説明

銀行振込仲介システム

【課題】専用のATMを導入するまでもなく、最寄りのコンビニ店舗等において既存の設備を利用した銀行振込を実現する。
【解決手段】振込者Aの操作するマルチメディア端末30から送信された振込予約情報と振込手数料を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報DB42に格納すると共に、マルチメディア端末30に対して振込予約番号のバーコード画像を送信する振込予約情報生成部40と、POSレジ端末32からバーコードリーダで読み込んだ振込予約番号が送信された場合に、振込予約情報DB42から該当の口座名義、振込金額、手数料を抽出し、POSレジ端末32に送信する振込予約情報確認部44と、POSレジ端末32から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関の銀行サーバ16に対し、振込先の口座情報を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金を依頼する振込処理部46とを備えた銀行振込仲介システム10。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は銀行振込仲介システムに係り、特に、一般ユーザが銀行やATM(現金自動預払機)の設置場所に出向くことなく、他人の銀行口座に対する振込を可能とする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、現金で銀行振込を行う場合は、営業時間内に銀行の店舗に出向いて振込用紙に必要事項を記入し、カウンターで振込金額を手渡すか、入金機能付きのATMを利用する必要がある。
このため、近くに銀行やATMが存在しない地域のユーザは、気軽に銀行振込を行うことができないという問題がある。
また、例え銀行やATMが近くに存在しても、銀行に出向いて必要事項を記載したり、店頭で慣れない機械を操作すること自体を億劫に感じるユーザも多く、その結果必要な支払いが遅れ勝ちになるケースもある。
さらに、銀行口座情報も重要な個人情報として認識されつつある昨今、振込を受ける側(以下「被振込者」)にも、自分の銀行口座を振込者に開示することに抵抗を感じる向きもある。
【0003】
一方で、これまでは銀行法において厳しい規制が存在しており、銀行の100%子会社で専業でなければ銀行の代理店業務を営むことができなかったが、非特許文献1及び2に示すように、金融分野における規制緩和の流れを受けて銀行法が改正され、近い将来にはスーパーマーケットやコンビニエンスストア(以下「コンビニ」)等の一般小売店が銀行の代理店業務を営むことが可能となる模様である。
したがって、今後は身近に広く存在するスーパーマーケットやコンビニにおいて気軽に銀行振込を行ったり、振込者がより簡便に銀行振込できるような新しいサービスの登場が求められることとなる。
【非特許文献1】「銀行代理店」規制緩和 コンビニで住宅ローン[平成17年2月21日検索] インターネットURL:http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20050203mh07.htm
【非特許文献2】銀行代理店規制緩和/過疎地のモデル明確に示せ[平成17年2月21日検索] インターネットURL:http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2005/02/20050211s02.htm
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、従来における上記の状況を鑑みて案出されたものであり、銀行法の改正によって銀行代理店業務の門戸が大幅に開放されることを前提に、銀行振込に纏わるユーザの利便性をより高めることを可能とするシステムの実現を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載した銀行振込仲介システムは、振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名を含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、上記振込者の操作端末に対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を送信する手段と、入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段とを備えたことを特徴としている。
上記「振込者の操作端末」としては、例えばコンビニ店舗内に配置された汎用のマルチメディア端末や、振込者が管理するパソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話等、インターネット接続機能を備えた情報機器が該当する(以下同様)。
また、上記「入金情報入力端末」としては、例えばコンビニ店舗内に配置されたPOSレジ端末が該当する(以下同様)。
【0006】
請求項2に記載した銀行振込仲介システムは、振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を含む電子メールを送信する手段と、入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載した銀行振込仲介システムは、被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名を含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、上記被振込者の操作端末に対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を送信する手段と、入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段とを備えたことを特徴としている。
