説明

金属の表面処理方法とその装置並びに銅線の製造方法とその装置

【課題】反応生成物の回収処理や有機還元剤の処理作業が不要で環境の汚染もなく金属ないし銅線を冷却・還元処理することを可能とする方法の提供。
【解決手段】金属101の表面に液状流体201を接触させることにより金属101の表面の酸化膜を還元する表面処理方法であって、前記液状流体201が水を主たる成分とし、且つ1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子を含む。前記液状流体は、直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含み、該気泡が前記還元性気体からなる。前記金属101は、銅である。前記還元性気体は、水素または一酸化炭素である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、銅をはじめとする金属の表面処理方法とその装置並びに銅線の製造方法とその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
銅線(銅の荒引線、以下単に荒引線ともいう。)の製造方法について、図を用いて説明する。図5において、溶解炉1から流出する熔銅は、まず鋳造装置2により連続した棒状に形成され、さらに圧延装置3により所定の寸法の断面形状(例えば直径8乃至30mmの円状)の荒引線に加工される。圧延の際、例えば600℃以上の高温で大気にさらされるため、表面には酸化物が形成される。従って、圧延後に冷却が必要であることに加えて、表面の酸化物を除去することが必要である。すなわち、冷却・酸化物除去ライン4により、冷却と表面の酸化物の除去が行われる。
【0003】
圧延後の冷却は、荒引線を、水を主たる成分とする液体と接触させることにより行われている。この処理の過程で、荒引線の温度は約600℃以上から100℃以下まで急激に低下する。
【0004】
酸化物の除去は、次のような技術を用いて化学的に行われている。その一つは、例えば特許文献1に記載されているような酸洗浄による酸化物の溶解技術(以下従来技術1という。)である。他の技術は、例えば特許文献2に記載されているようなイソプロピルアルコール(以下IPAという。)等の有機還元剤による酸化物の還元技術(以下従来技術2という。)である。
【0005】
化学反応の速度は高温ほど速いので、冷却を行う液体に酸化物の除去を行う処理剤を添加して荒引線と接触させ、冷却および酸化物除去を同時に行っている。すなわち、従来技術1においては、硫酸などの酸を含む水溶液に圧延後の荒引線を接触させることで、荒引線の冷却と表面酸化物の溶解除去を行っている。従来技術2においては、IPA等を含む水溶液に圧延後の荒引線を接触させることで、荒引線の冷却と表面酸化物の還元を行っている。
【0006】
図6は、冷却・酸化物除去ライン4を詳細に示したものである。図示されない圧延装置を出た荒引線101は、冷却・酸化物除去ライン4の還元処理室11へと導入される。この還元処理室11は、還元処理剤である液状流体を貯留した液状流体タンク21に配管(供給管と排出管)によって接続されている。還元処理室11には液状流体タンク21から液状流体201がポンプ19によって供給され、処理後の液状流体が還元処理室11から液状流体タンク21内に戻る構造となっている。そして、従来技術1においては液状流体201として硫酸などの酸を含む水溶液を用いており、従来技術2においては液状流体201としてIPA等を含む水溶液を用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許3623532号明細書
【特許文献2】特公昭56−27596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来技術1においては、処理に用いた酸の水溶液に銅が反応して溶解するため、反応生成物である銅の回収処理という新たな作業が発生するという問題がある。
【0009】
従来技術2においては、有機還元剤が揮発することにより環境を汚染する可能性がある。また、有機還元剤を回収するためには、回収設備の導入という新たな投資が発生するとともに、回収した有機還元剤の処理作業が発生する。
【0010】
そこで、本発明の目的は、反応生成物の回収処理や有機還元剤の処理作業が不要で環境の汚染もなく金属ないし銅線を冷却・還元処理することができる金属の表面処理方法とその装置並びに銅線の製造方法とその装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するために、本発明のうち、第1の発明は、金属の表面に液状流体を接触させることにより金属の表面の酸化膜を還元する表面処理方法であって、前記液状流体が水を主たる成分とし、且つ1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子を含むことを特徴とする。
【0012】
前記液状流体は、直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含み、該気泡が前記還元性気体からなることが好ましい。前記金属は、銅であることが好ましい。前記還元性気体は、水素または一酸化炭素であることが好ましい。
【0013】
第2の発明は、金属の表面に液状流体を接触させることにより金属の表面の酸化膜を還元する表面処理装置であって、水に1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体分子からなる直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含む液状流体を生成するための液状流体生成部と、該液状流体生成部に水および還元性気体を供給する供給手段と、前記液状流体を金属の表面と接触させることにより金属表面の酸化膜を還元する還元処理室とを備えることを特徴とする。
【0014】
第3の発明は、銅を線状に圧延する圧延工程と、線状に圧延された銅線の表面の酸化膜を還元する還元工程と、を有する銅線の製造方法であって、前記還元工程が、前記銅線の表面に前記液状流体を接触させる工程であり、該液状流体が、水を主たる成分とし、且つ1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子からなる気泡を有し、該気泡が直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下であることを特徴とする。
【0015】
第4の発明は、銅を線状に圧延する圧延装置と、線状に圧延された銅線の表面の酸化膜を還元する還元装置と、を有する銅線の製造装置であって、前記還元装置が、水に1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体分子からなる直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含む液状流体を生成するための液状流体生成部と、該液状流体生成部に水および還元性気体を供給する供給手段と、前記液状流体を銅線の表面と接触させることにより銅線表面の酸化膜を還元する還元処理室とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、反応生成物の回収処理や有機還元剤の処理作業が不要で、環境を汚染することがなく、金属ないし銅線の冷却・還元処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態である冷却・酸化物除去ラインの構造を模式的に示す図である。
【図2】気泡径と水中での気泡の上昇速度との関係を表すグラフである。
【図3】気泡径と水中での気泡の内圧との関係を表すグラフである。
【図4】本発明の他の実施形態である冷却・酸化物除去ラインの構造を複式的に示す図である。
【図5】銅線の製造装置を概略的に示す図である。
【図6】従来の冷却・酸化物除去ラインの構造を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明を実施するための形態を添付図面に基いて詳述する。
【0019】
種々の還元剤について、その性質を表1に示す。
【0020】
【表1】

