説明

電子機器停止装置、画像形成装置、および画像形成装置の周辺装置

【課題】常状態を高精度で検出して電子機器の稼働を確実に停止し、安全性を確保する。
【解決手段】画像形成装置等に配置され、当該装置の異常を検出して動作を停止する電子機器停止装置において、発光素子6と、受光素子7とを備え、発煙粒子の散乱光を検出してその検出値があらかじめ設定した閾値を超えたとき発煙異常信号を発生する第一判定手段と、装置の消費電流変化による電流変化を検出し、この変動値があらかじめ設定した閾値を超えたとき電流異常信号を発生する第二判定手段と、発煙異常信号と、電流異常信号とを受けたとき、電子機器の動作を停止する製品稼働停止回路12と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器停止装置、画像形成装置、および画像形成装置の周辺装置に係り、特に電子機器に配置され、当該電子機器の異常を検出して電子機器の動作を停止する電子機器停止装置、これを備えた画像形成装置および画像形成装置の周辺装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器として複写機、プリンター、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置がある。このような画像形成装置では、部品ユニットの劣化等の理由により発煙や異常電流が生じることがあり、このような場合には速やかに装置を停止する必要がある。また、画像形成装置の周辺に配置される自動原稿送り装置、後処理装置等の画像形成装置の周辺装置も異常時には同様に停止する必要がある。
【0003】
従来、画像形成装置やその周辺装置において、部品ユニットの劣化をその稼働時間で判断したり、劣化の程度を発生した粉煙量の積分値で判断したりする技術が提案されている。また、部品ユニットの劣化に伴って発生する過電流に起因する発煙を防止するため電流制限素子を設けて、発煙、発火を防止する技術も提案されている。またこのように部品ユニットの稼働時間を計測したり劣化の程度を検出したりする技術は、装置の再生、リユースを行う際の部品ユニット等の状態を判断するためにも利用される。
【0004】
特許文献1には、複写機の搭載部品であるファンの劣化程度を正確に判定するため、複写機内に飛散するトナーを検出する粉煙センサーと、複写紙の排出を検出する排紙センサーと、これらの検出結果に基づいて粉煙量の積分値と累積複写枚数を求める手段と、求めた粉煙量の積分値と累積複写枚数に基づいてファンのリユースの可否を判定する手段と、判定結果を記憶するメモリとを有する画像形成装置が記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、ユニット再生の効率向上を図るため、内部に不揮発メモリを有する交換可能なユニットを装着する画像形成装置において、不揮発メモリ内に格納されている、ユニットを構成する部品ごとの寿命データを更新する制御を行う制御手段を備えたものが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の技術は、装置の再利用(リユース)を前提としたものであり、装置の異常時に確実に装置を停止する技術に直ちに適用することができない。すなわち、特許文献1に記載のものでは以下の問題がある。部品ユニット劣化の程度は、必ずしも稼働時間に比例せず、機械の固体差や使用態様等によって大きく異なる場合があり、また、リユースにおけるリユース想定時間より、実際の使用時間が増加したり、リユース想定以上の使用環境が付加されたりした場合、発煙、発火を生じる等安全性のリスクが高くなるという問題がある。高精度で発煙異常を検出し、装置の稼働を停止して安全性を確保するという問題は解消できない。
【0007】
また、特許文献2のように、安全性のリスクを減らすために、粉煙センサーを備えて装置内で発生する発煙を検出しようとしても、紙搬送における紙粉、トナー粉、粉塵による誤動作の検知が発生することがあり、同様に装置の稼働を停止して安全性を確保するという問題は解消できない。
【0008】
また、一般的に発煙にいたるまでには、部品劣化により消費電流の増加が生じる。この電流増加を検出するために、電源ラインの一次側に電流制限素子として、ヒューズを搭載しているが、過大電流による溶断機能はあるものの、ヒューズ自体の経年劣化や雷サージおよび突入電流に耐えられるように、余裕を持たせて電流値選択をするため、発煙に至っても溶断しない場合があった。
【0009】
さらには、消費電流を監視する方法として、電流検出トランスや、電流検出抵抗を使用して消費電流を検出する方法があるが、実際には部品のばらつきによる電流差と、周囲温度変化により電流差を生じるため、各部品が消費する電流変化閾値に余裕を持たせる必要があり、高精度で発煙異常を検出することができず、発煙、発火防止等の安全性の確保に問題があった。
【0010】
