説明

防雨・防雪コート

【課題】検針ハンディ等の携帯機器を雨や雪で濡れることを防ぎ、検針業務の効率化を図り、作業員が降雨時や降雪時においても心因的負担なく検針を快適に行える防雨・防雪コートを提供する。
【解決手段】防雨・防雪コート1を、放射状に張り出した開閉式骨組4と、開閉式骨組4を開閉させる開閉機構5と、開閉式骨組4を内包するように取り付けられた傘状防雨生地6と、展開状態において傘状防雨生地6の内側に形成される空間に配される鉢巻体12と、傘状防雨生地6に着脱自在に取り付けられるスカート状防雨生地10とを有して構成する。開閉機構の下部に吸盤13を設け、鉢巻体12に顎紐15を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、降雨時や降雪時の検針業務等に作業員が使用する折りたたみ可能な防雨・防雪コートに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気使用量計等の検針業務においては、検針用ハンディーターミナルを作業員が携帯して現地に赴き、検針を行うようにしているが、降雨時や降雪時の検針業務にあっては、検針用ハンディーターミナルが雨や雪で濡れやすく、故障する原因となっている。雨や雪の侵入による故障にあっては、本体を分解して内部部品を乾燥させるしかなく、代替のハンディーターミナルを現地へ届けることで急場をしのいでいるが、代替用のハンディーターミナルの数は検針員の人数に比べて圧倒的に少ないため、対応できなくなる事態も生じる。
このような不都合は、ハンディーターミナルがプリンタ機能を有していない場合に、ターミナルと共に携帯する携帯プリンタにおいも同様に生じ、また、プリンターにあっては、記録紙が濡れる等の弊害もある。
【0003】
このため、従来においては、検針ハンディの用紙排出部をカバーで防水し、雨や雪がハンディーターミナルのプリンタ部分から侵入しないようにするなどの対策が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−49498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような対策を講じても、検針用ハンディターミナルや携帯プリンタが濡れることを防げることはできず、代替ターミナルや代替プリンタの運搬に伴う時間的ロスやターミナルや携帯プリンタの不足に対して十分な対策とはなっていない。
また、降雨時や降雪時には、ハンディーターミナルや携帯プリンタへの雨や雪の侵入を防ぐために、傘やカッパなどの雨具を使用しながらの作業となるため、雨や雪等を気にしながら検針作業を行うこととなり、検針員の心因的負担は大きいものであった。
【0006】
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、検針用ハンディターミナル等の携帯機器を雨や雪で濡れることを防ぎ、検針業務の効率化を図ると共に、作業員が降雨時や降雪時においても心因的負担なく検針を快適に行うことができる防雨・防雪コートを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するために、本発明に係る防雨・防雪コートは、中心で結束されて放射状に張り出した3本以上の開閉式骨組と、前記開閉式骨組を開閉させる開閉機構と、前記開閉式骨組を内包するように該開閉式骨組に取り付けられた傘状防雨生地と、前記開閉式骨組または前記傘状防雨生地に取り付けられ、展開状態において前記傘状防雨生地の内側に形成される空間に配される鉢巻体と、前記傘状防雨生地に着脱自在に取り付けられるスカート状防雨生地とを有することを特徴としている。
【0008】
したがって、作業員(検針員)は、降雨時や降雪時などにおいて、開閉機構により開閉式骨組を展開状態にして傘状防雨生地を開き、この開いた傘状防雨生地にスカート状防雨生地を取り付け、その内側空間に入って、自身の頭部又は装着しているヘルメットに鉢巻体を取り付ければ、防雨・防雪コートをハンドフリーの状態で頭から覆い被るように装着させることが可能となり、この装着状態を保持することが可能となる。