【0021】
ここで、還元性気体は水への溶解度が低いが、還元性気体を気泡として水に添加した液状流体とすれば、溶解度以上の還元性気体を輸送することが可能である。還元性気体として水素を例に取ると、水に対する溶解度は、非特許文献1(電気化学便覧)によれば表2の通りである。なお、以下の議論は水素に限らず、他の還元性気体であっても同様である。
【0022】
【表2】

【0023】
いま、1気圧の水素と平衡にある25℃の水を用いて荒引線表面の酸化物を還元することを考える。表2より水素の濃度は1.55mg/Lであり、物質量としては7.75×10-4mol/Lである。
【0024】
一方、酸化物の還元に必要な水素の量は、次のように見積もることができる。まず、除去すべき銅酸化物の厚さはおおよそ0.1μmであるので、これがすべて酸化第一銅であるとすると、その式量(79.55)ならびに密度(63.5g/cm3)を用いて、単位表面積あたりに存在する除去すべき酸化銅の物質量は7.94×10-7mol/cm2と求められる。荒引線が、冷却・酸化物除去ラインを通過する時間は最大で5秒程度であり、還元反応に関与する酸化銅と水素の物質量比は1:1であるので、1.59×10-7mol/cm2s以上の物質供給速度で、還元剤である水素が荒引線表面に供給されなければならない。物質供給速度は、概ね水素の濃度と拡散係数に比例し、拡散層厚さに反比例することから、上記の物質供給速度を実現するのに必要な水素濃度が求められる。以下、気相で還元する場合と液相で還元される場合とに分けて考える。
【0025】
まず、液相で還元する場合、温度を100℃とする。この温度での拡散係数は必ずしも明らかではないが、例えば次の非特許文献2(物性推算法(大江修造著、データブック出版社)p.288)の値(25℃において3.36×10-5cm2/s)を参考にすることができる。
【0026】
上記の値と、一般的な液相の拡散層厚さ(0.01cm)を用いると、前記の物質供給速度を実現するのに必要な液相水素濃度は2.36×10-2mol/Lとなり、25℃で飽和した水中の水素の濃度では物質供給が不足することは明らかである。即ち、液相のみで還元することは困難である。
【0027】
次に気相で還元する場合、圧力を1気圧とし、温度を100〜500℃の間で考えると、拡散係数は非特許文献2記載の方法で1.31〜4.67cm2/sと求まる。気相の拡散層厚さは最も薄くて0.1mmであることから、前記した物質供給速度を実現するためには必要な水素濃度が求まる。この水素は、水素が溶解した水が高温の荒引線と接触することにより沸騰して気体となって得られるものであるので、気体中の水素以外の成分はほぼすべて水蒸気と考えられ、水蒸気と水素のモル比率を求めることができる。以上の計算を経て、このような気体を得るために、沸騰する前の液体には含まれていなければならない水素濃度が求まる。結果を表3に示す。
【0028】
【表3】

