説明

開放型吹付機

【課題】本発明は、ラバーパッドとウェアプレートとの間に潤滑剤を供給し、安定した操業を確保し、発塵を防止することを目的とする。
【解決手段】本発明による開放型吹付機は、ラバーパッド(8)の前記底部目皿(6)の回転方向(A)に対して上流側(手前)に設けられたロックシェア(25)に液体浸透性の弾性シール材(28)を取り付け、ハウジング(2)または外部に設けた自動供給装置(30)から弾性シール材(28)に潤滑剤を供給する構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開放型吹付機に関し、特に、ラバーパッドとウェアプレートとの間に潤滑剤を供給し、安定した操業を確保し、また、発塵を防止することができるようにするための新規な改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、用いられていたこの種の開放型吹付機としては、例えば、特許文献1及び2に開示された構成が存在し、ここでは、その中で、特許文献1の構成について、図12及び図13に従って、その概略を説明する。
図12において符号1で示されるものは可搬式のハウジングであるフレーム2上に設けられた材料ホッパであり、この材料ホッパ1内には材料である不定形耐火物Mを攪拌するための駆動軸3により駆動されるためのアジテータ4が回転自在に設けられている。
【0003】
前記駆動軸3には複数の凹部5を有する底部目皿6がともに回転できるように設けられ、前記底部目皿6の上面には、この底部目皿6と同一形状でエア流入用孔7b及び吐出用孔7cを備えた平面構造を有するウェアプレート7が重合されている。
【0004】
前記ウェアプレート7の円周上の一部位置には、ほぼ扇形をなすとともにエアの吹き込み穴8a及び吐出穴8bを有するラバーパッド8がこのウェアプレート7の上面7aと摺接する状態で前記フレーム2に固定装着されている。
【0005】
前記ラバーパッド8の上面には、前記吐出穴8bに連通する吐出口12を有するパッドバックアッププレート13が設けられ、前記パッドバックアッププレート13に設けられた吐出口12は前記吐出穴8bに連通している。
【0006】
図12の前述の駆動軸3、底部目皿6、ウェアプレート7、ラバーパッド8及びパッドバックアッププレート13は、図13の分解斜視図で示されるように構成され、材料ホッパ1から供給された混練状の不定形耐火物Mは、底部目皿6の各凹部5内に流し込まれ、前記吹き込み穴8aを介して供給された高圧のエアにより、前記凹部5内から吐出用孔7c、吐出穴8b及び吐出口12を介して外部に高圧力で吐出され、炉の外壁等に対するモルタル等の吹き付けが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開昭63−158147号公報
【特許文献2】特開昭53−59742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の開放型吹付機は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
一般に、開放型吹付機のように円周方向に数個の目皿を有し、一方で材料を供給し、一方でエアにより吐出し、吹き付けを行う装置が用いられる。この装置は材料供給部分が開放されており、上部のホッパより連続的な材料を供給でき、コンパクトでありながら連続的に吹き付け施工を行えるメリットがある。
しかし、開放型吹付機は、ラバーパッド(シール板)の押さえが不十分なことや、ラバーパッド本体の磨耗により、エアーリークによる材料の噴き出しが発生し、発塵する。また、底部目皿内の残存エアにより、ホッパ内部の材料が噴き上げて発塵することもあり、作業環境を悪化させていた。
しかしながら、前述の各特許文献に開示された開放型吹付機においては、発塵対策については何ら配慮された構造は適用されていなかった。
また、次のような3点の課題も存在していた。
【0009】
すなわち、
(1) ラバーパッドのシール性短命
ウェアプレート7とラバーパッド8表面は常に密着摺接しており、シール面はウェアプレート7の回転により擦れあっており、摩擦熱が発生することから、ラバーパッド8の磨耗が早かった。
また、ラバーパッド8の回転方向の一次側(底部目皿6の回転方向に対して回転方向の上流側)には、ロックシェアと呼ばれるスクレーパ機能を有した金物を取り付けているが、ウェアプレート7には密着させていない。よって、その隙間からラバーパッド8のシール面に材料が噛み込む危険が大きく、ラバーパッド8が損傷しやすかった。
このことから、ラバーパッド8のシール面が比較的早く磨耗し、エアーリークを発生させ、発塵していた。
(2) 底部目皿(フィードボウル)の残存エア
