説明

開閉弁

【課題】
例えば粒径分布測定装置において、開閉弁を閉じたときに弁座と弁体とのシール面に固形異物が介在しない開閉弁を提供することをその所期課題とする。
【解決手段】
固形異物を含む流体を流通させる流通経路1に用いられる開閉弁8において、前記開閉弁8が、弁座94と前記弁座94に着座する閉塞位置P及び前記弁座94から離間した開成位置Qの間で進退可能に保持された弁体10とを有したものであって、前記弁体10が、前記弁座94に密着する密着面101aを備えたものであって、前記密着面101aよりも先端側に弾性変形可能なリップ部102を形成し、前記弁体10が前記開成位置Qから前記閉塞位置Pに移動する際に、前記リップ部102が前記密着面101aより先に弁座94に接触してこれを掃拭し、その後、前記閉塞位置Pにおいて前記密着面101aが前記弁座94に密着するように構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はピボット型の開閉弁に関し、特に固形粉粒体を含む流体を流通する流通経路に好適に用いられる開閉弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ピボット型の開閉弁は、その弁体と弁座がシール面で密着して流通経路を閉じるので、スライド型の開閉弁に比べて密閉性が良い。
【0003】
しかし、ピボット型の開閉弁を固形粉粒体を含む流体(以下懸濁液という)を流通する流通経路に用いた場合には、弁体と弁座とのシール面に固形粉粒体が挟まってしまい開閉弁を閉じているときでも懸濁液が漏れてしまうという問題がある。
【0004】
例えば粒径分布測定装置にこの種の開閉弁が用いると、分散媒や粒子が漏れるだけでなく、大きい径の粒子が弁体と弁座とのシール面(密着面)に挟まった場合に、分散媒とともに小さい粒子のみが漏れてしまい、これにより、粒径分布に変化が生じて測定結果に悪影響を及ぼすという問題も生じる。
【特許文献1】特開2000−180344
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、開閉弁を閉じたときに弁座と弁体とのシール面に固形粉粒体が介在しない開閉弁を提供することをその所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明に係る開閉弁は、固形粉粒体を含む流体を流通させる流通経路に用いられる開閉弁において、前記開閉弁が、弁座と前記弁座に着座する閉塞位置及び前記弁座から離間した開成位置の間で進退可能に保持された弁体とを有したものであって、前記弁体が、前記弁座に密着する密着面を備えてなり、前記密着面よりも先端側に弾性変形可能なリップ部を設け、前記弁体が前記開成位置から前記閉塞位置に移動する際に、前記リップ部が前記密着面より先に前記弁座に接触してこれを掃拭し、その後、前記閉塞位置において前記密着面が前記弁座に密着するように構成していることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、開閉弁を閉じる際に、リップ部が弁体の密着面よりも先に弁座に接触し掃拭するので、大きい径の粒子や弁座に吸着している粒子群が、弁座と弁体との間に挟まることを防ぐことができる。
【0008】
具体的には、前記リップ部が、湾曲乃至平らな板状をなすものであり、進退方向から見た外輪郭形状が、前記密着面の外輪郭形状と同一又はそれよりも若干大きく設定してあることが望ましい。
【0009】
弁体の製造を容易にするためには、前記弁体と前記リップ部とが、樹脂により一体成形されていることが望ましい。
【0010】
具体的な弁体の形状は、前記弁体が、先端に向かうに連れ小径となるテーパ面を有し、そのテーパ面に前記密着面が形成してあることが望ましい。
【0011】
この開閉弁を粒径分布測定装置に用いれば、漏れによる粒径分布の変動が生じないので、粒径分布の測定精度の向上を図ることが出来る。
【発明の効果】
【0012】
このように本発明によれば、開閉弁が閉じる際に、リップ部が弁体の密着面よりも先に弁座に接触しこれを掃拭するので、流体中の固形粉粒体が、弁座と弁体との間に挟まることにより、流体が漏れることを防ぐことができる。さらには、粒径分布測定装置に用いたときに、濃度調整を適切に行うことが出来るので、粒径分布を測定精度の向上を図ることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
<第1実施形態>
【0014】
以下に本発明の開閉弁を粒径分布測定装置に用いた場合の第1実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
本実施形態に係る粒径分布測定装置は、図1に示すように、分散媒中に分散させた粒子群を流通させる流通経路1と、その流通経路1上に設けられた透明セル2と、その透明セル2中を流れる粒子群Sにコーヒレントなレーザ光Lを照射する光源3と、その光Lの照射によって生じる拡散散乱光LSの光強度を検出する光検出器4と、その光検出器4から出力される各拡散散乱光強度の値に基づいて前記粒子群Sの粒径分布を演算する演算装置5とを備えている。
