説明

電子機器装置

【課題】電子機器装置において、少ない操作回数で下位の階層のメニューを表示させることができるようにする。
【解決手段】電子機器装置である光ディスクレコーダ1は、光ディスクレコーダ本体3と、操作手段であるリモコン4とを備える。光ディスクレコーダ本体3は、ユーザによるリモコン4の操作に基いて、メニューを表示する。メニューには、第1階層のメニューと、複数の第2階層のメニューと、複数の第3階層のメニューとがある。光ディスクレコーダ本体3は、リモコン4の短縮キーの操作に、複数の第2階層のメニュー及び複数の第3階層メニューのうち、ユーザの指定したメニューであるユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる。そして、光ディスクレコーダ本体3は、ユーザによりリモコン4の短縮キーが操作されると、短縮キーの操作に割当てられた操作に対応する動作を実行して、ユーザ指定メニューを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示する機能を備える電子機器装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子機器装置の一種である光ディスクレコーダは、テレビジョン番組の録画、録画したテレビジョン番組の再生、録画したテレビジョン番組の削除、設定変更などの各種動作を行うようになっている。そして、このような光ディスクレコーダは、ユーザがリモコンを操作することにより、リモコンから受信した信号に基いて、各種動作を行うようになっている。すなわち、ユーザは、リモコンを操作して、光ディスクレコーダに対して各種動作を指示し、光ディスクレコーダは、ユーザによるリモコンの操作(ユーザによる各種動作の指示)に基いて、その操作に対応する動作を行うようになっている。
【0003】
また、このような光ディスクレコーダにおいて、各種動作の一つとして、動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示するメニュー表示機能を備えたものがある。すなわち、このような光ディスクレコーダでは、ユーザは、リモコンを操作してメニューを表示させ、そのメニューの案内に従ってリモコンを操作することにより、ユーザの所望する動作を指示して、その動作を行わせるようになっている。
【0004】
具体的には、メニューには、第1階層のメニューと、複数の第2階層のメニューと、複数の第3階層のメニューとがある。第1階層のメニューは、最上位の階層のメニューであり、ユーザによりリモコンに対して所定の操作(例えばメニューキーを押圧する操作)がされたときに表示されるメニューである。第2階層のメニューは、第1階層のメニューの下位の階層のメニューであり、第1階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザによりリモコンに対して所定の操作(第1階層のメニュー内の選択項目を選択する操作)がされたときに表示されるメニューである。第3階層のメニューは、第2階層のメニューの下位の階層のメニューであり、第2階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザによりリモコンに対して所定の操作(第2階層のメニュー内の選択項目を選択する操作)がされたときに表示されるメニューである。すなわち、ユーザは、リモコンを操作して、これら第1階層のメニュー、第2階層のメニュー、第3階層のメニューを適宜表示させて、ユーザの所望する動作を行わせるようになっている。
【0005】
例えば、録画されている複数のテレビジョン番組を一括削除するときには、ユーザは、(1)リモコンのメニューキーを操作して、セットアップメニュー(第1階層のメニュー)を表示させ、(2)リモコンのカーソルキーを操作して、セットアップメニュー内のカーソルを移動させてセットアップメニュー内の削除メニュー選択項目を選択することにより、削除メニュー(セットアップメニューの下位の階層のメニューであって、第2階層のメニュー)を表示させ、(3)リモコンのカーソルキーを操作して、削除メニュー内のカーソルを移動させて削除メニュー内の一括削除メニュー選択項目を選択することにより、一括削除メニュー(削除メニューの下位の階層のメニューであって、第3階層のメニュー)を表示させ、(4)リモコンのカーソルキー及び選択キーを操作して、一括削除メニュー内の番組リストから削除する複数のテレビジョン番組を選択し、(5)リモコンの実行キーを操作する。これにより、ユーザにより選択された複数のテレビジョン番組が一括削除される。
【0006】
また、例えば、設定を変更するときには、ユーザは、(1)リモコンのメニューキーを操作して、セットアップメニューを表示させ、(2)リモコンのカーソルキーを操作して、セットアップメニュー内のカーソルを移動させてセットアップメニュー内の設定変更メニュー選択項目を選択することにより、設定変更メニュー(セットアップメニューの下位の階層のメニューであって、第2階層のメニュー)を表示させ、(3)・・・、(4)リモコンを操作して、設定変更の内容を選択し、(5)リモコンの実行キーを操作する。これにより、ユーザにより選択された内容の設定変更が行われる。
【0007】
一方、遠隔操作装置は、スクリプトファイルを実行させるための操作信号を、複数の操作ボタンのいずれかに割り当てて登録し、表示装置は、操作信号が割り当てられた操作ボタンが操作されたときに、操作信号に応じたスクリプトファイルをメモリから読み出して実行するようにした放送データ登録システムが知られている(例えば特許文献1参照)。また、選択操作されたメニュー情報の選択履歴情報を記憶し、選択履歴情報における最終選択項目と、その最終選択項目の各上位階層における選択項目とを対応付けて表示させると共に、表示された最終選択項目に対応する上位階層において他に選択可能な選択可能項目を表示させるようにした電子機器が知られている(例えば特許文献2参照)。また、受付けた操作項目の設定処理を実行した回数を操作項目ごとに数え、回数を表す情報をEEPROMに記憶させ、操作項目の一覧を表示する際に設定処理を実行した回数の順に並べ替えて表示するようにしたテレビジョンが知られている(例えば特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−158790号公報
【特許文献2】特開2008−287567号公報
【特許文献3】特開2007−60244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上述した従来の光ディスクレコーダにおいては、第1階層のメニュー(セットアップメニュー)を表示させてからでなければ、下位の階層のメニューである第2階層のメニューや第3階層のメニュー(例えば、削除メニュー(第2階層のメニュー)、一括削除メニュー(第3階層のメニュー)、設定変更メニュー(第2階層のメニュー)など)を表示させることができない。
【0010】
すなわち、第2階層のメニューを表示させる場合には、ユーザは、第1階層のメニューを表示させるための操作を行い、続いて、第2階層のメニューを表示させるための操作を行う、という一連の操作を行わなければならない。また、第3階層のメニューを表示させる場合には、ユーザは、第1階層のメニューを表示させるための操作を行い、続いて、第2階層のメニューを表示させるための操作を行い、さらに、第3階層のメニューを表示させるための操作を行う、という一連の操作を行わなければならない。
【0011】
従って、従来の光ディスクレコーダにおいては、ユーザは、下位の階層のメニューを表示させるのに(すなわち、所望の動作を指示するのに)、多くの操作を行わなければならず、操作性が悪い。なお、上述した特許文献1乃至特許文献5に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、少ない操作回数で下位の階層のメニューを表示させることができ、操作性を向上させることができる電子機器装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、本装置の動作を指示するためにユーザにより操作される操作手段と、ユーザによる操作手段の操作に基いて、本装置の動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示するメニュー表示手段とを備え、メニュー表示手段により表示されるメニューには、ユーザにより操作手段のメニューキーが操作されたときに表示される第1階層のメニューと、第1階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザにより操作手段に対して所定の操作がされたときに表示される複数の第2階層のメニューと、第2階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザにより操作手段に対して所定の操作がされたときに表示される複数の第3階層のメニューとがある電子機器装置において、操作手段は、第2階層のメニュー又は第3階層のメニューを表示させるための操作を短縮して行うためにユーザに操作される短縮キーを有し、ユーザによる操作手段の操作に基いて、短縮キーの操作に、複数の第2階層のメニュー及び複数の第3階層メニューのうち、ユーザの指定したメニューであるユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる操作割当手段を備え、メニュー表示手段は、ユーザにより短縮キーが操作されると、操作割当手段により短縮キーの操作に割当てられた操作に対応する動作を実行して、ユーザ指定メニューを表示するものである。