電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラム
【課題】人数に関係なく遊戯者が多種類のゲームを楽しむことができ、興趣の向上を図る。
【解決手段】本発明の電子ゲーム機1は、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するゲーム盤制御手段10と、各遊戯者が選択した複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒19の配置を許可する駒配置制御手段11と、同種類の複合外観を表面にした多機能駒19により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒19が挟み込まれた場合に該挟み込まれた多機能駒19の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段12と、多機能駒19を挟み込めなくなった場合又はゲーム盤18上のすべての桝目17が多機能駒19で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段13とを備えていることを特徴とする。
【解決手段】本発明の電子ゲーム機1は、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するゲーム盤制御手段10と、各遊戯者が選択した複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒19の配置を許可する駒配置制御手段11と、同種類の複合外観を表面にした多機能駒19により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒19が挟み込まれた場合に該挟み込まれた多機能駒19の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段12と、多機能駒19を挟み込めなくなった場合又はゲーム盤18上のすべての桝目17が多機能駒19で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段13とを備えていることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤上に、遊戯者が任意に設定するルールに従って、概観を任意に変更することができる多機能駒を並べて遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、縦横に複数の桝目が形成されたゲーム盤上において、表裏がそれぞれ白色と黒色とに塗り分けられた2面性を有する1種類の駒を、2人の遊戯者が交互に並べていきながら対戦を行うゲームとしては、オセロが知られている。そして、近年のIT技術の発展等により、この種のゲームは、電子ゲーム機を使用して行われることも多くなってきている(公知・公用の従来技術に基づき発明したため、出願人は本発明に関連する先行技術文献を知らない)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した従来のゲームの場合には、一度に2人でしか対戦ができず、3人以上でゲームを楽しんだり、順位を競ったりするには、順番待ちや何回も対戦を行う必要があり、効率的ではないといった問題があった。
【0004】
また、例えば、いずれかの遊戯者がゲーム盤の四隅の桝目を多く占領した場合等、対戦の中盤当りで、勝敗の行方がある程度予想できてしまうことが多いため、ゲームの興趣に欠け、遊戯者に飽きられ易いといった問題があった。
【0005】
さらに、ゲームの研究が盛んに行われ、ゲームの勝利方法がかなり解明されてきており、ゲーム序盤における定石も確立されている。そのため、この定石を多数覚えている遊戯者が圧倒的に有利にゲームを進めることができ、一手一手を考えながら楽しむというゲーム本来の妙味が失われつつあるといった問題もあった。
【0006】
さらに、一種類のゲームしか行うことができないため、遊戯者に飽きられ易いといった問題もあった。
【0007】
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、人数に関係なく遊戯者が多種類のゲームを楽しむことができ、ゲームの興趣の向上を図ることが可能な電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するためのゲーム盤制御手段と、該ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を許可するための駒配置制御手段と、該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段と、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0010】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0011】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0012】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0013】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0014】
また、本発明は、任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、前記ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を駒配置制御手段が許可するステップと、前記駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、駒外観変更手段が前記挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0016】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0017】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0018】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0019】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0020】
さらに、本発明は、上記した各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラムである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、人数に関係なく遊戯者が一度にゲームを楽しむことができるため、効率的であり、また、ゲーム終了まで勝敗の行方を予想することが難しいため、ゲームの興趣の向上を図ることができる。
【0022】
さらに、ゲームの勝利方法を解明し難く、ゲームの定石を確立することが難しいため、一手一手を考えながら楽しむというゲーム本来の妙味を味わうことができる。
【0023】
さらに、多種類のゲームを楽しめたり、遊戯者が任意にゲームのルールを設定することもできる。
【0024】
さらに、既存ゲームには無い全く新しい概念の導入と趣を持たせることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【0026】
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機の構成について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図、図2は電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図、図3は電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態の一例を示す平面図である。
【0027】
本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機1は、図1に示されているように、電子ゲーム機1のそれぞれの構成手段を制御するためのCPU(Central Processing Unit)2と、各種データやプログラムを一時的に記憶するためのメモリ3と、CPU2が実行するプログラムを格納するためのハードディスク4と、液晶表示装置等のディスプレイ5と、ジョイスティックや十字キー等の入力装置6とが、それぞれバス7を介して接続されて構成されている。そして、この電子ゲーム機1の形態としては、ゲーム専用機、パソコン等のコンピュータ、或いは携帯電話等の携帯端末等が考えられ、ハードディスク4にインストール等された電子ゲームプログラムをCPU2が実行することによりディスプレイ5上に表示される遊具を使用して複数の遊戯者が一度に対戦可能なようになっている。
【0028】
電子ゲームプログラム8は、図2に示されているように、遊戯者の操作に従って、ゲームの種類、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、ゲーム盤18の桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)等のゲームの基本条件を設定するための基本条件設定手段9と、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するためのゲーム盤制御手段10と、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上に表示されたゲーム盤18上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記各遊戯者が選択した数表示記号と色の2つの要素を含む複合外観をそれぞれ表面にして駒19の配置を許可するための駒配置制御手段11と、駒配置制御手段11によりゲーム盤18上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした駒19により他の種類の複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた駒19の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段12と、同種類の複合外観を表面にした駒19により他の種類の複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又はゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段13と、電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者の熟練レベルを設定可能な対戦レベル設定手段14と、いずれかの遊戯者に有利な条件を付与するハンディキャップ設定手段15と、遊戯者の一回当たりの駒19の操作時間を制限する操作時間制御手段16とを備えて構成されている。
【0029】