【0016】
なお、前記分散媒としては、例えば水(純水)、エタノール、油などの液体が用いられるが、測定対象である粒子群Sの種類によって適宜使い分けられる。
【0017】
流通経路1は、図1に示すように分散媒を注入する注入経路1aと、粒子群Sを含んだ分散媒(以下試料液という。)が循環する循環経路1bと、それら試料液を捨てるための排水経路1cとからなる。
【0018】
注入経路1aは、注入配管1a1と分散媒タンク14から分散媒を注入するための注入ポンプ1a2と注入を制御するためのバルブ(図示しない)とからなる。
【0019】
前記循環経路1bは、一端が、攪拌モータ7a及び水位センサ7bを有する循環バス7の底部に設けられた循環ポンプ1b1(循環用モータ1b11を含む。)に接続され、他端が、透明セル2の試料入口2Aに接続された往路管1b2と、一端が透明セル2の試料出口2Bに接続され、他端が循環バス7の上部において循環バス7内に開口する復路管1b3とドレイン用開閉弁8とから構成されていて、往路管1b2の所定位置に超音波プローブ1b4を備えている。ここで、循環ポンプ1b1からドレイン用開閉弁8までの管の長さを極力短くすることで、排水時間を短くしている。
【0020】
排水経路1cは、開閉弁8を介して循環経路1bにつながっている排水配管1c1である。
【0021】
光検出器4は、光Lを照射された粒子群Sから発生する拡散散乱光LSの光強度を検出し、各拡散散乱光強度信号を変換等の処理を行うバッファ、増幅器等で構成されている信号処理器6に出力するものである。
【0022】
演算装置5は、図2に示すようにCPU501、メモリ502、入出力インターフェイス503等を備えた汎用乃至専用のコンピュータであり、前記メモリ502の所定領域に記憶させた所定のプログラムにしたがってCPU501、周辺機器等を協働させることにより、前記信号処理器6で処理された各拡散散乱光強度信号の値に基づいて前記粒子群Sの粒径分布を算出するものである。
【0023】
しかして本実施形態では、図3、4に示すように、前記流通経路1bの往路管1b2上に設けたドレイン用開閉弁8を備えている。
【0024】
ドレイン用開閉弁8は、弁座94と、弁体10と、弁体10に連設された弁軸11と、前記弁体10を電磁力により閉塞位置Pに動かす電磁アクチュエータ12と、前記弁体10を電磁アクチュエータ12の電磁力に逆らって開成位置Qに付勢する弾性体Cとを備えている。なお、本実施形態では弾性体Cは、弾性係数の小さいコイルバネC1と弾性係数の大きいコイルバネC2を同心軸上に並列させて形成させている。
【0025】
各部を詳説する。
【0026】
弁座94は配管ブロック9内に形成している。この配管ブロック9は、樹脂から成形されており、弁体10を収容する弁室91と、その弁室91を囲繞している上下壁92a、92b及び平面側壁93a、93bと、その平面側壁93aの内側に設けられた開口部93a1と、平面側壁93bに設けられた弁軸11を弁座94に対して前後移動可能に支持するための軸孔95とから構成されている。さらに、導入ポート96と導出ポート97とを有しており、導入ポート96を介して循環経路1bの往路管1b2とつながっていて、導出ポート97を介して排出配管1c1とつながっている。そして前記弁座94が、前記開口部93a1の開口縁を面取り加工することにより形成してある。このとき弁座94を平面側壁93aに設けているので、開口部93a1から流入してきた試料液の流路を大きく取ることが出来、排水を効率よく行うことが出来る。
【0027】
より具体的には弁座94は、弁体10側において最も径が大きく、そこから反弁体側に行くに連れて径が小さくなるように形成したテーパ面である。
【0028】
弁体10は、図5及び図6に示すように、シリコンラバー等の柔らかい弾性変形可能な樹脂により切頭円錐型に成形されたものであり、先端に向かうに連れて小径となるテーパ面101を有し、そのテーパ面101の中間部分が、弁座94に密着する密着面101aとしての役割を果たす。弁体10は、弾性変形可能な樹脂から成形されているので、密着面101aと弁座94との密着をより確実にすることが出来る。そして、前記弁体10の密着面101aよりも先端側に弾性変形可能なリップ部102を形成し、前記弁体10が開成位置Qから閉塞位置Pに移動する際に、前記リップ部102が密着面101aより先に前記弁座94に接触して弁座94に吸着している粒子群Sを掃拭し、あるいは弁座94の近傍にある粒子群Sを掻き出し、その後、閉塞位置Pにおいて前記密着面101aが前記弁座94に密着するように構成している。これにより、弁座94と密着面101aとの間に粒子群が挟まることを防ぐことができ、試料液が漏洩することを防ぐことが出来る。故に濃度調整を適切に行うことができ、粒径分布の測定精度の向上を図ることが出来る。さらに、粒子群が弁体と弁座との間に挟まることにより弁体が弁座にスタックすることを防ぐことが出来、その結果濃度調整を素早く行うことができる。
【0029】
