説明

錠剤充填装置

【課題】 各作業位置での所定の作業ができない場合であっても、錠剤容器の供給及び錠剤の充填を停止させることなく、作業を続行することができ、しかもサイズの異なる錠剤容器であっても同じ位置に待機させることを可能とする。
【解決手段】 錠剤容器12内に錠剤を充填する錠剤供給ユニット3と、錠剤供給ユニット3から待機位置に錠剤カセット12を搬送する搬送部材41と、受渡位置に設けられ、錠剤容器12を、外径寸法の違いに応じて保持可能な複数の保持部67,68を有する容器保持部材65と、容器保持部材65に保持された錠剤容器12を作業位置に搬送する他の搬送部材52と備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠剤充填装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、錠剤充填装置として、錠剤容器を供給し、錠剤を充填し、取出可能な位置まで搬送するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−70901号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記錠剤充填装置では、錠剤容器に自動的にキャップをする機能を備えていない。錠剤容器へのキャップを自動化する場合、錠剤容器の供給、錠剤の充填、キャップの装着をそれぞれ異なる部位で行わせることになる。この場合、異常停止等、何らかの事情で、キャップの装着ができなければ、錠剤容器の供給、及び、供給された錠剤容器への錠剤の充填ができるとしても、装置全体を停止させなければならない。特に、錠剤容器のサイズには種々のものがあり、単純に待機させる機能を持たせるだけでは待機位置を確保するために装置の大型化をもたらすことになる。この問題は、キャップ装着だけでなく、ラベル貼着、錠剤充填の各作業位置でも発生する。
【0005】
そこで、本発明は、各作業位置での所定の作業ができない場合であっても、錠剤容器の供給や錠剤の充填等を停止させることなく、作業を続行することができる錠剤充填装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、錠剤充填装置を、錠剤容器内に錠剤を充填する錠剤供給部材と、前記錠剤供給部材に錠剤容器を搬送する搬送部材と、前記錠剤供給ユニットから錠剤容器に錠剤を供給中、払い出しができない事情が発生した場合、充填途中の錠剤容器を仮置きする仮置き場とを備えた構成としたものである。
【0007】
この構成により、錠剤充填途中の錠剤容器を仮置き場に待避させ、次の錠剤容器への錠剤の充填作業を行うことができ、作業を中断させることなく続行することが可能となる。
【0008】
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、錠剤充填装置を、錠剤容器内に錠剤を充填するための錠剤供給部材と、前記錠剤容器を搬送するための搬送部材と、前記搬送部材による搬送経路の途中に設けられ、前記錠剤容器を保持可能な容器保持部材と、前記錠剤供給部材による錠剤容器への錠剤充填途中で、錠剤に欠品が発生したことを検出する欠品検出部材と、前記欠品検出部材での検出信号に基づいて前記搬送部材により錠剤充填途中の錠剤容器を前記容器保持部材へと搬送させる制御部とを備えた構成としたものである。
【0009】
この構成により、錠剤供給部材で錠剤容器に供給する錠剤に欠品が出た場合であっても、前記錠剤容器を容器保持部材に保持させて待機させておくことができるので、次の錠剤容器による錠剤の充填を先に済ませて効率的な処理を実現可能である。
【0010】
前記容器保持部材は、外径寸法の異なる錠剤容器をそれぞれ保持可能な複数の保持部を有する構成とするのが好ましい。
【0011】
この構成により、搬送部材によって外径寸法の異なる、いずれの錠剤容器が搬送されてきた場合であっても、容器保持部材を構成する保持部のうち、前記錠剤容器に対応する保持部にて保持することができる。つまり、1つの容器保持部材で外径寸法の異なる種々の錠剤容器を保持することができるので、設置場所を集約することが可能となる。
【0012】
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、錠剤充填装置を、錠剤容器内に錠剤を充填する錠剤供給部材と、前記錠剤供給部材から錠剤容器を搬送して受渡位置に受け渡す搬送部材と、前記受渡位置に設けられ、前記錠剤容器を、外径寸法の違いに応じて保持可能な複数の保持部を有する容器保持部材と、前記容器保持部材に保持された錠剤容器を作業位置に搬送する他の搬送部材とを備えた構成としたものである。
【0013】
この構成により、外径寸法の異なる錠剤容器が搬送されてきても、全て受渡位置に配設した容器保持部材によって保持することができ、錠剤供給部材から他の作業位置への受渡を1箇所に集約することができる。
