説明

除草性組成物

相乗作用を有する除草性組成物であって、(A)式(I)の化合物(ここでR1はC1からC3のアルキル又はC1からC3のハロアルキル、R2はC1からC3のアルキル、X1及びX2はハロゲン、R3はC1−6アルカン酸C1−6アルキルエステル残基);及び(B)(B1)パラコート、(B2)グリフォセート、(B3)スルホニル尿素、(B4)クロロアセトアミド、(B5)ジフェニルエーテル、(B6)トリアジン、(B7)N−フェニルフタルイミド、(B8)グルホシネート、(B9)フェニルピリダジン、(B10)トリケトン、(B11)イソキサゾール、(B12)シクロヘキサンジオンオキシム、(B13)トリアゾリノン、(B14)尿素、(B15)ジニトロアニリン、(B16)ピノキサデン、又は除草作用を有するそれらの塩、から選択される第2の除草剤:を含んでなる組成物。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除草性組成物、及び、この組成物又はその成分の組み合わせを用いて、望ましくない植生の生育を抑制する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
作物を雑草や他の望ましくない植生から保護することは、農業において絶えず繰り返し発生する課題である。このような雑草を抑制するために、広範な種類の除草性化学薬品や化学剤型が知られている。これまで多くの種類の化学除草剤が文献に記載されてきており、多数が商業上利用されている。
【0003】
米国特許6537948には、広範に亘る化合物が、除草剤として開示されている。また、本特許には、これらの化合物を、他の広範な農業用添加物と混合して使用してもよい旨が、他の除草剤の長大なリストとともに開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
我々は今回、特定の除草剤混合物を選び出し、それらが予期しないほど雑草の抑制に効果的であることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
(A)式(I)の除草剤、
【化1】

(ここで、R1はC1からC3のアルキル又はC1からC3のハロアルキルであり、R2はC1からC3のアルキルであり、X1及びX2はハロゲンであり、R3はC1−6アルカン酸C1−6アルキルエステル残基である。);及び
(B)
(B1)パラコート
(B2)グリフォセート
(B3)スルホニル尿素
(B4)クロロアセトアミド
(B5)ジフェニルエーテル
(B6)トリアジン
(B7)N−フェニルフタルイミド
(B8)グルフォシネート
(B9)フェニルピリダジン
(B10)トリケトン
(B11)イソキサゾール
(B12)シクロヘキサンジオンオキシム
(B13)トリアゾリノン
(B14)尿素
(B15)ジニトロアニリン
(B16)ピノキサデン、
或いは除草作用を有するそれらの塩、から選択される第2の除草剤;
を含んでなる除草性組成物に関する。
【0006】
1は、好ましくは、フッ素置換されたメチル、例えばトリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジフルオロメチル、又は、フッ素置換されたエチル、例えばペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロエチルである。最も好ましくは、R1はトリフルオロメチルである。
【0007】
2は、好ましくは、メチル又はエチルであり、より好ましくはメチルである。
【0008】
3において、C1−6アルカン酸としては、例えばエタン酸、プロピオン酸、ペンタン酸又はヘキサン酸が挙げられ、好ましくはエタン酸である。C1−6アルキルエステルとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第3級ブタノール、ペンタノール、イソペンタノール、ヘキサノール又はイソヘキサノールに由来するものが挙げられ、好ましくはメタノール又はエタノールに由来するもの、より好ましくはエタノールに由来するものである。最も好ましくは、R3は−CH2COOCH3又は−CH2COOCH2CH3であり、特に好ましくは−CH2COOCH2CH3である。
【0009】
1及びX2は、好ましくは、各々独立に、塩素又はフッ素である。最も好ましくは、X1はフッ素である。最も好ましくは、X2は塩素である。最も好ましい化合物(A)は式IIのものである。
【0010】
【化2】

【0011】
除草剤(B)は各々独立に、本技術分野において、植物生育に与える効果が知られているものである。その多くは、The Pesticides Manual, Thirteenth Edition, 2003, published by The British Crop Protection Councilに記載されている。本願において、除草剤名の後の括弧内の数字は、The Pesticides Manualにおけるエントリーを指す。また、多くは市販されている。
【0012】
パラコート(B1)は、The Pesticides Manualの742ページに、エントリー614として掲載・説明されている。
【0013】
グリフォセート(B2)は、The Pesticides Manualの513ページに、エントリー419として説明されている。
【0014】
実用上、グリフォセートは例えばアンモニアや有機アミン塩等、或いはアルカリ金属塩等の塩の形で使用される。有機アミン塩の例としては、エタノールアミン、イソプロピルアミン又はジメチルエタノールアミンを有する塩が挙げられる。アルカリ金属塩の例としては、ナトリウム、カリウム、又はリチウム塩が挙げられる。好ましい塩は、カリウム、アンモニア、イソプロピルアミン、又はエタノールアミンを有する塩である。
【0015】
スルホニル尿素(B3)は、下記一般式の、よく知られた除草剤の分類である。
【化3】