上記「被振込者の操作端末」としては、例えばコンビニ店舗内に配置された汎用のマルチメディア端末や、被振込者が管理するパソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話等、インターネット接続機能を備えた情報機器が該当する(以下同様)。
【0008】
請求項4に記載した銀行振込仲介システムは、被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を含む電子メールを送信する手段と、入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載した銀行振込仲介システムは、請求項1〜4のシステムを前提とし、さらに、上記の振込予約情報に有効期限を設定し、所定の記憶手段に格納する手段と、上記の入金情報入力端末から振込予約番号が送信された場合に、当該振込予約情報の有効期限を参照し、有効期限を経過している場合には振込を拒絶する旨のメッセージを入金情報入力端末に送信する手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載した銀行振込仲介システムは、請求項1〜5のシステムを前提とし、さらに、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対して被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する度に、振込金額及び手数料のデータを金融機関に関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、定期的に上記記憶手段内の蓄積データを金融機関毎に集計する手段と、この集計結果を該当の金融機関のコンピュータシステムに送信する手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載した銀行振込仲介システムは、被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込用WebページのURLを記述した電子メールを送信する手段と、当該振込者の操作する端末から上記のURLにアクセスがあった場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該端末に送信する手段と、振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義を入力するためのフォームを当該端末に送信する手段と、当該端末から上記の口座情報が送信された場合に、振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、振込者の口座から被振込者の口座に対する振込金額分の振替処理を依頼する手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項8に記載した銀行振込仲介システムは、請求項7のシステムを前提とし、さらに、上記の振込予約情報に有効期限を設定し、所定の記憶手段に格納する手段と、上記振込者の操作する端末から振込予約番号が送信された場合に、当該振込予約情報の有効期限を参照し、有効期限を経過している場合には振込を拒絶する旨のメッセージを当該端末に送信する手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】
請求項9に記載した銀行振込仲介システムは、請求項7または8のシステムを前提とし、さらに、振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対して被振込者の口座に対する振込金額分の振替処理を依頼する度に、手数料のデータを金融機関に関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、定期的に上記記憶手段内の蓄積データを金融機関毎に集計する手段と、この集計結果を該当の金融機関のコンピュータシステムに送信する手段とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
請求項1及び2に記載の銀行振込仲介システムにあっては、振込予約情報の入力端末と、現金の収受を示す入金情報の入力端末が分離されており、両端末間の入力情報が予約番号で照合される仕組みであるため、従来のATMのように振込予約情報の入力と現金の収受を同時に処理する専用端末を用いる場合に比べ、より柔軟にシステムを構築できる利点がある。
例えば、コンビニ店舗内に通常配置されているマルチメディア端末とPOSレジ端末によってシステムを構築すれば、ごく僅かな追加投資でATMを設置した場合と同様の振込代行サービスを顧客に対して提供することが可能となる。
【0015】
請求項3及び4に記載の銀行振込仲介システムにあっては、上記の効果に加え、振込を受ける側である被振込者が自己の口座に関する振込予約情報を入力し、振込者はこれを認識することなく振り込める仕組みを備えているため、重要な個人情報である被振込者の口座情報を有効に保護することが可能となる。
また、振込者の方にも面倒な振込予約情報の入力から解放されるメリットがあり、これまでよりも気軽に銀行振込を行うことが可能となる。
【0016】
請求項7に記載の銀行振込仲介システムにあっても、振込を受ける側である被振込者が自己の口座に関する振込予約情報を入力し、振込者はこれを認識することなく振り込める仕組みを備えているため、重要な個人情報である被振込者の口座情報を有効に保護することが可能となる。
