説明

陰圧閉鎖療法のための装置および方法

本明細書では、陰圧発生器具および創傷の治療に際して陰圧発生器具を使用する方法のいくつかの実施形態が開示されている。いくつかの実施形態は、例えば、より軟質の、よじれのない、形状適合性を有する吸引アダプタを使用して、創傷部位に接続するための改善された流体コネクタまたは吸引アダプタを対象とする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
創傷部位に対して吸引を行うための装置であって、
液体不浸透性材料から作られる上部層と、
液体不浸透性材料から作られる底部層と、
前記上部層と前記底部層との間に配置されている3D編物または3D織物と、
前記3D編物または前記3D織物と流体的に連通する前記底部層内の開口と、
前記3D編物または前記3D織物を含む前記上部層と前記底部層との間に延在する細長い流路であって、前記上部層、前記底部層、および前記3D編物または前記3D織物は、拡大遠位端を備え、前記流路が前記拡大遠位端から離れて近位方向へ延在する、細長い流路とを備える装置。
【請求項2】
前記細長い流路は下側流体通路を備え、エアーリークに接続された前記下側流体通路の上の前記上部層と前記底部層との間に上側流体通路をさらに備える請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記上側流体通路は発泡体を収容する請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記上部層および前記底部層の前記拡大端部は、矩形または正方形である請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記上部層および前記底部層の前記拡大端部は、涙滴形状を形成する請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記3D編物または前記3D織物は、円形拡大端部を有する請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記3D編物または前記3D織物は、ポンプによって実現される陰圧源と流体的に連通する請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記底部層は、ドレープに取り付けられるように構成される請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記底部層は、アプリケータに取り付けられる請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
エアーリークをさらに備える請求項1または4〜9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記エアーリークは、前記拡大遠位端から離れて近位方向に延在し前記細長い流路から隔てられている導管を通る前記創傷部位と流体的に連通するように構成される請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記導管は、ループ部分を形成する請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記導管は、コンプライアント性のあるスペーサー材料を備える請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記3D編物または前記3D織物は、その近位部分において前記エアーリークを組み込んだ二腔チューブと流体的に連通する請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記エアーリークは、複数の個別空気流路を備える請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記エアーリークは、前記上部層の前記拡大遠位端上に配置される請求項10に記載の装置。
【請求項17】
前記底部層の創傷に面する側に配設された接着剤をさらに備える請求項1から16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記3D編物または前記3D織物は、扁平遠位端を有する請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記底部層は、複数の開口を備える請求項1から18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
陰圧創傷治療システムであって、請求項1から19のいずれか一項に記載の前記装置と、創傷の上に位置し、前記創傷の周りの皮膚に封止されるように構成された柔軟なドレープとを備える吸引アダプタを備え、前記吸引アダプタは、前記ドレープに取り付け、前記ドレープ内に形成された少なくとも1つの開口を囲むように構成される陰圧創傷治療システム。
【請求項21】
少なくとも1つの導管によって前記吸引アダプタに接続された真空ポンプをさらに備える請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
陰圧で創傷部位を治療するのに適している吸引アダプタであって、
上面と下面とを有するアプリケータと、
近位端と遠位端とを有するブリッジであって、前記ブリッジの前記遠位端は前記アプリケータの前記上面に接続され、
エアーリークに接続された上側流体通路と、
陰圧源と流体的に連通する、3D編物を備える下側流体通路とを備える、ブリッジと
を具備する吸引アダプタ。
【請求項23】
前記上側流体通路は発泡体を収容する請求項22に記載の吸引アダプタ。
【請求項24】
前記ブリッジは、上部層、底部層、および中間層をさらに備え、前記層のそれぞれは近位端と遠位端とそれらの間に延在する細長い部分とを有し、前記上側流体通路は、前記上部層と中間層との間に延在し、前記下側流体通路は、前記中間層と底部層との間に延在する請求項22または23のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項25】
前記ブリッジの近位端に配設されたエアーリークをさらに備える請求項22から24のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項26】
前記3D編物は、1.5mmから6mmまでの範囲の厚さを有する織物層を備える請求項22から25のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項27】
前記3D編物は、上部編物層、底部編物層、および垂直方向に延在する繊維を含む中間領域を備える請求項22から26のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項28】
前記ブリッジの前記遠位端は、拡大形状を有する請求項22から27のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項29】
前記3D編物を備える前記下側流体通路は、15psiの荷重に曝されたときにその元の厚さの半分未満の圧縮に抵抗することができる請求項22から28のいずれか一項に記載の吸引アダプタ。
【請求項30】
陰圧創傷治療システムであって、請求項22から29のいずれか一項に記載の前記吸引アダプタと、創傷の上に位置し、前記創傷の周りの皮膚に封止されるように構成された柔軟なドレープとを備え、前記吸引アダプタは、前記ドレープに取り付け、前記ドレープ内に形成された少なくとも1つの開口を囲むように構成される陰圧創傷治療システム。
【請求項31】
少なくとも1つの導管によって前記吸引アダプタに接続された真空ポンプをさらに備える請求項30に記載のシステム。
【請求項32】
創傷の上に位置し、前記創傷の周りの皮膚に封止されるように構成された柔軟なドレープと、
陰圧を前記創傷に伝えるように構成され、陰圧が前記ドレープ内の開口を通じて伝えられる、導管と、
前記開口を囲み、前記導管を前記柔軟なドレープに接続するように構成された柔軟な吸引アダプタであって、
前記導管と流体的に連通するように構成された近位端、および遠位端を有する細長い内部流路を形成する、上層および下層であって、前記下層が、前記ドレープ内の前記開口と連通するために少なくとも1つの開口を備える、上層および下層と、
前記近位端と前記遠位端との間に延在する前記内部流路内にある細長いスペーサーとを備える、柔軟な吸引アダプタと
を具備する陰圧創傷治療システム。
【請求項33】
前記スペーサーは、前記遠位端に向かうにつれ徐々に大きくなる請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記内部流路は、前記下層内の前記少なくとも1つの開口に向かい、そこから離れるようにして延在するループ部分を備える請求項32に記載のシステム。
【請求項35】
前記スペーサーは、前記下層内の前記少なくとも1つの開口に向かい、そこから離れるようにして延在するループ部分を備える請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
前記下層は、少なくとも4つの開口を備える請求項32に記載のシステム。
【請求項37】
前記流路の前記遠位端にエアーリークをさらに備える請求項32に記載のシステム。
【請求項38】
前記柔軟なドレープの下の前記創傷のところに配置されるように構成された創傷パッキング材料をさらに備える請求項32に記載のシステム。
【請求項39】
前記流路の前記近位端と前記遠位端との間に配設されたエアーリークをさらに備える請求項32に記載のシステム。
【請求項40】
前記エアーリーク上に配設されたフィルターをさらに備える請求項37に記載のシステム。
【請求項41】
創傷のところに位置するように構成された創傷パッキング材料と、
前記創傷パッキング材料の上、および前記創傷の上に位置し、前記創傷の周りの皮膚に封止されるように構成された柔軟なドレープと、
陰圧を前記創傷に伝えるように構成された導管であって、陰圧は前記ドレープ内の開口を通じて、また前記創傷パッキング材料を通じて前記創傷に伝えられる、導管と、
前記開口を囲み、前記導管を前記柔軟なドレープに接続するように構成された、前記導管から前記開口を通して陰圧を伝えるための柔軟な吸引アダプタと
を備える陰圧創傷治療システム。
【請求項42】
前記吸引アダプタは、前記開口の周りで前記柔軟なドレープに封止されるように構成された遠位端と前記導管の周りで封止するように構成された近位端とを有する柔軟なシュラウドであり、前記導管は、前記柔軟なシュラウドを通じて前記開口内に貫入するように構成される請求項41に記載のシステム。
