説明

電子機器

【課題】付属部が、本体部の状態を把握できずに適正な操作ができないという問題を解決する。
【解決手段】電子機器の本体部と、その付属部とが、通信ラインを介して接続され、本体部の電源の電圧について、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲と動作可能になる電圧範囲とが定まっているように構成され、前記付属部の制御部が前記本体部の電源の電圧を監視する電源電圧監視ラインを備え、前記制御部は、前記電源電圧監視ラインを介して前記本体部の電源の電圧を監視し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲内になると、前記表示部に前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作可能になる電圧範囲内に復帰すると、前記表示部に前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器の本体部と、その付属部とが、電源ライン及び通信ラインを介して接続され、前記付属部には表示部と制御部を備えた構成の電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器の本体部と、その付属部とが、電源ライン及び通信ラインを介して接続され、前記付属部には表示部と制御部を備えた構成の電子機器としては、無線通信機本体とそのマイクロフォンとから構成されたものがある。
従来の無線通信機の付属部としてのマイクロフォン部は、マイクロフォン及びスピーカ機能と、各種操作情報を表示する表示部とを備えているものがある。
【0003】
そのような無線通信機においては、本体部は本体側に内蔵する電源部から供給される電源で動作し、マイクロフォン部は、前記本体側の電源から供給される電源で動作するものがある。そのような無線通信機においては、前記マイクロフォン部は、前記本体側の電源から供給される電源電圧を、当該マイクロフォン部が通常の動作をするに必要な電圧に変換するDC−DCコンバータを内部に備え、本体側から供給される電源電圧が低下して異常な状態になって本体部が通常の動作が不可能な状態、例えば送信動作を維持できない状態になっても、マイクロフォン部は前記DC−DCコンバータによって通常の動作が可能となっているものがある。そのため、本体部が電圧低下により通常の動作状態でないにも関わらず、マイクロフォン部の表示部は通常の状態、例えば送信状態を表示する状態が発生し、使用者は本体部が送信状態でないことを認識できず、マイクロフォン部の表示部に表示される内容を信用して、通常の送信時の操作を行ってしまうことになる。その場合には、本体部は送信状態でないにも関わらず、使用者は、マイクロフォン部の表示内容にしたがって通常の送信時の操作を行ってしまい、本体部が操作内容に応答しないという不都合が発生する。
【0004】
また、本体部の電圧が通常の電圧に復帰して本体部が通常の動作に復帰して、送信状態に移行できる状態になっても、使用者は、マイクロフォン部の表示部ではそのことを認識することができないので、使用者は適時にマイクロフォン部を操作して本体部を送信状態に移行させることは困難であるという問題があった。
いずれの問題も、本体部の電源電圧が異常に低下した状態や、異常に低下した状態から通常の電圧に復帰した状態では、マイクロフォン部に表示される内容が、本体部の動作状態と異なる状態を表示してしまうことが原因である。
【0005】
この改善策としては、マイクロフォン部と本体部との適切な同期が必要である。そこで、例えば特許文献1には、無線通信機本体を制御するリモートコントローラ付きマイクロフォン部が記載されている。しかし、マイクロフォン側から本体の電源電圧を監視し、本体部の電源電圧が異常に低下した状態や、異常に低下した状態から通常の電圧に復帰した状態で、マイクロフォン部の表示部を初期化して、その表示内容を、本体部の動作状態に適正に合致させる技術に関しては開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平01−159485
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、本体部が電圧低下により通常の動作が停止しているにも関わらず、付属部が、本体部の状態を把握できずに通常の動作を維持してしまうとともに、本体部の電圧が通常の電圧に復帰して通常の動作が可能な状態になっているにも関わらず、付属部が、本体部の状態を把握できずに適正な操作ができないという独自の背景による発明である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の請求項1では、
電子機器の本体部と、その付属部とが、通信ラインを介して接続され、前記本体部には電源を備え、前記付属部には表示部と制御部と前記本体部に対する操作信号を入力する操作部とを備え、
前記電源の電圧について、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲と動作可能になる電圧範囲とが定まっているように構成された電子機器において、
前記付属部の制御部が前記本体部の電源の電圧を監視する電源電圧監視ラインを備え、
