間を通じてキャビティ側から共磨きすることができる。
【0008】
第2発明の金型装置の製造方法は、第1発明の製造方法であって、金型装置において、車両構成品を形成する。そして車両構成品は、車両に配設された状態で、外部に露出する第一部位と、外部に露出することなく隠蔽状態となる第二部位とを有する。
そして本発明では、車両構成品の成形時において、他方の型と第三型の閉じ合せ部分が第一部位の成形箇所に配置する。また一方の型と第三型の閉じ合せ部分が第二部位の成形箇所に配置する。
そこで本発明では、上述の第三工程において、一方の型と第三型の閉じ合せ部分をキャビティ側から共磨きすることなく、他方の型と第三型を閉じ合せて、両型の閉じ合せ部分をキャビティ側から共磨きすることとした。
本発明では、第二部位に対応の閉じ合せ部分(研磨不要の部位)の研磨を省略しつつ、第一部位に対応の閉じ合せ部分(研磨必須の部位)を研磨することで、金型装置の研磨作業を極力簡略化できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る第1発明によれば、第一型と第二型の閉じ合せ部分を効率良く研磨することができる。また第2発明によれば、研磨作業を極力簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】金型装置の縦断面図であり、(a)は第一工程を示し、(b)は第二工程を示し、(c)は第三工程を示す。
【図2】車両用シートの斜視図である。
【図3】シールド部材裏面の側面図である。
【図4】実施例2にかかる金型装置の縦断面図であり、(a)は第三型の分割前の図であり、(b)は第三型の分割後の図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。各図には、適宜、各部材前方に符号F、各部材後方に符号B、各部材上方に符号UP、各部材下方に符号DWを付す。
なお実施例1では、第一型が一方の型となり、第二型が他方の型となる。また実施例2では、第二型が一方の型となり、第一型が他方の型となる。
【0012】
<実施例1>
本実施例では、後述の3工程により、金型装置(第一型10,第二型20)を製造する(図1を参照)。
第一工程(詳細後述)では、第一型10と、第二型20を形成する。そして第一型10と第二型20を閉じ合せて両型の間にキャビティ40を形成する。このキャビティ40内で成形品MAを成形するのであるが、このとき第一型10と第二型20の閉じ合せ部分Xが不揃いである(段差等がある)と、パーティングライン(PL)やバリが成形品MAに生じる。このため第一型10と第二型20の閉じ合せ部分Xを研磨するのであるが、この種の製造方法では、同部分Xを効率良く研磨できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の工程により、第一型10と第二型20の閉じ合せ部分Xを、効率良く研磨することとした。以下、各製造工程について詳述する。
【0013】
(第一工程)
第一工程では、第一型10と第二型20を個別に形成する。ここで第一型10と第二型20の材質は特に限定しないが、各種鋼材(アルミ、鉄、銅、真鍮、これらの合金など)を例示できる。
本実施例では、所定の加工(切削加工,研磨加工,表面仕上げ加工等)を施すことで、第一型10(略矩形)の上面側に第一空間部11を形成し、第一空間部11の周りに第一型閉じ面13を形成する。本実施例の第一空間部11は、成形品MA一側の形状に倣った凹凸状の部位である。
また同様に所定の加工を施すことで、第二型20(略矩形)の下面側に第二空間部22を形成し、第二空間部22の周りに第二型閉じ面23を形成する。本実施例の第二空間部22は、成形品MA他側の形状に倣った凹状の部位である。
第一空間部11と第二空間部22は、閉じ合わせ状態でキャビティ40(成形空間)を形成する。キャビティ40(形状)は、成形品MAの外形形状に倣った形状となる。
なお第一型10と第二型20の少なくとも一方に、キャビティ40に通じる連通部(図示省略)を設けることができる。そして外部の原料容器(図示省略)から、連通部を介して成形材料をキャビティ40内に供給する。
【0014】
(第二工程)
第二工程では、第一型10と第二型20の少なくとも一方から、一方の型の型閉じ面(一部又は全部)及び空間部一部を構成する第三型30を分割する。
本実施例では、第一型10(一方の型)から第三型30を分割する。第三型30は、略矩形(縦断面視)の部材であり、第一型閉じ面13(全部)と、第一空間部11の一部(空間部一部11b)を構成する。そして第一型10には、前記一部を除く第一空間部11の他部(空間部他部11a)が残存する。
つぎに第三型30の上面と下面に、各々、複数又は単数の接合部材JM(棒状)を取付ける。このとき第三型30の上面(第二型20を臨む面)に、接合部材JMを嵌装可能な孔部(h1,h2)を設ける。また第三型30の下面(第一型10を臨む面)に、接合部材JMを嵌装可能な孔部(h3,h4)を設ける。