【0014】
前記受渡位置とは別に設けた待機位置にも前記容器保持部材を配置し、前記各位置の位置データ及び各位置に錠剤容器を搬送した履歴データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶した位置データ及び履歴データに基づいて、前記搬送部材を駆動制御して錠剤容器を錠剤供給部材から受渡位置又は待機位置に、あるいは、受渡位置又は待機位置から作業位置へと搬送させる制御部とを備えるようにしてもよい。
【0015】
この構成により、搬送部材によって錠剤容器を受渡位置又は待機位置へと搬送して待機させておき、記憶部に記憶させたデータに基づいて順次各錠剤容器を作業位置へと搬送することができる。
【0016】
なお、前記各位置に設けた容器保持部材の保持部でそれぞれ異なる外径寸法の錠剤容器を保持可能な構成としてもよい。
【0017】
そして、各保持部は錠剤容器を全て同一軸心上に保持可能とするのが好ましい。
【0018】
この構成により、外径寸法の異なるいずれの錠剤容器であっても、全て同一軸心上で保持することができるので、設置場所の集約機能と相俟って搬送部材の構成及び制御プログラムを簡略化することが可能となる。
【0019】
前記容器保持部材の保持部の一つは、錠剤容器の軸心と平行に配置された支軸を中心として回動可能に設けられ、最も外径寸法の大きな錠剤容器の外周面をガイドする一対の挟持片で構成され、他は、前記支軸と直交する平面内に位置する他の支軸を中心として回動可能に設けられ、前記錠剤容器よりも外径寸法の小さい錠剤容器の外周面をガイドするガイド枠体で構成され、前記ガイド枠体で錠剤容器をガイドする際、該錠剤容器を前記挟持片でも保持可能とすればよい。
【0020】
この構成により、外径寸法の大きな錠剤容器を保持するガイド片が、ガイド枠体でこれよりも外径寸法の小さい錠剤容器を保持する際の補助的役割を果たすことが可能となる。したがって、ガイド枠体の構成を錠剤容器の外周面をガイド可能な簡単な構成としても、錠剤容器を適切に保持することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、仮置き場を設けるようにしたので、ある錠剤容器を仮置き場に待機させて他の錠剤容器の充填処理を進めることができ、作業効率を高めることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
【0023】
図1乃至図4は、本実施形態に係る錠剤充填装置を示す。この錠剤充填装置は、容器供給ユニット1、ラベリングユニット2、錠剤供給ユニット3、キャッピングユニット4、搬送部材5、及び、取出ユニット6を備える。
【0024】
容器供給ユニット1は、装置本体7の前面側下部に並設される複数のバケット8を備え、各バケット8にはサイズの異なる錠剤容器(ここでは、バイアル瓶9)が収容されている。各バケット8は、バイアル瓶9の補充ができるように、装置本体7の前面側に開放可能となっている。各バケット8内に収容されたバイアル瓶9は、公知のリフターにより持ち上げられ、第1搬送部材34へと搬出されるようになっている。
【0025】
ラベリングユニット2は、搬送されたバイアル瓶9の外周面にラベルを貼着するためのもので、従来公知のものが使用できる(例えば、米国特許第5798020号公報参照)。
【0026】
錠剤供給ユニット3は、図5に示すように、支持パネル10に固定した複数の錠剤フィーダ11を備えている。各錠剤フィーダ11には種類の異なる錠剤がそれぞれ収容されている。
【0027】
錠剤フィーダ11は、図6に示すように、錠剤カセット12内にロータ13を収容したものである。ロータ13を回転させると、収容した錠剤を1錠ずつ払い出すことが可能となっている。
【0028】
錠剤カセット12は、カセット本体14に開閉可能な蓋体15を設けた構成である。
【0029】
カセット本体14は、円筒状のロータ収容部16と、その上方に位置する矩形筒状の錠剤収容部17とからなる。錠剤収容部17は、ロータ13の上面(円錐面13a)と側壁とによって錠剤を収容可能な空間が形成される。
【0030】
ロータ収容部16は、図7及び図8に示すように、背面側の一部を、着脱可能に設けた第1取替ピース18で構成されている。第1取替ピース18には錠剤排出口19とスリット20が形成されている。スリット20の近傍には仕切部材21が固定され、そのブラシ部21aがスリット20を介してロータ収容部16内に突出している。錠剤排出口19とスリット20を交換可能な第1取替ピース18で構成することにより、ロータ13の形態の違い等に対し、第1取替ピース18のみを交換すれば対応することができ、他の部分を共通の構成とすることが可能となる。
【0031】
