電子機器、回路基板および雌コネクタ
【課題】既存の回転機能を備えていない無線受信機であっても、受信感度の高い角度で取り付けることができる電子機器、回路基板およびコネクタを提供する。
【解決手段】無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする。
【解決手段】無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、回路基板、および雌コネクタに関し、特に、無線受信機等を据え置き型の電子機器であるセットトップボックスやパーソナルコンピュータ等にコネクタ接続するものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、セットトップボックスやパーソナルコンピュータ等の据え置き型の電子機器において、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート等のコネクタ嵌合部は、同一の電子機器では、図14(A)に示すように、全てのコネクタ嵌合部1が水平方向に設けられている、もしくは、図14(B)に示すように、全てのコネクタ嵌合部1が垂直方向に設けられている。
このような電子機器では、コネクタ接続する無線受信機の取付角度を調整できないため、無線受信機の取付角度によっては、無線による十分な伝送性能を得られない問題がある。
このような問題を解決するため、無線受信機に可動アンテナを突出して設けて受信感度を向上させているものもあるが、コスト上や外観上の問題より可動アンテナを設けていない無線受信機が多い。
【0003】
実用新案登録第3084884号(特許文献1)において、図15に示す無線受信機2が提供されており、該無線受信機2はインターフェイスアダプタ3が回転自在に設けられており、電子機器に対して取付角度を自由に変更することができる。
これにより、無線受信機2を受信感度の高い最適な角度に調節することにより十分な伝送性能を得ることができるが、電子機器に取り付ける無線受信機2のインターフェイスアダプタ3を回転自在とすると、無線受信機2が大型化すると共に、コスト高になる問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3084884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、既存の回転機能を備えていない無線受信機であっても、受信感度の高い角度で取り付けることができる電子機器、回路基板およびコネクタを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
削除
【0007】
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【0008】
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【0009】
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【0010】
本発明は、第1の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする電子機器を提供している。
【0011】
また本発明は、第2の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を設けた雌コネクタを備え、該雌コネクタのコネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする回路基板を提供している。
【0012】
前記構成によれば、電子機器にコネクタ嵌合部を回転自在に設けているため、電子機器に接続した無線受信機を回転させることで、可動アンテナを備えていない無線受信機を受信感度の高い角度で取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
【0013】
例えば、前記コネクタ嵌合部を備えた雌コネクタを電線を介して回路基板に接続し、該電線を捻れ可能な状態としておくことで雌コネクタを回転自在に設けておくことができる。
雌コネクタを電子機器に回転自在に設ける場合には、電線を介して回路基板等に接続した雌コネクタを円形状の回転板に固定し、該回転板を電子機器のケースに設けた円形状の開口に回転自在に取り付けている。また、雌コネクタに回転板を一体的に設けて、電子機器のケースに設けた円形状の開口に回転自在に直接取り付けてもよい。
【0014】
削除
【0015】
また本発明は、第3の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする雌コネクタを提供している。
【0016】
前記構成によれば、配置角度の異なるコネクタ嵌合部を1つの雌コネクタに設けているため、部品点数を低減することができると共に、該雌コネクタを回路基板等に実装する場合には実装作業を容易にすることができる。
前記コネクタ嵌合部はUSBポートであり、無線受信機のUSBコネクタが嵌合接続される構成としていることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
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【0018】