【0016】
スルホニル尿素の例としては、アミドスルフロン(22)、アジムスルフロン(43)、ベンスルフロン−メチル(64)、クロリムロン−エチル(135)、クロルスルフロン(147)、シノスルフロン(154)、シクロスルファムロン(189)、エタメトスルフロン−メチル(306)、エトキシスルフロン(314)、フラザスルフロン(356)、フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム(384)、ホラムスルフロン(402)、ハロスルフロン−メチル(426)、イマゾスルフロン(456)、ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム(466)、メソスルフロン−メチル(514)、メトスルフロン−メチル(555)、ニコスルフロン(577)、オキサスルフロン(603)、プリミスルフロン−メチル(657)、プロスルフロン(684)、ピラゾスルフロン−エチル(694)、リムスルフロン(721)、スルホメツロン−メチル(751)、スルホスルフロン(752)、チフェンスルフロン−メチル(795)、トリアスルフロン(817)、トリベヌロン−メチル(822)、トリフロキシスルフロン−ナトリウム(833)、トリフルスルフロン−メチル(837)、及びトリトスルフロン(843)が挙げられる。好ましいスルホニル尿素としては、ニコスルフロン、フラザスルフロン、トリフロキシスルフロン、トリアスルフロンが挙げられる。これらは何れも、The Pesticides Manualに説明されている。
【0017】
クロロアセトアミド(B4)は、下記一般式の、よく知られた除草剤の分類である。
【化4】

【0018】
クロロアセトアミドの例としては、アセトクロル(5)、アラクロル(14)、ブタクロル(100)、ジメタクロル(258)、ジメタンアミド(260)、メタザクロル(524)、メトラクロル(548)、S−メトラクロル(549)、ペトキサミド(627)、プレチラクロル(656)、プロパクロル(667)、プロピソクロル(677)、テニルクロル(789)が挙げられる。好ましいクロロアセトアミドとしては、メトラクロル、特にその異性体S−メトラクロルが挙げられる。
【0019】
ジフェニルエーテル(B5)は、公知の除草剤の分類であり、例としては、アシフルオルフェン(7)、ビフェノックス(75)、フルオログリコフェン−エチル(380)、ホメサフェン(401)、ラクトフェン(486)、オキシフルオルフェン(610)、及びアクロニフェン(8)が挙げられる。好ましいジフェニルエーテルとしては、ホメサフェンが挙げられる。
【0020】
トリアジン(B6)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、アメトリン(20)、アトラジン(37)、シアナジン(183)、ジメタメトリン(259)、プロメトン(665)、プロメトリン(606)、プロパジン(672)、シマジン(730)、シメトリン(732)、テルブメトン(774)、テルブチラジン(775)、テルブトリン(776)、及びトリエタジン(831)。好ましいトリアジンとしては、シマジン及びアトラジンが挙げられるが、より好ましくはアトラジンである。
【0021】
N−フェニルフタルイミド(B7)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、シニドン−エチル(152)、フルミクロラック−ペンチル(375)、及びフルミオキサジン(376)が挙げられる。好ましくはフルミオキサジンである。
【0022】
グルフォシネート(B8)はThe Pesticides Manualに、エントリー406として説明されている。
【0023】
フェニルピリダジン(B9)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としてはピリデート(702)が挙げられる。
【0024】
トリケトン(B10)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、スルコトリオン(747)及びメソトリオン(515)が挙げられる。メソトリオンが好ましい。
【0025】
イソキサゾール(B11)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としてはイソキサフルトール(479)が挙げられる。
【0026】
シクロヘキサンジオンオキシム(B12)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、アロキシジム(18)、ブトロキシジム(106)、クレトジム(155)、シクロキシジム(190)、セトキシジム(726)、テプラロキシジム(771)、及びトラルコキシジム(811)が挙げられる。クレトジムが好ましい。
【0027】
トリアゾリノン(B13)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、アミカルバゾン(21)、アザフェニジン(S885)、カルフェントラゾン−エチル(212)、及びスルフェントラゾン(749)が挙げられる。カルフェントラゾン−エチルが好ましい。
【0028】
尿素(B14)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、クロルブロムロン(S961)、クロロトルロン(143)、ジメフロン(256)、ジウロン(281)、フェヌロン(S1162)、フルオメツロン(378)、イソプロツロン(475)、イソウロン(476)、リヌロン(489)、メタベンズチアズロン(526)、メトベンズロン(547)、メトブロムロン(S1287)、メトキスロン(553)、モノリヌロン(562)、ネブロン(574)、シデュロン(727)、及びテブチウロン(765)が挙げられる。ジウロンが好ましい。
【0029】
ジニトロアニリン(B15)は、よく知られた除草剤の分類であり、例としては、ベンフルラリン(59)、ブトラリン(105)、ジニトラミン(268)、エタルフルラリン(305)、オリザリン(597)、ペンディメタリン(621)、及びトリフルラリン(836)が挙げられる。オリザリン及びペンディメタリンが好ましい。
【0030】
ピノキサデン(B16)は下記式の、新たな広スペクトルの穀物用除草剤である。
【化5】

