説明

陳列用パッケージ

【課題】
透明体のパッケージ本体に背面ボードを組合わせ、内部商品を見ることを妨げずに商品名、能書きなどを印刷する十分なスペースを確保するとともに、パッケージに力が作用しても背面ボードが外れにくい構造を接着等の固定手段を用いずに提供する。
【解決手段】
透明プラスチック材料製のパッケージ本体2と背面ボード61とを組合わせる。背面ボードは、パッケージ本体の左右側壁部5、6に形成した細長い穴20,23,26に背面ボードに形成した耳部69、70、71を嵌め込むことによりその移動が阻止される。背面ボードには、水平折り曲げ部66と、際1の垂直折り曲げ部67と、第2の垂直折り曲げ部68が形成され、パッケージ1に力が作用しても背面ボードの変形が阻止され、穴と耳部との係合が外れるのを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は陳列用パッケージに関し、さらに詳細に言えば、内容物が外部から透けて見える箱形の陳列用パッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば石鹸や化粧品などを店頭に陳列する際に、商品をむき出しの状態ではなく、陳列用パッケージに入れて陳列する場合がある。この場合に、内容物が外から透けて見えるようにポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)など透明プラスチック材料を用いて製造したパッケージが使用されることがある。特開2004−290312にはそのようなパッケージで箱型のものの一例が示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−290312公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところでこのような陳列用パッケージには、商品名や商品の能書きなどを印刷するのが普通である。しかし、上記の透明材料パッケージの前面側に直接印刷したのでは内部の商品が見え難くなってしまう。また、背面側に印刷したのではパッケージを手にとってわざわざ後ろ向きにして背面側を見なければならない。
【0005】
透明材料を使用した別の陳列用パッケージとして、内部に収納する商品の形態に似た形状の窪みを備えたパッケージ本体を透明材料を用いて形成し、その背面側にその窪みを塞ぐ形で紙製などの背面ボードを接着あるいはホッチキス留めなどで取付けたいわゆるブリスターパッケージがある。このようなパッケージでは背面ボードの前側面に必要な事項を印刷することができるので、収納した商品が見にくくなることはない。
【0006】
しかしこのようなパッケージは、そのままでは陳列台上に立てて陳列することはできず、パッケージの内容物を収納した部分の上側に穴を開けて、店頭壁面などに設置したフックに掛けて陳列しなければならない。従って単体での見栄えも良くなく、店頭に陳列する際のレイアウトにも制限が生じる。また、パッケージ本体の成形のための金型などが必要となり、製造コストがその分高くなる。
【0007】
本願発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、内部の商品が透けて外部から見ることができる透明体を使用した陳列用パッケージにおいて、内部商品を見ることを妨げずに商品名、能書きなどを印刷する十分なスペースを備え、かつ見栄えがよく、陳列のレイアウトにおいても自由度の高い箱型の陳列用パッケージを提供することをその課題とする。
本願発明は、箱型パッケージ本体と、該箱型パッケージ本体に取付けられた背面ボードとで構成された陳列用パッケージにおいて、接着等の手段を用いることなく、取付けた背面ボードが外れ難い構造を備えた陳列用パッケージを提供することをもその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明に係る陳列用パッケージにおいては、透明プラスチック材料製の、前側壁部と、背面側壁部と、左右側壁部と、上下蓋部とを備えた箱形のパッケージ本体に背面ボードを組み合わせた。背面ボードはパッケージ本体の背面側壁部の内面に沿って配置される板状の平面部を有する。そしてパッケージ本体と背面ボードの平面部には、互いに係合してパッケージ本体に対する背面ボードの移動を制限する係合部を設け、さらに背面ボードには、係合部の近くで平面部に対して折り曲げられ、パッケージ本体の前側壁部にほぼ当接する位置まで延びている水平折り曲げ部と、該水平折り曲げ部の前端部において折り曲げられ、下端部がパッケージ本体の下側蓋部にほぼ当接する位置まで延びている垂直折り曲げ部とを設けた。