第1、第2の発明によれば、電子機器もしくは回路基板にコネクタ嵌合部を回転自在に取り付けているため、電子機器に接続した無線受信機を回転させて、無線受信機を受信感度の高い角度で取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
【0019】
さらに、第3の発明によれば、配置角度の異なるコネクタ嵌合部を1つの雌コネクタに設けているため、無線受信機を受信感度の高い角度で雌コネクタに取り付けることができ、各雌コネクタにそれぞれ1つずつコネクタ嵌合部を設けた場合と比較して部品点数を低減することができると共に、該雌コネクタを回路基板等に実装する場合には実装作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の参考第1実施形態のセットトップボックスの斜視図である。
【図2】セットトップボックスの右側面図である。
【図3】セットトップボックスに収容する回路基板の斜視図である。
【図4】回路基板のブロック図である。
【図5】参考第2実施形態の回路基板の斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態のセットトップボックスの分解斜視図である。
【図7】セットトップボックスに雌コネクタを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】(A)原状位置のUSBポートを示す図面、(B)はUSBポートを時計回り方向に90度回転させた状態を示す図面、(C)はUSBポートを反時計回り方向に90度回転させた状態を示す図面である。
【図9】第1実施形態の第1変形例を示す図面である。
【図10】第1実施形態の第2変形例を示す図面である。
【図11】第2実施形態の回路基板の斜視図である。
【図12】(A)(B)は雌コネクタの分解断面図である。
【図13】雌コネクタの断面図である。
【図14】(A)(B)は従来例を示す図面である。
【図15】他の従来例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の参考第1実施形態を示し、図1は無線受信機20を接続する据え置き型の電子機器であるセットトップボックス10(以下、「STB10」と略称する)を示す。STB10の一側面には無線受信機20のUSB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ(雄コネクタ)21を嵌合接続するためのUSBポートが複数設けられている。本実施形態では、4つの第1USBポート11a、第2USBポート12a、第3USBポート13a及び第4USBポート14aがSTB10の同一面に設けられている。
【0022】
STB10のケース16内には、図3に示す回路基板15が収容されており、該回路基板15の一側縁に第3雌コネクタ13、第1雌コネクタ11、第2雌コネクタ12、第4雌コネクタ14が並列配置で実装されている。第1〜第4雌コネクタ11〜14には、互いに互換性を有する前記第1〜第4USBポート11a〜14aがそれぞれ設けられており、これら第1〜第4USBポート11a〜14aはUSBコネクタ挿入方向の軸線回りの配置角度を互いに異ならせている。即ち、第2〜第4USBポート12a〜14aは、無線受信機20のコネクタ挿入方向を軸として第1USBポート11aを所要角度回転させた状態となっている。
本参考実施形態では、第1USBポート11aは長方形の開口の長辺側を垂直方向とし、第2USBポート12aは第1USBポート11aに対して時計回り方向に90度回転させて長辺側を水平方向として設けられている。また、第3USBポート13aは第1USBポート11aに対して反時計回り方向に45度傾斜させており、第4USBポート14aは第1USBポート11aに対して時計回り方向に45度傾斜させている。
また、第1〜第4USBポート11a〜14a内の端子は回路基板15の導体15aに接続されている。
【0023】
STB10のケース16の側面には4つの開口16aが設けられている。ケース16内に回路基板15を収容したときに、回路基板15に実装した第1〜第4雌コネクタ11〜14がそれぞれ開口16aの対向位置に配置され、開口16aを通して第1〜第4雌コネクタ11〜14の第1〜第4USBポート11a〜14aが外部に露出される。
【0024】
リモコン等から信号を受信する無線受信機20はUSBコネクタ21を備え、該USBコネクタ21をSTB10の第1〜第4USBポート11a〜14aのいずれかに嵌合して、STB10内の回路基板15と接続する構成としている。無線受信機20のUSBコネクタ21は、STB10の第1〜第4USBポート11〜14のうちから選択したいずれかのUSBポートに嵌合し、嵌合するUSBポートによって無線受信機20を異なる角度でSTB10に取り付けることができる。
即ち、回路基板15は、図4に示すように、第1〜第4雌コネクタ11〜14のいずれかの雌コネクタに無線受信機20が接続されても、無線受信機20を認識可能とする認識手段17と、無線受信機20で受信した無線信号に対して所定の演算処理を行う演算手段18とを備えている。
【0025】
前記構成によれば、1つのSTB10に複数の第1〜第4USBポート11a〜14aがそれぞれ異なる配置角度で設けられているため、無線受信機20のUSBコネクタ21を嵌合するUSBポートを選択して、無線受信機20を受信感度の高い角度でSTB10に取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
