説明

開口手段を有する可撓性パッケージ

多数の物品(33、34)を収容するための可撓性パッケージであって、このパッケージは開口手段(3)を有する少なくとも1つの側壁(2)を含む。開口手段は、把持手段(12)及び引き裂き手段(11)を含み、把持手段は側壁の外部パネル(7)に形成される。開口手段(3)は、側壁(2)の引き剥がし部分を引き裂くことによって側壁に開口部を作るよう適合されている。外部パネル(7)は、第1ストラップ(14)を更に含むが、これはパッケージを開口した後、パッケージ(1)の上縁部に隣接したままである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の目的は、特に、1つ以上のシリーズに統合された形態にあるパッケージに配置されるおむつ用の可撓性包装として好適なパッケージに関する。パッケージの内容物の個々の取り出しのために、開口部はパッケージの少なくとも1つの側壁に作製することができる。
【背景技術】
【0002】
開口機構を有する可撓性パッケージは、例えば米国特許出願公開第2006/0021894(A1)号に開示されている。開口機構が側壁において促進され、開口の際に、パッケージに含まれる物品へのアクセスを提供する。開口部(opening)は開口(aperture)を使用することによって開始できる。パッケージは脆弱線に沿って引き裂いて開く。脆弱線はパッケージの上縁部に延び、その一方で、開口はこの縁部のやや下に配置される。開口(opening)されると、全開口(aperture)は下向きに引き裂かれる。
【0003】
このパッケージに関連する不利な点の1つは、パッケージがガセットの外部パネルで持ち上げられた場合、パッケージが誤って裂ける可能性があるということである。更に、提供される開口部が比較的大きいので、パッケージ内に含まれた内容物は、開口されると容易にパッケージから落下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不用意に開かない可撓性パッケージ用の開口機構を提供することは、本発明の目的である。
【0005】
パッケージ内に含まれた物品又は物品の一部が、開口の後、パッケージから落下せずにパッケージ内に含まれている開口機構を有するパッケージを提供することは本発明の更なる目的である。例えば、物品が多数のおむつである場合、おむつは開口の後、パッケージ内に保持されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、多数の物品を含むよう適合された可撓性パッケージを提供する。パッケージは、サイドシームを有する少なくとも1つの側壁を含み、この側壁は上縁部及び下縁部を更に有し、少なくとも1つのガセットが側壁に形成される。
【0007】
少なくとも1つのガセットは、外部パネルによって覆われる内部パネルを含み、外部パネルは、側壁の上縁部に隣接して位置する上縁部を含む。外部パネルの上縁部は、側壁の幅全体上に延びる。側壁は開口手段を含み、開口手段は把持手段及び引き裂き手段を含む。把持手段は外部パネルに形成され、開口手段は、側壁の引き剥がし部分を引き裂くことによって、側壁に開口部を作るように適合されている。
【0008】
多数の物品からの1つ以上の物品は、パッケージから開口部を通して取り出すことができ、外部パネルは、第1ストラップを更に含み、第1ストラップは把持手段の上縁部から外部パネルの上縁部まで延び、第1ストラップは外部パネルの幅全体上に延びる。
【0009】
開口部を形成した後、外部パネルの上縁部及び第1ストラップはパッケージの上縁部に隣接したままである。
【0010】
少なくとも1つの側壁に少なくとも1つのガセットを含む可撓性パッケージの製造方法を提供することは、本発明の更なる目的である。少なくとも1つのガセットは外部パネルによって覆われる内部パネルを含み、外部パネルの上縁部は、側壁の幅全体上に延び、側壁は把持手段を有する開口手段を含み、把持手段は外部パネルに形成される。本方法は、
機械方向に移動するとともに、二つ折部分及び四つ折部分を機械横方向に含むエンドレスシートを提供する工程であって、この二つ折部分は2つの層を含み、四つ折部分は4つの層を含み、四つ折部分の外側層は二つ折部分の2つの層と同一の広がりを持つ工程を含む。
【0011】
更に、構造的弱化部は、四つ折部分の上方側縁部からある距離をおいて四つ折部分内に導入され、これにより構造的弱化部は把持手段を形成する。
【0012】
最終的に、機械横方向に沿って延び、かつ構造的弱化部を横断するシームに沿って、二つ折及び四つ折部分の全ての層は切断され、継ぎ合わされる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本明細書は、本発明を特に指摘しかつ明白に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の図面を添付の明細書と併せ読むことによって更によく理解されるものと考えられ、類似の構成要素には同じ参照番号が付与される。
【図1】一連のおむつを含み、引き剥がし方向に沿って脆弱線を有する開口手段を含み、かつストラップのすぐ下の壁の一部を把持し開口するための穿孔舌部を含む側壁を有する、ホイルパッケージの斜視図。
【図2】側壁が開口した状態の図1のパッケージの斜視図。
【図3】2列のおむつを含み、かつ引き剥がし方向に沿って徐々に広がる脆弱線を有する、パッケージの別の実施形態の斜視図。
【図4】2つのジグザグを有する穿孔として設計されている引き裂き手段を有する、図3によるパッケージの側面図。
【図5】把持手段として強化された開口を含む、パッケージの別の実施形態の側面図。
【図6】エンドレスシートから製造過程にある、2つのパッケージの正面図。
【図7】折り畳まれていない形状における、図6による2つのパッケージの略図。
【図8】断面A−Aに沿って見た、図5によるエンドレスシートの様々な層の略図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書で使用するとき、「おむつ」とは、一般に乳幼児及び失禁者により胴体下部の周囲で着用される吸収性物品を指す。おむつは、テープを使用して着用者上に締結されてもよく、又は別の方法として、おむつは、サイドシームを有してもよく、これらは、恒久的又は再締結可能に互いに締結され、それによっておむつは、従来の下着の様に着用者に適用される(即ち、ユーザーが、各脚部開口部にその脚を通し、その後おむつはその最終位置に引き上げられる)。
【0015】
「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、及び「含む(comprises)」は、その目的語、例えば構成要素の存在を指定する制限のない用語であるが、当該技術分野で既知の、又は本明細書で開示する他の機構、要素、工程若しくは構成要素の存在を排除しない言葉である。しかしながら、更なる他の機構、要素、工程又は構成要素の存在は、用語「含む(comprse)」、「含んでいる(comprising)」、及び「含む(comprises)」では要求されず、よって用語「〜からなる」及び「本質的に〜からなる」も包含する。
【0016】
本発明の可撓性パッケージは矩形であってもよく、熱可塑性材料を含んでもよい。更に、可撓性パッケージは複数の壁、典型的には2つの対向する側壁2、38、前壁及び後壁、並びに上壁及び底壁を含む。
【0017】
各側壁2は、上壁に隣接して位置する上縁部4及びパッケージの底壁に隣接して位置する下縁部5を有する。各側壁2は、パッケージの前壁及び後壁にそれぞれ隣接して位置する2つの対向する側縁部16、17も有する。
