説明

開閉自在容器

【課題】容器本体と開閉蓋とを確実に密閉することができ、ウェットティッシュ中の液体成分が蒸発することを防止することが可能な開閉自在容器を提供する。
【解決手段】開閉自在容器10は、取出口24を有する容器本体11と、容器本体11に基端23a側の揺動軸X−Xを中心に揺動自在に設けられ、取出口24を開閉する開閉蓋23とを備えている。容器本体11と開閉蓋23との間には、板ゴム(弾性部材)50が設けられている。また開閉蓋23の裏面にパッキン部材(弾性密閉体)38が装着され、このパッキン部材38により、上板27の取出口24が密閉される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば例えば取出口を有する本体と、この本体に対して開閉自在な開閉蓋とを有する開閉自在容器に係り、とりわけ容器本体と開閉蓋との密閉性を高めた開閉自在容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ウェットティッシュ等を内部に収納するための開閉自在容器は、ウェットティッシュ等を収納するとともにウェットティッシュ等の取出口を有する容器本体と、取出口を開閉自在に密閉する開閉蓋とを備えている。
【0003】
使用に際しては、容器本体の取出口に対して開閉蓋が開かれ、容器本体の取出口からウェットティッシュ等が一枚ずつ取出される。
【特許文献1】特開2003−170950号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、従来の開閉自在容器は容器本体と、この容器本体に対して揺動自在に取付けられた開閉蓋とを備えており、使用しない際には開閉蓋を閉とし、容器本体内のウェットティッシュ中の液体成分が蒸発することを防止している。
【0005】
ところで、例えば特許文献1にも示されているように、開閉蓋を容器本体に対して閉とした際、容器本体の凹部内に開閉蓋の閉鎖リブが嵌込まれ、これにより開閉蓋が容器本体の取出口を密閉するようになっている。
【0006】
しかしながら、このような構造の開閉自在容器においては、容器本体と開閉蓋との間にわずかに隙間が生じ、長時間の経過後、ウェットティッシュ中の液体成分が蒸発してしまうおそれがある。
【0007】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容器本体と開閉蓋との密閉性が高く、ウェットティッシュ中の液体成分の蒸発を防止することが可能な開閉自在容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、取出口を有する本体と、本体に基端側の揺動軸を中心に揺動自在に設けられ、取出口を開閉する開閉蓋と、本体と開閉蓋との間に設けられた弾性部材とを備え、開閉蓋の裏面に弾性密閉体を装着し、この弾性密閉体により本体の取出口を密閉することを特徴とする開閉自在容器である。
【0009】
本発明は、本体は上板を有し、取出口は当該上板に形成されていることを特徴とする開閉自在容器である。
【0010】
本発明は、開閉蓋の裏面に枠体が形成され、弾性密閉体は、当該枠体内部に装着されたパッキン部材からなることを特徴とする開閉自在容器である。
【0011】
本発明は、パッキン部材は、パッキン中心部と、このパッキン中心部の外周に設けられ、パッキン中心部に対して上下方向に弾性的に移動可能なパッキン外周部とを有し、パッキン外周部下方に密着部が設けられ、開閉蓋を閉とした際、当該密着部が本体の取出口の周囲に密着することを特徴とする開閉自在容器である。
【0012】
本発明は、本体の上板に取出口を囲むように環状リブが形成され、開閉蓋を閉とした際、密着部がこの環状リブに密着することを特徴とする開閉自在容器である。
【0013】
本発明は、本体は容器本体からなり、当該容器本体内部にウェットティッシュが収納され、ウェットティッシュに、アルコールが含浸されていることを特徴とする開閉自在容器である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、開閉蓋の裏面に装着された弾性密閉体により、本体の取出口を密閉するので、容器本体と開閉蓋とを確実に密閉することができ、ウェットティッシュ中の液体成分の蒸発を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1乃至図15は本発明の一実施の形態を示す図である。
