説明

鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造

【課題】工場や現場での防食のための工程を排除できると共に、鋼製胴縁に対する取付け金物の取付けを無溶接で行える、鋼製胴縁の取付け構造を提供する。
【解決手段】 鋼製胴縁1が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、胴縁1の内面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け板3が、胴縁1の端部から奥方に延びるように沿わされ、胴縁1に対し胴縁1の外からワンサイドボルト5で取り付けられている。取付け板3にはナット7がかしめ付けられていると共に、取付け板3と胴縁1には、ナット7と同芯状態に通孔12が設けられ、胴縁1は、取付け側4に対し、取付け板3のナット7と、通孔12を通じてナット7に螺合させたボルト6とによるボルト接合で取り付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
工場、倉庫、店舗等の鉄骨造建物において、外装材等の取付けの下地となる鋼製胴縁は、工場において、鋼製胴縁それ自身にボルト接合用の通孔を明けたり、ボルト接合用の通孔の明けられた取付け金物を鋼製胴縁に溶接で取り付けたりした後、それらを防食のために塗装し、しかる後、それを建築現場に搬送し、現場で、柱、梁などの鉄骨躯体構造部や他の鋼製胴縁にボルト接合するというようにして取り付けられ、現場での仕上げ塗装もなされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10−219883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような方法では、鋼製胴縁に対して工場で孔明けや取付け金物の溶接を行った後、防食のための塗装が必要で、手間を要するという問題があった。また、取付け金物を鋼製胴縁に取り付けるための溶接技能者が必要であるという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、工場や現場での防食のための工程を排除することができると共に、鋼製胴縁に対する取付け金物の取付けを無溶接で行うことができる、鋼製胴縁の取付け構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題は、鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、
該胴縁の内面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け板が、胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされると共に、胴縁に対し胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられており、
該取付け板には、沿わされる内面部の側とは反対側の面部において、前記ワンサイドボルトから離れた位置にナットがかしめにより取り付けられると共に、前記取付け板と前記胴縁には、前記ナットと同芯状態にボルト通孔が設けられ、
前記胴縁は、取付け側に対し、取付け板のナットと、前記通孔を通じてナットに螺合させたボルトとによるボルト接合によって取り付けられていることを特徴とする鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造によって解決される(第1発明)。
【0007】
この構造では、胴縁と取付け板とが、ともに、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、取付け板は胴縁に対してワンサイドボルトで取り付けられ、取付け板に対するナットの取付けもかしめであり、取付け側への胴縁の取付けもボルトとナットとによるボルト接合であるから、胴縁や取付け板を製作する過程で行われる切断や、ボルト接合のための孔明けを行っても、めっき層による犠牲腐食作用が強く働き、それらの部分が原因で後に腐食を生じてしまうというようなことはなく、そのため、胴縁や取付け板に対して、塗装や後めっきをする必要がなく、工場や現場での防食のための工程をなくすことができる。
【0008】
しかも、このように、取付け板は胴縁に対してワンサイドボルトで取り付けられ、取付け板に対するナットの取付けもかしめであり、取付け側への胴縁の取付けもボルトとナットとによるボルト接合であるから、これらの取付けのための溶接技能者を用意する必要もなくすことができる。
【0009】