【0018】
充填されたパッケージ1の材料は、パッケージの前壁及び後壁から側壁2までの上に折り畳まれる。また、少なくとも上壁からの材料は側壁上に折り畳まれる。しかしながら、底壁からの材料も、側壁2上に折り畳まれてもよい。シーム24は、側壁2に形成されて、閉じたパッケージ1を提供する。シーム24は、本質的に側壁2の上縁部4から側壁2の下縁部5の方へ延びる。更に、少なくとも1つのガセット6は、各側壁の上縁部4に隣接した各側壁2に形成される。各ガセットは、外部パネル7によって覆われる内部パネル8を含む。内部パネル8及び外部パネル7は同一の寸法及び同一の形状を有する。
【0019】
典型的に、ガセット6は、図1及び5に例示として示されている、上縁部4及び2つの折り畳み線20、21によって形成される三角形の形状に形作られる。ガセット6によって形成されるポケットは、内部パネル8及び重なっている外部パネル7を含み、外部パネル7は2つの層の材料を含む。外部パネル7は、側壁2の上縁部4に隣接して位置し、かつ内部パネル8の上縁部10に隣接して位置する上縁部9を含む。このように、ガセットの上縁部9は側壁2の上縁部4と同一の広がりを持つ。本発明の典型的なパッケージ1は、例えば図1に示されている。
【0020】
可撓性パッケージ1は、多数の物品33、34を含むことができる。例えば、本発明のパッケージ1は、多数のおむつを収容するために使用されてもよい。おむつ33、34は、折り畳まれてもよく、多数の折り畳まれたおむつはパッケージ内で1列以上に配置されてもよい。
【0021】
おむつは典型的に長手方向軸及び横断方向軸を有する。おむつの一方の端部は、おむつの前側腰部領域として構成される。反対側の端部は、おむつの後側腰部領域として構成される。おむつの中間部分は、前側腰部領域と後側腰部領域の間で長手方向に延びる股領域として構成される。股領域は、おむつを着用した際に、一般に着用者の脚の間に位置するおむつの部分である。更に、横断方向軸は典型的におむつの股領域にある。
【0022】
二つ折のおむつでは、おむつはその横断方向軸に沿って、又はその横断方向軸の近くで股領域で折り畳まれる。折り畳まれたおむつでは、前側腰部領域は、後側腰部領域に隣接して位置し、前側及び後側腰部領域は実質的に同一の広がりを持つ。
【0023】
あるいは、おむつは三つ折でもよく、これにより、前側又は後側腰部領域の一方が、股領域の上に折り畳まれ、その後残っている腰部領域が最初に折り畳まれた腰部領域上に折り畳まれる。
【0024】
折り畳まれたおむつは2つの主表面を含む。例えば、二つ折のおむつでは、第1の主表面は、おむつの前側腰部領域及び股領域の一部を含み、その一方で、第2の主表面はおむつの後側腰部領域、及び股領域の残部を含む。しかしながら、三つ折のおむつも2つの主表面を有する。可撓性パッケージ内に配置されたとき、主表面はパッケージ1の側壁2の方に面しているべきである。
【0025】
パッケージ1が、1列以上のおむつを含む場合、おむつは、各列に、主表面33、34がパッケージの側壁2の方へ面するように、配置されるべきである。
【0026】
また、パッケージ1内に配置された、折り畳まれたおむつは、パッケージの上壁の方に位置する上部及び底壁の方に位置する下部を有する。
【0027】
2つの側壁2の少なくとも1つは、パッケージ1を開口するのに役立つ開口手段3を含む。開口手段3は、把持手段12及び引き裂き手段11を含む。
【0028】
把持手段12は、外部パネル7を通って又は外部パネル7に形成される。把持手段12はそれが、人の1本以上の指が把持手段12に入り、パッケージ1を持ち上げることができるということが確実である限り、任意の形状をとっても、任意の形態(即ち、開口、穿孔、スリット等)を有してもよい。把持手段12は、開口37として形成されてもよい。あるいは、把持手段12は、外部パネル7のスリットとして(即ち、把持手段12を形成するとき、いずれの材料も除去することなく)形成されてもよい。
【0029】
あるいは、把持手段12は、パッケージを持ち上げることを意図するユーザーが、その指でポケット又はガセット6を通して把持し、それによって少なくとも部分的に穿孔を破壊するとき、例えばスリットに変形される、穿孔などの弱化領域として形成され得る。これらの実施形態では、人の1本以上の指が、当然ながら、穿孔が破壊された後に把持手段12に入るだけでよい。把持手段12が、例えば、図5に例示されるように開口37として形成されるとき、開口の形状は、矩形、楕円形、又は更には円形であってもよい。あるいは、開口37の形状は、任意の他の、更にはスリット様の形状をとってもよい。
【0030】
外部パネル7は、第1ストラップ14を更に含み、これは把持手段12の上の外部パネル7の一部、即ち、把持手段12の上縁部31から外部パネル7の上縁部9までの幅に延びる部分である。ストラップ14は、パッケージ1を持ち上げるために下から手で把持されてもよい。
【0031】
更に、ストラップ14はまた、パッケージを持ち上げるために上から把持されてもよい。このように、ユーザーは、内部8と外部パネル7との間の上縁部4からポケット又はガセット6内にその指を入れてもよい。指先が進むとき、それらは、最初に把持される際に破壊されるべき弱化部としての、開口又は他に設計される把持手段12の領域で外部パネル7を通過するか、又は貫通することができる。
【0032】
いずれかの把持方法において、ユーザーの手が、第1ストラップ14の周辺を把持し(clasp)、パッケージ1の容易かつ直感的な持ち上げ及び移動を可能にする。ストラップ14は、把持手段のすぐ上に手で適用され、加えられた力を受ける。パッケージが持ち上げられるとき、ストラップ14は、十分な抵抗をもたらし、その力を、ストラップ14を引き裂くことなく、パッケージ1の残りに移動させる。したがって、パッケージ1の意図されていない開口は、効果的に防止することができる。
【0033】
開口手段3を利用して、側壁2に開口部25を作ることができ、個々の物品33、34(例えば多数の物品からのおむつ)は、開口部25を通して取り出すことができる。開口を容易にするために、側壁の一部、即ち引き剥がしストリップ23は、引き剥がすことができる。例示される実施形態では、引き剥がし動作13は側壁2の下縁部5へと下方に向けられてもよい。開口部25はまた、パッケージ1の他の壁部に延びてもよい。これらの実施形態では、引き剥がし部分23の一部は、パッケージ1の1つ以上の他の壁部に延びる。典型的に、開口部25は側壁2にのみ含まれる。
【0034】
しかしながら、第1ストラップ14は、開口部25に寄与しない。したがって、第1ストラップ14及びその機能は、パッケージ1の引き裂き開口によってほとんど影響を受けず、即ち、第1ストラップ14は、引き剥がし部分23に含まれない。代わりに、第1ストラップ14は、パッケージ1の開口の際に、引き剥がす又は引き下ろされる側壁2の部分23の外側に配置される。よって、パッケージ1が開口された後でも、第1ストラップ14はパッケージ1を持ち上げる又は移動するのを補助するために更に使用することができる。
【0035】
把持手段12の上縁部31からガセット6の上縁部9まで延びる第1ストラップ14の幅は、10mm〜50mmの範囲であってもよい。これらの寸法は、便利な運搬を可能にし、第1ストラップ14が持ち上げる際に引き裂かれることがないようにする。
【0036】
把持手段12は、上縁部31を有してもよく、これはまた第1ストラップ14の下縁部31を形成する。この上縁部31は、側壁2の上縁部4の方に面している。
