説明

長尺材への情報表示テープ貼付装置及び貼付方法

【目的】不特定、多数人が進入、集合、通過、離散する交通機関の駅、デパート、劇場、競技場等の各種施設に設置されたエスカレータの手摺ベルト74に、当該施設周りに係わる各種情報を表示、告知、伝達する情報表示テープを貼付する、構造が簡単で、操作の容易な手動式情報表示テープ貼付装置Xを提供する。
【構造】垂直平行状左右側板1前後に、間隔調整可能な左右ガイドロール14、16を、その下部の同一平面上に可撓性前後ロール21を夫々設け、垂直平行状左右側板1の上開き案内溝2に昇降及び回転可能に装架した情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープの端部を、第2操作者が手摺ベルト74に貼付した後、第1操作者が情報表示テープ貼付装置Xの前後部6、7を把持して、エスカレータの階段を降りながら、停止する手摺ベルト74に沿うように押し進めて、情報表示テープを手摺ベルト74に貼付する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、各種長尺材への情報表示テープ貼付装置及び貼付方法、殊に、エスカレータ、動く歩道等の手摺ベルト、リハビリテーション施設の歩行者誘導用手摺、多数の来客訪問が予定される公園、動植物園、博物館等の各種施設、各種展示物周りの区画柵等の、各種長尺材の頂部又は頂側部に、当該長尺材にかかわる模様、広告、宣伝、伝達、告示等の各種情報を表示するエスカレータの手摺ベルト等の、長尺材への表示テープ貼付装置及び貼付方法に関する。
【背景技術】
【0002】

ーション、デパート、各種施設等に設置されるエスカレータ、動く歩道等の手摺ベルトへ、各種情報表示テープを貼付することにより、当該各種情報の高い表示、伝達効果を期待できることが、例えば、引用文献1〜3に記載される。
【0003】
引用文献1の日本国特許第3645893号明細書、発明の詳細な説明0025、0024欄には、接着フイルムを移動ハンドレールへ被着させる装置であって、この装置を欄干に取り付ける取付手段と、前記接着フイルムの第1のロールを取り付ける第1のスピンドル手段と、圧力を前記接着フイルムに加えて、前記接着フイルムを前記移動ハンドレールに付着させる加圧手段を有し、加圧手段は、中心線が前記移動ハンドレールの中心線に一致し、当該中心線周りに対称に設けられた複数のローラ対を含む加圧機構を有し、前記複数のローラ対は、前記加圧機構の後方端部からその前方端部まで延びており、前記後方端部及び前方端部は、前記移動ハンドレールの移動方向に一致し、後方のローラ対は、前記加圧機構の中心線に隣接して設けられ、前記後方のローラ対に続く各ローラ対は、前記加圧機構の前方端部に向って次第に間隔を置いて設けられ、使用に当り、前記装置を超えて、前記移動ハンドレールを駆動することができ、前記加圧手段が前記接着フイルムを前記移動ハンドレールに付着させた状態で、前記接着フイルムを、前記第1のロールから巻き出すようになっており、前記移動ハンドレールが前記加圧機構を通過すると、前記接着フイルムは前記移動ハンドレールの中心線から前記移動ハンドレールのリップの外面周りに次第に巻き付ける貼付装置、並びに同貼付装置による移動ハンドレールへの接着フイルムの被着方法が記載される。
【0004】
引用文献2の特開2004−123269号公報には、エスカレータ又は移動通路のハンドレールへの連続シート貼付装置として、シート保持ロール4、裏紙巻取りロール5、押し付けローラ6及びガイド手段7を備える台座3を、支持アーム30先端の吸盤31によりエスカレータの側板(欄干)1に固定支持する。シート保持ロール4から引き出した連続シート4aを押し付けローラ6とハンドレール2の移動により引き出しつつ押し付けて帖着し、押し付けローラ6の下流側に位置するガイド手段7により、連続シート4aの両側縁を折り曲げつつ案内し、ハンドレール2の側面に貼付する。裏紙巻き取りロール5は裏紙5aと保持

から剥離した剥離紙5aを巻き取る。
【0005】
引用文献3の特開2004−315202号公報には、ハンドレールの表面に印刷シールを均一に貼り付ける装置で、広告物の印刷シールワインダ4を側板1に取付けると共に、印刷シール18から剥離紙を分離する分離ローラ20、21を側板1に取付け、分離ローラ20、21で分離した剥離紙19を巻き取る巻取りワインダ12を側板1に取付け、分離ローラで分離した印刷シール18を、側板1上の押圧ローラ25でハンドレール29の表面に貼り付け、さらに、印刷シール18の両端部をハンドレール29の両側面に貼り付けるブラシ群38〜40を側板1の前方に設け、ハンドレール19上に装置全体を支持するための支持ローラ42、42を、側板1の前後部に垂直に固定した固定板31、41に取り付け、ハンドレールを前後で

【発明が解決しようとする課題】
【0006】
引用文献1には、情報表示接着フイルムを移動ハンドレールに被着させる装置及び方法は、接着フイルムを移動ハンドレールへ貼付する装置を、取付手段によりエスカレータの欄干に取り付ける装置を必要とする外、当該接着フイルムロール(第1スピンドル)から巻き戻した接着フイルムから、さらに剥離した遊離剥離紙を巻き取るための巻取りワインダ(第2スピンドル)を、第1スピンドルに調速装置を介して連動させるものであったため、その目的、効果を期待できる反面、このものにあっては、当然のことながら夫々の機能を奏するための装置がかなり複雑化すると共に相応に大型化し、ひいては、なお、その重量が増加し、コスト高を招く嫌いがあった。
【0007】
引用文献2には、エスカレータ又は移動通路のハンドレールへの連続シート貼付装置として、シート保持ロール4、裏紙巻取りロール5、押し付けローラ6及びガイド手段7を備える台座3を、支持アーム30先端の吸盤31によりエスカレータの欄干1に固定支持する。シート保持ロール4から引き出した連続シート4aを押し付けローラ6とハンドレール2の移動により引き出しつつ押し付けて帖着し、さらに、押し付けローラ6の下流側に位置するガイド手段7により、連続シート4aの両側縁を折り曲げつつ案内し、ハンドレール2の側面に貼付する。裏紙巻き取りロール5は裏紙5aと保持ロール4からの伝動歯車41、42、52、51により回転し、連続シート4aの引出しに伴って、その帖着面から剥離された剥離紙5aを巻き取れるものの、接着フィルムから剥離した剥離紙の巻取装置を駆動するための、前記引用文献1と同様に、伝動装置及び調速装置を必要とし、その結果、当該装置が相応に大型化すると共に重量増並びにコスト高を招く問題点があった。
【0008】
引用文献3には、移動手摺の表面に印刷シールを均一に貼り付ける装置で、広告物の印刷シールワインダ4を側板1に取り付けると共に、印刷シール18から剥離紙を分離する分離ローラ20、21を側板に取付ける外、分離ローラ20、21で分離した剥離紙19を巻き取る巻取りワインダ12を側板1に取付け、分離ローラで分離した印刷シール18を移動手摺29の表面に貼り付ける押圧ローラ25を側板1に取り付け、印刷シール18の両端部を移動手摺29の両側面に貼り付けるブラシ群38〜40を側板1の前方に設け、移動手摺19上に装置全体を支持するための支持ローラ42、42を、側板1の前後部に垂直に固定した固定板31、41により取り付け、手摺案内レールを前後で挟み込む当接部材を側板1の前後部に固定することとの関連において、当然のことながら、情報表示テープの手摺ベルトへの貼付進行に伴って減少する情報表示テープロール径の縮小に反して、剥離テープの巻取り径がの増加する、両者の速度調整装置を必要とするものであったため、当該装置が複雑になり、重量増を招き、ひいてはコスト高を招く嫌いがあった。
【0009】
本件発明者は、前記引用文献1〜3記載発明を始め、ここでは詳細な説明を省略するが、例えば、特開平7−101659号公報、特開平4−129962号公報、特開平3−18079号公報に記載される、エスカレータ、動く歩道等の手摺ベルトへの情報表示テープ貼付装置が、何れも、当該手摺ベルトの欄干に、吸盤により取り付けられ、当該エスカレータ、動く歩道等の欄干の所定位置から移動させることのない、固定された情報表示テープ貼付装置に対して、手摺ベルトを移動させて情報表示テープを手摺ベルトに貼付するものとは異なり、第1操作者が情報表示テープ貼付装置の前後部を把持して、停止する手摺ベルトの開放された上下何れかの一端部に配した後、停止する手摺ベルトに沿うように、当該エスカレータの開放された階段を降りながら、又は動く歩道を後退するように移動することにより、情報表示テープロールから巻き戻して、引き出した情報表示テープから、さらに剥離テープを剥離し、剥離後の遊離剥離テープを第2操作者が適所へ排出処理する装置及び方法であって、前記引用文献1〜3を始め、前示従来技術になお残る、前記のような情報表示テープから剥離した剥離テープを、当該情報表示テープ貼付装置に連動する巻取りロールにより巻き取り、その際、剥離テープの巻取り進行に伴う、巻取り速度の調整装置の設置を要することなく、第2操作者が遊離剥離テープを適所へ排出すことにより、当該情報表示テープ貼付装置による貼付速度との調速装置を要することなく、ひいては、剥離テープ排出に多少のずれ発生に煩わされる恐れがなく、第2操作者が随時排出することにより、前記引用文献1〜3のような大型、複雑、重量増等を招くことがなく、コンパクト、軽量に構成され、しかも、操作の容易な長尺材への情報表示テープ貼付装置(特願2005−135364号)、並びに、情報表示テープロール用芯管の改良発明(特願2005−227186号)を提案した。本発明者はその後の研究により、前記両特許出願に係わる発明をさらに改良して、一層軽量、コンパクトで、操作し易い情報表示テープ貼付装置及び貼付方法並びに情報表示テープロール用芯管に係わる本発明を提案する。なお、本発明においては、エスカレータ、動く歩道等の手摺ベルトへの情報表示テープ貼付装置の使用技術の向上に伴い、当該手摺ベルトへの情報表示テープ貼付装置を、エスカレータ又は動く歩道端部周りの乗降床に起立する第3操作者(図25のP参照)が、当該情報表示テープ貼付装置の前後の把持部を把持し、当該手摺ベルトを低速で一周させる一方、この間に第3操作者の外側に起立する第4操作者(同P参照)が剥離した、剥離テープを適所へ排出することにより、情報表示テープを同該手摺ベルトの頂側部に貼付する手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法を併せて提案する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、前記のような課題を解決すため、垂直平行状左右側板1、81の前後部に、前後部の把持部6、7及びエスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材74、91にガイドされる、左右の垂直ガイドロール14、16:14Bを備える一対のガイドロールホルダ10、10と、その下部の同一平面上に、前後一対の平行状可撓性ロール21、21と、該可撓性前ロール21の上位に、該可撓性前ロール21と平行する第Iスペーサ17と、該第1スペーサ17の上位に上開き案内溝2、82を夫々設けると共に、前記上開き案内溝2、82に情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25を昇降及び回転可能で、当該情報表示テープロール44の前記第1スペーサ17への当接により、当該情報表示テープロール44から巻き戻す情報標示テープ45に、適度な巻き戻し抵抗を発生させるようにした長尺材への情報表示テープ貼付装置である。
【0011】
また、前記垂直平行状左右側板1の下部同一水平面上に設けた前後の可撓性ロール21、21間内側に、前記長尺材74、91よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ45と、該センタブラシ45と前記可撓性後ロール21との間に、水平状ブラシ足53を備え、当該長尺材74、91よりやや高い高さTの左右のサイドブラシ50、50を設けたものであり、また、前記センターブラシ50の垂直状ブラシ足53の下端部を、その上端部より適度に後退させると共に、前記左右サイドブラシ55の下位の水平状ブラシ足58を、その上位の水平状ブラシ足58より適度に後退させたものである。
【0012】
さらに、前記垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82を、前記可撓性前ロール21の軸心を含み、その直上方又はやや後傾上方に伸びる.平面に沿うように構成すると共に、前記第1スペーサ17と平行し、当該第1スペーサ17の前側下位で、前記可撓性前ロール21より上位に第2スペーサ18を、前記垂直平行状左右側板1、81に設けたものであり、また、前記前後のガイドロールホルダ10、10の左右両側端部に、前記垂直平行状左右側板1、81に対する当該前後ガイドホルダ10、10の上下方向節調節用縦穴11を、また、該前後ガイドロールホルダ10、10の左右両側部に、前記前後の垂直平行状ガイドロール14、16:14Bの間隔調節用横穴12を夫々設けたものものである。
【0013】
また、前記前後ガイドロール14、16:14Bの高さ、内径及び少なくとも上半部を夫々略同一形状に構成すると共に、該前後ガイドロール14、16:14Bの穴14H、16H:14BHに、前後のガイドロール軸14A、16Aを挿入して、前記前後ガイドロールホルダ10、10へ取付けたものであり、また、前記垂直状前ガイドロール14、14Bを、当該垂直状前ガイドロール14、14Bの.上半部より膨出す

【0014】
さらに、前記垂直平行状左右側板1、81前部の内側に前ハンドルを、若しくは該垂直平行状左右側板1、81前部の左右何れかの外側に、交互に装脱可能に前ハンドル6を、また、前記.垂直平行状左右側板1、81の後部内側に後ハンドル7を、夫々設けたものであり、また、前記垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82に昇降及び回転可能に装架する.ねじ付き回転軸25に、互いに係合する凹凸部34、35を備える一対の半割り筒状芯31、31.の端面33、33を対接させて、ねじ39、39締め構成した情報表示テープロール芯30を、テープ押えフランジ40及び位置合わせリング41を介して取り付けたものである。
【0015】
また、前記垂直平行状左右側板1、81の上縁部を中高弧状又は前高弧状3、83に、また、その下縁部を前記垂直状前後ガイドロール14、16のカバーを兼ねる前後凸部4、4にすると共に、当該前後凸部4、4間に、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを前記長尺材74、91に載置した状態において、当該長尺材74、91高さの50%以上を露出させる凹部5を構成したものである。
【0016】
さらに、垂直平行状左右側板1、81の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール14、16:14Bの間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ10を、該垂直平行状左右側板1、81下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール21を夫々設け、該垂直平行状左右側板1、1の前記可撓性前ロール21上位の上開き案内溝2、82に、裏面の接着剤層48に剥離テー49が貼付され、表面のエスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材74、91に係わる情報表示層47を内側に巻き付けた情報標示テープロール44との当接により、当該情報表示テープロール44から巻き戻される報

〜Zの前後部を、第1操作者Pが把持して停止する前記長尺材74、91の開放された一端部に配した後、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17との当接部から巻き戻した情報表示テープ45の端部45Aから、さらに、第2操作者Pが剥離テープ49を剥離し、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ端部45Aを、前記可撓性前ロール21の下部を介して停止する長尺材74、91の開放された一端部に第2操作者Pが貼付した後、前記第1操作者Pが当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを長尺材74、91に沿って、その開放された他端部まで押進めて、当該情報表示テープ45を停止する長尺材74、91に貼付する一方、この間に、前記第1操作者Pに追随する第2操作者Pが、遊離剥離テープ49Aを適所へ排出させる長尺材への情報表示テープ貼付方法である。
【0017】