【0016】
まず図1乃至図6によりウェットティッシュ収納用容器(開閉自在容器)10の全体構成について説明する。図1乃至図6に示すように、開閉自在容器10は、内部に内容物としての例えばウェットティッシュ41を収納する下方開口型の容器本体(本体)11と、容器本体11の下方開口を密閉する底蓋12とを備えている。
【0017】
また図1に示すように、容器本体11は、ウェットティッシュ41を取り出すための取出口24が形成された上板27と、上板27から下方へ延びる側板13とを有している。容器本体11の側板13には、上板27の取出口24を密閉する開閉蓋23が基端23a側の揺動軸X−Xを中心に揺動自在に取付けられている。
【0018】
容器本体11のうち開閉蓋23の基端23a側には、揺動軸X−Xに平行に延びるとともに内方に窪む背側段部25が形成されている。この背側段部25の両端近傍には、それぞれ背側段部25の底面から上方に向けてストッパ30が突設されている。このストッパ30は、開閉蓋23が全開状態となった際、その基端23aを停止させるためのものである。そしてこのストッパ30により、板ゴム50(後述)によって付勢された開閉蓋23が所定位置に停止される。
【0019】
さらに側板13の下方には底蓋12に当接するフランジ14が外方へ突出して形成されている。なお、底蓋12には側板13から外方へ突出するとともに指を引掛ける引掛片12dが設けられている。また対向する一対の側板13a、13bは外方へR状に突出している。
【0020】
また容器本体11の上板27はその略中央部の第1上板(第1薄板)27aと、第1上板27aの外側に中央段部28を介して設けられ、第1上板27aより高い位置にある第2上板(第2薄板)27bとを有している。また上述した取出口24は、第1上板27aに設けられている。
【0021】
一方、第1上板27aには凹部94が形成され、この凹部94内において取出口24を囲むように環状リブ95が設けられている。すなわち上述した取出口24は、環状リブ95内に配置されている。この環状リブ95は、その外側(取出口24の反対側)に傾斜面95aを有している(図15参照)。また開閉蓋23の裏面には、内部にパッキン部材(弾性密閉体)38が装着される枠体37が形成されている。そして枠体37は、開閉蓋23を閉とした際、凹部94内であって環状リブ95の外側に入り込むようになっている。
【0022】
上述したように、枠体37内部には、ドーム形状のパッキン部材38が装着されている。このパッキン部材38は、開閉蓋23と別体に構成されている。パッキン部材38は、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)等の弾力性を有する軟質の合成樹脂材料からなり、枠体37内に着脱可能に嵌め込まれている。
【0023】
次に図6乃至図8により、パッキン部材38の構成について更に説明する。図6乃至図8に示すようにパッキン部材38は、平面略楕円形状を有するパッキン中心部38aと、パッキン中心部38aの外周に設けられ、パッキン中心部38aに対して上下方向に弾性的に移動可能なパッキン外周部38bとを有している。
【0024】
またパッキン中心部38aとパッキン外周部38bとの間に内側リブ38cが形成されている。この内側リブ38cは垂直に延びるとともに、その上端が開閉蓋23裏面に当接している(図6参照)。他方、内側リブ38cの下端側には平面環形状の環状凹部38dが形成されている。
【0025】
またパッキン外周部38bの外周に沿って外側リブ38eが形成されている。この外側リブ38eは、パッキン外周部38bから上方に向けて垂直に延びるとともに、その上端は開閉蓋23の裏面から離間している(図6参照)。また外側リブ38eの外周面には第1の係合突起38fが設けられている。この第1の係合突起38fを枠体37の内周面に設けられた第2の係合突起37aに係合させることにより、パッキン部材38が枠体37内に着脱可能に嵌め込まれる。
【0026】
他方、パッキン外周部38bの下方には下側リブ(密着部)39が設けられている。この下側リブ39は、パッキン外周部38bから下方に向けて延びるとともに、底面側から見て環形状を有している。そして開閉蓋23を閉とした際、当該下側リブ39が容器本体11の取出口24の周囲に密着するようになっている。具体的には、下側リブ39は、第1上板(第1薄板)27aの取出口24を囲むように形成された環状リブ95に密着するようになっている。
