説明

集積回路電気的特性測定治具

【課題】BGA型集積回路等の電気的特性測定を行う場合に、パッケージの大きさ・ピンピッチ・ピン数等の条件が変わっても、一台で各種の電気的特性測定を可能にした測定治具を提供する。
【解決手段】表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路の半田ボール群に、テストボードに立設したプローブピン群をそれぞれ接触させた状態で各種の電気的特性測定を行う測定治具において、半田ボール群(104)とプローブピン群(201)との間に、半田ボール群のボールピッチにプローブピン群の配列ピッチを対応させて、所定の半田ボールとプローブピンとを配線(25)して導通可能にするピッチ変換基板(20)を介在させる構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集積回路電気的特性測定治具に関し、特に、表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路の電気的特性測定を行う場合に、パッケージの大きさ・ピンピッチ・ピン数等の条件が変わっても、一台で各種の電気的特性測定を可能にした集積回路電気的特性測定治具に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路の高集積化が進展し、極小化されたパッケージに極力多くの接続端子を付与させたいという欲求に応じて、表面実装形パッケージの一種であるボールグリッド型パッケージ(以下、BGAと記す)が登場した。このBGAにICチップを封止した半導体集積回路が、BGA型集積回路である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、BGA型集積回路の一例の外観斜視図、図5はBGA型集積回路の拡大断面図、図6は半田ボール群の外観斜視図である。
図4〜図6に示すように、平面形状が正方形のBGA型集積回路100は、基板101の一方の面に成形樹脂102に封入されて搭載された集積回路(ICチップ)103が備えられ、他方の面に半田ボール(ボールグリッド)104が備えられている。そして、集積回路103と半田ボール104とは、スルーホール105を経由して接続されている。
なお、個々の半田ボール104が多数存在する状態を(例えば、1000個)、半田ボール群と称する。
【0004】
以上の構成のBGA型集積回路を量産化する以前に、BGA型集積回路の試作品を製作し、各種の試験を行い、その試作品が設計仕様を満足しているか否かの試験を行う。この試験の中には電気的特性の測定がある。
【0005】
図7は、従来の試作品のBGA型集積回路の電気的特性測定に使用する集積回路電気的特性測定治具の概略分解斜視図、図8は、同集積回路電気的特性測定治具の側断面図である。
図7,図8に示すように、集積回路電気的特性測定治具200は、例えば1000本のプローブピン201がマトリックス状に立設されたテストボード202と、固定ブロック203と、プレート204と、コイルバネ205と、加圧フタ206とを備えてなる。
【0006】
テストボード202の材質はガラスエポキシ樹脂であり、正方形をなしていて、図示省略の電気的特性測定器に接続されている。マトリックス状に立設されたプローブピン201の間隔は1mmピッチである。
固定ブロック203の材質はアルミニュウムであり、平面形状が正方形をなし、周囲に側壁が囲繞され、固定ブロック凹部203aが形成されている。固定ブロック203の底面には、前記プローブピン201の立設位置に対応して貫通孔が形成され、各貫通孔にはプローブピン201が挿通されている。
【0007】
プレート204は塩化ビニル樹脂からなり、固定ブロック凹部203aに挿入可能な正方形をなしており、プレート凹部204aが形成されている。プレート204の底面には、プローブピン201の各正規位置に対応してガイド孔204bが貫通形成されている。そして、プレート204は、プローブピン201の上方に上下動可能に配置され、プレート204が下方に位置した場合には、プローブピン201の先端がガイド孔204bに挿入され、プローブピン201の位置を安定させるようになっている。
【0008】
固定ブロック凹部203aの四隅にはそれぞれコイルバネ205が配置され、常にプレート204を上方に付勢している。
加圧フタ206の材質はアルミニュウムであり、プレート凹部204aに挿入可能な正方形をなしており、BGA型集積回路100がプレート凹部204aに装填された場合に、加圧フタ206により上方から押圧するようになっている。
この押圧により、1mmピッチで配列されて全ての半田ボール104とプローブピン201とが接触状態となって導通し、テストボード202を介して図示省略の電気的特性測定器により測定が可能となる。
【特許文献1】特開平11−176548号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、BGA型集積回路の試作品には、ボールピッチサイズ・外形サイズには様々のタイプものがある。
この様々のタイプのBGA型集積回路に対し、従来の集積回路電気的特性測定治具200は、BGA型集積回路のボールピッチサイズ・外形サイズ・測定使用ピン数(プローブピン数)に合わせて、集積回路電気的特性測定治具を開発していた。
【0010】
即ち、ボールピッチサイズ・外形サイズのうち、一条件でも異なるBGA型集積回路を測定する場合は、集積回路電気的特性測定治具を新規開発しないと、被測定BGA型IC(DUT:Device Under Test)であるBGA型集積回路の測定を行うことができなかった。