前記制御部は、前記電源電圧監視ラインを介して前記本体部の電源の電圧を監視し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲内になると、前記表示部に前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作可能になる電圧範囲内に復帰すると、前記表示部に前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するように構成され、
ていることを特徴としている。
請求項2では、前記制御部は、
前記表示部の電源をoffして消灯することによって、前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、
前記表示部の電源をonして点灯することによって、前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するように構成されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1に係る電子機器によれば、制御部は、電源電圧監視ラインを介して本体部の電源の電圧を監視し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲になると、表示部に前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示するので、使用者は、本体部が電圧低下により通常の動作が停止していることを認識でき、誤操作を防ぐことができる。
また、前記電源の電圧が、前記本体部が動作可能になる電圧範囲に復帰すると、前記表示部に前記本体部が通常の動作が可能な状態に復帰したこと表示するので、使用者は、本体部の電圧が通常の電圧に復帰して通常の動作が可能な状態になっていることを認識でき、適正な操作が適時に可能になる。
請求項2では、前記制御部は、
前記表示部の電源をoffして消灯することによって、前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、
前記表示部の電源をonして点灯することによって、前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するので、
使用者は、本体部の電圧が通常の電圧に復帰して通常の動作が可能な状態になっていることを容易に認識でき、適正な操作が適時に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例1の電子機器のブロック図である。
【図2】前記電子機器の動作フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に本発明を実施するための形態として、本発明に係る電子機器の実施例1を示したブロック図とその動作フローチャートを参照しつつ、詳細に説明する。
【実施例1】
【0012】
実施例1の電子機器のブロック図を示した図1において、
1は電子機器であり、この電子機器1は本体部2とマイクロフォン部3とを備えている。
前記本体部2には、本体側マイコン21が内蔵されており、この本体側マイコン21は前記本体部2の各部の機能を制御するように構成されている。
前記マイクロフォン部3には、マイク側マイコン31が内蔵されており、このマイク側マイコン31は前記マイクロフォン部3の各部の機能を制御するように構成されている。
なお、実施例1の前記電子機器1は、本体側電源部22の電圧が、所定の電圧値より低くなって、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲になると、本体部2の通常の動作が不可能になり、本体側電源部22の電圧が、前記所定の電圧値以上に復帰して、前記本体部が動作可能になる電圧範囲内になると、本体部2の通常の動作が可能になるものとする。
【0013】
4は前記本体部2に接続される外部電源であり、この外部電源4からの供給電源は、本体側電源部22を介して、本体部2の各部に供給されるとともに、電源ライン7を介して前記マイクロフォン部3側にも電源が供給されるように構成されている。
前記外部電源4から前記電源ライン7およびマイク側電源部32を介して供給される供給電源は、前記マイク側マイコン31に供給されるとともに、マイクロフォン部3に内蔵された表示部34をはじめ、マイクロフォン部3の各部に供給されるように構成されている。
【0014】
前記マイクロフォン部3において、マイク側マイコン31は、表示部制御ライン35によって前記マイクロフォン部3に設けられた前記表示部34の表示内容を制御するとともに、前記マイク側電源部31から表示部34に供給されている電源をon/off制御するように構成されている。また、操作部36はテンキーなどの操作ボタンを備え、使用者の操作に応じて、前記マイク側マイコン31と前記通信ライン10を介して、前記本体部2を操作するための操作信号を出力するように構成されている。
また、前記マイク側マイコン31は、本体電源制御ライン9によって、前記本体側パワースイッチ部23をon/off制御することにより、本体側電源部22から前記本体側パワースイッチ部23を介して本体側マイコン21をはじめ、本体部2の各部の電子回路への電源供給をon/off制御するように構成されている。