【0037】
図4及び5に例示されるように、把持手段12は下縁部40も有してもよく、これは側壁2の下縁部5の方に面している。把持手段12の下縁部40は、例えば側壁2の下縁部5の方に引き剥がされる、引き剥がし部分23に付随する。把持手段12の上縁部31は、パッケージ1の開口の後も、第1ストラップ14に付随する。したがって、開口されると、把持手段12は分解される。開口されたパッケージでは、全ての上部及び下部の境界縁部31、40を含む、その完全な形態の把持手段12は、もはや存在しない。
【0038】
上述のとおり、把持手段12は、ガセット6の外部パネル7を通って、又はガセット6の外部パネル7に形成される。このように、ガセット6によって覆われるポケットの一部は、把持手段12の下縁部40から側壁2の下縁部5の方へ延びる。ポケットが三角形の形状をとる場合、把持手段12の下縁部40から、下方に延びるポケットの部分もまた、より小さいが、三角形の形状をとる。この、より小さい三角形は、ユーザーの指の少なくとも一部をスリットを入れるのに使用することができ、これは脆弱線18、19に沿ってパッケージ1を引き裂き開口するのを助けるが、これは以下に詳細に説明される。
【0039】
引き裂き手段11は、脆弱線18、19を含んでもよい。脆弱線は、互いに離間している第1部分18及び第2部分19を含んでもよい。脆弱線の第1部分18は、引き剥がし部分又は引き剥がしストリップ23の左側境界線を特定し、その一方で脆弱線の第2部分19は、引き剥がし部分23の右側境界線を特定する。部分18及び19は両方とも、把持手段12から延びる。例えば、第1部分18及び第2部分19は、側壁2の下縁部5の方へ延びる。しかしながら、第1部分18及び第2部分19はまた、パッケージに含まれる、1つ以上の壁部、例えば前壁、後壁、上壁、又は底部の中に延びてもよい。
【0040】
脆弱線の第3部分47は、ガセット6の内部パネル8でポケット内に延び、かつ脆弱線の第1部分18及び第2部分19に接続する。
【0041】
パッケージ1が、脆弱線18、19に沿って引き裂き開口されるとき、脆弱線の第3部分37の上を、第1側壁2の上縁部4の方へ延びる内部パネル8の部分は、第2のストラップ15を形成することができる。第2のストラップ8は、本質的に第1ストラップ14と同一の広がりを持ってもよい。しかしながら、第2ストラップ15は、第1ストラップ14よりも、小さい幅又は大きい幅を有してもよい。更に、第2ストラップはガセット6の内部パネル8に形成される。それは、左及び右に、2つの反対側に配置された折り畳み線20、21によって限定される。パッケージ1がまだ閉じているとき、第2ストラップ15の下縁部26は、例えば、側壁2の引き剥がし部分23の三角形の形状のポケット部分の上縁部28に隣接する。2つの対応する縁部26及び28は、脆弱線の第3部分47によって互いに接続されており、これは図7の折り畳まれていない形状に例示されている。
【0042】
開口の後、開口部25を作るために引き剥がされていない、残りの側壁の部分は、脆弱線の第1部分18及び第2部分19から、それぞれ側壁2の側縁部16、17に延びてもよい。一部は側壁2の脆弱線18の第1部分から1つの側縁部16まで外側に延びてよく、もう一方の部分は、側壁2の脆弱線19の第2部分から反対側の側縁部17まで外側に延びてもよい。第1ストラップ14及び任意による第2ストラップ15は、2つの横方向の側壁部分間の開口部25の上の2つの部分に接続する。外部パネルは、第1の外側ストラップ14を形成し、内部パネル8は、任意による第2の内側ストラップ15を形成する。
【0043】
第1ストラップ14及び任意による第2のストラップ15は、側壁2のこれらの部分と連結して、脆弱線18、19の様々な部分から、対応する側縁部16、17の方へ延びて一種のフレームを形成する。このフレームは、開口の後でも、パッケージの外側形状を保持する手段をもたらす。第1ストラップ14及び任意による第2ストラップ15は、本質的に同一の広がりを持ってもよい。
【0044】
更に、位相的な観点から、第1ストラップ14は、横方向の折り畳み線20、21にわたって第2ストラップ15内に延びる。
【0045】
また、開口の後に、フレームは、確実にパッケージ1内に含まれる物品33、34が、パッケージ1内に留まり、落下しないようにするのを助ける。物品、例えばおむつ33、34の上部は、フレームによってパッケージ1内に維持される。しかしながら、また、第1ストラップ14のみを有することが、パッケージ1内に物品33、34を維持することを確実にするのに十分な場合もある。そのような実施形態では、脆弱線の左及び右、第1部分18及び第2部分19は、側縁部16、17に沿って実質的に延びてもよく、脆弱線18の第3部分は側壁2の上縁部4に沿って延びてもよい。このように、ほぼ全側壁が、開口部25を作るために引き剥がされてもよい。しかしながら、上記のようなフレームを有する実施形態が好ましい。
【0046】
脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は、可撓性パッケージ1内に定置されるべき物品33、34の寸法によって決まる。また、例えば、パッケージ1は、多数の折り畳まれたおむつ33、34を含む場合、開口部25の寸法もまた、パッケージ1に含まれるおむつの列35、36の数により決まる。パッケージ1が、おむつ33、34の1列のみを含む場合、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は典型的に、互いに隣合わせに配置されるおむつの2列35、36を含むパッケージ1と比較して、小さい。パッケージ1を開口した後、各列35、36の第1のおむつは、その主表面の1つを有する開口部25の方に直接面する。
【0047】
本発明のパッケージ1は、例えばおむつなど、4列の物品も含んでもよい。これらの実施形態では、2列は、それらの側部が互いに隣合わせに配置されており、その一方で、2つの更なる列は最初の対の列の下に同様に配置される。これらの実施形態では、脆弱線18の引き剥がし部分23及び付随する第1部分43及び第2部分44は、パッケージ1の下縁部5の方へ下向きに更に延びていてもよい。これらの実施形態では、最初により小さい開口部25は引き裂き開口されて、おむつの上方の2列にアクセスすることができる。おむつの上方の2列が使用された後、開口部は、脆弱線18の第1部分43及び第2部分44を、それらの全長に沿って使用することによって拡大するか、又は延ばすことができる。この方法において、おむつの下方の2列は、おむつの上方の2列の使用時に、パッケージ内部にしっかりと保持される。あるいは、4列のおむつを含むパッケージ1は、2つの別個の脆弱線18を含んでもよく、上方の脆弱線は把持手段12に付随する。下方の脆弱線は把持手段12から独立しており、上方の脆弱線12からも独立している。
【0048】
パッケージが1列のおむつのみを含む場合、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は、開口部25の方へ面する物品の主表面の幅よりも小さくてもよい。この実施形態では、パッケージ1を脆弱線18、19に沿って開口した後、おむつの主表面の1つは、開口部25の方に面し、おむつの主表面の側部は、脆弱線の第1部分18及び第2部分19から、それぞれ側壁2の側壁部16、17まで延びる側壁2の部分によってパッケージ1内に保持されてもよい。
【0049】