記長尺材74、91よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ5と、該センタブラシ45と前記可撓性後ロール21との間に、水平状ブラシ足を備え、当該長尺材74、91よりやや高い高さTの左右のサイドブラシ50、50を設け、当該情報表示テープ貼付装置X、Yの進行による、前記可撓性前後ロール21、21とセンタブラシ45及び左右サイドブラシ50、50との協同により、前記情報標示テープ45を前記長尺材74、91の頂側部75、76に貼付する方法.である。
【0018】
また、前記垂直平行状左右側板1の、14Bの下部を、その上部より膨出する凹弧状又は裁頭円錐状15、15Bに構成した情報表示テープ貼付装置X〜Zの前後把持部6、7を、第1操作者Pが把持して停止する長尺材74、91の開放された一端部に配し、該情報表示テープ貼付装置X〜Zを、前記垂直状前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B周りの反時計方向に回動させて、その

4と第1スペーサ17の当接部から巻き戻した情報表示テープ端部45Aから、第2操作者Pが剥離テープ49をさらに剥離する一方、該剥離テープ49剥離後の情報表示テープ端部49Aを第2スペーサ18、可撓性前ロール21の前側及びその下部を介して、後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X〜Z下部と、長尺材74、91の開放された端部間に引き出し、この引き出した情報表示テープ45の端部45Aを第2操作者Pが、停止する長尺材74、91の開放された端部の頂側部75、76に貼付した後、後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X〜Zを、前記垂直状前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B周りの時計方向に反転、降下させて、停止する長尺材74、91の開放された端部と平行状にすると共に、可撓性前後ロール21、21及び垂直状センタブラシ50により当該情報表示テープ45の中央部を、また、垂直状左右サイドブラシ55により、当該情報表示テープ45の左右両側部を夫々

【0019】
また、エスカレータ、動く歩道の乗降床72に起立する第1操作者Pが、垂直平行状左右側板I、1前後の把持部6、7を把持した情報表示テープ貼付装置X、Yを、停止するエスカレータ70又は動く歩道の、左右何れかの手摺ベルト74の開放された一端部に平行状に配し、その可撓性前後ロール21、21を介して情報表示テープ45を押圧しながら、開放されたエスカレータ70の停止する階段73降りながら又は移動通路を後退しながら他端部まで押し進めて、開放された手摺ベルト74の頂側部75、76の他端部まで情報表示テープ45を貼付した後、前記エスカレータ70又は動く歩道を低速駆動して、停止する手摺ベルト74を、当該情報表示テープ貼付装置X、Y並びに第1、第2操作者P、Pと共に、前記情報表示テープ45の貼付長さ相当量移動させて停止させた後、第1、第2操作者P、Pによる前記と同様な情報表示テープ45の貼付を繰返して、.当該手摺ベルト74全長の頂側部75、76に情報表示テープ45を貼付し、然る後、当該エスカレータ70又は動く歩道の停止状態、又はそれらの後退工程において、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを一側手摺ベルト74周りから外して、他側手摺ベルト74の開放された一端部回りに配すると共に、この間に、当該情報表示テープ貼付装置X、Yの左右何れかの外側に取り付けた前ハンドル6があれば、該前ハンドル6を前記垂直平行状左右側板1、1の一側前部から他側前部へ移し替えた後、停止するエスカレータ70又は動く歩道の手摺ベルト74への情報表示テープ貼付装置X、Yによる

5を貼付するである。
【0020】
さらに、公園、名所、旧跡等の各種施設、展示物周りの手摺、案内柵、区画柵等の長尺材91の一端部、又は当該長尺材91から起立する掲示物98の隣接部、若しくは、情報表示テープ45の貼付を必要とする領域の、長尺材91の一端部周りに配した情報表示テープ貼付装置Zを、当該長尺材91の他端部、又は隣接する起立掲示物98、若しくは情報表示テープ45の貼付を必要とする領域の他端部まで第1操作者Pが押し進めると共に、前記遊離剥離テープ49Aを、第2操作者Pが当該情報標示テープロール44周りをその回転方向に沿う上方へ引出する一方、前記情報標示テープ45を当該領域の長尺材91の頂側部92、93に前記と同要領で貼付し、この間に第2操作者Pが遊離剥離テープ49Aを適所へ排出し、然る後、