また、ロータ収容部16の底面には、中心部に貫通孔(図示せず)が形成され、その近傍には中間ギア22が回転可能に取り付けられている。中間ギア22は、第1ギア22aと第2ギア22bを軸心方向に並設一体化した構造である。
【0032】
さらに、ロータ収容部16の底面には、前記中間ギア22の第2ギア22bと噛合するウォームギア23が取り付けられている。すなわち、ロータ収容部16の底面から所定間隔で支持壁17a、17bが突出し、ウォームギア23が回転可能に支持されている。ウォームギア23の一端側にはストッパ24が設けられ、そこから突出する軸部25にはスプリング26が外装されている。スプリング26は、ストッパ24と支持壁17bとの間に位置してウォームギア23を反対側に位置する支持壁17a側へと付勢している。これにより、ウォームギア23は、歯面が中間ギア22の第2ギア22bの歯面に圧接状態となって位置決めされる。また、前記軸部25の先端には係止受部27が形成されている。係止受部27は、円筒状の外周壁に、対向部分2箇所で螺旋状のガイド溝28を形成し、その終端にさらに周方向に切除したピン保持部29を設けた構成である。
【0033】
錠剤収容部17は、図6及び図8に示すように、背面上部を着脱可能に設けた第2取替ピース30で構成されている。第2取替ピース30は、逃がし凹部31を備え、その両側部には軸受部32がそれぞれ形成されている。逃がし凹部31を第2取替ピース30に設けたのは、成形加工上、錠剤カセット12に逃がし凹部31を形成するための内側に迫り出す傾斜部分を形成することが困難だからである。このため、別工程で成形した第2取替ピース30を後で装着することにより、金型費用等のコストを抑えている。
【0034】
蓋体15は、矩形板状で、前記軸受部32に回転可能に支持される軸部15aを備える。軸部25の内側には前記逃がし凹部31に対応して切欠部15bが形成され、逃がし凹部31と切欠部15bとで上方に隣接して配置される錠剤カセット12の排出路との干渉が回避されている。これにより、錠剤カセット12を上下方向に高密度に配置することが可能となる。
【0035】
ロータ13は、円柱状で、上面が中心部に向かって突出する円錐面13aで構成されている。ロータ13の外周面には軸方向に延びる案内溝(図示せず)が形成され、錠剤が上下に1つずつ整列状態で収容されるようになっている。案内溝内の錠剤は、前記仕切部材21のブラシ部21aによって上下に分離され、下方側の1つの錠剤のみが前記錠剤排出口19を介して落下する。ロータ13の底面中央部には回転軸が一体化され、前記ロータ収容部16の底面に形成した貫通孔を貫通し、その突出部分には従動ギア33が固定されている。従動ギア33は、前記中間ギア22の第1ギア22aと噛合している。これにより、ウォームギア23を回転させると、中間ギア22を介して従動ギア33及びロータ13が回転する。
【0036】
キャッピングユニット4は、詳細については図示しないが、キャップ供給部からシュートを介して供給されたキャップを支持アームによって支持し、後述する第3搬送部材41によって下方側に搬送されたバイアル瓶9の上方開口部73を閉鎖し、キャップ装着部によってキャップを押圧しながら回転させることにより、閉栓する構成である。
【0037】
搬送部材5は、第1、第2、第3及び第4搬送部材34、37、41及び52で構成されている。
【0038】
第1搬送部材34は、図3に示すように、所定間隔で配設したローラ34a間に2本の丸ベルト34bを所定間隔で架け渡し、各バケット8の背面側に配置したリフターの背後にそれぞれ配設したものである。丸ベルト34bには、前記リフターによって取り出されたバイアル瓶9が載置される。そして、ローラ34aを図示しないモータで回転駆動することにより、丸ベルト34bに載置されたバイアル瓶9を搬送し、さらに搬送用ベルトコンベア35により取出ユニット6側へと移送することが可能となっている。第1搬送部材34による搬送先には、バイアル瓶9を、サイズ別に、その口部が上方に向かうように縦方向に支持するために、スライド移動可能な容器支持部36が配設されている。容器支持部36は、所定間隔で支持片36aを突出させたもので、隣接する各支持片36aの間隔は、サイズの異なるバイアル瓶9の鍔部をそれぞれ支持可能な値に設定されている。
【0039】
第2搬送部材37は、図3に示すように、前記容器支持部36に支持されたバイアル瓶9を保持して上方へと移動させる一対の保持片38を備える。保持片38は、垂直レール38aに沿って昇降し、支軸を中心として回動可能となっている。保持片38は、下端部が離反するように上端部を図示しないスプリングによって付勢されている。また、保持片38の下端側周囲には矩形状の開閉用枠体39が設けられている。開閉用枠体39は、保持片38の下端側をスプリング26の付勢力に抗して接近させる閉鎖位置と、開放状態としてバイアル瓶9の内面に圧接して保持する開放位置との間で移動可能である。開閉用枠体39は、保持片38を上昇させて上方側に配設した停止部40に当接させることにより前記閉鎖位置に移動する。