そこで本発明は、異常状態を高精度で検出して電子機器の稼働を確実に停止し、安全性を確保することができる電子機器停止装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決する請求項1の発明は、電子機器に配置され、当該電子機器の異常を検出して電子機器の動作を停止する電子機器停止装置において、発光素子と、受光素子とを備え、前記両素子の間にある発煙粒子の散乱光を検出してその検出値があらかじめ設定した閾値を超えたとき発煙異常信号を発生する第一判定手段と、前記電子機器の消費電流変化による電流変化を検出し、この変動値があらかじめ設定した閾値を超えたとき電流異常信号を発生する第二判定手段と、前記発煙異常信号と、前記電流異常信号とを受けたとき、電子機器の動作を停止する停止手段と、を備えることを特徴とする電子機器停止装置である。
【0012】
同じく請求項2の発明は、請求項1に記載の電子機器停止装置において、前記第一判定手段は、前記受光素子による検出量の時間当たり増加率があらかじめ設定した閾値を越えたとき、発煙異常信号を発生することを特徴とする。
【0013】
同じく請求項3の発明は、請求項1に記載の電子機器停止装置において、前記第一判定手段は、前記受光素子による検出量の時間当たり増加率があらかじめ設定した閾値を、あらかじめ設定した一定時間越えたとき、発煙異常信号を発生することを特徴とする。
【0014】
同じく請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器停止装置において、前記第二判定手段は、不揮発性メモリに記録された前記電子装置の各使用モードの設定電流と現在の電流とを比較し、前記設定電流に対する現在の電流変化の幅があらかじめ定めた閾値を超えたとき、電流異常信号を発生することを特徴とする。
【0015】
同じく請求項5の発明は、電子機器停止装置において、請求項1から請求項3のいずれかに記載の前記第二判定手段は、温度検出手段を備え、あらかじめ不揮発性メモリに記録された装置の使用モードおよび、使用温度ごとに設定された各使用モードの設定電流と使用時の電流変化を比較し、設定電流の変化の幅があらかじめ設定した閾値を超えたとき、電流異常信号を発生することを特徴とする。
【0016】
同じく請求項6の発明は、請求項1に記載の電子機器停止装置において、前記第一判定手段は、前記第二判定手段の電流異常信号と共に送られ停止手段が停止信号を発生する発煙異常信号を発生するための第一の閾値と、この第1の閾値より高い値の第2閾値と、が設定され、前記発光素子の検出値の時間当たりの増加率が前記第二の閾値に達したとき第二発煙異常信号を発生し、前記停止手段は、前記第二発煙異常信号を受けたとき、前記異常電流信号の有無にかかわらず製品を停止させることを特徴とする。
【0017】
同じく請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器停止装置において、前記第一判定手段が発生した発煙信号の履歴、前記第二判定手段が発生した電流異常信号の履歴、および装置停止の履歴のうち少なくとも一つの履歴を格納する停止記録保存手段を備えることを特徴とする。
【0018】
同じく請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子機器停止装置において、前記停止手段が電子機器を停止したとき、外部に装置の停止を告知する告知通報手段を備えることを特徴とする。
【0019】
同じく請求項9の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子機器停止装置と、記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
【0020】
同じく請求項10の発明は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子機器停止装置と、画像形成装置の周辺処理を行う手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置の周辺装置である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、各部品ユニットの劣化によって発生した発煙異常を第一判定手段で検出すると共に第二検出手段で電流変化検出を検出し、これらの結果に基づいて停止手段が装置の稼働を停止するので、異常を高精度で検出し装置の稼働を確実に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】実施例1に係る電子機器停止装置を示すブロック図である。
【図2】同じく電子機器停止装置の製品稼働停止回路の構成を示す回路図である。
【図3】同じく電子機器停止装置の電流検出回路の構成を示す回路図である。
【図4】同じく電子機器停止装置の作動を示すフローチャートである。
【図5】同じく電子機器停止装置の各信号を示すタイミングチャートである。