【0009】
ここで、鉢巻体は、頭部やヘルメットの大きさに合わせて径を調整可能とする手段を有するようにしてもよい。また、傘状防雨生地は、作業員の肩幅以上の大きさとすることが望ましく、スカート状防雨生地は、携帯プリンタ等の肩に掛けて持ち運ぶ機器が濡れないように、下端を腰下ないしは膝あたりまで延ばしておくことが好ましい。
【0010】
上述した開閉式骨組は、具体的には、前記傘状防雨生地を支持する主骨と、一端が前記主骨の中間位置に枢軸される支骨とによって構成し、また、開閉機構は、それぞれの前記主骨の一端を回動自在に枢軸する上部枢支部材と、それぞれの前記支骨の他端を回動自在に枢軸する下部枢支部材と、展開状態を保持する保持部材とを有して構成し、下部枢支部材を上部枢支部材に対して上下に移動させることで、展開状態と折り畳み状態とを変化させるものが考えられる。
【0011】
また、展開状態において、傘状防雨生地の内側に形成される空間の前記鉢巻体よりも上方、より具体的には、前記下部枢支部材の下端に、吸盤を設けるようにしてもよい。このような機構を設ければ、作業員が装着するヘルメットに対して吸盤を吸着させることができ、より強固かつ安定な装着状態を形成することが可能となる。
【0012】
さらに、前記鉢巻体に、顎紐を設けるようにしてもよい。このような構成によれば、顎紐を作業員の顎下に回し留めることで、防雨・防雪コートのより安定した装着状態が得られ、仮に鉢巻体や吸盤での保持状態が緩んでも、防雨・防雪コートが作業員の頭部又はヘルメットから外れて落下することを防ぐことが可能となる。
【0013】
尚、作業員は、傘状防雨生地およびスカート状防雨生地で覆われるため、生地内面が曇ることが予想されるが、傘状防雨生地とスカート状防雨生地とを通気可能に取り付けて、このような不都合を回避するとよい。
【発明の効果】
【0014】
以上述べたように、本発明に係る防雨・防雪コートは、開閉式骨組と、開閉式骨組を開閉させる開閉機構と、開閉式骨組を内包するように取り付けられた傘状防雨生地と、開閉式骨組または傘状防雨生地に取り付けられ、展開状態において傘状防雨生地の内側に形成される空間に配される鉢巻体と、傘状防雨生地に着脱自在に取り付けられるスカート状防雨生地とを有して構成したので、作業員が携帯する機器(ハンディーターミナルや携帯プリンタ等)を雨や雪で濡らすことがなくなり、雨や雪の侵入による故障を無くすことが可能となる。このため、現地への代替ターミナルや代替プリンタの運搬に伴う時間的ロスやターミナルや携帯プリンタの不足を解消することが可能となり、検針業務の効率化を図ることができる。
【0015】
また、雨具を持ちながらの作業が不要となるため、検針作業に集中することが可能となり、この点からも作業効率を向上させることができ、雨や雪等を気にしながら検針作業を行わなくて済むため、降雨時や降雪時においても、作業員の心因的負担がなく、検針作業を快適に行うことが可能となる。
さらに、防雨・防雪コートを開閉式としているため、展開状態や折り畳み状態を形成するために手間が掛からず、折畳むことで運搬や保管の際にかさばらない利点もある。
【0016】
また、展開された状態において、傘状防雨生地の内側に形成される空間の鉢巻体よりも上方に吸盤を設けたり、鉢巻体に顎紐を設けることで、風にさらされた場合や着用者が屈んだ場合でも、強固かつ安定した装着状態を維持することが可能となり、着用状態のずれや防雨・防雪コートの脱落を防止することが可能となる。
【0017】
さらにまた、傘状防雨生地とスカート状防雨生地とを通気可能に取り付けることで、傘状防雨生地やスカート状防雨生地の内側が曇ることがなくなり、安全な作業状態を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】図1は、本発明に係る防雨・防雪コートを装着した状態を示す図である。