【0040】
第2搬送部材37では、保持片38が開閉用枠体39によって下端側を接近させた状態で降下し、保持片38がバイアル瓶9内に進入した時点で、開閉用枠体39がバイアル瓶9の上方部に当接する。これにより、保持片38がさらに降下すると、開閉用枠体39によるガイドが解除され、保持片38はスプリングの付勢力に従って広がり、バイアル瓶9が保持される。また、保持片38がバイアル瓶9を保持した状態から上昇すると、開閉用枠体39が停止部40に当接し、保持片38は強制的に閉鎖状態に位置決めされ、バイアル瓶9の保持状態が解除される。
【0041】
第3搬送部材41は、図3、詳しくは図9に示すように、水平移動部材42、昇降部材43、及び、容器挟持部材44で構成され、錠剤カセット12を主に錠剤供給ユニット3とキャッピングユニット4との間で搬送する。
【0042】
水平移動部材42は、上下にそれぞれ設けた水平レール46に沿って水平方向に往復移動可能となっている。
【0043】
昇降部材43は、水平移動部材42に設けた昇降用ベルトコンベア47を図示しないモータを駆動することにより、水平移動部材42に沿って上下方向に往復移動可能となっている。
【0044】
容器挟持部材44は、昇降部材43に取り付けられ、モータ44bの駆動によりローラ44c、ベルト44d、及びボールネジ44eを介して開閉する一対の挟持片44a(図9(a)参照)によりバイアル瓶9を挟持可能となっている。挟持片44aによるバイアル瓶9の挟持位置は、バイアル瓶9の外径寸法の違いに拘わらず、ほぼ同一軸心上となっている。一方の挟持片44aには印加される変動電圧により振動する圧電素子(図示せず)が設けられている。圧電素子は、挟持片44aによってバイアル瓶9を挟持している間、印加電圧により振動し、バイアル瓶9に充填された錠剤を隙間のない高密度の状態とする。容器挟持部材44の上方にはU字形のアームセンサ45aと駆動アーム45bが設けられている。アームセンサ45aの先端にはカウントセンサ48が設けられている。カウントセンサ48は発光素子と受光素子からなり、赤外レーザ光が通過する錠剤によって遮光されることにより、錠剤フィーダ11から排出されてバイアル瓶9に供給される錠剤を検出する。そして、後述する制御装置63にて、カウントセンサ48からの検出信号に基づいてバイアル瓶9に供給される錠剤数が計数される。また、駆動アーム45bには、進退用モータ49の駆動により正逆回転可能なロッド50が設けられている。ロッド50の先端には、その軸方向瓶9に供給されと直交する対称な位置2箇所に前記錠剤フィーダ11に設けたウォームギア23の係止受部27に係脱する係止ピン51がそれぞれ突設されている。また、駆動アーム45bには、錠剤カセット12のロータ収容部16の背面に形成された係合部16aに係合する突片45cが突設されると共に、錠剤カセット12の支持パネル10の錠剤出口10aを閉じるカバー10bを押して開放するためのロッド45dが突設されている。
【0045】
第4搬送部材52は、図3、詳しくは図10に示すように、昇降台53上に、回動プレート54及びスライドガイド55を介してアーム部材56を設けた構成で、バイアル瓶9を主に取出ユニット6とキャッピングユニット4との間で搬送する。
【0046】
昇降台53は、図示しないモータの駆動により、所定間隔で配設した垂直レール57に沿って昇降する。回動プレート54は、昇降台53上に回動可能に設けられ、外周にはギア部54aが形成されている。ギア部54aには駆動ギア58aが噛合している。駆動ギア58aは昇降台53に設けた回転用モータ58の回転軸に固定されている。これにより、回転用モータ58を駆動すると、駆動ギア58a及びギア部54aを介して回動プレート54が正逆回転する。スライドガイド55は、回動プレート54上に取り付けられ、側板部上縁にはラック55aが形成されている。アーム部材56は、一対のアーム56aと、開閉用モータ59及びスライド用モータ60とを備え、スライドガイド55上にスライド可能に支持されている。アーム56aは、支軸56bを中心として回動可能に設けられ、先端部分でバイアル瓶9を保持することが可能となっている。アーム56aによるバイアル瓶9の保持位置は、バイアル瓶9の外径寸法の違いに拘わらず、ほぼ同一軸心上となっている。開閉用モータ59は、プーリ59a及びベルト59bを介して図示しないネジ軸を回転させ、アーム56aを開閉する。スライド用モータ60は、回転軸に前記ラックに噛合するピニオン60aを備え、正逆回転駆動によりスライドガイド55に対してアーム部材56を往復移動させる。なお、アーム部材56が往復移動する範囲は、図示しないセンサでの検出信号に基づいて制御装置63がスライド用モータ60を駆動制御することにより制限されている。