なお、USBポートの配置角度は本参考実施形態で示したものに限らず、第1、第2USBポートを180度回転させたもの等、様々な角度のUSBポートを設けてもよい。
また、本参考実施形態では無線受信機を接続する電子機器をセットトップボックスとしているが、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0026】
図5は、本発明の参考第2実施形態を示す。
第1実施形態では、回路基板に実装する雌コネクタにそれぞれ1つずつ配置角度の異なるUSBポートを設けているが、本実施形態では1つの雌コネクタに配置角度の異なるUSBポートを複数設けている。詳細には、1つの第1雌コネクタ11’に長辺側を垂直方向とした第1USBポート11a’と長辺側を水平方向とした第2USBポート11b’が設けられている。
【0027】
前記構成によれば、配置角度の異なる第1、第2USBポート11a’、11b’を1つの雌コネクタに設けているため、部品点数を低減することができると共に、回路基板15への実装を容易にすることができる。
なお、他の構成及び作用効果は参考第1実施形態の回路基板と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
図6乃至図8は、本発明の第1実施形態を示す。
本実施形態では、セットトップボックス30(以下、「STB30」と略称する)の側面に無線受信機(図示せず)のUSBコネクタを嵌合するUSBポート31aをUSBコネクタ挿入方向の軸線回りに回転自在に設けている。
【0029】
STB30のケース32内に回転自在に収容する雌コネクタ31には1つのUSBポート31aを設けている。該雌コネクタ31は電線33を介してコネクタ34と接続されており、該コネクタ34を回路基板35に設けたコネクタ36と嵌合させることにより雌コネクタ31を回路基板35に接続している。
【0030】
雌コネクタ31のUSBポート31aを設けた前面側にはUSBポート31aをケース外に露出させるための開口37aが穿設された円形状の回転板37を取り付けている。詳細には、回転板37の開口37aの下側隅部に設けたL形状の保持部37bに雌コネクタ31の前面側を載置して、雌コネクタ31の前面側上端に突設した係止片31bの貫通孔31cと回転板37の貫通孔37cとを連通させてネジ38を通し、雌コネクタ31に回転板37をネジ止めしている。
【0031】
STB30のケース32の側壁には円形状の開口32aが穿設されており、該開口32aの周縁内面に環状溝32bが設けられている。図7に示すように、開口32aの環状溝32bに回転板37の周縁を嵌め込んで、ケース32に回転板37を回転自在に取り付け、雌コネクタ31をケース32内に回転自在な状態で収容している。
また、回転板37のケース内面側の上端より若干下方位置に突起37dを突設している一方、STB30のケース32の内面には開口32aの側方より開口32aに突出する回転規制用の突起32c、32dを設けている。
【0032】
前記のように雌コネクタ31をSTB30に回転自在に取り付けているため、STB30のUSBポート31aに無線受信機のUSBコネクタを嵌合し、この状態でUSBコネクタを軸として無線受信機を回転させることができる。
具体的には、図8(A)に示すように、USBポート31aの長辺側が水平方向となった状態で雌コネクタ31がSTB30に取り付けられている。
このUSBポート31aに無線受信機のUSBコネクタを嵌合し、USBコネクタを軸として無線受信機を時計回り方向に回転させると、STB30の雌コネクタ31と回転板37が追従して時計回り方向に回転する。無線受信機を時計回り方向におよそ90度回転させると、図8(B)に示すように、回転板37の突起37dとケース32の突起32cとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようにしている。
逆に、USBコネクタを軸として無線受信機を反時計回り方向に回転させると、STB30の雌コネクタ31と回転板37が追従して反時計回り方向に回転する。無線受信機を反時計回り方向におよそ90度回転させると、図8(C)に示すように、回転板37の突起37dとケース32の突起32dとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようにしている。
また、開口32aの環状溝32bと回転板37の周縁との間で生じる摩擦力により、無線受信機を回転させた所要角度で保持できるようにしている。
【0033】
前記構成によれば、STB30に雌コネクタ31を回転自在に取り付けているため、STB30に接続した無線受信機を回転させて、無線受信機を受信感度の高い角度でSTB30に取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
なお、本実施形態ではUSBコネクタを時計回り方向および反時計回り方向にそれぞれ90度回転できるようにしているが、時計回り方向および反時計回り方向にそれぞれ180度回転できるようにして、略一回転できるようにしてもよい。
【0034】
図9は、第1実施形態の第1変形例を示す。