【請求項43】
前記吸引アダプタは、環状上側支持円板と環状下側支持円板との間に挟装された封止円板を備え、前記下側支持円板は、前記開口の周りで前記柔軟なドレープに接着するように構成され、前記導管は、前記封止円板ならびに上側および下側支持円板内の開口部を通り前記開口内に貫入するように構成される請求項41に記載のシステム。
【請求項44】
前記柔軟な吸引アダプタは、前記ドレープ内の前記開口と一体化された封止リングを備え、前記導管は、前記封止リングと封止接触するようなサイズおよび構成である請求項41に記載のシステム。
【請求項45】
前記吸引アダプタは、前記導管のループ部分を挟装する上側および下側支持層を備え、前記下層は、少なくとも1つの開口を備え、前記導管は複数の開口を備え、これにより、陰圧を前記下層の前記少なくとも1つの開口を通る前記導管内の前記複数の開口に通し、前記柔軟なドレープ内の前記開口を通して伝えることができる請求項41に記載のシステム。
【請求項46】
前記吸引アダプタは、細長い発泡スペーサーを挟装する上側および下側支持層を備え、前記下層は、前記発泡スペーサーから陰圧を前記柔軟なドレープ内の前記開口に伝えるための少なくとも1つの開口を備え、前記細長い発泡スペーサーは、前記導管の遠位端に接続するように構成されている近位端を備える請求項41に記載のシステム。
【請求項47】
前記吸引アダプタは、これに一体化された細長い平行な流路を備え、創傷浸出液を流路で導くために前記開口の周りの前記柔軟なドレープの上に位置するように構成される膜を備える請求項41に記載のシステム。
【請求項48】
前記柔軟なドレープは、下層を画成し、上層と前記下層との間に前記柔軟な吸引アダプタを挟装する前記上層をさらに備え、前記柔軟な吸引アダプタは、発泡スペーサーを備える請求項41に記載のシステム。
【請求項49】
創傷の上に位置し、前記創傷の周りの皮膚に封止されるように構成された柔軟なドレープであって、前記柔軟なドレープは前記柔軟なドレープの上側部分と下側部分との間に延在する細長い流路を画成し、前記流路は、前記柔軟なドレープの縁からその内側部分まで延在し、前記柔軟なドレープの前記下側部分は、前記流路を通じて、また前記開口を通じて陰圧を伝えるために前記細長い流路と連通する少なくとも1つの開口を備える、柔軟なドレープと、
陰圧を前記創傷に伝えるように構成された導管であって、前記流路および前記下層内の前記少なくとも1つの開口を通じて陰圧を伝えるために前記流路に接続されている、導管と
を備える陰圧創傷治療システム。
【請求項50】
前記流路内に延在する発泡スペーサーをさらに備える請求項49に記載のシステム。
【請求項51】
前記流路の内側部分内に突起を備えるスペーサーをさらに具備する請求項49に記載のシステム。
【請求項52】
1つまたは複数の図面に関して本明細書で説明されているような陰圧閉鎖療法のための吸引アダプタ。
【請求項53】
1つまたは複数の図面に関して本明細書で説明されているような陰圧創傷治療システム。

【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D−2E】
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【図2F】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図3G】
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【図3H】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C−6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図6G】
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【図6H】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図24B】
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【図26B】
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【図27C】
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【図32A】
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【図32B】
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【図32C】
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【図32K】
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【図33A】
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【図33H】
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【図34A】
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【図34B】
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【図34H】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36A】
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【図36B】
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【図36D】
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【図37A】
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【図37B】
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【図37D】
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【図38A】
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【図38B】
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【図39A】
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【図39B】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図42B】
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【図43B】
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【図44A】
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【図45A−45C】
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【図46A】
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【図46B】
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【図47A】
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【図47B】
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【図48A】
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【図48B】
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【図48C】
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【図48D】
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【図48E】
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【図49A】
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【図50A】
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【図50B】
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【図51A】
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【図51B】
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【図52B】
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【図53A】
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【図53B】
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【図53C】
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【図53D】
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【図54A】
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【図54B】
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【図55A】
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【図55B】