開放型吹付機の底部目皿6には、材料吐出後、エアが残っており、その残存エアがホッパ1内へ流入することから、ホッパ1内の材料を噴き上げさせて発塵していた。
(3) 材料投入時の発塵
材料は紙袋またはフレコンよりホッパ内へ投入するが、材料が落下するとき、空気を噛み込むことにより、発塵する。この発塵を集塵する場合、通常の集塵フードでは材料投入の邪魔になり、投入した材料まで吸い込む等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による開放型吹付機は、ハウジング内に回転自在に設けられウェアプレートが上面に設けられた底部目皿の複数の凹部に混練した粉粒状の不定形耐火物を材料ホッパを介して流入させ、前記底部目皿及びウェアプレートを回転させつつ前記各凹部に対して、前記ウェアプレート上に固定配置されたラバーパッドを介して順次高圧空気を加え、前記各凹部内の不定形耐火物を前記ラバーパッドの吐出口から外部に放出させるようにした開放型吹付機において、前記ラバーパッドの底部目皿の回転方向に対して上流側に設けられたロックシェアに液体浸透性の弾性シール材を取り付け、前記ハウジング内または外部に設けた潤滑剤の自動供給装置から前記弾性シール材に潤滑剤を供給する構成であり、また、前記ハウジングの一部には、フィルタを有する排気窓が設けられ、前記ラバーパッド通過後の前記底部目皿内の残存エアを前記排気窓を介して外部に排気する構成であり、また、前記材料ホッパの内部には、全体形状がドーナッツ形をなす集塵フードが取り付けられている構成である。
【発明の効果】
【0011】
本発明による開放型吹付機は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ハウジング内に回転自在に設けられウェアプレートが上面に設けられた底部目皿の複数の凹部に混練した粉粒状の不定形耐火物を材料ホッパを介して流入させ、前記底部目皿及びウェアプレートを回転させつつ前記各凹部に対して、前記ウェアプレート上に固定配置されたラバーパッドを介して順次高圧空気を加え、前記各凹部内の不定形耐火物を前記ラバーパッドの吐出口から外部に放出させるようにした開放型吹付機において、前記ラバーパッドの手前に設けられたロックシェアに液体浸透性の弾性シール材を取り付け、前記ハウジング内または外部に設けた潤滑剤の自動供給装置から前記弾性シール材に潤滑剤を供給することにより、ウェアプレートの上面は、常に付着物の無い状態で、潤滑されることにより、ラバーパッドでの材料噛み込みによるパッド破損が減少し、ラバーパッド寿命が約3倍に延長し、ラバーパッドの磨耗によるエアーリークも大幅に減少した。
一例として、ラバーパッドの寿命に至るまでに使用した吹付材料の量が従来30トンのところが本発明では90トンにまで向上した。
また、潤滑剤の自動供給装置により、より安定したラバーパッドの潤滑・保護が可能であり、安定した施工が可能となる。
また、材料ホッパ内にドーナッツ型の集塵フードを設けているため、ホッパ内部からの発塵(材料の吹き上げ)がほとんど無い状態で施工ができ、作業環境が大幅に改善された。
また、材料投入作業においても投入作業に全く支障なく発塵が防止でき、作業環境が改善されたこともあげられる。
また、ハウジングの一部には、フィルタを有する排気窓が設けているため、ラバーパッド通過後の前記底部目皿内の残存エア中の塵を排気窓のフィルタで除去した後に外部に排気することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明による開放型吹付機を示す正面図である。
【図2】図1の要部を示す拡大裏面図である。
【図3】図2の表面図である。
【図4】図1の要部の拡大側面図である。
【図5】図1の材料ホッパ内の集塵フードを示す平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図1の材料ホッパ内の構造を示す構成図である。
【図8】図1の要部を示す拡大正面図である。
【図9】図1の要部の拡大図である。
【図10】図1の要部の分解構成図である。
【図11】図4の要部を概略的に示す斜視図である。
【図12】従来用いられていた開放型吹付機を示す正面断面図である。
【図13】図12の要部の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、ラバーパッドとウェアプレートとの間に潤滑剤を供給し、安定した操業を確保し、また、発塵を防止することができるようにした開放型吹付機を提供することを目的とする。
【実施例】
【0014】
以下、図面とともに本発明による開放型吹付機の好適な実施形態について説明する。