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子機器装置において、メニュー表示手段は、ユーザによる操作手段の操作に基いて、操作割当手段による操作の割当てを指示するための操作をユーザに案内する操作割当メニューを表示し、操作割当手段は、操作割当メニューが表示されているときに、ユーザにより操作手段が操作割当メニューに従って操作されると、その操作に基いて、短縮キーの操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てるものである。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1に記載の電子機器装置において、メニュー表示手段により表示されるメニューには、ユーザが次の階層のメニューを表示させるために選択する複数の次メニュー選択項目を有する次メニュー選択メニューがあり、次メニュー選択メニューの各次メニュー選択項目の選択回数を計数して、それら各次メニュー選択項目のユーザによる過去の選択回数を記憶する選択回数記憶手段をさらに備え、メニュー表示手段は、次メニュー選択メニューを表示するとき、その次メニュー選択メニューを、その次メニュー選択メニューの複数の次メニュー選択項目を選択回数記憶手段に記憶している過去の選択回数の多い順に並べた態様で表示するものである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1の発明によれば、短縮キーの操作に、ユーザ指定メニュー(複数の第2階層のメニュー及び複数の第3階層メニューのうち、ユーザの指定したメニュー)を表示させるための操作を割当てておくことにより、ユーザは、リモコンの短縮キーを操作するだけで、そのユーザ指定メニューを表示させることができる。すなわち、ユーザは、短縮キーを操作することにより、そのユーザ指定メニューを従来の手順で表示させるときの一連の操作を短縮して行えることになる。従って、少ない操作回数で下位の階層のメニューを表示させることができ、操作性を向上させることができる。
【0017】
請求項2の発明によれば、ユーザは、操作割当メニューの案内に従ってリモコンを操作するだけで、短縮キーの操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てることができる。従って、簡単な操作によって、短縮キーの操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てることができ、使い勝手が良い。
【0018】
請求項3の発明によれば、表示されるメニューが複数の次メニュー選択項目(ユーザが次の階層のメニューを表示させるために選択する選択項目)を有する場合には、それら複数の次メニュー選択項目が、ユーザによる過去の選択回数の多い順に並べた態様で表示される。これにより、ユーザは、メニュー内の複数の次メニュー選択項目の中から、過去の選択回数の多い次メニュー選択項目を選択する場合(すなわち、使用頻度の高いメニューを表示させる場合)、メニュー内のカーソルを移動させる操作が少なくて済む。従って、少ない操作回数で使用頻度の高いメニューを表示させることができ、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ディスクレコーダの概略構成を示す電気的ブロック構成図。
【図2】同光ディスクレコーダのリモコンの構成を示す平面図。
【図3】同光ディスクレコーダのセットアップメニューの表示例を示す図。
【図4】(a)は同光ディスクレコーダの録画メニューの表示例を示す図、(b)は同再生メニューの表示例を示す図、(c)は同削除メニューの表示例を示す図、(d)は同設定変更メニューの表示例を示す図。
【図5】同光ディスクレコーダの一括削除メニューの表示例を示す図。
【図6】同光ディスクレコーダの操作割当メニューの表示例を示す図。
【図7】(a)は同光ディスクレコーダのセットアップメニューの別の表示例を示す図、(b)は同削除メニューの別の表示例を示す図。
【図8】同光ディスクレコーダの動作を示すフローチャート。
【図9】同光ディスクレコーダの動作を示すフローチャート。
【図10】同光ディスクレコーダの動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明を具体化した実施形態による電子機器装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による電子機器装置である光ディスクレコーダの構成を示す。光ディスクレコーダ1は、テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン番組を光ディスク2に録画し、光ディスク2に録画したテレビジョン番組を再生する装置である。光ディスクレコーダ1は、本体装置である光ディスクレコーダ本体3と、光ディスクレコーダ本体3と別体に構成され、光ディスクレコーダ本体3の動作を指示するためにユーザに操作される操作手段であるリモコン4とを備える。
【0021】
この光ディスクレコーダ1は、動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示するメニュー表示機能を備えている。光ディスクレコーダ1は、光ディスクレコーダ本体3にモニタ5を接続して使用するようになっており、光ディスク2から再生したテレビジョン番組や、動作を指示するための操作をユーザに案内するメニュー等を、モニタ5に表示するようになっている。
【0022】
リモコン4は、キー操作部11と、投光部12と、メモリ13と、リモコン4の動作を制御するリモコン制御部14とを備えている。
【0023】
キー操作部11は、光ディスクレコーダ本体3の各種動作を指示するためにユーザに操作される各種操作キーを有しており、各種操作キーが操作されると、その操作された操作キーに対応する操作信号を出力する。投光部12は、リモコン制御部14による制御のもと、赤外線を投光する。メモリ13は、リモコン4の動作を制御するためのプログラムを記憶している。リモコン制御部14は、メモリ13に記憶しているプログラム、及びキー操作部11から出力される操作信号に基いて、リモコン4の動作を制御する。
【0024】
リモコン制御部14は、キー操作部11から出力される操作信号に基いて、キー操作部11の各種操作キーが操作されたことを検出する。そして、リモコン制御部14は、キー操作部11の各種操作キーが操作されたことを検出すると、投光部12により、操作された操作キーを示すようにパルス変調した赤外線を投光させる。これにより、操作された操作キーを示すキー信号が、投光部12から赤外線によって送信される。
【0025】
リモコン4は、このような構成により、ユーザによりキー操作部11の各種操作キーが操作されると、その操作された操作キーを示すキー信号を赤外線によって送信する。
【0026】
光ディスクレコーダ本体3は、テレビジョン受信部21と、フロントエンド部22と、信号処理部23と、OSD処理部24と、AV信号DA変換部25と、情報比較部26と、メモリ27と、プログラム記憶部28と、受光部29と、光ディスクレコーダ本体3の動作を制御するシステム制御部30等を備える。
【0027】
テレビジョン受信部21は、システム制御部30による制御のもと、テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン信号を受信し、そのテレビジョン信号から、テレビジョン番組の映像信号、音声信号、及び番組情報信号等の各種信号を生成する。フロントエンド部22は、DVD、BD(ブルーレイディスク)等の光ディスク2が装着/取外しされるようになっており、システム制御部30による制御のもと、テレビジョン受信部21により生成されたテレビジョン番組の映像信号、音声信号、及び番組情報信号等を含む各種信号を光ディスク2に記録し、また、光ディスク2に記録されているテレビジョン番組の映像信号、音声信号、及び番組情報信号等を含む各種信号を読取る。
【0028】
信号処理部23は、システム制御部30による制御のもと、テレビジョン受信部21により生成されたテレビジョン番組の映像信号、及びフロントエンド部22により光ディスク2から読取られたテレビジョン番組の映像信号に対して、各種映像処理(輝度補正、ホワイトバランス補正、スケーリング等の処理)を施し、その映像処理後の映像信号を出力する。
【0029】
OSD処理部24は、システム制御部30による制御のもと、各種映像をOSD表示するために、信号処理部23から出力された映像信号を加工処理し、その加工処理後の映像信号を出力する。また、OSD処理部24は、システム制御部30による制御のもと、信号処理部23により生成された映像信号を加工処理しないときには、信号処理部23から出力された映像信号をそのまま出力する。
【0030】
AV信号DA変換部25は、システム制御部30による制御のもと、OSD処理部24から出力された映像信号をDA変換すると共に、テレビジョン受信部21により生成されたテレビジョン番組の音声信号、及びフロントエンド部22により光ディスク2から読取られたテレビジョン番組の音声信号をDA変換する。AV信号DA変換部25によりDA変換された映像信号及び音声信号は、モニタ5に供給され、その映像信号による映像がモニタ5に表示されると共に、その音声信号による音声がモニタ5から出力される。
【0031】