【0047】
取出ユニット6は、図1及び図2に示すように、複数の取出口61を備え、中央部にはディスプレイ62が設けられ、下方側には制御装置63が内蔵されている。
【0048】
前記第3搬送部材41と第4搬送部材52との間には、図3及び図4に示すように、待機部64が設けられている。待機部64は、1箇所の受渡位置と、5箇所の待機位置とにそれぞれ設けた容器保持具65で構成されている。容器保持具65は、図11及び図12に示すように、支持プレート66に一対のガイドアーム67とガイド枠体68とを設けた構成である。
【0049】
支持プレート66は、両側縁部及び背面縁部に下方に向かって直角に屈曲する延設部69、70が形成されている。両側延設部69は、支持プレート66の下面側に後述するスプリング等を配設するためのスペースを形成するためのものである。背面側延設部70は装置本体7にネジ止めするために使用される。前面側の両側及び中央には開口部73が形成されている。
【0050】
ガイドアーム67は、一端側に直交方向に折り曲げられて所定間隔で対向する第1固定部74と、これら第1固定部74の間からさらに延びる第2固定部75とを形成されている。第1固定部74は支持プレート66に回転自在に設けた台座部72にネジ止めされている。第2固定部75は、支持プレート66の下面側に、各ガイドアーム67に対応してそれぞれ回転自在に取り付けられた回動片71の一端部すなわち支持プレート66の上面側に突出する起立部71aにネジ止めされている。各回動片71の他端部同士はスプリング71bによって連結され、接近する方向に付勢されている。これにより、ガイドアーム67の他端側は接近する方向に付勢される。また、ガイドアーム67は、他端側がバイアル瓶9の外周面に当接するように近接方向に屈曲し、大径のバイアル瓶9をガイドするガイド部76を形成されている。さらに、ガイド部76の先端は、先端に向かうに従って徐々に広がっており、前記第3搬送部材41によって搬送されたバイアル瓶9をガイドする際の案内となる案内部77となっている。
【0051】
ガイド枠体68は、略U字形の板状体で、中央部にガイド片68aが突設され両端部が支軸68bに回動可能に支持されている。支軸68bは、支持プレート66の底面側に所定間隔で設けた突片66aに支持されている。ガイド枠体68は、支軸68bに設けた図示しないスプリングの付勢力により、支持プレート66の上方でガイド片68a側が上方に位置するように傾斜している。ガイド片68aは、ガイド枠体68が支持プレート66に当接した状態で、前記ガイドアーム67と共に外径寸法の大きな第1バイアル瓶9の外周面をガイドする。そして、ガイドアーム67とガイド枠体68とで第1保持部を構成している。また、ガイド枠体68の内縁部78は、前記第1バイアル瓶9よりも小径の第2バイアル瓶9をガイド可能な寸法に形成されており、第2保持部を構成している。そして、大径のバイアル瓶9を第1保持部で保持した場合と、小径のバイアル瓶9を第2保持部で保持した場合とでいずれのバイアル瓶9も同一軸心上に位置するように構成されている。
【0052】
前記待機部64は、第3搬送部材41によって搬送したバイアル瓶9を一時的に待機させ、第4搬送部材52でキャッピングユニット4に搬送するために使用される。既に受渡位置にバイアル瓶9が待機している場合、待機位置の容器保持具65に保持して待機させておく。
【0053】
前記制御装置63は、ホストコンピュータ等から入力される処方データ(医師によって処方箋に記載された内容や患者に関するデータ等)に基づいて、容器供給ユニット1、ラベリングユニット2、錠剤供給ユニット3、キャッピングユニット4、搬送部材5、及び、取出ユニット6を駆動制御する。
【0054】
次に、前記構成を備えた錠剤充填装置の動作について、図13乃至図15のフローチャートに従って説明する。
【0055】
ホストコンピュータ等から処方データが入力されると(ステップS1)、その処方データに基づいて、該当する錠剤のサイズ及び数量を考慮して適したバイアル瓶9を選定する(ステップS2)。そして、選定したバイアル瓶9をバケット8から搬出する(ステップS3)。すなわち、リフターを駆動してバイアル瓶9を第1搬送部材34へと搬出する。
【0056】
第1搬送部材34では、リフターによって丸ベルト34bに横向きに載置されたバイアル瓶9を取出ユニット6側へと搬送する(ステップS4)。そして、搬送したバイアル瓶9を受け取ることができるように容器支持部36をスライド移動して用意しておく(ステップS5)。これにより、バイアル瓶9は、容器支持部36で上方に開口するように縦向きに支持される。続いて、容器支持部36をスライド移動し、ラベリングユニット2によってバイアル瓶9の外周面に所定の印刷を施したラベルを貼着する(ステップS6)。さらに、第2搬送部材37を駆動し、保持片38によってバイアル瓶9を保持して持ち上げる(ステップS7)。