情報表示テープ45の貼付必要領域の長尺材91端部へ移し替え、当該情報表示テープ貼付装置Zによる前記と同様な操作の繰返しにより、当該長尺材91の全長若しくは全貼付必要領域の頂側部92、93に、情報表示テープ45を貼付する方法である。
【0021】
また、情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45の前後可撓性ロール21、21による長尺材74、91への貼付に当り、当該情報表示テープ45裏面の接着剤47から剥離した遊離薄利テープ49Aを、情報表示テープロール44周りをその回転方向に1周させた後、当該情報表示テープロール44回りの情報表示テープ45の情報表示層47外側と、第1スペーサ17との間に挿入してその前側に引き出し、この引き出した遊離剥離テープ49Aを介して当該情報表示テープ45を手摺ベルト74に押圧して、貼付する方法である。
【0022】
また、垂直平行状左右側板1、81の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール14、16:14Bの間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ10を、該垂直平行状左右側板1、81下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール21、21を夫々設け、該前後可撓性ロール21、21間の垂直平行状左右側板1内側に、前記エスカレータ70の又は動く歩道の手摺ベルト74よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ45と、該センタブラシ45と前記可撓性後ロール21間に、水平状ブラシ足53を備え、当該手摺ベルト74よりやや高い高さTの左右のサイドブラシ50、50を設け、かつ、垂直平行状左右側板1、81の前記可撓性前ロール21上位の上開き案内溝2、82に、裏面の接着剤層48に剥離テープ49が貼付され、表面の当該手摺ベルト74に係わる情報表示層47を内側に巻付けた情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25を回転及び昇降可能で、第1スペーサ17との当接により、情報表示テープロール44から巻き戻す情報表示テープ45に適度な巻き戻し抵抗を賦与するように装架した情報表示テープ貼付装置X、Y前後の把持部6、7を、当該手摺ベルト74一端部周りの乗降床72に起立する第3操作者Pが把持して、停止する開放された手摺ベルト74の一端部に配した後、前記第3操作P者と、当該エスカレータ70の開放された一端部の対向位置に起立する第4操作者Pが、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部から巻き戻される、情報表示テープ45の端部45Aから剥離テープ49を剥離して適所へ排出し、該剥離テープ49剥離後の情報表示テープ端部45Aを、停止する手摺ベルト74の端部に貼付した後、第4操作者Pが、前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチ(S)、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、手摺ベルト74を一周させて、情報表示テープ45を手摺ベルト47の頂側部75、76に貼付し、この間に、第4操作者P.が遊離剥離テープ49Aを適所へ排出する手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法である。
【0023】
また、前項の手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法において、手摺ベルト4の開放された一端部の乗降床72に起立する第3操作者Pが、情報表示テープ貼付装置X、Yの前後の把持部6、7を把持して、垂直平行状左右側板1、1前部の左右に平行状に設けた、前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15Bに回りの反時計方向に回動させて後部を上昇させた後、前記第3操作P者とエスカレータ70の開放された一端部の対向位置に起立する第4操作者Pが、該情報表示テープ貼付装置X、Y上の情報表示テープロ−ル45から巻き戻した情報表示テープ端部45Aから、さらに剥離した剥離テープ49を適所へ排出する一方、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを停止する手摺ベルト74の端部に貼付45Bした後、第3操作者Pが後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X、Yを反転降下させて、手摺ベルト74と平行状にした後、第3、第4操作者Pが、手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして手摺ベルト74を一周させて、情報表示テープ45を手摺ベル47の頂側部75、76に貼付し、この間に、第4操作者P.が遊離剥離テープ49Aを適所へ排出し、然る後、第4操作Pが、前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74に連動するエスカレータ70又は動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオフして、手摺ベルト74を停止させる方法である。
【発明の効果】
【0024】
(1)請求項1の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の前後部に、前後に把持部6、7を構成したことにより、情報表示テープ貼付装置X〜Zを第1操作者が安定的に把持し、垂直平行状左右側板1、81の前後部に長尺材74、91にガイドされる、左右の垂直ガイドロール14、16:14Bを備える一対のガイドロールホルダ10、10設けたことと、垂直平行状左右側板1、81前後下部の同一平面上に設けた前後一対の平行状可撓性ロール21、21との協同により、当該情報標示テープ貼付装置X〜Zを長尺材74、91に沿って均一に押圧しながらスムーズに押し進め、情報標示テープ45の長尺材74、91への均一な押圧、貼付を容易にする。
【0025】
(2)可撓性前ロール21の上位に、当該可撓性前ロール21と平行する第1スペーサ17を設けると共に、第1スペーサ17上位の上開き案内溝2、82にねじ付き回転軸25を介して、回転及び昇降可能に装架される情報表示テープロール44が第1スペーサ17に直接当接して、情報表示テープロール44(殊に、そのねじ付き回転軸25)の全重量が、常時第一スペーサ17に掛かって、当該情報表示テープロール44から巻き戻されるり情報表示テープ45の巻き戻し抵抗となり、したがって、ねじ付き回転軸25部の重量を適度に確保することにより、当該情報表示テープロール44から巻き戻す情報表示テープの必要な巻き戻し抵抗の確保を容易にする。
【0026】
(3)垂直平行状左右側板1、81の前後部に、エスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材74、91にガイドされる、左右の垂直ガイドロール14、16:14Bを備える一対のガイドロールホルダ10、10を設けたことにより、当該垂直ガイドロール14、16:14B又は当該垂直ガイドロール14、16:14Bを備える一対のガイドロールホルダ10、10の、垂直平行状左右側板1、81に対する適度な調節により、同一の情報表示テープ貼付装置X〜Zにより、異なる形状、サイズの長尺材74、91への情報表示テープ45の貼付を可能にする。
【0027】
(4)請求項2の発明によれば、垂直平行状左右側板1の下部同一水平面上に設けた前後の可撓性ロール21、21間の内側に、当該長尺材74、91よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ45と、該センタブラシ45と可撓性後ロール21との間に、水平状ブラシ足53を備え、当該長尺材74、91よりやや高い高さTの左右サイドブラシ50、50を設けたことにより、情報標示テープ貼付装置X〜Zと長尺材74、91間に多少のずれがあっても、情報表示テープ45を略均等で、らなく貼付できる。
【0028】
(5)請求項3の発明によれば、センターブラシ50の垂直状ブラシ足53の下端部を、その上端部より適度に後退させると共に、前記左右サイドブラシ55の下位の水平状ブラシ足58を、その上位の水平状ブラシ足58より適度に後退させたことにより、当該センタブラシ50と左右のサイドブラシ55との協同により、情報表示テープ45を当該長尺材74、91の頂側部75、76に一層スムーズに貼付する。
【0029】
(6)請求項4の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82を、前記可撓性前ロール21の軸心を含み、その直上方又はやや後傾上方に伸びる.平面に沿うように構成したことにより、上開き案内溝2、82に装架する情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25の、上開き案内溝2、82に沿うスムーズな昇降及び回転、ひいては、情報表示テープロール44まわりと、第1スペーサ17との常時均一で、良好な当接状態維持に基づく、情報表示テープ45の良好な巻き戻し抵抗発生状態を確保する。また、第1スペーサ17の前側下位で、前記可撓性前ロール21より上位に第2スペーサ18を、垂直平行状左右側板1、81に設けたことにより、前記上開き案内溝2、82に目地付き回転軸25を介して装架される情報表示テープロール44の巻き付け長さ、巻き付け幅等に多少の相違があっても、情報表示テープ45の同様な貼付要領での貼付を可能にする。
【0030】
(7)請求項5の発明によれば、前後のガイドロールホルダ10、10の左右両側端部に、垂直平行状左右側板1、81に対する前後ガイドホルダ10、10の上下方向への調節用縦穴11を、また、前後ガイドロールホルダ10、10の左右両側部に、前後の垂直平行状ガイドロール14、16:14Bの間隔調節用横穴12を夫々設けたことにより、当該情報表示テープ貼付装置X〜Z、殊に、第I、第2スペーサ17、18、可撓性前後ロール21、21、センタブラシ50、サイドブラシ55付き垂直平行状左右側板1、81部を殆ど変えることなく、多少の形状、寸法の異なる長尺材74、91への情報表示テープ45の貼付を容易にする。因みに、左右サイドブラシ55の水平状ブラシ足58を、その上位水平状ブラシ足58より下位の水平状ブラシ足58が後退するように設ければ、当該左右サイドブラシ55の水平状ブラシ足58により、長尺材74、91の頂面75、92側からその下面乃至折り返し部77側に向って順次押圧されることになり、その結果、当該長尺材74、91の頂面75、92と情報表示テープ45の頂部75間に空気溜まりが発生しようとしても、図26に略示する変形例における空気溜まりKと同様に、順次外側へ誘導、排出して、情報表示テープ45を一層良好に貼付する。
【0031】
(8)請求項6の発明によれば、前後のガイドロール14、16:14Bの高さ、内径及び少なくともその上半部を夫々同一形状にすると共に、該前後のガイドロール14、16:14Bを、それらの穴14H、16H:14BHに、上部に前後ガイドロールホルダ10への取り付け部を備える前後ガイドロール軸14A、16Aを挿入して、前後ガイドロールホルダ10へ取付け可能にしたことにより、所要機能を確保しつつ、前後のガイドロール14、16:14B及びそのガイドロール軸14A、16Aを同一構造に構成すること、即ち、部品の共通化に基づくコストメリットを期待できる。
【0032】
(9)請求項7の発明によれば、垂直状前ガイドロール14、14Bを、該垂直状前ガイドロール14、14Bの.上半部より膨出する凹弧状15又は裁頭円錐状15Bに構成したことにより、情報表示テープ貼付装置X〜Zの長尺材74、91周りへの配設直後における、情報表示テープロール44から引き出した情報表示テープ45の端部45Aの、長尺材74、91の端部への貼付に先立ち、情報表示テープ貼付装置X〜Zを、垂直状前ガイドロール14、14B下半部の凹弧状15又は裁頭円錐状15B膨出部周りの時計又は反時計方向に回動させてその後部を上昇させて、情報表示テープ45の端部45Aを、長尺材74、91の端部への貼付操作を容易にし、また、垂直状前ガイドロール14、14B下半部の凹弧状15又は裁頭円錐状15B膨出部周りの反転により、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zによる情報表示テープ45の通常の貼付態勢に直ちに復帰できる外、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zの当該長尺材74、91周りからの不用意な脱落が阻止される。
【0033】
(10)請求項8の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81前部の内側に前ハンドルを、若しくは該垂直平行状左右側板1、81前部の左右何れかの外側に、交互に装脱可能に前ハンドル6を、また、.垂直平行状左右側板1、81の後部内側に後ハンドル7を、夫々設けたから、情報表示テープ貼付装置X〜Zの前後部を、第1操作者が同時に把持することにより、情報標示テープ貼付装置X〜Zを安定的に把持し、前記垂直平行状左右側板1、81下部の同一平面上に設けた可撓性ロール31、31との協同により、情報標示テープ45の長尺材74、91への均等な押圧、貼付を容易にする。また、垂直平行状左右側板1、81前部外側の左右何れか側に前ハンドル6を交互に取り付け可能に構成すすれば、所謂左効き、右効き、何れの操作者の把持、操作にも好適な位置に前ハンドル6を取付けることができる外、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを、例えば、エスカレータ70の一側手摺ベルト74(手摺91についても同様)周りから他側手摺ベルト(手摺91も同様)周りへ配設変えをする際、前ハンドル6の取り付け位置を垂直平行状左右側板1、81前部の左右何れかに移し変えることにより、何れの場合もほぼ同様要領での操作を可能にする。また、垂直平行状左右側板1、81前部の前ハンドル6の取り付け孔を、前記上開き案内溝2、82に装架するねじ付き回転軸25上の情報表示テープロール44回りに当接しない(離間する)ように、垂直平行状左右側板1、81前部の左右方向に伸びる同一直線上に配設すれば、当該垂直平行状左右側板1、81前部の前ハンドル6取り付け孔に、前記後ハンドル7と略同形、同長のハンドル(図示省略)を、その前ハンドルとして装着することができる。なお、この垂直平行状左右側板1、81前部の前ハンドル6の取り付け孔間に、前ハンドルを取り付けない、例えば、実施態様X、Yと同構造にしたものにあっては、不使用時の前ハンドル6を、当該垂直平行状左右側板1、81前部の左右何れかの外側から取り外して、垂直平行状左右側板1、81前部の内側に収納することができる。
【0034】
(11)請求項9の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82に昇降及び回転可能に装架する.ねじ付き回転軸25に、互いに係合する凹凸部34、35を備える一対の半割り筒状芯31、31.の端面33、33を対接させて、ねじ39、39締めした情報表示テープロール芯30を、テープ押えフランジ40及び位置合わせリング41を介して取り付けることにより、当該情報表示テープロール芯30を左右対象の半割り芯31、31、即ち、塑像用中子の抜き代確保を、実質的に必要としない中子(内型)塑像を可能にし、ひいては、従来例のような確保した抜き代の排除加工を要さず、しかも、組み付け後の情報表示テープロール芯30に残るアンバランス発生が相応に抑制され、その組み付け性を一層容易にする。
【0035】
(12)請求項10の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の上縁を中高弧状3又は前高弧状83に構成したことにより、上開き案内溝2、82の必要な高さを確保しつつ、その大きさを比較的小さく構成でき、また、その下縁部を前記垂直状前後ガイドロール14、16のカバーを兼ねる前後凸部4、4にすると共に、該前後凸部4、4間に、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを長尺材74、91に載置(配設)した状態において、当該長尺材74、91高さの50%以上を露出させる凹部5を構成することにより、下縁前後凸部4、4による垂直状前後ガイドロール14、16のカバー機能を確保しつつ、前後凸部4、4間の凹部5により、当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを長尺材74、91周りに配して情報表示テープ45を貼付する際、当該長尺材74、91の側部76、92、折り返し部77への、情報表示テープ45側縁部の貼付状態を、当該垂直平行状左右側板1、81を透明にするか否かに係わらず、第1、第2操作者P、Pが常時、直接視認して、仮に、異常が発見された場合には、第1操作者Pが情報表示テープ貼付装置X〜Zの押し進めを停止し、第2操作者Pが当該凹部5を介して必要な手直しをした後、直ち、第一操作者Pが情報表示テープ貼付装置X〜Zを押し進めて、情報表示テープ45の通常の貼付を継続する。
また、垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82に、情報表示テープロール44の目地付き回転軸25をそのまま装脱をでき、しかも、同上開き案内溝2、82に昇降及び回転可能に装架する.ねじ付き回転軸25に、互いに係合する凹凸部34、35を備える対称形の半割り状筒状芯31、31の端面33、33を、ねじ39、39締めした情報表示テープロール芯30の、ねじ付き回転軸25への取り部を同一構造に構成し、その外径を異なる寸法に構成することにより、同一規格のねじ付き回転軸25に、異なる寸法の情報表示テープロール芯30を装着でき、ひいては、部品共通化に基づくコストメリットを期待できる。
【0036】
(13)請求項11の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール14、16:14Bの間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ10を、該垂直平行状左右側板1、81下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール21を夫々設け、該垂直平行状左右側板1、1の前記可撓性前ロール21上位の上開き案内溝2、82に、裏面の接着剤層48に剥離テー49が貼付され、表面のエスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材74、91周りに係わる情報表示層47を内側に巻き付けた情報標示テープロール44との当接により、当該情報表示テープロール44から巻き戻される情報表示テープ45に適度な巻き戻し抵抗を発生させると共に、回転及び昇降可能に装架した情報表示テープ貼付装置X〜Zの前後部を、第1操作者Pが把持して停止する長尺材74、91の開放された一端部に配した後、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17との当接部から巻き戻して引き出したた情報表示テープ45の端部45Aから、さらに、第2操作者Pが剥離テープ49を剥離し、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ端部45Aを、前記可撓性前ロール21の下部を介して停止する長尺材74、91の開放された一端部に貼付した後、第1操作者Pが当該情報表示テープ貼付装置X〜Zを長尺材74、91に沿って、その開放された他端部まで押進めて、当該情報表示テープ45を停止する長尺材74、91に貼付する一方、この間に、前記第1操作者Pに追随する第2操作者Pが、遊離剥離テープ49Aを適所へ排出する。
【0037】
(14)請求項12の発明によれば、垂直平行状左右側板1の下部同一水平面上に設けた前後可撓性ロール21、21間の内側に、前記長尺材74、91よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ45と、該センタブラシ45と前記可撓性後ロール21との間に、水平状ブラシ足53を備え、当該長尺材74、91よりやや高い高さTの左右のサイドブラシ50、50を設け、当該情報表示テープ貼付装置X、Yの進行による、前記可撓性前後ロール21とセンタブラシ45及び左右サイドブラシ50、50との協同により、前記第1操作者Pによる当該情報表示テープ貼付装置X〜Zの、当該頂尺材74、91に沿う押し進めにより、当該情報標示テープ45を当該長尺材74、91の頂側部75、76に貼付する。
【0038】
(15)請求項13の発明によれば、垂直状前ガイドロール14、14Bの下部を、その上部より膨出する凹弧状又は裁頭円錐状15、15Bに構成した情報表示テープ貼付装置X〜Zの前後部の把持部6、7を、第1操作者Pが把持して停止する長尺材74、91の開放された一端部に配し、該情報表示テープ貼付装置X〜Zを、前記垂直状前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B周りの反時計方向に回動させて、その後部を停止する長尺材74、91の開放された一端部後面より上昇させた後、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部間から巻き戻し手引き出した情報表示テープ45の端部45Aから、第2操作者Pが剥離テープ49をさらに剥離する一方、該剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを第2スペーサ18、可撓性前ロール21の前側とその下部を介して、後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X〜Zの下部と、前記長尺材74、91の開放された端部間に引き出し、この引き出した情報表示テープ端部45Aを、停止する長尺材74、91の開放された端部の頂側部75、76に貼付した後、第一操作者Pが後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X〜Zを、前記垂直状前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B周りの時計方向に反転、降下させて、停止する長尺材74、91の開放された端部と平行状にした後、第1操作者Pが停止する階段73を降りながら手摺ベルト74の開放された他端部まで推し進めることにより、可撓性前後ロール21、21及び垂直状センタブラシ50により当該情報表示テープ45の中央部を、また、垂直状左右サイドブラシ55により、当該情報表示テープ45の左右両側部を夫々長尺材74、91の頂側部75、92:76、93に押圧して、貼付する。
【0039】
(16)請求項14の発明によれば、エスカレータ、動く歩道の乗降床72に起立する第1操作者Pが、垂直平行状左右側板1、1前後の把持部6、7を把持した情報表示テープ貼付装置X、Yを、停止するエスカレータ70又は動く歩道の、左右何れかの手摺ベルト74の開放された一端部に平行状に配し、その可撓性前後ロール21、21を介して、当該情報表示テープ貼付装置X、Y上の情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45を押圧しながら、エスカレータ70の停止する開放された階段73の他端部まで降りながら、又は動く歩道を後退しながら押し進めて、開放された手摺ベルト74の頂側部75、76の他端部まで貼付した後、前記エスカレータ70又は動く歩道を駆動して、停止する手摺ベルト74を、当該情報表示テープ貼付装置X、Y並びに第1、第2操作者P、Pと共に、前記情報表示テープ45の貼付長さ相当量移動させて後停止させ、然る後、第1、第2操作者P、Pによる前記と同様な情報表示テープ45の、停止する手摺ベルト74への貼付を繰返して、.当該手摺ベルト74全長の頂側部75、76に情報表示テープ45を貼付し、次いで、当該エスカレータ70又は動く歩道の停止状態、又はそれらの後退工程において、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを一側手摺ベルト74周りから外して、他側手摺ベルト74の開放された一端部回りに配すると共に、この間に、当該情報表示テープ貼付装置X、Yの左右何れかの前部外側に取り付けた前ハンドル6があれば、該前ハンドル6を前記垂直平行状左右側板1、1の一側前部から他側前部へ移し替えた後、停止するエスカレータ70又は動く歩道の手摺ベルト74への情報表示テープ貼付装置X、Yによる前記と同様な情報表示テープ45の貼付操作を繰り返して、他側手摺ベルト74全長の頂側部75、76に情報表示テープ45を貼付する。
【0040】
(17)請求項15の発明によれば、公園、名所、旧跡等の施設、各種展示物等周りの手摺、案内柵、区画柵等の長尺材91の一端部、又は当該長尺材91から起立する掲示物98の隣接部、若しくは、情報表示テープ45の貼付を必要とする領域の、長尺材91の一端部周りに配した情報表示テープ貼付装置Zを、当該長尺材91の他端部、又は隣接する起立掲示物98、若しくは情報表示テープ45の貼付を必要とする領域の他端部まで第1操作者Pが押し進めると共に、前記遊離剥離テープ49Aを、第2操作者Pが当該情報標示テープロール44周りをその回転方向に沿う上方へ引出する一方、前記情報標示テープ45を当該領域の長尺材91の頂側部92、93に前記と同要領で貼付し、この間に第2操作者Pが遊離剥離テープ49Aを適所へ排出し、然る後、当該情報表示テープ貼付装置Zを隣接する長尺材91、又は隣接する起立掲示物98間の長尺材91、若しくは情報表示テープ45の貼付必要領域の長尺材91端部へ移し替え、当該情報表示テープ貼付装置Zによる前記と同様な操作の繰返しにより、当該長尺材91の全長若しくは全貼付必要領域の頂側部92、93に、情報表示テープ45を貼付する。
【0041】
(18)請求項16の発明によれば、情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45の、前後可撓性ロール21、21による長尺材74、91への貼付に当り、当該情報表示テープ45裏面の接着剤47から剥離した遊離薄利テープ49Aを、情報表示テープロール44周りを、その回転方向に1周させた後、当該情報表示テープロール44回りの情報表示テープ45の情報表示層47外側と、第1スペーサ17との間に挿入してその前側に引き出し、この引き出した遊離剥離テープ49Aを、情報表示テープ45の情報表示層47の上側に配して、その上側から可撓性前後ロール21、21で押圧することにより、即ち、遊離剥離手プ49Aで情報表示テープ45、殊に、その情報表示層47を保護しながら、可撓性前後ロール21、21により情報表示テープ45を手ベルト74に貼付する。
【0042】
(22)請求項17の発明によれば、垂直平行状左右側板1、81の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール14、16:14Bの間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ10を、該垂直平行状左右側板1、81下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール21、21を夫々設け、該前後可撓性ロール21、21間の垂直平行状左右側板1内側に、前記エスカレータ70又は動く歩道の手摺ベルト74よりやや広幅で、垂直状ブラシ足48を備えるセンタブラシ45と、該センタブラシ45と前記可撓性後ロール21間に、水平状ブラシ足53を備え、当該手摺ベルト74よりやや高い高さTの左右のサイドブラシ50、50を設け、かつ、垂直平行状左右側板1、81の前記可撓性前ロール21上位の上開き案内溝2、82に、裏面の接着剤層48に剥離テープ49が貼付され、表面の当該手摺ベルト74周りに係わる情報表示層47を内側に巻付けた情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25を回転及び昇降可能で、第1スペーサ17との当接により、情報表示テープロール44から巻き戻す情報表示テープ45に適度な巻き戻し抵抗を賦与するように装架した情報表示テープ貼付装置X、Y前後の把持部6、7を、当該手摺ベルト74の開放された一端部周りの乗降床72に起立する第3操作者Pが把持して、停止する開放された当該手摺ベルト74の一端部周りに平行状に配した後、前記第3操作者Pとエスカレータ70の開放された一端部の対向位置に起立する第4操作者Pが、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部から巻き戻した、情報表示テープ45の端部45Aから剥離テープ49を剥離して適所へ排出し、該剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを、停止する手摺ベルト74の端部に貼付した後、第4操作者Pが手摺ベルト74の低速駆動切換え可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト74を一周させ、当該情報表示テープ45を手摺ベルト47の頂側部75、76、77に貼付し、この間に、第4操作者P.が遊離剥離テープ49Aを適所へ排出して、情報表示テープ45をエスカレータ70又は動く歩道の手摺ベルトの頂側部75、76に半自動的に貼付する。
【0043】
(20)請求項18の発明によれば、手摺ベルト74の開放された一端部周りの、乗降床72に起立する第3操作者Pが、前記情報表示テープ貼付装置X、Yの前後の把持部6、7を把持して、その垂直平行状左右側板1、1前部の左右に平行状に設けた、前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B回りの反時計方向に回動させて、その後部を上昇させた後、第3操作者Pとエスカレータ70の開放された端部の対向位置に起立する第4操作者Pが、当該情報表示テープ貼付装置X、Y上の情報表示テープロール45から巻き戻した情報表示テープ45の端部49Aから、さらに剥離した剥離テープ49を適所へ排出する一方、この剥離テープ49剥離後の情報表示テープ端部45Aを停止する手摺ベルト74の端部に貼付45Bした後、第3操作者Pが後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X、Yを、前記前ガイドロール14、14B下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B回りの時計方向に回動させて、その後部を降下させて停止する手摺ベルト74と平行状にした後、第4操作者Pが前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト74を一周させて、当該情報表示テープ45を手摺ベル47の頂側部75、76に貼付し、この間に、第4操作者P.が遊離剥離テープ49Aを適所へ排出し、然る後、第4操作者Pが、前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74に連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオフして、当該手摺ベルト74を停止させ、情報標示テープ74を手摺ベルト7の頂側部75.76に半自動的に貼付する。
【0044】
(22)なお、前記垂直平行状左右側板1、81の上縁を中高弧状3又は前高弧状83に、また、その下縁部を前記垂直状前後ガイドロール14、16のカバーを兼ねる前後凸部4、4にすると共に、該前後凸部4、4間に、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを前記長尺材74、91に載置した状態において、手摺ベルト74の高さの50%以上を露出させる凹部5を構成することにより、垂直平行状左右側板1、81の側方から、第3操作Pと第4操作Pが、垂直平行状左右側板1、81下部の凹部4から情報表示テープ側縁部の手摺ベルト側部76、降り返し部77への貼付状態を視認し、仮に、貼付不良が発見されれば、第4操作者Pが当該手摺ベルトの低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオフしてその進行を止め、当該凹部5を介して情報表示テープ45の貼付不良の手直しをした後、第4操作者Pが当該手摺ベルトの低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして当該手摺ベルトを進行させ、当該情報表示テープ貼付装置X、Yによる情報表示テープ45の貼付を継続する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