なお、従来例と同一または同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは、混練した材料である不定形耐火物Mを供給するための材料ホッパであり、この材料ホッパ1の上部内側には、全体形状がドーナッツ型をなす集塵フード20が設けられ、この材料ホッパ1内に回転自在に設けられた攪拌用のアジテータ4の駆動軸3はハウジング2下部の駆動モータまたはエンジン等の駆動源(図示せず)によって回転するように構成されている。
【0015】
前記ハウジング2の上部位置の一部で、かつ、材料ホッパ1の下部位置、すなわち、ラバーパッド8の2次側(回転方向の下流側)には、残存エア抜き用の排気窓21が設けられ、この排気窓21だけではハウジング2内の粉体を巻き込んで外部へ発塵するため、この排気窓21には、図10のように、発塵防止のためのフィルタ22がフィルタ押え23によって装着されている。このフィルタ22は、化学繊維または金属が用いられ、フィルタ22の目の粗さはエアのみ排出できる程度で任意に選択することができる。
【0016】
前記ハウジング2内には、前述の図12及び図13で示された構成と同じように、底部目皿6及びウェアプレート7が駆動軸3と一体で回転できるように構成されている。
前記駆動軸3を支持する固定側24には、スクレーパとしてのロックシェア25が固定して設けられ、このロックシェア25は前記ラバーパッド8の底部目皿6の回転方向Aに対して上流側(1次側ともいう)に位置し、このロックシェア25には、図2で示されるように、継手26、この継手26に連通する潤滑剤供給用の溝27、及び、この溝27に連通する弾性シール材28が設けられ、この弾性シール材28の下部には、このロックシェア25の下面25aが摺接する前記ウェアプレート7の上面7aが接するように下部溝27aが形成されている。
【0017】
前記継手26は、前記ハウジング2の外側(内部でも可)に設けられた潤滑剤8Bを自動的に供給するための自動供給装置30に接続されている。
前記自動供給装置30からの潤滑剤8B(図4)は、前記ロックシェア25の弾性シール材28を介して、ウェアプレート7上に供給され、図11のラバーパッド8とウェアプレート7との間の摺接面8Aに供給されるように構成されている。
前記自動供給装置30には、図8にも示されるように、内部に潤滑剤貯蔵容器31が設けられ、この潤滑剤貯蔵容器31からの潤滑剤8Bは、図示しない制御装置により電磁弁32を介して約30分ごとに前記ラバーパッド8とウェアプレート7との間の摺接面8Aに供給され、作業員の潤滑剤供給忘れを防止できる。
【0018】
前述の潤滑剤の供給により、前記ウェアプレート7の上面7aには、常に付着物がない状態が保たれ、さらに、オイル潤滑された状態で、ウェアプレート7とラバーパッド8とが摺接するため、ウェアプレート7とラバーパッド8との間の摺動抵抗は従来よりも大幅に低減される。
また、前記ラバーパッド8には、間接的に潤滑剤8Bを供給する構造であるため、ラバーパッド8の磨耗時における交換作業は、潤滑剤8B系の配管関係の部品を触ることなく行うことができる。
【0019】
前記材料ホッパ1の上部内壁には、図5〜図7で示されるように、全体形状がドーナッツ形の輪状をなし下方に向けてその全周に吸引口20Aを有する集塵フード20が設けられ、材料投入時に材料ホッパ1の壁1aに沿って上昇してくる粉塵を含んだエアを緩やかに吸引するように構成され、材料を直接吸引することなく、また、材料投入作業にも支障がないように構成されている。
【0020】
次に、動作について述べる。まず、前述の本発明による開放型吹付機の動作を説明する前に、前記底部目皿6の回転方向Aにおいて、その上流側を1次側、その下流側を2次側と称し、前記ラバーパッド8においては、圧縮エアを底部目皿6に吹き込む方を1次側、吹き込まれた圧縮エアによって不定形耐火物Mからなる材料が底部目皿6から排出されて吐出される方を2次側と称している。
【0021】
前述の構成において、潤滑剤8Bの自動供給装置30からの潤滑剤8Bは、図示しない自動制御装置によってロックシェア25の溝27及び弾性シール材28を介してウェアプレート7の上面7a上に供給され、潤滑剤8Bはラバーパッド8とウェアプレート7の上面7aとの間に供給され、底部目皿6とともに回転するウェアプレート7は、固定配置のロックシェア25及びラバーパッド8(図1)の排気窓21側に配設されている。
【0022】
前述の状態で混練された不定形耐火物Mからなる材料が、図示しないベルトコンベアまたはコンクリートミキサから材料ホッパ1内に供給されると、この材料は集塵フード20の中心を経て内部に供給され、アジテータ4で攪拌される。
【0023】
前述の場合、材料投入時には、材料が落下する時にエアを巻き込むことにより、発塵が発生するが、下方向全周に吸引口20Aがあるため、材料投入時に材料ホッパ1の壁1aに沿って上がってくる粉塵を含んだエアを緩やかに吸引するものであり、材料Mを直接吸引することなく、また、材料投入作業にも支障はない。
【0024】