【図2】図2は、本発明に係る防雨・防雪コートの傘部を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【図3】図3は、展開された防雨・防雪コートの傘部を斜め下から見た斜視図である。
【図4】図4は、本発明に係る防雨・防雪コートの傘部の開閉状態を示す概略説明図であり、(a)は折り畳まれた状態を示し、(b)は展開された状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明に係る防雨・防雪コートの実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3において、防雨・防雪コート1は、作業者の頭部に直接又はヘルメットを介して装着可能な傘部2とこの傘部2に取り付けられるスカート部3とを有して構成されている。
【0020】
傘部2は、図4にも示されるように、中心で結束されて放射状に張り出した、例えば8本の開閉式骨組4と、この開閉式骨組4を開閉させる開閉機構5と、前記開閉式骨組4を内包するように該開閉式骨組4に取り付けられた傘状防雨生地6とを有して構成されている。
【0021】
開閉式骨組4は、傘状防雨生地6を支持する主骨4aと、一端が主骨4aの中間位置に枢軸される支骨4bとを備え、開閉機構5は、それぞれの主骨4aの一端を回動自在に枢軸する上部枢支部材5aと、それぞれの支骨4bの他端を回動自在に枢軸する下部枢支部材5bと、下部枢支部材5bから上方へ延設された棒状部材5cと、この棒状部材5cに設けられ、展開状態を保持する保持部材5dとを備え、上部枢支部材5aの中央に前記棒状部材5cを挿通可能とする通孔7を形成し、下部枢支部材5bを上部枢支部材5aに対して上下に移動させることで、展開状態と折り畳み状態とを変化させるようにしている。
【0022】
より具体的には、棒状部材5cの上端部に取り付けられた紐状部材8を上部枢支部材5aの通孔7を介して外側に引き出し、その先端に取り付けられた環状の摘み部材9を引っ張ることで下部枢支部材5bを主骨4aの復元力に抗して上方へ移動させ、棒状部材5cを通孔7に挿通させて上部枢支部材5aよりも上方へ突出させ、棒状部材5cに設けられた保持部材5dを上部枢支部材5aの上端縁に係止させることで展開状態を形成する。また、保持部材5dの上部枢支部材5aに対する係止状態を解除することで、主骨4aの復元力を利用して下部枢支部材5bを上部枢支部材5aから離反させ、棒状部材5cを通孔7から離脱させて開閉式骨組4を折り畳むことで折り畳み状態が形成されるようになっている。
【0023】
傘状防雨生地6は、生地の反対側が透視できるような透明のビニール材等で構成され、主骨4aに部分的に結束されてずれないように取り付けられ、開閉式骨組4の開閉と連動して開閉されるようになっている。この傘状防雨生地6の周縁には、後述するスカート部3を構成するスカート状防雨生地10を取り付けるためのボタン又はマジックテープ(登録商標)などの結合部材11の片側が設けられている。
【0024】
尚、この例では、開閉式骨組4は8本設けられているが、傘状防雨生地6を展開させることができる本数であれば差支えなく、3本以上あればよい。また、開閉式骨組4は金属材で構成してもよいが、軽量化を図るために合成樹脂材で構成することが望ましい。上述した開閉式骨組4や傘状防雨生地6は、展開状態において、作業者の肩幅を覆うことができる程度に広がることが、作業し易い空間を形成する上で好ましい。さらに、上部枢支部材5a,下部枢支部材5b、棒状部材5c等も、金属材で構成しても良いが、軽量化を図るために合成樹脂で構成することが好ましい。
【0025】
上述した傘部2の開閉式骨組4には、展開状態において傘状防雨生地6の内側に形成される空間に配される帯状の布、プラスチック、又はゴム等で構成された鉢巻体12が設けられ、また、展開状態において鉢巻体12よりも上方に位置する部位には、鉢巻体12の内側に取り付けられる作業者のヘルメットに吸着可能な吸盤13が設けられている。