以下、この発明に係るエスカレータ、移動通路の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の、長尺材への情報表示テープ貼付装置及び貼付方法の第1実施態様Xと、その一部の変形例を、図1〜28を参照して、その第2実施態様Y及びその変形例を、図29〜30を参照して、さらに、そのリハビリステーション施設の歩行者誘導装置90へ適用する第3実施態様Z(ただし、図31では、長尺材への情報表示テープ貼付装置Z自体は、その輪郭のみを破線で略示した)を、夫々参照して説明する。なお、第1〜3実施態様X〜Zに共通する部分には同一名称、同一符号を用い、また、第2、3実施態様Y、Zについての説明においては、第1実施態様Xと共通する部分に付いての詳細な構造の図示及び説明を省略する。
【第1実施態様】
【0046】
図1〜28はこの発明に係る、長尺材としてのエスカレータ70、動く歩道等の手摺ベルト74に、当該エスカレータ70、動く歩道に係わる各種情報を、その手摺ベルト(長尺材)74の情報表示層47に表示する、長尺材への情報表示テープ緒付装置の第1実施態様Xを略示するもので、図1はエスカレータ70の手摺ベルト74への情報表示テープ貼付装置Xの模式側面説明図、図2はその一部を切除して略示する模式正面説明図、図3はその情報表示テープロール44の一部を切除して略示する模式縦断説明図、図4のAはそのセンタブラシ50及びサイドブラシ55の模式正面説明図で、図4のBではその要部の模式側面説明図を同時に略示した。図5はそのガイドロールホルダ10の模式平面説明図、図6はそのねじ付き回転軸25の一部(上半部)を切除して略示する模式平面説明図、図7はその模式正面説明図及び模式側面説明図、図8はそのテープ押えリング40の模式側面説明図及び模式正面説明図、図9はその位置合わせリング41の模式側面説明図及び模式正面説明図、図10は情報表示テープロール芯30の半割り芯31の模式平面説明図、図11はその模式側面説明図、図12はその半割り芯31の、起立状態の模式側面説明図で、図10のA−A線及びB−B線に沿う断面図を併せて略示した。図13は情報表示テープロール芯30の模式側面説明図、図14は第1ペーサ17(第2スペーサ18と同一構造)の模式側面説明図、図15は可撓性ロール21の軸の模式縦断説明図、図16は可撓性ロール21のスポンジ部22の模式縦断説明図、図17はセンタブラシホルダ50の模式側面説明図及び模式正面説明図、図18はその模式平面説明図、図19はサイドブラシホルダブラケット60の模式側面説明図及び模式正面説明図、図20は垂直状前後ガイドロールの模式平面図及び模式式正面図、図21はガイドロール軸14Aの模式正面説明図及び模式側面説明図、図22及び図23は情報表示テープ45の拡大模式平面説明図及びその拡大模式縦断説明図、図24は長尺頂材74の端部に配した情報表示テープ貼付装置Xを、その前ガイドロール14下部の凹弧状膨出部15回りの反時計方向に回動させて、その後部を上昇させ、情報表示テープロール44から巻き戻して引き出した情報表示テープ45の端部45Aを、手摺ベルト74の開放された端部に貼付する要領を略示する模式側面説明図、図25はエスカレータ70の開放された一(左)側手摺ベルト74の一端部への、情報表示テープ貼付装置Xの配設要領の模式平面説明図で、同図25では停止するエスカレータ70の手摺ベルト74の一端部に配設した情報表示テープ貼付装置Xの、左右の手摺ベルト74、74間の昇降床72上に第I操作者Pが、その上部階段73上に第2操作者Pが夫々起立する状態を略示する外、これに併せて、停止するエスカレータ70の開放された一(上)端部の、左右手摺ベルト74、74間の昇降床72上に第3操作者P(2重破線丸で表示)が起立し(この第3操作者Pの起立位置:2重破線丸は、実際には同図25の第2操作者Pの起立位置:破線丸位置:となるが、ここでは説明の便宜上、両者を区別して表示した)、第4操作者Pが左側手摺ベルト74外側の2重破線丸位置(第3操作者Pの外側位置に起立する態様:第I7、18請求項参照)を、同時に略示した。図26はセンタブラシ50の変形例(平面視、山形センタブラシ50D)の模式平面説明図、図27は垂直状前ガイドロール14の変形例14Bの模式平面説明図及び模式側面説明図、図28は情報表示テープ45の接着剤層48から剥離した遊離剥離テープ49Aを、当該情報表示テープロール44回りを、その回転方向Eト同方向に一周させた後、当該情報表示テープ45の情報表示層47上に配して保護視ながら貼付する要領の模式側面説明図である。
【0047】
図1〜25において、1、1は中高凸弧状頂部3を備える垂直平行状左右側板、2は上開き案内溝で、上開き案内溝2の頂部は垂直平行状左右側板1、1の中高凸弧状頂部3に達し、適度に後傾し、当該垂直平行状左右側板1、1の水平状下部に対する起立角θ=60°とした。4は左右側板1、1下部前後の凸部で、前後凸部4、4は後述の垂直状前後ガイドロール14、16のカバーを兼ねる。5は前後凸部4、4間の凹部で、前後のガイドロール14、16によりガイドされる手摺ベルト74の頂部75に載置した状態において、少なくともその下半部が当該凹部5、5外側(当該垂直平行状左右側板1、1の左右方向)から、視認可能に露出させる。6、7は前後のハンドルで、前ハンドル6は垂直平行状側板1、1前部の左右何れかの前側に、着脱可能にねじ8付けされ、後ハンドル7は垂直平行状左右側板1、1の後部内側にねじ9により固定される。なお、この前ハンドル6は、図示しないが垂直平行状左右側板1、1の前部内側適所に、前記上開き案内溝2に、後述のねじ付き回転軸25により、回転及び昇降可能に装架される、情報表示テープロール44の機能を妨げないように、前記後ハンドル7と同様に、取り付けるように構成することができる。ここでは、このように、垂直平行状左右側板1、1の前部外側の、左右何れか交互に装脱可能に設けた前ハンドル6と、当該垂直平行状左右側板1、1の前部内側に設けた前ハンドル(図示省略)を含めて前把持部6と略称することがある。10は前後の垂直状ガイドロール14、16のガイドロールホルダで、前後ガイドロールホルダ10、10は、垂直平行状左右側板1、1の前後にその高さを、縦穴11を介して調節可能に取り付ける。12は水平状横穴で、前後の垂直状ガイドロール14、16をねじ14D、16Dにより、その左右方向(図12参照)の間隔を調整可能に設け、異なる寸法の手摺ベルト74への配設を可能にする。11はガイドホルダ10の左右両端部の縦穴で、縦穴11に沿ってガイドロールホルダ10の位置(高さ)を調整し、対象とするエスカレータ70の手摺ベルト74に対する所定高さを維持して進行する、前後の垂直状ガイドロール14、16により、当該情報表示テープ貼付装置Xの高さが調整される。12はガイドロールホルダ10の左右両側部の水平状横穴で、水平状横穴12に沿って前後の垂直状ガイドロール14、16を左右に移動させ、異なる幅の手摺ベルト74への装脱を可能にする。15は垂直状前ガイドロール14下部の凹弧状膨出部で、垂直状前ガイドロール14下部の該凹弧状膨出部15の膨出することにより、情報表示テープ貼付装置Xの前部が、手摺ベルト74側縁下部、殊に、その折返部77の下部に当接し、その不用意な上昇、即ち、手摺ベルト74周りからの当該情報表示テープ貼付装置Xの離脱を阻止する。
なお、情報表示テープ貼付装置Xの垂直平行状左右側板1、1は、所要の強度、剛性を備える左右対称形の薄鋼板により構成する外、例えば、透明な硬質アクリル樹脂板により構成することもでき、この場合には透明な硬質アクリル樹脂製の、垂直平行状左右側板1、1を介して、当該情報表示テープ貼付装置Xの操作状態を、透視できる。何れの垂直平行状左右側板1、1も、エスカレータ、動く歩道等の手摺ベルト74を、通過させるに足る間隔を確保し、また、ガイドロールホルダ10の横穴12部内を、前後のガイドロール14、16を左右に移動、調節して、異なる寸法の手摺ベルト74に沿うようにガイドされ、情報表示テープ45の貼付を可能にする。
【0048】
17、18は第1、第2スペーサで、第1、第2スペーサ17、18の軸心(ねじ19、20と同心)と、可撓性前ロール21の軸(取付ねじ23と同心)と、頂部が開口し、第1スペーサ17の軸心と傾斜する上開き案内溝2は略同一傾斜平面状上に位置するように配設される。この傾斜する上開き案内溝2の起立角θ=60°(一例)に構成すれば、通常のエスカレータ70の傾斜角30°との関連において、この情報表示テープ貼付装置Xを把持した第1操作者Pが、停止するエスカレータ70の階段73(図25)を降りながら、その手摺ベルト74に情報表示テープ45を貼付する際、情報表示テープ貼付装置Xを把持する第1操作者Pによる押圧方向が、通常のエスカレータ70の階段73の傾斜角30°に対応して略直角状をなし、その結果、可撓性前ロール21を介する情報表示テープ45の、停止する手摺ベルト74の頂部75への押圧力賦与効率的が向上する。なお、第2スペーサ18は第1スペーサ17と平行し、それよりやや前側下位で、可撓性前後ロール21よりやや上位に配設される。22は可撓性前後ロール21のスポンジ部、23は可撓性前後ロール21を垂直平行状左右側板1、1下部の同一平面上に回転可能に取り付けるねじである。
【0049】
26はねじ付き回転軸25のねじ部、27、28はねじ付き回転軸25の小径軸部、フランジ、29は調整錘で、調整錘29はねじ付き回転軸25の中央軸部(図6の符号25の引出し線引出し部)に配設され、そのねじ穴29Aに図示しないねじを挿入してねじ付き回転軸25に取付け、ねじ付き回転軸25の重量を補足、調整する。ねじ付き回転軸25のねじ部26に、テープ押えフランジ40(図9)、位置合せリング41(図8)を介して、情報表示テープロール芯30(図10〜13参照)を取り付け、同情報表示テープロール芯30周りに情報表示テープ45を巻き付けることにより、情報表示テープロール44が構成され、情報表示テープロール44周りと、第1スペーサ17との当接に基づく、情報表示テープロール44からの情報表示テープ45の巻き戻し抵抗ってを適度に調整し、当該情報表示テープロール44の不用意な空回り発生を阻止する。
因みに、ねじ付き回転軸25の重量(自重)を充分確保できれば、調整錘29を省略できる。また、図示しないが、ねじ付き回転軸25の両端部を適度な弾力の引張りばね又はこれに代わる適度な押圧手段の設置等による、第1スペーサ17側へ圧接する構成の選択により、前記調整錘29を設けることなく、しかも、ネジ付き回転軸25の重量増を招くことなく、情報表示テープロール44からの情報表示テープ45の巻き戻し抵抗の補足、調整架のなものを提供できる。なお、調整錘29又は図示しない引張りばねによる情報表示テープ45の巻き戻し抵抗の補足、調整する構成の採用により、ねじ付き回転軸25を市販の規格材により構成し、仮に、重量不足があれば、その不足する重量に伴う不釣合い排除対策を、簡易構造のものの0選択を可能にする。
【0050】
30は情報表示テープロール芯、31は半筒状の半割り芯、32は半割り芯31の半リング状壁、33は半割り芯31の端面、34、35は半割り芯31端面33の、同一円筒面上の凹部、凸部で、両者34、35はほぼ同形、同大の対称形に構成される。36は切り欠き部、37は穴、38は雌ねじ穴、39は締めねじ、40は情報表示テープ押えリング、41は位置合せリング、42は傾斜する位置合せ面で、半割り芯31、31端面33、33の凹凸部34、35を合せて、両者を締めねじ39により締め付け、筒状の情報表示テープロール芯30として構成する。なお、この情報表示テープロール芯30は、単一の筒状芯として塑像することもできるが、その場合には、塑像された単一の筒状芯から、塑像型としての中子の抜き代排除加工等の対策を必要とする嫌いが残る。
【0051】
(センタブラシ、サイドブラシ) センタブラシ50の垂直状ブラシ足53、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58は高弾性、高剛性、高強度、低摩擦係数の合成樹脂材製で、毛足のやや長いブラシ足として構成され、情報表示テープ45を、適宜断面形状の手摺ベルト74の頂部75、側部76、折り返し部77の形状に沿うように、適度に押圧しながら押し進めて貼付可能に構成され、そのセンタブラシ50の垂直状ブラシ足53、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58により、情報表示テープ45の情報表示層47の上面から、後述の遊離剥離テープ49Aを介して押圧、貼付する事ができる。センタブラシ50の長さW(図4参照)は、少なくとも手摺ベルト74の幅Bより長く、サイドブラシ55の長さT(図4参照)は、少なくとも手摺ベルト74の厚さCより厚い(長い)長さのものとして構成される。なお、垂直平行状左右側板1、1の前部外側の何れか一方に、前ハンドル6を交互にねじ8止めして、この情報表示テープ貼付装置Xをエスカレータ70の、左右移動手摺ベルト74、74の何れか一方に交互に配設し、その頂部76、側部77、折り返し部78への情報表示テープ45を貼付する状態における、第1操作者Pの良好な使い勝手確保を容易にする。
また、第1実施態様では、センタブラシ50の垂直状ブラシ足53(図4B参照)が、垂直平行状左右側板1、1の水平状下部(図1における停止する手摺ベルト74の頂面と平行する面h)に対する起立角θ(この例では、θ=60°)起立する傾斜状をなすものとして構成される。この状態におけるセンタブラシ50の垂直状ブラシ足53は、当該垂直平行状左右側板1、1と同方向(図1では左右方向)の同一垂直平面上に位置し、また、情報表示テープ貼付装置Xの進行に伴って、センタブラシ50の垂直状ブラシ足53が湾曲する状態においても、垂直状ブラシ足53は前記垂直状平面と同一平面内において湾曲する。
【0052】
51はセンタブラシ50のセンタブラシホルダ、52はセンタブラシ止ねじ、53はセンタブラシ50の垂直状ブラシ足、55は左右のサイドブラシ、56はサイドブラシホルダ、57はサイドブラシ止ねじ、58はサイドブラシ55の水平状ブラシ足で、垂直状ブラシ足53、水平状ブラシ足58は高弾性、高剛性、高強度、低摩擦係数の合成樹脂材製で、毛足のやや長いブラシ足として構成され、情報表示テープ45を、適宜形状の手摺ベルト74の頂部75、側部76、必要に応じて折り返し部77の形状に沿うように押圧、貼付可能に構成され、センターブラシ50、サイドブラシ55の垂直状ブラシ足53、水平状ブラシ足58により、情報表示テープ45の情報表示層47の上面から直接、又は、遊離剥離テープ49Aを介して(図28参照)、押圧、貼付される。なお、図示しないが、例えば、手摺ベルト74の頂部75のみに情報表示テープ45を貼付する場合には、センターブラシ50の垂直状ブラシ足53により、後述の遊離剥離テープ49Aを介し、又は介することなく直接情報表示テープ45の情報表示層47の上面から押圧する貼付する構造選択を可能にする。センタブラシ50の長さ(幅)Wは、少なくとも手摺ベルト74の幅Bより長く、サイドブラシ55の長さTは、少なくとも手摺ベルト74の厚さCより厚い(長い)長さに構成される。センタブラシ50の垂直状ブラシ足53及びサイドブラシ55の水平状ブラシ足58により、情報表示テープ45の情報表示層47に表示される、当該エスカレータ等に係わる各種情報(図22では、「○、□、△、長方形、Y、ジグザグ模様等」により例示した)を、エスカレータ70の手摺ベルト74の頂部75、側部76、折り返し部77の様々な形状に追随する貼付を可能に構成する。71はエスカレータ70の駆動装置で、駆動装置71はエスカレータ70を通常の運行速度で駆動可能にする外、例えば、当該エスカレータ10の定期検査のために必要な低速駆動と同様な、情報表示テープ45を手摺ベルト74に貼付するのに好適な低速度(例えば、3〜10m/m、好ましくは5〜8m/m程度)に切換え可能なものとして構成され、後述の第1操作者Pによる情報表示テープ45の貼付操作の終了後、当該エスカレータ70を後退させるのに好適な速度での駆動を可能に構成され、第一実施態様においては、通常は第2操作者Pにより、オン、オフ操作される。73はエスカレータ70の階段である。
【0053】
(情報表示テープ貼付装置Xの組み付け)垂直平行状左右側板1、1間に後ハンドル7、第1、第2スペーサ17、18、可撓性前後ロール21、21、センタブラシ50を配し、夫々の位置において回転可能に取り付け、垂直平行状左右側板1、1の所定間隔を確保するように取り付け、固定する。センタブラシ50は垂直状ブラシ足53の下端が、当該垂直平衡状左右側板1、1と直交する垂直面に対して、例えば、30°後退するように、また、サイドブラシ55は、その下位の水平状ブラシ足58が上位の水平上ブラシ足58に対して、例えば、45°後退するように固定される。なお、センタブラシ50の垂直状ブラシ足53を垂直状に、また、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58を水平状に配設することもできる(ここでは図示省略)。ガイドロールホルダ10、10は、垂直平行状左右側板1、1の前後に、その竪穴11、11にねじ13、13を挿入して取り付ける。ガイドロールホルダ10、10の横穴12、12に前後ガイドロール14、16を配し、エスカレータ70の手摺ベルト74の幅、高さ等に合せ、走行可能に取付け、必要に応じて、それらの高さ、幅に適合するように調整し、夫々を回転可能に支承する。前ハンドル6は垂直平行状左右側板1、1の前部外側の、左右何れか側にねじ8留めし、後ハンドル7は垂直平行状左右側板1、1の後部にねじ9止めする。なお、この前ハンドル6は、図示しないが、前記後ハンドル7と同様な構造ハンドル構造にすると共に、垂直平行状左右側板1、1前部の内側に、前記後ハンドル7と同方向で、前記上開き案内溝2に回転及び昇降可能に装架されるねじ付き回転軸25上の情報表示テープロール芯30に、巻き付けた情報標示テープロール44周りと干渉しない位置に、設ける構成を選択吸うRこともできる。
【0054】
(ねじ付き回転軸と調整錘) 仮に、情報表示テープ45を巻き付けた情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25に必要な重量(第1スペーサ17に当接する状態の情報表示テープロール44周りから巻き戻す情報表示テープ45に、適度な巻き戻し抵抗を発生するに足る重量)を確保できれば、調整錘29を省略できる。また、図示しないが、ねじ付き回転軸25の両端部を適度な弾力の引張りばね等により、第1スペーサ17側へ張引する構造の選択により、調整錘29を設けることなく、しかも、ネジ付き回転軸25の、実質的な重量増を招くことなく、情報表示テープ45の巻き戻し抵抗の補足、調整を行える。尤も、調整錘29又は引張りばね(図示省略)による巻き戻し抵抗の補足、調整構成の採用により、ねじ付き回転軸25を、市販の規格棒材の切削加工構成によって、仮に、重量不足が生じた場合における、不足する重量の補足構造の選択を容易にする。
ねじ付き回転軸25は、図6のように構成され、後述の情報テープロール芯30及び同ロール芯30に巻き付ける情報表示テープロール44のひつような重量等を予め想定し、当該重量を備える情報表示テープロール44とその情報表示テープロール芯30を取り付けたネジ付き回転軸25を、垂直平行状側板1、1の上向き案内溝2に回転及び昇降可能に挿入した際、情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部に発生する押圧力(負荷)を想定し、若しくは実測して、情報表示テープ45の巻き戻し抵抗に不足があれば、その不足する押圧力に相応する重量を補足する調整錘29を、ねじ付き回転軸25の中央部(図6の符号25の引き出し線付与部)に予め配して、その締め付け穴29Aを介してねじ止め固定し、ねじ付き回転軸25の必要な重量を確保する。係る構成の採用により、ねじ付き回転軸25を市販の規格寸法棒材からの選択を可能にする。
【0055】
(情報表示テープロール芯と、情報表示テープの巻き付け) 半割り芯31、31端面33、33の凹凸部34、35を合せた後、両者を締めねじ39で締め付けて構成した情報表示テープロール芯30への情報表示テープ45の巻き付けは、まず、ねじ付き回転軸25の中央部に適度な重量の調整錘29を取り付けた後、その左右ねじ部26、26の一方に位置合せリング41、情報表示テープ押えリング40の順に挿入する。一方、一対の半割り芯31、31の端面33を当接させて、ねじ39止めした情報表示テープロール芯30を、ねじ付き回転軸25の他側から挿入し、その外側を位置合わせリング41の位置合せ面42で押し、当該情報表示テープロール芯30をネジ付き回転軸25の中央部に取り付け、情報表示テープ押えリング40で締めて固定する。然る後、図示しない適宜巻取り装置(台)の軸受に、情報表示テープロール芯30を取り付けたねじ付き回転軸25端部の小径軸27を支承した後、情報表示層47に目的とする情報の表示された情報表示層47を備える情報表示テープ45の端部45Aを、情報表示テープロール芯30周りに、例えば、接着テープ貼り等により固定する。次いで、例えば、情報表示テープリング40を人手で回転させて、情報表示テープ45を所要長さ(例えば、目的とするエスカレータ70の左右手摺ベルト74、夫々の2倍長強)、情報表示テープロール芯30に巻き付ける(ここまでの作業は工場内で実施できる)。情報表示テープ45を所要長さ巻き付けた情報表示テープロール44の、情報表示テープロール芯30の、ねじ付き回転軸25端部の小径軸27を、垂直平行状左右側板2の上開き案内溝2に、その頂部開口からの装架は、情報表示テープ45の貼付現場においてする外、工場、倉庫等においてすることもできる。情報表示テープロール44の装架された情報表示テープ貼付装置Xを、情報表示テープ45の貼付を必要とするエスカレータ70の設置された手摺ベルト74周りに搬送する。
【0056】
(第1実施態様の作用)
情報表示テープ45の情報表示層47を外側に、裏面の接着材48に貼付された剥離テープ49付裏面を内側に巻付けた情報表示テープロール44を、ねじ付き回転軸25のねじ部26に情報表示テープ押えリング40、位置合せリング41を介して情報表示テープロール芯30に取付け、このねじ付き回転軸25端部の小径軸27を、情報表示テープ貼付装置Xの垂直平行状左右側板1、1の上開き傾斜状案内溝2、2に回転及び、昇降可能に装架し、情報表示テープロール44周りを第1スペーサ17に当接させる(ここまでは、通常、工場等において予め準備する)。第1操作者Pがこの情報表示テープ貼付装置Xの前後ハンドル6、7を把持して、図25のようにエスカレータ70の左側(右側も可)手摺ベルト74の停止する一端(図25では上端)部まわりに、当該手摺ベルト74の開放された端部と平行状には配し、可撓性前後ロール21、21を、左側手摺ベルト74の開放された上端頂部75(図24)に載せ、垂直状前後ガイドロール14、16を前後のガイドロールホルダ10、10の横穴12、12に沿って左右に移動、調節し、ねじ14D、14D……を緩めてその幅(図2では左右、図5では横穴12の左右)方向に移動させ、手摺ベルト74前あと部(図1左側及び右側)の左右(図2)両側部に当接させ、それぞれの位置にねじ14D、14D止めする。
【0057】
(情報表示テープの手摺ベルトへの貼付1) 図25のように、情報表示テープ貼付装置Xを、エスカレータ70の乗客昇降床72に起立する第1操作者Pが把持して(ただし、この状態では、図25の第3、4操作者P、Pは欠落)、その手摺ベルト74の開放された上端部に平行状に配し、必要に応じて、垂直状前後ガイドロール14、16を手摺ベルト74幅に合わせて固定する。然る後、情報表示テープ貼付装置Xを垂直状前ガイドロール14下部の、凹弧状膨出部15まわりの反時計方向に回動させて後部を上昇させ(図24)、手摺ベルト74の頂部75との間に隙間を確保する。この際、第2操作者Pは上部の階段73上に後(情報表示テープ貼付装置X)側向きに起立する。情報表示テープロール44回りの、第1スペーサ17との当接部を越える前側(図24では左側)から、情報表示テープ45の端部45Aを巻き戻し(引き剥がし)、同端部45Aからさらに剥離テープ49を剥離し、遊離した剥離テープ49Aを第2操作者Pが、例えば、図24に1点鎖線49Aで略示するように、情報表示テープロール44の回転方向Eに沿う上方へ引き上げて適所へ排出し、第2操作者Pが情報表示テープ45の端部45Aを、第2スペーサ18の前側、可撓性前ロール21の下部を介して、垂直平行状左右側板1、1下部の凹部5まで引張り、その引出した端部45Aを図24の破線45Bのように手摺ベルト74の頂部75、側部76、必要に応じて、その折り返し部77:ただし、図24では手摺ベルト74の折り返し部77への、情報表示テープ端部45A側縁部の貼付状態の図示は省略:に貼付する。然る後、第1操作者Pが後部の上昇する情報表示テープ貼付装置Xを、垂直状前ガイドロール14下部の凹弧状膨出部15回りの時計方向に反転、降下させて、水平状手摺ベルト74と平行状に戻し、可撓性前後ロール21、21により、同端部45Aを手摺ベルト74に貼付した情報表示テープ45の適度な押圧状態を確保する。
【0058】
(情報標示テープの貼付1) エスカレータ70の乗降床72上に起立する第1操作者Pが、情報表示テープ貼付装置Xを左側手摺ベルト74の開放された上端部周りに配し、図25のPに起立する第2操作者が、情報表示テープロール44と第1スペーサ17との当接部間を越える前側(図24では左側)の情報表示テープロール44周りから巻き戻した、情報表示テープ45の端部45Aからさらに剥離テープ49を剥離し、遊離した剥離テープ49Aを情報表示テープロール44周りに沿い、その右上方へ巻き戻して(引張って)、当該エスカレータ70周りの適所への排出し、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを、第2操作者Pが引張って第2スペーサ18の前側、可撓性前ロール21の下側を介して情報表示テープ貼付装置Xの下側、可撓性後ロール21近傍まで引き出し、同端部45Aを停止する手摺ベルト74の頂部75、側部76に、破線45Bで示すように貼付する。この際、手摺りベルト74に折り返し部77があり、情報表示テープ74の端部75A側縁部に余裕があれば、第2操作者Pが情報表示テープ45の側縁部を、停止する手摺ベルト74の折り返し部77に、同時に貼付する(図24ではその図示を省略)。また、情報表示テープ貼付装置Xの後部(図24では右側部)が同図のように上昇すれば、垂直状前ガイドロール14下部の凹弧状膨出部15周りの時計方向に回転させて、手摺ベルト74の開放された上端部と平行状に配し、前後の可撓性ロール21、21により、情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂部75に押圧し、貼付準備をする。この際、センタブラシ50により情報表示テープ45の中央部を、手摺ベルト74の頂部75に 前側可撓性ロール21のやや右側(図24)で押圧し、また、左右のサイドブラシ55により情報表示テープ45の左右両側縁部を、手摺ベルト74の側部76に押圧、貼付する。なお、手摺ベルト74に折り返し部77があれば、情報表示テープ45の左右両側縁部をサイドブラシ55下部の水平状ブラシ足58により、同時にその折り返し部77に押圧、貼付する。
【0059】
情報表示テープ貼付装置Xの前項部6、7を把持する第1操作者Pがこの押圧状態を確保しながら、第2操作者Pと共に、停止するエスカレータ70の階段73を降り、情報表示テープ貼付装置Xを停止する手摺ベル74に沿って、その開放された下端部まで押し進めると、情報表示テープ45が可撓性前後ロール21、21、センタブラシ50の垂直状ブラシ足53、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58により、開放さた停止する手摺ベルト74の頂側部75、76に、その縦断面形状に沿うように押圧、貼付する。情報表示テープ貼付装置Xの進行により、センタブラシ50の垂直状ブラシ足53が、情報表示テープ45の情報表示層47に当接し、情報表示テープ45が手摺ベルト74頂部75の表面形状に沿うように、当該手摺ベルト74の最大幅{図24では手摺ベルト74の厚さ(C)方向の中央部より上位(中央部より下位に垂下する情報表示テープ45の端縁45A部があれば、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58下部により手摺ベルト74の折り返し部77にも貼付されるが、図24では図示省略)}に亘り、表示テープ45を貼付し、この間、第2操作者Pは遊離剥テープ49Aを上方へ引張り、適所への排出する。
【0060】
(残る手摺ベルトへの情報表示テープの貼付) 次に、停止するエスカレータ70のこの状態における、開放される範囲の階段が、当該エスカレータ70周りの囲いにより隠れる領域まで、即ち、停止する階段73の開放された下部が、開放される上部位置に達するまで、当該エスカレータ70を移動(上昇)させ、同時に手摺ベルト74、情報表示テープ貼付装置Xを、当該エスカレータ70に乗る第1、第2操作者P、Pと共に、同距離移動(上昇)させた後、エスカレータ70を停止させ、手摺ベルト74、情報表示テープ貼付装置X、第1、第2操作者P、Pをその位置に止めた後、第1、第2操作者P、Pが前記と略同要領で、情報表示テープ貼付装置Xを操作して、情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂側部75、76に貼付する。係る操作を数回繰返ことにより、当該手摺ベルト74の全長の長側部75、76への情報表示テープの貼付を終了する。なお、情報表示テープ45の手摺ベルト74の頂側部75、76、折り返し部77への最後の貼付長さは、当該手摺ベルト74への情報表示テープ45の未貼付長さとなり、当該停止するエスカレータ70の手摺ベルト74を、その残存する未貼付長さ相当す長さ上昇させればよい。
【0061】
(他側手摺ベルトへの情報表示テープの貼付) 一(例えば、左)側手摺ベルト74への情報表示テープ45の貼付終了後、情報表示テープ貼付装置Xを左側手摺ベルト74周りから外し、前ハンドル6が情報表示テープ貼付装置Xの、垂直平行状左右側1、1の前部外側に取り付けられていれば、他(右)側の垂直平行状側板1の前部外側に取付け(ただし、前ハンドルが垂直平行状左右側板1、1の前部間に設けられた場合には、この操作はない)、他(右)側手摺ベルト74の開放された端部周りに、前記と略同要領で配設する。然る後、情報表示テープ貼付装置Xによる前記と同様な情報表示テープ45の貼付操作を繰返し、情報表示テープ45を他(右)側手摺ベルト74全長の頂側部75、76に貼付する。
なお、一(例えば、左)側手摺ベルト74への情報表示テープ45の貼付終了後、一側手摺ベルト74回りから情報表示テープ貼付装置Xを取外し、前ハンドル6を当該情報表示テープ貼付措置Xの他側側板1の前側外側に取付けて、他側手摺ベルト74回りに配設するのは、一側手摺ベルト74への情報表示テープ45の貼付終了直後に代えて、一側手摺ベルト74への情報表示テープ45の貼付終了後、停止するエスカレータ70を、当該状態における開放された下部が上部へ上昇するまで動かしてから停止させた後、又は、その上昇途中において、その移し替えを行う事もできる。エスカレータ70の両側手摺ベルト74への、情報表示テープ45の貼付終了後、情報表示テープ貼付装置Xをその手摺ベルト74まわりから外し、他のエスカレータの手摺ベルトへの情報表示テープ貼付装置Xによる貼付に備える。
【0062】