前記材料ホッパ1内で攪拌された材料Mは、スクレーパであるロックシェア25によってウェアプレート7から底部目皿6の各凹部5内に充填され、この各凹部5内に充填された材料Mは、前記ラバーパッド8の吹き込み穴8a及び吐出穴8bが前記底部目皿6の凹部5と対応(図11)した場合に、周知のように、吹き込み穴8aから吹き込まれた高圧エアによって吐出穴8bから吐出口12(図4)を経て外部に供給される。
【0025】
前述の場合、従来構成では、前記ラバーパッド8とウェアプレート7との摺接面8Aは常に摺接しているため、摩擦抵抗が大きく、ラバーパッド8が磨耗するとウェアプレート7との間に小さい隙間が発生し、エアとともに粉体がリークして発塵となるが、本発明においては、前記摺接面8A(図11)に潤滑剤8Bが供給されているため、ラバーパッド8の寿命を従来構成よりも大幅に延ばすことができる。
【0026】
また、前記各凹部5内の材料吐出後の前記凹部5内には、前述の材料M吐出時の吹き込みエアが残存エアとして残っており、この残存エアが解放されて材料ホッパ1内へ流入するため、この残存エアが材料Mを吹き上げることによって発塵となる。
このため、この残留エアが材料ホッパ1内に行かないように、前記排気窓21が設けられており、この排気窓21のフィルタ22(図10)により吸塵して、外部への発塵を防止することができる。また、前記排気窓21をハウジング2に設けるときの好ましい位置は、図11に示すように、底部目皿6の回転方向Aにおいてラバーパッド8よりも下流側(2次側)に設けるのが好ましい。何故なら、底部目皿6に残留したエアはラバーパッド8を通過したあと、底部目皿6の凹部5を蓋するものがなくなってエアが解放され、材料を噴き上げるからである。
なお、前記材料ホッパ1内に浮遊する発塵は、この材料ホッパ1に設けられた集塵機接続口40に接続された集塵機(図示せず)により、より完全に除去される。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明による開放型吹付機は、小型から大型の吹付機まで、幅広く適用することができる。
【符号の説明】
【0028】
1 材料ホッパ
1a 壁
2 ハウジング
3 駆動軸
4 アジテータ
5 凹部
6 底部目皿
7 ウェアプレート
7a 上面
8 ラバーパッド
8A 摺接面
8B 潤滑剤
8a 吹き込み穴
8b 吐出穴
12 吐出口
20 集塵フード
20A 吸引口
21 排気窓
22 フィルタ
23 フィルタ押え
24 固定側
25 ロックシェア(スクレーパ)
25a 下面
26 継手
27 溝
27a 下部溝
28 弾性シール材
30 自動供給装置
31 潤滑剤貯蔵容器
32 電磁弁
M 不定形耐火物(材料)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング(2)内に回転自在に設けられウェアプレート(7)が上面に設けられた底部目皿(6)の複数の凹部(5)に混練した粉粒状の不定形耐火物(M)を材料ホッパ(1)を介して流入させ、前記底部目皿(6)及びウェアプレート(7)を回転させつつ前記各凹部(5)に対して、前記ウェアプレート(7)上に固定配置されたラバーパッド(8)を介して順次高圧空気を加え、前記各凹部(5)内の不定形耐火物(M)を前記ラバーパッド(8)の吐出口(12)から外部に放出させるようにした開放型吹付機において、
前記ラバーパッド(8)の前記底部目皿(6)の回転方向(A)に対して上流側(手前)に設けられたロックシェア(25)に液体浸透性の弾性シール材(28)を取付け、前記ハウジング(2)内または外部に設けた潤滑剤の自動供給装置(30)から前記弾性シール材(28)に潤滑剤(8B)を供給することを特徴とする開放型吹付機。
【請求項2】
前記ハウジング(2)の一部には、フィルタ(22)を有する排気窓(21)が設けられ、前記ラバーパッド(8)通過後の前記底部目皿(6)内の残存エアを前記排気窓(21)を介して外部に排気することを特徴とする請求項1記載の開放型吹付機。
【請求項3】
前記材料ホッパ(1)の内部には、全体形状がドーナッツ形をなす集塵フード(20)が取付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の開放型吹付機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2011−245356(P2011−245356A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−117649(P2010−117649)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【出願人】(000001971)品川リフラクトリーズ株式会社 (112)
【Fターム(参考)】