【0026】
この例において、鉢巻体12は、主骨4aの支骨4bとの連結部位より内側に取り付けられた紐又は帯状の布等で構成される吊下部材14を介して取り付けられており、作業者の頭部又はヘルメットの周囲にしっかり固定できるように長さ(径)を調整する調整具12aが設けられている。また、この鉢巻体12には、作業者の顎に回し留められる顎紐15が取り付けられている。この顎紐15は、作業者の顎にしっかり固定できるように長さを調整する調整具15aが設けられている。
【0027】
尚、鉢巻体12は、吊下部材14を介して主骨4aの支骨4bとの連結部位より内側に取り付けられているが、連結部位より外側に設けても、また、支骨4bに設けても、さらには、傘状防雨生地6に吊下部材14を介して設けるようにしてもよい。
【0028】
吸盤13は、この例では下部枢支部材5bの下端に設けられ、鉢巻体12の内側に挿入されたヘルメットの頂部に吸着可能となっている。この吸盤13は、複数設けても良いが、この例では、下部枢支部材5bの真下に1つだけ設けられている。
【0029】
これに対して、スカート部3は、生地の反対側が透視できるような透明のビニール材等からなるスカート状防雨生地10で構成され、上端縁に前記傘状防雨生地6の周縁に設けられた結合部材(ボタン、マジックテープ等)11の残りの片側が設けられ、傘状防雨生地6に対して着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0030】
スカート部3の丈は、傘部2を作業者の頭部又は装着しているヘルメットに取り付けた状態において、腰下あたりまで垂れ下がる長さに形成され、図示されていないが、スカート状防雨生地10の丈の長さを伸縮させる機構を具備するようにしてもよい。また、スカート部3は、傘部2の周縁全集に亘って取り付けられるものであってもよいが、図3に示されるように、作業性を考慮して、作業員の後方に位置する部位のスカート状防雨生地10の丈を短くしてもよい。
【0031】
また、傘部2(傘状防雨生地6)に対してスカート部3(スカート状防雨生地10)の取り付けは、傘状防雨生地6の内側にスカート状防雨生地10を重ね合わせ、両者を隙間無く取り付けるのではなく、その間が通気可能となるように積極的に隙間を形成して取り付けられている。
【0032】
以上の構成において、作業員が防雨・防雪コート1を装着するには、先ず、閉じている傘部2の上端から出ている紐状部材8の先端の摘み部材9を指で摘んで引っ張り、下部枢支部材5bに形成された棒状部材5cを上部枢支部材5aの通孔7を挿通させて上部枢支部材5aの上端から突出させ、保持部材5dを上部枢支部材5aの上面に係止させる。これにより、開閉式骨組4や傘状防雨生地6が開いて傘部2は底部が開放されたテント状に展開され、その状態が保持部材5dによって保持される。
その後、スカート状防雨生地10を広げて、傘状防雨生地6の周縁に設けられた結合部材11の一方に、スカート状防雨生地10に設けられた結合部材11の他方を結合させ、傘部2にスカート部3を取り付ける。
そして、作業員は、このようにして展開された防雨・防雪コート1の内側に入り、自身の頭部又は装着しているヘルメットに鉢巻体12をしっかり挿入して締め付け、ヘルメットにあっては、その頂部を下部枢支部材5bの下端に設けられた吸盤13に押し付けて吸着させ、最後に顎紐15を顎の下で回し留める。
【0033】
これにより、防雨・防雪コート1が作業員の頭部又はヘルメットに保持され、作業員の頭部から腰下にかけて雨や雪が入り込まない作業空間が形成され、作業員は、ハンドフリーの状態で防雨・防雪コート1の内側で検針作業に集中することが可能となる。したがって、上述の防雨・防雪コート1を用いれば、この作業空間でハンディーターミナルAや肩から掛けた携帯プリンタBを雨や雪で濡らすことがなく、効率良く且つ快適に作業を行うことが可能となる。