また、ディスプレイ5上に表示される遊具は、遊戯者の基本条件の設定内容に従って様々に変わるが、後述する「本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法」の場合には、図3に示されているように、縦横にそれぞれ10個ずつ、合計100個の桝目17が表面に形成されている方形のゲーム盤18と、桝目17内に載置可能且つ数表示記号を1,2,3,4と変更するのに同期させて色も同時に変更することができる複合外観を備えた駒19とから構成されている。
【0030】
なお、ゲーム盤18の形状は方形に限定されず、自由な形状に設定でき、また、桝目17の形状も四角形に限定されず、三角形、六角形、丸等に自由に設定でき、さらに、桝目17の個数も自由に設定できる。
【0031】
また、駒19の数表示記号の種類の数及び色は、上記した場合に限定されるものではなく、各種変更が可能である。さらに、駒19の複合外観の要素は、数表示記号と色だけに限定されるものではなく、また、両者は必ずしも同期させて変更する必要はない。なお、ここで言う「数表示記号」とは、数字はもちろんのこと、文字や記号や符号や図形や絵等を用いて、数を表したすべてのものを含むものとし、また、「複合外観」とは、「数表示記号」をはじめとし、「駒19の形状」や「駒19の色」や「駒19のデザイン」等のあらゆる識別要素となるものの中から、遊戯者が必要に応じて、1つ以上の要素を選択して含ませることができ、選択した要素に対して、互いに異なる変更ルールを設定して各駒19の概観の変更をより複雑にしたり、或いは、互いに同期するように変更ルールを設定して各駒19の視認性を向上させたりすることができる概観とする。そして、上記のいずれの場合においても、「複合外観」の要素として、特に「数表示記号」を選択した場合には、コンピュータによるより複雑な処理が可能になるため、ゲームの複雑化、多様化及び進化を容易にし、既存ゲームにはない新たなゲーム展開を楽しむことができると共に、本発明のすべての目的を達成することができる。(説明においては、本発明の効果をわかりやすくするため、「複合外観」の要素を「数表示記号」と「駒19の色」のみに限定させ、さらに、両者が互いに同期している場合を例に挙げる。また、両者は同期しているため、「駒19の色」についての説明は省略する。)なお、各遊戯者は「自分の駒19の複合外観の選択」や「駒19の配置時の複合外観の選択」の際に、「任意の複合外観」を選択することができる。すなわち、「自分の駒19の複合外観の選択」では、各遊戯者がそれぞれ「異種類の複合外観」を選択すれば、互いに平等に対戦することができ、また、「同種類の複合外観」を選択すれば、「同種類の複合外観」を選択した遊戯者同士は、互いに手を組んで対戦することができる。また、「駒19の配置時の複合外観の選択」では、「自分が選択した複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった複合外観」のいずれの複合外観も選択することができる。さらに、ここで言う「同種類の複合外観」とは、「数表示記号」「駒19の形状」「駒19の色」「駒19のデザイン」等の選択された識別要素において、1つ以上、同一の要素を含んでいる複合外観のことであり、また、「異種類の複合外観」とは、該識別要素のいずれも、同一の要素を含んでいない複合外観のことであり、さらに、「他の種類の複合外観」とは、「同種類の複合外観」以外の複合外観のことであり、両者は互いに補完関係にあって、「同種類の複合外観」の内容に伴って、その都度変わるものとする。
【0032】
さらにまた、本発明に係る電子ゲーム方法の形態としては、1つのディスプレイ5を使用して1人の人間の遊戯者と電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者とがゲームを行う形態や、1台のディスプレイ5を共用して複数の遊戯者(以下、「遊戯者」には電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者を含むものとする。)がゲームを行う形態や、複数台のディスプレイ5を使用して近くに居る複数の遊戯者がゲームを行う形態や、通信ネットワーク網を介して接続された複数台のディスプレイ5を使用して離れた場所に居る遊戯者がゲームを行う形態が考えられ、入力装置6からの操作によって、遊戯者がいずれかのゲーム形態を選択できるようになっており、遊戯者の数は、任意に設定可能となっている。
【0033】
そして、上記した各遊具は、ディスプレイ5上において、図3に示すように、ゲーム盤18の周囲に各遊戯者ごと(図3の場合は数表示記号の選択者ごと)にそれぞれ駒の保持領域20が表示されるようになっており、該遊戯者の順番になった時に、この駒の保持領域20の色が変化したり、或いは、点滅したりして該遊戯者に順番を知らせるようになっている。
【0034】
また、電子ゲーム機1を使用して遊戯可能な電子ゲームの種類は、多数あって、遊戯者は予め提供されているゲームの中から選択したり、遊戯者自らが任意に設定するルールに従って、所望の電子ゲームを行えるようになっている。
【0035】
次に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0036】
先ず、図3〜図7を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0037】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)及び変更ルールを選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が4人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が100個(10行10列)に設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「4」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0038】
次いで、各遊戯者が、4種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図3に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図4に示されているように、「1」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4が5個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0039】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0040】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号を含む複合外観はすべて挟み込んだ駒19の数表示記号を含む複合外観に変更される。
【0041】
例えば、図5に示されているような駒19の配置状態の時に、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1が7−dの桝目17に配置されると、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1により「2」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−4が挟み込まれるため、図6に示されているように、該挟み込まれた「2」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−4は、駒外観変更手段12によって、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。
【0042】
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0043】
例えば、図7の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(100個)の30%(30個)を占め、2位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(100個)の28%(28個)を占め、3位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(100個)の26%(26個)を占め、4位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(100個)の15%(15個)を占め、空き桝目17が1%(1個)と表示される。
【0044】
次に、図8〜図12を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0045】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択及びその増減数)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が1ずつ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0046】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図8に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図9に示されているように、「1」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−8が1個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0047】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0048】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ1ずつ増加される。
【0049】
例えば、図10に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図11に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ1ずつ増加され、「2」〜「5」、「7」〜「8」及び「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−5、19−7〜19−8及び19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0050】
例えば、図12の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(21個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が約1%(1個)と表示される。
【0051】