リップ部102は、湾曲乃至平らな板状をなすものであり、進退方向から見た外輪郭形状が、前記密着面101aの外輪郭形状と同一又はそれよりも若干大きく設定してある。また、先端に行くに連れ拡開する形状をなし、そのリップ部102の先端部102aの径が弁座94の最大径よりも大きく、なおかつリップ部102の基端部102bの径が前記弁座94の最小径よりも小さく設定してある。さらに、弁軸方向の断面の幅が先端に行くに連れ小さくなる形状をなしている。
【0030】
このような構成であれば、リップ部102は弁座94を押圧しながら全体面を確実に掃拭することができ、なおかつリップ部102が邪魔して開閉弁8が閉まらないのを防ぐことが出来る。
【0031】
その上、リップ部102は、製造を容易にするために弁体10と一体成形されたものであり、シリコンラバー等の柔らかい弾性変形可能な樹脂からできている。
【0032】
弁軸11は、大径部111と小径部112とからなり、大径部111にはその端部に突出部113が設けられ、その突出部113の移動面113aと弁体10の移動に拘わらず静止している平面側壁93bに設けられた静止面93b1との間で大径部111に外嵌させたコイルバネC1を挟み込んでいる。さらに、大径部111の先端面111aに設けられた移動面111bと静止面93b2との間で小径部112に外嵌させたコイルバネC2を挟み込んでいる。ここで、コイルバネC1の弾性係数はコイルバネC2の弾性係数よりも小さく、またその自然長も長くしてある。
【0033】
このとき、開閉弁8が開いている状態で、コイルバネC1は突出部113の移動面113a及び静止面93b1の両方に接触しているが、大径部111の先端面111aに設けられた移動面111bと静止面93b1との距離が、コイルバネC2よりも長くしてあるため、コイルバネC2は静止面93b1には接触しているが、移動面111bには接触していない。これは、ソレノイド121の電磁力が小さい段階で、コイルバネC2が付勢することにより開閉弁8が閉まらないことを防止するためである。
【0034】
電磁アクチュエータ12は、図示しない保持部材によって弁軸11の軸方向に保持されていて、開閉弁8の開閉を瞬時に行うために、ソレノイド121を内蔵する筺体122とその筺体122に保持されて前記進退方向に沿って移動する可動部材123とを備え、その可動部材123の先端部123aによって弁軸11の後端部111cを、閉塞位置P方向に押圧するように構成したものである。このソレノイド121は、単動式のソレノイドであり、作動時において、ストロークが小さいとき(動き始め)は電磁力(吸引力)が小さく、ストロークが大きくなるに連れて電磁力(吸引力)が大きくなるという特性を有し、作動終了時には、バネ等によって作動前の状態に戻すようにしなければならないものである。
【0035】
次に、このように構成した開閉弁8の動作について図面参照して説明する。
【0036】
排水時は、電磁アクチュエータ12に通電されておらず、図3に示されるように、コイルバネC1の弾性復帰力によって突出部113の移動面113aが押されていて開閉弁8は開いている。このとき、弁体10の進退方向と循環経路1bの流路方向とが同じ向きにしてあるので、排水に要する時間が少なくてすむ。
【0037】
そして、給水時あるいは測定時には通電され、図4に示すように、ソレノイド121の電磁力により可動部材122が弁軸11の大径部111の後端部111cを押圧し、最初に突出部113の移動面113aがコイルバネC1を押し始める。その後、先端面111bの移動面111cがコイルバネC2と接触すると、移動面111cがコイルバネC2を押し始める。この過程を経た後、弁体10が閉塞位置Pに到達し開閉弁8が閉まる。この際、弁体10のリップ部102が弁座94を掃拭し、その後に密着面101aが弁座94と密着する。
【0038】
その後、再び排水するときは、電磁アクチュエータ12への通電を止める。通電が止まるとソレノイド121の電磁力が無くなり、コイルバネC1の弾性復帰力により移動面113aが押され、コイルバネC2の弾性復帰力により移動面111aが押され、弁体10は閉塞位置Pから開成位置Qに向かって戻る。そして、コイルバネC2が自然長となってからは、コイルバネC1の弾性復帰力により移動面113aが押され、弁体10は開成位置Qに戻る。
【0039】
このように本実施形態によれば、弁座94と弁体10の密着面101aとの間に粒子群Sが挟まることなく開閉弁8を閉めることができるので、試料液の漏洩を防ぐことが出来る。故に、粒径分布の測定精度を高めることができる。また、弁体10が弁座94にスタックすることを防ぐことができるので、例えば濃度調整は排水を素早く行うことができ、測定に要する時間を短縮することができる。また、開口する際には、弾性係数の小さいコイルバネC1の弾性復帰力と、弾性係数の大きいコイルバネC2の弾性復帰力とが共に働き、弁体10がスタックすることを防ぐことができる。
【0040】
<第2実施形態>
【0041】
以下に図面を参照して、第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態に対応するものには同一の符号を付している。