垂直折り曲げ部は、水平折り曲げ部の前端から上方へ折り曲げられた第1の垂直折り曲げ部と、該第1の垂直折り曲げ部の上端から下方へ折り曲げられ、下端部が水平折り曲げ部を越えて下側蓋部へほぼ当接する位置まで延びている第2の垂直折り曲げ部とで構成してもよい。
係合部の構成としては、パッケージ本体の左右側壁部に、背面側壁部に近い位置で形成された上下に伸びる細長い穴と、背面ボードの左右側縁部に側方へ突出して形成された耳部との組合せを採用できる。
【発明の効果】
【0009】
本願発明によれば、透明なパッケージ本体に背面ボードを組合わせたので、内部の商品がなんら遮られること無く外部から見ることができて商品の形態等の魅力を訴えることができるとともに、商品名、能書きなどを印刷する十分なスペースを備えた箱型の陳列用パッケージが提供され、そのパッケージは見栄えがよく、陳列のレイアウトにおいても高い自由度を与えることができる。
また、本願発明の陳列用パッケージにおいては、パッケージ本体とパッケージ本体に装着される背面ボードとに互いに係合して背面ボードの移動を制限する係合部を設けるとともに、背面ボードには、その係合部の近くで折り曲げられ、パッケージ本体の前側壁部にほぼ当接する位置まで延びる水平折り曲げ部と、該水平折り曲げ部の前端部において折り曲げられ、下端部がパッケージ本体の下側蓋部にほぼ当接する位置まで延びている垂直折り曲げ部とを設けたので、パッケージに力が加わっても、係合部近くでの背面ボードの変形が防止され、互いの係合が外れることが防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。先ず図1乃至3を参照して本発明のパッケージ1を構成するパッケージ本体2と背面ボード61について説明する。
【0011】
図1はパッケージ本体2を展開した状態の平面図である。パッケージ本体2はポリプロピレン、PETなど透明のプラスチック材料で所望の厚みを備えたシート状に形成したものを折り曲げて箱型に形成する。すなわちパッケージ本体2は、前側壁部3と背面側壁4と、左右側壁部5,6とを備え、背面側壁部4の右隣には左側壁部5に接着されてそれと一体化される接着部7を備えている。また、前側壁部3、左右側壁部5,6の上側縁部から上側蓋部8を構成する上蓋本体9、左右上蓋耳部10、11が、下側縁部から下側蓋部13を構成する下蓋本体14、左右下蓋耳部15,16が図示のように形成されている。さらに上下蓋本体9,14の縁部から挿入部12,17がそれぞれ形成されている。そして図中点線で示される各部間の境界線に沿って、図の紙面上側において細くて浅い溝が形成され、紙面上側を頂部側としてこれら境界線に沿って山折りができるようになっている。
【0012】
背面側壁部4の左右縁部には、下から同じ高さの位置においてそれぞれ右側壁部6と接着部7の方へ入り込む形で「コ」の字状の切込み18,21が設けられている。従って背面側壁部4と右側壁部6、接着部7との間が折り曲げられた時には、耳部19、22が背面側壁部4と一体になって同一平面状に伸びて形成され、右側壁部6と接着部7には上下に延びる幅の狭い細長い穴20,23がそれぞれ形成されることとなる。さらに右側壁部6側にはもうひとつの切込み24が切込み18の上側に設けられ、耳部25と細長い穴26とが形成される。これら穴20,23,26についてはさらに後述する。
【0013】
