説明

電子装置

【課題】第1のホルダと第2のホルダとの接合の際の、第1のホルダと第2のホルダとの間に生じる位置ズレを抑制することが可能な電子装置を提供すること。
【解決手段】第1の電子部品12の少なくとも側面側に設けられ、第1の電子部品を保持する第1のホルダ16と、第1の電子部品に上下方向で積層する第2の電子部品14を保持し、第1の電子部品の側面側で第1のホルダにネジ締めされている第2のホルダ18と、第1の電子部品の側面側に設けられ、第2のホルダを第1のホルダにネジ締めする際に、第1のホルダと第2のホルダとの位置決めがされるよう、第2のホルダの端部36をテーパ部34に沿って案内する案内部32と、第2のホルダの端部がテーパ部に沿って案内されるよう、第2のホルダの端部をテーパ部の上端と下端との間に位置させる、第1の電子部品と第2の電子部品との間に設けられたスペーサ部38とを具備する電子装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、特に、電子部品が積層された電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載される車両用ナビゲーション装置や車両用オーディオ装置は、運転席と助手席との間のダッシュボード部分に、定められた大きさ(例えば、2DINサイズ)で収められる事が多い。これら車両用ナビゲーション装置や車両用オーディオ装置は、2以上の電子部品が積層した構造をしていることがある(例えば、特許文献1及び2参照)。例えば、車両用ナビゲーション装置においては、1DINサイズのDVD(Digital Versatile Disc)装置と1DINサイズのCD(Compact Disc)チェンジャ装置とが積層した構造をしていることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−95032号公報
【特許文献2】特開2000−90653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、電子部品が積層された電子装置は、下側の電子部品(第1の電子部品)を保持するホルダ(第1のホルダ)と上側の電子部品(第2の電子部品)を保持するホルダ(第2のホルダ)とを接合することで得られる。しかしながら、例えば、第1のホルダと第2のホルダとの間に位置ズレが生じ、第1又は第2のホルダが変形した状態で接合される場合がある。この場合、ホルダの変形・位置決め不良により、電子装置は、耐振動性能が著しく低下することや、伝導ノイズ性能が大きく変化し、不安定になることがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、第1のホルダと第2のホルダとの接合の際の、第1のホルダと第2のホルダとの間に生じる位置ズレを抑制することが可能な電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本電子装置は、第1の電子部品の少なくとも側面側に設けられ、前記第1の電子部品を保持する第1のホルダと、前記第1の電子部品に上下方向で積層する第2の電子部品を保持し、前記第1の電子部品の側面側で前記第1のホルダにネジ締めされている第2のホルダと、前記第1の電子部品の側面側に設けられ、前記第2のホルダを前記第1のホルダにネジ締めする際に、前記第1のホルダと前記第2のホルダとの位置決めがされるよう、前記第2のホルダの端部をテーパ部に沿って案内する案内部と、前記第2のホルダの端部が前記テーパ部に沿って案内されるよう、前記第2のホルダの端部を前記テーパ部の上端と下端との間に位置させる、前記第1の電子部品と前記第2の電子部品との間に設けられたスペーサ部と、具備する構成とすることができる。本構成によれば、第1のホルダと第2のホルダとの接合の際の、第1のホルダと第2のホルダとの間に生じる位置ズレを抑制することができる。
【0007】
上記構成において、前記スペーサ部は、前記第1の電子部品及び前記第2の電子部品のいずれか一方にのみ接続されている構成とすることができる。この構成によれば、EMC(Electro-magnetic Compatibility)特性の変化を抑制することができる。
【0008】
上記構成において、前記案内部は、前記第1の電子部品の側面横方向に分離して2つ設けられていて、前記2つの案内部の間に前記第2のホルダが嵌合することにより、前記第1のホルダと前記第2のホルダとの位置決めがされている構成とすることができる。この構成によれば、第1のホルダと第2のホルダとを上下左右方向で位置決めできる。
【0009】
上記構成において、前記スペーサ部は、先端部が前記先端部の周りの前記スペーサ部より突起した形状をしている構成とすることができる。この構成によれば、第1のホルダと第2のホルダとの接合を容易に行うことができる。
【0010】
前記電子装置は車載用電子装置である構成とすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本構成によれば、第1のホルダと第2のホルダとの接合の際の、第1のホルダと第2のホルダとの間に生じる位置ズレを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は実施例に係る電子装置を前面側から見た模式的斜視図である。