次に、図8〜図10、図12及び図13を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0052】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0053】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図8に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図9に示されているように、「1」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−8が1個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0054】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0055】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加される。
【0056】
例えば、図10に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図13に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ5ずつ増加され、「6」〜「8」、「1」及び「3」〜「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6〜19−8、19−1及び19−3〜19−5に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0057】
例えば、図12の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(21個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が約1%(1個)と表示される。
【0058】
次に、図14〜図18を参照しつつ、本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0059】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択及びその増減数)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が1ずつ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0060】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図14に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示された後、駒配置制御手段11により、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0061】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0062】
そして、駒19は、例えば、図15に示されているように、いずれの駒19も配置されていない桝目17であれば任意の桝目17に前記任意の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合には、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ1ずつ増加される。
【0063】
例えば、図16に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図17に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ1ずつ増加され、「2」〜「5」、「7」〜「8」及び「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−5、19−7〜19−8及び19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0064】
例えば、図18の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(22個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が0%(0個)と表示される。
【0065】
次に、図14〜図16、図18及び図19を参照しつつ、本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0066】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0067】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図14に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示された後、駒配置制御手段11により、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0068】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0069】
そして、駒19は、例えば、図15に示されているように、いずれの駒19も配置されていない桝目17であれば任意の桝目17に前記任意の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合には、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加される。
【0070】
例えば、図16に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図19に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ5ずつ増加され、「6」〜「8」、「1」及び「3」〜「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6〜19−8、19−1及び19−3〜19−5に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0071】
例えば、図18の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(22個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が0%(0個)と表示される。
【0072】
なお、上記した各実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、図20に示すように、ゲーム盤18の周りに、ゲーム中の各遊戯者の順位、並びに各駒19−1、19−2、19−3、19−4、19−5、19−6、19−7、19−8が桝目17を占領している個数及びその占領率(%)をリアルタイムで表示することもできる。
【0073】
さらに、本発明の第2〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、挟み込まれた各駒19の「数表示記号」を、単純に増減させているだけであるが、「挟み込む駒19の数表示記号」や「挟み込まれる駒19の数表示記号」を変数とするなどして任意の数式等を設定し、挟み込まれた各駒19の「数表示記号」を該数式等に従って変更するように設定すれば、より複雑な別のゲームを楽しむこともできる。
【0074】
さらに、上記した各実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、駒19の「複合外観」の要素として、2つの要素(数表示記号と駒19の色)を選択し、両者の変更を互いに同期させる場合を例に挙げたが、「複合外観」の要素を2つ以上選択し、且つ各要素の変更を互いに同期させない場合において、「挟み込まれる駒19の複合概観」の変更は、「挟み込む駒19の複合概観」と「同種類の要素」に対して行うことに加えて、「異種類の要素」や両者に対して同時に行うこともできる。
【0075】
さらにまた、駒19の「複合外観」については、図21a,b,cに示すように、駒19の表面を分割して各要素を表示し、各要素に対して個別に変更ルールを設定して、ゲーム終了時に各要素の合計数が多い順に遊戯者が順位付けされるようにルールを設定することもできる。
【0076】
このように上記した各実施の形態によれば、「数表示記号」さらには「複合外観」という2つの技術的概念の駒への導入と、コンピュータ処理による両者の活用とにより、オセロのように簡単なルールでゲームが行えると共に、既存ゲームには無い全く新しい概念と趣を持たせて、思考ゲームの歴史に一石を投じることができる。
【0077】
また、ゲームの進化及び多様化を図れ、以下の効果が得られる。
(1)駒の複合外観の要素として、数表示記号の中でも特に「数字」を導入することにより、各駒の視認性が向上し、多人数でゲームを行う場合に各駒の外観の種類が増えても各駒を明確に識別できるようになる。
(2)各駒の概観の変更をより複雑なものに設定できるため、特定の遊戯者の駒を全滅に追い込むことが難しくなり、多人数の遊戯者が一度に対戦したり、また、公平に対戦したりできるようになる。
(3)オセロとは異なる勝負の理論を必要とし、また、角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置できた遊戯者を必ずしも有利にはさせず、ゲーム展開の予想を難しくし、最後まで、ゲームの勝敗をわからなくすることができる。
(4)ゲームを複雑化し、必勝法の解明を困難にすることで、定石を覚えるゲームにはさせず、思考するゲームとしていつまでも新鮮にゲームを楽しむことができる。
(5)先に角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置できた遊戯者が必ずしも有利にならない為、ゲームの最初から角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置することを許容することができ、さらに、他の種類の複合外観を表面にした駒を挟み込まずに任意の複合外観を表面にした駒を配置することができるという新たなルールの導入が行え、より一層、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(6)各駒は、挟み込まれる度に、設定したルールに従って、ある範囲(数表示記号の場合には、最小数字から最大数字までの間)を繰り返し変化し続ける為、一度、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅しても、復活する可能性がある。また、各遊戯者は、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅しても、他の遊戯者が選択した複合外観を表面にした駒を配置したり、いずれの遊戯者も選択しなかった複合外観を表面にした駒を配置したりすることができる。さらに、他の種類の複合外観を表面にした駒を挟み込まずに任意の複合外観を表面にした駒を配置することができる。以上のような理由により、一度、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅した場合でも、該駒を選択した遊戯者は途中で敗退することなく、最後までゲームを楽しむことができる。