前記マイク側マイコン31には、本体部2の通常の動作が可能な電圧範囲の下限に対応する所定の電圧値が、予め記憶されている。
【0015】
前記本体側マイコン21と前記マイク側マイコン31とは通信ライン10で相互に通信可能に接続されている。
なお、前記マイクロフォン部3は特許請求の範囲に記載された付属部に対応する構成であり、
前記マイク側マイコン31は特許請求の範囲に記載された制御部に対応する構成であり、
前記通信ライン10、及び前記本体電源制御ライン9は、特許請求の範囲に記載された通信ラインに対応する構成である。
【0016】
上記構成において、
マイクロフォン部3のマイク側マイコン31は、前記電源電圧監視ライン8を介して前記外部電源4からマイク側電源部32へ供給される電源電圧を常時監視している。前記マイク側電源32へ供給される前記電源電圧は本体側電源部22へ供給される電源電圧に等しいので、前記電源電圧が、所定の電圧未満に低下した場合、本体部2が動作不可能な電圧になったと判断し、前記本体電源制御ライン9を介して前記本体側パワースイッチ部23をoffにする制御信号を出力するとともに、前記表示部制御ライン35を介して、前記マイク側電源部32から前記表示部34に供給されている電源をoffにする制御信号を出力する。
前記所定の電圧は、本体部2の通常の動作が不可能になる電圧より少し高い電圧に設定されているので、外部電源4の電源電圧が低下するときに、本体部2の通常の動作が不可能になる前に、前記本体電源制御ライン9を介して出力された前記本体側パワースイッチ部23をoffにする制御信号を受けて、前記本体側パワースイッチ部23をoffにする動作が確実に行えるのである。
【0017】
そして、前記本体側パワースイッチ部23がoff制御されることによって、前記本体部2の各部は動作不能となり停止する。
また、前記マイクロフォン部3においては、前記表示部制御ライン35を介して、前記マイク側電源部32から前記表示部34に供給されている電源をoffにする制御信号を出力し、前記表示部34を消灯する。このような状態は、前記表示部34は送信状態を表示する状態ではなく、前記本体部2が通常の動作を行わない状態であることを示している。
このように、本体部2が動作停止状態である間は表示部34が消灯されるので、従来のように本体部2の動作が停止している間、マイクロフォン部3の操作ボタン等の操作を受け付けられないにもかかわらず、表示部34が点灯した状態のままであるために、使用者が、本体部2の動作が停止している状態に気づかずに、何らかの操作を行ってしまうという問題はない。
つまり、表示部34の状態が、本体部2の動作状態に対応した状態となって、本体部が動作停止状態になっていることを認識することができるので、従来のように、本体部2が動作停止状態になっていることに気づかないという問題はなくなる。
【0018】
前記外部電源4から供給される電源電圧が前記所定の電圧未満に低下して、前記マイク側マイコン31によって本体側パワースイッチ部23がoff制御されている状態であっても、マイクロフォン部3には前記外部電源4から電源電圧が直接供給されるため、前記マイク側電源部32が動作可能な電源電圧の範囲であれば、マイク側マイコン31は正常に動作し続ける。
【0019】
以上のように、前記マイク側マイコン31によって本体側パワースイッチ部23がoff制御されている状態においても、マイク側マイコン31は作動を継続し、前記電源電圧監視ライン8を介して前記外部電源4から供給される電源電圧を監視し続けているので、前記外部電源4から供給される電源電圧が前記所定の電圧以上に復帰すると、本体部2が動作可能な電圧に復帰したと判断し、前記本体電源制御ライン9を介して前記本体側パワースイッチ部23をonにする制御信号を出力するともに、前記表示部制御ライン35を介して、前記マイク側電源部32から前記表示部34に供給されている電源をonにする制御信号を出力する。
【0020】
そして、前記本体側パワースイッチ部23がon制御されることによって、前記本体部2の各部は動作可能となって動作状態を再開するとともに、本体側マイコン21は、再起動して、再起動を完了すると、前記通信ライン10を介して、前記マイク側マイコン31へ起動完了通知を送出する。
マイク側マイコン31は、前記起動完了通知を受信して、本体側マイコン21の再起動完了を確認する。
【0021】
また、マイクロフォン部3においては、前記表示部制御ライン35を介して、前記マイク側電源32から前記表示部34に供給される電源がon制御されることによって、前記表示部34が点灯可能になるとともに、前記起動完了通知によって本体側マイコン21の再起動完了を確認するので、前記表示部34における表示状態を再設定して前記マイク側マイコン31から出力される表示制御信号に基づいた表示を再開する。
このように、電源電圧が復帰した場合でも、前記表示部34における表示内容は、本体部2の動作状態に応じた内容になる、従来のように、本体部2の動作状態と、マイクロフォン部3の表示内容とが異なる状態を示してしまうという問題はない。
【0022】
次に、以上の動作を図2のフローチャートに沿って説明する。
まず、ステップS1においては、マイク側マイコン31は、電源電圧監視ライン8を介して外部電源4から供給される電源電圧を監視し、所定の電圧以上であって異常がなければステップS2へ進み、所定の電圧未満であって異常があればステップS3へ進む。