パッケージがおむつ33、34の2列35、36を含む場合、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は典型的には、おむつの両方の列35、36の一緒にとられた幅よりも小さくてもよい。しかしながら、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は、おむつの主表面の幅よりも広くてもよい。この実施形態では、パッケージ1を脆弱線18、19に沿って開口した後、側壁2の側縁部に隣接して位置し、かつ開口部25の方へ面するおむつの主表面の側部は、側壁2の脆弱線の第1部分18又は第2部分19から側縁部16、17の1つまで延びる側壁2の部分によってパッケージ1に保持されてもよい。
【0050】
しかしながら、おむつの隣接する列35、36の、おむつ33、34に隣接して位置するおむつの主表面の他の側部は、パッケージ1内に、主に隣接する列35及び36のおむつ間の摩擦力によって保持することができる。
【0051】
本発明のパッケージ1では、2つの、反対側に配置された側壁2、38は、側壁2、38それぞれのガセット6に含まれる外部パネル7に、又は外部パネル7を通って形成される把持手段12、39を含んでもよい。2つの把持手段は、形状において同一であるよう構成されてもよく、又は互いに異なってもよく(例えば、第1把持手段は、開口として構成されてもよく、その一方で第2把持手段は、スリットとして構成されてもよい)、あるいは把持手段は異なる形状をとってもよい。あるいは、第2把持手段は、反対側の側壁に含まれなくてもよいが、パッケージ1の上壁に付随するハンドルとして構成されてもよい。しかしながら、2つの把持手段は、パッケージ(特に、比較的大きな及び/又は比較的重いパッケージ1)の運搬をより容易にすることができる場合がある。しかしながら、典型的には、1つの側壁2のみが引き裂き手段11及び開口手段3を含む。
【0052】
第1側壁2に形成される開口部25は、上方領域で幾分狭くなってもよい。これは、開口の後、パッケージ内におむつの上部を保持するのに役立つ。開口部の下方領域は、おむつ33、34を把持し、それを開口部25から外に引っ張るのを容易にするために、より広くてもよい。
【0053】
図4の実施形態に示されるように、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙は、第1の上方区分に沿って第1の距離45を有してもよく、この上方区分は、把持手段12から屈曲又は湾曲41、42の方へ延びる。それらの下方区分43と下方区分44との間では、把持手段12から更に離れて(例えば、側壁2の下縁部5の方へ)延び、脆弱線18、19の部分は第2の距離46を有してもよい。第1の距離45は第2の距離46と比較して、より小さくてもよい。これにより、パッケージ1に含まれるおむつ33、34の上部は、それらが少なくとも第1ストラップ14によってパッケージ1内に保持されており、かつ残りの側壁が、脆弱線18、19から側壁16、17の対応の側縁部に延びるので、パッケージからの落下が防止される。
【0054】
このように、脆弱線の上方第1区分18、19に沿って、開口部25は、脆弱線の下方の第2区分43、44と比べて幾分狭い。
【0055】
パッケージ1で第2区分43に隣接して位置する物品33、34のこれらの部分は、第2区分43、44の領域に開口部25を通って、より容易に膨れ出ることができる。したがって、パッケージ1を開口すると、消費者が物品(例えば、折り畳まれたおむつ33、34)を把持するのは、より容易である。開口部25に最も近く位置する物品(例えば、折り畳まれたおむつ33、34)は、開口部25から外に膨れる物品(例えば、折り畳まれたおむつ33、34)の領域で消費者が容易に取ることができる。あるいは、第1物品(例えば、第1の折り畳まれたおむつ33、34)及び1つ以上の以下の物品(例えば、折り畳まれたおむつ)は、第2の距離46が列の2つ以上の物品(例えば折り畳まれたおむつ)が開口部から外に膨らむことができるならば、一緒に取り出されてもよい。
【0056】
また、パッケージ1が物品(例えばおむつ33、34)の1列35、36のみを含み、脆弱線の第1部分18と第2部分19との間の間隙がそれぞれ、上記の第1区分18、19及び第2区分43、44を含む実施形態では、第2の距離46は、開口部25の方へ面する物品の主表面の幅よりも小さくてもよい。次に、第1の距離45もまた、開口部25の方へ面する物品の主表面の幅よりも明らかに小さい。
【0057】
パッケージ1がおむつ33、34の2列35、36を含み、脆弱線がそれぞれ上記のような第1区分18、19及び第2区分43、44を含む場合、第2の距離46は、両方の列35、36が一緒にとられる幅よりも小さい。しかしながら、第2の距離46は、おむつの主表面の幅よりも広くてもよい。
【0058】
ガセット6が側壁2、38に構成される方法は、当該技術分野において周知である。外部パネル7は、2つの層(内側層及び外側層)を含む。把持手段12を補強するために、外部パネル7の内側層及び外側層は、把持手段12の縁部31、40に隣接して補強されてもよい。補強の構造は、意図される構造体に沿って外部パネル7の内側及び外側層を接着、結合、又は連結することによって導入されてもよい。
【0059】
かかる補強された構造体52は、例えば図5に例示されている。ここで、把持手段12は、およそ矩形の形状の領域の上で材料の一部の切り取りとして実施される開口37を含む。この開口37は、閉じた補強の構造体52によって囲まれる。しかしながら、補強の構造体52は、把持手段12が開口37であるそのような実施形態に限定されず、把持手段はまた、上記のような任意の他の方法で促進されてもよい。
【0060】
把持手段12の上縁部31にのみ隣接する内側層及び外側層を補強することが望ましい場合もある。特に、把持手段12の上縁部に隣接する第1ストラップ14の下方領域の層を補強することが望ましい場合もあるが、それはパッケージ1を持ち上げる際に、第1ストラップ14は典型的に、把持手段12と比較して大きな歪を受けるからである。
【0061】
把持手段12に近接して外部パネル7を補強するために、内側層及び外側層は把持手段12の全ての上縁部31及び/又は下縁部40に隣接して互いに接着されてもよい。あるいは、内側層及び外側層は少なくとも把持手段12の上縁部31に隣接して互いに接着されてもよく、あるいは把持手段12の下縁部40のみに隣接して互いに接着されてもよい。
【0062】
内側層及び外側層の接着は、特に可撓性パッケージが熱可塑性材料で作製される場合、例えば、接着剤結合、圧力接着によって、並びに熱接着又は超音波接着によって達成することができる。更に、当該技術分野において既知の他の好適な接着手段も本発明の範囲内である。内側層及び外側層の接着は、把持手段12の縁部に隣接して断続的に接着されてもよく、あるいは、把持手段12の上縁部及び/又は下縁部31に隣接して延びる連続的な接着線として実施されてもよい。
【0063】
図6〜8は、可撓性パッケージ1の可能な製造方法を概略的に例示する。パッケージ1の製造は、機械方向(MD)53に移動するエンドレスシートを含むパネルから始まる。図6に例示され、図8でA−Aに沿って横断面で示されるシートは、折り畳まれたシートが機械方向53で、二つ折部分60及び四つ折部分59を含むような方法で、複数回折り畳まれている。折り畳み線57、58は、機械方向53でエンドレスシートに沿って延びる。機械横方向(CD)では、シートは横方向縁部65及び66を有する。折り畳み線58は、折り畳まれたシートの上方横方向縁部66を形成し、その一方で他の折り畳み線57は、二つ折部分60と四つ折部分59を分離する。折り畳まれたシートは、下方横方向縁部65を更に有し、これは二つ折部分60にある。二つ折部分60の下方の横方向縁部65は、後にパッケージ1の底壁の少なくとも一部を形成し、折り畳み線58と重なる四つ折部分48の横方向縁部66は、パッケージ1の上壁の一部を形成する。