この集積回路電気的特性測定治具の新規開発の必要性は、別の表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路であるCSP(Chip Size Package)タイプの半導体集積回路についても同様である。
【0011】
本発明は上記の問題を解決すべくなされたものであり、表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路の電気的特性測定を行う場合に、パッケージの大きさ・ピンピッチ・ピン数等の条件が変わっても、一台で各種の電気的特性測定を可能にした集積回路電気的特性測定治具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的を達成するために請求項1記載の発明は、表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路の半田ボール群に、テストボードに立設したプローブピン群をそれぞれ接触させた状態で各種の電気的特性測定を行う集積回路電気的特性測定治具において、
前記半田ボール群(図1の半田ボール104)とプローブピン群(プローブピン201)との間に、半田ボール群のボールピッチ(例えば、1.27mm)をプローブピン群の配列ピッチ(例えば、1mm)に適合させ、所定の半田ボールと所定のプローブピンとが導通するようにしたピッチ変換基板(変換基板20)を介在させる構成としてある。
【0013】
以上の構成を図示すると、例えば図1,図2に示すようになる。このようにすれば、プローブピン群の配列ピッチが例えば1mmであり、半田ボール群のボールピッチが例えば1.27mmである場合に、変換基板20を介在させ、配線25により対応した半田ボール104とプローブピン201とを接続しているので、変換基板20さえ変更すれば、一台の集積回路電気的特性測定治具で、半田ボールピッチや半田ボール数の異なる半導体集積回路の電気的特性測定を行うことができる。
【0014】
また、従来例(図7,図8参照)の場合はテストボード202,プレート204,固定ブロック203,加圧フタ206をBGA型集積回路100に応じて新規に開発する必要があった。しかし、本発明によれば変換基板20さえ新規に開発すればよいので、集積回路電気的特性測定治具の開発工期・コストを大幅に削減できる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記ピッチ変換基板(変換基板20)はその内部に配線を備えてなり、該配線(図2の符号25)は、等張配線である構成としてある。
【0016】
以上の構成を図示すると、例えば図2に示すようになる。このようにすれば、半田ボール104に接触するボール受けラウンド24と、プローブピン201に接触するラウンド22とは、それぞれが等張配線(配線の長さが等しい配線)であるので、電気的信号の伝わる速度を等しくすることができ、正確な電気的特性測定を行うことができる。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記プローブピン群(図1のプローブピン201)とピッチ変換基板(変換基板20)との間に、前記プローブピン群を安定した状態で立設させるプローブピン安定手段(プレート204A)を備えた構成としてある。
【0018】
以上の構成を図示すると、例えば図1に示すようになる。このようにすれば、プレート204Aはプローブピン201を安定立設させるガイド孔204bを備えているので、プローブピン201と変換基板20のラウンド22との安定接触が確保できる。
【0019】
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記半田ボール(104)とピッチ変換基板(変換基板20)とプローブピン(201)との接触状態を押圧して確保する押圧手段(加圧フタ206)を備え、該押圧手段で半導体集積回路(図3のBGA型集積回路100B)を押圧した場合に、該半導体集積回路を側面から安定した状態に固定する側面安定手段(外形固定調整ネジ31)を備えた構成としてある。
【0020】
以上の構成を図示すると、例えば図2,図3に示すようになる。このようにすれば、BGA型集積回路100Bの大きさが小さい場合であっても、BGA型集積回路100Bを側面から外形固定調整ネジ31で押さえて固定するので、測定の際に、半田ボール104と変換基板20のボール受けラウンド24との接触状態を良好に確保できる。
【発明の効果】
【0021】
請求項1記載の発明によれば、ピッチ変換基板さえ変更すれば、一台の集積回路電気的特性測定治具で、半田ボールピッチや半田ボール数の異なる半導体集積回路の電気的特性測定を行うことができる。また、ピッチ変換基板さえ新規に開発すればよいので、集積回路電気的特性測定治具の開発工期・コストを大幅に削減できる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、ピッチ変換基板の内部配線が等張配線(配線の長さが等しい配線)であるので、電気的信号の伝わる速度を等しくすることができ、正確な電気的特性測定を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、プローブピン安定手段(プレート)はプローブピンを安定させるガイド孔を備えているので、プローブピンとピッチ変換基板の接触端子(ラウンド)との安定接触が確保できる。