情報比較部26は、システム制御部30による制御のもと、各種情報を比較する。メモリ27は、システム制御部30による制御のもと、各種情報を記憶する。プログラム記憶部28は、光ディスクレコーダ本体3の動作を制御するためのプログラムを記憶している。受光部29は、リモコン4から投光される赤外線を受光し、リモコン4から赤外線によって送信されるキー信号(ユーザにより操作されたリモコン4のキー操作部11の操作キーを示すキー信号)を受信する。システム制御部30は、プログラム記憶部28に記憶しているプログラムに基いて、また、受光部29により受信したキー信号に基いて(すなわち、ユーザによるリモコン4の操作に基いて)、光ディスクレコーダ本体3の動作を制御する。
【0032】
システム制御部30は、光ディスク2にテレビジョン番組を録画する。すなわち、システム制御部30は、テレビジョン放送局から放送されるテレビジョン信号をテレビジョン受信部21により受信させ、テレビジョン受信部21により生成されたテレビジョン番組の映像信号及び音声信号をフロントエンド部22により光ディスク2に記録させる。これにより、テレビジョン放送局から放送されているテレビジョン番組が光ディスク2に録画される。このとき、システム制御部30は、光ディスク2に録画したテレビジョン番組を管理するために、光ディスク2に録画したテレビジョン番組のタイトルと録画日を、録画したテレビジョン番組と対応付けて、フロントエンド部22により光ディスク2に記録させる。システム制御部30は、このようにして、光ディスク2にテレビジョン番組を録画する。
【0033】
また、システム制御部30は、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組を再生する。すなわち、システム制御部30は、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の映像信号及び音声信号をフロントエンド部22により読取らせ、その読取ったテレビジョン番組の映像信号を信号処理部23に供給すると共に、その読取った音声信号をAV信号DA変換部25に供給する。これにより、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の映像信号が信号処理部23、OSD処理部24、AV信号DA変換部25を経由してモニタ5に供給されると共に、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の音声信号がAV信号DA変換部25を経由してモニタ5に供給される。これにより、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の映像がモニタ5に表示されると共に、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の音声がモニタ5から出力され、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組が再生される。このとき、システム制御部30は、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組を管理するために、再生したテレビジョン番組の再生日を、再生したテレビジョン番組と対応付けて、フロントエンド部22により光ディスク2に記録させる。システム制御部30は、このようにして、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組を再生する。
【0034】
また、システム制御部30は、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組を削除する。すなわち、システム制御部30は、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組の映像信号及び音声信号をフロントエンド部22により削除させる。これにより、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組が削除される。システム制御部30は、このようにして、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組を削除する。
【0035】
また、システム制御部30は、光ディスク2にテレビジョン番組を録画するときの画質や、モニタ5に表示される画像の輝度、ホワイトバランスなどの各種設定を行い、また、それら各種設定の変更を行う。
【0036】
また、システム制御部30は、光ディスクレコーダ1の動作(テレビジョン番組の録画、録画したテレビジョン番組の再生、録画したテレビジョン番組の削除、設定変更などの各種動作)を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示する。システム制御部30は、メニューをOSD表示によって表示する。すなわち、システム制御部30は、メニューを表示するように、信号処理部23から出力された映像信号をOSD処理部24により加工処理させる。これにより、メニューを表示するように加工処理された映像信号がAV信号DA変換部25を経由してモニタ5に供給され、メニューがモニタ5にOSD表示される。システム制御部30は、このようにして、メニューを表示する。プログラム記憶部28、及びシステム制御部30によって、メニュー表示手段が構成されている。
【0037】
システム制御部30は、ユーザによるリモコン4の操作に基いて、メニューを表示し、そして、メニューの表示中に行われる(メニューの案内に従って行われる)ユーザによるリモコン4の操作に応じて、テレビジョン番組の録画、録画されているテレビジョン番組の再生、録画されているテレビジョン番組の削除、設定変更などの各種動作を実行する。すなわち、ユーザは、リモコン4を操作してメニューを表示させ、メニューの表示中に(メニューの案内に従って)リモコン4を操作することにより、ユーザの所望する動作を指示して、その動作を行わせる。
【0038】
システム制御部30により表示されるメニューには、第1階層のメニューと、第2階層のメニューと、の第3階層のメニューとがある。第1階層のメニューは、最上位の階層のメニューであり、ユーザによりリモコン4に対してメニューを表示させるための操作(後述するメニューキーを押圧する操作)がされたときに最初に表示されるメニューである。第2階層のメニューは、第1階層のメニューの下位の階層のメニューであり、第1階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザによりリモコン4に対して所定の操作がされたときに表示されるメニューである。第3階層のメニューは、第2階層のメニューの下位の階層のメニューであり、第2階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザによりリモコン4に対して所定の操作がされたときに表示されるメニューである。従って、ユーザは、リモコン4を操作して、これら第1階層のメニュー、第2階層のメニュー、第3階層のメニューを適宜表示させて、ユーザの所望する動作を行わせる。
【0039】
図2は、リモコン4のキー操作部11の構成を示す。リモコン4のキー操作部11は、光ディスクレコーダ本体3の各種動作を指示するためにユーザに操作される操作キーとして、電源キー41、数字キー42、カーソルキー43a、43b、43c、43d、メニューキー44、短縮キー45、割当キー46、選択キー47、実行キー48、終了キー49を有している。これらの操作キーは、いずれも押圧操作されるものである。
【0040】
従って、リモコン4は、これらの操作キーがユーザにより押圧操作されると、その押圧操作された操作キーを示すキー信号を投光部12から赤外線によって送信する。光ディスクレコーダ本体3のシステム制御部30は、リモコン4から送信されるキー信号(受光部29により受信したキー信号)に基いて、ユーザにより操作された操作キー(ユーザによるリモコン4の操作内容)を判断して、メニューの表示、テレビジョン番組の録画、録画されているテレビジョン番組の再生、録画されているテレビジョン番組の削除、設定変更などの各種動作を実行する。
【0041】
図3、図4(a)(b)(c)(d)、図5は、メニューの表示例を示す。システム制御部30により表示されるメニューには、図3に示すセットアップメニュー100と、図4(a)に示す録画メニュー110と、図4(b)に示す再生メニュー120と、図4(c)に示す削除メニュー130と、図4(d)に示す設定変更メニュー140と、図5に示す一括削除メニュー150等がある。
【0042】
セットアップメニュー100は、第1階層のメニューである。録画メニュー110、再生メニュー120、削除メニュー130、及び録画メニュー140は、セットアップメニューの下位の階層のメニューであって、第2階層のメニューである。一括削除メニュー150は、削除メニュー130の下位の階層のメニューであって、第3階層のメニューである。なお、図示していないが、削除メニュー130の下位の階層には、一括削除メニュー150の他に、個別削除メニュー(第3階層のメニュー)がある。また、図示していないが、録画メニュー110、再生メニュー120、設定変更メニュー140の下位の階層にも、各々、複数種のメニュー(第3階層のメニュー)がある。
【0043】