【0057】
ここで、第3搬送部材41を駆動し、第2搬送部材37によって持ち上げたバイアル瓶9を保持する(ステップS8)。このとき、第2搬送部材37では、保持片38を上動させ、ガイド枠体68で強制的に保持片38の下端側を接近させることにより、バイアル瓶9の保持状態を解除する(ステップS9)。第3搬送部材41は、保持したバイアル瓶9を、処方データに基づいて、該当する薬剤が収容された錠剤フィーダ11へと移送する(ステップS10)。そして、錠剤フィーダ11の錠剤排出口19から落下する錠剤を回収可能な位置にバイアル瓶9を位置決めする(ステップS11)。
【0058】
続いて、進退用モータ49を駆動し、水平スライダ45を前進させる(ステップS12)。これにより、ロッド45dが前進してカバー10bを開放し、突片45cが係合部16aに係合する。またこのとき、ロッド50も前進し、その係止ピン51が錠剤フィーダ11のウォームギア23に形成した係止受部27に係止する。ガイド溝28は螺旋状に形成されているため、係止ピン51はスムーズにガイド溝28に進入し、係止受部27に位置決めされる。ここで、ロッド50を回転し、ウォームギア23、中間ギア22、従動ギア33を介してロータ13を回転させる(ステップS13)。これにより、ロータ13の溝内で仕切部材21のブラシ部21aによって分離された下方側に位置する錠剤が錠剤排出口19を介して落下する。落下する錠剤はカウントセンサ48によって検出され(ステップS14)、その検出信号に基づいて、バイアル瓶9内に所定数量の錠剤が充填されたか否かを判断する(ステップS17)。但し、充填途中であるにも拘わらず、前記カウントセンサ48による検出信号が出力されなければ(ステップS15)、錠剤カセット12内に錠剤がなくなった(欠品)と判断し、バイアル瓶9を一時的に待機位置に搬送する(ステップS16)。そして、ステップS1に戻って次のバイアル瓶9について、前記処理を続行する。これにより、錠剤の充填途中で欠品が生じた場合であっても、次のバイアル瓶9への充填作業を続行することができ、作業が滞ることがない。したがって、効率的な処理を行うことが可能となる。
【0059】
ところで、錠剤フィーダ11からバイアル瓶9への錠剤充填作業中に、錠剤が詰まる等の不具合によりロータ13の回転が停止することがある。この場合、錠剤には、錠剤排出口19の内縁とロータ13の溝との間に挟まれる等により力が作用する。しかしながら、ウォームギア23がスプリング26で付勢された状態で軸方向にスライド移動可能となっている。このため、錠剤が損傷に至る前にウォームギア23が移動し、錠剤に作用する力が緩和される。またこのとき、モータに過電流が流れ、ロータ13の回転が停止したことが検出される。そこで、この検出信号に基づいて(ステップS18)、水平スライダ45を移動させてロッド50を後退させることにより、ウォームギア23をスプリング26の付勢力に抗して移動させる(ステップS19)。これにより、ウォームギア23の移動分に応じて中間ギア22を介して従動ギア33及びロータ13が逆回転し、錠剤の詰まりが解消される。このため、ロータ13を正転し、錠剤の供給を再開することが可能となる。但し、ウォームギア23の移動によりロータ13を逆回転させても停止状態を維持する場合には(ステップS20)、エラーを報知してモータを停止する(ステップS21)。なお、ロータ13の停止状態が維持される場合、ウォームギア23の移動によるロータ13の逆回転は複数回繰り返すようにしてもよい。
【0060】
受渡位置では、バイアル瓶9が待機していないことを確認する(ステップS22)。受渡位置にバイアル瓶9が待機していなければ、今回のバイアル瓶9を受渡位置の容器保持具65に搬送する(ステップS23)。受渡位置の容器保持具65では、ガイドアーム67の先端側(図11中、矢印方向)からバイアル瓶9が搬入される。図9(a)に示すように、大径のバイアル瓶9の場合、その外周面がガイドアーム67の案内部77に当接して両側に押し広げることにより、ガイドアーム67のガイド部76とガイド枠体68のガイド片68aとでガイドされる。このとき、ガイド枠体68はバイアル瓶9の重量によって支持プレート66に当接した状態となる。また、小径のバイアル瓶9の場合、その外周面がスプリングの付勢力により支持プレート66よりも上方に傾斜したガイド枠体68の内縁部78によってガイドされる。このとき、バイアル瓶9の外周面は、前記ガイドアーム67によっても保持される。そして、いずれのサイズのバイアル瓶9であっても、ガイド位置は同一軸心上に位置する。このため、第3搬送部材41の挟持片44aによってバイアル瓶9を保持する位置、あるいは、第4搬送部材52のアーム56aによってバイアル瓶9を保持する位置を、バイアル瓶9の外径寸法の大小に拘わらず常に同一とすることができる。したがって、アーム56aをどこまで移動させればよいのかの位置データを同一として、構造や制御プログラムを簡単にしてバイアル瓶9のスムーズな搬送を行うことが可能となる。