【図2】図2(a)は実施例に係る電子装置の本体部を背面側から見た模式的斜視図であり、図2(b)は図2(a)の領域Bを拡大して第1のホルダと第2のホルダとを図示している。
【図3】図3は第1のホルダと第2のホルダの模式的斜視図である。
【図4】図4は図2(a)のA−A断面において第1のホルダと第2のホルダとの接合部を拡大した模式的断面図である。
【図5】図5(a)から図5(c)は第1の電子部品上に第2の電子部品を積層する工程を説明するための模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を用い実施例について説明する。
【実施例】
【0014】
図1は、本実施例に係る電子装置100(カーナビゲーション装置)を前面側から見た模式的斜視図である。図1を参照に、電子装置100は、2DINサイズの本体部10と、表示部20と、を有している。
【0015】
本体部10は、1DINサイズの第1の電子部品12(例えば、DVD装置)上に、1DINサイズの第2の電子部品14(例えば、CDチェンジャー装置)が積層されている。
【0016】
フレーム40(インターパネル)は、表示部20が本体部10の前面を覆った状態で収められるように、本体部10の前面を囲み設けられている。
【0017】
表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面22と、表示画面22等を操作する操作部24と、を有している。また、表示画面22はタッチパネルを備えていてもよい。ユーザは、表示部20がフレーム40内に収められた状態で表示画面22を視認することができる。
【0018】
図2(a)は、電子装置100の本体部10を背面側から見た模式的斜視図である。図2(b)は、図2(a)の領域Bを拡大して第1のホルダ16と第2のホルダ18とを図示している。図2(a)及び図2(b)を参照に、第1のホルダ16は、第1の電子部品12を保持している。つまり、第1の電子部品12は、第1のホルダ16で固定されている。第2のホルダ18は、第2の電子部品14を保持している。つまり、第2の電子部品14は、第2のホルダ18で固定されている。第1のホルダ16と第2のホルダ18とは、第1の電子部品12の背面側で、ネジ30によりネジ締めされて接合されている。また、第1の電子部品12の背面側には、案内部32が設けられている。案内部32は、第1の電子部品12の背面横方向に分離して2つ設けられている。2つ設けられた案内部32の間に、第2のホルダ18の凸状部分が嵌合されることにより、第1のホルダ16と第2のホルダ18とは、上下方向及び左右方向の位置決めがなされている。案内部32の詳細な形状等については後述する。
【0019】
図3は、第1のホルダ16と第2のホルダ18との模式的斜視図である。図3を参照に、第1のホルダ16は、第1の電子部品12を横の面から挟み込んで保持する構造をしている。第2のホルダ18は、第2の電子部品14の下面を支えることで、第2の電子部品14を保持する構造をしている。第2のホルダ18には、スペーサ部38が設けられている。スペーサ部38は、例えば円柱に球の一部を接合させたような形状をしているが、詳しい形状や機能については後述する。第1のホルダ16と第2のホルダ18とには、第1のホルダ16と第2のホルダ18とをネジ30でネジ締めするためのネジ穴44が設けられている。
【0020】
図4は、図2(a)のA−A断面における、第1のホルダ16と第2のホルダ18との接合部分を拡大した模式的断面図である。図4を参照に、第1のホルダ16は、第1の電子部品12の上面から背面にかけて延在して設けられている。第1の電子部品12の背面側に、第1のホルダ16に接続して案内部32が設けられている。第1の電子部品12の背面に平行な案内部32の面Xは、第1の電子部品12の背面に平行な第1のホルダ16の面Yより、第1の電子部品12の背面から離れて設けられている。つまり、案内部32は、第1のホルダ16より突出している。
【0021】
案内部32は、テーパ部34を有している。テーパ部34は、案内部32の上側に向かうに連れて、案内部32を上下方向で切断した断面の幅が狭まる形状をしている。
【0022】
第2のホルダ18は、第2の電子部品14の下面に接して設けられ、先端側が下側に折れ曲がった形状をしている。第2のホルダ18は、第1のホルダ16を覆うように配置されていて、第1の電子部品12の背面側でネジ30によりネジ締めされることで第1のホルダ16に接合している。第2のホルダ18の端部36は、案内部32の上面に接して設けられている。なお、第2のホルダ18の端部36が案内部32の上面に接しておらず、第2のホルダ18を第1のホルダ16にネジ締めすることにより、端部36と案内部32上面との間に隙間ができている場合もあり得る。第1の電子部品12と第2の電子部品14との間の第2のホルダ18にはスペーサ部38が設けられている。
【0023】
スペーサ部38は、第1のホルダ16及び第1の電子部品12とは接触していない。スペーサ部38の形状は、中央部がその周りに比べて突起した形状をしている。
【0024】
次に、図5(a)から図5(c)を用い、第1の電子部品12上に第2の電子部品14を積層する工程について説明する。図5(a)から図5(c)は、図2(a)のA−A断面における、第1のホルダ16と第2のホルダ18との接合部分を拡大した模式的断面図である。図5(a)を参照に、まず、前述した第1のホルダ16と案内部32とを備えた第1の電子部品12と、前述した第2のホルダ18とスペーサ部38とを備えた第2の電子部品14と、を準備する。