セットアップメニュー100は、メニュー名101と、複数の選択項目102a、102b、102c、102dと、カーソル103とを含んでいる。メニュー名101は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「セットアップメニュー」の文字列から成っている。選択項目102a〜102dは、各々、ユーザが次の階層(セットアップメニュー100の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す文字列から成っている。すなわち、選択項目102aは、ユーザが次の階層のメニューとして録画メニュー110を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「録画」の文字列から成っている。また、選択項目102bは、ユーザが次の階層のメニューとして再生メニュー120を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「再生」の文字列から成っている。また、選択項目102cは、ユーザが次の階層のメニューとして削除メニュー130を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「削除」の文字列から成っている。また、選択項目102dは、ユーザが次の階層のメニューとして設定変更メニュー140を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「設定変更」の文字列から成っている。カーソル103は、ユーザが複数の選択項目102a〜102dの中のいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0044】
録画メニュー110は、メニュー名111と、複数の選択項目112a、112b、112cと、カーソル113とを含んでいる。メニュー名111は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「録画メニュー」の文字列から成っている。選択項目112a〜112cは、各々、ユーザが次の階層(録画メニュー110の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す文字列から成っている。カーソル113は、ユーザが複数の選択項目112a〜112cの中のいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0045】
再生メニュー120は、メニュー名121と、複数の選択項目122a、122bと、カーソル123とを含んでいる。メニュー名121は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「再生メニュー」の文字列から成っている。選択項目122a、122bは、各々、ユーザが次の階層(再生メニュー120の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す文字列から成っている。カーソル123は、ユーザが複数の選択項目122a、122bのいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0046】
削除メニュー130は、メニュー名131と、複数の選択項目132a、132bと、カーソル133とを含んでいる。メニュー名131は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「削除メニュー」の文字列から成っている。選択項目132a、132bは、各々、ユーザが次の階層(削除メニュー130の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す文字列から成っている。すなわち、選択項目132aは、ユーザが次の階層のメニューとして個別削除メニュー(不図示)を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「個別削除」の文字列から成っている。また、選択項目132bは、ユーザが次の階層のメニューとして一括削除メニュー150を表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す「一括削除」の文字列から成っている。カーソル133は、ユーザが複数の選択項目132a、132bのいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0047】
設定変更メニュー140は、メニュー名141と、複数の選択項目142a、142b、142cと、カーソル143とを含んでいる。メニュー名141は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「設定変更メニュー」の文字列から成っている。選択項目142a〜142cは、各々、ユーザが次の階層(設定変更メニュー140の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次に表示されるメニューの種類を示す文字列から成っている。カーソル143は、ユーザが複数の選択項目142a〜142cのいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0048】
一括削除メニュー150は、メニュー名151と、案内メッセージ152と、番組リスト153と、カーソル154とを含んでいる。メニュー名151は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「一括削除メニュー」の文字列から成っている。案内メッセージ152は、「削除する番組を選択してください。複数の番組を選択できます」の文字列から成っている。番組リスト153は、ユーザが削除するテレビジョン番組を選択するために利用されるものであり、光ディスク2に録画されているテレビジョン番組のタイトル(題名)、録画日、再生日、ジャンルが一覧形式で並べられたものになっている。カーソル154は、ユーザが番組リスト153内のタイトルを選択(削除するテレビジョン番組を選択)するために利用するものであり、ユーザによるリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。また、番組リスト153には、ユーザが選択したタイトルの横に、選択済みマーク159が表示されるようになっている。
【0049】
システム制御部30は、リモコン4のメニューキー44が操作されると、セットアップメニュー100(図3参照)を表示する。システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、セットアップメニュー100内のカーソル103を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル103を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル103を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0050】
そして、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル103が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル103が重なっている選択項目に対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。すなわち、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、選択項目102aが選択されると(カーソル103が選択項目102aに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、セットアップメニュー100の表示を終了して、録画メニュー110(図4(a)参照)を表示する。また、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、選択項目102bが選択されると(カーソル103が選択項目102bに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、セットアップメニュー100の表示を終了して、再生メニュー120(図4(b)参照)を表示する。また、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、選択項目102cが選択されると(カーソル103が選択項目102cに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、セットアップメニュー100の表示を終了して、削除メニュー130(図4(c)参照)を表示する。また、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示しているときに、選択項目102dが選択されると(カーソル103が選択項目102dに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、セットアップメニュー100の表示を終了して、設定変更メニュー140(図4(d)参照)を表示する。
【0051】
また、システム制御部30は、録画メニュー110(図4(a)参照)を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、録画メニュー110内のカーソル113を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル113を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル113を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0052】