【0061】
受渡位置に既に先のバイアル瓶9が待機している場合、各待機位置のうち、空いている容器保持具65を検索し(ステップS24)、空いていると判断された容器保持具65へとバイアル瓶9を搬送する(ステップS25)。この場合、制御装置63の記憶部には、待機位置の座標データが記憶されているので、その座標データに、搬送するバイアル瓶9のサイズと、このバイアル瓶9に収容する錠剤の種類とを関連付けて記憶させる(ステップS26)。これにより、キャッピングユニット4での閉栓が可能となれば、記憶したデータに基づいて第3搬送部材41により該当するバイアル瓶9をキャッピングユニット4へと搬送することが可能となる。
【0062】
このようにして、受渡位置又は待機位置にバイアル瓶9が搬送されれば、第4搬送部材52を駆動し、アーム56aによってバイアル瓶9を保持してキャッピングユニット4へと搬送する(ステップS27)。そして、シューターを介してキャップを供給し(ステップS28)、このキャップを搬送されたバイアル瓶9の上方開口部73を覆うように位置させる(ステップS29)。そして、キャップ装着部を駆動してバイアル瓶9を閉栓する(ステップS30)。閉栓が完了すれば(ステップS31)、第4搬送部材52により、アーム56aによって保持したバイアル瓶9を取出口61へと搬出する(ステップS32)。取出口61では、搬出されたバイアル瓶9に関する情報(例えば、収容される錠剤の名称等)をディスプレイ62に表示する(ステップS33)。これにより、オペレータは、一目でどの処方データに対する錠剤が収容されたバイアル瓶9が搬出されたのかを把握することが可能となる。
【0063】
なお、各位置の容器保持具65では、保持可能なバイアル瓶9のサイズを異ならせておくようにしてもよい。この場合、受渡位置や待機位置の各位置と、これら各位置の待機部64で保持可能なバイアル瓶9のサイズとを制御装置63の記憶部に記憶させておき、第1保持部と第2保持部とでガイド可能なバイアルの組合せは任意に設定することが可能である。
【0064】
また、前記各位置の容器保持具65には、バイアル瓶9を検出するためのセンサを設けるようにしてもよい。例えば、容器保持具65に保持したバイアル瓶9が転倒し、収容した錠剤が散乱する不具合が発生した場合、装置の動作を停止し、エラーを報知させることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本実施形態に係る錠剤充填装置を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の内部機構の概略を示す正面断面図である。
【図4】(a)は図1の内部機構の概略を示す平面断面図、(b)はその部分断面図である。
【図5】図1の錠剤供給ユニットの一部を示す斜視図である。
【図6】図5の錠剤容器の蓋体を開放させた状態を示す斜視図である。
【図7】図6に示す錠剤容器の底面図である。
【図8】図6に示す錠剤容器の底面側から見た状態での斜視図である。
【図9】(a)は図1に示す第3搬送部材の主要部を示す斜視図、(b)は(a)からアームセンサを取り除いた状態での容器挟持部材を示す斜視図である。
【図10】図1に示す第4搬送部材の主要部を示す斜視図である。
【図11A】図4に示す容器保持具の斜視図である。
【図11B】図11Aに示す容器保持具の底面図である。
【図12】(a)は図11の正面図で、大径のバイアル瓶を保持した状態を示し、(b)は小径のバイアル瓶を保持した状態を示す。
【図13】本実施形態に係る錠剤充填装置の動作を示すフローチャート図である。
【図14】本実施形態に係る錠剤充填装置の動作を示すフローチャート図である。
【図15】本実施形態に係る錠剤充填装置の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0066】
1…容器供給ユニット
2…ラベリングユニット
3…錠剤供給ユニット
4…キャッピングユニット
5…搬送部材
6…取出ユニット
7…装置本体
8…バケット
9…バイアル瓶
10…支持パネル
10a…錠剤出口
10b…カバー
11…錠剤フィーダ(錠剤供給部材)
12…錠剤カセット(錠剤容器)
13…ロータ
13a…円錐面
14…カセット本体
15…蓋体
15a…軸部
15b…切欠部
16…ロータ収容部
17…錠剤収容部
17a、17b…支持壁
18…第1取替ピース
19…錠剤排出口
20…スリット
21…仕切部材
21a…ブラシ部
22…中間ギア
22a…第1ギア
22b…第2ギア
23…ウォームギア
24…ストッパ
25…軸部
26…スプリング
27…係止受部
28…ガイド溝
29…ピン保持部
30…第2取替ピース
31…逃がし凹部
32…軸受部