【0031】
成分(B)として使用可能な他の除草剤の例としては、アミノピラリド、ベフルフトアミド(55)、ベナゾリン−エチル、ベネフィン(59)、ベンフルブトアミド、ベンタゾン(67)、ベンズフェンジゾン、ビアラホス(77)、ブロモキシニル(95)、ブチレート(108)、クロジナホップ−プロパギル(156)、クロマゾン(159)、クロピラリド(162)、クロランスラム(164)、シハロホップ−ブチル(195)、ジカンバ(228)及びその塩、ジクロルプロップ(324)、ジクロホップ−メチル(238)、ジクロスラム(241)、ジフェンゾコート(248)、ジフルフェニカン(251)、ジフルフェンゾピル(252)、ジチオピル(280)、フェノキサプロップ−P−エチル(339)、フェントラザミド(348)、フラムプロップ−M(355)、フロラスラム(359)、フルアゾレート(Sl165)、フルカルバゾン(364)、フルフェンピル−エチル(371)、フルミクロラック(375)、フルルタモン(392)、フルロキシピル(390)、フルチアセット(395)、フルチアミド(369)、イマザメタベンズ−メチル(450)、イマザモックス(451)、イマザピル(453)、イマザキン(454)、イマゼタピル(455)、アイオキシニル(467)、イソキサベン(477)、イソキサクロルトール、イソプロパゾール、ケトスピラドックス、MCPA(499)、MCPB(501)、メコプロップ(503)、メコプロップ−P(504)、ピコリナフェン(646)、プロカルバゾン(679)、プロジアミン(661)、プロヘキサジオン(664)、プロスルホカルブ(683)、ピラフルフェン−エチル(691)、ピリダホル、キンクロラック(712)、キンメラック(713)、トリアレート(816)、2,4−DB(217)、2,4−D(211)、及びその塩が挙げられる。
【0032】
成分(B)として使用可能な他の除草剤としては、アクロレイン(10)、アミトロール(25)、スルファミン酸アンモニウム(26)、アニロホス(31)、アシュラム(36)、ベンフレセート(61)、ベンスリド(65)、ベンゾビシクロン(69)、ベンゾフェナップ70)、ビスピリバック−ナトリウム(82)、ボラックス(86)、ブロマシル(90)、ブロモブチド(93)、ブタフェナシル(101)、ブタミホス(102)、カフェンストロール(110)、カルベタミド(117)、クロルフルレノール−メチル(133)、クロリダゾン(134)、クロロ酢酸(138)、クロルプロファム(144)、クロルタール−ジメチル(148)、シンメチリン(153)、クロメプロップ(160)、クミルロン(180)、シアナミド[(182)、シクロエート(187)、ダイムロン(213)、ダラポン(214)、ダゾメット(216)、デスメディファム(225)、ジクロベニル(229)、ジメピペレート(257)、ジメテナミド−P(260)、ジメチピン(261)、ジメチルアルシン酸(264)、ジノテルブ(272)、ジフェナミド(274)、ジクワットジブロミド(276)、DNOC(282)、エンドタール(295)、EPTC(299)、エスプロカルブ(303)、エトフメセート(311)、エトベンザニド(318)、硫酸第一鉄(353)、フルアジホップ−ブチル(361)、フルアジホップ−P−ブチル(362)、フルセトスルフロン、フルクロラリン(365)、フルフェナセット(369)、フルメツラム(374)、フルプロパネート(383)、フルレノール(387)、フルリドン(388)、フルロクロリドン(389)、ホサミン(406)、ハロキシホップ(427)、ハロキシホップ−P(428)、HC−252(429)、ヘキサジノン(440)、イマザピック(452)、インダノファン(462)、カルブチレート(482)、レナシル(487)、MCPA−チオエチル(500)、メフェナセット(505)、メフルイジド(507)、メタム(519)、メタミホップ(520)、メタミトロン(521)、メチルアルソン酸(536)、メチルダイムロン(539)、メチルイソチオシアネート(543)、メトスラム(552)、メトリブジン(554)、MK−616(559)、モリネート(560)、ナプロアニリド(571)、ナプロパミド(572)、ナプタラム(573)、ノナン酸(583)、ノルフラゾン(584)、オレイン酸(593)(脂肪酸)、オルベンカルブ(595)、オキサジアルギル(599)、オキサジアゾン(600)、オキサジクロメホン(604)、ペブレート(617)、ペンディメタリン(621)、ペノキススラム(622)、ペンタクロロフェノール(623)、ペンタノクロル(624)、ペントキサゾン(625)、石油(628)、フェンメディファム(629)、ピクロラム(645)、ピペロホス(650)、プロフルアゾール、プロホキシジム(663)、プロパニル(669)、プロパキザホップ(670)、プロファム(674)、プロポキシカルバゾン−ナトリウム(679)、プロピザミド(681)、ピラゾリネート(692)、ピラゾキシフェン(695)、ピリベンゾキシム(697)、ピリブチカルブ(698)、ピリフタリド(704)、ピリミノバック−メチル(707)、ピリチオバック−ナトリウム(709)、キノクラミン(714)、キザロホップ(717)、キザロホップ−P(718)、シメトリン(732)、塩素酸ナトリウム(734)、タール油(758)、2,3,6−TBA(759)、TCA−ナトリウム(760)、ターバシル(772)、チアゾピル(793)、チオベンカルブ(797)、チオカルバジル(807)、トリアジフラム(819)、トリクロピル(827)、トリフルラリン(836)、及びトリフルスルフロン−メチル(837).