そして、システム制御部30は、録画メニュー110を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル113が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル113が重なっている選択項目に対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。すなわち、システム制御部30は、録画メニュー110を表示しているときに、選択項目112aが選択されると(カーソル113が選択項目112aに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、録画メニュー110の表示を終了して、選択項目112aに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。また、システム制御部30は、録画メニュー110を表示しているときに、選択項目112bが選択されると(カーソル113が選択項目112bに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、録画メニュー110の表示を終了して、選択項目112bに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。また、システム制御部30は、録画メニュー110を表示しているときに、選択項目112cが選択されると(カーソル113が選択項目112cに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、録画メニュー110の表示を終了して、選択項目112cに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。
【0053】
また、システム制御部30は、再生メニュー120(図4(b)参照)を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、再生メニュー120内のカーソル123を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル123を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル123を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0054】
そして、システム制御部30は、再生メニュー120を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル123が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル123が重なっている選択項目に対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。すなわち、システム制御部30は、再生メニュー120を表示しているときに、選択項目122aが選択されると(カーソル123が選択項目122aに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、再生メニュー120の表示を終了して、選択項目122aに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。また、システム制御部30は、再生メニュー120を表示しているときに、選択項目122bが選択されると(カーソル123が選択項目122bに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、再生メニュー120の表示を終了して、選択項目122bに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。
【0055】
また、システム制御部30は、削除メニュー130(図4(c)参照)を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、削除メニュー130内のカーソル133を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル133を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル133を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0056】
そして、システム制御部30は、削除メニュー130を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル133が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル133が重なっている選択項目に対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。すなわち、システム制御部30は、削除メニュー130を表示しているときに、選択項目132aが選択されると(カーソル133が選択項目132aに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、削除メニュー1300の表示を終了して、選択項目132aに対応する次の階層(下位の階層)のメニューである個別削除メニュー(不図示)を表示する。また、システム制御部30は、削除メニュー130を表示しているときに、選択項目132bが選択されると(カーソル133が選択項目132bに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、削除メニュー130の表示を終了して、選択項目132bに対応する次の階層(下位の階層)のメニューである一括削除メニュー150を表示する。
【0057】
また、システム制御部30は、設定変更メニュー140(図4(d)参照)を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、設定変更メニュー140内のカーソル143を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル143を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル143を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0058】
そして、システム制御部30は、設定変更メニュー140を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル143が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル143が重なっている選択項目に対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。すなわち、システム制御部30は、設定変更メニュー140を表示しているときに、選択項目142aが選択されると(カーソル143が選択項目142aに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、設定変更メニュー140の表示を終了して、選択項目142aに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。また、システム制御部30は、設定変更メニュー140を表示しているときに、選択項目142bが選択されると(カーソル143が選択項目142bに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、設定変更メニュー140の表示を終了して、選択項目142bに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。また、システム制御部30は、設定変更メニュー140を表示しているときに、選択項目142cが選択されると(カーソル143が選択項目142cに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、設定変更メニュー140の表示を終了して、選択項目142cに対応する次の階層(下位の階層)のメニューを表示する。
【0059】
また、システム制御部30は、一括削除メニュー150(図5参照)を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、一括削除メニュー150内のカーソル154を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル154を番組リスト153のタイトル欄の1つ下のタイトルに重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル154を番組リスト153のタイトル欄の1つ上のタイトルに重なるように移動させる。
【0060】
続いて、システム制御部30は、一括削除メニュー150を表示しているときに、リモコン4の選択キー47が操作されると、そのときにカーソル154が重なっているタイトルのテレビジョン番組をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル154が重なっているタイトルの横に選択済みマーク159を表示する。そして、システム制御部30は、一括削除メニュー150を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにチェックマーク159が表示されているタイトルのテレビジョン番組(ユーザが選択したテレビジョン番組)を削除することをユーザが指示したと判断し、それらのテレビジョン番組を削除する。
【0061】