本変形例では、STB30のケース32の内面に開口32aの周縁より筒部32eを突設すると共に、回転板37の周縁にも雌コネクタ31側へ筒部37eを突設し、回転板37の筒部37eをケース32の筒部32eに回転自在に内嵌している。
【0035】
前記構成によれば、雌コネクタ31をより安定した状態でSTB30のケース32に回転自在に取り付けておくことができる。
また、回転板37の筒部37eの外面をケース32の筒部32eの内面に接触させて、回転板37とケース32との間の摩擦力を高めているため、所要角度に回転させた雌コネクタ31を回転させた状態でより確実に保持しておくことができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】
図10は、第1実施形態の第2変形例を示す。
本変形例では、雌コネクタ31’の前端側の外面に第1実施形態の回転板37の周縁に相当する環状リブ31d’を一体的に設け、該環状リブ31d’を開口32aの周縁内面に設けた環状溝32bに嵌め込んで、STB30のケース32に穿設した開口32aに回転自在に直接取り付けている。
【0037】
前記構成によれば、第1実施形態で用いる回転板37を省略することができ、部品点数を低減できると共に、雌コネクタ31’のケース32への取り付け作業も容易にすることができる。なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
図11乃至図13は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、回路基板40に実装する雌コネクタ41(USBコネクタ)のUSBポート42b(コネクタ嵌合部)を挿入方向の軸線回りに回転自在に設けている。
【0039】
プリント回路40aがパターニングされた回路基板40の一側縁に雌コネクタ41が実装され、雌コネクタ41の導通ピン49をプリント回路40aに半田接続している。雌コネクタ41は、図12および図13に示すように、ケーブル47に接続されたコネクタ本体42を第1取付片43および第2取付片44によりカバー48内に回転自在に取り付けている。コネクタ本体42は先端面にUSBポート42bを設けていると共に上下にはネジ穴を有する取付部42aを突出している。第1取付片43は略円盤状で、前面側周縁に切欠部43aを設けていると共に背面側上端に後方にオフセットした状態で突起部43bを設けており所要箇所にはネジ穴を穿設している。第2取付片44は略円盤状で所要箇所にネジ穴を穿設している。コネクタ本体43、第1取付片43および第2取付片44は、ネジ45とナット46により互いに締結する構成としている。
【0040】
カバー48はボックス状で、底壁に回路接続用の導通ピン49を貫通固定していると共に、前面側にUSBポート42bを露出させる円形状の開口48aを設けている。開口48aの内周縁からは円環状の鍔部48bを中心方向に突出しており、開口48aの背面側周縁には両側に回転規制用の突起48cを設けている。
【0041】
雌コネクタ41の組み付けは、コネクタ本体42をカバー48内に配置してケーブル47を導通ピン49に接続し、第1取付片43の切欠部43aと第2取付片44とでカバー48の鍔部48bを挟持した状態でコネクタ本体42とまとめてネジ45およびナット46で締結している。
【0042】
以上の構成とすると、コネクタ本体42、第1取付片43および第2取付片44がカバー48に対して回転自在となるので、USBポート42bに無線受信機の雄コネクタ(USBコネクタ)を嵌合し、この状態で挿通方向を回転軸として無線受信機を回転させることができる。この際、無線受信機をおよそ90度回転させると、第1取付片43の突起43bとカバー48の突起48cとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようになっている。
【符号の説明】
【0043】
10、30 セットトップボックス(STB)
11〜14 第1〜第4雌コネクタ
11a〜14a 第1〜第4USBポート
15、35 回路基板
20 無線受信機
21 無線受信機のUSBコネクタ
31 セットトップボックスの雌コネクタ
31a USBポート
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、回路基板、および雌コネクタに関し、特に、無線受信機等を据え置き型の電子機器であるセットトップボックスやパーソナルコンピュータ等にコネクタ接続するものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、セットトップボックスやパーソナルコンピュータ等の据え置き型の電子機器において、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート等のコネクタ嵌合部は、同一の電子機器では、図14(A)に示すように、全てのコネクタ嵌合部1が水平方向に設けられている、もしくは、図14(B)に示すように、全てのコネクタ嵌合部1が垂直方向に設けられている。
このような電子機器では、コネクタ接続する無線受信機の取付角度を調整できないため、無線受信機の取付角度によっては、無線による十分な伝送性能を得られない問題がある。
このような問題を解決するため、無線受信機に可動アンテナを突出して設けて受信感度を向上させているものもあるが、コスト上や外観上の問題より可動アンテナを設けていない無線受信機が多い。
【0003】