【0025】
図5(b)を参照に、第2のホルダ18が第1のホルダ16を覆うように、第1の電子部品12上に第2の電子部品14を配置する。この際、第2のホルダ18の端部36が、案内部32の上面に配置されないような位置ずれが生じる場合がある。この場合、第2のホルダ18の端部36は、案内部32上からずれて落ちてしまう。ここで、第1の電子部品12と第2の電子部品14との間の第2のホルダ18には、スペーサ部38が設けられている。このため、第2のホルダ18の端部36が案内部32上から落ちた場合に、スペーサ部38が第1のホルダ16に接することになり、第2のホルダ18の端部36の落ち込みが妨げられる。つまり、スペーサ部38は、第2のホルダ18の端部36の落ち込みを抑制する機能を有する。第2のホルダ18の端部36の落ち込みが止まった場合における第2のホルダ18の端部36が、案内部32が有するテーパ部34の上端と下端との間に位置するように、スペーサ部38の高さやテーパ部34の大きさ等が設定されている。なお、スペーサ部38の高さについては、図4で説明したように、第1の電子部品12上に第2の電子部品14を積層した後において、スペーサ部38が第1のホルダ16及び第1の電子部品12に接しないようにも設定されている。
【0026】
図5(c)を参照に、図5(b)の状態から、第1のホルダ16のネジ穴44と第2のホルダ18のネジ穴44とを介してネジ30をネジ締めすることで、第1のホルダ16と第2のホルダ18とを接合させる。この際、第2のホルダ18の端部36はテーパ部34の上端と下端との間に位置しているため、ネジ締めをしていくと、第2のホルダ18の端部36は、テーパ部34に当って接しながら、テーパ部34に沿って、案内部32の上面に配置される。第2のホルダ18の端部36が、案内部32の上面に配置されることで、第1のホルダ16に接していたスペーサ部38も上昇し、スペーサ部38と第1のホルダ16との間に隙間ができる。以上により、図4で説明した、第1の電子部品12上に第2の電子部品14が積層された電子装置100の本体部10が完成する。
【0027】
このように、本実施例によれば、第1の電子部品12上に第2の電子部品14を積層させる際に位置ずれが生じ、第2のホルダ18の端部36が案内部32上から落ちた場合でも、第1のホルダ16と第2のホルダ18とをネジ締めすることで、端部36をテーパ部34に沿って自動的に案内部32上に配置させることができる。これにより、第1のホルダ16と第2のホルダ18との間に生じる位置ずれを抑制することができる。よって、第1のホルダ16又は第2のホルダ18が変形したままネジ30によりネジ締めされることや、ネジ締め後における第1のホルダ16と第2のホルダ18との位置関係が不良となること等が抑制され、電子装置100の耐振動性能の低下を抑制することができる。
【0028】
また、本実施例によれば、第1の電子部品12と第2の電子部品14とが積層された電子装置100を複数組み立てた場合でも、複数の電子装置100の間で、第1のホルダ16と第2のホルダ18とを同様な位置関係になるように組み立てることができる。このため、複数の電子装置100間における伝導ノイズ性能のバラツキを抑制することができる。
【0029】
また、本実施例によれば、第1の電子部品12と第2の電子部品14との間の第2のホルダ18にスペーサ部38が設けられている。このため、図5(b)のように、第2のホルダ18の端部36が、案内部32上から落ちた場合でも、スペーサ部38が落ち込み抑制として機能し、第2のホルダ18の端部36の落ち込み量を小さくすることができる。前述したように、第2のホルダ18の端部36が案内部32上から落ちた場合に、端部36はテーパ部34の上端と下端との間に位置するようにさせるが、端部36の落ち込み量が小さくなることで、テーパ部34の大きさを小さくすることが可能となる。よって、案内部32の小型化を図ることができる。
【0030】
また、本実施例によれば、図4のように、第1のホルダ16と第2のホルダ18とを接合させた後において、第2のホルダ18に設けられたスペーサ部38は、第1のホルダ16と接触しない構造としている。これにより、電子装置100のEMC特性の変化を抑制することができる。
【0031】
本実施例では、スペーサ部38は、第1の電子部品12と第2の電子部品14との間の第2のホルダ18に設けられている場合を例に示したが、この場合に限られない。スペーサ部38は、第1の電子部品12と第2の電子部品14との間に設けられていれば、第1のホルダ16に設けられている場合でも、第1の電子部品12に直接設けられている場合でも、第2の電子部品14に直接設けられている場合でもよい。このような場合でも、第2のホルダ18の端部36の落ち込み量を抑制でき、テーパ部34の大きさを小さくできる。また、第1のホルダ16と第2のホルダ18とを接合させた後において、スペーサ部38を、第1の電子部品12及び第2の電子部品14のいずれか一方にのみ接続させ、他方には接続させないようにすることで、電子装置100のEMC特性の変化を抑制することができる。
【0032】