【0042】
本実施形態に係る粒径分布測定装置は、図7に示すように、前記第1実施形態とは開閉弁8における弁体10の構成が異なる。
【0043】
本実施形態の弁体10は、基体103と基体103に設けられた溝103bに外嵌されたOリング104と基体103の先端にネジ106により固定されたゴム板105とからなる。
【0044】
基体103は、樹脂等を切削加工して成形されたものであり、先端に行くに連れて小径となるテーパ面103aを有しており、そのテーパ面103aの所定中間位置にOリング104を外嵌させる溝103bを形成している。
【0045】
Oリング104は、断面がO形(円形)の環状ゴムであり、弁座94と密着する密着面101aの役割を果たす。これにより弁座94との密着をより確実にすることができる。
【0046】
ゴム板105は、弁体10の進退方向から見た外輪郭形状が前記Oリングの外輪郭形状と同一又はそれよりも若干大きく設定してある。
【0047】
このように構成した開閉弁8の動作は前記第1実施形態と同様である。
【0048】
このようなものであれば、弁座94と密着面101aとの間に粒子群が挟まることを防ぐことができ、試料液が漏洩することを防ぐことが出来る。故に例えば濃度調整を適切に行うことができ、粒径分布の測定精度の向上を図ることが出来る。さらに、粒子群Sが密着面101aと弁座94との間に挟まることにより弁体10が弁座94にスタックすることを防ぐことが出来、その結果濃度調整を素早く行うことができる。その上、弁座94の大きさに応じてゴム板105を交換することができる、さらに、Oリング104及びゴム板105が摩耗等してきたらそれらを新しいものに交換することが出来る。
【0049】
このように構成した本実施形態の開閉弁8の動作は前記第1実施形態と同様である。
【0050】
<その他の変形実施形態>
【0051】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0052】
例えば、固形粉粒体を気体の分散媒に分散させたものを流通する流通経路に用いても良い。
【0053】
さらに、リップ部を柔らかい弾性変形可能な樹脂で形成すれば良く、弁体は別の材料から成形するものであっても良い。
【0054】
その上、単一のコイルバネのみを用いたものでも良いし、複数のコイルバネを直列させて形成しても良い。また、2種類のコイルバネに限られず、複数のコイルバネを同心軸上に並列に配置することにより同等の効果が得られる。
【0055】
その他、前述した各実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてもよいし、本発明は前記各実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本実施形態における粒径分布測定装置の模式的機器構成図。
【図2】同実施形態における演算装置の模式的機器構成図。
【図3】同実施形態における開閉弁が開いた状態を示す模式図。
【図4】同実施形態における開閉弁が閉じた状態を示す模式図。
【図5】同実施形態における弁体の拡大図。
【図6】同実施形態における弁体の斜視図。
【図7】第2実施形態における弁体及び弁軸の拡大図。
【符号の説明】
【0057】
1・・・流通経路
2・・・透明セル
S・・・粒子群
L・・・光
3・・・光源
LS・・・拡散散乱光
5・・・演算装置
8・・・開閉弁
94・・・弁座
10・・・弁体
101a・・・密着面
102・・・リップ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形粉粒体を含む流体を流通させる流通経路に用いられる開閉弁において、
前記開閉弁が、弁座と前記弁座に着座する閉塞位置及び前記弁座から離間した開成位置の間で進退可能に保持された弁体とを有したものであって、
前記弁体が、前記弁座に密着する密着面を備えてなり、前記密着面よりも先端側に弾性変形可能なリップ部を設け、前記弁体が前記開成位置から前記閉塞位置に移動する際に、前記リップ部が前記密着面より先に弁座に接触してこれを掃拭し、その後、前記閉塞位置において前記密着面が前記弁座に密着するように構成していることを特徴とする開閉弁。
【請求項2】
前記リップ部が、湾曲乃至平らな板状をなすものであり、進退方向から見た外輪郭形状が、前記密着面の外輪郭形状と同一又はそれよりも若干大きく設定してある請求項1記載の開閉弁。
【請求項3】
前記弁体と前記リップ部とが、樹脂により一体成形されている請求項1又は2記載の開閉弁。
【請求項4】
前記弁体が、先端に向かうに連れ小径となるテーパ面を有し、そのテーパ面に前記密着面が形成してある請求項1、2又は3記載の開閉弁。
【請求項5】
前記開閉弁が粒径分布測定装置に用いられるものである請求項1、2、3又は
4記載の開閉弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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