実用新案登録第3084884号(特許文献1)において、図15に示す無線受信機2が提供されており、該無線受信機2はインターフェイスアダプタ3が回転自在に設けられており、電子機器に対して取付角度を自由に変更することができる。
これにより、無線受信機2を受信感度の高い最適な角度に調節することにより十分な伝送性能を得ることができるが、電子機器に取り付ける無線受信機2のインターフェイスアダプタ3を回転自在とすると、無線受信機2が大型化すると共に、コスト高になる問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3084884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、既存の回転機能を備えていない無線受信機であっても、受信感度の高い角度で取り付けることができる電子機器、回路基板およびコネクタを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
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【0007】
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【0008】
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【0009】
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【0010】
本発明は、第1の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする電子機器を提供している。
【0011】
また本発明は、第2の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を設けた雌コネクタを備え、該雌コネクタのコネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする回路基板を提供している。
【0012】
前記構成によれば、電子機器にコネクタ嵌合部を回転自在に設けているため、電子機器に接続した無線受信機を回転させることで、可動アンテナを備えていない無線受信機を受信感度の高い角度で取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
【0013】
例えば、前記コネクタ嵌合部を備えた雌コネクタを電線を介して回路基板に接続し、該電線を捻れ可能な状態としておくことで雌コネクタを回転自在に設けておくことができる。
雌コネクタを電子機器に回転自在に設ける場合には、電線を介して回路基板等に接続した雌コネクタを円形状の回転板に固定し、該回転板を電子機器のケースに設けた円形状の開口に回転自在に取り付けている。また、雌コネクタに回転板を一体的に設けて、電子機器のケースに設けた円形状の開口に回転自在に直接取り付けてもよい。
【0014】
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【0015】
また本発明は、第3の発明として、無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする雌コネクタを提供している。
【0016】
前記構成によれば、配置角度の異なるコネクタ嵌合部を1つの雌コネクタに設けているため、部品点数を低減することができると共に、該雌コネクタを回路基板等に実装する場合には実装作業を容易にすることができる。
前記コネクタ嵌合部はUSBポートであり、無線受信機のUSBコネクタが嵌合接続される構成としていることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
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【0018】
第1、第2の発明によれば、電子機器もしくは回路基板にコネクタ嵌合部を回転自在に取り付けているため、電子機器に接続した無線受信機を回転させて、無線受信機を受信感度の高い角度で取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
【0019】
さらに、第3の発明によれば、配置角度の異なるコネクタ嵌合部を1つの雌コネクタに設けているため、無線受信機を受信感度の高い角度で雌コネクタに取り付けることができ、各雌コネクタにそれぞれ1つずつコネクタ嵌合部を設けた場合と比較して部品点数を低減することができると共に、該雌コネクタを回路基板等に実装する場合には実装作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の参考第1実施形態のセットトップボックスの斜視図である。
【図2】セットトップボックスの右側面図である。
【図3】セットトップボックスに収容する回路基板の斜視図である。
【図4】回路基板のブロック図である。
【図5】参考第2実施形態の回路基板の斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態のセットトップボックスの分解斜視図である。
【図7】セットトップボックスに雌コネクタを取り付けた状態を示す断面図である。
【図8】(A)原状位置のUSBポートを示す図面、(B)はUSBポートを時計回り方向に90度回転させた状態を示す図面、(C)はUSBポートを反時計回り方向に90度回転させた状態を示す図面である。