【0064】
M型に折り畳まれたシートの四つ折部分59は、二つ折部分60の2つの層61、62と同一の広がりを持つ、2つの外側層61、62を含む。2つの外側層61、62間に挟まれて、四つ折部分59は、重なる方法で隣接して定置される2つの内側層63、64を更に含む。2つの内側層63、64、並びに2つの外側層61、62は折り畳まれたエンドレスシートの部分である。内側層63及び64は、折り畳み線57で互いに結合し、各内側層63、64は、折り畳み線58で、隣接する外側層61、62内に結合する。
【0065】
図6及び8の比較により、図6で水平に延びる折り畳み線57及び58はまた、図8の断面図において水平に配置される。実例として、この横断面図では、エンドレスシートの様々な部分が、ある種のM型の折り畳みを形成する。様々な層61、62、63、64が、折り畳み線57及び58に沿ってそれら自体の上に折り畳まれる。本発明の方法によると、層61、62、63、64は、互いの上に平坦に位置する。
【0066】
折り畳まれたエンドレスシートを、二つ折部分60及び四つ折部分59を含むM型の折り畳みにした後、少なくとも1つの構造的弱化部50は、四つ折部分59を通って、又は四つ折部分59に導入される。この構造的弱化部50は、パッケージ1の把持手段12に対応する。構造的弱化部50は、穿孔、ジグザク構造体として、あるいは四つ折部分59の材料で部分的な若しくは完全な切断部又はスリットとして実施されてもよい。構造的弱化部50はまた、舌様部分22、54が得られるように四つ折部分59で不完全な切り取りとして実施されてもよい。また、構造的弱化部は、例えば矩形、楕円形、円形、又は多角形の開口37として提供することができる。
【0067】
構造的弱化部50を導入した後、シートの全ての層61、62、63、64は、実質的に機械横方向に走るシーム24に沿って封止され、切断される。シーム24は更に構造的弱化部50を割って、分割する。典型的に、封止及び切断はシーム及び切断の統合された段階によって同時に実施される。封止によって、シートの全ての層61、62、63、64は、1つの工程で、二つ折部分60の2つの層61、62、並びに四つ折部分60の全ての層61、62、63、64に連結するサイドシーム24を本質的に備える。シーム24は、実質的に機械横方向53及び折り畳み線57、58に垂直に延びる。シーム24の形成、並びに隣接するパッケージ55、56の切断又は分裂は典型的に、単一の工程で便利なシーム及び切断装置によって実施される。
【0068】
図5、6及び8の比較では、様々な層61、62、63、64の封止、及びパッケージ1でのそれらの最終的な配置が明らかになる。垂直に延びたシーム24は、領域の2つの外側層61、62に連結し、2つの外側層は、パッケージ1の側壁2の左及び右側部分を形成する。更に、シーム24は、2つの内側層63、64も接着する。図1に関して、内側層63、64のこれらの部分は、後に外部パネル7の内側層を形成し、一方で外側層61、62の部分は外部パネル7の外側層を形成する。内部パネル8及び第2ストラップ15は、全体的に内側層63、64によって形成される。
【0069】
図5において、四つ折部分59の全ての4つの層61、62、63、64に導入される構造的弱化部50は、シーム24によって分裂される閉じた楕円形状を有する。その楕円の内側部分は、それが開口として、スリットとして、又は舌様部分として提供されているとしても、部分22及び部分54に分割され、シーム24の左及び右に隣接して配置される。両方の外側層61、62及び両方の内側層63、64は、各パッケージ55、56を別々に展開することによって前述の構造的弱化部50を等しく備えるため、各外側層61、62及び各内側層63、64内の半楕円構造体22、54は、シーム24を対称軸として、図5に示されるように、相互に閉じた楕円形を完成する。
【0070】
更に、外側パネル7に補強の構造体52を提供するのは有益であり得る。補強の構造体52は、構造的弱化部50と同時に導入されてもよい。しかしながら、構造的弱化部50がエンドレスシートに適用される前に、補強の構造体52を導入することも有利であり得る。
【0071】
補強の構造体52は、任意の形状であってもよい。それは楕円形、円形であってもよく、又はスリット様の幾何学的形状を有してもよい。更に、補強の構造体52は、四つ折部分59の横方向縁部66からある距離をおいて定置又は配置されるべきである。構造的弱化部50と横方向縁部66との間の距離は、最終的なパッケージでの第1ストラップ14の高さを画定する。よって、横方向縁部66は、外部パネル7の上縁部9に対応する。補強の構造体52は、補強の構造体52の形状に沿って、内側層63、64を対にして隣接する外側層61、62と結合又は接着することにより、外部パネル7で導入することができる。
【0072】
図8に関する詳細では、外側層62は、任意の種類の好適な結合又は接着手段によって、例えば超音波接着、熱接着、又は圧力接着によって、その隣接する内側層64と結合又は接着することができる。したがって、外側層61は、内側層63と結合又は接着される。しかしながら、補強の構造体を導入したとき、2つの内側層63、64は、互いに結合又は接着されない。例えば、超音波、熱、又は圧力接着を適用したとき、2つの内側層63、64は互いから分離されたままであるということが確認されなければならない。
【0073】
内側層63、64の選択的及び系統的分離のために、分離手段又は分離剤は、外側層61が隣接する内側層61と接着又は結合される前に、かつ外側層62が、補強の構造体52に沿って内側層64と接着又は結合されるとき、内側層間に挿入されて又は定置されてもよいということが提案されている。特に、補強の構造体52を導入するために、熱又は超音波接着が適用されるとき、耐熱分離手段、例えば、所望により非粘着媒体又は非粘着コーティングでコーティングされ得る耐熱シートを利用することは有利である。
【0074】
例示される実施形態では、補強の構造体52は、閉じた形状であり、構造的弱化部50は補強の構造体52内に隣接して配置される。典型的に、把持手段12及び開口37又はスリットは、補強の構造体52によって囲まれている。しかしながら、補強の構造体52は完全に構造的弱化部50を囲む必要はない。
【0075】
図6に例示されるように、構造的弱化部50を、連続して機械方向53に配置される2つのパッケージ55、56の四つ折部分59内に導入することによって、把持手段12は、2つの可撓性パッケージ55、56内に同時に導入することができる。
【0076】
シーム24は、構造的弱化部50及び任意の補強の構造体52も交差し、把持手段12を2つのフラップ区分22、54に分けるが、これらはそれぞれ、異なるパッケージ55、56に対応する。フラップ区分22及び図6でシーム24の左に配置される構造的弱化部50の部分は、パッケージ55の側壁2の把持手段12を形成する。それに応じて、他のフラップ区分54及びその構造的弱化部50は、別のパッケージ56の把持手段12を形成する。よって、エンドレスシートでは、1つのパッケージの構造的弱化部50は、隣接するパッケージの構造的弱化部50と直接接触する。
【0077】