【0029】
表3から明らかなように、25℃で水に飽和した水素の濃度は100〜500℃での反応で必要な最低水素濃度より低い。従って、水素は溶解度以上で供給することが必須であり、気泡の形で液状流体に添加すればよい。
【0030】
次に、本発明の実施形態について図1を参照して説明する。まず、銅線の製造装置は、図5に示すように、溶鉱炉1から流出する熔銅を棒状に鋳造する鋳造装置2と、その棒状の銅を線状に圧延する圧延装置3と、線状に圧延された銅線である荒引線101の表面の酸化膜を還元する還元装置である冷却・酸化物除去ライン4と、を備えている。
【0031】
図1に示すように冷却・酸化物除去ライン4は、冷却・還元を行う液状流体201を貯留した液状流体タンク21接続されている。冷却・酸化物除去ライン4は、水に1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体分子からなる直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含む液状流体201を生成するための液状流体生成部40と、該液状流体生成部40に水および還元性気体を供給する供給手段50と、前記液状流体201を荒引線101の表面と接触させることにより表面の酸化膜を還元する還元処理室11とを備えている。
【0032】
還元処理室11は、荒引線101を挿通可能な筒体状に形成され、その長手方向両端の開口部には荒引線101を還元処理室44の軸芯に沿って案内するガイド12と、液状流体が漏れないように荒引線101のとの間を封止する封止部材13とが設けられている。還元処理室11の長手方向の一端側に液状流体の入口15が形成され、他端側に液状流体の出口16が形成されている。前記入口15は供給用の配管(供給管)17を介して、前記出口16は排出用の配管(排出管、戻り管ともいう。)18を介して共通の液状流体タンク21に接続されている。前記供給管14には液状流体を循環供給するポンプ19が設けられている。
【0033】
前記液状流体生成部40において、液状流体201中に還元性気体の分子からなる気泡を発生させるために、前記タンク21には、配管30により流量調節器31、流量計32、圧力調整器33を介して水素ボンベ34が接続されている。前記配管30の出口には気泡発生ノズル(気泡生成部)41が接続されており、水素ガスを気泡にして液状流体中に分散させるようになっている。
【0034】
なお、図1では1個の還元処理室11を示しているが、2個以上の還元処理室を直列に接続し、荒引線101が順次冷却・還元処理を施されるようにしてもよい。またその場合、1個の液状流体タンク21から複数の還元処理室に供給しても、また還元処理室ごとに個別の液状流体タンクを設けても良い。
【0035】
実施例1では、図1の還元装置を用いて、液状流体として水素の気泡を含んだ液状流体を用い、荒引線表面の酸化物の還元処理を行った。水素濃度は10mg/Lであり、液状流体に占める気泡の体積は約10%であった。比較例として、3%のIPA水溶液を用いた。処理後、荒引線表面の酸化膜厚さを測定した。結果を表4に示す。本実施例においては、処理後の酸化膜厚さは比較例と同等であり、揮発性有機物は発生しなかった。
【0036】
【表4】