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【図55C】
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【図55D】
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【図55E】
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【図55F】
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【図55G】
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【図55H】
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【図55I】
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【図55J】
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【図56A】
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【図56B】
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【図56C】
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【図57A】
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【図57B】
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【図1】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図19D】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24A】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26A】
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【図27A】
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【図27B】
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【図28A】
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【図28B】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30A】
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【図30B】
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【図31A】
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【図31B】
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【図32D】
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【図32E】
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【図32F】
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【図32G】
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【図32H】
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【図32I】
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【図32J】
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【図33B】
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【図33C】
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【図33D】
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【図33E】
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【図33F】
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【図33G】
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【図34C】
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【図34D】
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【図34E】
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【図34F】
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【図34G】
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【図35C】
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【図35D】
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【図35E】
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【図35F】
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【図35G】
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【図35H】
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【図36C】
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【図36E】
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【図36F】
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【図36G】
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【図36H】
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【図36I】
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【図37C】
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【図37E】
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【図37F】
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【図37G】
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【図38C】
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【図38D】
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【図38E】
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【図38F】
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【図38G】
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【図38H】
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【図38I】
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【図42A】
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【図43A】
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【図44B】
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【図49B】
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【図50C】
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【図52A】
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【公表番号】特表2013−514871(P2013−514871A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546221(P2012−546221)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/061938
【国際公開番号】WO2011/087871
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(397071355)スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド (186)
【Fターム(参考)】