(7)例えば、ゲーム盤の形状、桝目の形状、桝目の数(駒の総数)、駒の配置方法、対戦者数及び対戦相手(人間、電子ゲームプログラム側の架空の遊戯者、或いは両方)、各駒の最小数字(整数)と最大数字(整数)、各駒の変更ルールのような各種基本条件の選択或いは入力が自由に行えるようになり、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(8)駒への「数表示記号」及び「複合外観」の導入とコンピュータ処理による両者の活用により、各駒の変更の複雑化や多様化が容易になり、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(9)1人でも多人数でもゲームが行え、電子ゲームプログラム側の架空の遊戯者と対戦を行ったり、遠隔地にいる遊戯者と対戦を行ったりすることができ、ゲーム形態の多様化を図ることができる。
(10)ルールが簡単な為、老若男女を問わず、ゲームを行うことができ、幼児の為の知育ゲーム機としても、高齢者の痴呆予防の為のゲーム機としても、一般者に思考ゲームやギャンブルゲームを提供するゲーム機としても活用でき、用途の多様化を図ることができる。
(11)ゲームを行うことで、計算能力、結果や展開の予測能力、左脳的計画能力、右脳的認識能力、直観力、第六感、等が鍛えられ、脳力の活性や開発への効果が期待できる。
(12)各駒の最大数を遊戯者数以上にも遊戯者数以下にも設定できることにより、オセロには無いギャンブル性を味わうこともできる。
(13)ギャンブル性を伴う活用の仕方においても、全くの偶然の結果を求めるのではなく、各遊戯者が勝利に向けて一手一手、思考をめぐらしながら駒を配置し、ゲームを進めてゆく点において、他のギャンブルとは全く異なり、一線を画することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図8】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図9】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図10】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図12】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図14】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始早々の各駒の配置例を示す平面図である。
【図16】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図18】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム方法において電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態の別の例を示す平面図である。
【図21a】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される駒の複合外観の別の例を示す説明図である。
【図21b】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される駒の複合外観のさらに別の例を示す説明図である。
【図21c】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される各駒の各要素の変更順序の別の例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0079】
1 電子ゲーム機
5 ディスプレイ
8 電子ゲームプログラム
10 ゲーム盤制御手段
11 駒配置制御手段
12 駒外観変更手段
13 対戦結果判定手段
17 桝目
18 ゲーム盤
19 多機能駒
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の桝目が縦横或いは斜めに形成されたゲーム盤上に、遊戯者が任意に設定するルールに従って、概観を任意に変更することができる多機能駒を並べて遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、縦横に複数の桝目が形成されたゲーム盤上において、表裏がそれぞれ白色と黒色とに塗り分けられた2面性を有する1種類の駒を、2人の遊戯者が交互に並べていきながら対戦を行うゲームとしては、オセロが知られている。そして、近年のIT技術の発展等により、この種のゲームは、電子ゲーム機を使用して行われることも多くなってきている(公知・公用の従来技術に基づき発明したため、出願人は本発明に関連する先行技術文献を知らない)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した従来のゲームの場合には、一度に2人でしか対戦ができず、3人以上でゲームを楽しんだり、順位を競ったりするには、順番待ちや何回も対戦を行う必要があり、効率的ではないといった問題があった。
【0004】
また、例えば、いずれかの遊戯者がゲーム盤の四隅の桝目を多く占領した場合等、対戦の中盤当りで、勝敗の行方がある程度予想できてしまうことが多いため、ゲームの興趣に欠け、遊戯者に飽きられ易いといった問題があった。
【0005】
さらに、ゲームの研究が盛んに行われ、ゲームの勝利方法がかなり解明されてきており、ゲーム序盤における定石も確立されている。そのため、この定石を多数覚えている遊戯者が圧倒的に有利にゲームを進めることができ、一手一手を考えながら楽しむというゲーム本来の妙味が失われつつあるといった問題もあった。
【0006】
さらに、一種類のゲームしか行うことができないため、遊戯者に飽きられ易いといった問題もあった。
【0007】
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、人数に関係なく遊戯者が多種類のゲームを楽しむことができ、ゲームの興趣の向上を図ることが可能な電子ゲーム機及び電子ゲーム方法並びにそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するためのゲーム盤制御手段と、該ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を許可するための駒配置制御手段と、該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段と、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0010】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0011】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0012】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0013】
本発明に係る電子ゲーム機において、前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う。
【0014】
また、本発明は、任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、前記ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を駒配置制御手段が許可するステップと、前記駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、駒外観変更手段が前記挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えていることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0016】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0017】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0018】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0019】
本発明に係る電子ゲーム方法は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップとを備えている。
【0020】
さらに、本発明は、上記した各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラムである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、人数に関係なく遊戯者が一度にゲームを楽しむことができるため、効率的であり、また、ゲーム終了まで勝敗の行方を予想することが難しいため、ゲームの興趣の向上を図ることができる。
【0022】
さらに、ゲームの勝利方法を解明し難く、ゲームの定石を確立することが難しいため、一手一手を考えながら楽しむというゲーム本来の妙味を味わうことができる。
【0023】
さらに、多種類のゲームを楽しめたり、遊戯者が任意にゲームのルールを設定することもできる。
【0024】
さらに、既存ゲームには無い全く新しい概念の導入と趣を持たせることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
【0026】
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機の構成について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図、図2は電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図、図3は電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態の一例を示す平面図である。
【0027】
本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機1は、図1に示されているように、電子ゲーム機1のそれぞれの構成手段を制御するためのCPU(Central Processing Unit)2と、各種データやプログラムを一時的に記憶するためのメモリ3と、CPU2が実行するプログラムを格納するためのハードディスク4と、液晶表示装置等のディスプレイ5と、ジョイスティックや十字キー等の入力装置6とが、それぞれバス7を介して接続されて構成されている。そして、この電子ゲーム機1の形態としては、ゲーム専用機、パソコン等のコンピュータ、或いは携帯電話等の携帯端末等が考えられ、ハードディスク4にインストール等された電子ゲームプログラムをCPU2が実行することによりディスプレイ5上に表示される遊具を使用して複数の遊戯者が一度に対戦可能なようになっている。