【0033】
好ましくは、(B)は、(B1)パラコート、(B2)グリフォセート、(B3)スルホニル尿素、(B4)クロロアニリド、若しくは(B10)トリケトン、又は除草作用を有するこれらの塩から選択される。最も好ましくは、(B)は、パラコート、グリフォセート、トリアスルフロン、ニコスルフロン、S−メトラクロル、スルコトリオン、又は除草作用を有するそれらの塩から選択される。成分(B)を二以上使用してもよい。
【発明の効果】
【0034】
本発明の組成物によれば、成分(A)及び(B)を個別に使用する場合に比べ、多くの利点のうち、1又は2以上の利点が得られる。個々の成分を施用する頻度を大幅に減らしても、高レベルの除草効力を維持することができる。この組成物が効果を発する雑草のスペクトルは、各成分単独の場合よりもはるかに広くなる。この組成物は、個々の化合物単独では効果が得られないような低い施用頻度でも、雑草種を抑制する能力がある。この組成物は、個々の成分の速度から予測される速度よりも、速い作用速度を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
本組成物は、成分(A)及び成分(B)の組み合わせを除草有効量含有する。ここで「除草剤」という語は、植物の生育を抑制又は調節する化合物を意味する。「除草有効量」という語は、このような化合物、或いはこのような化合物の組み合わせの量であって、、植物の生育の抑制又は調節効果を発揮することが可能な量を意味する。抑制又は調節効果とは、自然発育からのあらゆる逸脱、例えば、致死、遅滞、葉枯れ、色素欠乏、矮化等を含むものとする。「植物」という語は、植物のあらゆる物理的部位を指し、例えば種子、芽、苗、根、塊茎、幹、茎、葉、果実等が含まれるものとする。
【0036】
本発明の組成物は更に、農業的に許容し得る担体を含有することが好ましい。本発明の組成物は、顆粒として、可湿粉末として、可乳化濃縮物として、粉末若しくは微粉末として、可流動剤として、溶液として、懸濁液若しくは乳液として、又はその放出が制御された形、例えばマイクロカプセルとして、製剤することが可能である。これらの剤型は、重量比で、0.5%程度の少量から95%以上程度の多量までの範囲で、活性成分を含有し得る。所与の化合物の最適量は何れも、剤型、施用装具、及び、抑制される植物の性質に依存する。
【0037】
可湿粉末は、微細に粉砕された粒子の形態であって、水又は他の液状担体に容易に分散するものである。この粒子においては、活性成分は固体マトリックス中に保持される。典型的な固体マトリックスとしては、フラー土、カオリン粘土、シリカや他の易湿性の有機又は無機固体が挙げられる。可湿粉末は通常、約5%から約95%の活性成分を含有するとともに、少量の濡れ剤、分散剤、又は乳化剤を含有する。
【0038】
可乳化濃縮物は、水や他の液体に分散し得る均質な液状組成物であって、前記活性化合物に加えて、液体又は固体の乳化剤のみからなっていてもよいが、更に液体担体、例えばキシレン、重質芳香族ナフサ、イソホロン、及び他の非揮発性有機溶媒を含んでいてもよい。使用の際には、これらの濃縮物は水又は他の液体に分散され、処理対象となる領域に、通常は噴霧により施用される。活性成分の量は、濃縮物の約5%から約95%の範囲とすればよい。
【0039】
顆粒剤型としては、押出成形品及び比較的粗い粒子の双方が挙げられ、植生を抑制したい領域に対して、通常は希釈することなく施用される。顆粒剤型における典型的な担体としては、砂粒、フラー土、アタパルジャイト粘土、ベントナイト粘土、モンモリロナイト粘土、バーミキュライト、パーライト、及び、前記活性化合物を吸着し、又は前記活性化合物によって被覆し得る、その他の有機又は無機材料が挙げられる。顆粒剤型は通常、約5%から約25%の活性成分を含有する。また、界面活性剤、例えば重質芳香族ナフサ、灯油及び他の石油留分、若しくは植物油等;及び/又は、接着剤、例えばデキストリン、膠、又は合成樹脂等を含有していてもよい。
【0040】
微粉末は、前記活性成分と、微細に粉砕した固体、例えばタルク、粘土、穀粉、並びに分散剤及び担体として機能する他の有機及び無機固体との、自由流動性混合物である。
【0041】