前側壁部3の下縁の左右方向略中央部に下蓋本体14側へ入り込む逆さ台形状の切込み27が設けられ、下側蓋本体14を折り曲げた時に前側脚部28を形成するようになっている。この前側脚部28に対応して、背面側壁部4の下縁側には、前側脚部28と同じ高さの後側脚部29が図示のように背面側壁部4の幅のほぼ全長に亘って形成されている。上蓋本体9と上側挿入部12との間及び下蓋本体14と下挿入部17との間には、左右縁部において図示のように「L」字型の切込み30,31,32,33が設けられているが、パッケージ本体2を折り曲げて箱型に形成し、上下蓋部8,13を閉じたときに、これらの切込み30,31,32,33の部分により、それぞれ対応する左右上下蓋耳部10,11,15,16の被挟持部34、35、36、37が挟まれ、上下蓋本体9,14が外れないようになる。
【0014】
説明の便宜上、図1のシートを折り曲げて箱型に形成したパッケージ本体2のみの斜視図を図2に示す。この形成手順を説明すると、先ず左側壁部5、前側壁部3、右側壁部6、背面側壁部4、接着部7の間の折り曲げ部を折り曲げ、横断面長方形状にして、接着部7を左側壁部5の上に重ねて事前に塗布しておいた接着剤により接着し、固定する。これにより前述した耳部19、22、25が右側壁部4、左側壁部5の外表面をわずかに超えて外方へ伸び、穴20、23、26が形成される。そしてこの状態で上下蓋部8、13の左右耳部10,11及び15、16はそれぞれ互いに向かい合っているので、これらを折り曲げて、その上に上下蓋本体9、14を折り曲げて重ね、さらに挿入部12、17を折り曲げて背面側壁部4の内面に沿う状態で内部へ挿入する。その際に前述したように切込み30、31、32、33の部分によって被挟持部34、35、36、37が挟まれ、上下蓋本体9,13が外れないようになる。
【0015】
次に図3を参照して背面ボード61について説明する。(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。背面ボード61はある程度の厚みを備えた紙製の部材であり、最終的にパッケージ本体2内に配置された場合には図に実線で示したように3箇所で折り曲げた形となるが、図中に二点差線で示したようにもとは平板状の素材で構成されている。すなわち、略長方形の板紙を、その長手方向(図で左右方向)中央より若干左寄りの位置を第1として、それより左側に順次第2、第3と3つの折り目(ミシン目)62、63、64が事前に付けられており、その位置で簡単に折り曲げることができるようになっていて、これらの折り目62、63、64により、相対的に大きな面積を有する平面部65と、それに対して略90度に折り曲げられた水平折り曲げ部66と、水平折り曲げ部66の前端部において上方(図において右方向)へ略90度に折り曲げられた第1の垂直折り曲げ部67と、第1の垂直折り曲げ部の上端部から逆方向下方(図において左方向)へ向けて折り曲げられた第2の垂直折り曲げ部68とに仕切られる。なお、ここで「水平折り曲げ部」「垂直折り曲げ部」と表現したが、これは完成したパッケージ1を前後脚部29、30を下にして立てたときにほぼ水平及び垂直になる部分である故に用いた用語であり、それ以上の限定を含むものではない。
【0016】
背面ボード61の長手方向に延びる両側縁部には、図において第1の折り目62の左の位置で、側方へ若干突き出た耳部69、70が形成されている。この耳部69、70は前述のパッケージ本体2に形成される穴20、23に対応して設けられたものであり、その長さはスリット20,23の長さより若干短くなっている。背面ボード61にはさらにもうひとつの耳部71がパッケージ本体2の穴26に対応して耳部70の右側に設けられており、その長さは穴26より若干短くなっている。なお、本実施の形態では、背面ボード61の前面側(図3(イ)において紙面手前側)には、アルミ箔が貼着されている。また、背面ボード61はある程度の厚みを有しており、僅かに湾曲させても元に復元するだけの弾性を有している。背面ボード61は後述するようにしてパッケージ本体2内へ挿入され、耳部69、70、71がそれぞれ穴20、23、26に嵌められて相対位置が決められ、図3に実線で示すように折り曲げられる。
【0017】
図4はパッケージ1の正面図である。パッケージ本体2は前述の通り透明な材料で作られているので、内部構造も見えるが、その図示は省略してある。図5は図4のA−A線断面図、図6は矢視Bの部分拡大図、図7は矢視Cの部分拡大図である。
【0018】