【0028】
電子ゲームプログラム8は、図2に示されているように、遊戯者の操作に従って、ゲームの種類、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、ゲーム盤18の桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)等のゲームの基本条件を設定するための基本条件設定手段9と、ディスプレイ5上にゲーム盤18を表示するためのゲーム盤制御手段10と、ゲーム盤制御手段10によりディスプレイ5上に表示されたゲーム盤18上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記各遊戯者が選択した数表示記号と色の2つの要素を含む複合外観をそれぞれ表面にして駒19の配置を許可するための駒配置制御手段11と、駒配置制御手段11によりゲーム盤18上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした駒19により他の種類の複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた駒19の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段12と、同種類の複合外観を表面にした駒19により他の種類の複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又はゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段13と、電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者の熟練レベルを設定可能な対戦レベル設定手段14と、いずれかの遊戯者に有利な条件を付与するハンディキャップ設定手段15と、遊戯者の一回当たりの駒19の操作時間を制限する操作時間制御手段16とを備えて構成されている。
【0029】
また、ディスプレイ5上に表示される遊具は、遊戯者の基本条件の設定内容に従って様々に変わるが、後述する「本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法」の場合には、図3に示されているように、縦横にそれぞれ10個ずつ、合計100個の桝目17が表面に形成されている方形のゲーム盤18と、桝目17内に載置可能且つ数表示記号を1,2,3,4と変更するのに同期させて色も同時に変更することができる複合外観を備えた駒19とから構成されている。
【0030】
なお、ゲーム盤18の形状は方形に限定されず、自由な形状に設定でき、また、桝目17の形状も四角形に限定されず、三角形、六角形、丸等に自由に設定でき、さらに、桝目17の個数も自由に設定できる。
【0031】
また、駒19の数表示記号の種類の数及び色は、上記した場合に限定されるものではなく、各種変更が可能である。さらに、駒19の複合外観の要素は、数表示記号と色だけに限定されるものではなく、また、両者は必ずしも同期させて変更する必要はない。なお、ここで言う「数表示記号」とは、数字はもちろんのこと、文字や記号や符号や図形や絵等を用いて、数を表したすべてのものを含むものとし、また、「複合外観」とは、「数表示記号」をはじめとし、「駒19の形状」や「駒19の色」や「駒19のデザイン」等のあらゆる識別要素となるものの中から、遊戯者が必要に応じて、1つ以上の要素を選択して含ませることができ、選択した要素に対して、互いに異なる変更ルールを設定して各駒19の概観の変更をより複雑にしたり、或いは、互いに同期するように変更ルールを設定して各駒19の視認性を向上させたりすることができる概観とする。そして、上記のいずれの場合においても、「複合外観」の要素として、特に「数表示記号」を選択した場合には、コンピュータによるより複雑な処理が可能になるため、ゲームの複雑化、多様化及び進化を容易にし、既存ゲームにはない新たなゲーム展開を楽しむことができると共に、本発明のすべての目的を達成することができる。(説明においては、本発明の効果をわかりやすくするため、「複合外観」の要素を「数表示記号」と「駒19の色」のみに限定させ、さらに、両者が互いに同期している場合を例に挙げる。また、両者は同期しているため、「駒19の色」についての説明は省略する。)なお、各遊戯者は「自分の駒19の複合外観の選択」や「駒19の配置時の複合外観の選択」の際に、「任意の複合外観」を選択することができる。すなわち、「自分の駒19の複合外観の選択」では、各遊戯者がそれぞれ「異種類の複合外観」を選択すれば、互いに平等に対戦することができ、また、「同種類の複合外観」を選択すれば、「同種類の複合外観」を選択した遊戯者同士は、互いに手を組んで対戦することができる。また、「駒19の配置時の複合外観の選択」では、「自分が選択した複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった複合外観」のいずれの複合外観も選択することができる。さらに、ここで言う「同種類の複合外観」とは、「数表示記号」「駒19の形状」「駒19の色」「駒19のデザイン」等の選択された識別要素において、1つ以上、同一の要素を含んでいる複合外観のことであり、また、「異種類の複合外観」とは、該識別要素のいずれも、同一の要素を含んでいない複合外観のことであり、さらに、「他の種類の複合外観」とは、「同種類の複合外観」以外の複合外観のことであり、両者は互いに補完関係にあって、「同種類の複合外観」の内容に伴って、その都度変わるものとする。
【0032】
さらにまた、本発明に係る電子ゲーム方法の形態としては、1つのディスプレイ5を使用して1人の人間の遊戯者と電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者とがゲームを行う形態や、1台のディスプレイ5を共用して複数の遊戯者(以下、「遊戯者」には電子ゲームプログラム8側の架空の遊戯者を含むものとする。)がゲームを行う形態や、複数台のディスプレイ5を使用して近くに居る複数の遊戯者がゲームを行う形態や、通信ネットワーク網を介して接続された複数台のディスプレイ5を使用して離れた場所に居る遊戯者がゲームを行う形態が考えられ、入力装置6からの操作によって、遊戯者がいずれかのゲーム形態を選択できるようになっており、遊戯者の数は、任意に設定可能となっている。
【0033】
そして、上記した各遊具は、ディスプレイ5上において、図3に示すように、ゲーム盤18の周囲に各遊戯者ごと(図3の場合は数表示記号の選択者ごと)にそれぞれ駒の保持領域20が表示されるようになっており、該遊戯者の順番になった時に、この駒の保持領域20の色が変化したり、或いは、点滅したりして該遊戯者に順番を知らせるようになっている。
【0034】
また、電子ゲーム機1を使用して遊戯可能な電子ゲームの種類は、多数あって、遊戯者は予め提供されているゲームの中から選択したり、遊戯者自らが任意に設定するルールに従って、所望の電子ゲームを行えるようになっている。
【0035】
次に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0036】
先ず、図3〜図7を参照しつつ、本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0037】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)及び変更ルールを選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が4人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が100個(10行10列)に設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「4」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0038】
次いで、各遊戯者が、4種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図3に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図4に示されているように、「1」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4が5個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0039】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0040】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号を含む複合外観はすべて挟み込んだ駒19の数表示記号を含む複合外観に変更される。
【0041】
例えば、図5に示されているような駒19の配置状態の時に、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1が7−dの桝目17に配置されると、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1により「2」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−4が挟み込まれるため、図6に示されているように、該挟み込まれた「2」〜「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−4は、駒外観変更手段12によって、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。
【0042】
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0043】
例えば、図7の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(100個)の30%(30個)を占め、2位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(100個)の28%(28個)を占め、3位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(100個)の26%(26個)を占め、4位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(100個)の15%(15個)を占め、空き桝目17が1%(1個)と表示される。
【0044】