マイクロカプセルは通常、活性物質の液滴又は顆粒を、不活性の多孔質シェル内に封入し、制御した速度で封入物質を外界に放出させるようにしたものである。被包される液滴の径は、通常は約1から50ミクロンである。封入される液体は、通常はカプセル重量の約50から95%を占める。この液体は、活性化合物に加えて、溶媒を含有していてもよい。被包される顆粒は、一般的には多孔質の顆粒であって、粒子細孔の開口部は多孔膜で封止されており、粒子細孔内には液状の活性種が保持されている。顆粒の径は、通常1ミリメートルから1センチメートルの範囲であり、好ましくは1から2ミリメートルである。顆粒は、押出成形、凝集又は造粒で形成するか、或いは天然物を利用する。こうした材料の例としては、バーミキュライト、焼結粘土、カオリン、アタパルジャイト粘土、おが屑、及び粒状カーボンが挙げられる。シェル又は膜材料としては、天然及び合成ゴム、セルロース系材料、スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタン、及びスターチキサントゲン酸塩が挙げられる。
【0042】
除草施用に有用な他の剤型として、活性成分の単純溶液が挙げられる。溶媒としては、活性成分を所望の濃度で完全に溶解させ得るもの、例えばアセトン、アルキル化ナフタレン、キシレン、及び他の有機溶媒が挙げられる。
【0043】
これらの剤型は、例えば噴霧により液滴を形成したり、植物の葉を濡らしたり、植物に摂取させたり等の施用を容易にするために、湿潤剤、分散剤、又は乳化剤を含有していてもよい。例としては、アルキル及びアルキルアリールスルホネート及びスルフェート、並びにそれらの塩;多価アルコール;多エトキシ化アルコール;エステル及び脂肪族アミンが挙げられる。これらの薬剤を使用する場合には、通常は剤型の重量の0.1%から15%含有させるようにする。
【0044】
特定の施用又は作物のために必要又は所望であれば、本発明の組成物は、成分(A)又は成分(B)のための解毒剤(「安全化剤」(safener)としても知られている。)を解毒有効量、含有していてもよい。安全化剤は本技術分野で公知であり、多数が市販されている。好適な解毒剤の例としては、ベノキサコール及びクロキントセットメキシルが挙げられる。
【0045】
更に、他の殺生物活性成分又は組成物を、本発明の組成物と組み合わせてもよい。例えば、本組成物には成分(A)及び(B)に加えて、殺虫剤(例えばピレスロイド、ペルメトリン、ラムダシハロトリン、シペルメトリン、チアメトキサム、カルバメート、有機リン酸化合物)、殺菌剤(例として、ストロビルリン、例えばアゾキシストロビン、クロロタロニル、トリアゾール、例えばプロピコナゾール)、成長調節剤(例えばメピコートクロリド)、殺バクテリア剤、殺ダニ剤、又は殺線虫剤を、活性のスペクトルを広げるために含有させてもよい。
【0046】
本組成物は、上述の除草剤とともに、剤型を構成する他の成分(賦形剤、乳化剤、界面活性剤等)を含有する、単体パッケージとしてもよい。或いは、本組成物を生育場所で使用する直前に、成分(A)及び(B)を、剤型を構成する他の成分と一緒に、タンク混合で混合することにより、例えば、これらの成分を施用に使用される噴霧タンク又は保持タンク中で混合することにより、調製してもよい。
【0047】
本発明はまた、特に作物中での、望ましくない植生(雑草)の生育を抑制する方法における、本組成物の使用に関する。
【0048】
本発明の組成物の施用は、化合物(A)の施用率が1ヘクタール当たり1から160gまで、より好ましくは1から100g/haの範囲となるようにすることが好ましい。化合物(B)の好適量は、(B)の具体的な化学的性質及びその除草効力に応じて異なる。例えば、パラコートは、100から1000g/haまで、好ましくは300から1000g/haまでの施用率で施用される。グリフォセートは、100から5000g/haまでの率で施用される。スルホニル尿素は、5から100g/haまで、好ましくは10から50g/haまでの率で施用される。クロロアセトアミドは、10から3500g/haまで、好ましくは500から3000g/haまでの率で施用される。同じ理由から、これら二つの成分の比率も変わってくる。(B)がパラコートの場合、(A)の(B)に対する比率は、1:1000から3:2まで、好ましくは1:100から1:10までの間である。(B)がグリフォセートの場合、(A)の(B)に対する比率は、1:1000から3:2、好ましくは1:100から1:10までの間である。(B)がスルホニル尿素の場合、(A)の(B)に対する比率は、1:100から30:1まで、好ましくは1:10から5:1までの間である。(B)がクロロアセトアミドの場合、(A)の(B)に対する比率は、1:1000から3:2まで、好ましくは1:100から1:1までの間である。本発明により相乗作用が得られることが一度確認されれば、後は定形の作業により、所望レベルの雑草抑制効果を得るために必要な各成分の適正量を定めることができる。
【0049】
本組成物は、雑草の抑制が望まれる場所に対して、適当な方法で施用することができる。ここで「場所」には、既成の植生のほか、土壌、種子、芽も含まれるものとする。
【0050】
本組成物は、広範に亘る作物に使用できる。例としては、ブドウ、柑橘類、オリーブ、リンゴ、核果、ナッツ、油やし、ゴム等の多年生作物や、綿、サトウキビ、トウモロコシ、稲、大豆、小麦等の1年生耕地作物が挙げられる。
【0051】