図示の通り、背面ボード61の平面部65はパッケージ本体2の背面側壁部4の内面に沿って上下に延びて配置されており、その上側の部分はパッケージ本体2の外側へ延びている。そして水平折り曲げ部66は平面部65に対して略直角に曲がって背面側壁部4側から前方へ、前側壁部3にほぼ当接する位置近くまで延びている。第1の垂直折り曲げ部67は水平折り曲げ部66の前端において略直角に上方へ曲げられ、その上端から逆方向下向きに第2の垂直折り曲げ部68が第1の垂直折り曲げ部67に重なるように折り曲げられ、その下端部は水平折り曲げ部66を超えて下方へ、ほぼ下側蓋部13、より具体的には左右の下蓋耳部15、16の上面に当たる位置まで延びている。図6,7に示されるように、背面ボード61の耳部69,70,71がそれぞれ穴20、23、26に嵌っている。すなわち、穴20、23、26と耳部69,70,71とは、背面ボード61をパッケージ本体2に対して図示の状態で位置決めし、その移動を制限する係合部として機能し、平面部65のパッケージ本体2より上に出ている部分を引っ張っても、外れることがない。
【0019】
なお、背面ボード61が平面部65のみからなる場合には、平面部65が前方へ押されて撓むと耳部69、70、71が穴20、23、26から外れる可能性がある。しかし本実施の形態では、仮にパッケージ本体2の背面側壁部4の外側から力が作用しても、水平折り曲げ部66の前端部が第2の垂直折り曲げ部68を間に挟んで前側壁部3に当たってその移動を阻止される。従って背面ボード61が耳部69、70、71付近で撓むのを防止され、耳部69、70、71が穴20、23、26から外れることはない。特に本実施の形態では、耳部69、70のすぐ近くに第1の折り曲げ部63が設けられているので、その効果は大きい。また、第2垂直折り曲げ部68の下端部が下側蓋部13当たるので、水平折り曲げ部63の前端部が下向きに撓むのを防止し、その結果、平面部62の撓みを防止する機能を高める。
【0020】
穴20、23、26と耳部69,70,71とは本実施の形態ではそれぞれ3個設けたが、必ずしもこれに限定されない。背面ボードの移動を制限するに十分であれば、例えばそれぞれ1個ずつでもよい。また、穴と耳部の構成も上述の構成に限定されない。穴をパッケージ本体の背面側壁部に設け、耳部を背面ボードの平面部に対して折り曲げて設けてもよい。また、背面ボードに穴を設け、パッケージ本体側にその穴に挿入される耳部を形成してもよい。さらには、係合部の構成としては穴とそれに挿入される耳部とからなる構成に限定されず、互いに係合して、背面ボードの移動を制限できる構成であればよい。また、本実施の形態では垂直折り曲げ部は上方へ折り曲げられる第1垂直折り曲げ部と、その上端から逆方向下方へ折り曲げられる第2垂直折り曲げ部とで構成したが、水平折り曲げ部の前端から直接下方へ折り曲げてその下端部を下側蓋部に当接するようにしてもよい。
【0021】
次にパッケージ1の組立て及び商品の中への挿入の手順の一例を説明する。先ずパッケージ本体2の前側壁部3に対して左右側壁部5、6を折り曲げ、次いで右側壁部6に対して背面側壁部4を折り曲げ、さらに接着部7を右側壁部6に対して折り曲げて左側壁部5に重ねて接着する。この上下の蓋部8,13は未だ開いている状態で背面ボード61を例えば下側蓋部13側から挿入し、耳部69、70、71をスリット20、23、26に嵌め込む。その際に背面ボード61を前面側が凸になるように僅かに湾曲させながら挿入すると作業がしやすい。次に背面ボード61を第1、第2、第3の折り目62、63、64で折り曲げて水平折り曲げ部66、第1、第2垂直折り曲げ部67,68をパッケージ本体2内へ入れ、下側蓋部13を閉じる。次いで商品を上側蓋部8側から挿入し、背面ボード61の第1の折り曲げ部66の上に載せ、上側蓋部8を閉じる。
【0022】
背面ボード61の第2の垂直折り曲げ部68は商品名などを記載するスペースとして利用することができる。また、平面部65も商品に関する能書きなど各種情報を記載するスペースとして利用でき、特にパッケージ本体2の外側に延びている部分は、商品に視界を遮られることも無く、これら情報の印刷スペースとして利用するのに便宜である。なお、パッケージ1を組立てた際に下側蓋本体14が仮に下側へと少し湾曲したとしても、前後の脚部28、29を設けてあるのでその湾曲は邪魔にはならず、パッケージ1を安定的に立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施の形態に係る陳列用パッケージのパッケージ本体を展開した状態の平面図である。