【図6】同じくに係る電子機器停止装置の第一判定手段の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】実施例2に係る電子機器停止装置の第一判定手段の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】実施例3に係電子機器停止装置の第二判定手段の不揮発性メモリに格納された動作モードに対応する閾値のテーブルの一例を示す表である。
【図9】実施例4に係電子機器停止装置の第二判定手段の不揮発性メモリに格納された動作モードに対応する閾値のテーブルの一例を示す表である。
【図10】実施例5に係る電子機器停止装置の作動を示すフローチャートである。
【図11】実施例5に係る電子機器停止装置の作動を示すタイミングチャートである。
【図12】実施例6に係る画像形成システムを示すブロック図である。
【図13】実施例7に係る画像形成システムを示すブロック図である。
【図14】実施例に係る画像形成システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
実施の形態に係る電子機器停止装置は、電子機器に配置され、当該電子機器の異常を検出して電子機器の動作を停止する電子機器停止装置において、発光素子と、受光素子とを備え、前記発光素子と前記受光素子間に発生した発煙粒子の散乱光を検出してその検出値があらかじめ設定した閾値を超えたとき発煙異常信号を発生する第一判定手段と、前記電子機器の消費電流変化による電流変化を検出し、この変動値があらかじめ設定した閾値を超えたとき電流異常信号を発生する第二判定手段と、前記発煙異常信号と、前記電流異常信号とを受けたとき、電子機器の動作を停止する停止手段と、を備える。
【実施例】
【0024】
以下、本発明の実施例(以下では単に実施例と記載する)に係る電子機器停止装置、画像形成装置、および画像形成装置の周辺装置について説明する。以下、いくつかの例を説明するが、本発明はこれらに限定されず、かつ本発明の真の趣旨および範囲から逸脱せずに、数多くの改良、変更、変形、置換をなすことおよび応用例を想到することが当業者には可能であろう。
【0025】
<実施例1>
以下実施例1に係る電子機器停止装置について説明する。実施例1に係る電子機器停止装置は、発煙等の異常を高精度で検出して安全性を確保する処理に際して、各部品ユニットの劣化によって発生しうる可能性がある発煙を検出するために、間欠的に駆動する発光素子と受光素子間に発生した発煙粒子の反射光の増加を検出する第一判定手段と、装置の消費電流変化による電流変化検出を検出する第二判定手段とを備えることにより、装置使用時に、第一判定手段が異常と判断する反射光レベルと、第二判定手段が異常と判断する電流変化とが、あらかじめ設定した閾値を超えたとき、装置異常と判断し、装置の稼働を停止する。
【0026】
図1は電子機器停止装置を示すブロック図である。電子機器停止装置は、画像形成装置や画像形装置の周辺装置に配置されるものであり、検出ユニット1とプリント基板ユニット2とを備える。検出ユニット1は、電源である電池(BAT)3と、制御回路4と、発光回路5と、検知用の光を発する発光素子6と、煙による散乱光を受光する受光素子7と、発光素子6と受光素子7とを遮る遮光壁8と、受光素子7の出力を増幅する受光増幅回路9と、消費電流監視回路21とを備える。発光素子6、受光素子7、遮光壁8は、煙粒子のみ通過させることができるフェンス41で囲われている。受光素子7は、正常時は外乱光の影響を受けず、発光素子6の放出する光を検出しない。このため受光増幅回路9からの出力信号はない。なお、実施例1では、検出ユニット1は、その電源として電池3を使用するため、電池容量の低減のため、制御回路4により発光回路5を駆動し、間欠的に発光素子6を駆動する。また、検出ユニット1の駆動電源として電池3に代えて、外部電源を使用することができる。
【0027】
発煙等により、煙粒子が発生し、発光素子6の光により煙粒子の反射が発生すると、受光素子7は、その反射光を検出し、受光増幅回路9で、光信号の増幅を行い、あらかじめ設定した閾値を超えた場合、発煙信号を制御回路4へ出力する。実施例1では検出ユニット1は、このように作動して第一判定手段の機能を果たす。
【0028】
プリント基板ユニット2は、検出ユニット1の制御回路4からの動作信号を受け、プリント基板ユニット2側からの信号を送出するセンサー入出力回路11と、停止手段である製品稼働停止回路12と、プリント基板ユニット2の各回路に電源を供給する電源回路13と、電流検出回路14と、画像形成装置や周辺機器装置の全体をコントロールするCPU15と、装置の稼働履歴を記憶する不揮発性メモリ16と、商用電源ACから各回路に供給するための電圧を生成(例えばAC100VからDC24Vに変換)し、画像形成装置等のモータ、ソレノイド、クラッチ等の機能ユニット18、19、20、…、を駆動するユニット制御回路17と、を備える。検出ユニット1と、プリント基板ユニット2とは、ハーネス10で電気的に接続されている。また、プリント基板ユニット2は、このプリント基板ユニット2が配置された電子機器である画像形成装置や周辺機器装置(自動原稿送り装置、後処理装置)の制御をつかさどる。
【0029】
