説明

電子ペーパー付き畳縁

【課題】従来の畳縁の色、柄は固定的、静的なものであり、変化させることが出来ない。畳縁を張り替えることなく静止画や動画で色、柄を変化させることが出来るものを提供する。
【解決手段】透明で柔軟な畳縁の裏面に電子ペーパー等薄くてフレキシブルなディスプレイを、畳縁表面から見える状態で取り付ける。ディスプレイの画像を変化させる駆動ユニットからの信号を有線もしくは無線により送信する。画像は静止画、異なる静止画の繰り返し、動画のいずれかを選択的に放映出来るようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
畳縁に電子ペーパー等薄くて屈曲させることが出来るディスプレイを利用する技術である。
【背景技術】
【0002】
近年、有機ELや電子粉流体を使ったディスプレイ等、薄く屈曲させることが出来、静止画の場合画像保持に消費電力が極めて少ない、いわゆる電子ペーパーが開発された。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の畳縁の色、柄は固定的、静的なものであり、変化させることが出来ない。畳縁を張り替えることなく静止画や動画で色、柄を変化させ得るものを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
透明で柔軟な畳縁の裏面に電子ペーパー等薄くてフレキシブルなディスプレイを、畳縁表面から見える状態で取り付ける。ディスプレイの画像を変化させる駆動ユニットからの信号を有線もしくは無線により送信する。画像は静止画、異なる静止画の繰り返し、動画のいずれかを選択的に放映出来るようにする。
【発明の効果】
【0005】
畳縁を張り替えることなく色、柄を自在に変化させることが出来るようになる。料亭等で法事の集まりであれば穏やかな柄に、祝いの集まりであれば華やかな柄にあらかじめセットしておくことが可能となる。一般家庭にあっても四季に合った色、柄を選択出来る。また水の流れる画像を動画で放映すれば気分のリフレッシュに大いに貢献する。社員食堂の和室にあっては自社製品のロゴ、キャラクターを放映することも出来る。さらに幼稚園の部屋に置かれた畳の畳縁で楽しいアニメーションを放映すれば幼児教育のツールにもなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
透明な畳縁の裏面に薄くてフレキシブルなディスプレイを畳縁表面から見える状態で取り付け電源と接続する。該ディスプレイの駆動ユニットは外部に設け、有線もしくは無線により信号を発信させる。
【産業上の利用可能性】
【0007】
新型床材。雰囲気演出装置。幼児教育ツール。広告媒体。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は畳縁が貼られた畳の上面図である。1はフレキシブルで薄いディスプレイである。2は透明な畳縁であり1で放映される画像が透過して見える。3は畳床をくるんだ畳表である。
【図2】図2は該畳縁が縫い付けられた畳端部断面の拡大図である。4は薄くてフレキシブルなディスプレイである。5は透明で柔軟な畳縁である。6は畳表である。7及び8は畳糸である。9は畳床である
【図3】図3は当システムのモデル図である。10は駆動ユニットである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
畳縁に透明で柔軟な素材を用いたもの。
【請求項2】
請求項1の畳縁の裏面に電子ペーパー等薄くてフレキシブルなディスプレイを、畳縁表面から見る事の出来る状態で取り付けたもの。
【請求項3】
操作ボタン、入力手段制御部、外部記憶媒体入力ポート、外部記憶媒体制御部、CPU、内部記憶部、ディスプレイ制御部等を備えた一連のディスプレイ駆動ユニットから有線あるいは無線により畳縁内のディスプレイに信号を送り色、柄を変化させるもの。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−26932(P2011−26932A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−188114(P2009−188114)
【出願日】平成21年7月27日(2009.7.27)
【出願人】(599020184)
【Fターム(参考)】