説明

電子装置、振動周波数変更方法およびプログラム

【課題】リニアバイブレータの振動量の減少を防ぐ。
【解決手段】自装置の筐体を振動させるリニアバイブレータ2と、筐体の振動量を検出する振動検出部3と、複数の周波数でリニアバイブレータ2を振動させ、周波数毎に振動検出部3により検出された振動量を取得することにより、周波数に対する振動量の周波数特性を取得する振動周波数特性取得部11と、取得された周波数特性から、振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出部12と、リニアバイブレータ2を振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更部13と、を備える

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置、振動周波数変更方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末には、自装置の筐体を振動させる振動モジュールが設けられてきた。特許文献1には、メロディ発生信号に、電圧、周波数、印加時間の少なくとも1つが可変される振動発生信号をミキシングし、そのミキシングされた信号を出力する端子を有する信号発生源と、ミキシングされた信号を受けてメロディ又は振動を発生する手段とを備える携帯端末機の着信報知方法であって、メロディ又は振動を発生する手段に、メロディ発生信号の出力用端子に電気的に接続されてメロディ及び振動を発生する電磁誘導型アクチュエータを用いる着信報知方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−300231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子装置に設けられたリニアバイブレータは、供給された電圧の大きさによって自装置の筐体の振動量を変更することができる。しかしながら、リニアバイブレータの使用に伴う経年劣化によって、リニアバイブレータの共振周波数がずれることにより、振動量が減少してしまうという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、リニアバイブレータの振動量の減少を防ぐことを可能とする電子装置、振動周波数変更方法およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様である電子装置は、自装置の筐体を振動させるリニアバイブレータと、前記筐体の振動量を検出する振動検出部と、複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する振動周波数特性取得部と、前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出部と、前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様である振動周波数変更方法は、自装置の筐体を所定の周波数で振動させるリニアバイブレータと、前記筐体の振動量を検出する振動検出部とを備える電子装置が実行する振動周波数変更方法であって、複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する周波数特性取得手順と、前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出手順と、前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更手順と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様であるプログラムは、自装置の筐体を所定の周波数で振動させるリニアバイブレータと、前記筐体の振動量を検出する振動検出部とを備える電子装置のコンピュータに、複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する周波数特性取得ステップと、前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出ステップと、前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、リニアバイブレータの振動量の減少を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態における電子装置のブロック構成図である。
【図2】振動検出部により検出された振動量とリニアバイブレータを駆動する駆動信号の周波数との関係を示した一例である。
【図3】本発明の実施形態における電子装置の処理の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態における電子装置1のブロック構成図である。
電子装置1は、リニアバイブレータ2と、振動検出部3と、記憶部4と、制御部10と増幅部16とを備える。また、制御部10は、振動周波数特性取得部11と、周波数抽出部12と、周波数変更部13と、信号生成部14とを備える。
【0012】
まず、本発明の実施形態における電子装置1の概要について説明する。電子装置1の振動周波数特性取得部11は、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数毎に、振動検出部3により検出された振動量を取得することにより、周波数に対する振動量の周波数特性を取得する。そして、電子装置1の周波数抽出部12は、取得された周波数特性から、振動量が所定の閾値を越える周波数を抽出する。そして、電子装置1の周波数変更部13は、リニアバイブレータを振動させる周波数を抽出された周波数に変更する。そして、電子装置1は、信号生成部14により変更された周波数で振動する信号を生成し、増幅部16により、その振動する信号を所定の倍率で増幅した駆動信号を生成し、生成した駆動信号をリニアバイブレータ2に供給する。
【0013】
これにより、電子装置1は、自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超えるように振動させることができる。これにより、リニアバイブレータ2の使用による経年劣化で、リニアバイブレータ2の共振周波数がずれたとしても、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数をそのずれた共振周波数に変更することができるので、リニアバイブレータ2は、常に自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超えるように振動させることができる。
【0014】