(情報表示テープの貼付方法2) 次に、第1実施態様の情報表示テープ貼付装置Xにより、その情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45の端部45Aを、エスカレータ70の手摺ベルト74に、情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部間を介して、その前(図1、24、28では左:ただし、図24における一点鎖線49Aの遊離剥離テープ移動軌跡を除く)側に引き出し、同引出し端部45Aからさらに剥離した遊離剥離テープ49Aを、図28のように情報表示テープロール44周りを時計方向に1周りさせた後、該遊離剥離テープ49Aを情報表示テープロール44下部と第1スペーサ17の上部間を通してその前(図28では左)側へ引出し、この引出した情報表示テープ45の端部45A(この情報表示テーブ端部45Aへの剥離テープ49の貼付はない)を、第2スペーサ18の前側、可撓性前ロール21の下側を介して、換言すれば、情報表示テープ45の引出し端部45Aの、情報表示層47の上面(図28の右側下部の、情報表示テープ45の模式拡大説明図参照)に配して、当該情報表示層47を遊離剥離テープ49A(図28の1点鎖線参照)により保護しながら、可撓性前後ロール21、21、センタブラシ50、サイドブラシ55{図1、図4、図24(ただし、図24中の一点鎖線49Aの遊離剥離テープを除く)図28参照}の協同により、情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂部75、側部76、折り返し部77に貼付する。なお、この状態における情報表示テープ本体46、その接着剤48及び遊離剥離テープ49Aの誘導軌跡を、図28における実線46、細かい破線48及び1点鎖線49A(図28の右側下部も参照)により模式的に略示した。この情報表示テープ本体46は、その裏面の接着剤48により、移動手摺ベルト74の頂部75、側部76、折り返し部77に貼付される。この状態において、可撓性前後ロール21、21、センタブラシ50、サイドブラシ55により、遊離剥離テープ49Aを介して情報表示層47、情報表示テープ本体46が手摺ベルト74の頂部75、側部76、折り返し部77に押圧され、その間、図28の1点鎖線で示す遊離剥離テープ49Aにより、情報表示テープ本体46及び情報表示層47、殊に、情報表示層47が保護される。
【0063】
情報表示テープ45のテープ本体46表面には、各種情報47が表示され、裏面の接着材48に剥離テープ49の貼付される表示テープ45を、その表示層47を外側、裏面を内側に巻き付けた表示テープロール44を情報表示テープロール芯30に巻き付け、この情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ本体46を、手摺ベルト74の頂側部75、76、さらにはその折り返し部77まで、その形状に沿うように、センタブラシ60の垂直状ブラシ足53、サイドブラシ55の水平状ブラシ足58により順次押圧して、情報表示テープ本体46を手摺ベルト74の頂側部75、76、さらには、その折り返し部77まで貼付して、情報表示テープ45の情報表示層47を当該施設への来訪者、殊に、当該エスカレータ70利用者の掴む手摺ベルト74上に表示し、直ちに、しかも、平易、確実な視認、告知をする。なお、その余の構造、作用、効果は、前記第1実施態様の情報表示テープ貼付装置Xの貼付手法とほぼ同様である。
【第1実施態様の変形例】
【0064】
(センタブラシの変形例) 長尺材への情報表示テープ貼付装置の第1実施態様Xは、そのセンタブラシ50を、図26の模式平面説明図に略示するように、平面視が山形状50Dをなす変形例として構成することができる。なお、図26では手摺ベルト74の位置を、平面視が山形状をなす変形センターブラシ50Dに対して、手摺ベルト74を90°回転させた状態を、破線で同時に略示した。この平面視山形状50Dをなすセンタブラシ50の変形例は、その垂直状ブラシ足53(図4A、B、図17A、B参照)の左右両側部が、その中央のブラシ足53より適度に後退し、その平面視が、全体として中央部の高い山形状をなし、このようにセンタブラシ50Dを構成すれば、全体が一直線状をなす、第1実施態様のセンタブラシ50に比べて、中高山形状センタブラシ(変形例)50Dの左右両側端部のブラシ足が、その中央部のブラシ足より、僅かながら遅れて情報表示テープ45の上面に当接し、その結果、当該情報表示テープ45の中央部より左右両側部が遅れて、そのブラシ足(山形センタブラシ50Dの)により押圧、貼付され、仮に、情報表示テープ45下面と手摺ベルト74の頂部75間に空気溜まりKがあれば、この場合には中央部に発生した空気溜まりKが、当該情報表示テープ貼付装置Xの進行に伴い、順次左右側へ送られ、その左右両側端部から大気中に排出される。その予の構造及び作用は前記第1実施態様と同様である。なお、図26では中央部より左右両側部が後退して、平面視が山形状をなす変形例をのセンタブラシ50Dを略示したが、その山の頂部を左右何れか側に多少ずらしても良く、さらに、山の左右の傾斜を多少変えることもできる。また、この変形例の山形ブラシ50Dは、図示しないが、平面視が適度に傾斜する(左右何れの端部側が、その他端部側より後退する)一直線状をなすブラシとして構成することもできる。
【0065】
(垂直状前ガイドロールの変形例) 垂直状前ガイドロール14下部の凹弧状膨出部15は、図27のA、Bの模式平面説明図及び模式側面説明図に略示するように、筒状上半部14Bよりその下半部を、外側へ膨出する裁頭円錐状15Bに構成でき、この変形例の裁頭円錐状前カイドロール15Bも、当該裁頭円錐状膨出部15Bにより、情報表示テープ貼付装置Xの前部が、手摺ベルト74の側縁下部に当接し、その上方への不用意な上昇、離脱を阻止する等、図20のBに略示した、下半部に凹弧状膨出部15のある垂直状前ガイドロール14と同様に、図20のAに略示した垂直状後ガイドロール16との協同により、前記と略同様な動作をする。
【第2実施態様】
【0066】
次に、この発明に係る情報表示テープ貼付装置の第2実施態様Yを、図29、30を参照して説明する。なお、前記図1〜28に略示した第1実施態様(その変形例を含む)の情報表示テープ貼付装置Xと共通する部分には、同一名称、同一符号を用いる。図29はその模式側面説明図、図30はその一部を切除して略示する模式正面説明図である。図29、30において81、81は前高上縁部83を備える垂直平行状左右側板、82は垂直平行状左右側板81、81の前高部に垂直状に設けた上開き案内溝である。第2実施態様の情報表示テープ貼付装置Yは、垂直平行状左右側板81、81の頂部を前高弧状83に構成すると共に、上開き案内溝22を垂直状に構成した点、及び第1スペーサ17、可撓性前ロール21を、垂直状の上開き案内溝82の直下に配した外は、前記第一実施態様Xと共通する。垂直状の上開き案内溝82内にねじ付き回転軸25Bを介して昇降及び回転可能に装架された情報表示テープロール44の全重量wが、第1スペーサ17との当接部に掛かり、当該情報表示テープロール44から巻き戻される情報表示テープ45の巻き戻し抵抗(正確には、情報表示テープロール44の全重量wと、第1スペーサ17との当接部間における摩擦係数との積)となる。そしてこの巻き戻し抵抗は、傾斜する上開き案内溝2を備える第1実施態様Xにおける巻き戻し抵抗よりやや大きくなる。前記第1実施態様Xにあっては、情報表示テープロール44の全重量w×sinθ:ただし、θは上開き案内溝2の水平面hからの立ち上がり角、なお、情報表示テープロール44の全重量wと、第1スペーサ17との当接部間における摩擦係数に係わる事項は、両者に共通する。その余の構造及び作用は前記第一実施態様Xと略同様である。
【情報表示テープ貼付装置X、Yによる、情報表示テープの半自動貼付方法】
【0067】
前記頂尺材への情報表示テープ貼付装置X、Yは、その手摺ベルト74の駆動装置71の低速駆動切換可能なスイッチSを、例えば、5〜10m/m程度の低速駆動切換可能な回路構成を備える切換スイッチS、又は、当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70の低速駆動(例えば、5〜10m/m程度)可能な切換スイッチを備える回路構成を併設することにより、エスカレータ70の乗降床72に起立する第3操作者Pが、その垂直平行状左右側板1、1:81、81の前後把持部6、7を把持すると共に、前記第3操作者Pと当該手摺ベルト74の端部を介して対向位置に起立する第4操作者Pが、前記情報表示テープ貼付装置X、Yの、上開き案内溝2、82に回転及び昇降可能に装架したねじ付き回転軸25上の、情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45から、剥離した剥離テープ49を、前記第3操作者Pと当該エスカレータ70の水平状端部を介して対向する位置に起立する第4操作者Pが、当該エスカレータ70周りの適所へ排出すると共に、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを、前記手摺ベルト74の頂側部75、76に緒付した後、第4操作者Pが前記低速駆動可能な切換スイッチS又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータの低速駆動可能な切換スイッチをオンして低速駆動することにより情報表示テープを緒付し、この間に第4操作者Pが遊離剥離テープ49Aを適所へ排出する、情報表示テープ45の手摺ベルトへの半自動式貼付方法を提供する。
【0068】
即ち、前記長尺材へ情報表示テープ貼付装置XYは、垂直平行状左右側板1、1:81、81の前後部に前後把持部6、7を備えると共に、その下部同一平面上の前後に、一対の可撓性ロール21、21を配設したことにより、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを手摺ベルト74の水平状上部又は水平状下部に配設し、載置した際、前後の可撓性ロール21、21により手摺ベルト74上下の水平状と実質的に平行状に載置される。また、この垂直平行状左右側板1、1:81、81の前後部の前後把持部6、7を、第3操作者Pが同時に把持することにより、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを、手摺ベルト74の水平状上(又は下)端部と平行状に配するのが容易、取分け、当該情報表示テープ45の手摺ベルト74への貼付作業熟練者による、当該情報表示テープ貼付装置X、Yを、手摺ベルト74の水平状上(又は下)端部と平行状に暫時(例えば、10分程度)維持することができる。そうとすれば、前記情報表示テープ貼付装置X、Yの垂直平行状左右側板1、81の前後把持部6、7を、エスカレータ70又は動く歩道の乗降床72に起立する第3操作者Pが把持し、手摺ベルト74の水平状上(又は下)端部と平行状に配した後、当該情報表示テープ貼付装置X、Yの左右側板1、81の上開き案内溝2、82に回転及び乗降可能に装架したねじ付き回転軸25上の情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45の端部45Aを、前記第3操作者Pとエスカレータ70の端部を介する対向位置に起立する第4操作者Pが、前記情報表示テープ貼付装置X、Y上の情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ45から、剥離した剥離テープ49を、第4操作者Pが当該エスカレータ70周りの適所へ排出すると共に、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを、前記手摺ベルト74の頂側部75、76に緒付した後、第4操作者Pが、前記手摺ベルト74の低速駆動可能な切換スイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータの低速駆動可能な切換スイッチをオンして低速駆動することにより第3操作者Pが緒付し、この間に第4操作者Pが遊離剥離テープ49Aをエスカレータ70周りの適所へ排出する。
【0069】
図25において、エスカレータ70(又は動く歩道)の開放された水平状の一端部(上端部又は下端部)の乗降床72に起立する第3操作者Pが、情報表示テープ貼付装置X(情報表示テープ貼付装置Yも同様)の垂直平行状左右側板1、81の前後に設けた間隔調整可能な垂直状ガイドロール14、16を、垂直平行状左右側板1、81の下部同一水平面上に前後一対の可撓性前後ロール21、21を備え、当該可撓性前後ロール21、21間の垂直平行状左右側板1、同81の内側に、センタブラシ50とサイドブラシ55を順次設けると共に、前記垂直平行状左右側板1、81の上開き案内溝2、82に情報表示テープロール44のねじ付き回転軸25を昇降及び回転可能に装架した情報表示テープ貼付装置X、Yの前後把持部6、7を把持して、停止する手摺ベルト74の開放された一端(水平状の上端又は下端)部と平行状に配した後、乗降床72に起立する第3操作者Pと、手摺ベルト74の一(上又は下)端部を挟んでその外側に起立する第4操作者Pが、前記情報表示テープロール44と第1スペーサ17の当接部間から巻き戻して引き出した情報表示テープ45の端部45Aから、さらに剥離テープ49を剥離して、適所へ排出する一方、剥離テープ49薄利後の情報表示テープ45の端部45Aを、停止する手摺ベルト74の端部に貼付した後、第4操作者Pが手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト74を低速で1周させって、情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂側部75、76に貼付し、この間に第4操作者Pが遊離剥離テープ49Aを、当該エスカレータ70周りに排出する。なお、エスカレータ70周りに排出した遊離剥離テープ49Aは、当該情報表示テープ45の手摺ベルト74への貼付終了後、第3、第4操作者P、Pの何れかが収集、処理する。
【0070】
また、エスカレータ70又は動く歩道の開放された一端部の乗降床72に起立する第3操作者Pが、前記情報表示テープ貼付装置X、Yの前後部を把持して、その垂直平行状左右側板1、81の前部左右に平行状に設けた、下部が上部より凹弧状又は裁頭円錐状15、15Bに膨出する、垂直状前ガイドロール14、14Bの凹弧状又は裁頭円錐状膨出部15、15B回りの時計方向(図24、図29参照)に回動させて後部を上昇させた後、第4操作者Pが前記情報表示テープロ−ル44から巻き戻した情報表示テープ45の端部45Aから、さらに剥離テープ49を剥離し、剥離後の遊離剥離テープ49Aを当該エスカレータ70周りの適所へ排出する一方、剥離テープ49剥離後の情報表示テープ45の端部45Aを停止する手摺ベルト74に貼付45Bした後、第3操作者Pが後部の上昇する情報表示テープ貼付装置X、Yを反転降下させて、その可撓性前後ロール21、21により情報表示テープ45を停止する手摺ベルト74の頂側部75、76に適度に押圧する状態を確保する一方、第4操作者Pが前記手摺ベルト74の低速駆動可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70又は動く歩道の低速駆動可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト74を低速で一周させて、情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂部、側部75、76に貼付し、この間に第4操作者Pが遊離剥離テープ49Aを適所へ排出する。
【0071】
なお、前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70又は動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチが、手摺ベルト74又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70又は動く歩道の一周によりオフする回路構成、例えば、当該手摺ベルト74の進行に連動して作動するミットスイッチ構成(図示省略)を選択することもできる。また、係る手摺ベルト74又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の一周によりオフするミットスイッチ構成に代えて、第4操作者Pが前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト74を低速で一周させて情報表示テープ45を手摺ベルト74の頂側部75、76に貼付し後、第4操作者Pが前記手摺ベルト74の低速駆動切換可能なスイッチS、又は当該手摺ベルト74の連動するエスカレータ70若しくは動く歩道の低速駆動可能なスイッチをオフして、当該手摺ベルト74を停止させることもできる。また、係る構成の採用により、仮に、当該情報表示テープ貼付装置による情報表示テープ45の手摺ベルト74への貼付工程において、例えば、貼付不良等の異常が発生した際、第3、第4操作者の何れかが、前記低速駆動切換可能なスイッチSをオフして、当該手摺ベルト74を停止させ、例えば、第4操作者による情報表示テープの貼付不良の手直し等の、必要な措置を講ずることができる。
【リハビリテーション施設の歩行者誘導装置用手摺への情報表示テープ貼付】
【0072】
図31は、この発明に係る頂尺材への情報表示テープ貼付装置Z(図31ではその輪郭を破線で略示したが、その実態は、前記情報表示テープ貼付装置の第1、第2実施態様X、Yの何れかと同様で、情報表示テープ45(図31では図示を省略:図24又は図28参照)を長尺材としての、例えば、リハビリテーション施設等の歩行者誘導装置90の、手摺91の頂側部92、93に貼付する要領を略示する模式斜視説明図である。なお、ここでは、情報表示テープ貼付装置Zが、前記第1実施態様の情報表示テープ貼付装置Xを、前記図25における第1、第2操作者P、Pによる操作要領の、最初の貼付工程を、同図における第1、第2操作者P、Pが、エスカレータ70の階段73を降りることに変えて、図31の手摺91に沿って押し進めることにより、前者と酷似する要領で、その情報表示テープ45を、手摺91の頂側部92、93に貼付をすることができることを略説する。前記両実施態様X、Yと共通する部分には、同一名称、同一符号を用い、ここでは、その詳細についての図示及び説明は省略する。
【0073】
図31において、91は例えば、リハビリテーション施設の歩行者誘導装置90の手摺、92、93は手摺91の頂部、側部、94は手摺91の支柱、95は手摺91の基台、98は手摺91の長さ方向の、例えば、中央部から起立する起立掲示物で、係る起立掲示物78により、情報表示テープ貼付装置Zの当該手摺91に沿う進行が阻止され、その貼付操作が阻害される。この手摺91の右上(図31)側の、一端部に情報表示テープ貼付装置Z(前記情報表示テープ貼付装置X又はYの何れか)を、前記第1実施態様の手摺ベルト74への配設と略同要領で配設した後、情報表示テープ貼付装置Zを手摺91中央部の起立掲示物98まで進行させ、その頂側部92、93に情報表示テープ(45)を、前記と略同要領で貼付する(ただし、ここには、第1実施態様Xに係わる、手摺ベルト74の降り返し部77に当るものはない)。なお、この情報表示テープ(45)の情報表示層(47)の情報自体は、第1実施態様の表示情報の実体とは相違し、例えば、当該リハビリオーション施設に係わる掲示、告示情報等となるのが通常である。この情報表示テープ貼付装置Zを手摺91の長さ方向に沿って所要長さ(例えば、L)、同図左側へ進行させて貼付し、残る情報表示テープ(45)を適宜手段(例えば、鋏)により切断し、その端部を当該手摺91に、当該操作者(P、P)の手指又は手持ちブラシ等によりむらなく帖付する。
【0074】
然る後、情報貼付装置Zを手摺91周りから外し、起立掲示物98より前(図31では左)側の手摺91の起立掲示物98に近接する端部に前記と同様に配し、その情報表示テープ(45)の端部を、手摺91の起立掲示物98周りの端部に貼付した後、手摺91の長さ方向に押し進めて、その頂側部92、93に前記と略同要領で情報表示テープ(45)を所要長さ(L)貼付する。情報表示テープ(45)貼付後、情報表示テープ貼付装置Zを手摺91周りから取外すと共に、前ハンドル(6)を垂直状右側板前部(1)から外して、垂直左側板(1)の前部外側に取付け(ただし、前ハンドルがシィ直左右ソクバンの前部間にもけられた場合は別)、情報表示テープ貼付装置Zを他(図31では手前)側の手摺91の端部周りに配し、以後は前記右側手摺91への情報表示テープ貼付装置Zによる貼付要領と略同要領で、他(右)側手摺91の頂側部92、93全長Lに情報常時テープ(45)を貼付する。なお、仮に、当該手摺91の、起立掲示物98の立ち上がり部周りに、情報表示テープロール(44)から巻き戻し、引き出した情報表示テープ(45)を貼付するスペースを確保できれば、起立掲示物98の一側から他側へ情報表示テープ貼付装置Zを移し替える際、当該情報表示テープ45を切断することなく、相応長さ巻き戻して手摺91の頂側部92、93に人手により直接押圧、貼付し、隣接領域の手摺91の頂側部92、93に、情報表示テープ(45)を連続するように貼付できる。
【0075】
なお、この場合における情報表示テープ45の情報表示層47に表示される情報が、その長さ方向に非対称形で、当該情報表示層47の係る方向違いによる何らかの差し障りを招く恐れがあれば、当該情報示テープ貼付装置Zを左側手摺91の左側端部周りに配設することなく、この情報表示テープ貼付装置Zを、その第1操作者が把持して、当該歩行者誘導路90の右側(同図31)へ戻り、前ハンドル6を対側側板の前外側に取付け(左側手摺91の右端に配設し)た後、情報表示テープ貼付装置Zを左側へ進行させて、左側手摺91全長の頂側部92、93に情報表示テープ45を、その情報表示層47の情報表示方向を、前記右側手摺91への情報表示テープ45の情報表示層47と同方向に貼付する。
【0076】
(各種施設、展示物周りの区画柵等への、情報表示テープの貼付) この情報表示テープ貼付装置は、図示しないが、情報表示テープ45の情報表示層47の表示する情報内容を、公園、動植物園等の施設、博物館を始め、各種展示物等周りに係わる情報を選択することにより、当該各種施設や各種展示物等に係わる各種情報を表示する情報表示テープ45を、情報表示テープ貼付装置Zと同様な貼付要領により、当該施設、展示物等に係わる各種情報を、それぞれの区画柵等の、長尺材の頂側部に貼付、表示して、当該施設、展示物等への来訪者等に視認、告知可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】この発明に係る長尺材への情報表示テープ貼付装置の、第1実施態様の模式側面説明図である。
【図2】その一部を切除して略示する模式正面説明図である。
【図3】情報表示テープロールの一部を切除して略示する模式縦断説明図である。
【図4】センタブラシ及びサイドブラシの模式正面説明図及び要部の模式側面説明図である。
【図5】前後の垂直状ガイドロールホルダの模式平面説明図である。
【図6】ねじ付き回転軸の一部を切除して略示する模式平面説明図である。
【図7】調整用錘の模式側面説明図及び模式正面説明図である。
【図8】テープ押えリングの模式側面説明図及び模式正面説明図である。
【図9】位置合わせリングの模式側面説明図及び模式正面説明図である。
【図10】情報表示テープロールの半割芯の模式平面図である。
【図11】情報表示テープロールの半割芯の模式側面図である。
【図12】情報表示テープロールの半割芯の、起立状態の模式側面説明図で、他の半割り芯を同時に破線で略示し、併せて、図10のA−A線及びB−Bに沿う断面図を同時に略示した。
【図13】サイドブラシホルダブラケットの模式平面図で、その模式側面図を同時に略示した。
【図14】第1(第2)スペーサの模式正面説明図である。
【図15】その可撓性ロール(芯)の模式正面説明図である。
【図16】可撓性ロールのスポンジ部の模式縦断説明図である。
【図17】センタブラシホルダの正面説明図で、その側面説明図を同時に略示した。
【図18】センタブラシホルダの裏面説明図である。
【図19】サイドブラシホルダの模式側面説明図及び模式正面説明図である。
【図20】垂直状前後ガイドロールの模式平面説明図及び模式正面説明図である。
【図21】垂直状前ガイドロール軸の模式正面図説明図及び模式側面説明図である。
【図22】情報表示テープの模式平面説明図である。
【図23】情報表示テープの模式拡大縦断説明図である。
【図24】長尺材の端部に配した情報表示テープ貼付装置を、前ガイドロール下部の膨出部回りに回動させて後部を上昇させ、情報表示テープロールから引き出した情報表示テープの端部の、長尺材端部への貼付要領の模式側面説明図である。
【図25】長尺材への情報表示テープ貼付装置の、第1、第2操作者によるエスカレータの手摺ベルト端部への配設要領の模式平面説明図である。同図25では、エスカレータの昇降床上に起立する第3操作者(2重破線線丸付き)の保持する、長尺材への情報表示テープ貼付装置Zに向って、手摺ベルト74を低速駆動して情報表示テープを貼付し、第3操作者に対向する第4操作者(2重破線線丸付き)が剥離テープを適所へ排出処理する要領を、同時に略示した。
【図26】この発明に係る長尺材への情報表示テープ貼付装置の、センタブラシの変形例の模式平面説明線図で、手摺ベルトの関連位置を破線で同時に略示した。
【図27】その垂直状前ガイドロールの変形例の模式平面説明図及び模式正面説明図である。
【図28】この発明に係る長尺材への情報表示テープ貼付装置を、その情報表示テープロールから引き出した情報表示テープから剥離した遊離剥離テープを、情報表示テープロール周りを1周させた後、当該遊離剥離テープを介して可撓性前後ロールにより、情報表示テープを手摺ベルトへ貼付する要領の模式側面説明図である。
【図29】この発明に係る長尺材への情報表示テープ貼付装置の、第2実施態様の模式側面説明図である。
【図30】その一部(左半部)を切除して略示する模式正面説明図である。
【図31】リハビリテーション施設の歩行者誘導用手摺への、情報表示テープ貼付装置の実施態様の模式斜視説明図である。
【符号の説明】
【0078】
1……垂直状側板(第1実施態様) 1B……垂直状側板(変形例)
2……上開き案内溝(傾斜) 2B……返記案内溝の基部
2BB……変形上開き案内溝(傾斜) 3……中高凸状部
4……凸部(ガイドロールカバー) 5……凹部
6……前ハンドル 7……後ハンドル
8、9……取付ねじ 10……ガイドロールホルダ
11……縦穴 12……横穴
13……ねじ 14……前ガイドロール
14A……前ガイドロール軸 14AB……前ガイドロール軸穴
14AC……前ガイドロール軸下部 14B……変形前ガイドロール
14D……前ガイドロール軸締めねじ 14E……ガイドロール受け平座金
14F……Cリング(平座金受け)用溝 14H……前ガイドロール穴
15……凹弧状膨出部 15B……裁頭円錐状膨出部
16……後ガイドロール 16A……後ガイドロール軸
16D……後ガイドロール締めねじ 16H……後ガイドロール穴
17、18……第1、第2スペーサ 19、20……取付ねじ(第1、2スペーサ)
21……可撓性ロール軸 22……スポンジ部
23……ねじ 25……ねじ付き回転軸
25B……ねじ付き回転軸(第2実施態様)25BB……カラー(第2実施態様)
25BC……カラー止ねじ(第2実施態様)26……ねじ部
27……端部軸(小径部) 28……テープ押えフランジ
29……調整錘 29A……締付け穴
30……情報表示テープロール芯 31……半割り芯
32……半リング状壁(半割り芯) 33……端面(半割り芯)
34……凹部(半割り芯) 35……凸部(半割り芯)
36……切欠部(半割り芯) 37……穴(半割り芯)
38……雌ねじ穴(半割り芯) 39……締めねじ(半割り芯)
40……情報表示テープ押えリング 41……位置合わせリング
42……位置合せ面 44……情報表示テープロール
45……情報表示テープ 45A……情報表示テープ引出部(未貼付)
45B……情報表示テープ引出部(貼付状態)
45BB…情報表示テープ引出部側縁(貼付状態)
46……情報表示テープ本体 47……情報表示層
48……接着剤 49……剥離テープ
49A……遊離剥離テープ 50……センタブラシ
50D……山形状センタブラシ 51……センタブラシホルダ
51A……センタブラシホルダ切欠面 51B……止ね示ねじ孔
52……センタブラシ止ねじ 53……垂直状センタブラシ足
55……サイドブラシ 56……サイドブラシホルダ
57……サイドブラシ止ねじ 58……水平状サイドブラシ足
60……サイドブラシホルダブラケット 61、62……ねじ穴
70……エスカエータ 71……駆動装置(低速駆動切換可能型)
72……乗降床 73……階段
74……手摺ベルト(長尺材) 75……頂部(手摺ベルト)
76……側部(手摺ベルト) 77……折り返し部(手摺ベルト)
81……垂直状側板(第2実施態様) 82……上開き案内溝
83……前高凸弧状部(垂直状側板81)90……歩行者誘導装置
91……手摺 92……手摺頂部
93……手摺側部 94……手摺支柱
95……手摺基台 98……起立掲示物(貼付障害物)
B……手摺ベルト幅 C……手摺ベルト厚さ
E……回転方向(情報表示テープロール)
F……進行方向(情報表示テープ貼付装置)HA……低速手摺ベルトの進行方向
K……残留空気 L……手摺長さ
……手摺前部長さ L……手摺後部長さ
T……センタブラシ長さ(幅) P……第1操作者(移動)
A……左腕(第1操作者) PB……右腕(第1操作者)
……第2操作者(移動) P……第3操作者(停止)
……第4操作者(停止) T……サイドブラシ長さ(高さ)
S……低速駆動切換可能なスイッチ W……センタブラシ長さ(幅)
w……情報標示テープロールの重量
X……情報表示テープ貼付装置(第1実施態様)
Y……情報表示テープ貼付装置(第2実施態様)
Z……情報表示テープ貼付装置(第3実施態様)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
垂直平行状左右側板(1、81)の前後部に、前後部の把持部(6、7)及びエスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材(74、91)にガイドされる、左右の垂直ガイドロール(14、16:14B)を備える一対のガイドロールホルダ(10、10)と、その下部の同一平面上に、前後一対の平行状可撓性ロール(21、21)と、該可撓性前ロール(21)の上位に、該可撓性前ロール(21)と平行する第Iスペーサ(17)と、該第1スペーサ(17)の上位に上開き案内溝(2、82)を夫々設けると共に、前記上開き案内溝(2、82)に情報表示テープロール(44)のねじ付き回転軸(25)を昇降及び回転可能で、当該情報表示テープロール(44)の前記第1スペーサ(17)への当接により、当該情報表示テープロール(44)から巻き戻す情報標示テープ(45)に、適度な巻き戻し抵抗を発生させるようにしたことを特徴とする長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項2】
前記垂直平行状左右側板(1)の下部同一水平面上に設けた前後の可撓性ロール(21、21)間内側に、前記長尺材(74、91)よりやや広幅で、垂直状ブラシ足(48)を備えるセンタブラシ(45)と、該センタブラシ(45)と前記可撓性後ロール(21)との間に、水平状ブラシ足(53)を備え、当該長尺材(74、91)よりやや高い高さ(T)の左右のサイドブラシ(50、50)を設けたことを特徴とする請求項1記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項3】
前記センターブラシ(50)の垂直状ブラシ足(53)の下端部を、その上端部より適度に後退させると共に、前記左右サイドブラシ(55)の下位の水平状ブラシ足(58)を、その上位の水平状ブラシ足(58)より適度に後退させたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項4】
前記垂直平行状左右側板(1、81)の上開き案内溝(2、82)を、前記可撓性前ロール(21)の軸心を含み、その直上方又はやや後傾上方に伸びる.平面に沿うように構成すると共に、前記第1スペーサ(17)と平行し、当該第1スペーサ(17)の前側下位で、前記可撓性前ロール(21)より上位に第2スペーサ(18)を、前記垂直平行状左右側板(1、81)に設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項5】
前記前後のガイドロールホルダ(10、10)の左右両側端部に、前記垂直平行状左右側板(1、81)に対する当該前後ガイドホルダ(10、10)の上下方向節調節用縦穴(11)を、また、該前後ガイドロールホルダ(10、10)の左右両側部に、前記前後の垂直平行状ガイドロール(14、16:14B)の間隔調節用横穴(12)を夫々設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項6】
前記前後ガイドロール(14、16:14B)の高さ、内径及び少なくとも上半部を夫々略同