【図2】組立てた状態のパッケージ本体の斜視図である。
【図3】背面ボードの図で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。
【図4】パッケージの正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4の矢視Bの部分拡大図である。
【図7】図4の矢視Cの部分拡大図である。
【符号の説明】
【0024】
1:陳列用パッケージ 2:パッケージ本体 3:前側壁部 4:背面側壁部 5:左側壁部 6:右側壁部 9:上側蓋部 13:下側蓋部 20、23、26:穴 61:背面ボード 65:平面部 66:水平折り曲げ部 67:第1垂直折り曲げ部 68:第2垂直折り曲げ部 69、70、71:耳部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明プラスチック材料製の、前側壁部と、背面側壁部と、左右側壁部と、上下蓋部とを備えた箱形のパッケージ本体と、前記パッケージ本体の前記背面側壁部の内面に沿って配置される板状の平面部を有する背面ボードとを備え、前記パッケージ本体と前記背面ボードの前記平面部には、互いに係合して前記パッケージ本体に対する前記背面ボードの移動を制限する係合部を備え、前記背面ボードはさらに、前記係合部の近くにおいて前記平面部に対して折り曲げられ、前記パッケージ本体の前記前側壁部にほぼ当接する位置まで延びている水平折り曲げ部と、該水平折り曲げ部の前端において折り曲げられ、下端部が前記下側蓋部にほぼ当接する位置まで延びている垂直折り曲げ部とを備えていることを特徴とする、陳列用パッケージ。
【請求項2】
請求項1記載の陳列用パッケージにおいて、前記垂直折り曲げ部は、前記水平折り曲げ部の前端から上方へ折り曲げられた第1の垂直折り曲げ部と、該第1の垂直折り曲げ部の上端から下方へ折り曲げられ、前記水平折り曲げ部を越えて下側蓋部へほぼ当接する位置まで延びている第2の垂直折り曲げ部とを供えていることを特徴とする、陳列用パッケージ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の陳列用パッケージにおいて、前記背面ボードは、少なくとも前記パッケージ本体内へ前記背面ボードを挿入する際にその挿入を容易にする程度には復元可能に撓むことのできる弾性を備えていることを特徴とする、陳列用パッケージ。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1に記載の陳列用パッケージにおいて、前記背面ボードの前記平面部の上部は、前記パッケージ本体の外側へ延びていることを特徴とする、陳列用パッケージ。
【請求項5】
請求項1乃至4いずれか1に記載の陳列用パッケージにおいて、前記パッケージ本体と前記背面ボードの前記平面部に設けられた係合部は、一方が穴であり、他方が前記穴に挿入される耳部であることを特徴とする、陳列用パッケージ。
【請求項6】
請求項5記載の陳列用パッケージにおいて、前記穴は、前記パッケージ本体の前記左右側壁部に、前記背面側壁部に近い位置で上下に伸びる細長い穴として形成され、前記耳部は、前記背面ボードの左右側縁部に側方へ突出して形成されていることを特徴とする、陳列用パッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−209598(P2007−209598A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−33848(P2006−33848)
【出願日】平成18年2月10日(2006.2.10)
【出願人】(000145862)株式会社コーセー (734)
【出願人】(506048050)統一印刷株式会社 (2)
【Fターム(参考)】