次に、図8〜図12を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0045】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択及びその増減数)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が1ずつ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0046】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図8に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図9に示されているように、「1」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−8が1個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0047】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0048】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ1ずつ増加される。
【0049】
例えば、図10に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図11に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ1ずつ増加され、「2」〜「5」、「7」〜「8」及び「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−5、19−7〜19−8及び19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0050】
例えば、図12の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(21個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が約1%(1個)と表示される。
【0051】
次に、図8〜図10、図12及び図13を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0052】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0053】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図8に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示される。そして、駒配置制御手段11により、図9に示されているように、「1」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−8が1個ずつ初期位置に配置された後、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0054】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0055】
そして、駒19は、いずれの駒19も配置されていない桝目17であって、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を、縦横斜めのいずれかの方向に挟み込むことができる桝目17にのみ前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加される。
【0056】
例えば、図10に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図13に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ5ずつ増加され、「6」〜「8」、「1」及び「3」〜「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6〜19−8、19−1及び19−3〜19−5に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0057】
例えば、図12の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(21個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が約1%(1個)と表示される。
【0058】
次に、図14〜図18を参照しつつ、本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0059】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択及びその増減数)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が1ずつ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0060】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図14に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示された後、駒配置制御手段11により、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0061】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0062】
そして、駒19は、例えば、図15に示されているように、いずれの駒19も配置されていない桝目17であれば任意の桝目17に前記任意の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合には、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ1ずつ増加される。
【0063】
例えば、図16に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図17に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ1ずつ増加され、「2」〜「5」、「7」〜「8」及び「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2〜19−5、19−7〜19−8及び19−1に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0064】
例えば、図18の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(22個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が0%(0個)と表示される。
【0065】
次に、図14〜図16、図18及び図19を参照しつつ、本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法について説明する。
【0066】
遊戯者(人間)が入力装置6を使用して本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲームを選択し、さらに、遊戯者の数、ゲーム盤18の形状、桝目17の形状、桝目17の数(駒19の総数)、駒19の複合外観の要素(数表示記号と色)、及び挟み込まれた各駒19の数表示記号の変更ルール(数の増減のいずれかの選択)を選択或いは入力すると、基本条件設定手段9により、基本条件が、図示の例においては、遊戯者が8人、ゲーム盤18及び桝目17は方形で、桝目17が144個(12行12列)で、挟み込まれた各駒19の数表示記号が挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加するように設定され、さらに、駒19の数表示記号の最小数字が1、その最大数字は遊戯者が設定した数(この場合「8」)に設定され、数表示記号の変更に同期して駒19の色も変更されるように設定される。なお、この場合、駒19の数表示記号の最大数字は、必ずしも、遊戯者数と同じ数に設定する必要はない。
【0067】
次いで、各遊戯者が、8種類の数表示記号を含む複合外観の中からそれぞれ異種類の数表示記号を含む複合外観を選択すると、図14に示されているように、ゲーム盤制御手段10により、ディスプレイ5上にゲーム盤18が表示されると共に、その周囲にそれぞれ駒の保持領域20が表示された後、駒配置制御手段11により、ゲーム開始可能な状態に設定される。
【0068】
ゲーム盤18への駒19の配置は、先ず、「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者が行い、以降、「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者、「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者、「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者、「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者、「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者、「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者の順に許可され、ゲームが進行される。この時、各遊戯者は、「自分が選択した数表示記号を含む複合外観」だけでなく「他の遊戯者が選択した数表示記号を含む複合外観」や「どの遊戯者も選択しなかった数表示記号を含む複合外観」を表面にして駒19を配置することができる。
【0069】
そして、駒19は、例えば、図15に示されているように、いずれの駒19も配置されていない桝目17であれば任意の桝目17に前記任意の数表示記号を含む複合外観を表面にして配置することが、駒配置制御手段11によって許可され、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19が挟み込まれた場合には、挟み込まれた各駒19の数表示記号はそれぞれ挟み込んだ駒19の数表示記号の数の分だけ増加される。
【0070】
例えば、図16に示されているような駒19の配置状態の時に、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5が9−dの桝目17に配置されると、「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5により「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8が挟み込まれるため、図19に示されているように、該挟み込まれた「1」〜「4」及び「6」〜「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1〜19−4及び19−6〜19−8は、駒外観変更手段12によって、数表示記号がそれぞれ5ずつ増加され、「6」〜「8」、「1」及び「3」〜「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6〜19−8、19−1及び19−3〜19−5に変更され、駒19の色も同期して変更される。(この時、駒19の数表示記号が最大数字(この場合の「8」)に到達すると、最小数字の「1」に戻る。)