【0027】
図1および図6を再び参照すると、開閉蓋23の自由端23eには係止片32が設けられている。また容器本体11のうち開閉蓋23の自由端23e側であって側板13上端近傍に、上板27から落込む落込段部58が形成され、この落込段部58内に作動体(操作ボタン)55が設けられている。
【0028】
次に、操作ボタン55について説明する。この操作ボタン55は、容器本体11の落込段部58に装着されている。図9は、容器本体11のうち操作ボタン55の取付部分を拡大して示す平面図である。また図10乃至図13は、操作ボタン55の詳細を示す図である。
【0029】
図10乃至図13に示すように、操作ボタン55は天板部65を有し、天板部65にユーザーが指を添えるための操作面65aが形成されている。この操作面65aは中央が凹んだ曲面を描くように形成されている。天板部65の後端側(図10における上側)の外周65bは弧状に湾曲し、前端側の外周65cは直線形状に形成されている。図11および図13に示すように、天板部65の後端部の中央には、開閉蓋23の係止片32と噛み合うための爪部66が形成されている。
【0030】
また、天板部65の裏面側には一対の取付リブ67、67が突設され、取付リブ67、67にはそれぞれヒンジ軸68、68が形成されている。ヒンジ軸68は互いに同軸である。さらに、天板部65裏面の前端側には弓形のばね部69が形成されている。
【0031】
一方、図9に示すように、容器本体11の落込段部58は、底板71と、この底板71と凹部94との間に配置された側板72と、底板71と第2上板27bとの間に配置される側板73とに囲まれている。側板73の両端近傍には、内方に突出する一対の段部74、74が形成され、段部74、74には、それぞれ操作ボタン55のヒンジ軸68、68を受け入れるためヒンジ受け穴78、78が形成されている。また、底板71には、操作ボタン55のばね部69を受け入れるためのばね受け溝79が設けられ、ばね受け溝79内にはばね部69の中央を上下方向所定位置に保持するためのリブ80が設けられている。
【0032】
操作ボタン55は、そのばね部69をばね受け溝79に、かつヒンジ軸68をヒンジ受け穴78、78にそれぞれ嵌め込むことにより、落込段部58内にヒンジ軸68を中心として回動可能に装着される。ばね部69の復元力により、操作ボタン55の爪部66は、ヒンジ軸68を中心として凹部94に近付く方向(図6の下方)に付勢されている。
【0033】
開閉蓋23が閉じられると、その開閉蓋23の係止片32を避けるようにして操作ボタン55が回転する。そして、係止片32が爪部66を乗り越えると、ばね部69の力で操作ボタン55が回動し、これにより係止片32と爪部66とが相互に噛み合って、開閉蓋23が閉じた状態に保持される。
【0034】
他方、開閉蓋23が閉じた状態で操作ボタン55の操作面65aをユーザーが押下すると、操作ボタン55の爪部66はヒンジ軸68を中心として凹部94から遠ざかる方向に回動し、これにより係止片32と爪部66との係合が解除される。
【0035】
ところで、図1および図6に示すように、容器本体11と開閉蓋23との間に、開閉蓋23を開方向に向って付勢する細長状の板ゴム(弾性部材)50が設けられている。すなわち、容器本体11には、板ゴム50の一端を水平方向に差込み収納する収納部75が設けられ、また開閉蓋23には板ゴム50の他端を水平方向に固定する固着部76が設けられている。
【0036】
なお、上述した容器本体11および開閉蓋23は、いずれもポリプロピレン(PP)を用いたインジェクション成形により得られるが、この他にPE、PS、ABS、エラストマー、PET、PVC、ポリカーボネートを用いて成形してもよい。また底蓋12は直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましく用いられ、さらに板ゴム50としてはシリコンゴムが用いられる。また固着部76はポリプロピレン(PP)からなっている。
【0037】