【0034】
その後、防雨・防雪コート1を外して片付けたい場合には、顎紐15を外すと共に、鉢巻体12を頭部やヘルメットから外し、ヘルメットにあってはさらに吸盤13を外し、防雨・防雪コート1の外側に出て、傘部2とスカート部3とを結合している結合部材11を外して分離し、スカート部3にあっては、適宜折畳んで片付け、傘部2にあっては、保持部材5dによる上部枢支部材5aの係止状態を解除して開閉式骨組4の復元力により棒状部材5cを上部枢支部材5aの通孔7から外して下部枢支部材5bを上部枢支部材5aから離反させる。これにより、傘部2は閉じ、開閉式骨組4や傘状防雨生地6は折畳まれた状態となり、狭い場所に格納できるコンパクトな形状となる。
なお、上述においては、傘部2を展開状態にした後にスカート部3を傘部2に取り付けるようにしたが、展開前にスカート部3を傘部2に取り付けておき、その後に傘部2を開いて展開させてもよい。
【0035】
また、上述の構成によれば、上述した防雨・防雪コート1を装着するにあたり、作業員に頭部に装着したヘルメットに対しては、鉢巻体12を取り付けるだけでなく、吸盤13を吸着させているので、より強固かつ安定した装着状態を形成することが可能となり、また、顎紐15が作業員の顎下に回し留められるので、防雨・防雪コート1のより安定した装着状態が得られ、かりに鉢巻体12や吸盤13での保持状態が緩んだ場合でも、防雨・防雪コート1が作業員の頭部又はヘルメットから外れて落下することを防ぐことが可能となる。
【0036】
さらに、傘状防雨生地6とスカート状防雨生地10とは、通気可能に取り付けられているので、作業員が傘状防雨生地6およびスカート状防雨生地10で覆われた場合も、生地内面が曇ることを回避することが可能となり、安全な作業状態を確保することが可能となる。
【符号の説明】
【0037】
1 防雨・防雪コート
2 傘部
3 スカート部
4 開閉式骨組
4a 主骨
4b 支骨
5 開閉機構
5a 上部枢支部材
5b 下部枢支部材
5d 保持部材
6 傘状防雨生地
10 スカート状防雨生地
12 鉢巻体
13 吸盤
15 顎紐

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心で結束されて放射状に張り出した3本以上の開閉式骨組と、
前記開閉式骨組みを開閉させる開閉機構と、
前記開閉式骨組を内包するように該開閉式骨組に取り付けられた傘状防雨生地と、
前記開閉式骨組または前記傘状防雨生地に取り付けられ、展開状態において前記傘状防雨生地の内側に形成される空間に配される鉢巻体と、
前記傘状防雨生地に着脱自在に取り付けられるスカート状防雨生地と
を有することを特徴とする防雨・防雪コート。
【請求項2】
前記開閉式骨組は、前記傘状防雨生地を支持する主骨と、一端が前記主骨の中間位置に枢軸される支骨とを備え、
前記開閉機構は、それぞれの前記主骨の一端を回動自在に枢軸する上部枢支部材と、それぞれの前記支骨の他端を回動自在に枢軸する下部枢支部材と、展開状態を保持する保持部材とを備え、
前記下部枢支部材を前記上部枢支部材に対して上下に移動させることにより前記展開状態と折り畳み状態とを変化させることを特徴とする請求項1記載の防雨・防雪コート。
【請求項3】
展開状態において、前記傘状防雨生地の内側に形成される空間の前記鉢巻体よりも上方に、吸盤が設けらることを特徴とする請求項1又は2記載の防雨・防雪コート。
【請求項4】
前記鉢巻体には、顎紐が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の防雨・防雪コート。
【請求項5】
前記傘状防雨生地と前記スカート状防雨生地とは、その間が通気可能に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防雨・防雪コート。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate