説明

除草性化合物

本発明は、式(Ia)又は(Ib):


[式中、R2、R3、R4、R5,R6,R7、R8、n、m、X、及びQは、本明細書で定義された通りである]
の新規除草性[1,8]−ナフチリジン、又は前記化合物の農業的に許容される塩に関する。本発明は、当該[1,8]−ナフチリジンの製造のための方法及び中間体に、当該除草性化合物を含む組成物に、並びに、特に有用な植物の作物における雑草を抑制するためのそれらの使用にさらに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(Ia)又は式(Ib):
【化1】

[式中、
2は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ−C2−C3アルコキシ−C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシ−C1−C3ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル;C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、(C1−C3アルカンスルホニル−C1−C3−アルキルアミノ)−C1−C3アルキル、及び(C1−C3アルカンスルホニル−C3−C4−シクロアルキルアミノ)−C1−C3アルキルから成る群から選択され;
5は水素又はメチルであり;
6は、水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル及びメチルから成る群から選択され;
7は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルケニル、アリール−C2−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C4-7シクロアルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルチオ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシ−C1−C6−アルキルアミノ、(C1−C6−アルコキシ−C2−C4−アルキル)−C1−C6−アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、ジアルキルアミノであって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、及び/又は場合によりC1−C3アルコキシ、及び/又はハロゲンによって置換される4〜6員環を形成する、前記ジアルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノスルホニル、C1−C6アルキルアミノスルホニル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ−C1−C6−アルキル、C3−C6アルケニル−C2−C6アルコキシ、C3−C6アルキニル−C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C4アルキレニル−S(O)p−R’、C1−C4アルキレニル−CO2−R’、C1−C4アルキレニル−(CO)N−R’R’、アリール、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、フェニルスルホニル、アリールオキシ、及び5若しくは6員環のヘテロアリール又はヘテロアリールオキシから成る群から選択され、ここで前記ヘテロアリールは、酸素、窒素、及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール又はヘテロアリール部は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロ、シアノ及びニトロから成る群から選択される置換基によって場合により置換され得;
X=O又はSであり;
n=0又は1であり;
m=0又は1であり、ただしm=1のときn=0であり、そしてn=1のときm=0であり;
p=0、1、又は2であり;
R’は、水素及びC1−C6アルキルから成る群から独立して選択され、
8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル−C1−C3アルキル、C3−C6シクロアルキルアルケニル、C3−C6アルキニルアルキレニル、C2−C6−アルケニルアルキレニル、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、シアノ−C1−C6−アルキル、アリールカルボニル−C1−C3−アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、及びC1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換され得る)、アリール−C1−C6アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、及びC1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換され得る)、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−C6アルキル、アリール、5若しくは6員環のヘテロアリール−C1−C3−アルキル、又はヘテロシクリル−C1−C3−アルキルから成る群から選択され、ここで、前記ヘテロアリール又はヘテロシクリルは、酸素、窒素及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール部は、ハロ、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル及びC1−C3アルコキシから成る群から選択される置換基によって場合により置換され得;
Qは、以下:
【化2】

【化3】

[式中、
1は、O、C(O)、S、SO、SO2及び(CRefqから成る群から選択され;
q=0、1又は2であり;
a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル及びヘテロアリールから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得るC1−C4アルキルから成る群から各々独立して選択され、そして前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基はハロゲン以外であり;或いは
a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、水素、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル又はヘテロアリールから成る群から各々独立して選択され、ここで前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基は、ハロゲン以外であり;或いは
a及びRbは、一緒になって、C1−C4アルキルによって置換され得、そして酸素、硫黄、S(O)、SO2、OC(O)、NRh、又はC(O)によって中断され得る3〜5員環の炭素環を形成し;或いは
a及びRcは、一緒になって、酸素、硫黄、SO、SO2、OC(O)、NRh又はC(O)によって中断され得るC1−C3アルキレン鎖を形成し;前記C1−C3アルキレン鎖は、代わりにC1−C4アルキルによって置換され得;
g及びRhは、各々独立して、他のC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル又はC1−C4アルコキシカルボニルであり;
iはC1−C4アルキルであり;
jは、水素、C1−C4アルキル、及びC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され;
3は、ハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC1−C6アルキル、並びにハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され;
9は、シクロプロピル、CF3及びi−Prから成る群から選択され;
10は、水素、I、Br、SR11、S(O)R11、S(O)211及びCO211から成る群から選択され;
11はC1-4アルキルである]
の除草性化合物、又は前記化合物の農業的に許容される塩。
【請求項2】
式Iaaで表される、請求項1に記載の除草性化合物。
【化4】