好適な作物としては、成分(A)又は(B)の1又は2以上、例えばグリフォセートやグルホシネート等に対して、耐性を有するものが挙げられる。耐性とは、特定の除草剤により生じる被害に対し、従来の作物系統に比べて感受性が低いことを意味する。耐性は、品種改良による生得的な耐性でもよく、作物の遺伝子組み換えにより人為的に導入されたものでもよい。耐性は通常、耕地作物の発芽後(作物の芽が目視可能となった後)に本組成物を施用する場合に必要となる。
【0052】
成分(A)はPPO阻害剤である。これは「Protox」阻害剤としても知られている。PPO阻害剤に耐性を有する特定の作物に関する説明が、PCT出願の国際公開公報であるWO95/34659及びWO97/32011に記載されている。
【0053】
作物を改変又は品種改良して、成分(B)、例えばグリフォセートのようなEPSPS阻害剤に対する耐性を持たせることも可能である。現在、幾つかの耐性作物がよく知られており、多数が市販されている。例えば、Clearfield(登録商標)セイヨウアブラナ(カノーラ)は、従来の品種改良法により、イミダゾリノン、例えばイマザモックスに対して耐性となったものである。RoundupReady(登録商標)とうもろこし、綿、サトウキビ、大豆、及びカノーラは、遺伝子操作によりグリフォセート耐性を付与した作物の例であり、LibertyLink(登録商標)とうもろこし、カノーラ、大豆、及び稲は、遺伝子操作によりグルホシネート耐性を付与した作物の例である。
【0054】
本発明の組成物は、これらの除草剤抵抗形質のうち、2つの組み合わせ(「スタック」)、例えばPPO抵抗形質及びグリフォセート抵抗形質の双方を備えた作物に対しても使用可能である。
【0055】
また、その代わりに、或いはそれに加えて、作物を遺伝子組み換えすることにより、他の無関係な事物、例えば虫や菌に対する抵抗性を備えさせてもよい。例として、虫抵抗性を有する綿や、アワノメイガやハムシに対する抵抗性を有するとうもろこしが挙げられる。このような抵抗形質はよく知られており、このような形質を有する作物は市販されている。
【0056】
本発明の組成物は、当業者に知られた様々な手法により、様々な濃度で施用することができる。本組成物は、雑草の抑制が望まれる場所に対して、発芽前又は発芽後に施用することにより、望ましくない植生の生育を抑制することができる。
【0057】
これらの剤型は、雑草の抑制が望まれる領域に、従来の方法によって施用することができる。微粉末及び液状組成物は、例えば、動力散粉機、箒型噴霧機(broom sprayers)及び手動噴霧機、及び噴霧散粉機等を用いて施用することができる。これらの剤型はまた、飛行機から微粉末又は噴霧として施用するか、或いは縄芯施用(rope wick applications)してもよい。出芽する種子や発芽する芽の生育を調整又は抑制するには、微粉末や液体剤型を噴霧又は散布によって土壌中に行き渡らせ、或いは土壌表面のみに施用すればよい。これらの剤型はまた、潅漑用水に加えることにより、施用することも可能である。土壌表面に施用された微粉末組成物、顆粒組成物、又は液体剤型は、鋤耕、鍬均、攪拌作業等の従来の手法によって、土壌表面下に行き渡らせることができる。
【0058】
また、圧力噴霧は、低沸した分散剤、溶媒、担体が気化する結果、活性成分を微細に分割した状態で分散することができ、同様に使用可能である。
【0059】
また、上述した成分(A)及び(B)は、望ましくない植生を抑制する方法に使用することも可能である。本方法は、単独の雑草抑制レジメの一部として、このような植生の場所に除草剤(A)及び(B)を別個に、任意の順序で連続して施用する工程を含んでなる。これらの成分は各々、雑草の抑制が望まれる場所に対して、単一期内に施用すればよい。但し、その場所にこれら二つの成分(A)及び(B)間の相互作用が生じるように、これらの成分は十分に近い時間的間隔で施用することが好ましい。このような期間は、例えば、互いに6週間以内、より好ましくは2週間以内、最も好ましくは1週間以内である。
【実施例】
【0060】
本発明を以下に実施例により説明するが、これにより制限されるものではない。
【0061】
以下の実施例では化合物(A)として、式(I)においてR1が−CF3であり、R2がメチルであり、R3が−CH2COOCH2CH3であり、X1がFであり、X2がClである化合物(即ち式II)を用いた。
【0062】
1.化合物(A)とパラコート
本試験では、パラコート単体を1ヘクタール当たり700g及び1ヘクタール当たり840gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10g及び1ヘクタール当たり20gに相当する施用率で、また、パラコートと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0063】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0064】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0065】
【表1】