また、振込者の方にも現金の代わりに自己の口座残高を用いて振込を行える利点が生じる。
【0017】
請求項5及び8に記載の銀行振込仲介システムによれば、振込予約情報の入力から入金または口座振替までの間に有効期限が設定され、これを過ぎた場合には振込が拒絶される仕組みであるため、不安定な状態が何時までも継続することを防止できると共に、振込者に対し迅速な振込を促す効果が期待できる。
【0018】
請求項6及び9に記載の銀行振込仲介システムによれば、振込者から預かった振込金額や手数料を金融機関毎に振り分けることができるため、複数の金融機関に対して振込の仲介業務を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、この発明に係る銀行振込仲介システム10の全体構成を示す模式図であり、センターサーバ12と、専用回線14を介してセンターサーバ12と接続された複数の銀行サーバ16と、専用回線18を介してセンターサーバ12と接続された複数の店舗サーバ20と、LANを介してセンターサーバ12と接続されたインターネットサーバ21と、インターネット22を介してインターネットサーバ21と接続されたユーザのパソコン24及び携帯電話26とを備えている。
【0020】
上記のセンターサーバ12は、例えばコンビニチェーンの本部が管理しており、上記の店舗サーバ20は、当該チェーンに属するコンビニ店舗28内に配置されている。
各店舗サーバ20には、店舗28内に設置されたマルチメディア端末30及びPOSレジ端末32がLANを介して接続されている。
マルチメディア端末30は、CPUと、メモリと、OS及び専用のアプリケーションプログラムを内蔵したハードディスクと、タッチパネル付のディスプレイと、発券機構(プリンタ)とを備えており、パソコンと同程度の情報処理能力を備えている。
また、POSレジ端末32は、CPUと、メモリと、客側ディスプレイ及び店側ディスプレイと、バーコードリーダーと、キーボードを備えている。
上記のインターネットサーバ21は、Webサーバ機能及びメールサーバ機能を備えている。
銀行サーバ16を管理している各金融機関(銀行、信用金庫等)とコンビニチェーンの本部との間には、事前に代理店契約が締結されている。
【0021】
図2は、銀行振込仲介システム10の第1の実施形態を示すものであり、センターサーバ12と、銀行サーバ16と、振込者の操作端末としてのマルチメディア端末30と、入金情報入力端末としてのPOSレジ端末32とから構成される。
また、センターサーバ12は、振込予約情報生成部40と、振込予約情報DB42と、振込予約情報確認部44と、振込処理部46と、振込予約情報DB48と、決済処理部50とを備えている。
振込予約情報生成部40、振込予約情報確認部44、振込処理部46、及び決済処理部50は、センターサーバ12のCPUが、OS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、振込予約情報DB42及び振込予約情報DB48は、センターサーバ12のハードディスク内に設けられている。
【0022】
つぎに、図3のフローチャートに従い、この第1の実施形態における処理手順を説明する。
まず、他人の銀行口座に対する振込を希望するユーザ(以下「振込者A」)は、最寄りのコンビニ店舗28内に設置されたマルチメディア端末30を操作し、ディスプレイに表示された銀行関連メニュー中の「銀行振込」を指タッチにより選択する。
この結果、マルチメディア端末30のディスプレイには、銀行振込に必要な情報の選択・入力を求める複数のフォームが順番に表示される。
これに対し振込者Aは、振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の連絡先電話番号を指タッチで選択・入力していき、確認画面で入力内容を確認した後、「送信」ボタンを選択する。
【0023】
店舗サーバ20及び専用回線18経由でこの振込予約情報を受信したセンターサーバ12では(S10)、振込予約情報生成部40が起動し、以下の処理が実行される。
まず振込予約情報生成部40は、振込先金融機関が提携銀行であるか否かを判定し、提携銀行である場合には該当の銀行サーバ16に支店名、口座種別、口座番号及び口座名義を送信して振込先口座が存在するか否かを照会する(S11)。
これに対し銀行サーバ16から「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込予約情報生成部40は振込金額、手数料、合計金額の各データを店舗サーバ20経由でマルチメディア端末30に送信する(S12)。
【0024】
この結果、マルチメディア端末30のディスプレイに振込金額、手数料、合計金額及び確認を求めるメッセージが表示され、振込者Aに内容の確認を促す。
なお、振込先の金融機関が提携先銀行でない場合には、「提携銀行○○による他行扱いの振込となります」のメッセージが併せて表示される。
【0025】
これに対し、この確認画面の内容に問題のないことを確認した振込者Aは、画面中の「確認」ボタンをタッチする。
この金額に関する確認データを受信した振込予約情報生成部40は(S13)、予約番号に関連付けて振込予約情報(振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、連絡先電話番号、手数料、合計金額、受付日時、有効期限)を振込予約情報DB42に格納する(S14)。
振込予約情報生成部40は同時に、店舗サーバ20経由でマルチメディア端末32に対して予約番号、そのバーコード画像、口座名義、振込金額、手数料、有効期限等のデータを送信し、振込用紙の発券を指令する(S15)。