そして接合部材JMを、第三型30の上面に嵌装しつつ、第二型20の孔部(H1,H2)に挿入することで、第三型30と第二型20を接合する(閉じ合せる)ことができる。また接合部材JMを、第三型30の下面に嵌装しつつ、第一型10の孔部(H3,H4)に挿入することで、第三型30と第一型10を接合する(閉じ合せる)ことができる。
【0015】
(第三工程)
第三工程では、第二型20(一方とは異なる他方の型)と第三型30を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分Xをキャビティ40側から共磨きする。
ここで「共磨き」とは、他方の型と第三型30を型閉じした状態で、キャビティ40側の両型の閉じ合せ部分Xを共に研磨して平滑化する作業である。
本実施例では、第二型20(他方の型)と第三型30を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分Xをキャビティ40側から共磨きする。このとき第三型30には、第一空間部11の他部(空間部他部11a)だけ隙間が生じることから、この隙間を通じて、第二型20と第三型30の閉じ合せ部分Xをキャビティ40側から共磨きできる。なお第一型10と第三型30を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分(符号省略)をキャビティ40側から共磨きすることもできる。
そして第三工程ののちに、実際に成形品MAを形成してバリ等が生じないかを確認する。このとき第一型10と第二型20のいずれかに駆動部材(図示省略)を設けることができる。そして駆動部材により、第一型10と第二型20を型閉じ方向又は型開き方向に相対移動させる。
【0016】
以上説明したとおり本実施例では、上記工程により、第二型20と第三型30の閉じ合せ部分Xをキャビティ40側から共磨きする。これにより作業者が、閉じ合せ部分Xを目視しつつ共磨きできるため、研磨作業と形成作業を繰返す回数を極力減らしつつ、閉じ合せ部分Xを平滑化できる(効率の良い構成となる)。
よって本実施例によれば、第一型10と第二型20の閉じ合せ部分Xを効率良く研磨することができる。
【0017】
<実施例2>
本実施例の金型装置は、実施例1の金型装置とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施例では、車両用シート2(車両構成品の一例)の構成部材を成形する例を説明する(図2〜図4を参照)。車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、シールド部材7を有する。シートバック6は、図示しないリクライニング機構(軸状)を介して、シートクッション4に対して起倒可能に連結する。
【0018】
(シールド部材)
シールド部材7は、シートクッション4側面を被う部材であり、基部9と、延設部8と、リブ部Rを有する(図2及び図3を参照)。
延設部8は、シートクッション4側面に倣った長方形状の部位である。そして延設部8は、縦断面視で略横U字状をなしており、第一部位8aと第二部位8bを有する(図4のキャビティ形状拡大図を参照)。第一部位8aは、シートクッション4に配設された状態で、外部に露出する部位である。また第二部位8bは、同状態で、外部に露出することなく隠蔽状態となる部位である。
また基部9は、リクライニング機構を被覆するための略円形状の部位であり、延設部8の後部側に連結する。そしてリブ部Rは、シールド部材7裏面から立設する平板部位であり、格子状に形成することができる。
そして本実施例では、後述の金型装置を使用して、シールド部材7(車両構成品)を成形する。
【0019】
(第一工程)
第一工程では、第一型10と第二型20を個別に形成する(図4を参照)。
本実施例では、第一型10(略矩形)に、第一空間部11と、第一型閉じ面13を形成する。また第二型20(略矩形)に、第二空間部22と、第二型閉じ面23を形成する。
そしてキャビティ40を、シールド部材7の外形形状に倣った成形空間とする。なお図4のキャビティ40は、シールド部材7の一部の縦断面(図3のIV−IV線縦断面に対応の縦断面)に倣った形状を有する。
【0020】
(第二工程)
第二工程では、第二型20(一方の型)から第三型30を分割する。
本実施例の第三型30は、略矩形(縦断面視)の部材であり、第二空間部22の一部(空間部一部22b)と、第二型閉じ面23の一部(23b)を構成する。そして第二型20には、第二型閉じ面23の他部(23a)と、第二空間部22の他部(空間部他部22a)が残存する。
そして本実施例では、第一型10と第三型30の閉じ合せ部分(第一閉じ合せ部分X1)が第一部位8aの成形箇所に配置する。また第二型20と第三型30の閉じ合せ部分(第二閉じ合せ部分X2)が第二部位8bの成形箇所に配置する。
【0021】
(第三工程)
第三工程では、第一型10(他方の型)と第三型30を閉じ合せた状態で、両型の閉じ合せ部分をキャビティ40側から共磨きする。
このとき本実施例では、第二閉じ合せ部分X2をキャビティ40側から共磨きすることなく、第一閉じ合せ部分X1をキャビティ40側から共磨きする。
本実施例では、第三工程において、第一部位8aに対応する閉じ合せ部分(研磨必須の第一閉じ合せ部分X1)を研磨する。そして第二部位8bに対応する閉じ合せ部分(研磨不要の第二閉じ合せ部分X2)の研磨を省略することで、金型装置の研磨作業を極力簡略化できる(車両構成品の成形に適した構成である)。
【0022】
本実施形態の金型装置の製造工程は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、第一型10と第二型20を有する金型装置(いわゆる二つ割の金型装置)を例示したが、金型装置の構成を限定する趣旨ではない。例えば第一型と第二型のいずれか一方が二つの型からなる金型装置(いわゆる三つ割の金型装置)を用いることができる。また本実施例では、第一型10と第二型20が上下に相対移動する構成を説明した。これとは異なり、第一型10と第二型20を、ヒンジ部材を介して連結することで、第一型10に対して第二型20が回転する構成とすることができる。
【0023】
(2)また本実施形態では、第一型10と第二型20の少なくとも一方から、単数の第三型30を分割する例を説明した。第三型は、第一型と第二型の少なくとも一方から複数分割することもできる。
また実施例1では、第三型30が、第一型閉じ面13(全部)を構成する例を説明した。これとは異なり実施例1の第三型30は、第一型閉じ面13の一部を構成することができる。また実施例2では、第三型30が、第二型閉じ面23の一部(23b)を構成する例を説明した。これとは異なり実施例2の第三型30は、第二型閉じ面23の全部を構成することができる。
(3)また本実施形態では、接合部材JM(棒状)を例示したが、接合部材の構成を限定する趣旨ではない。
(4)また本実施例では、車両構成品としてシールド部材7を例示したが、車両構成品の種類を限定する趣旨ではない。
(5)また実施例2では、第二閉じ合せ部分X2をキャビティ40側から共磨きすることなく、第一閉じ合せ部分X1をキャビティ40側から共磨きする例を説明した。
ここで「第二閉じ合せ部分X2をキャビティ40側から共磨きすることなく」とは、第二閉じ合せ部分X2を、第一閉じ合せ部分X1よりも丁寧に研磨する必要がない(平滑化の度合いが小さくてもよい)という意味である。すなわち第二閉じ合せ部分X2を、第一閉じ合せ部分X1と比較して若干の凹凸が残る程度に研磨してもよく、研磨しなくともよい。
【符号の説明】
【0024】
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
7 シールド部材
8 延設部
8a 第一部位
8b 第二部位
9 基部
10 第一型
11a 空間部他部
11b 空間部一部
11 第一空間部
13 第一型閉じ面
20 第二型
22 第二空間部
23 第二型閉じ面
30 第三型
40 キャビティ
JM 接合部材
MA 成形品
R リブ部
X 閉じ合せ部分


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一型と、前記第一型に閉じ合せ可能な第二型を有するとともに、前記第一型と前記第二型が、各々、空間部と、前記空間部周りの型閉じ面を有し、前記第一型と前記第二型を閉じ合せることで、前記第一型の空間部と前記第二型の空間部とからなるキャビティを形成する金型装置の製造方法において、
前記第一型と前記第二型を形成する第一工程と、
前記第一型と前記第二型の少なくとも一方から、前記一方の型の型閉じ面及び前記空間部一部を構成する第三型を分割する第二工程と、
前記一方とは異なる他方の型と前記第三型を閉じ合せた状態で、前記両型の閉じ合せ部分を前記キャビティ側から共磨きする第三工程とを有する金型装置の製造方法。
【請求項2】
前記金型装置において、車両構成品を形成するとともに、前記車両構成品が、車両に配設された状態で、外部に露出する第一部位と、外部に露出することなく隠蔽状態となる第二部位とを有し、
前記車両構成品の成形時において、前記他方の型と前記第三型の閉じ合せ部分が前記第一部位の成形箇所に配置するとともに、前記一方の型と前記第三型の閉じ合せ部分が前記第二部位の成形箇所に配置する構成であり、
前記第三工程において、前記一方の型と前記第三型の閉じ合せ部分を前記キャビティ側から共磨きすることなく、前記他方の型と前記第三型を閉じ合せて、前記両型の閉じ合せ部分を前記キャビティ側から共磨きする請求項1に記載の金型装置の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−937(P2012−937A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−140390(P2010−140390)
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】