【0066】
この表から、これらの雑草のうち特定のものに対して、化合物(A)とパラコートとの混合物が、個々の成分から予測されるよりもはるかに優れた効力を示すことが、極めて明らかである。
【0067】
2.化合物(A)とグリフォセート
本試験では、グリフォセート単体を1ヘクタール当たり840gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10g及び20gに相当する施用率で、また、グリフォセートと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0068】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0069】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0070】
【表2】

【0071】
この表から、化合物(A)とグリフォセートとの混合物が、個々の成分から予測されるよりもはるかに優れた効力を示すことが、極めて明らかである。
【0072】
3.化合物(A)とスルホニル尿素
3(a).トリアスルフロン
本試験では、トリアスルフロン単体を1ヘクタール当たり26gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10gに相当する施用率で、また、トリアスルフロンと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0073】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0074】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0075】
【表3】

【0076】
この表から、化合物(A)とグリフォセートとの混合物が、個々の成分から予測されるよりもはるかに優れた効力を示すことが、極めて明らかである。
【0077】
3b.ニコスルフロン
本試験では、ニコスルフロン単体を1ヘクタール当たり35gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10g、1ヘクタール当たり20g、1ヘクタール当たり30gに相当する施用率で、また、ニコスルフロンと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0078】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0079】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0080】
【表4】