製品稼働停止回路12について説明する。図2は実施例1に係る電子機器停止装置の製品稼働停止回路の構成を示す回路図である。製品稼働停止回路12には、プリント基板ユニット2に接続され、ノーマルオンタイプの接点27を持つリレー25と、リレーコイルに流れる電流制限抵抗Rと、リレー動作後、コイル端に発生する逆起電圧防止のためのダイオードDとを備える。装置の電源スイッチのON動作に伴い、CPU15からの電圧信号でリレー25が動作して接点27が導通し、商用電源ACは、電源回路13に供給される。通常動作時、リレー25のコイルは、CPU15からの電圧信号でリレー25が動作し続け、接点27が導通となっているため、商用電源ACは電源回路13に供給されている。
【0030】
装置の電源スイッチのOFF動作に伴い、CPU15からの電圧信号断で、リレー25が非動作となり、接点27が非導通となって、商用電源ACは電源回路13に供給されなくなる。さらに、製品稼働停止回路12には、検出ユニット1の制御回路4と接続された、ノーマルクローズタイプの接点26を持つリレー24と、リレーコイルに流れる電流制限抵抗Rと、リレー動作後、コイル端に発生する逆起電圧防止のためのダイオードが付加されている。
【0031】
通常動作時、リレー24のコイルは、制御回路4からの電圧信号が印加されていないので、リレー24は非動作となり、接点26は、導通となっているため、商用電源ACは、電源回路13に供給されている。異常時、制御回路4からの装置稼働停止信号(制御回路4)からの電圧信号によって、リレー24が動作し、接点26が非導通になり、商用電源ACが断たれ、電源回路13への供給がされなくなる。これにより、CPU15からの電圧信号断で、リレー25が非動作となり、接点27が非導通となり、商用電源ACの電源回路13への供給は停止され続ける。
【0032】
つぎに電流検出回路14について説明する。電流検出回路14は、消費電流信号を検出し、また、検出ユニット1の消費電流監視回路21は、この消費電流信号に基づいて電流変化を監視する。ここで監視する電流変化は、ピーク電流や平均電流を監視対象として設定することができる。消費電流監視回路21電流変化が、あらかじめ設定した閾値から外れた場合、制御回路4へ異常電流信号を出力する。実施例1では、検出ユニット1の消費電流監視回路21と、プリント基板ユニット2の電流検出回路14とで第二判定手段の機能を果たす。
【0033】
図3は実施例1に係る電子機器停止装置の電流検出回路の構成を示す回路図である。電流検出回路14は、電源ラインに挿入した電流検出トランス、または電流検出抵抗を挿入し、部品端に発生した電圧をオペアンプで増幅し、消費電流監視回路21に伝達する。このため、以下2つの構成のうちいずれをも採用することができる。
【0034】
図3(a)に示した例では、電流検出回路14は、電源ラインに挿入した電流検出抵抗28と電流検出抵抗28の両端に発生した電圧をオペアンプで構成された回路29で増幅し、消費電流監視回路21に伝達する。
【0035】
図3(b)に示した例では、電流検出回路14は、電源ラインに挿入した電流トランス30との電流トランス30の両端に発生した電圧をオペアンプで構成された回路29で増幅し、消費電流監視回路21に伝達する。
【0036】
なお、実施例1では、電流検出回路14と電源回路13を分けて構成している。電源回路13の一次入力側で消費電流検出を行う場合と、電源回路13の二次出力側で消費電流を検出する方法があるが、実施例1では、電源回路13の後方(二次側)で検出を行うようにしている。
【0037】
実施例1に係る電子機器停止装置では、第一判定手段が発煙信号を出力し、第二判定手段が電流異常信号を共にと出力したとき、制御回路4は、プリント基板ユニット2の製品稼働停止回路12に対して、電子機器の稼働を停止する信号を送出する。ただし、第一判定手段が正常と判断しても、第二判定手段で、電流変化が閾値を一定時間越えた場合、第一判定手段に関係なく、安全性確保のため、装置の稼働を停止するようにすることができる。製品稼働停止回路12(図2参照)は、回路内に設けたリレー等により電源ラインを遮断する。
【0038】
つぎに実施例1に係る電子機器停止装置の動作について説明する。図4は実施例1に係る電子機器停止装置の作動を示すフローチャートである。まず、第一判定手段での判定が行われる(ステップS1)、これが正常と判断された場合(図4ステップS1のY)、第二判定手段の判定を行う(ステップS2)。さらにこれが正常(ステップS2のY)であれば、通常動作を続ける(ステップS6)。
【0039】
第一判定手段で正常と判断された場合でも、第二判定手段で電流変化が閾値を越えた場合(ステップS2のN)、電流変化が一定時間閾値を超えているかが判断される(ステップS5)。電流変化が一定時間を越えていなければ(ステップS5のY)通常動作を続ける(ステップS6)。一方電流変化が一定時間を越えていると(ステップS6のN)、ステップS1の判定に関係なく装置の稼働を停止する(ステップS4)。
【0040】