また、システム制御部30は、録画メニュー110の下位の階層のメニュー(不図示)を表示しているときに、ユーザによりリモコン4が操作されると、その操作に応じて、テレビジョン番組を録画する。また、システム制御部30は、再生メニュー120の下位の階層のメニュー(不図示)を表示しているときに、ユーザによりリモコン4が操作されると、その操作に応じて、録画されているテレビジョン番組を再生する。また、システム制御部30は、削除メニュー130の下位の階層のメニューである個別削除メニュー(不図示)を表示しているときに、ユーザによりリモコン4が操作されると、その操作に応じて、録画されているテレビジョン番組を削除する。また、システム制御部30は、設定変更メニュー140の下位の階層のメニュー(不図示)を表示しているときに、ユーザによりリモコン4が操作されると、その操作に応じて、設定を変更する。
【0062】
このような構成により、本発明の光ディスクレコーダ1では、ユーザは、リモコン4を操作して、これらのメニューを適宜表示させて、ユーザの所望する動作(テレビジョン番組の録画、録画されているテレビジョン番組の再生、録画されているテレビジョン番組の削除、設定変更などの各種動作)を行わせる。
【0063】
例えば、録画されている複数のテレビジョン番組を一括削除するときには、ユーザは、以下のような操作をする。(1)まず、リモコン4のメニューキー44を操作して、セットアップメニュー100(第1階層のメニュー)を表示させる。(2)続いて、リモコン4のカーソルキー43a、43bを操作して、セットアップメニュー100内のカーソル103をセットアップメニュー103内の選択項目102c(削除メニュー130を表示させるための選択項目)上に移動させて、リモコン4の実行キー48を操作することにより、削除メニュー130(セットアップメニューの下位の階層のメニューであって、第2階層のメニュー)を表示させる。(3)さらに、リモコン4のカーソルキー43a、43bを操作して、削除メニュー130内のカーソル133を削除メニュー130内の選択項目132b(一括削除メニュー150を表示させるための選択項目)上に移動させて、リモコン4の実行キー48を操作することにより、一括削除メニュー150(削除メニューの下位の階層のメニューであって、第3階層のメニュー)を表示させる。(4)そして、リモコン4のカーソルキー43a、43b及び選択キー47を操作して、一括削除メニュー150内の番組リスト153から削除する複数のテレビジョン番組を選択し、(5)リモコン4の実行キー48を操作する。これにより、ユーザにより選択された複数のテレビジョン番組が一括削除される。
【0064】
また、例えば、設定を変更するときには、ユーザは、以下のような操作をする。(1)まず、リモコン4のメニューキー44を操作して、セットアップメニュー100(第1階層のメニュー)を表示させる。(2)続いて、リモコン4のカーソルキー43a、43bを操作して、セットアップメニュー100内のカーソル103をセットアップメニュー103内の選択項目102d(設定変更メニュー140を表示させるための選択項目)上に移動させて、リモコン4の実行キー48を操作することにより、設定変更メニュー140(セットアップメニューの下位の階層のメニューであって、第2階層のメニュー)を表示させる。(3)さらに、リモコン4のカーソルキー43a、43bを操作して、設定変更メニュー140内のカーソル143を設定変更メニュー140内の選択項目142a〜142cのいずれかの上に移動させて、リモコン4の実行キー48を操作することにより、設定変更メニュー140の下位の階層のメニュー(不図示)(第3階層のメニュー)を表示させる。(4)そして、リモコン4を操作して、設定変更の内容を選択し、(5)リモコン4の実行キー48を操作する。これにより、ユーザにより選択された内容の設定変更が行われる。
【0065】
また、システム制御部30は、ユーザによるリモコン4の操作に基いて、短縮キー45の操作に、ユーザの指定したメニューであるユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる。ユーザ指定メニューは、複数の第2階層のメニュー(録画メニュー110、再生メニュー120、削除メニュー130、設定変更メニュー140)及び複数の第3階層メニュー(一括削除メニュー150、個別削除メニュー(不図示)、録画メニュー110の下位の階層のメニュー(不図示)、再生メニュー120の下位の階層のメニュー(不図示)、設定変更メニュー140の下位の階層のメニュー(不図示))のうち、ユーザが任意に指定したメニューである。
【0066】
システム制御部30は、ユーザによるリモコン4の操作に基いて、操作割当メニューを表示する。操作割当メニューは、短縮キー45への操作の割当て(ユーザ指定メニューを表示させるための操作の割当て)を指示するための操作をユーザに案内するメニューである。そして、システム制御部30は、操作割当メニューが表示されているときに、ユーザによりリモコン4が操作割当メニューの案内に従って操作されると、その操作に基いて、短縮キー45の操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる。
【0067】
図6は、操作割当メニューの表示例を示す。操作割当メニュー160は、メニュー名161と、案内メッセージ162と、複数の選択項目163a、163b、163c、163d、163e、163fと、カーソル164とを含んでいる。メニュー名161は、表示されているメニューの種類をユーザに伝えるためのものであり、表示されているメニューの種類を示す「操作割当メニュー」の文字列から成っている。案内メッセージ162は、「短縮キーの操作に割当てる操作を選択してください」の文字列から成っている。選択項目163a〜163fは、各々、ユーザが短縮キー45の操作に割当てる操作を選択する(すなわち、ユーザがユーザ指定メニューを指定する)ために選択する選択項目であり、割当てる操作を示す文字列から成っている。カーソル164は、ユーザが複数の選択項目163a〜163fの中のいずれかを選択するために利用するものであり、ユーザによりリモコン4の操作によって、その表示位置が移動するようになっている。
【0068】
システム制御部30は、リモコン4の割当キー46が操作されると、操作割当メニュー160を表示する。システム制御部30は、操作割当メニュー160を表示しているときに、リモコン4のカーソルキー43a、43bが操作されると、その操作に応じて、操作割当メニュー160内のカーソル164を移動させる。すなわち、システム制御部30は、カーソルキー43bが1回操作される毎に、カーソル164を1つ下の選択項目に重なるように移動させ、また、カーソルキー43aが1回操作される毎に、カーソル164を1つ上の選択項目に重なるように移動させる。
【0069】
そして、システム制御部30は、操作割当メニュー160を表示しているときに、リモコン4の実行キー48が操作されると、そのときにカーソル164が重なっている選択項目をユーザが選択したと判断し、そのときにカーソル164が重なっている選択項目に対応する操作を、短縮キー45の操作に割当てる。すなわち、そのときにカーソル164が重なっている選択項目に対応する操作によって表示されるメニューが、ユーザ指定メニューとして指定されたと判断し、その指定されたユーザ指定メニューを表示する操作(そのときにカーソル164が重なっている選択項目に対応する操作)を、短縮キー45の操作に割当てる。このとき、システム制御部30は、短縮キー45の操作に割当てた操作を示す操作割当情報をメモリ27に記憶する。
【0070】
例えば、操作割当メニュー160を表示しているときに、選択項目163cが選択されると(カーソル164が選択項目163cに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、一括削除メニュー150がユーザ指定メニューとして指定されたと判断し、短縮キー45の操作に、一括削除メニュー150を表示させるための操作を割当てて、その操作割当情報(短縮キー45の操作に割当てた操作が一括削除メニュー150を表示させるための操作であることを示す情報)をメモリ27に記憶する。
【0071】
また、例えば、操作割当メニュー160を表示しているときに、選択項目163eが選択されると(カーソル164が選択項目163eに重なっている状態で、実行キー48が操作されると)、システム制御部30は、設定変更メニュー140がユーザ指定メニューとして指定されたと判断し、短縮キー45の操作に、設定変更メニュー140を表示させるための操作を割当てて、その操作割当情報(短縮キー45の操作に割当てた操作が設定変更メニュー140を表示させるための操作であることを示す情報)をメモリ27に記憶する。
【0072】
システム制御部30は、このようにして、ユーザによるリモコン4の操作に基いて、短縮キー45の操作に、ユーザの指定したメニューであるユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる。メモリ27、プログラム記憶部28、及びシステム制御部30によって、操作割当手段が構成されている。
【0073】
システム制御部30は、ユーザによりリモコン4の短縮キー45が操作されると、メモリ27に記憶している操作割当情報に基いて、短縮キー45の操作に割当てられた操作に対応する動作を実行して、ユーザ指定メニューを表示する。
【0074】
例えば、短縮キー45の操作に割当てられている操作が、一括削除メニュー150を表示させるための操作である場合(すなわちユーザ指定メニューが一括削除メニュー150である場合)には、ユーザによりリモコン4の短縮キー45が操作されると、システム制御部30は、セットアップメニュー100及び削除メニュー130を表示することなく、一括削除メニュー150を表示する。従って、この場合、ユーザは、短縮キー45を操作するだけで、一括削除メニュー150を表示させることができる。
【0075】