【0037】
最適な気泡径について考える。ストークスの式より、気泡径が小さいほど液中での上昇速度は速い。水の粘性、水素と水の密度を用いて計算すると、図2のようになる。ここで、実用面においては上昇速度が大きすぎると気液分離が速やかに進行してしまい、タンクから冷却・酸化物除去ラインまで輸送することができない。その境界の値は、本発明者らの検討の結果、1cm/秒(=0.01m/s)と見積もられた。従って、125μm以上の気泡は本発明の目的を達成することができない。
【0038】
一方、気泡径が小さくなるとラプラスの式に従って気泡内部の圧力が高くなる。水の表面張力を用いて計算した結果を図3に示す。気液界面すなわち気泡表面では気体が液体に溶解しようとしており、その速度は気泡内部の圧力に比例する。したがって、気泡径が小さいほど気泡内部の気体が液体に溶解する速度は速く、その結果、気泡は消滅する。気泡が有効に存在する最小径は、本発明者らの検討の結果、気泡内圧が4気圧以下、すなわち気泡径1μm以上と見積もられた。
【0039】
以上から、本発明の目的を達成できる気泡の大きさは、1μm以上125μm以下である。
【0040】
実施例2〜5では、図1の設備を用いて、種々の体積百分率の水素気泡を含む液状流体を用い、銅荒引線表面の冷却・還元を行った。結果を表に示す。気泡の体積百分率が1未満では、処理後の酸化膜厚さが目標値を満足しない(参考例1)。また気泡の体積百分率が25を超えると気液分離が起こり、輸送が不安定となった(参考例2,3)。
【0041】
【表5】

【0042】
本発明の他の実施形態を図4に示す。図1の実施形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施形態では、液状流体生成部40の気泡生成部41が液状流体タンク21内にではなく、供給管17内に設けられている。前記気泡生成部41は、配管30により、流量調節器31、流量計32、圧力調整器33を介して水素ボンベ34に接続されており、水素ボンベ34より供給された水素ガスを気泡にして液状流体中に分散させる。
【0043】
本実施形態の設備を用いて体積百分率約10%の水素気泡を含む液状流体を発生させ、銅荒引線表面の冷却・還元を行った。ユースポイント直前で水素気泡を液状流体に添加させることにより、気液分離をより抑制することが可能となり、均一な還元処理が可能となった。
【0044】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 溶解炉
2 鋳造装置
3 圧延装置
4 冷却・酸化物除去ライン(還元装置)
11 還元処理室
12 ガイド
13 封止部材
15 入口
16 出口
17 供給管
18 排出管
19 ポンプ
21 液状流体タンク
31 流量調整器
32 流量計
33 圧力調整器
34 水素ボンベ
40 液状流体生成部
41 気泡発生ノズル(気泡生成部)
101 荒引線(銅線)
201 液状流体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属の表面に液状流体を接触させることにより金属の表面の酸化膜を還元する表面処理方法であって、前記液状流体が水を主たる成分とし、且つ1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子を含むことを特徴とする金属の表面処理方法。
【請求項2】
前記液状流体は、直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含み、該気泡が前記還元性気体からなることを特徴とする請求項1に記載の金属の表面処理方法。
【請求項3】
前記金属は、銅であることを特徴とする請求項1または2に記載の金属の表面処理方法。
【請求項4】
前記還元性気体は、水素または一酸化炭素であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の金属の表面処理方法。
【請求項5】
金属の表面に液状流体を接触させることにより金属の表面の酸化膜を還元する表面処理装置であって、水に1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子からなる直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含む液状流体を生成するための液状流体生成部と、該液状流体生成部に水および還元性気体を供給する供給手段と、前記液状流体を金属の表面と接触させることにより金属表面の酸化膜を還元する還元処理室とを備えることを特徴とする金属の表面処理装置。
【請求項6】
銅を線状に圧延する圧延工程と、線状に圧延された銅線の表面の酸化膜を還元する還元工程と、を有する銅線の製造方法であって、前記還元工程が、前記銅線の表面に前記液状流体を接触させ工程であり、該液状流体が、水を主たる成分とし、且つ1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体の分子からなる気泡を有し、該気泡が直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下であることを特徴とする銅線の製造方法。
【請求項7】
銅を線状に圧延する圧延装置と、線状に圧延された銅線の表面の酸化膜を還元する還元装置と、を有する銅線の製造装置であって、前記還元装置が、水に1体積百分率以上25体積百分率未満の還元性気体分子からなる直径1マイクロメートル以上125マイクロメートル以下の気泡を含む液状流体を生成するための液状流体生成部と、該液状流体生成部に水および還元性気体を供給する供給手段と、前記液状流体を銅線の表面と接触させることにより銅線表面の酸化膜を還元する還元処理室とを備えることを特徴とする銅線の製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−209451(P2010−209451A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−60032(P2009−60032)
【出願日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(000005120)日立電線株式会社 (3,358)
【Fターム(参考)】