シーム24による構造的弱化部50の分割により、連続したパッケージ55、56を封止することができ、その後で互いから分離することができる。しかしながら、シーム24の導入及びシーム24の方へ延びる接着された層の分割は、一般的又は組み合わされた製造工程で実施することができる。機械方向でのシーム24の位置は、完全に正確である必要はなく、一定の制限内で様々であってもよい。例えば、図6に示されるように、両方のパッケージ55、56に属する楕円形の構造体50が異なる方法でシーム24によって分割される場合、フラップ区分22及び54は、機械方向53でのそれらの延長に関して異なるであろう。それにもかかわらず、それらの形状は、シーム24の位置に関して対称的であってもよい。しかしながら、各最終的なパッケージでの把持手段12は、消費者によって都合よく把持され得るということを確実にしなければならない。
【0078】
シーム24が、様々な層61、62、63、64を結合する材料内に導入され、2つの隣接するパッケージ55、56を分裂する前に、脆弱線18、19は少なくとも四つ折部分59内に導入されてもよい。脆弱線18、19の延伸によって、線はそれぞれ二つ折部分60内に延びてもよい。脆弱線は、四つ折部分59及び二つ折部分60の全ての層61、62、63、64に同時に導入される。脆弱線18、19は、全てのこれらの層61、62、63、64で同一の重なっている形状を実質的にとる。
【0079】
脆弱線18、19は所望の補強の構造体52を通って延び、構造的弱化部50の少なくとも縁部に延びる。物品33、34でパッケージ1、55、56を充填した後に、シーム24に沿って、隣接して製造されたパッケージ55、56を継ぎ合わせ、分裂した後、脆弱線18の第1部分18及び第2部分19は明らかになり、両方は構造的弱化部50内に延び、図5に示されるように、任意に、補強の構造体52を横断する。
【0080】
図7は、シーム24に沿って接着されていない又は結合されていないときであるが、折り畳み線57及び58に対して折り畳まれていないときの、図6の2つのパッケージ55、56を概略的に示す。
【0081】
2つの外側区分62及び61は、図8の2つの外側層に対応し、内側区分63及び64は2つの内側層に対応する。上記のプロセスに関して、図7の実例は、例示目的のための代表例にすぎない。実際の状況では、層62及び64の補強の構造体52は互いに結合され、層61及び63の対応する補強の構造体52は、それぞれ結合又は接着される。
【0082】
その第1区分18、第2区分19、及び第3区分47を有する脆弱線は、2つの外側層61、62(第1及び第2部分を有する)、並びに2つの内側層63、64(第3部分を有する)に対称的に存在する。層61、62、63、64が補強の構造体52に沿って接着されるとき、脆弱線の第1部分18及び第2部分19は、内側層63、64に配置される脆弱線の第3部分47によって連結される。
【0083】
図6の例では、脆弱線は折り畳み線57を横断する。四つ折部分59の範囲で、第1区分18、19及び湾曲又は屈曲41、42、並びに脆弱線の第2区分の小さい部分のみが導入される。脆弱線の下方区分43、44は主に二つ折部分60に定置される。脆弱線の第3部分47は、この部分が内側層63、64に含まれるために図6では見えない。また、脆弱線の第2部分は、それが図6では見えない外側層に含まれるために図6では見えない。
【0084】
図7では、脆弱線の第1、第2、及び第3部分47は見えている。更に、図3、4、及び6に例示される屈曲及び湾曲41、42は、パッケージ1を物品33、34で充填すると、ピーク部分29に変形する。ピーク部分29は把持手段12の一部であり、図2に示されるように引き剥がし部分23に属する。閉じた構成では、ピーク部分29は、第2ストラップ15の下縁部26の中心部分に配置されるノッチ27に隣接する。引き剥がし部分29のピーク部分29及び第2ストラップの下縁部26で配置されるノッチ27は互いに対応する。ノッチ27及びピーク部分29は、2つの内側層63、64内に定置される。パッケージ1を開口する前に、ピーク部分29及びノッチ27は互いに隣接しているが、それらはパッケージ1の開口で、よって引き剥がし部分23の引き裂き及び脆弱線47の第3区分の破壊によって互いから分割される。
【0085】
シートのM型の折り畳みにより、ノッチ27及びピーク部分29は、脆弱線の第1部分18及び第2部分19の上方及び下方部分を接続する屈曲及び湾曲41、42に対応する。屈曲又は湾曲41、42の形状、並びに、ひいては2つの対応するピーク部分29及びノッチ部分26の形状及び幾何学的形状は、パッケージ1を開口するためにユーザーによって実施されなければならない破断力の閾値を特定する。ロックされた又は閉じた構成では、第2ストラップ15の下縁部26、及びポケット部分32の上縁部30は、脆弱線の第3部分47に沿って互いに接続される。ピーク部分29、及び脆弱線47の第3部分の残留する又は残る区分に対する特定の傾斜と対応するノッチ27を提供することによって、パッケージ1を開口し、脆弱線47を破断するのに必要とされる引き寄せ力は、有利に強められる。この方式では、開口手段3は、パッケージの不用意な開口に対して有利に固定され得る。
【0086】
図7では、図5に示される折り畳み線20、21は、説明目的のために平坦な内側層63及び64では突出している。これらの折り畳み線20、21は、シーム45に対して及び/又は折り畳み線57、58に対して40°〜50°の角度、又は45°の角度を形成してもよい。
【0087】
折り畳み線20、21はガセット6の寸法及び形状(shape off)を規定する。特に、折り畳み線20、21、及び線67によって囲まれる内側層63、64内の領域は、図5で見られる、側壁2の折り畳み線20、21によって、及び上縁部4によって限定される三角形の辺に対応する。したがって、パッケージが物品33、34で充填され、その最終的な形状を回復したとき、図7に示される線67は、内部パネルの上縁部10に対応する。
【0088】
線67、2つの折り畳み線20及び21によって、並びに脆弱線の第3部分47によって制限される領域は、第2ストラップ15を形成する。2つの折り畳み線20及び21によって、並びに脆弱線47の第3部分によって制限される三角形の区分の残りの部分は、図2で見られるように、ポケット部分32を形成する。
【0089】
三角形の形状の先端部を含むポケット部分32は、更に図3に例示される。そこで、開口部25は、引き裂き手段11を、特に引き剥がし方向13に沿って引き剥がし部分23を引き剥がすことによって形成され、それにより、典型的に穿孔として設計される脆弱線18、19、47を分裂させる。
【0090】
パッケージ1が充填されると、2つの内側層63、64は折り畳み線20、21に沿って折り畳まれる。結果として、2つの外側層61、62は、内側層45、46がパッケージの上壁及びガセット6のポケットを形成するような方法で、互いから分離される。構造的弱化部50、並びに任意的な補強の構造体52の形状及び寸法は、それが折り畳み線20、21と交差しないような方法で選択されるべきである。さもなければ、パッケージ1の開口は妨害され得る。したがって、構造的弱化部50と折り畳み線20、21との間の距離が少なくとも2mm、又は少なくとも4mm、又は少なくとも5mmであることが提案される。
【0091】