また、第一判定手段で、異常と判断された場合(ステップS1のN)、第二判定手段の判定が行われ(ステップS3)、正常と判断された場合は(ステップS3のY)、通常動作を続ける(ステップS6)。第一判定手段で異常と判定され(ステップS1のN)さらに、第二判定手段で異常と判定された場合(ステップS3のN)装置の稼働を停止する(ステップS4)。
【0041】
つぎに電子機器停止装置の各信号について説明する。図5は実施例1に係る電子機器停止装置の各信号を示すタイミングチャートである。
【0042】
まず正常時について説明する(図5(A))。第一判定手段で、発光回路5により、発光素子6に電源が印加され、発光素子6が発光する(図5(A)(a))。正常時においては煙粒子が存在しないため煙粒子による光反射が起こらず、受光素子7は光を検知しないため、受光素子出力は発生しない(同(b))。このとき電流の変化幅は閾値内にある(同(c))。そして、受光増幅回路9から制御回路4への信号は変わらないため、発煙異常信号は送出されない(同(d))。また、この例では、第二判定手段からの電流異常信号も発生されない(同(e))。そこで、製品稼働停止回路12は、動作しない(同(f))ため通常動作を続ける(同(g))。
【0043】
つぎに異常時についての説明する(図5(B))。第一判定手段で、発光回路5により、発光素子6に電源が印加され、発光素子6が発光する(図5(B)(a))。発煙等により、煙粒子によって発光素子6の発光により光反射が発生すると、受光素子7が信号を出力する(同(b))。受光増幅回路9で、光信号の増幅が行われ、電流の変化値があらかじめ設定した閾値を超えた場合(同(c))、発煙異常信号を制御回路4へ出力する(同(d))。
【0044】
ここで、発光素子6には、間欠的に電源が印加されるため、受光素子7の光出力は、間欠的にしか出力されない。このため、受光増幅回路9は、光出力が閾値を超えた場合は、その結果を保持する。この場合、第一判定手段による発煙異常信号は継続してON出力されるが、一定回数、閾値を下回った場合は、第一判定手段による発煙異常信号は、OFF出力となる。
【0045】
第二判定手段では、検出ユニット1の消費電流監視回路21で電流変化を監視し、電流変化があらかじめ設定した閾値を超えた場合、制御回路4へ電流異常信号を出力する(同(e))。制御回路4は第一判定手段と第二判定手段の電流異常信号を受け、製品稼働停止回路12に対して、稼働停止信号を出力して(同(f))、装置の稼働を停止させる(同(g))。
【0046】
なお、実施例1に係る電子機器停止装置では、図示していないが、第一判定手段で正常と判断された場合でも、第二判定手段で、電流変化が閾値を越え、その状態が続いた場合、一定時間を越えていれば、第一判定手段に関係なく装置の稼働を停止する。
【0047】
つぎに実施例1に係る電子機器停止装置の第一判定手段の発煙異常信号発生について詳細に説明する。図6は実施例2に係る電子機器停止装置の第一判定手段の動作を示すタイミングチャートである。図6(A)は第一判定手段が異常と判定する場合、同(B)は第一判定手段が正常と判断する場合を示している。
【0048】
実施例1に係る電子機器停止装置において、発光素子6による発光(図6(A)(a))に伴い、受光素子7の出力レベルが、レベルKからΔt時間経過後にΔh1以上の変化閾値を超えた場合(同(b))、第一判定手段が異常と判断して発煙異常信号を出力する(同(c))。
【0049】
一方、同じく電子機器停止装置において、発光素子6による発光(図6(B)(a))に伴い、受光素子7の出力レベルが、レベルKからΔt時間経過後にΔh1より小さいΔh2の場合(同(b))、この変動は、装置内の粉塵等の影響であり変化閾値以下と判断して、第一判定手段は、正常信号を出力する(同(c)。
【0050】
実施例1によれば、第一判定手段がこのような判断をするので、装置内のちりによる誤動作を防止することができる。
【0051】
<実施例2>
つぎに実施例2に係る電子機器停止装置について説明する。実施例2に係る電子機器停止装置の基本的構成は、実施例1と同じである。実施例2では、第一判定手段は、受光素子7による検出量の時間当たり増加率があらかじめ設定した閾値をあらかじめ設定した一定時間越えたとき、発煙異常信号を発生する。
【0052】
図7は実施例2に係る電子機器停止装置の第一判定手段の動作を示すタイミングチャートである。図7(A)は第一判定手段が異常と判定する場合、同(B)は第一判定手段が正常と判断する場合を示している。
【0053】
実施例2に係る電子機器停止装置において、発光素子6による発光(図7(A)(a))に伴い、受光素子7の出力レベルが、レベルKからΔt時間経過後にΔh1以上の変化閾値を超え、かつ、Δx時間経過しても、レベルKを超えている場合(同(b))、第一判定手段は発煙異常と判断して発煙異常信号を出力する(同(c))。
【0054】
一方、同じく電子機器停止装置において、発光素子6による発光(同図(B)(a))に伴い、受光素子7の出力レベルが、レベルKからΔt時間経過後にΔh1以上の変化閾値を超えても、Δx時間経過後、レベルKを以下の場合(同(b))、第1判断手段は、この変動は、装置内のちり等の影響と判断して正常信号を出力する(同(c)。