続いて、電子装置1が備える各機能ブロックの処理について説明する。リニアバイブレータ2は、増幅部16から供給される駆動信号に基づいて、自装置の筐体を振動させる。リニアバイブレータ2は、例えば、リニアバイブレータが備える板ばねとの共振を利用することで、共振周波数の付近では、大きな振動量で自装置を振動させることができる。
【0015】
振動検出部3は、自装置の筐体の振動量を検出し、検出した筐体の振動量を示す情報を制御部10の振動周波数特性取得部11に出力する。
【0016】
続いて、制御部10の処理の概要について説明する。制御部10は、自装置を起動する毎に、所定の周波数間隔で周波数を変更し、各周波数において振動検出部3により検出された自装置の振動量を示す情報を取得することにより、周波数に対する振動量の周波数特性を取得し、その周波数特性から振動量が所定の閾値を超える周波数を決定する。これにより、電子装置1は自装置を起動する毎に、駆動信号の周波数が自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超える周波数に変更されるので、リニアバイブレータ2による振動量が減少することを防ぐことができる。
【0017】
なお、上記制御部10による処理は、起動毎ではなく、予め決められた所定期間(例えば、1週間)毎でもよい。これにより、電子装置1は予め決められた所定期間(例えば、1週間)毎で、自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超える周波数に変更されるので、リニアバイブレータ2による振動量が減少することを防ぐことができる。
【0018】
続いて、制御部10が備える各機能ブロックの処理について説明する。振動周波数特性取得部11は、複数の周波数でリニアバイブレータ2を振動させ、周波数毎に振動検出部3により検出された振動量を取得することにより、周波数に対する振動量の周波数特性を取得する。具体的には、振動周波数特性取得部11は、信号生成部14が生成する信号の周波数を下限の周波数(例えば、155Hz)から上限の周波数(例えば、165Hz)まで、所定の周波数間隔(例えば、0.5Hz)で変更する。振動周波数特性取得部11は、各周波数において信号生成部14に変更された周波数で振動する信号を発生させる。これにより、振動周波数特性取得部11は各周波数でリニアバイブレータ2を振動させることができる。これにより、振動周波数特性取得部11は、周波数に対する振動量の周波数特性を取得する。
【0019】
振動周波数特性取得部11は、上記周波数特性の取得後に、当該周波数特性の取得により得られたリニアバイブレータ2を振動させた各周波数を示す情報とその周波数において振動検出部3により検出された筐体の振動量を示す情報とを関連付けて記憶部4に記憶させる。これにより、記憶部4には、振動周波数特性取得部11により、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数を示す情報とその周波数において振動検出部3により検出された筐体の振動量を示す情報とが関連付けられて記憶される。
【0020】
なお、振動周波数特性取得部11は、信号生成部14を制御することにより、予め定められた複数の周波数(例えば、158Hz、159Hz、160Hz、161Hz、162Hzの5つの周波数)でリニアバイブレータ2を振動させ、リニアバイブレータ2を振動させた周波数毎にその周波数において振動検出部3により検出された筐体の振動量を取得することにより、リニアバイブレータ2を振動させた周波数に対する筐体の振動量の周波数特性を取得してもよい。
【0021】
周波数抽出部12は、振動周波数特性取得部11により取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する。具体的には、周波数抽出部12は、振動量が所定の閾値を越える周波数のうちから一の周波数を示す情報を記憶部4から抽出し、抽出した周波数を示す情報を周波数変更部13に出力する。
【0022】
なお、周波数抽出部12は、記憶部4から振動量が所定の閾値を越える周波数のうちから一の周波数を示す情報を抽出したが、これに限らず、記憶部4から振動量が最大となる周波数を示す情報を抽出してもよい。これにより、電子装置1は、リニアバイブレータ2に供給する駆動信号の周波数を、筐体の振動量が最大となる周波数に変更することができるので、最大の振動量で自装置を振動させることができる。
【0023】
周波数変更部13は、信号発生部14が生成する信号の周波数f0を、周波数抽出部12が抽出した周波数に変更する。周波数変更部13は、信号生成部14が生成する信号の周波数f0を示す情報を信号生成部14に出力する。その結果、周波数変更部13は、リニアバイブレータ2を振動させる周波数を周波数抽出部12により抽出された周波数に変更することができる。これにより、電子装置1は、リニアバイブレータ2に供給する駆動信号の周波数を、筐体の振動量が所定の閾値を超える周波数に変更することができるので、所定の閾値を超える振動量で自装置を振動させることができる。
【0024】
続いて、信号生成部14の処理について説明する。まず、振動周波数特性取得部11は、図2に示すようなリニアバイブレータ2を振動させた周波数に対する筐体の振動量の周波数特性を取得するために、信号生成部14は振動周波数特性取得部11により変更された周波数で振動する信号を生成し、生成した信号を増幅部16に出力する。
上記周波数特性が取得された後に、信号生成部14は、周波数変更部13により変更された周波数f0で振動する信号を生成し、生成した信号を増幅部16に出力する。
【0025】
増幅部16は、信号生成部14により生成された信号を所定の倍率で増幅し、増幅により得られた駆動信号をリニアバイブレータ2に供給する。これにより、増幅部16は、周波数変更部13により変更された周波数で振動する駆動信号をリニアバイブレータ2に供給することができる。
【0026】
続いて、図2を用いて、振動周波数特性取得部11が取得する駆動信号の周波数に対する筐体の振動量の周波数特性について説明する。図2は、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数と振動検出部3により検出された振動量との関係を示した一例である。曲線21は、リニアバイブレータ2の周波数を変更する毎に検出された各振動量がプロットされた場合に、その各点が滑らかに繋がれた曲線である。領域22において、振動量が最大となり、そのときの駆動信号の周波数は約160Hzである。曲線21から駆動信号の周波数が160Hzより小さくなるに連れて、振動量が徐々に低下し、駆動信号の周波数が160Hzより大きくなるに連れて振動量が急激に低下することが分かる。
【0027】