また、例えば、短縮キー45の操作に割当てられている操作が、設定変更メニュー140を表示させるための操作である場合(すなわちユーザ指定メニューが設定変更メニュー140である場合)には、ユーザによりリモコン4の短縮キー45が操作されると、セットアップメニュー100を表示することなく、設定変更メニュー140を表示する。従って、この場合、ユーザは、短縮キー45を操作するだけで、設定変更メニュー140を表示させることができる。
【0076】
また、システム制御部30により表示されるメニューには、ユーザが次の階層のメニューを表示させるために選択する複数の次メニュー選択項目を有する次メニュー選択メニューがある。セットアップメニュー100の選択項目102a〜102dは、各々、ユーザが次の階層(セットアップメニュー100の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次メニュー選択項目である。従って、セットアップメニュー100は、次メニュー選択メニューである。また、録画メニュー110の選択項目112a〜112cも、各々、ユーザが次の階層(録画メニュー110の下位の階層)のメニューを表示させるために選択する選択項目であり、次メニュー選択項目である。従って、録画メニュー110も、次メニュー選択メニューである。同様に、再生メニュー120、削除メニュー130、設定変更メニュー140も、次メニュー選択メニューである。
【0077】
また、システム制御部30は、次メニュー選択メニュー内の各選択項目(次メニュー選択項目)のユーザによる選択回数を計数して、それら各選択項目のユーザによる過去の選択回数をメモリ27に記憶する。すなわち、システム制御部30は、セットアップメニュー100の選択項目102a〜102d、録画メニュー110の選択項目112a〜112c、再生メニュー120の選択項目122a、122b、削除メニュー130の選択項目132a、132b、設定変更メニュー140の選択項目142a〜142cのそれぞれについて、ユーザによる選択回数を計数して、ユーザによる過去の選択回数をメモリ27に記憶する。メモリ27、プログラム記憶部28及びシステム制御部30によって、選択回数記憶手段が構成されている。
【0078】
そして、システム制御部30は、次メニュー選択メニューを表示するとき、その次メニュー選択メニューを、その次メニュー選択メニューの複数の次メニュー選択項目をメモリ27に記憶している過去の選択回数の多い順に並べた態様で表示する。また、このとき、システム制御部30は、メニュー内のカーソルを過去の選択回数の最も多い選択項目上に重ねて表示する。
【0079】
すなわち、システム制御部30は、セットアップメニュー100を表示するときには、メモリ27に記憶している選択項目102a〜102dの過去の選択回数に基いて、選択項目102a〜102dを過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソル103を選択項目102a〜102dのうち過去の選択回数の最も多い選択項目に重ねた態様で、セットアップメニュー100を表示する。このとき、例えば、選択項目102a〜102dの過去の選択回数の多い順が、選択項目102c、選択項目102d、選択項目102b、選択項目102aの順であれば、図7(a)に示すように、選択項目102a〜102dを選択項目102c、選択項目102d、選択項目102b、選択項目102aの順に並べると共に、カーソル103を選択項目102cに重ねた態様で、セットアップメニュー100を表示する。従って、この場合、ユーザは、削除メニュー130を表示させる(選択項目102cを選択する)のであれば、カーソルキー43a、43bを操作する必要がなく、実行キー48を操作するだけでよい。
【0080】
また、削除メニュー130を表示するときには、メモリ27に記憶している選択項目132a、132bの過去の選択回数に基いて、選択項目132a、132bを過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソル133を選択項目132a、132bのうち過去の選択回数の多い方の選択項目に重ねた態様で、削除メニュー130を表示する。このとき、例えば、選択項目132a、132bの過去の選択回数の多い順が、選択項目132b、選択項目132aの順であれば、図7(b)に示すように、選択項目132a、132bを選択項目132b、選択項目132aの順に並べると共に、カーソル133を選択項目132bに重ねた態様で、削除メニュー130を表示する。従って、この場合、ユーザは、一括削除メニュー150を表示させる(選択項目132bを選択する)のであれば、カーソルキー43a、43bを操作する必要がなく、実行キー48を操作するだけでよい。
また、録画メニュー110、再生メニュー120、設定変更メニュー140を表示するときも同様である。
【0081】
図8,図9、図10は、光ディスクレコーダ1の動作フローチャートを示す。システム制御部30は、リモコン4のメニューキー44が操作されると(#1でYES)、選択項目102a〜102dを過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソル103を選択項目102a〜102dのうち過去の選択回数の最も多い選択項目に重ねた態様でセットアップメニュー100を表示する(#2)。
【0082】
続いて、ユーザによるリモコン4の操作が行われ(#3でYES)、そのユーザによるリモコン4の操作がメニュー内の選択項目を選択する操作であれば(#4でYES)、システム制御部30は、選択された選択項目の選択回数を「1」加算する(#5)。例えば、#3でセットアップメニュー100の選択項目102cが選択された場合には、選択項目102cの選択回数を「1」加算する。
【0083】
そして、#4で選択項目が選択されたことにより表示する次の階層のメニューが、次メニュー選択メニューであれば(#6でYES)、システム制御部30は、次の階層のメニューを、選択項目を過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソルを過去の選択回数の最も多い選択項目に重ねた態様で表示する(#7)。例えば、#4で選択項目が選択されたことにより表示する次の階層のメニューが、削除メニュー130である場合には、削除メニュー130は次メニュー選択メニューであるため、#6でYESとなる。従って、この場合には、#7において、削除メニュー130を、選択項目132a、132bを過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソル133を選択項目132a、132bのうち過去の選択回数の多い方の選択項目に重ねた態様で表示する。
【0084】
#7でメニューを表示した後、システム制御部30は、上記#3以降の処理を繰り返す。#3以降の処理を繰り返しているときにおいて、#4で選択項目が選択されたことにより表示する次の階層のメニューが、次メニュー選択メニューでなければ(#6でNO)、システム制御部30は、次の階層のメニューを、規定の態様で表示する(#8)。例えば、#4で選択項目が選択されたことにより表示する次の階層のメニューが、一括削除メニュー150である場合には、一括削除メニュー150は次メニュー選択メニューでないため、#6でNOとなる。従って、この場合には、#8において、一括削除メニュー150を、規定の態様で表示する。
【0085】
そして、#8でメニューを表示した後、ユーザによるリモコン4の操作が行われると(#9でYES)、システム制御部30は、ユーザによるリモコン4の操作に対応する動作を実行する(#10)。例えば、#8で一括削除メニュー150を表示しているときに、#9でユーザによりテレビジョン番組を削除する操作が行われた場合(すなわち、一括削除メニュー150内の番組リスト153のタイトルが選択されている状態で、リモコン4の実行キー48が操作された場合)には、#10において、ユーザによるリモコン4の操作に対応する動作として、テレビジョン番組を削除する。また、例えば、#9でリモコン4の終了キー49が操作された場合には、#10において、ユーザによるリモコン4の操作に対応する動作として、メニューの表示を終了(又は、上位の階層のメニューを表示)する。
【0086】
なお、上記#4において、ユーザによるリモコン4の操作がメニュー内の選択項目を選択する操作でなければ(#4でNO)、システム制御部30は、ユーザによるリモコン4の操作に対応する動作を実行する(#10)。例えば、リモコン4の終了キー49が操作された場合には、その操作は選択項目を選択する操作でないため、#4でNOとなる。従って、この場合には、#10において、ユーザによるリモコン4の操作に対応する動作として、メニューの表示を終了(又は、上位の階層のメニューを表示)する。
【0087】
また、ユーザによりリモコン4の割当キー46が操作されると(#11でYES)、システム制御部30は、操作割当メニュー160を表示する(#12)。そして、ユーザにより短縮キー45の操作に割当てる操作が選択されると(すなわち、操作割当メニュー160内のカーソル164が選択項目163a〜163fの中のいずれかに重なっている状態で、リモコン4の実行キー48が操作されると)(#13でYES)、システム制御部30は、短縮キー45の操作に、選択された操作(すなわち、カーソル164が重なっている選択項目に対応する操作)を割当てる(#14)。例えば、短縮キー45の操作に割当てる操作として、一括削除メニュー150を表示させるための操作が選択された場合には、一括削除メニュー150がユーザ指定メニューとなり、短縮キー45の操作に、一括削除メニュー150(ユーザ指定メニュー)を表示させるための操作を割当てる。