この結果、マルチメディア端末30の発券機構を介して、予約番号、そのバーコード、口座名義、振込金額、手数料及び有効期限が印字された振込用紙52がプリントアウトされ、振込者Aに交付される。
【0026】
つぎに振込者Aは、この振込用紙52を有効期限内(例えば1時間以内)にコンビニのレジに持参し、現金振込を求める。
これを受け、レジの店員がバーコードリーダを用いて振込用紙52のバーコードを読み込むと、POSレジ端末32からセンターサーバ12に対して予約番号を伴った確認要求が送信される。なお、バーコードリーダで予約番号のバーコードを読み込む代わりに、POSレジ端末32のキーボードから予約番号を入力してもよい。
【0027】
これを受けたセンターサーバ12の振込予約情報確認部44は(S16)、振込予約情報DB42を参照して有効期限内であることを確認した後、該当の予約情報の一部(口座名義、振込金額、手数料)を振込予約情報DB42から抽出し、POSレジ端末32に送信する(S17)。
この結果、POSレジ端末32の客側ディスプレイに口座名義、振込金額及び手数料が表示される。
この表示内容に間違いないことを振込者Aが確認し、該当金額を店員に手渡すと、POSレジ端末32から入金情報がセンターサーバ12に送信される。
振込者Aに対しては、レシートが交付される。
【0028】
上記の入金情報を受信したセンターサーバ12では(S18)、振込処理部46が起動し、振込先金融機関の銀行サーバ16に対し、対応の振込データ(口座種別、口座番号、口座名義、振込金額)を送信し(S19)、入金を依頼する。
同時に振込処理部46は、振込予約情報DB48に振込データ及び手数料データを登録する(S20)。
上記の振込データを受信した銀行サーバ16は、該当の口座に対する入金処理を実行する。
【0029】
なお、振込者Aが持参した振込用紙52の有効期限が既に過ぎている場合には、振込予約情報確認部44よりその旨の情報がPOSレジ端末32に送信され、客側ディスプレイに振込不可の表示がなされる。
この場合、振込者Aはマルチメディア端末30を利用し、最初から操作をやり直すこととなる。
【0030】
センターサーバ12においては、一営業日が終了する度に決済処理部50が起動し、提携銀行毎に振込予約情報DB48に蓄積された振込金額及び手数料の集計処理を実行する(S21)。
この集計結果は、決済処理部50から各銀行サーバ16に対して送信される(S22)。
後日、この集計結果に基づいてコンビニチェーンから各銀行に対する資金の移動が実行される。
【0031】
上記においては、振込者の操作端末としてコンビニ店舗28内のマルチメディア端末30を用いた例を説明したが、振込者Aの所有するパソコン24を利用することもできる。
図4は、この第2の実施形態を示すものであり、センターサーバ12と、インターネットサーバ21と、銀行サーバ16と、振込者Aのパソコン24と、パソコン24に接続されたプリンタ54と、入金情報入力端末としてのPOSレジ端末32とから構成される。
また、この場合もセンターサーバ12は、振込予約情報生成部40と、振込予約情報DB42と、振込予約情報確認部44と、振込処理部46と、振込予約情報DB48と、決済処理部50とを備えている。
【0032】
以下、図5のフローチャートに従い、この第2の実施形態における処理手順を説明する。
まず、振込者Aが自己のパソコン24からインターネット22経由でインターネットサーバ21のWebサイトにアクセスし、サービスメニューから「銀行振込」を選択すると、インターネットサーバ21から振込予約情報入力フォームが送信され、パソコン24のディスプレイに表示される。
【0033】
これに対し振込者Aは、振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の連絡先電話番号をキーボードやマウスで選択・入力していき、「送信」ボタンをクリックする。
これを受けたインターネットサーバ21からは入力事項の確認画面が送信され、内容の最終確認をした振込者Aが「確認」ボタンをクリックすると、インターネットサーバ21からセンターサーバ12に振込予約情報が出力される。
この振込予約情報を受信したセンターサーバ12においては(S30)、振込予約情報生成部40によって上記と同様の処理が実行される。
【0034】
まず振込予約情報生成部40は、振込先金融機関が提携銀行であるか否かを判定し、提携銀行である場合には該当の銀行サーバ16に支店名、口座種別、口座番号及び口座名義を送信して該当の振込先口座が存在するか否かを照会する(S31)。
これに対し銀行サーバ16から「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込予約情報生成部40は振込金額、手数料、合計金額の各データをインターネットサーバ21経由で振込者Aのパソコン24に送信し(S32)、これらの事項が記述された確認画面をパソコン24のブラウザ上に表示させる。
【0035】
この確認画面の内容に問題のないことを確認した振込者Aは、画面中の「確認」ボタンをクリックする。
インターネットサーバ21経由でこの確認データを受けた振込予約情報生成部40は(S33)、予約番号に関連付けて振込予約情報(振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、連絡先電話番号、手数料、合計金額、受付日時、有効期限)を振込予約情報DB42に格納する(S34)。
振込予約情報生成部40は同時に、インターネットサーバ21経由で予約番号、そのバーコード画像、口座名義、振込金額、手数料、有効期限等が記載された振込用紙フォームをパソコン24に送信する(S35)。
振込者Aは、ブラウザの印刷機能を利用してこれをプリンタ54からプリントアウトし、最寄りのコンビニに振込用紙52を持参する。
後は、上記と同様の手順に従い、POSレジ端末32よるバーコードの入力及びセンターサーバ12への送信等、各種の後続処理が実行される(図3のS16〜S22参照)。
なお、振込者Aはブラウザ上に表示された予約番号のメモをコンビニ持参し、POSレジ端末32のキーボードからこれを入力してもらうこともできる。
【0036】
上記の振込用紙52の代わりに、携帯電話26のディスプレイを利用することもできる。
図6は、このシステム10の第3の実施形態を示すものであり、センターサーバ12と、インターネットサーバ21と、銀行サーバ16と、振込者Aのパソコン24と、振込者Aの携帯電話26と、入金情報入力端末としてのPOSレジ端末32とから構成される。
この場合もセンターサーバ12は、振込予約情報生成部40と、振込予約情報DB42と、振込予約情報確認部44と、振込処理部46と、振込予約情報DB48と、決済処理部50とを備えている。
【0037】
以下、図7のフローチャートに従い、この第3の実施形態における処理手順を説明する。
まず、振込者Aが自己のパソコン24からインターネットサーバ21のWebサイトにアクセスし、サービスメニューから「銀行振込」を選択すると、インターネットサーバ21から振込予約情報入力フォームが送信され、パソコン24のディスプレイに表示される。
【0038】
これに対し振込者Aは、振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の連絡先電話番号、携帯電話用電子メールアドレスをキーボードやマウスで選択・入力していき、「送信」ボタンをクリックする。
これを受けたインターネットサーバ21からは入力事項の確認画面が送信され、内容の最終確認をした振込者Aが「確認」ボタンをクリックすると、インターネットサーバ21からセンターサーバ12に振込予約情報が出力される。
この振込予約情報を受信したセンターサーバ12においては(S40)、振込予約情報生成部40によって上記と同様の処理が実行される。
【0039】
まず振込予約情報生成部40は、振込先金融機関が提携銀行であるか否かを判定し、提携銀行である場合には該当の銀行サーバ16に支店名、口座番号及び口座名義を送信して該当の振込先口座が存在するか否かを照会する(S41)。
これに対し銀行サーバ16から「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込予約情報生成部40は振込金額、手数料、合計金額の各データをインターネットサーバ21経由で振込者Aのパソコン24に送信し(S42)、これらの事項が記述された確認画面をパソコン24のブラウザ上に表示させる。
【0040】
この確認画面の内容に問題のないことを確認した振込者Aは、画面中の「確認」ボタンをクリックする。
インターネットサーバ21経由でこの確認データを受けた振込予約情報生成部40は(S43)、予約番号に関連付けて振込予約情報(振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、連絡先電話番号、携帯電話用電子メールアドレス、手数料、合計金額、受付日時、有効期限)を振込予約情報DB42に格納する(S44)。
振込予約情報生成部40は同時に、予約番号、口座名義、振込金額、手数料、有効期限等が本文に記述されると共に、予約番号のバーコード画像が添付された振込用の電子メールを生成し、インターネットサーバ21経由で振込者Aの携帯電話用電子メールアドレスに宛てて送信する(S45)。
【0041】
この電子メールを携帯電話26で受信した振込者Aは、有効期限内に最寄りのコンビニに携帯電話26を持参し、現金振込を求める。
これに対し、レジの店員がバーコードリーダを用いてディスプレイに表示させたバーコードを読み込むと、POSレジ端末32からセンターサーバ12に対して予約番号を伴った確認要求が送信される。
これを受信したセンターサーバ12においては(S46)、上記と同様の手順に従い、POSレジ端末32に対する振込予約情報の送信、入金情報の受信、該当の銀行サーバ16に対する振込依頼処理等が実行される(図3のS17〜S22参照)。
【0042】
上記にあっては、振込者自身によって振込予約情報の入力が行われることが前提であったが、被振込者(振込を受ける者)の側で振込予約情報を入力し、これに基づいて振込者が現金の振込を行うこともできる。
図8は、このシステム10の第4の実施形態を示すものであり、センターサーバ12と、インターネットサーバ21と、銀行サーバ16と、被振込者の操作端末としてのパソコン24と、振込者Aの携帯電話26と、入金情報入力端末としてのPOSレジ端末32とから構成される。
この場合もセンターサーバ12は、振込予約情報生成部40と、振込予約情報DB42と、振込予約情報確認部44と、振込処理部46と、振込予約情報DB48と、決済処理部50とを備えている。
【0043】
以下、図9のフローチャートに従い、この第4の実施形態における処理手順を説明する。
まず、被振込者Bが自己のパソコン24からインターネットサーバ21のWebサイトにアクセスし、サービスメニューから「銀行振込」を選択すると、インターネットサーバ21から振込予約情報入力フォームが送信され、パソコン24のディスプレイに表示される。
【0044】
これに対し被振込者Bは、自己の振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、自己の連絡先電話番号、振込者の携帯電話用電子メールアドレスをキーボードやマウスで選択・入力していき、「送信」ボタンをクリックする。
これを受けたインターネットサーバ21からは入力事項の確認画面が送信され、内容の最終確認をした被振込者Bが「確認」ボタンをクリックすると、インターネットサーバ21からセンターサーバ12に振込予約情報が出力される。
この振込予約情報を受信したセンターサーバ12においては(S50)、振込予約情報生成部40によって上記と同様の処理が実行される。
【0045】
まず振込予約情報生成部40は、振込先金融機関が提携銀行であるか否かを判定し、提携銀行である場合には該当の銀行サーバ16に支店名、口座番号及び口座名義を送信して該当の振込先口座が存在するか否かを照会する(S51)。
これに対し銀行サーバ16から「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込予約情報生成部40は振込金額、手数料、合計金額の各データをインターネットサーバ21経由で被振込者Bのパソコン24に送信し(S52)、これらの事項が記述された確認画面をパソコン24のブラウザ上に表示させる。
【0046】
この確認画面の内容に問題のないことを確認した被振込者Bは、画面中の「確認」ボタンをクリックする。
インターネットサーバ21経由でこの確認データを受けた振込予約情報生成部40は(S53)、予約番号に関連付けて振込予約情報(振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、被振込者の連絡先電話番号、振込者の携帯電話用電子メールアドレス、手数料、合計金額、受付日時、有効期限)を振込予約情報DB42に格納する(S54)。
振込予約情報生成部40は同時に、予約番号、口座名義、振込金額、手数料、有効期限等が本文に記述されると共に、予約番号のバーコード画像が添付された振込用の電子メールを生成し、インターネットサーバ21経由で振込者Aの携帯電話用電子メールアドレスに宛てて送信する(S55)。
【0047】
この電子メールを携帯電話26で受信した振込者Aは、有効期限内に最寄りのコンビニに携帯電話26を持参し、現金振込を求める。
これに対し、レジの店員がバーコードリーダを用いてディスプレイに表示させたバーコードを読み込むと、POSレジ端末32からセンターサーバ12に対して予約番号を伴った確認要求が送信される。
これを受信したセンターサーバ12においては(S56)、上記と同様の手順に従い、POSレジ端末32に対する振込予約情報の送信、入金情報の受信、該当の銀行サーバ16に対する振込処理等が実行される(図3のS17〜S22参照)。
【0048】
この第4の実施形態の場合、面倒な振込予約情報の入力が被振込者の側で行われるため、振込者にとって銀行振込の敷居が低くなり、その分振込が迅速に行われることが期待できる。
また、被振込者は自己の振込先口座情報を振込者に秘匿したまま振込を受けることが可能であるため、個人情報の保護の観点からも望ましい。
なお、この場合には振込予約情報の入力者と振込者とが別人となるため、振込予約情報の登録から入金までの有効期限は、比較的長めに設定しておくことが望ましい(例えば3日以内)。
【0049】
上記のように、振込者Aの携帯電話26に振込予約番号のバーコード画像を電子メールで送信し、ディスプレイに表示させたバーコードをPOSレジ端末32のリーダで読み取る代わりに、被振込者Bのプリンタ54から振込予約番号のバーコードをプリントアウトさせ、これを振込者Aに郵送、FAX、メール添付等で交付することもできる。
この場合、振込者Aはこのバーコードを最寄りのコンビニに持参し、現金を用いて振り込むこととなる。
【0050】
上記の第4の実施形態にあっては、振込者Aが現金で振り込む場合を想定していたが、振込者Aは自己の銀行口座の預金を利用して被振込者Bの口座に振り込むこともできる。
図10は、このシステム10の第5の実施形態を示すものであり、センターサーバ12と、インターネットサーバ21と、被振込者Bが口座を有する銀行の銀行サーバ16aと、振込者Aが口座を有する銀行の銀行サーバ16bと、被振込者操作端末としてのパソコン24と、振込者Aの携帯電話26とから構成される。
この場合もセンターサーバ12は、振込予約情報生成部40と、振込予約情報DB42と、振込予約情報確認部44と、振込処理部46と、振込予約情報DB48と、決済処理部50とを備えている。
【0051】
以下、図11のフローチャートに従い、この第5の実施形態における処理手順を説明する。
まず、被振込者Bが自己のパソコン24からインターネットサーバ21のWebサイトにアクセスし、サービスメニューから「銀行振込」を選択すると、インターネットサーバ21から振込予約情報入力フォームが送信され、パソコン24のディスプレイに表示される。
【0052】
これに対し被振込者Bは、自己の振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、自己の連絡先電話番号、振込者の携帯電話用電子メールアドレスをキーボードやマウスで選択・入力していき、「送信」ボタンをクリックする。
これを受けたインターネットサーバ21からは入力事項の確認画面が送信され、内容の最終確認をした被振込者Bが「確認」ボタンをクリックすると、インターネットサーバ21からセンターサーバ12に振込予約情報が出力される。
この振込予約情報を受信したセンターサーバ12においては(S60)、振込予約情報生成部40によって上記と同様の処理が実行される。
【0053】
まず振込予約情報生成部40は、振込先金融機関が提携銀行であるか否かを判定し、提携銀行である場合には該当の銀行サーバ16aに支店名、口座番号及び口座名義を送信して該当の振込口座が存在するか否かを照会する(S61)。
これに対し銀行サーバ16aから「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込予約情報生成部40は振込金額、手数料、合計金額の各データをインターネットサーバ21経由で被振込者Bのパソコン24に送信し(S62)、これらの事項が記述された確認画面をパソコン24のブラウザ上に表示させる。
【0054】
この確認画面の内容に問題のないことを確認した被振込者Bは、画面中の「確認」ボタンをクリックする。
インターネットサーバ21経由でこの確認データを受けた振込予約情報生成部40は(S63)、予約番号に関連付けて振込予約情報(振込先金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、被振込者の連絡先電話番号、振込者の携帯電話用電子メールアドレス、手数料、合計金額、受付日時、有効期限)を振込予約情報DB42に格納する(S64)。
振込予約情報生成部40は同時に、予約番号、口座名義、振込金額、手数料、有効期限、振込用WebページのURL等が本文に記述され振込用の電子メールを生成し、インターネットサーバ21経由で振込者Aの携帯電話用電子メールアドレスに宛てて送信する(S65)。
【0055】
この電子メールを携帯電話26で受信した振込者Aは、携帯電話26のWeb接続機能を使って電子メール中のURLにアクセスし、銀行振込の意思表示を行う。
インターネットサーバ21経由でこの要求を受信したセンターサーバ12の振込予約情報確認部44は(S66)、上記URLに関連付けられた予約番号に基づいて振込予約情報DB42から該当の予約情報の一部(振込先の口座名義、振込金額、手数料)を抽出し、インターネットサーバ21経由で振込者Aの携帯電話26に送信する(S67)。
この結果、携帯電話26のブラウザ上に振込先の口座名義、振込金額、手数料が表示される。
【0056】
この表示内容に間違いないことを確認した振込者Aが「確認」ボタンを選択すると、インターネットサーバ21から振込者の金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義の入力欄が設定されたフォームが送信される。
振込者がこのフォームに必要事項を選択・入力し、インターネットサーバ21に送信すると、インターネットサーバ21からセンターサーバ12の振込処理部46に上記の口座情報が送信される。
【0057】
これを受信した振込処理部46は(S70)、該当の銀行サーバ16bに対象となる口座が存在するか否かを照会する(S71)。
これに対し銀行サーバ16bから「該当口座あり」の電文が返信された場合、振込処理部46は振込者Aの銀行サーバ16bに、該当金額分の口座振替を依頼する(S72)。
【0058】
これを受けた銀行サーバ16bは、振込者Aの口座に対し該当金額分の減額処理を実行すると同時に、被振込者Bの銀行サーバ16aに対し同金額分の振込データを送信する。なお、被振込者Bの銀行と振込者Aの銀行が同一の場合には、銀行内での口座振替が実行される。
後は、上記と同様の手順に従い、振込処理部46による振込データ及び手数料データの登録、及び決済処理部50による集計処理等がセンターサーバ12内において実行される(図3のS20〜S22参照)。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】この発明に係る銀行振込仲介システムの全体構成を示す模式図である。
【図2】銀行振込仲介システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】銀行振込仲介システムの第1の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】銀行振込仲介システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図5】銀行振込仲介システムの第2の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図6】銀行振込仲介システムの第3の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図7】銀行振込仲介システムの第3の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図8】銀行振込仲介システムの第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図9】銀行振込仲介システムの第4の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【図10】銀行振込仲介システムの第5の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図11】銀行振込仲介システムの第5の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0060】
10 銀行振込仲介システム
12 センターサーバ
14 専用回線
16 銀行サーバ
18 専用回線
20 店舗サーバ
21 インターネットサーバ
22 インターネット
24 パソコン
26 携帯電話
28 コンビニ店舗
30 マルチメディア端末
32 POSレジ端末
40 予約情報生成部
40 振込予約情報生成部
44 振込予約情報確認部
46 振込処理部
50 決済処理部
52 振込用紙
54 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名を含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、
上記振込者の操作端末に対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を送信する手段と、
入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、
当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段と、
を備えたことを特徴とする銀行振込仲介システム。
【請求項2】
振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、
上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を含む電子メールを送信する手段と、
入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、
当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段と、
を備えたことを特徴とする銀行振込仲介システム。
【請求項3】
被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名を含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、
上記被振込者の操作端末に対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を送信する手段と、
入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、
当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段と、
を備えたことを特徴とする銀行振込仲介システム。
【請求項4】
被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、
上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込予約番号及びそのバーコード画像の少なくとも一方を含む電子メールを送信する手段と、
入金情報入力端末から上記の振込予約番号が送信された場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該入金情報入力端末に送信する手段と、
当該入金情報入力端末から振込金額及び手数料分の入金情報が送信された場合に、被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する手段と、
を備えたことを特徴とする銀行振込仲介システム。
【請求項5】
上記の振込予約情報に有効期限を設定し、所定の記憶手段に格納する手段と、
上記の入金情報入力端末から振込予約番号が送信された場合に、当該振込予約情報の有効期限を参照し、有効期限を経過している場合には振込を拒絶する旨のメッセージを入金情報入力端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の銀行振込仲介システム。
【請求項6】
被振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対して被振込者の口座に対する振込金額分の入金処理を依頼する度に、振込金額及び手数料のデータを金融機関に関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、
定期的に上記記憶手段内の蓄積データを金融機関毎に集計する手段と、
この集計結果を該当の金融機関のコンピュータシステムに送信する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の銀行振込仲介システム。
【請求項7】
被振込者の操作する端末から送信された、被振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義、振込金額、振込者名、振込者の電子メールアドレスを含む振込予約情報を、振込予約番号に関連付けて振込予約情報記憶手段に格納する手段と、
上記振込者の電子メールアドレスに対し、振込用WebページのURLを記述した電子メールを送信する手段と、
当該振込者の操作する端末から上記のURLにアクセスがあった場合に、上記振込予約情報記憶手段から該当の振込予約情報の少なくとも一部を抽出し、当該端末に送信する手段と、
振込者が口座を有している金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義を入力するためのフォームを当該端末に送信する手段と、
当該端末から上記の口座情報が送信された場合に、振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対し、上記振込予約情報の少なくとも一部を送信し、振込者の口座から被振込者の口座に対する振込金額分の振替処理を依頼する手段と、
を備えたことを特徴とする銀行振込仲介システム。
【請求項8】
上記の振込予約情報に有効期限を設定し、所定の記憶手段に格納する手段と、
上記振込者の操作する端末から振込予約番号が送信された場合に、当該振込予約情報の有効期限を参照し、有効期限を経過している場合には振込を拒絶する旨のメッセージを当該端末に送信する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の銀行振込仲介システム。
【請求項9】
振込者が口座を有している金融機関のコンピュータシステムに対して被振込者の口座に対する振込金額分の振替処理を依頼する度に、手数料のデータを金融機関に関連付けて所定の記憶手段に格納する手段と、
定期的に上記記憶手段内の蓄積データを金融機関毎に集計する手段と、
この集計結果を該当の金融機関のコンピュータシステムに送信する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項7または8に記載の銀行振込仲介システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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