その後、前記ゲーム盤18上のすべての桝目17が駒19で占領された場合に、対戦結果判定手段13によって、ゲームが終了され、該ゲーム終了時点で桝目17の占領率の高い種類の数表示記号を含む複合外観を選択した順に前記遊戯者の順位付けが行われ、結果がディスプレイ5上に表示される。
【0071】
例えば、図18の状態でゲームが終了した場合には、全体の桝目17の占領率の高い順に、1位は「2」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−2を選択した遊戯者で、駒19−2が全体の桝目17(144個)の約17%(24個)を占め、2位は「6」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−6を選択した遊戯者で、駒19−6が全体の桝目17(144個)の約15%(22個)を占め、3位は「5」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−5を選択した遊戯者で、駒19−5が全体の桝目17(144個)の約14%(20個)を占め、4位は「7」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−7を選択した遊戯者で、駒19−7が全体の桝目17(144個)の約13%(19個)を占め、5位は「1」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−1を選択した遊戯者で、駒19−1が全体の桝目17(144個)の約12%(17個)を占め、6位は「4」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−4を選択した遊戯者で、駒19−4が全体の桝目17(144個)の約10%(15個)を占め、7位は「8」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−8を選択した遊戯者で、駒19−8が全体の桝目17(144個)の約10%(14個)を占め、8位は「3」の数表示記号を含む複合外観を表面にした駒19−3を選択した遊戯者で、駒19−3が全体の桝目17(144個)の約9%(13個)を占め、空き桝目17が0%(0個)と表示される。
【0072】
なお、上記した各実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、図20に示すように、ゲーム盤18の周りに、ゲーム中の各遊戯者の順位、並びに各駒19−1、19−2、19−3、19−4、19−5、19−6、19−7、19−8が桝目17を占領している個数及びその占領率(%)をリアルタイムで表示することもできる。
【0073】
さらに、本発明の第2〜第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、挟み込まれた各駒19の「数表示記号」を、単純に増減させているだけであるが、「挟み込む駒19の数表示記号」や「挟み込まれる駒19の数表示記号」を変数とするなどして任意の数式等を設定し、挟み込まれた各駒19の「数表示記号」を該数式等に従って変更するように設定すれば、より複雑な別のゲームを楽しむこともできる。
【0074】
さらに、上記した各実施の形態に係る電子ゲーム方法においては、駒19の「複合外観」の要素として、2つの要素(数表示記号と駒19の色)を選択し、両者の変更を互いに同期させる場合を例に挙げたが、「複合外観」の要素を2つ以上選択し、且つ各要素の変更を互いに同期させない場合において、「挟み込まれる駒19の複合概観」の変更は、「挟み込む駒19の複合概観」と「同種類の要素」に対して行うことに加えて、「異種類の要素」や両者に対して同時に行うこともできる。
【0075】
さらにまた、駒19の「複合外観」については、図21a,b,cに示すように、駒19の表面を分割して各要素を表示し、各要素に対して個別に変更ルールを設定して、ゲーム終了時に各要素の合計数が多い順に遊戯者が順位付けされるようにルールを設定することもできる。
【0076】
このように上記した各実施の形態によれば、「数表示記号」さらには「複合外観」という2つの技術的概念の駒への導入と、コンピュータ処理による両者の活用とにより、オセロのように簡単なルールでゲームが行えると共に、既存ゲームには無い全く新しい概念と趣を持たせて、思考ゲームの歴史に一石を投じることができる。
【0077】
また、ゲームの進化及び多様化を図れ、以下の効果が得られる。
(1)駒の複合外観の要素として、数表示記号の中でも特に「数字」を導入することにより、各駒の視認性が向上し、多人数でゲームを行う場合に各駒の外観の種類が増えても各駒を明確に識別できるようになる。
(2)各駒の概観の変更をより複雑なものに設定できるため、特定の遊戯者の駒を全滅に追い込むことが難しくなり、多人数の遊戯者が一度に対戦したり、また、公平に対戦したりできるようになる。
(3)オセロとは異なる勝負の理論を必要とし、また、角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置できた遊戯者を必ずしも有利にはさせず、ゲーム展開の予想を難しくし、最後まで、ゲームの勝敗をわからなくすることができる。
(4)ゲームを複雑化し、必勝法の解明を困難にすることで、定石を覚えるゲームにはさせず、思考するゲームとしていつまでも新鮮にゲームを楽しむことができる。
(5)先に角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置できた遊戯者が必ずしも有利にならない為、ゲームの最初から角に自分が選択した複合外観を表面にした駒を配置することを許容することができ、さらに、他の種類の複合外観を表面にした駒を挟み込まずに任意の複合外観を表面にした駒を配置することができるという新たなルールの導入が行え、より一層、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(6)各駒は、挟み込まれる度に、設定したルールに従って、ある範囲(数表示記号の場合には、最小数字から最大数字までの間)を繰り返し変化し続ける為、一度、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅しても、復活する可能性がある。また、各遊戯者は、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅しても、他の遊戯者が選択した複合外観を表面にした駒を配置したり、いずれの遊戯者も選択しなかった複合外観を表面にした駒を配置したりすることができる。さらに、他の種類の複合外観を表面にした駒を挟み込まずに任意の複合外観を表面にした駒を配置することができる。以上のような理由により、一度、自分が選択した複合外観を表面にした駒が全滅した場合でも、該駒を選択した遊戯者は途中で敗退することなく、最後までゲームを楽しむことができる。
(7)例えば、ゲーム盤の形状、桝目の形状、桝目の数(駒の総数)、駒の配置方法、対戦者数及び対戦相手(人間、電子ゲームプログラム側の架空の遊戯者、或いは両方)、各駒の最小数字(整数)と最大数字(整数)、各駒の変更ルールのような各種基本条件の選択或いは入力が自由に行えるようになり、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(8)駒への「数表示記号」及び「複合外観」の導入とコンピュータ処理による両者の活用により、各駒の変更の複雑化や多様化が容易になり、ゲームの進化及び多様化を図ることができる。
(9)1人でも多人数でもゲームが行え、電子ゲームプログラム側の架空の遊戯者と対戦を行ったり、遠隔地にいる遊戯者と対戦を行ったりすることができ、ゲーム形態の多様化を図ることができる。
(10)ルールが簡単な為、老若男女を問わず、ゲームを行うことができ、幼児の為の知育ゲーム機としても、高齢者の痴呆予防の為のゲーム機としても、一般者に思考ゲームやギャンブルゲームを提供するゲーム機としても活用でき、用途の多様化を図ることができる。
(11)ゲームを行うことで、計算能力、結果や展開の予測能力、左脳的計画能力、右脳的認識能力、直観力、第六感、等が鍛えられ、脳力の活性や開発への効果が期待できる。
(12)各駒の最大数を遊戯者数以上にも遊戯者数以下にも設定できることにより、オセロには無いギャンブル性を味わうこともできる。
(13)ギャンブル性を伴う活用の仕方においても、全くの偶然の結果を求めるのではなく、各遊戯者が勝利に向けて一手一手、思考をめぐらしながら駒を配置し、ゲームを進めてゆく点において、他のギャンブルとは全く異なり、一線を画することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のソフトウェアの構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図8】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図9】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図10】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図12】本発明の第2及び第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図14】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法においてディスプレイに遊具が表示された状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム開始早々の各駒の配置例を示す平面図である。
【図16】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込む直前の各駒の配置例を示す平面図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図18】本発明の第4及び第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法におけるゲーム終了時の各駒の配置例を示す平面図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る電子ゲーム方法において駒を挟み込んだ直後の各駒の配置例を示す平面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム方法において電子ゲーム機のディスプレイに遊具が表示された状態の別の例を示す平面図である。
【図21a】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される駒の複合外観の別の例を示す説明図である。
【図21b】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される駒の複合外観のさらに別の例を示す説明図である。