また、本実施例によれば、スペーサ部38の形状は、中央部がその周りに比べて突起した形状をしている。これにより、図5(b)のように、ネジ30をネジ締めして第1の電子部品12と第2の電子部品14とを接合させる際に、スペーサ部38と第1のホルダ16との接触面積が小さく、摩擦抵抗を抑えることができる。つまり、ネジ締めによる第1の電子部品12と第2の電子部品14との接合を容易に行うことができる。係る観点から、スペーサ部38の形状は、本実施例の形状に限られず、先端部がその先端部の周りより突起した形状である場合が好ましい。このような形状の場合でも、摩擦抵抗を抑制でき、ネジ締めによる第1の電子部品12と第2の電子部品14との接合を容易に行うことができる。
【0033】
また、本実施例によれば、第1のホルダ16は、第1の電子部品12の上面から背面にかけて設けられている場合を例に示したが、これに限られない。第1のホルダ16は、第1の電子部品12の上面から前面又は上面から横の面にかけて設けられている場合でもよい。第1の電子部品12の前面、背面、及び横の面を総称して側面とすると、第1のホルダ16は、第1の電子部品12の少なくとも側面に設けられていることになる。
【0034】
また、本実施例によれば、第1の電子部品12上に第2の電子部品14を積層する場合を例に示したが、第2の電子部品14上に第1の電子部品12を積層する場合でもよい。この場合、第1の電子部品12を保持する第1のホルダ16は、例えば第1の電子部品12の下面から背面にかけて設けられ、第2の電子部品14を保持する第2のホルダ18は、第2の電子部品14の上面に接して設けられ、その先端部が上側に折れ曲がった形状をする。そして、案内部32は、第1の電子部品12の背面に設けられ、テーパ部34は、案内部32の下側に向かうに連れて、案内部32を上下方向で切断した断面の幅が狭まる形状となる。
【0035】
本実施例では、電子装置の一例として車載用ディスク再生装置について説明したが、他の車載用電子装置や家庭用電子装置等である場合でもよい。また、第1の電子部品と第2の電子部品とは、同じ大きさである場合に限らず、異なる大きさの場合でもよい。
【0036】
なお、車載用電子装置は、背景技術で述べたように、運転席と助手席との間のダッシュボード内の定められた大きさ(例えば、2DINサイズ)に収めることが求められている。このため、小さいスペース内で、第1のホルダ16と第2のホルダ18との間に生じる位置ズレを抑制できる技術が求められている。本実施例では、第1の電子部品12の側面側に設けられたテーパ部34を有する案内部32と、第1の電子部品12と第2の電子部品14との間に設けられたスペーサ部38と、を併用することで、第1のホルダ16と第2のホルダ18とが大型化するのを抑制しつつ、第1のホルダ16と第2のホルダ18との間に生じる位置ズレの抑制を容易に行うことができる。このため、本実施例は、車載用電子装置に特に適している。
【0037】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0038】
10 本体部
12 第1の電子部品
14 第2の電子部品
16 第1のホルダ
18 第2のホルダ
20 表示部
22 表示画面
24 操作部
30 ネジ
32 案内部
34 テーパ部
36 端部
38 スペーサ部
40 フレーム
44 ネジ穴
100 電子装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電子部品の少なくとも側面側に設けられ、前記第1の電子部品を保持する第1のホルダと、
前記第1の電子部品に上下方向で積層する第2の電子部品を保持し、前記第1の電子部品の側面側で前記第1のホルダにネジ締めされている第2のホルダと、
前記第1の電子部品の側面側に設けられ、前記第2のホルダを前記第1のホルダにネジ締めする際に、前記第1のホルダと前記第2のホルダとの位置決めがされるよう、前記第2のホルダの端部をテーパ部に沿って案内する案内部と、
前記第2のホルダの端部が前記テーパ部に沿って案内されるよう、前記第2のホルダの端部を前記テーパ部の上端と下端との間に位置させる、前記第1の電子部品と前記第2の電子部品との間に設けられたスペーサ部と、を具備することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記スペーサ部は、前記第1の電子部品及び前記第2の電子部品のいずれか一方にのみ接続されていることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記案内部は、前記第1の電子部品の側面横方向に分離して2つ設けられていて、前記2つの案内部の間に前記第2のホルダが嵌合することにより、前記第1のホルダと前記第2のホルダとの位置決めがされていることを特徴とする請求項1または2記載の電子装置。
【請求項4】
前記スペーサ部は、先端部が前記先端部の周りの前記スペーサ部より突起した形状をしていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の電子装置。
【請求項5】
前記電子装置は車載用電子装置であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−165806(P2010−165806A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−6150(P2009−6150)
【出願日】平成21年1月14日(2009.1.14)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】