【0023】
請求項4記載の発明によれば、BGA型集積回路の大きさが小さい場合であっても、該BGA型集積回路を側面から側面安定手段(外形固定調整ネジ)で押さえて固定するので、測定の際に、半田ボールとピッチ変換基板の接触端子(ボール受けラウンド)との接触状態を良好に確保できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の「集積回路電気的特性測定治具」を、図示の実施形態に基づいて説明する。
(1) 第一の実施形態
図1は、本実施形態の側断面図、図2は、本実施形態に使用する変換基板の側断面図である。なお、既に説明済みの部材には同一符号を付し、重複説明を省略する。
【0025】
図1に示すように、集積回路電気的特性測定治具10は、1000本のプローブピン201がマトリックス状に立設されたテストボード202と、変換基板20と、固定ブロック203Aと、プレート204Aと、コイルバネ205と、加圧フタ206とを備えてなる。
【0026】
なお、本実施形態ではプローブピン201の本数を1000本としたが、できるだけ多くするのが好ましい(例えば、2000本)。このようにプローブピンの数を多くすれば、BGA型集積回路の半田ボールの数が増加しても、一枚の変換基板で、半田ボール数の異なる各種のBGA型集積回路の電気的特性測定を行うことが可能となる。
【0027】
この集積回路電気的特性測定治具10を用いて電気的特性測定を行うのは、マトリックス状に例えば700個の半田ボール104を備えたBGA型集積回路100Aであり、半田ボール相互間のピッチは1.27mmである。
【0028】
図2に示すように、変換基板20はガラスエポキシ樹脂からなり、基板本体21の下面に、プローブピン201に対応してマトリックス状に1000個のラウンド(接触端子)22が固定されている。ラウンド相互間の縦横のピッチは1mmである。
【0029】
また、基板本体21の上面に、BGA型集積回路100Aの半田ボール104の位置に対応して、1.27mmピッチでマトリックス状に700個のボール受け凹部23が形成されている。ボール受け凹部23の底面には、接触端子としてのボール受けラウンド24が固定されている。このように、半田ボール104の球状部がボール受け凹部23に嵌まり込むように構成されているので、半田ボール104とボール受け凹部23とがズレルことがない。従って、後述する加圧フタ206の降下押圧の際に、半田ボール104とボール受けラウンド24とが確実に導通接触する。
【0030】
基板本体21の内部において、ラウンド22とボール受けラウンド24とが配線(等張配線:等しい長さの配線)25で接続されている。このように、基板本体内部で等張配線されているので、個々に対応した半田ボール104とプローブピン201との間における電気的信号の伝わる速度を、全て等しくすることができる。
変換基板20を以上のように構成することにより、1.27mmピッチの半田ボール104を、1mmピッチのプローブピン201の配列に変換できることになる。
【0031】
次に、従来例(図7,図8参照)の固定ブロック203およびプレート204と、本実施形態の固定ブロック203Aおよびプレート204Aとの相違点を説明する。
本実施形態の固定ブロック203Aは、周囲を囲繞した側壁の高さがやや従来例より高くなっている以外は、固定ブロック凹部203aの寸法・面積・材質は、従来例と同一である。
【0032】
また、従来例のプレート204では周囲を囲繞してプレート凹部204aが形成されていたが、本実施形態のプレート204Aは、周囲を囲繞せず、平面板としている。従来例の場合、プレートが平面板であるとコイルバネ205が上方に付勢した際に、左右に傾くおそれがあるので、周囲を囲繞した。
これに対し、本実施形態の場合は、プレート204Aの直ぐ上に厚み(例えば、10mm)のある変換基板20が配設されているので、コイルバネ205で上方に付勢しても、プレート204Aが左右に傾くおそれが無い。
【0033】
次に、本実施形態の作用を説明する。
図1に示した状態において、先ず、BGA型集積回路100Aを、半田ボール104側を下にして変換基板20上に載置する。この時、各半田ボール104が対応したボール受け凹部23に挿入されるように、BGA型集積回路100Aを軽く左右前後に移動させる。この左右前後動により、それぞれの半田ボールが対応したボール受け凹部23に入り込む。
【0034】
次いで、加圧フタ206を下方に押し込むと、BGA型集積回路100Aと変換基板20とプレート204Aとが下方に押し込まれる。すると、最初にそれぞれ対応した半田ボール104とボール受けラウンド24とが接触して導通可能状態になり、さらに加圧フタ206を押し込むと、やがてそれぞれ対応したラウンド22とプローブピン201とが接触して導通可能状態になる。
【0035】
即ち、BGA型集積回路100Aの半田ボール104と、プローブピン201の双方の配列ピッチが異なっても、半田ボール104とプローブピン201とが導通可能状態になるので、テストボード202および電気的特性測定器(図示省略)により、所定の電気的特性測定を行うことが可能となる。
【0036】
(2)第二の実施形態
図3は、本実施形態の側断面図である。
本実施形態の集積回路電気的特性測定治具10Aと、第一の実施形態の集積回路電気的特性測定治具10との相違点は、固定ブロック203Bの側壁をやや低くすると共に、四方向の側壁にそれぞれ外形固定調整ネジ31を螺入可能に配置したことである。