【図9】第1実施形態の第1変形例を示す図面である。
【図10】第1実施形態の第2変形例を示す図面である。
【図11】第2実施形態の回路基板の斜視図である。
【図12】(A)(B)は雌コネクタの分解断面図である。
【図13】雌コネクタの断面図である。
【図14】(A)(B)は従来例を示す図面である。
【図15】他の従来例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本発明の参考第1実施形態を示し、図1は無線受信機20を接続する据え置き型の電子機器であるセットトップボックス10(以下、「STB10」と略称する)を示す。STB10の一側面には無線受信機20のUSB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ(雄コネクタ)21を嵌合接続するためのUSBポートが複数設けられている。本実施形態では、4つの第1USBポート11a、第2USBポート12a、第3USBポート13a及び第4USBポート14aがSTB10の同一面に設けられている。
【0022】
STB10のケース16内には、図3に示す回路基板15が収容されており、該回路基板15の一側縁に第3雌コネクタ13、第1雌コネクタ11、第2雌コネクタ12、第4雌コネクタ14が並列配置で実装されている。第1〜第4雌コネクタ11〜14には、互いに互換性を有する前記第1〜第4USBポート11a〜14aがそれぞれ設けられており、これら第1〜第4USBポート11a〜14aはUSBコネクタ挿入方向の軸線回りの配置角度を互いに異ならせている。即ち、第2〜第4USBポート12a〜14aは、無線受信機20のコネクタ挿入方向を軸として第1USBポート11aを所要角度回転させた状態となっている。
本参考実施形態では、第1USBポート11aは長方形の開口の長辺側を垂直方向とし、第2USBポート12aは第1USBポート11aに対して時計回り方向に90度回転させて長辺側を水平方向として設けられている。また、第3USBポート13aは第1USBポート11aに対して反時計回り方向に45度傾斜させており、第4USBポート14aは第1USBポート11aに対して時計回り方向に45度傾斜させている。
また、第1〜第4USBポート11a〜14a内の端子は回路基板15の導体15aに接続されている。
【0023】
STB10のケース16の側面には4つの開口16aが設けられている。ケース16内に回路基板15を収容したときに、回路基板15に実装した第1〜第4雌コネクタ11〜14がそれぞれ開口16aの対向位置に配置され、開口16aを通して第1〜第4雌コネクタ11〜14の第1〜第4USBポート11a〜14aが外部に露出される。
【0024】
リモコン等から信号を受信する無線受信機20はUSBコネクタ21を備え、該USBコネクタ21をSTB10の第1〜第4USBポート11a〜14aのいずれかに嵌合して、STB10内の回路基板15と接続する構成としている。無線受信機20のUSBコネクタ21は、STB10の第1〜第4USBポート11〜14のうちから選択したいずれかのUSBポートに嵌合し、嵌合するUSBポートによって無線受信機20を異なる角度でSTB10に取り付けることができる。
即ち、回路基板15は、図4に示すように、第1〜第4雌コネクタ11〜14のいずれかの雌コネクタに無線受信機20が接続されても、無線受信機20を認識可能とする認識手段17と、無線受信機20で受信した無線信号に対して所定の演算処理を行う演算手段18とを備えている。
【0025】
前記構成によれば、1つのSTB10に複数の第1〜第4USBポート11a〜14aがそれぞれ異なる配置角度で設けられているため、無線受信機20のUSBコネクタ21を嵌合するUSBポートを選択して、無線受信機20を受信感度の高い角度でSTB10に取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
なお、USBポートの配置角度は本参考実施形態で示したものに限らず、第1、第2USBポートを180度回転させたもの等、様々な角度のUSBポートを設けてもよい。
また、本参考実施形態では無線受信機を接続する電子機器をセットトップボックスとしているが、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0026】
図5は、本発明の参考第2実施形態を示す。
第1実施形態では、回路基板に実装する雌コネクタにそれぞれ1つずつ配置角度の異なるUSBポートを設けているが、本実施形態では1つの雌コネクタに配置角度の異なるUSBポートを複数設けている。詳細には、1つの第1雌コネクタ11’に長辺側を垂直方向とした第1USBポート11a’と長辺側を水平方向とした第2USBポート11b’が設けられている。
【0027】
前記構成によれば、配置角度の異なる第1、第2USBポート11a’、11b’を1つの雌コネクタに設けているため、部品点数を低減することができると共に、回路基板15への実装を容易にすることができる。
なお、他の構成及び作用効果は参考第1実施形態の回路基板と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
図6乃至図8は、本発明の第1実施形態を示す。