上記及び図6にM型の折り畳みによって例示された製造方法とは対称的に、パッケージ1は他の方法でも製造することができる。したがって、図8に示されるM型の折り畳みの代わりに、図7で例示されるように機械方向53に走る、折り畳まれていないエンドレスシートから開始してもよい。ここで、エンドレスシートの部分62、64、63、61の様々な構造的弱化部50は重なる方法では導入されず、機械横方向に関して同時に又は時間的に連続して、異なる場所で導入される。参照番号62、64、63、61が様々な重なる層を参照する一方で、この代替的な方法の製造に関して、参照番号62、64、63、61は、様々な折り畳み線57、58に沿って畳まれたとき、後に重なった層になる、エンドレスの畳まれていないシートの対応部分を示す。
【0092】
構造的弱化部50の圧痕形成又は導入とともに、脆弱線18、43、47、27、19、44の様々な部分又は区分は、エンドレスシート内に導入又は圧痕形成されてもよい。脆弱線18、43、47、27、19、44の様々な部分は、時間的及び/又は空間的に離れた方法で圧痕形成又は導入されてもよい。これは、様々な部分及び区分18、43、47、27、19、44を、汎用性があり、別個の、多目的な方法で導入又は圧痕形成するのを可能にする。したがって、脆弱線18、43、47、27、19、44の様々な部分及び区分の形状及び構造によって画定された引き剥がし部分23の形状に関する柔軟性が改善され、例えば、形状は非対称性になってもよい。詳しくは、部分18及び部分19は、それらの全体的な形状に関し、延び、延伸、向きにおいて異なってもよい。同一の方法が脆弱線の第1及び第2区分18、19、43、44にも適用できる一方で、引き剥がし部分23の全体的な形状は、例えば、消費者の要求に応じるために大きな柔軟性を有して設計することができる。
【0093】
脆弱線の様々な部分及び区分18、43、47、27、19、44の、重ならない方法での導入又は圧痕形成は特に、脆弱線47の第3部分の、所望の方法での様々な形状及び延伸を可能にする。実際に、脆弱線の第3部分47の形状は、脆弱線の第1及び/又は第2部分18、19の形状と関連性のある必要はなく、独立して選択することができる。
【0094】
しかしながら、脆弱線18、43、47、27、19、44の様々な部分及び区分は、それらが、パッケージ1の開口で引き剥がし手順中に、機械的に相互作用するような方法で、脆弱線の様々な部分18、19、47が、構造的弱化部50内に、及び任意の補強の構造体52内に結合する又は延びるという制約を満たさなければならない。したがって、脆弱線47の第3部分の最初の破壊とともに起こる引き剥がし及び開口手順の開始の後、後に続くこれらの部分18、19(即ち、脆弱線の部分に接続される脆弱線の第1及び第2部分)の破壊が確実に起こるようにしなければならない。脆弱線の様々な部分18、19、47が、開口の便利さのために異なる層61、62、63、64に配置されるため、外側部分61、62をその隣接する内側層64、63と、脆弱線の対応する部分18、19、47が構造的弱化部50内又は補強の構造体内に延びる少なくとも領域で接着することは有利であり得る。典型的に、補強の構造体52は、外側61、62及び内側層63、64の接着手段として機能することができる。
【0095】
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の物品(33、34)を収容するための可撓性パッケージ(1)であって、前記パッケージは、サイドシーム(24)を有する少なくとも1つの側壁(2)を含み、前記側壁(2)は上縁部(4)及び下縁部(5)を更に有し、
少なくとも1つのガセット(6)が前記側壁(2)に形成され、前記少なくとも1つのガセット(6)は、外部パネル(7)によって覆われる内部パネル(8)を含み、前記外部パネルは、前記側壁(2)の前記上縁部(4)に隣接して位置する上縁部(9)を含み、前記外部パネル(7)の前記上縁部(9)は、前記側壁(2)の幅全体上に延び、
前記側壁(2)は開口手段(3)を含み、前記開口手段(3)は把持手段(12)及び引き裂き手段(11)を含み、前記把持手段(12)は前記外部パネル(7)に形成され、かつ上縁部(31)を有し、
前記開口手段(3)は、少なくとも前記側壁(2)の引き剥がし部分(23)を引き裂くことによって、前記側壁(2)に開口部(25)を作るように適合されており、前記多数の物品(33、34)からの1つ以上の物品(33、34)は、前記パッケージから前記開口部(25)を通して取り出すことができ、
前記外部パネル(7)は第1ストラップ(14)を更に含み、前記第1ストラップ(14)は前記パッケージ(1)の前記上縁部(4)に隣接し、前記把持手段(12)の前記上縁部(31)から前記外部パネル(7)の前記上縁部(9)まで延び、前記第1ストラップ(14)は前記外部パネルの幅全体上に延び、前記開口部(25)を形成した後、前記外部パネル(7)の前記上縁部(9)及び前記第1ストラップ(14)は前記パッケージ(1)の前記上縁部(4)に隣接したままである、可撓性パッケージ(1)。
【請求項2】
前記把持手段(12)は、前記外部パネル(7)を通って形成される少なくとも1つの開口(37)を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記把持手段(12)は、前記外部パネル(7)を通って形成されるスリットを含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記引き裂き手段(11)は、脆弱線(18、19、43、44、47)を含み、前記脆弱線は、互いに離間している第1部分(18)及び第2部分(19)を含み、前記第1及び第2部分(18、19)のそれぞれは前記把持手段(12)で始まり、前記脆弱線(47)の第3部分が前記ガセット(6)内で延び、かつ前記脆弱線の前記第1及び第2部分(18、19)を接続する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記脆弱線の前記第1及び第2部分(18、19)は、前記側壁(2)の前記下縁部(5)の方へ延びる、請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記脆弱線の前記第1及び第2部分(18、19)は、前記把持手段(12)で始まる第1区分(18、19)に沿って第1の距離(45)で互いに離間しており、前記第1の距離(45)は、第2の連続区分(43、44)に沿った前記第1及び第2部分間の第2の距離(46)と比較して小さい、請求項1〜5のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記脆弱線の前記第1及び第2部分(18、19)の前記第1区分(18、19)及び前記第2区分(43、44)は、湾曲又は屈曲(41、42)に沿って互いの中に延びる、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記脆弱線(37)の前記第3部分(47)は、内部パネル(8)の一部で前記ガセット(6)内に配置される、請求項4〜7のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記外部パネルが内側層(63、64)及び外側層(61、62)を含み、前記内側層及び外側層は、前記把持手段(12)の少なくとも前記上縁部(31)に少なくとも部分的に沿って、互いに結合される、請求項1〜8のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記側壁(2)の反対側の第2側壁(38)は、前記第2側壁(38)のガセットに含まれる前記外部パネルに形成される第2把持手段(39)を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のパッケージ。
【請求項11】