次に図14(a)(b)により、容器本体11内に収納されるウェットティッシュ41について説明する。図14(a)に示すように、ウェットティッシュ41は柔軟なシートからなる密閉袋40内で折畳まれて積層配置され、この密閉袋40によって密閉される。各ウェットティッシュ41は折曲部42を形成して略二つ折りされ、各ウェットティッシュ41の折曲部42は交互に入れ替わっている。またウェットティッシュ41の二つ折りされた下半分41bは、下方に配置するウェットティッシュ41の上半分41aと更に下方に位置するウェットティッシュ41の上半分41aとの間に挿入されている。このためウェットティッシュ41を一枚ずつ摘んで取出した場合、取出したウェットティッシュ41の下半分41bが、下方に位置するウェットティッシュ41の上半分41aを引張り上げるようになっている。なお、ウェットティッシュ41の折り方は、連続的に取り出すことができるように積層配置されていればよく、特に限定されるものではなく、例えば図14(b)のような折り方であってもよい。また密閉袋40の上端に開口40aが設けられ、この開口40aは密閉袋40上面に取外自在に貼付けられた蓋片45により密閉されている。
【0038】
ウェットティッシュ41の素材としては、例えば、不織布、紙、ガーゼ等の繊維素材やシート状の発泡体、または紙ベースの軟質材料が用いられる。またウェットティッシュ41に含浸させる液体としては、殺菌剤、消毒剤、洗浄剤等を含んだ湿潤剤や化粧水や乳液等の化粧品が考えられる。本実施の形態において、容器本体11と開閉蓋23との密閉性が高められているので、とりわけ例えばアルコール等、揮発性の高い液体が含浸されたウェットティッシュ41を好適に用いることができる。
【0039】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0040】
ウェットティッシュ41を使用する際、まずユーザーが操作ボタン55の天板部65を押圧する。これにより、係止片32と爪部66との係合が解除される。この場合、板ゴム50の復元力により、開閉蓋23が開となる。
【0041】
すなわち、開閉蓋23は、板ゴム50に付勢され、揺動軸X−Xを中心に開方向(図6の時計回り方向)に回動する。その後、開閉蓋23が全開位置に達すると、開閉蓋23の基端23aがストッパ30に係止して開閉蓋23が停止する。
【0042】
次に容器本体11の取出口24からウェットティッシュ41を指で摘んで上方へ引っ張り出し、使用する。
【0043】
このようにしてウェットティッシュ41を取り出した後、開閉蓋23を閉とする。この際、ユーザーが開閉蓋23を手で下方に押し下げることにより、開閉蓋23は、板ゴム50の付勢力に抗して揺動軸X−X中心に閉方向(図6の反時計回り方向)に回動する。その後、開閉蓋23が全閉位置に達すると、開閉蓋23の係止片32が作動体(操作ボタン)55の爪部66に係合し、開閉蓋23が全閉位置に固定される。
【0044】
この間、図15に示すように、パッキン部材38の下側リブ39は、環状リブ95の傾斜面95aに沿って上昇する。すなわち上述したように、パッキン部材38は弾性材料からなるとともに、パッキン外周部38bおよび下側リブ39は一体となって上下方向に弾性的に移動可能となっている。したがって、開閉蓋23を閉とした際、下側リブ39は、環状リブ95の傾斜面95aに沿って上昇する。この場合、下側リブ39はパッキン外周部38bの復元力により傾斜面95aに対して押圧されているので、下側リブ39と傾斜面95aとが互いに密着する。このようにして、パッキン部材38により容器本体11の取出口24が密閉される。
【0045】
以上のように本実施の形態によれば、開閉蓋23の裏面にパッキン部材(弾性密閉体)38を装着し、このパッキン部材38により容器本体11の取出口24を密閉する。またパッキン部材38は、パッキン中心部38aと、このパッキン中心部38aの外周に設けられ、上下方向に弾性的に移動可能なパッキン外周部38bとを有している。さらにパッキン外周部38bに下側リブ(密着部)39が設けられ、開閉蓋23を閉とした際、下側リブ39が環状リブ95に密着する。このことにより、容器本体11と開閉蓋23との密閉性を高めることができ、ウェットティッシュ41中の液体成分が取出口24から蒸発することを防止することができる。
【0046】
ところで、本実施の形態において、開閉自在容器10は、取出口24を有する容器本体(本体)11と、取出口24を開閉する開閉蓋23とを有しているが、開閉自在容器の構造はこれに限られない。例えば、開閉自在容器は、容器本体と、この容器本体に取り付けられ取出口を有する蓋本体(本体)と、この蓋本体に揺動自在に設けられ、蓋本体の取出口を開閉する開閉蓋とを有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す斜視図。