【0088】
また、ユーザによりリモコン4の短縮キー45が操作されると(#15でYES)、システム制御部30は、短縮キー45の操作に割当てられている操作に対応する動作を実行することにより表示するユーザ指定メニューが、次メニュー選択メニューであるか否かを判断する(#16)。
【0089】
そして、ユーザ指定メニューが次メニュー選択メニューであれば(#16でYES)、システム制御部30は、ユーザ指定メニューを、選択項目を過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソルを過去の選択回数の最も多い選択項目に重ねた態様で表示する(#17)。例えば、ユーザ指定メニューが、設定変更メニュー140である場合(すなわち、短縮キー45の操作に割当てられている操作が、設定変更メニュー140を表示させるための操作である場合)には、設定変更メニュー140は次メニュー選択メニューであるため、#16でYESとなる。従って、この場合には、#17において、設定変更メニュー140を、選択項目142a、142bを過去の選択回数の多い順に並べると共に、カーソル143を選択項目142a、142bのうち過去の選択回数の多い方の選択項目に重ねた態様で表示する。#17でメニューを表示した後、システム制御部30は、上記#3以降の処理を繰り返す。
【0090】
一方、ユーザ指定メニューが次メニュー選択メニューでなければ(#16でNO)、システム制御部30は、ユーザ指定メニューを、規定の態様で表示する(#18)。例えば、ユーザ指定メニューが、一括削除メニュー150である場合(すなわち、短縮キー45の操作に割当てられている操作が、一括削除メニュー150を表示させるための操作である場合)には、一括削除メニュー150は次メニュー選択メニューでないため、#16でNOとなる。従って、この場合には、#18において、一括削除メニュー150を、規定の態様で表示する。#18でメニューを表示した後、システム制御部30は、上記#9以降の処理を行う。
【0091】
このような構成の光ディスクレコーダ1によれば、リモコン4の短縮キー45の操作に、ユーザ指定メニュー(複数の第2階層のメニュー及び複数の第3階層メニューのうち、ユーザの指定したメニュー)を表示させるための操作を割当てておくことにより、ユーザは、リモコン4の短縮キー45を操作するだけで、そのユーザ指定メニューを表示させることができる。すなわち、ユーザは、リモコン4の短縮キー45を操作することにより、そのユーザ指定メニューを従来の手順で表示させるときの一連の操作を短縮して行えることになる。従って、少ない操作回数で下位の階層のメニューを表示させることができ、操作性を向上させることができる。
【0092】
しかも、ユーザは、操作割当メニュー160の案内に従ってリモコン4を操作するだけで、短縮キー45の操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てることができる。従って、簡単な操作によって、短縮キー45の操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てることができ、使い勝手が良い。
【0093】
また、表示されるメニューが複数の次メニュー選択項目(ユーザが次の階層のメニューを表示させるために選択する選択項目)を有する場合には、それら複数の次メニュー選択項目が、ユーザによる過去の選択回数の多い順に並べられると共に、カーソルが、ユーザによる過去の選択回数の最も多い選択項目に重ねられた態様で表示される。これにより、ユーザは、メニュー内の複数の次メニュー選択項目の中から、過去の選択回数の多い次メニュー選択項目を選択する場合(すなわち、使用頻度の高いメニューを表示させる場合)、メニュー内のカーソルを移動させる操作が少なくて済む。従って、少ない操作回数で使用頻度の高いメニューを表示させることができ、操作性を向上させることができる。
【0094】
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、短縮キーを複数個設けて、各短縮キーの操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割り当てるようにしてもよい。また、短縮キーの操作に限られず、短縮キー以外のいずれかの操作キーの操作に、ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割り当てるようにしてもよい。また、操作割当メニューは、セットアップメニューの下位の階層のメニュー、又は、設定変更メニューの下位の階層のメニューとして表示されるようになっていてもよい。また、次メニュー選択メニューを、選択項目を過去の選択回数の多い順に並べた態様で表示することに代えて、過去に最も選択回数の多い選択項目に対応する動作を実行するか否かを質問する質問文を表示するようにしてもよい。また、本発明は、光ディスクレコーダに限られず、テレビジョン受像機やゲーム機等、動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示する機能を備える電子機器装置であれば、どのような電子機器装置にも適用可能である。
【符号の説明】
【0095】
1 光ディスクレコーダ(電子機器装置)
2 光ディスク
3 光ディスクレコーダ本体
4 リモコン(操作手段)
5 モニタ
11 キー操作部
12 投光部
13 メモリ
14 リモコン制御部
21 テレビジョン受信部
22 フロントエンド部
23 信号処理部
24 OSD処理部
25 AV信号DA変換部
26 情報比較部
27 メモリ(選択回数記憶手段)
28 プログラム記憶部(メニュー表示手段、操作割当手段、選択回数記憶手段)
29 受光部
30 システム制御部(メニュー表示手段、操作割当手段、選択回数記憶手段)
41 電源キー
42 数字キー
43a、43b、43c、43d カーソルキー
44 メニューキー
45 短縮キー
46 割当キー
47 選択キー
48 実行キー
49 終了キー
100 セットアップメニュー(第1階層のメニュー)
110 録画メニュー(第2階層のメニュー)
120 再生メニュー(第2階層のメニュー)
130 削除メニュー(第2階層のメニュー)
140 設定変更メニュー(第2階層のメニュー)
150 一括削除メニュー(第3階層のメニュー)
160 操作割当メニュー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本装置の動作を指示するためにユーザにより操作される操作手段と、ユーザによる前記操作手段の操作に基いて、本装置の動作を指示するための操作をユーザに案内するメニューを表示するメニュー表示手段とを備え、
前記メニュー表示手段により表示されるメニューには、ユーザにより前記操作手段のメニューキーが操作されたときに表示される第1階層のメニューと、前記第1階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザにより前記操作手段に対して所定の操作がされたときに表示される複数の第2階層のメニューと、前記第2階層のメニューが表示されているときにおいて、ユーザにより前記操作手段に対して所定の操作がされたときに表示される複数の第3階層のメニューとがある電子機器装置において、
前記操作手段は、前記第2階層のメニュー又は前記第3階層のメニューを表示させるための操作を短縮して行うためにユーザに操作される短縮キーを有し、
ユーザによる前記操作手段の操作に基いて、前記短縮キーの操作に、前記複数の第2階層のメニュー及び前記複数の第3階層メニューのうち、ユーザの指定したメニューであるユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる操作割当手段を備え、
前記メニュー表示手段は、ユーザにより前記短縮キーが操作されると、前記操作割当手段により前記短縮キーの操作に割当てられた操作に対応する動作を実行して、前記ユーザ指定メニューを表示する、
ことを特徴とする電子機器装置。
【請求項2】
前記メニュー表示手段は、ユーザによる前記操作手段の操作に基いて、前記操作割当手段による操作の割当てを指示するための操作をユーザに案内する操作割当メニューを表示し、
前記操作割当手段は、前記操作割当メニューが表示されているときに、ユーザにより前記操作手段が前記操作割当メニューに従って操作されると、その操作に基いて、前記短縮キーの操作に、前記ユーザ指定メニューを表示させるための操作を割当てる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器装置。
【請求項3】
前記メニュー表示手段により表示されるメニューには、ユーザが次の階層のメニューを表示させるために選択する複数の次メニュー選択項目を有する次メニュー選択メニューがあり、
前記次メニュー選択メニューの各次メニュー選択項目の選択回数を計数して、それら各次メニュー選択項目のユーザによる過去の選択回数を記憶する選択回数記憶手段をさらに備え、
前記メニュー表示手段は、前記次メニュー選択メニューを表示するとき、その次メニュー選択メニューを、その次メニュー選択メニューの複数の次メニュー選択項目を前記選択回数記憶手段に記憶している過去の選択回数の多い順に並べた態様で表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−123502(P2012−123502A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272186(P2010−272186)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】