少なくとも1つの側壁(2)に少なくとも1つのガセット(6)を含む可撓性パッケージの製造方法であって、前記少なくとも1つのガセット(6)は外部パネル(7)によって覆われる内部パネル(8)を含み、前記外部パネル(7)の上縁部(9)は、前記側壁(2)の幅全体上に延び、前記側壁(2)は把持手段(12)を有する開口手段(3)を含み、前記把持手段(12)は前記外部パネルに形成される、可撓性パッケージの製造方法において、
−機械方向(53)に移動するとともに、二つ折部分(60)及び四つ折部分(59)を機械横方向に含むエンドレスシートを提供する工程であって、前記二つ折部分(60)は2つの層(61、62)を含み、前記四つ折部分(59)は4つの層(61、62、63、64)を含み、前記四つ折部分(59)の外側層(61、62)は前記二つ折部分(60)の前記2つの層と同一の広がりを持つ工程と、
−構造的弱化部(50)を前記四つ折部分(59)の上側縁部(58)からある距離をおいて前記四つ折部分(59)内に導入する工程であって、前記構造的弱化部(50)は把持手段(12)を形成する工程と、
−前記機械横方向に沿って延び、かつ前記構造的弱化部(50)を横断するシーム(24)に沿って、前記二つ折(60)及び四つ折(59)部分の全ての層(61、62、63、64)を封止し切断する工程と、を含む、可撓性パッケージの製造方法。
【請求項12】
前記構造的弱化部(50)は前記機械方向(53)に沿って導入され、各層(61、62、63、64)の構造的弱化部(50)が前記エンドレスシートで実質的に重なり合うように、前記構造的弱化部が前記四つ折部分(59)の各層(61、62、63、64)を通じて形成されるスリット、穿孔、又は開口を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記シーム(24)は、前記機械方向(53)に対して実質的に等しい区分(22、54)で前記構造的弱化部(50)を分割する、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記四つ折部分(59)の前記外側層(61、62)を隣接する前記内側層(63、64)に連結し、その一方で、前記外側層(61、62)を隣接する前記内側層(63、64)に連結しないことにより、補強の構造体(52)が前記四つ折部分(59)で前記構造的弱化部(50)の縁部に隣接して導入される、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記外側層(61、62)を隣接する前記内側層(63、64)に連結する前に、少なくとも前記補強の構造体(52)の領域で、分離手段又は分離剤が前記四つ折部分(59)の前記内側層(63、64)間に定置される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記補強の構造体(52)及び前記構造的弱化部(50)は、形状及び幾何学的形状において類似又は同一であり、かつ互いに直接近接して配置される、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
前記構造的弱化部(50)は、前記補強の構造体(52)によって全体的に包囲されており、前記補強の構造体(52)は、閉じた矩形、楕円形、円形、又は多角形を有する、請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
少なくとも1つの脆弱線(18、19)が前記四つ折部分(59)の少なくとも各層に導入され、前記脆弱線(18、19)は、開口部(25)を提供するために、前記側壁(2)の引き剥がしストリップ(23)を特定する引き裂き手段(11)を形成する、請求項14〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記脆弱線(18、19)は前記構造的弱化部(50)から延びる、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記脆弱線(18、19)は前記二つ折部分(60)内に延びる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記構造的弱化部(50)及び前記脆弱線(52)は同時に導入される、請求項11〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記構造的弱化部(50)は、前記外部パネル(7)を形成する前記四つ折部分(59)の部分に設けられる、請求項11〜21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1つの側壁(2)に少なくとも1つのガセット(6)を含む可撓性パッケージの製造方法であって、前記少なくとも1つのガセット(6)は外部パネル(7)によって覆われる内部パネル(8)を含み、前記外部パネル(7)の上縁部(9)は、前記側壁(2)の幅全体上に延び、前記側壁(2)は把持手段(12)を有する開口手段(3)を含み、前記把持手段(12)は前記外部パネルに形成される、可撓性パッケージの製造方法において、
−機械方向(53)に移動するとともに、第2部分(64)に隣接する第1部分(62)を機械横方向に含む、折り畳まれていないエンドレスシートを提供する工程であって、前記第2部分(64)は第3部分(63)に更に隣接し、前記第3部分(63)は前記エンドレスシートの第4部分(61)に更に隣接する工程と、
−構造的弱化部(52)を前記機械方向に対して同じ位置で全ての4つの部分(61、62、63、64)に導入する工程であって、前記構造的弱化部(50)は前記把持手段(12)を形成する工程と、
−前記機械方向に沿って延び、かつ前記第2部分(64)及び前記第3部分(63)の前記構造的弱化部(50)から均等に離間している折り畳み線(58)に沿って、前記第2部分(64)及び前記第3部分(63)を折り畳む工程と、
−前記第1(62)及び前記第2部分(64)が直接接触するように、前記機械方向に延び、かつ前記第2部分(64)及び前記第1部分(62)の前記構造的弱化部(52)から均等に離間している折り畳み線(57)に沿って、前記第2部分(64)に対して前記第1部分(62)を折り畳む工程と、
−前記第4部分(61)及び前記第3部分(63)が直接接触するように、前記機械方向に延び、かつ前記第3部分(63)及び前記第4部分(61)の前記構造的弱化部(52)から均等に離間している折り畳み線(57)に沿って、前記第3部分(63)に対して前記第4部分(61)を折り畳む工程と、
−前記機械横方向に沿って延び、かつ前記構造的弱化部(50)を横断するシーム(24)に沿って、前記4つの全ての部分(61、62、63、64)を封止し、切断する工程と、を含む、可撓性パッケージの製造方法。
【請求項24】
前記第1部分(62)及び前記第4部分(61)が寸法において等しく、前記第2部分(64)及び前記第3部分(63)が寸法において実質的に等しい、請求項24に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−516355(P2011−516355A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−503255(P2011−503255)
【出願日】平成21年4月14日(2009.4.14)
【国際出願番号】PCT/US2009/040427
【国際公開番号】WO2009/129202
【国際公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】