【図2】図2は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す平面図。
【図3】図3は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す正面図。
【図4】図4は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す背面図。
【図5】図5は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す側面図。
【図6】図6は、本発明の一実施の形態による開閉自在容器を示す垂直断面図(図2のVI−VI線断面図)。
【図7】図7は、パッキン部材(弾性密閉体)を示す底面図(図8のVII方向矢視図)。
【図8】図8は、パッキン部材(弾性密閉体)を正面方向から見た部分断面図。
【図9】図9は、落込段部を示す拡大図。
【図10】図10は、作動体(操作ボタン)を示す平面図。
【図11】図11は、作動体(操作ボタン)を示す底面図。
【図12】図12は、作動体(操作ボタン)を示す正面図。
【図13】図13は、作動体(操作ボタン)を示す側面図。
【図14】図14(a)(b)は、ウェットティッシュを収納した密閉袋を示す側断面図。
【図15】図15は、パッキン部材(弾性密閉体)の作用を示す部分拡大断面図。
【符号の説明】
【0048】
10 開閉自在容器
11 容器本体
12 底蓋
13 側板
14 フランジ
23 開閉蓋
24 取出口
25 背側段部
27 上板
27a 第1上板(第1薄板)
27b 第2上板(第2薄板)
28 中央段部
30 ストッパ
32 係止片
37 枠体
38 パッキン部材(弾性密閉体)
38a パッキン中心部
38b パッキン外周部
38c 内側リブ
38d 環状凹部
38e 外側リブ
38f 第1の係合突起
39 下側リブ(密着部)
40 密閉袋
41 ウェットティッシュ
45 蓋片
50 板ゴム(弾性部材)
55 作動体(操作ボタン)
65 天板部
66 爪部
67 取付リブ
68 ヒンジ軸
69 ばね部
71 底板
72 側板
73 側板
74 段部
75 収納部
76 固着部
78 ヒンジ受け穴
79 ばね受け溝
80 リブ
94 凹部
95 環状リブ
95a 傾斜面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取出口を有する本体と、
本体に基端側の揺動軸を中心に揺動自在に設けられ、取出口を開閉する開閉蓋と、
本体と開閉蓋との間に設けられた弾性部材とを備え、
開閉蓋の裏面に弾性密閉体を装着し、この弾性密閉体により本体の取出口を密閉することを特徴とする開閉自在容器。
【請求項2】
本体は上板を有し、取出口は当該上板に形成されていることを特徴とする請求項1記載の開閉自在容器。
【請求項3】
開閉蓋の裏面に枠体が形成され、弾性密閉体は、当該枠体内部に装着されたパッキン部材からなることを特徴とする請求項2記載の開閉自在容器。
【請求項4】
パッキン部材は、パッキン中心部と、このパッキン中心部の外周に設けられ、パッキン中心部に対して上下方向に弾性的に移動可能なパッキン外周部とを有し、パッキン外周部下方に密着部が設けられ、開閉蓋を閉とした際、当該密着部が本体の取出口の周囲に密着することを特徴とする請求項3記載の開閉自在容器。
【請求項5】
本体の上板に取出口を囲むように環状リブが形成され、開閉蓋を閉とした際、密着部がこの環状リブに密着することを特徴とする請求項4記載の開閉自在容器。
【請求項6】
本体は容器本体からなり、当該容器本体内部にウェットティッシュが収納され、ウェットティッシュに、アルコールが含浸されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の開閉自在容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−116199(P2010−116199A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−292563(P2008−292563)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(000115108)ユニ・チャーム株式会社 (1,219)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】