本実施形態では、セットトップボックス30(以下、「STB30」と略称する)の側面に無線受信機(図示せず)のUSBコネクタを嵌合するUSBポート31aをUSBコネクタ挿入方向の軸線回りに回転自在に設けている。
【0029】
STB30のケース32内に回転自在に収容する雌コネクタ31には1つのUSBポート31aを設けている。該雌コネクタ31は電線33を介してコネクタ34と接続されており、該コネクタ34を回路基板35に設けたコネクタ36と嵌合させることにより雌コネクタ31を回路基板35に接続している。
【0030】
雌コネクタ31のUSBポート31aを設けた前面側にはUSBポート31aをケース外に露出させるための開口37aが穿設された円形状の回転板37を取り付けている。詳細には、回転板37の開口37aの下側隅部に設けたL形状の保持部37bに雌コネクタ31の前面側を載置して、雌コネクタ31の前面側上端に突設した係止片31bの貫通孔31cと回転板37の貫通孔37cとを連通させてネジ38を通し、雌コネクタ31に回転板37をネジ止めしている。
【0031】
STB30のケース32の側壁には円形状の開口32aが穿設されており、該開口32aの周縁内面に環状溝32bが設けられている。図7に示すように、開口32aの環状溝32bに回転板37の周縁を嵌め込んで、ケース32に回転板37を回転自在に取り付け、雌コネクタ31をケース32内に回転自在な状態で収容している。
また、回転板37のケース内面側の上端より若干下方位置に突起37dを突設している一方、STB30のケース32の内面には開口32aの側方より開口32aに突出する回転規制用の突起32c、32dを設けている。
【0032】
前記のように雌コネクタ31をSTB30に回転自在に取り付けているため、STB30のUSBポート31aに無線受信機のUSBコネクタを嵌合し、この状態でUSBコネクタを軸として無線受信機を回転させることができる。
具体的には、図8(A)に示すように、USBポート31aの長辺側が水平方向となった状態で雌コネクタ31がSTB30に取り付けられている。
このUSBポート31aに無線受信機のUSBコネクタを嵌合し、USBコネクタを軸として無線受信機を時計回り方向に回転させると、STB30の雌コネクタ31と回転板37が追従して時計回り方向に回転する。無線受信機を時計回り方向におよそ90度回転させると、図8(B)に示すように、回転板37の突起37dとケース32の突起32cとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようにしている。
逆に、USBコネクタを軸として無線受信機を反時計回り方向に回転させると、STB30の雌コネクタ31と回転板37が追従して反時計回り方向に回転する。無線受信機を反時計回り方向におよそ90度回転させると、図8(C)に示すように、回転板37の突起37dとケース32の突起32dとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようにしている。
また、開口32aの環状溝32bと回転板37の周縁との間で生じる摩擦力により、無線受信機を回転させた所要角度で保持できるようにしている。
【0033】
前記構成によれば、STB30に雌コネクタ31を回転自在に取り付けているため、STB30に接続した無線受信機を回転させて、無線受信機を受信感度の高い角度でSTB30に取り付けることができ、十分な伝送性能を得ることができる。
なお、本実施形態ではUSBコネクタを時計回り方向および反時計回り方向にそれぞれ90度回転できるようにしているが、時計回り方向および反時計回り方向にそれぞれ180度回転できるようにして、略一回転できるようにしてもよい。
【0034】
図9は、第1実施形態の第1変形例を示す。
本変形例では、STB30のケース32の内面に開口32aの周縁より筒部32eを突設すると共に、回転板37の周縁にも雌コネクタ31側へ筒部37eを突設し、回転板37の筒部37eをケース32の筒部32eに回転自在に内嵌している。
【0035】
前記構成によれば、雌コネクタ31をより安定した状態でSTB30のケース32に回転自在に取り付けておくことができる。
また、回転板37の筒部37eの外面をケース32の筒部32eの内面に接触させて、回転板37とケース32との間の摩擦力を高めているため、所要角度に回転させた雌コネクタ31を回転させた状態でより確実に保持しておくことができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】
図10は、第1実施形態の第2変形例を示す。
本変形例では、雌コネクタ31’の前端側の外面に第1実施形態の回転板37の周縁に相当する環状リブ31d’を一体的に設け、該環状リブ31d’を開口32aの周縁内面に設けた環状溝32bに嵌め込んで、STB30のケース32に穿設した開口32aに回転自在に直接取り付けている。
【0037】
前記構成によれば、第1実施形態で用いる回転板37を省略することができ、部品点数を低減できると共に、雌コネクタ31’のケース32への取り付け作業も容易にすることができる。なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
図11乃至図13は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、回路基板40に実装する雌コネクタ41(USBコネクタ)のUSBポート42b(コネクタ嵌合部)を挿入方向の軸線回りに回転自在に設けている。