【0055】
実施例2に係る電子機器停止装置は、装置内で発生する発煙の検出に際して、装置内のちりによる誤動作防止を有効に防止できる。
【0056】
<実施例3>
つぎに実施例3に係る電子機器停止装置について説明する。実施例3に係る電子機器停止装置の基本的構成は、実施例1と同じである。実施例3では、第二判定手段は、不揮発性メモリ16に記録された画像形成装置等の各使用モードの設定電流と現在の電流とを比較し、前記設定電流に対する現在の電流変化の幅があらかじめ定めた閾値を超えたとき電流異常信号を発生する。図8は実施例3に係る電子機器停止装置の第二判定手段の不揮発性メモリに格納された動作モードに対応する閾値のテーブルの一例を示す表である。
【0057】
実施例3に係る電子機器停止装置は、不揮発性メモリ16に、図8に示すように、制御対象となる画像形成装置、周辺機器装置の動作モード(例えば:A〜Zモード)に対して、設定電流と、電流変化閾値として電流値とを出荷段階で設定しておく。そして、この値をCPU15、センサー入出力回路11を介し、制御回路4に設定し、電流変化閾値の判断を行う。
【0058】
実施例3に係る電子機器停止装置では、装置の動作モードに対応して電流変化の値を設定するので、各装置の各動作モードにおける検出精度を向上させることができる。
【0059】
<実施例4>
つぎに実施例4に係る電子機器停止装置について説明する。実施例4に係る電子機器停止装置の基本的構成は、実施例1と同じである。実施例4に係る電子機器停止装置は、第二判定手段を構成する検出ユニット1に、温度検出手段を備え、あらかじめ不揮発性メモリに装置の使用モードおよび、使用温度ごとに設定された各使用モードの設定電流と使用時の電流変化を記録しておく。そして、検出した温度における値と記憶した値とを比較し、設定電流の変化の幅があらかじめ設定した閾値を超えたとき電流異常信号を発生するものである。図9は実施例5に係る電子機器停止装置の第二判定手段の不揮発性メモリ16に格納された動作モードに対応する閾値のテーブルの一例を示す表である。
【0060】
このように不揮発性メモリ16に記憶した値をCPU15、センサー入出力回路11を介し、制御回路4に伝達し、電流変化閾値判断の基準とするとする。図9に示した表は、装置の複数動作モード、例えばA〜Z中のAモードについての設定電流表を示している。実施例4によれば、この判断手段により、電流変化検出精度をあげることができるので、より精密な制御を行うことができる。
【0061】
<実施例5>
つぎに実施例5に係る電子機器停止装置について説明する。実施例5に係る電子機器停止装置において、第一判定手段は、第二判定手段の電流異常信号と共に送られ停止手段が停止信号を発生する発煙異常信号を発生するための第一の閾値と、この第1の閾値より高い値の第2閾値と、が設定されている。そして第一判定手段は、発光素子の受光量が時間当たりの増加率が前記第二の閾値に達したとき第二発煙異常信号を発生し、停止手段は、第二発煙異常信号を受けたとき、前記異常電流信号の有無にかかわらず製品を停止させる。
【0062】
図10は実施例5に係る電子機器停止装置の作動を示すフローチャート、図11は同じく電子機器停止装置の作動を示すタイミングチャートである。実施例6に係る電子機器停止装置では、第一判定手段における判断で発煙異常とされた場合(ステップSA1のN)であって、第一判定手段での検出値が第2閾値を超えていた場合(ステップSA7のY)、第二判定手段での判断(ステップSA3)を行うことなく、装置の稼働を停止する(ステップSA4)。なお、それ以外の処理は実施例1の場合と同じである。
【0063】
すなわち、第一判定手段での判定が正常と判断された場合(ステップSA1のY)、第二判定手段の判定を行う(ステップSA2)。これが正常(ステップSA2のY)であれば、通常動作を続ける(ステップSA6)。第一判定手段で正常と判断された場合でも、第二判定手段で電流変化が閾値を越えた場合(ステップSA2のN)、電流変化が一定時間閾値を超えているかが判断される(ステップSA5)。電流変化が一定時間を越えていなければ(ステップSA5のY)通常動作を続ける(ステップSA6)。一方電流変化が一定時間を越えていると(ステップSA6のN)、ステップSA1の判定に関係なく装置の稼働を停止する(ステップSA4)。
【0064】
また、第一判定手段で、異常と判断された場合(ステップSA1のN)、第二判定手段の判定が行われ(ステップSA3)、正常と判断された場合は(ステップSA3のY)、通常動作を続ける(ステップSA6)。第一判定手段で異常と判定され(ステップSA1のN)さらに、第二判定手段で異常と判定された場合(ステップSA3のN)装置の稼働を停止する(ステップSA4)。
【0065】