【請求項3】
QがQ1である、請求項1又は2に記載の除草性化合物。
【請求項4】
1がCRefであり、並びにRa、Rb、Rc、Rd、Re、及びRfが水素であり、並びにq=1である、請求項3に記載の除草性化合物。
【請求項5】
2がフルオロアルキル、又はC1-3アルコキシ-C1-3-ハロアルキルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の除草性化合物。
【請求項6】
2がトリフルオロメチルである、請求項5に記載の除草性化合物。
【請求項7】
6が水素又はフッ素である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の除草性化合物。
【請求項8】
7が、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、及びC1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキルから成る群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の除草性化合物。
【請求項9】
7が、水素、メチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、及びメトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、並びに(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択される、請求項8に記載の除草性化合物。
【請求項10】
Na+、Mg2+、及びCa2+から成る群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物の農業的に許容される塩。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の除草性化合物、及び農業的に許容される製剤助剤を含む、除草性組成物。
【請求項12】
少なくとも一つの追加の殺虫剤をさらに含む、請求項11に記載の除草性組成物。
【請求項13】
前記追加の殺虫剤が除草剤又は除草剤薬害軽減剤である、請求項12に記載の除草性組成物。
【請求項14】
作物及び雑草を含む場所における雑草を選択的に抑制する方法であって、雑草の存在する前記場所へ、抑制量の、請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物を施用することを含む、前記方法。
【請求項15】
Q=Q1である式(Ia)又は(Ib)の化合物の製造方法であって、式(Ia’)又は(Ib’):
【化5】

[式中、各置換基は請求項1で定義された通りであり、そしてR12はハロゲン又はアリールオキシである]
の化合物を、式(II):
【化6】

[式中、各置換基は請求項1で定義された通りである]
の化合物と共に、不活性有機溶媒及び塩基の存在下で反応させることを含む、前記方法。
【請求項16】
式(IIIa)又は(IIIb):
【化7】

[式中、
2はハロアルキルであり;
5は水素、又はメチルであり;
6は水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル、及びメチルから成る群から選択され;
8は水素、C1−C6アルキル、C1−C3アルコキシC1−C3アルキレニル、及びC1−C6ハロアルキルから成る群から選択され;
n及びmは請求項1で定義された通りであり、並びにR13はハロゲン、C1−C6−アルコキシ、アリールオキシ、OH、O-+から成る群から選択され、ここでM+はアルカリ金属カチオン、又はアンモニウムカチオンであり、並びにR7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキルC1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシアルキルアミノ、(C1−C6アルコキシアルキル)アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、並びに、ジアルキルアミノ基であって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、及び/又は場合によりC1−C3−アルコキシ、若しくはハロゲンによって置換される4〜6員環を形成する前記ジアルキルアミノ基から成る群から選択される]
の化合物(ただし、R5、R6及びR7が水素であり、m及びnが0であり、R2がCF3であり、並びにR13がOH、エトキシ、又はメトキシである、式(IIIa)の化合物を除く)。
【請求項17】
7が、水素、メチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、及びメトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
nが0であり、mが0であり、R2がCF3であり、R5=Hであり、R6=H又はFであり、R7がメチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、メトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択され、並びにR13がエトキシ、塩素、及びヒドロキシルから成る群から選択される、請求項16又は17に記載の化合物。
【請求項19】
式(IV):
【化8】

[式中、R2、R5及びR7は請求項1で定義された通りであり、並びにR14=C1−C4アルキルである]
の化合物の製造方法であって、式(V):
【化9】

の化合物を、HF、HBF4水溶液、HF・ピリジン、及びHF・トリエチルアミンから成る群から選択される化合物と共に、亜硝酸ナトリウム、又は亜硝酸アルキルエステルの水溶液の存在下で反応させることを含む、前記方法。
【請求項20】
式(VI)又は式(VII):
【化10】

【化11】

[式中、R5及びR7は請求項1で記載された通りであり、そしてR15はC1−C6アルキルである]
の化合物を、式(VIII):
【化12】

の化合物から、強塩基、及びホルミル転移剤を使用して製造する方法。
【請求項21】
除草剤としての、請求項1において定義された式(Ia)又は(Ib)の化合物の使用。

【公表番号】特表2011−515385(P2011−515385A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−500286(P2011−500286)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【国際出願番号】PCT/GB2009/000713
【国際公開番号】WO2009/115788
【国際公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(500371307)シンジェンタ リミテッド (141)
【Fターム(参考)】