のみならず、胴縁は、取付け側に対し、取付け板のナットとボルトとによるボルト接合で取り付けられる構成となっているから、胴縁に対する取付け板の取付けは、予め工場において行っておくことができる。そのため、ワンサイドボルトは、ボルトとナットとによるボルト接合と異なり、一旦締め込んだ後は、緩めて締め直すということのできない性質をもつものであるがゆえ、現場での部材同士の接合にワンサイドボルトを用いることは、高い取付け精度の確保が困難であったことから、ほとんど行われることはなかったのであるが、工場でならば、胴縁と取付け板との取付けのための相対的位置関係の正確な設定は容易に行うことができて、位置関係の正確な設定を行った後にワンサイドボルトによる取付けを行うことができ、位置関係に関する精度の高い取付けをワンサイドボルトで実現することが可能になる。
【0010】
加えて、取付け板は、胴縁の内面部に、胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされていることにより、この取付け板を操ることでナットを胴縁内の奥方の所定の位置に容易にセットすることができるし、そのセット状態において、取付け板を胴縁に対し、外側からのワンサイドボルトで容易に取付け状態にすることができる。
【0011】
更に、このように、取付け板が、胴縁の内面部に、胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされると共に、ナットも胴縁内に存置される構成であるので、取付け板もナットも外から視認されず、そのため、胴縁を取付け側に取り付けた状態で、それらの接合部分をスッキリとした外観にすることができる。
【0012】
また、上記の課題は、第1の鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、
該第1胴縁の内面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け板が、第1胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされると共に、第1胴縁に対し第1胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられており、
該取付け板には、沿わされる内面部の側とは反対側の面部において、前記ワンサイドボルトから離れた位置にナットがかしめにより取り付けられると共に、前記取付け板と前記第1胴縁には、前記ナットと同芯状態にボルト通孔が設けられており、
第2の鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、該第2胴縁の外面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け金物が該第2胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられ、該取付け金物には該ワンサイドボルトから離れた位置にボルト通孔が設けられ、
前記第1胴縁は、第2胴縁に対し、取付け板のナットと、第1胴縁、取付け板及び取付け金物のボルト通孔を通じて前記ナットに螺合させたボルトとによるボルト接合によって取り付けられていることを特徴とする鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造によって解決される(第2発明)。
【0013】
この構造は、鋼製胴縁同士の取付けに関するもので、特に、閉鎖断面である第1,第2のいずれの鋼製胴縁にも取付け板や取付け金物がワンサイドボルトで取り付けられ、第1鋼製胴縁の側と第2鋼製胴縁の側とがボルトとナットによるボルト接合で取り付けられた構造となっているので、各胴縁に対するワンサイドボルトを用いた各取付け金物の取付けを、予め工場において行っておくことができて、第1鋼製胴縁と取付け板との相対的位置関係、及び、第2鋼製胴縁と取付け金物との相対的位置関係に関する精度の高い取付けをワンサイドボルトで実現することができる。
【0014】
もちろん、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなる第1,第2の鋼製胴縁や取付け板、取付け金物にワンサイドボルトやボルト・ナットのためのボルト通孔を明けるだけでよく、ボルト通孔を明けたことによる塗装や後めっきの必要はなく、溶接も不要であることはいうまでもない。
【発明の効果】
【0015】
本発明の鋼製胴縁の取付け構造は、以上のとおりのものであるから、工場や現場での防食のための工程を排除することができると共に、鋼製胴縁に対する取付け金物の取付けを無溶接で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施形態の構造を示すもので、図(イ)は正面図、図(ロ)は一部側面部、図(ハ)は取付け板の斜視図である。
【図2】図(イ)は第1胴縁と第2胴縁とを分離状態にして示す一部断面斜視図、図(ロ)は第1胴縁と第2胴縁との接合状態を示す一部断面斜視図である。
【図3】図(イ)は取付け板の斜視図、図(ロ)は取付け板と第1胴縁とを分離状態にして示す一部断面斜視図、図(ハ)は取付け板と第1胴縁とを接合状態にした一部断面斜視図、図(ニ)は取付け板と第1胴縁とを分離状態にして示す正面図、図(ホ)は取付け板を第1胴縁の内面に沿わせた状態にした正面図である。
【図4】図(イ)及び図(ロ)はワンサイドボルトの全体斜視図と分解一部断面正面図、図(ハ)〜図(ホ)は同ワンサイドボルトの使用方法を示す一部断面正面図である。
【図5】図(イ)は第2胴縁と取付け金物とを分離状態にして示す一部断面斜視図、図(ロ)は第2胴縁と取付け金物との接合状態を示す一部断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図5に示す実施形態の構造において、1は閉鎖断面の角形パイプ状をした縦向き第1鋼製胴縁、2は同じく閉鎖断面の角形パイプ状をした横向きの第2鋼製胴縁であり、図1(イ)(ロ)及び図2(ロ)に示すように、第1胴縁1は、その一端開口を第2胴縁2の周壁部に向き合わせるようにして第2胴縁2に取り付けられている。3は取付け板、4は取付け金物であり、第1,第2の鋼製胴縁1,2、取付け板3、取付け金物4は、いずれも、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなっている。この高耐食鋼板には、例えば、ZAM(登録商標)として知られる高耐食溶融Zn−6%Al−3%Mg合金めっき鋼板などが用いられる。
【0019】
取付け板3は、図3に示すように、第1胴縁1の一辺の内面部に、その端部開口の側から奥方に延びるように沿わされて第1胴縁1に備えられるもので、複数、本実施形態では3つのボルト通孔12…が基端側から先端側に向けて間隔をおくように設けられており、また、それに対応するように第1胴縁1の側にも、上記の一辺側の周壁に、対応する数のボルト通孔12…が端部開口の側から奥方に向けて間隔をおくように設けられ、取付け板3を第1胴縁1の上記の一辺の内面部に沿わせた状態に配置することにより、取付け板3の各ボルト通孔12…と第1胴縁1の各ボルト通孔12…とが同芯状態に一致するようになされている。
【0020】
本実施形態では、取付け板3は、先端側が幅狭の等脚台形状をした板からなっていて、広幅の基端部の幅寸法は、第1胴縁1の上記の一辺の内面側の幅寸法と一致ないしは略一致するように設定されており、取付け板3の基端側の辺部を第1胴縁1の端部開口における上記の一辺と一致させるように配置することで、取付け板3の各ボルト通孔12…と第1胴縁1の各ボルト通孔12…とが一致するようになされていて、取付け板3のセッティング容易性と軽量化の両方を一度に満足させることができるようになされている。
【0021】
そのような配置状態において、取付け板3と第1胴縁1とは、第1胴縁1において最奥部に位置するボルト通孔12と、それに対応する取付け板3のボルト通孔12とに第1胴縁1の外から打ち込まれたワンサイドボルト5で接合されている。また、取付け板3には、沿わされる第1胴縁1の内面部の側とは反対側の面部において、残りのボルト通孔12,12と同芯状態となるようにナット7,7がかしめにより取り付けられている。
【0022】
一方、第2胴縁2の外面部には、図5に示すように、L形をした取付け金物4の一方の板部が第2胴縁2の外からワンサイドボルト5,5で取り付けられると共に、もう一方の板部には、第1胴縁1のボルト通孔12,12と一致する配置でボルト通孔12,12が設けられている。
【0023】
そして、図2に示すように、第1胴縁1は、第2胴縁2に対し、該もう一方の板部に第1胴縁1の上記一辺の外面部を、ボルト通孔12,12;12,12が一致するように配置し、ボルト6,6を、取付け金物4のボルト通孔12,12、第1胴縁のボルト通孔12,12、取付け板3のボルト通孔12,12を通じてナット7,7と螺合させ、締結することによって取り付けられ、この取付け状態において、第1胴縁1の端部開口部を通じた内部へのアクセスは、第2胴縁2の存在によって妨げられた状態となる。
【0024】
なお、ワンサイドボルト5は、図4(イ)(ロ)に示すように、ボルト体8とスリーブ9とで構成されている。ボルト体8は、外周部を雄ネジ部8aとした軸部8bの基端部に頭部8cを備え、該頭部8cの頂面部中心位置に回転操作用の内周異形、例えば内周六角の穴8dを備えたものからなっており、スリーブ9は、基端部に外フランジ部9aを備え、該外フランジ部9aは、ボルト体8の頭部8cよりも平面サイズが大きく、かつ、外周は異形、例えば六角形状をしている。そして、スリーブ9の先端側の半部9bの内周部には、ボルト体8の雄ネジ部8aと螺合する雌ネジ部9cが設けられ、基端側の半部9dは、その内径がボルト体8の軸部8bの外径よりも大きく、かつ、肉厚寸法が先端側半部9bよりも小さく形成されている。
【0025】
ボルト体8の先端部をスリーブ9にその基端側の開口を通じて挿入し、ボルト体8の雄ネジ部8aとスリーブ9の雌ネジ部9cとを螺合させることでワンサイドボルト5が構成される。
【0026】