に、前後のガイドロール軸(14A、16A)を挿入して、前記前後ガイドロールホルダ(10、10)へ取付けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の情報表示テープ貼付装置。
【請求項7】
前記垂直状前ガイドロール(14、14B)の下半部を、当該垂直状前ガイドロール(14、14B)の.上半部より膨出する凹弧状(15)又は裁頭円錐状(15B)に構成したことを特徴とする請求項6記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項8】
前記垂直平行状左右側板(1、81)前部の内側に前ハンドルを、若しくは該垂直平行状左右側板(1、81)前部の左右何れかの外側に、交互に装脱可能に前ハンドル(6)を、また、前記.垂直平行状左右側板(1、81)の後部内側に後ハンドル(7)を、夫々設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項9】

する.ねじ付き回転軸(25)に、互いに係合する凹凸部(34、35)を備える一対の半割り筒状芯(31、31).の端面(33、33)を対接させて、ねじ(39、39)締めした情報表示テープロール芯(30)を、テープ押えフランジ(40)及び位置合わせリング(41)を介して取り付けたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項10】
前記垂直平行状左右側板(1、81)の上縁部を中高弧状又は前高弧状(3、83)に、また、その下縁部を前記垂直状前後ガイドロール(14、16)のカバーを兼ねる前後凸部(4、4)にすると共に、当該前後凸部(4、4)間に、当該情報表示テープ貼付装置(X〜Z)を前記長尺材(74、91)に載置した状態において、当該長尺材(74、91)高さの50%以上を露出させる凹部(5)を構成したことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付装置。
【請求項11】
垂直平行状左右側板(1、81)の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール(14、16:14B)の間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ(10)を、該垂直平行状左右側板(1、81)下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール(21)を夫々設け、該垂直平行状左右側板(1、81)の前記可撓性前ロール(21)上位の上開き案内溝(2、82)に、裏面の接着剤層(48)に剥離テープ(49)が貼付され、表面のエスカレータ又は動く歩道の手摺ベルト、各種施設周りの区画柵等の長尺材(74、91)に係わる情報表示層(47)を内側に巻き付けた情報標示テープロール(44)との当接により、当該情報表示テープロール(44)から巻き戻される報表示テープ(45)に適度な巻き戻し抵抗を発生させると共に、昇降可能に装架した情報表示テープ貼付装置(X〜Z)の前後部を、第1操作者(P)が把持して停止する前記長尺材(74、91)の開放された一端部に配した後、前記情報表示テープロール(44)と第1スペーサ(17)との当接部から巻き戻した情報表示テープ(45)の端部(45A)から、さらに、第2操作者(P)が剥離テープ(49)を剥離し、剥離テープ(49)剥離後の情報表示テープ端部(45A)を、前記可撓性前ロール(21)の下部を介して停止する長尺材(74、91)の開放された一端部に第2操作者(P)が貼付した後、前記第1操作者(P)が当該情報表示テープ貼付装置(X〜Z)を前記長尺材(74、91)に沿って、その開放された他端部まで押進めて、当該情報表示テープ(45)を停止する長尺材(74、91)に貼付する一方、この間に第2操作者(P)が、遊離剥離テープ(49A)を適所へ排出させることを特徴とする長尺材への情報表示テープ貼付方法。
【請求項12】
前記垂直平行状左右側板(1)の下部同一水平面上に設けた前後可撓性ロール(21、21)間の内側に、前記長尺材(74、91)よりやや広幅で、垂直状ブラシ足(48)を備えるセンタブラシ(45)と、該センタブラシ(45)と前記可撓性後ロール(21)との間に、水平状ブラシ足(53)を備え、当該長尺材(74、91)よりやや高い高さ(T)の左右のサイドブラシ(50、50)を設け、当該情報表示テープ貼付装置(X、Y)の進行による、前記可撓性前後ロール(21)とセンタブラシ(45)及び左右サイドブラシ(50、50)との協同により、前記情報標示テープ(45)を前記長尺材(74、91)の頂側部(75、76)に貼付することを特徴とする請求項11記載の長尺材への情報表示テープ貼付方法.。
【請求項13】
前記垂直状前ガイドロール(14、14B)の下部を、その上部より膨出する凹弧状又は裁頭円錐状(15、15B)に構成した情報表示テープ貼付装置(X〜Z)の前後把持部(6、7)を、第1操作者(P)が把持して停止する長尺材(74、91)の開放された一端部に配し、該情報表示テープ貼付装置(X〜Z)を、前記垂直状前ガイドロール(14、14B)下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部(15、15B)周りの反時計方向に回動させて、その後部を停止する長尺材(74、91)の開放された一端緒部後面より上昇させた後、前記情報表示テープロール(44)と第1スペーサ(17)の当接部から巻き戻した情報表示テープ端部(45A)から、第2操作者(P)が剥離テープ(49)をさらに剥離する一方、該剥離テープ(49)剥離後の情報表示テープ端部(45A)を第2スペーサ(18)、可撓性前ロール(21)の前側及びその下部を介して、後部の上昇する情報表示テープ貼付装置(X〜Z)の下部と、当該長尺材(74、91)の開放された端部間に引き出し、この引き出した情報表示テープ(45)の端部(45A)を第2操作者(P)が、停止する長尺材(74、91)の開放された端部の頂側部(75、76)に貼付した後、後部の上昇する情報表示テープ貼付装置(X〜Z)を、前記垂直状前ガイドロール(14、14B)下部の凹弧状又は裁頭円錐状膨出部(15、15B)周りの時計方向に反転、降下させて、停止する長尺材(74、91)の開放された端部と平行状にすると共に、可撓性前後ロール(21、21)及び垂直状センタブラシ(50)により当該情報表示テープ(45)の中央部を、また、垂直状左右サイドブラシ(55)により、当該情報表示テープ(45)の左右両側部を夫々押圧して、長尺材(74、91)の頂側部(75、92:76、93)に貼付することを特徴とする請求項11又は12の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付方法。
【請求項14】
エスカレータ、動く歩道の乗降床(72)に起立する第1操作者(P)が、垂直平行状左