【0081】
3(c).プリミスルフロンとの混合物
本試験では、プリミスルフロン単体を1ヘクタール当たり35gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10g、1ヘクタール当たり20g、1ヘクタール当たり30gに相当する施用率で、また、プリミスルフロンと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0082】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0083】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した植物のパーセンテージである。
【0084】
【表5】

【0085】
【表6】

【0086】
3(d).プロスルフロンとの混合物
本試験では、プロスルフロン単体を1ヘクタール当たり35gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり10g、1ヘクタール当たり20g、1ヘクタール当たり30gに相当する施用率で、また、プロスルフロンと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0087】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0088】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した植物のパーセンテージである。
【0089】
【表7】

【0090】
【表8】

【0091】
4.S−メトラクロルとの混合物
本試験では、S−メトラクロル(SMOC)単体を1ヘクタール当たり1420gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり20g、1ヘクタール当たり20gに相当する施用率で、また、S−メトラクロルと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0092】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0093】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0094】
【表9】

【0095】
この表から、これらの雑草のうち特定のものに対して、化合物(A)とS−メトラクロルとの混合物が、個々の成分から予測されるよりもはるかに優れた効力を示すことが、極めて明らかである。
【0096】
5.スルコトリオンとの混合物
本試験では、スルコトリオン単体を1ヘクタール当たり1420gに相当する施用率で、化合物(A)単体を1ヘクタール当たり20g、1ヘクタール当たり20gに相当する施用率で、また、S−メトラクロルと化合物(A)との混合物をこれらの合計に相当する施用率で使用して、種々の雑草を処理した。これらの組成物は乳化濃縮物(EC)に製剤した。
【0097】
雑草の区画を、施用後、表中に示す日数(DAA)の経過後に評価した。
【0098】
表中、各施用の下に示す結果は、枯死した雑草のパーセンテージである。
【0099】
【表10】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)式(I)の除草剤
【化1】

(ここで、R1はC1からC3のアルキル又はC1からC3のハロアルキルであり、R2はC1からC3のアルキルであり、X1及びX2はハロゲンであり、R3はC1−6アルカン酸C1−6アルキルエステル残基である。);及び
(B)
(B1)パラコート
(B2)グリフォセート
(B3)スルホニル尿素
(B4)クロロアセトアミド
(B5)ジフェニルエーテル
(B6)トリアジン
(B7)N−フェニルフタルイミド
(B8)グルホシネート
(B9)フェニルピリダジン
(B10)トリケトン
(B11)イソキサゾール
(B12)シクロヘキサンジオンオキシム
(B13)トリアゾリノン
(B14)尿素
(B15)ジニトロアニリン
(B16)ピノキサデン、
或いは除草作用を有するそれらの塩、から選択される第2の除草剤;
を含んでなる除草性組成物。
【請求項2】
成分(B)が、(B1)パラコート、(B2)グリフォセート、(B3)スルホニル尿素、(B4)クロロアニリド、又は(B10)トリケトン、或いは除草作用を有するそれらの塩から選択される、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
1が、フッ素で置換されたメチルである、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
1が、トリフルオロメチルである、請求項1記載の組成物。
【請求項5】
2が、メチル又はエチル、より好ましくはメチルである、請求項1記載の組成物。
【請求項6】
3が、−CH2COOCH2CH3である、請求項1記載の組成物。
【請求項7】
1及びX2が各々独立に、塩素又はフッ素である、請求項1記載の組成物。
【請求項8】
1がフッ素であり、X2が塩素である、請求項1記載の組成物。
【請求項9】
望ましくない植生を抑制する方法であって、前記植生場所に対して、請求項1記載の組成物を除草有効量施用する工程を含んでなる方法。
【請求項10】
望ましくない植生を抑制する方法であって、前記植生場所に対して、請求項1記載の除草剤(A)及び(B)を別個に施用する工程を含んでなる方法。

【公表番号】特表2008−522965(P2008−522965A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543902(P2007−543902)
【出願日】平成17年11月21日(2005.11.21)
【国際出願番号】PCT/GB2005/004468
【国際公開番号】WO2006/061562
【国際公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Fターム(参考)】