該ワンサイドボルト5は、図1(ハ)〜(ホ)に示すように、重ね合わせ状態にしたプレート部10,11の一方の側からボルト通孔10a,11aに挿入し、スリーブ9の外フランジ部9aを前記一方の側の部材10のボルト通孔10aの周囲面に当接させた状態にし、工具で、外フランジ部9aの回転を阻止しながらボルト体8の頭部8cを螺進回転させていけば、スリーブ9の基端側半部9dが塑性変形をして半径線方向外方に膨らんでいき、もう一方の側のプレート部11のボルト通孔11aの出口部にバルジ部9eが形成されて、両プレート部10,11が、このバルジ部9eと、ボルト体8の頭部8cないしはスリーブ9の外フランジ部9aとで挟み込まれて接合状態が形成されるようになされている。
【0027】
上記の構造では、第1,第2の鋼製胴縁1,2、取付け板3、取付け金物4が、いずれも高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなっており、第1鋼製胴縁1と取付け板3、及び、第2鋼製胴縁2と取付け金物4とがワンサイドボルト5…でボルト接合され、第1胴縁1と、第2胴縁の取付け金物4とが、ボルト6とナット7でボルト接合された構造であるから、鋼製胴縁1,2や取付け板3、取付け金物4を製作する過程で行われる切断や、ボルト接合のためのボルト通孔12…の孔明け加工、ナット7のかしめを行っても、めっき層による犠牲腐食作用が強く働き、それらの部分が原因で後に腐食を生じてしまうというようなことはなく、そのため、胴縁1,2や、取付け板3、取付け金物4に対して、塗装や後めっきをする必要がなく、工場や現場での防食のための工程をなくすことができ、しかも、このように、各所の接合をボルト接合やかしめとしたことにより、溶接のための特殊技能者を用意する必要もなくすことができる。
【0028】
とりわけ、本実施形態では、第1胴縁1と、第2胴縁の取付け金物4とを、ボルト6とナット7とによるボルト接合で接合する構成にしているので、胴縁1,2に対するワンサイドボルト5を用いた取付け板3や取付け金物4の取付けを、予め工場において行っておくことができ、第1胴縁1と取付け板3との相対的位置関係、及び、第2胴縁2と取付け金物4との相対的位置関係に関する精度の高い取付けをワンサイドボルト5で実現することができる。
【符号の説明】
【0029】
1…第1胴縁
2…第2胴縁
3…取付け板
4…取付け金物
5…ワンサイドボルト
6…ボルト
7…ナット
12…ボルト通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、
該胴縁の内面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け板が、胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされると共に、胴縁に対し胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられており、
該取付け板には、沿わされる内面部の側とは反対側の面部において、前記ワンサイドボルトから離れた位置にナットがかしめにより取り付けられると共に、前記取付け板と前記胴縁には、前記ナットと同芯状態にボルト通孔が設けられ、
前記胴縁は、取付け側に対し、取付け板のナットと、前記通孔を通じてナットに螺合させたボルトとによるボルト接合によって取り付けられていることを特徴とする鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造。
【請求項2】
第1の鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、
該第1胴縁の内面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け板が、第1胴縁の端部から奥方に延びるように沿わされると共に、第1胴縁に対し第1胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられており、
該取付け板には、沿わされる内面部の側とは反対側の面部において、前記ワンサイドボルトから離れた位置にナットがかしめにより取り付けられると共に、前記取付け板と前記第1胴縁には、前記ナットと同芯状態にボルト通孔が設けられており、
第2の鋼製胴縁が、閉鎖断面の、高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板の成形加工品からなり、該第2胴縁の外面部には、同じく高耐食溶融Zn−Al−Mg合金プレめっき鋼板からなる取付け金物が該第2胴縁の外からワンサイドボルトで取り付けられ、該取付け金物には該ワンサイドボルトから離れた位置にボルト通孔が設けられ、
前記第1胴縁は、第2胴縁に対し、取付け板のナットと、第1胴縁、取付け板及び取付け金物のボルト通孔を通じて前記ナットに螺合させたボルトとによるボルト接合によって取り付けられていることを特徴とする鋼製胴縁の無塗装・無溶接取付け構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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