判定に際しての各処理部での信号は以下の通りである。第一判定手段で、発光回路5により、発光素子6に電源が印加され、発光素子6が発光する(図11(a))。発煙等により、煙粒子によって発光素子6の光反射が発生すると、受光素子7で光出力を検出し、受光増幅回路9で、光信号の増幅を行い、あらかじめ設定した閾値(第1レベル)を超えた場合、発煙異常信号を制御回路4へ出力する(同(b)。さらに、あらかじめ設定した閾値(第2レベル)を超えた場合、閾値(第1レベル)の異常信号とは、波形形状の異なる異常信号を制御回路4へ出力する。例えば、閾値(第1レベル)の異常信号は、3Vの電圧信号で、閾値(第2レベル)の異常信号は、5Vの電圧信号とする。
【0066】
その場合、第二判定手段が異常信号を出力していなくても、制御回路4は稼働停止信号を出力して、装置の稼働を停止させる。
【0067】
実施例5に係る電子機器停止装置によれば、装置内で発生する発煙の検出においては、装置内のちりによる誤動作防止と、高レベルの反射光検出により、装置の稼働をより早く停止させることができるので、安全性確保に効果がある。
【0068】
<実施例6>
つぎに実施例6に係る電子機器停止装置について説明する。実施例6に係る電子機器停止装置は、前記第一判定手段が発生した発煙信号の履歴、前記第二判定手段が発生した電流異常信号の履歴、および装置停止の履歴を格納する停止記録保存手段である不揮発性メモリ22を備えるものである。
【0069】
図12は実施例6に係る画像形成システムを示すブロック図である。実施例7に係る電子機器停止装置において、制御回路4に不揮発性メモリ22を配置している。これにより、第一判定手段と第二判定手段は、異常検出信号出力と稼働停止記録の履歴を残す。実施例7に係る電子機器停止装置によれば、稼働停止時の原因究明を図ることが可能になる。このような記録は、装置回収時において、異常検出信号出力と稼働停止記録を解析することにより、迅速な故障解析ができる。
【0070】
<実施例7>
つぎに実施例7に係る電子機器停止装置について説明する。実施例7に係る電子機器停止装置は、前記停止手段が電子機器を停止したとき、外部に装置の停止を告知する告知通報手段を備えるものである。図13は実施例7に係る画像形成システムを示すブロック図である。
【0071】
実施例7に係る電子機器停止装置では、検出ユニット1に発音駆動回路23を設け、第一判定手段と第二判定手段が、異常信号を送出し、装置の稼働を停止すると同時に、電池3により発音駆動回路23を駆動して警告音を発してユーザーに異常を報知する。この場合、発音駆動回路23は、ブザー音や音声で装置の稼働を停止した旨のメッセージ等を報知する。発音駆動回路23で音声を発する場合、発音駆動回路23は、音声LSI、パワーアンプを備え、接続されているスピーカから音声を発する。ブザー音による警告を行う場合は、駆動インターバルを変えて他のブザー音との違いが分かるように報知することができる。実施例7に係る電子機器停止装置は、迅速にユーザーへ報知することができ、安全性対応を早めることができる。
【0072】
<実施例8>
つぎに上述した電子機器停止装置を画像形成システムに適用した場合について説明する。図14は画像形成システムを示すブロック図である。この例は、画像形成装置51に周辺機器装置として自動原稿送り装置52、後処理装置53を接続した場合の構成を示している。各装置には、検出ユニット1、プリント基板ユニット2、モータ、ソレノイド、クラッチ等の機能ユニット18、19、20がそれぞれ搭載されている。
【0073】
ここで、画像形成装置51は複写機能を備えるものであり、自動原稿送り装置52から搬送された原稿を画像読取手段で光学的に読み取り画像データを取得し、この画像データに基づいて画像形成手段で、記録用紙等の記録媒体に画像形成を行う。この画像形成手段は例えば電子写真方式が採用される。なお、画像形成手段はインクジェット方式その他の方式で画像形成処理を行うことができる。後処理装置53は、画像形成装置51が排出する画像形成処理された記録媒体に穿孔処理、とじ処理、折処理などを施すものである。前記機能ユニット18、19、20は、画像形成装置51、自動原稿送り装置52、後処理装置53において各機能を実現するための機構部に配置されているものであり、実際には多数の機能ユニットを備える。
【0074】
各装置51、52、53に配置された検出ユニット1は、発煙を検出しやすくするためにプリント基板ユニット2および機能ユニット18と同レベルの高さもしくは、それらより高い位置に配置される。製品製造後、初期出荷段階においては、安全性リスクは低いので、検出ユニット1は搭載しない場合と、初期出荷段階から搭載する態様を選択することができる。
【0075】
実施例7に係る画像形成システムでは、各装置51、52、53に異常が発生した場合装置を確実に停止させることができる。また、この画像形成システムを回収した後において、リユースを行うため、各装置51、52、53の稼働履歴等から判断してリユース部品を判定することができる。この場合、各装置51、52、53の検出ユニット1に判定システム60を接続して各装置における異常発生、装置停止の履歴を取得し、この取得した履歴に基づいて、必要交換部品を判定および決定する。そして、この判定に基づいて必要な部品交換を行った後、プリント基板ユニット2に検出ユニット1を接続して、リユース製品として出荷し、安全性を高めることができる。