33…従動ギア
34…第1搬送部材
34a…ローラ
34b…丸ベルト
35…搬送用ベルトコンベア
36…容器支持部
36a…支持片
37…第2搬送部材
38…保持片
38a…垂直レール
39…開閉用枠体
40…停止部
41…第3搬送部材
42…水平移動部材
43…昇降部材
44…容器挟持部材
44a…挟持片
44b…モータ
44c…ローラ
44d…ベルト
44e…ボールネジ
45…水平スライダ
45a…アームセンサ
45b…駆動アーム
45c…突片
45d…ロッド
46…水平レール
47…昇降用ベルトコンベア
48…カウントセンサ(欠品検出部材)
49…進退用モータ
50…ロッド
51…係止ピン
52…第4搬送部材
53…昇降台
54…回動プレート
54a…ギア部
55…スライドガイド
55a…ラック
56…アーム部材
56a…アーム
57…垂直レール
58…回転用モータ
58a…駆動ギア
59…開閉モータ
59a…プーリ
59b…ベルト
60…スライド用モータ
60a…ピニオン
61…取出口
62…ディスプレイ
63…制御装置(制御部)
64…待機部
65…容器保持具(容器保持部材)
66…支持プレート
67…ガイドアーム
68…ガイド枠体
68a…ガイド片
68b…支軸
69…両側延設部
70…背面側延設部
71…回動片
71a…起立部
71b…スプリング
72…台座部
73…開口部
74…第1固定部
75…第2固定部
76…ガイド部
77…案内部
78…内縁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
錠剤容器内に錠剤を充填する錠剤供給部材と、
前記錠剤供給部材に錠剤容器を搬送する搬送部材と、
前記錠剤供給ユニットから錠剤容器に錠剤を供給中、払い出しができない事情が発生した場合、充填途中の錠剤容器を仮置きする仮置き場とを備えたことを特徴とする錠剤充填装置
【請求項2】
錠剤容器内に錠剤を充填するための錠剤供給部材と、
前記錠剤容器を搬送するための搬送部材と、
前記搬送部材による搬送経路の途中に設けられ、前記錠剤容器を保持可能な容器保持部材と、
前記錠剤供給部材による錠剤容器への錠剤充填途中で、錠剤に欠品が発生したことを検出する欠品検出部材と、
前記欠品検出部材での検出信号に基づいて前記搬送部材により錠剤充填途中の錠剤容器を前記容器保持部材へと搬送させる制御部とを備えたことを特徴とする錠剤充填装置。
【請求項3】
前記容器保持部材は、外径寸法の異なる錠剤容器をそれぞれ保持可能な複数の保持部を有する構成であることを特徴とする請求項2に記載の錠剤充填装置。
【請求項4】
錠剤容器内に錠剤を充填する錠剤供給部材と、
前記錠剤供給部材から錠剤容器を搬送して受渡位置に受け渡す搬送部材と、
前記受渡位置に設けられ、前記錠剤容器を、外径寸法の違いに応じて保持可能な複数の保持部を有する容器保持部材と、
前記容器保持部材に保持された錠剤容器を作業位置に搬送する他の搬送部材とを備えたことを特徴とする錠剤充填装置。
【請求項5】
前記受渡位置とは別に設けた待機位置にも前記容器保持部材を配置し、
前記各位置の位置データ及び各位置に錠剤容器を搬送した履歴データを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶した位置データ及び履歴データに基づいて、前記搬送部材を駆動制御して錠剤容器を錠剤供給部材から受渡位置又は待機位置に、あるいは、受渡位置又は待機位置から作業位置へと搬送させる制御部とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の錠剤充填装置。
【請求項6】
前記各保持部は錠剤容器を全て同一軸心上に保持可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の錠剤充填装置。
【請求項7】
前記容器保持部材の保持部の一つは、錠剤容器の軸心と平行に配置された支軸を中心として回動可能に設けられ、最も外径寸法の大きな錠剤容器の外周面をガイドする一対の挟持片で構成され、
他は、前記支軸と直交する平面内に位置する他の支軸を中心として回動可能に設けられ、前記錠剤容器よりも外径寸法の小さい錠剤容器の外周面をガイドするガイド枠体で構成され、
前記ガイド枠体で錠剤容器をガイドする際、該錠剤容器を前記挟持片でも保持可能としたことを特徴とする請求項6に記載の錠剤充填装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2006−224980(P2006−224980A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−39197(P2005−39197)
【出願日】平成17年2月16日(2005.2.16)
【出願人】(592246705)株式会社湯山製作所 (202)
【Fターム(参考)】