ータ(70)又は動く歩道の、左右何れかの手摺ベルト(74)の開放された一端部に平行状に配し、その可撓性前後ロール(21、21)を介して情報表示テープ(45)を押圧しながら、開放されたエスカレータ(70)の停止する階段(73)降りながら又は移動通路を後退しながら他端部まで押し進めて、開放された手摺ベルト(74)の頂側部(75、76)の他端部まで情報表示テープ(45)を貼付した後、前記エスカレータ(70)又は動く歩道を低速駆動して、停止する手摺ベルト(74)を、当該情報表示テープ貼付装置(X、Y)並びに第1、第2操作者(P、P)と共に、前記情報表示テープ(45)の貼付長さ相当量移動させて停止させた後、第1、第2操作者(P、P)による前記と同様な情報表示テープ(45)の貼付を繰返して、.当該手摺ベルト(74)全長の頂側部(75、76)に情報表示テープ(45)を貼付し、然る後、当該エスカレータ(70)又は動く歩道の停止状態、又はそれらの後退工程において、当該情報表示テープ貼付装置(X、Y)を一側手摺ベルト(74)周りから外して、他側手摺ベルト(74)の開放された一端部回りに配すると共に、この間に、当該情報表示テープ貼付装置(X、Y)の左右何れかの外側に取り付けた前ハンドル(6)があれば、該前ハンドル(6)を前記垂直平行状左右側板(1、1)の一側前部から他側前部へ移し替えた後、停止するエスカレータ(70)又は動く歩道の手摺ベルト(74)への情報表示テープ貼付装置(X、Y)による前記と同様な貼付操作の繰り返しにより、他側手摺ベルト(74)全長の頂側部(75、76)に情報表示テープ(45)を貼付することを特徴とする、請求項11〜13の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付方法。
【請求項15】
公園、名所、旧跡等の各種施設、展示物周りの手摺、案内柵、区画柵等の長尺材(91)の一端部、又は当該長尺材(91)から起立する掲示物(98)の隣接部、若しくは、情報表示テープ(45)の貼付を必要とする領域の、長尺材(91)の一端部周りに配した情報表示テープ貼付装置(Z)を、当該長尺材(91)の他端部、又は隣接する起立掲示物(98)、若しくは情報表示テープ(45)の貼付を必要とする領域の他端部まで第1操作者(P)が押し進めると共に、前記遊離剥離テープ(49A)を、第2操作者(P)が当該情報標示テープロール(44)周りをその回転方向に沿うよう上方へ引出する一方、前記情報標示テープ(45)を当該領域の長尺材(91)の頂側部(92、93)に前記と同要領で貼付し、この間に第2操作者(P)が遊離剥離テープ(49A)を適所へ排出し、然る後、当該情報表示テープ貼付装置(Z)を隣接する長尺材(91)、又は隣接する起立掲示物(98)間の長尺材(91)、若しくは情報表示テープ(45)の貼付必要領域の長尺材(91)端部へ移し替え、当該情報表示テープ貼付装置(Z)による前記と同様な操作の繰返しにより、当該長尺材(91)の全長若しくは全貼付必要領域の頂側部(92、93)に、情報表示テープ(45)を貼付することを特徴とする請求項11〜14の何れかに記載の長尺材への表示テープ貼付方法。
【請求項16】
前記情報表示テープロール44から巻き戻した情報表示テープ(45)の、前記前後可撓性