【図21c】本発明の実施の形態に係る電子ゲーム機のディスプレイに表示される各駒の各要素の変更順序の別の例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0079】
1 電子ゲーム機
5 ディスプレイ
8 電子ゲームプログラム
10 ゲーム盤制御手段
11 駒配置制御手段
12 駒外観変更手段
13 対戦結果判定手段
17 桝目
18 ゲーム盤
19 多機能駒
【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、
ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するためのゲーム盤制御手段と、
該ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を許可するための駒配置制御手段と、
該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段と、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段と、
を備えていることを特徴とする電子ゲーム機。
【請求項2】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項3】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項4】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項5】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項6】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項7】
任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、
ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、
前記ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を駒配置制御手段が許可するステップと、
前記駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、駒外観変更手段が前記挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えていることを特徴とする電子ゲーム方法。
【請求項8】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項9】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項10】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項11】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、
前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項12】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、
前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項13】
請求項7〜12のいずれか1の請求項に記載の各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラム。
【請求項1】
任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム機であって、
ディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するためのゲーム盤制御手段と、
該ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を許可するための駒配置制御手段と、
該駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更する駒外観変更手段と、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うための対戦結果判定手段と、
を備えていることを特徴とする電子ゲーム機。
【請求項2】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項3】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項4】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項5】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項6】
前記駒配置制御手段は、前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可し、
前記駒外観変更手段は、複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減し、
前記対戦結果判定手段は、前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合にゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行う請求項1に記載の電子ゲーム機。
【請求項7】
任意な形状の複数の桝目が縦横或いは斜めに任意に形成された任意な形状のゲーム盤上において、必要に応じて数表示記号をはじめとする1つ以上の要素を含ませることができ、遊戯者が任意に設定するルールに従って、各要素の概観を任意に変更することができる複合外観を備えた多機能駒を使用して、それぞれ任意の複合外観を選択した遊戯者間で対戦を行わせるための電子ゲーム方法であって、
ゲーム盤制御手段がディスプレイ上に前記ゲーム盤を表示するステップと、
前記ゲーム盤制御手段により前記ディスプレイ上に表示されたゲーム盤上に、各ゲームを行うのに適した任意の配置方法により、前記複合外観をそれぞれ表面にして多機能駒の配置を駒配置制御手段が許可するステップと、
前記駒配置制御手段により前記ゲーム盤上に配置を許可された同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、駒外観変更手段が前記挟み込まれた多機能駒の複合外観を設定したルールに従って変更するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えていることを特徴とする電子ゲーム方法。
【請求項8】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、該挟み込まれた他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を前記挟み込んだ同種類の複合外観を表面にした多機能駒と同種類の複合外観にそれぞれ変更するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項9】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項10】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、少なくとも該選択された複合外観を含む複合外観をそれぞれ表面にした多機能駒を初期位置に配置してゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目であって、同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込むことができる桝目にのみ前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、
前記同種類の複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の複合外観を表面にした多機能駒を挟み込めなくなった場合、又は前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項11】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択及びその増減数の設定内容に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ増減するステップと、
前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項12】
前記各遊戯者により複合外観の種類の選択操作が行われると、前記駒配置制御手段が、ゲーム開始可能な状態に設定し、いずれの多機能駒も配置されていない桝目に任意の複合外観を表面にした多機能駒を配置することを許可するステップと、
複合外観の要素の1つとして数表示記号が選択されている場合で、同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒により他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒が挟み込まれた場合に、前記駒外観変更手段が、前記遊戯者による数の増減のいずれかの選択に従って、前記挟み込まれた他の種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号をそれぞれ前記挟み込んだ同種類の数表示記号を含む複合外観を表面にした多機能駒の数表示記号の数の分だけ増減するステップと、
前記ゲーム盤上のすべての桝目が多機能駒で占領された場合に、前記対戦結果判定手段が、ゲームを終了させ、該ゲーム終了時点で前記桝目の占領率の高い種類の複合外観或いは要素を選択した順に前記遊戯者の順位付けを行うステップと、
を備えている請求項7に記載の電子ゲーム方法。
【請求項13】
請求項7〜12のいずれか1の請求項に記載の各ステップを電子ゲーム機に実行させるための電子ゲームプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21a】
【図21b】
【図21c】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21a】
【図21b】
【図21c】
【公開番号】特開2007−289227(P2007−289227A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−117424(P2006−117424)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(505185008)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(505185008)
【Fターム(参考)】
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