また、本実施形態の集積回路電気的特性測定治具10Aに適用するBGA型集積回路100Bは、前記BGA型集積回路100Aより外形が一回り小さく、半田ボールの数も少ない(例えば、500個)。
【0037】
次に、本実施形態の作用を説明する。
外形固定調整ネジ31の間の間隔を大きくした状態で、変換基板20の上にBGA型集積回路100Bを載置し、BGA型集積回路100Bを左右前後に軽く揺すって、それぞれの半田ボール104を対応したボール受け凹部23に軽く嵌め込む。
【0038】
次いで、加圧フタ206を降下押圧した状態で四個の外形固定調整ネジ31をしっかり螺入し、BGA型集積回路100Bが左右前後にズレナイように固定する。従って、測定中に半田ボール104とボール受けラウンド24とがズレルことがないので、第一の実施形態と同様に正確な電気的特性測定を行うことが可能となる。
【0039】
なお、第二の実施形態では、BGA型集積回路の半田ボールピッチが1.27mmで、プローブピンピッチが1mmの場合を説明した。しかし、半田ボールピッチとプローブピンピッチとが同一の場合は(例えば、双方のピッチが1mm)、変換基板20を取り除き、目視で対応した半田ボール104とプローブピン201とを接触させ、加圧フタ206を降下押圧した状態で四個の外形固定調整ネジ31を螺入してBGA型集積回路100Bを固定する。この固定状態で電気的特性測定を行えばよい。
【0040】
また、前記第一および第二の実施形態ではBGA型集積回路の場合を説明したが、CSPパッケージ等を使用した表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路であれば、本発明を適用可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の第一の実施形態の側断面図である。
【図2】同第一の実施形態に使用する変換基板の側断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態の側断面図である。
【図4】BGA型集積回路の一例の外観斜視図である。
【図5】同BGA型集積回路の拡大断面図である。
【図6】同BGA型集積回路における半田ボール群の外観斜視図である。
【図7】従来の試作品のBGA型集積回路の電気的特性測定に使用する集積回路電気的特性測定治具の概略分解斜視図である。
【図8】同集積回路電気的特性測定治具の側断面図である。
【符号の説明】
【0042】
10 第一の実施形態の集積回路電気的特性測定治具
10A 第二の実施形態の集積回路電気的特性測定治具
20 変換基板
21 基板本体
22 ラウンド(接触端子)
23 ボール受け凹部
24 ボール受けラウンド
25 配線(等張配線)
31 外形固定調整ネジ
100A 第一の実施形態に使用するBGA型集積回路
100B 第二の実施形態に使用するBGA型集積回路
203A 第一の実施形態に使用する固定ブロック
203B 第二の実施形態に使用する固定ブロック
204A 第一の実施形態に使用するプレート
100 BGA型集積回路
101 基板
102 成形樹脂
103 集積回路(ICチップ)
104 半田ボール
105 スルーホール
200 従来の集積回路電気的特性測定治具
201 プローブピン
202 テストボード
203 固定ブロック
203a 固定ブロック凹部
204 プレート
204a プレート凹部
204b ガイド孔
205 コイルバネ
206 加圧フタ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面実装形パッケージタイプの半導体集積回路の半田ボール群に、テストボードに立設したプローブピン群をそれぞれ接触させた状態で各種の電気的特性測定を行う集積回路電気的特性測定治具において、
前記半田ボール群とプローブピン群との間に、半田ボール群のボールピッチをプローブピン群の配列ピッチに適合させ、所定の半田ボールと所定のプローブピンとが導通するようにしたピッチ変換基板を介在させることを特徴とする集積回路電気的特性測定治具。
【請求項2】
請求項1記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記ピッチ変換基板はその内部に配線を備えてなり、該配線は、等張配線であることを特徴とする集積回路電気的特性測定治具。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記プローブピン群とピッチ変換基板との間に、前記プローブピン群を安定した状態で立設させるプローブピン安定手段を備えたことを特徴とする集積回路電気的特性測定治具。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集積回路電気的特性測定治具において、
前記半田ボールとピッチ変換基板とプローブピンとの接触状態を押圧して確保する押圧手段を備え、該押圧手段で半導体集積回路を押圧した場合に、該半導体集積回路を側面から安定した状態に固定する側面安定手段を備えたことを特徴とする集積回路電気的特性測定治具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−138790(P2006−138790A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−330158(P2004−330158)
【出願日】平成16年11月15日(2004.11.15)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】