着剤(47)から剥離した遊離薄利テープ(49A)を、前記情報表示テープロール(44)周りを、その回転方向に1周させた後、当該情報表示テープロール(44)回りの情報表示テープ(45)の情報表示層(47)外側と、第1スペーサ(17)との間に挿入してその前側に引き出し、この引き出した遊離剥離テープ(49A)を介して当該情報表示テープ(45)を手摺ベルト(74)に押圧、貼付することを特徴とする請求項11〜15の何れかに記載の長尺材への情報表示テープ貼付方法。
【請求項17】
垂直平行状左右側板(1、81)の前後に、左右両側部に垂直状ガイドロール(14、16:14B)の間隔を調整可能に設けたガイドロールホルダ(10)を、該垂直平行状左右側板(1、81)下部の同一平面上の前後に、水平状可撓性ロール(21、21)を夫々設け、該前後可撓性ロール(21、21)間の垂直平行状左右側板(1)内側に、前記エスカレータ(70)又は動く歩道の手摺ベルト(74)

記可撓性後ロール(21)間に、水平状ブラシ足(53)を備え、当該手摺ベルト(74)よりやや高い高さ(T)の左右サイドブラシ(50、50)を設け、かつ、垂直平行状左右側板(1、81)の前記可撓性前ロール(21)上位の上開き案内溝(2、82)に、裏面の接着剤層(48)に剥離テープ(49)が貼付され、表面の当該手摺ベルト(74)に係わる情報表示層(47)を内側に巻付けた情報表示テープロール(44)のねじ付き回転軸25を回転及び昇降可能で、第1スペーサ(17)との当接により、情報表示テープロール(44)から巻き戻す情報表示テープ(45)に適度な巻き戻し抵抗を賦与するように装架した情報表示テープ貼付装置(X、Y)前後の把持部(6、7)を、当該手摺ベルト(74)一端部周りの乗降床(72)に起立する第3操作者(P)が把持して、停止する開放された当該手摺ベルト(74)の一端部に配した後、前記第3操作者(P)と、当該エスカレータ70の開放された水平状一端部の対向位置

介して巻き戻される、情報表示テープ(45)の端部(45A)から剥離テープ(49)を剥離して適所へ排出し、該剥離テープ(49)薄利後の情報表示テープ(45)の端部(45A)を、停止する手摺ベルト(74)の端部に貼付した後、第3、第4操作者(P、P)の何れかが、前記手摺ベルト(74)の低速駆動切換可能なスイッチ(S)、又は当該手摺ベルト(74)の連動するエスカレータ(70)若しくは動く歩道の低速駆動可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト(74)を一周させ、当該情報表示テープ(45)を手摺ベルト(47)の頂側部(75、76)に貼付し、この間に第4操作者(P.)が遊離剥離テープ(49A)を適所へ排出することを特徴とする手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法。
【請求項18】
前記請求項17記載の手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法において、前記手摺ベルト(74)の開放された一端部の乗降床(72)に起立する第3操作者(P)が、前記情報表示テープ貼付装置(X、Y)前後の把持部(6、7)を把持して、その垂直平行状左右側板(1、1)前部の左右に平行状に

計方向に回動させて後部を上昇させた後、前記第3操作者(P)と前記手摺ベルト(74)の開放された一端部の対向位置に起立する第4操作者(P)が、該情報表示テープ貼付装置(X、Y)上の情報表示テープロ−ル(45)から巻き戻した情報表示テープ端部(45A)から、さらに剥離した剥離テープ(49)を適所へ排出する一方、剥離テープ(49)剥離後の情報表示テープ端部(45A)を停止する手摺ベルト(74)の開放された端部に貼付(45B)した後、第3操作者(P)が後部の上昇する情報表示テープ貼付装置(X、Y)を反転降下させて、手摺ベルト(74)端部と平行状にした後、第3、第4操作者(P、P)の何れかが、前記手摺ベルト(74)の低速駆動切換可能なスイッチ(S)、又は当該手摺ベルト(74)の連動するエスカレータ(70)若しくは動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオンして、当該手摺ベルト(74)を一周させて、該情報表示テープ(45)を手摺ベル(47)の頂側部(75、7

操作者(P)が前記手摺ベルト(74)の低速駆動切換可能なスイッチ(S)、又は当該手摺ベルト(7)に連動するエスカレータ(70)又は動く歩道の低速駆動切換可能なスイッチをオフして、当該手摺ベルト(74)を停止させることを特徴とする請求項17記載の手摺ベルトへの情報表示テープ貼付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公開番号】特開2007−176699(P2007−176699A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−381278(P2005−381278)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(391054534)小原理機株式会社 (3)
【Fターム(参考)】