【符号の説明】
【0076】
1 検出ユニット
2 プリント基板ユニット
3 電池(BAT)
4 制御回路
5 発光回路
6 発光素子
7 受光素子
8 遮光壁
9 受光増幅回路
10 ハーネス
11 センサー入出力回路
12 製品稼働停止回路(停止手段)
13 電源回路
14 電流検出回路
15 CPU
16 不揮発性メモリ
17 ユニット制御回路
18、19、20 機能ユニット
21 消費電流監視回路
22 不揮発性メモリ
23 発音駆動回路
24 リレー
25 リレー
26 接点
27 接点
28 電流検出抵抗
29 回路
30 電流トランス
41 フェンス
51 画像形成装置
52 自動原稿送り装置
53 後処理装置
60 判定システム
【先行技術文献】
【特許文献】
【0077】
【特許文献1】特開2002−72789号公報
【特許文献2】特開2007−101904号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に配置され、当該電子機器の異常を検出して電子機器の動作を停止する電子機器停止装置において、
発光素子と、受光素子とを備え、前記両素子の間にある発煙粒子の散乱光を検出してその検出値があらかじめ設定した閾値を超えたとき発煙異常信号を発生する第一判定手段と、
前記電子機器の消費電流変化による電流変化を検出し、この変動値があらかじめ設定した閾値を超えたとき電流異常信号を発生する第二判定手段と、
前記発煙異常信号と、前記電流異常信号とを受けたとき、電子機器の動作を停止する停止手段と、
を備えることを特徴とする電子機器停止装置。
【請求項2】
前記第一判定手段は、前記受光素子による検出量の時間当たり増加率があらかじめ設定した閾値を越えたとき、発煙異常信号を発生することを特徴とする請求項1に記載の電子機器停止装置。
【請求項3】
前記第一判定手段は、前記受光素子による検出量の時間当たり増加率があらかじめ設定した閾値を、あらかじめ設定した一定時間越えたとき、発煙異常信号を発生することを特徴とする請求項1に記載の電子機器停止装置。
【請求項4】
前記第二判定手段は、不揮発性メモリに記録された前記電子装置の各使用モードの設定電流と現在の電流とを比較し、前記設定電流に対する現在の電流変化の幅があらかじめ定めた閾値を超えたとき、電流異常信号を発生することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器停止装置。
【請求項5】
前記第二判定手段は、温度検出手段を備え、あらかじめ不揮発性メモリに記録された装置の使用モードおよび、使用温度ごとに設定された各使用モードの設定電流と使用時の電流変化を比較し、設定電流の変化の幅があらかじめ設定した閾値を超えたとき、電流異常信号を発生することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器停止装置。
【請求項6】
前記第一判定手段は、前記第二判定手段の電流異常信号と共に送られ停止手段が停止信号を発生する発煙異常信号を発生するための第一の閾値と、
この第1の閾値より高い値の第2閾値と、が設定され、
前記発光素子の検出値の時間当たりの増加率が前記第二の閾値に達したとき第二発煙異常信号を発生し、
前記停止手段は、前記第二発煙異常信号を受けたとき、前記異常電流信号の有無にかかわらず製品を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器停止装置。
【請求項7】
前記第一判定手段が発生した発煙信号の履歴、前記第二判定手段が発生した電流異常信号の履歴、および装置停止の履歴のうち少なくとも一つの履歴を格納する停止記録保存手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器停止装置。
【請求項8】
前記停止手段が電子機器を停止したとき、外部に装置の停止を告知する告知通報手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の電子機器停止装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子機器停止装置と、記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1から請求項8のいずれかに記載の電子機器停止装置と、画像形成装置の周辺処理を行う手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置の周辺装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate


【公開番号】特開2012−173568(P2012−173568A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−36324(P2011−36324)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】