【0023】
ステップS3では、前記マイク側マイコン31は、
前記表示部制御ライン35を介して、マイク側電源32から表示部34に供給されている電源をoffすることにより表示部34を消灯して、ステップS4へ進む。
ステップS4では、前記マイク側マイコン31は、本体側パワースイッチ部23をoffにして、ステップS5へ進む。
ステップS5では、前記マイク側マイコン31は、電源電圧監視ライン8を介して前記外部電源4から供給される電源電圧を監視し、前記所定の電圧未満の異常状態が継続している限りステップS5をループし、前記所定の電圧以上になって異常状態から正常状態に復帰するとステップS6へ進む。
【0024】
ステップS6では、前記マイク側マイコン31は、前記本体電源制御ライン9を介して前記本体側パワースイッチ部23をonにし、前記本体部2の各部は動作可能となって動作状態を再開する。本体側マイコン21は、再起動を完了すると前記マイク側マイコン31へ起動完了通知を送出する。
ステップS7では、
マイク側マイコン31は、前記本体側マイコン21から送出された起動完了通知を受信して、本体側マイコン21の再起動完了を確認するとともに、
前記表示部制御ライン35を介して、前記マイク側電源32から前記表示部34に供給されている電源がon制御されることによって、前記表示部34における表示状態を再設定して前記マイク側マイコン31から出力される表示制御信号に基づいた表示を再開して、ステップS2へ進んで通常動作に復帰する。
ステップS2から再度スタートへ戻り、ステップS1以降の動作を繰り返す。
【0025】
以上のように、本発明に係る電子機器1によれば、本体側に供給される電源電圧が低下した場合に、前記表示部34における表示内容は、本体部2の動作状態に応じた内容であるので、従来のように、本体部2が電圧低下によって通常動作が不能な状態であるにも関わらず、マイクロフォン部3の表示内容が通常動作と同じ状態を示してしまうという問題はない。
また、本体側に供給される電源電圧が復帰した場合でも、前記表示部34における表示内容は、本体部2が通常動作が可能な状態に復帰してから、通常動作と同じ状態に復帰するので、従来のように、本体部2の動作状態と、マイクロフォン部3の表示内容とが異なる状態を示してしまうという問題はない。
したがって、本体部2へ供給される電源の電圧変動が激しく、電子機器1の本体が通常の動作が可能な電圧範囲内(実施例1においては所定の電圧以上)の状態と、電子機器1の本体が通常の動作が不可能な電圧範囲内(実施例1においては所定の電圧未満)の状態とを繰り返しても、電子機器1の本体が通常の動作が可能な電圧(実施例1においては所定の電圧以上)の状態の間は、正しく動作することが可能となる。
【符号の説明】
【0026】
1 電子機器
2 本体部
21 本体側マイコン
22 本体側電源、電源
23 本体側パワースイッチ部
3 マイクロフォン部、付属部
31 マイク側マイコン、制御部
32 マイク側電源部、電源
34 表示部
35 表示部制御ライン
36 操作部
4 外部電源
7 電源ライン
8 電源電圧監視ライン
9 本体電源制御ライン、通信ライン
10 通信ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器の本体部と、その付属部とが、通信ラインを介して接続され、前記本体部には電源を備え、前記付属部には表示部と制御部と前記本体部に対する操作信号を入力する操作部とを備え、
前記電源の電圧について、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲と動作可能になる電圧範囲とが定まっているように構成された電子機器において、
前記付属部の制御部が前記本体部の電源の電圧を監視する電源電圧監視ラインを備え、
前記制御部は、前記電源電圧監視ラインを介して前記本体部の電源の電圧を監視し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作不可能になる電圧範囲内になると、前記表示部に前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、前記電源の電圧が、前記本体部が動作可能になる電圧範囲内に復帰すると、前記表示部に前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するように構成され、
ていることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、
前記表示部の電源をoffして消灯することによって、前記本体部が通常の動作を行わない状態であること表示し、
前記表示部の電源をonして点灯することによって、前記本体部が通常の動作が可能な状態であることを表示するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−200171(P2010−200171A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−44788(P2009−44788)
【出願日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(000100746)アイコム株式会社 (273)
【Fターム(参考)】