リニアバイブレータ2の経年劣化により、筐体の振動量が最大となる周波数(共振周波数)がシフトするので、そのシフトによって所定の周波数における筐体の振動量が変化する。リニアバイブレータ2による振動量を維持するために、制御部10は、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数毎に、振動検出部3により検出された筐体の振動量を取得することにより、図2に示すような駆動信号の周波数に対する筐体の振動量の周波数特性を取得し、所定の振動量を超える周波数のうち一の周波数を抽出する必要がある。
【0028】
図3は、本発明の実施形態における電子装置1の処理の流れを示したフローチャートである。まず、信号発生部14は、設定された周波数で振動する信号を生成する(ステップS101)。次に、増幅部16は、振動する信号を所定の倍率で増幅した駆動信号を生成する(ステップS102)。次に、リニアバイブレータ2は、その駆動信号で自装置の筐体を振動させる(ステップS103)。
【0029】
次に、振動検出部3は、筐体の振動量を検出する(ステップS104)。次に、振動周波数特性取得部11は、振動検出部3から所定の周波数範囲中の全周波数で筐体の振動量を取得したか否か判定する(ステップS105)。振動周波数特性取得部11が、振動検出部3から所定の周波数範囲中の全周波数で筐体の振動量を取得していない場合(ステップS105 NO)、振動周波数特性取得部11は、周波数を所定の周波数間隔だけ増加させ(ステップS106)、ステップS101の処理に戻る。
【0030】
一方、振動周波数特性取得部11が、振動検出部3から所定の周波数範囲中の全周波数で筐体の振動量を検出した場合(ステップS105 YES)、振動周波数特性取得部11は、周波数を示す情報と筐体の振動量を示す情報とを関連付けて記憶部4に記憶させる(ステップS107)。次に、周波数抽出部12は、所定の閾値を超える振動量で振動する周波数のうち一の周波数を示す情報を記憶部4から抽出する(ステップS108)。次に、周波数変更部13は、信号生成部が生成する信号の周波数を抽出された周波数に設定する(ステップS109)。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
【0031】
以上、電子装置1は、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数毎に、振動検出部3により検出された筐体の振動量を取得することにより、駆動信号の周波数に対する筐体の振動量の周波数特性を取得し、取得された周波数特性から、振動量が所定の閾値を越える周波数を抽出する。電子装置1は、リニアバイブレータ2を振動させる周波数を抽出された周波数に変更することにより、自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超えるように振動させることができる。
これにより、リニアバイブレータ2の使用による経年劣化で、リニアバイブレータ2の共振周波数がずれたとして、リニアバイブレータ2を駆動する駆動信号の周波数をそのずれた共振周波数に応じて所定の閾値を超える振動量が得られる周波数に変更することができるので、リニアバイブレータ2は、常に自装置の筐体の振動量が所定の閾値を超えるように振動させることができる。
【0032】
なお、本実施形態の電子装置1の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、電子装置1に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
【0033】
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0034】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0035】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0036】
1…電子装置 2…リニアバイブレータ 3…振動検出部 10…制御部 11…振動周波数特性取得部 12…周波数抽出部 13…周波数変更部 14…信号生成部 16…増幅部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自装置の筐体を振動させるリニアバイブレータと、
前記筐体の振動量を検出する振動検出部と、
複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する振動周波数特性取得部と、
前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出部と、
前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更部と、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記周波数変更部により変更された周波数で振動する信号を生成する信号生成部を備え、
前記リニアバイブレータは、前記生成された信号に基づいて、前記変更された周波数で前記筐体を振動させることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記信号生成部により生成された信号を所定の倍率で増幅し、増幅した信号を前記リニアバイブレータに供給する増幅部を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
自装置の筐体を所定の周波数で振動させるリニアバイブレータと、前記筐体の振動量を検出する振動検出部とを備える電子装置が実行する振動周波数変更方法であって、
複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する周波数特性取得手順と、
前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出手順と、
前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更手順と、
を有することを特徴とする振動周波数変更方法。
【請求項5】
自装置の筐体を所定の周波数で振動させるリニアバイブレータと、前記筐体の振動量を検出する振動検出部とを備える電子装置のコンピュータに、
複数の周波数で前記リニアバイブレータを振動させ、周波数毎に前記振動検出部により検出された振動量を取得することにより、前記周波数に対する前記振動量の周波数特性を取得する周波数特性取得ステップと、
前記取得された周波数特性から、前記振動量が所定の閾値を超える周波数を抽出する周波数抽出ステップと、
前記リニアバイブレータを振動させる周波数を前記抽出された周波数に変更する周波数変更ステップと、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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