【0039】
プリント回路40aがパターニングされた回路基板40の一側縁に雌コネクタ41が実装され、雌コネクタ41の導通ピン49をプリント回路40aに半田接続している。雌コネクタ41は、図12および図13に示すように、ケーブル47に接続されたコネクタ本体42を第1取付片43および第2取付片44によりカバー48内に回転自在に取り付けている。コネクタ本体42は先端面にUSBポート42bを設けていると共に上下にはネジ穴を有する取付部42aを突出している。第1取付片43は略円盤状で、前面側周縁に切欠部43aを設けていると共に背面側上端に後方にオフセットした状態で突起部43bを設けており所要箇所にはネジ穴を穿設している。第2取付片44は略円盤状で所要箇所にネジ穴を穿設している。コネクタ本体43、第1取付片43および第2取付片44は、ネジ45とナット46により互いに締結する構成としている。
【0040】
カバー48はボックス状で、底壁に回路接続用の導通ピン49を貫通固定していると共に、前面側にUSBポート42bを露出させる円形状の開口48aを設けている。開口48aの内周縁からは円環状の鍔部48bを中心方向に突出しており、開口48aの背面側周縁には両側に回転規制用の突起48cを設けている。
【0041】
雌コネクタ41の組み付けは、コネクタ本体42をカバー48内に配置してケーブル47を導通ピン49に接続し、第1取付片43の切欠部43aと第2取付片44とでカバー48の鍔部48bを挟持した状態でコネクタ本体42とまとめてネジ45およびナット46で締結している。
【0042】
以上の構成とすると、コネクタ本体42、第1取付片43および第2取付片44がカバー48に対して回転自在となるので、USBポート42bに無線受信機の雄コネクタ(USBコネクタ)を嵌合し、この状態で挿通方向を回転軸として無線受信機を回転させることができる。この際、無線受信機をおよそ90度回転させると、第1取付片43の突起43bとカバー48の突起48cとが干渉して、同一方向にこれ以上回転しないようになっている。
【符号の説明】
【0043】
10、30 セットトップボックス(STB)
11〜14 第1〜第4雌コネクタ
11a〜14a 第1〜第4USBポート
15、35 回路基板
20 無線受信機
21 無線受信機のUSBコネクタ
31 セットトップボックスの雌コネクタ
31a USBポート
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記コネクタ嵌合部はUSBポートであり、該USBポートに無線受信機のUSBコネクタが嵌合接続される構成としている請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を設けた雌コネクタを備え、該雌コネクタのコネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする回路基板。
【請求項4】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする雌コネクタ。
【請求項1】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記コネクタ嵌合部はUSBポートであり、該USBポートに無線受信機のUSBコネクタが嵌合接続される構成としている請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を設けた雌コネクタを備え、該雌コネクタのコネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする回路基板。
【請求項4】
無線受信機接続用のコネクタ嵌合部を備え、該コネクタ嵌合部は挿入方向の軸線回りに回転自在に設けられており、該コネクタ嵌合部に無線受信機の雄コネクタを任意の角度で嵌合接続可能な構成としていることを特徴とする雌コネクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2011−9236(P2011−9236A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−204720(P2010−204720)
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【分割の表示】特願2005−111247(P2005−111247)の分割
【原出願日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【出願人】(502312498)住友電工ネットワークス株式会社 (212)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月13日(2010.9.13)
【分割の表示】特願2005−111247(P2005−111247)の分割
【原出願日】平成17年4月7日(2005.4.7)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【出願人】(502312498)住友電工ネットワークス株式会社 (212)
【Fターム(参考)】
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